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JPH0639287A - オレフィンをアルコールに水和化する為の触媒の製造方法 - Google Patents

オレフィンをアルコールに水和化する為の触媒の製造方法

Info

Publication number
JPH0639287A
JPH0639287A JP4053774A JP5377492A JPH0639287A JP H0639287 A JPH0639287 A JP H0639287A JP 4053774 A JP4053774 A JP 4053774A JP 5377492 A JP5377492 A JP 5377492A JP H0639287 A JPH0639287 A JP H0639287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silica gel
acid
catalyst
clay
surface area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4053774A
Other languages
English (en)
Inventor
Dietrich Schlueter
デイートリッヒ・シュリューテル
Franz-Josef Baumeister
フランツ−ヨーゼフ・バウマイステル
Klaus-Peter Schubert
クラウス−ペーテル・シユーベルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Huels AG
Original Assignee
Huels AG
Chemische Werke Huels AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Huels AG, Chemische Werke Huels AG filed Critical Huels AG
Publication of JPH0639287A publication Critical patent/JPH0639287A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J21/00Catalysts comprising the elements, oxides, or hydroxides of magnesium, boron, aluminium, carbon, silicon, titanium, zirconium, or hafnium
    • B01J21/06Silicon, titanium, zirconium or hafnium; Oxides or hydroxides thereof
    • B01J21/063Titanium; Oxides or hydroxides thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01J21/00Catalysts comprising the elements, oxides, or hydroxides of magnesium, boron, aluminium, carbon, silicon, titanium, zirconium, or hafnium
    • B01J21/06Silicon, titanium, zirconium or hafnium; Oxides or hydroxides thereof
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J21/00Catalysts comprising the elements, oxides, or hydroxides of magnesium, boron, aluminium, carbon, silicon, titanium, zirconium, or hafnium
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J27/00Catalysts comprising the elements or compounds of halogens, sulfur, selenium, tellurium, phosphorus or nitrogen; Catalysts comprising carbon compounds
    • B01J27/14Phosphorus; Compounds thereof
    • B01J27/16Phosphorus; Compounds thereof containing oxygen, i.e. acids, anhydrides and their derivates with N, S, B or halogens without carriers or on carriers based on C, Si, Al or Zr; also salts of Si, Al and Zr
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/03Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by addition of hydroxy groups to unsaturated carbon-to-carbon bonds, e.g. with the aid of H2O2
    • C07C29/04Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by addition of hydroxy groups to unsaturated carbon-to-carbon bonds, e.g. with the aid of H2O2 by hydration of carbon-to-carbon double bonds

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 3% より多くない不純物が混ざり込んでお
り、0.5% までのK2 Oを含有していてもよくそして
主要成分としてモンモリロナイトを含有する粘土を二段
階酸処理し、場合によっては両方の酸処理の間に賦形お
よびか焼を実施することによって、担体の上に担持され
た燐酸によって炭素原子数2〜3のオレフィンを相応す
るアルコールに水和化する為の、粘土鉱物およびシリカ
ゲルより成る触媒を製造する方法において、賦形および
プレス成形の前の第一段階にシリカゲルの他に、乾燥物
質全量を基準として1.5〜2.5部の二酸化チタンを
添加する。 【効果】 この方法によて混合担体の性質、特に強度が
改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オレフィンをアルコー
ルに水和化する為の触媒の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オレフィンが気相において水蒸気を用い
て高圧でアルコールに転化されることは公知である。か
ゝる方法はエチレンからエタノールをおよびプロピレン
からイソプロピルアルコールを製造する場合に特に工業
的に重要である。これらのアルコールの合成は触媒の存
在下に実施し、しかも必ず触媒として、担体に担持され
た燐酸が使用される。
【0003】担体物質が純粋な珪酸、例えば珪藻土(K
ieselgur)またはシリカゲルを基礎とする(米
国特許第2,579,601号明細書)かまたは多かれ
少なかれ多量の粘度を含有している珪酸、例えば粘土ま
たは粘土含有物質によって構造的に結合されているか焼
した珪藻土(Diatomeenerde)を基礎とす
る(ドイツ特許第2,722,616号明細書、米国特
許第3,311,568号明細書)ことは公知である。
【0004】純粋な珪酸を基礎とする担体の場合には、
長期の耐用期間にわたる強度に問題がある。粘土を含む
物質は確かに良好な機械的強度を示すが、粘土含有量が
多過ぎる場合には、反応の間に酸化アルミニウムが燐酸
の影響によって溶出されるという欠点を有している。ド
イツ特許第1,156,772号明細書には、オレフィ
ンの水和化反応の際に触媒として使用される燐酸の為に
粘土含有担体を製造する方法が開示されている。この方
法では、鉱物の粘土珪酸塩より成る成形された触媒物質
が、酸化アルミニウム含有量が好ましくは1〜5重量%
に減少するように鉱酸で処理される。この物質は一般に
必要とされる機械的強度を有し並びに上記溶出を回避す
るのに十分な程に低い残留アルミニウム含有量も有して
いる。他方、オレフィンの水和化の為の触媒担体を製造
する為の市販の触媒物質を使用する場合には、原料物質
を予め選択しないと非常に色々な触媒活性が測定される
ことが判っている。
【0005】更に、粗い多孔質のシリカゲルを基礎とす
る高い水和化反応活性および十分な機械的強度を持つ燐
酸用担体も開発に成功している(ドイツ特許第2,52
5,705号明細書、同第2,719,055号明細
書)。既に、非晶質珪酸を基礎とするこの担体は、水和
反応の条件のもとで長期間使用した場合に非晶質珪酸が
部分的に結晶化するという欠点があり、これが比表面積
を著しく減少させることおよびこれと共に触媒活性も低
下させ、しかも回復不能に低下させることに関連し並び
に機械的強度の低下に結びついている。
【0006】燐酸を珪酸塩担体に担持させた従来に使用
された全ての水和化触媒の別の欠点は、流出する燐酸に
よって活性が徐々に低下し、この流出する燐酸は、酸性
の粗アルコールが後続の装置に腐食作用するのを避ける
為に、連続的な運転状態で苛性ソーダ溶液で中和しなけ
ればならない点である。ドイツ特許第2,658,94
6号明細書に従い、流出する燐酸の量に相当する量の燐
酸を連続的に注入することによって、確かに当座の活性
損失を十分に減少させそしてそれによって触媒の寿命を
顕著に延長できた。しかしながらこれと共に、担体の寿
命に相応する要求があり、反応条件のもとでの結晶化が
触媒活性の低下と共に不可逆的に進行しそして機械的強
度が時間の経過に連れて減少する担体を用いることは避
けられている。
【0007】ドイツ特許第2,908,491号明細書
から判る通り、原料を注意深く選択することによって材
料の相当の程度がモンモリロナイトより成るように注意
した場合に、粘土鉱物から不変の高い触媒活性の水和化
触媒用担体を得ることができる。このことは、賦形、浸
出処理および浸漬処理の後に表面積および吸引容積を大
きくする。
【0008】モンモリロナイト含有粘土より成るこうし
て製造された触媒あるいは触媒担体は、色々の出所の鉱
物の粘土珪酸塩を基礎とする成形された触媒物質から製
造されたものに比較して高い活性を示す。即ち、1時間
および1リットルの触媒層当たり約105〜110g の
エタノールあるいは約300g のイソプロピルアルコー
ルが得られれる。しかしながらエタノールの場合には1
時間および1リットルの触媒層当たり約0.07g であ
り、イソプロパノールの場合には1時間および1リット
ルの触媒層当たり約0.01g である流出燐酸を同じ量
の燐酸を連続的に添加することによって補充する場合に
しか長期間に亘ってこの高い活性を維持することができ
ない。浸出する酸は更に苛性アルカリ溶液で中和しなけ
ればならない。触媒の機械的強度は70〜90ニュート
ン/球の程度であり、これが通例の反応器の準備にとっ
て十分である。
【0009】従って十分な寿命および長期間強度を示す
触媒を見出しそして燐酸の流出を満足な値に抑制したに
もかかわらず、専らシリカゲルより成る担体はモンモリ
ロナイトを基礎として製造される担体よりもその初期活
性に関してのみ優れている。ドイツ特許第2,722,
616号明細書によると1時間および1リットルの触媒
層当たり144g までのエタノールが生じ、但しイソプ
ロパノールは1時間および1リットルの触媒層当たり1
15g しかである。米国特許第3,311,568号明
細書では非常に高い触媒活性が説明されており、即ち1
時間および1リットルの触媒層当たり240g のエタノ
ールが記載されており、その際24時間全体に亘って燐
酸が配量供給されそして1,500時間──要するに約
2ケ月──に亘って活性の観察が行われた。ベントナイ
トの割合の増加に比例して強度が向上することが報告さ
れており、焼結前に珪藻土に3〜5% のベントナイトを
混入することが記載されている。
【0010】最後に、ドイツ特許出願公開第3,70
9,401号明細書によると、第一段階で酸で処理した
モノモリロナリト高含有量の粘土に、か焼する為の成形
前に、乾燥物質全量当たり20〜40重量% の微粒のシ
リカゲルを添加しそして完成触媒担体の表面積および空
隙容積を増加させた場合に、長期間強度および燐酸の良
好な保持性に関してのドイツ特許第2,908,491
号明細書およびドイツ特許第2,929,919号明細
書による良好な触媒特性を維持したままで、同時に、単
位時間および単位触媒体積当たりに生じるアルコールの
量で測定される活性が著しく向上し得ること、その際に
この活性が6ケ月に亘って実質的に変化しないままであ
ることが判った。
【0011】浸出処理し終わった状態のモンモリロナイ
ト担体単独では燐酸で浸漬処理する前に150〜160
2 /gの表面積および0.7ml/g程の空隙容積を
有しているので、表面積をシリカゲル(表面積約350
2 /g)の例えば30% の添加によって単に直線的に
180〜200m2 /gに増大させること、これに対し
て空隙容積(添加物:シリカゲル1.0〜1.2ml/
g)は0.95〜1.0ml/gに不釣り合いに大きく
増加することは難無く認識できる。このことは活性の向
上にとって決定的なことである。含浸処理前の完成担体
の孔径は燐酸での1〜20×10-9mであり、度数分布
の極大は5×10-9mである。
【0012】ドイツ特許第3,709,401号明細書
に従う方法の場合には、天然生産物のモンモリロナイト
の場合に後か焼の際に現れる球耐圧強度の増加がプロセ
ス条件のもとでも混合担体に伝播するが、一方、純粋の
シリカゲルはプロセス条件のもとで常に強度を失うこと
が公表されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、混合
担体の性質を更に改善すること、特に強度に関して更に
改善することであった。
【0014】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、微粒状
のTiO2 をモンモリロナイト−シリカゲル担体に一定
量添加することによて球耐圧強度の向上があることを見
出した。それ故に本発明の対象は、3% より多くない不
純物、例えば石英、長石および雲母が混ざり込んでお
り、0.5% までのK2 Oを含有していてもよくそして
主要成分としてモンモリロナイトを含有する粘土を二段
階酸処理し、場合によっては両方の酸処理の間に賦形お
よびか焼を実施することによって、担体の上に担持され
た燐酸によって炭素原子数2〜3のオレフィンを相応す
るアルコールに水和化する為の、粘土鉱物およびシリカ
ゲルより成る触媒を製造する方法であって、その際に第
一段階で10〜20重量% 、殊に13〜18重量% のA
2 3 にまで酸処理された、200〜400m2
g、特に240〜300m2 /gの表面積を持つ粘土
に、乾燥物質全量を基準として20〜40部の微粒のシ
リカゲルを添加し、次いで40〜60% の総水分含有量
のもとでプレス成形し、500〜900℃でか焼しそし
て次いで成形された担体物質を第二段階目で、1〜4重
量%、好ましくは1〜2重量% のAl2 3 含有量およ
び180〜250m2 /g 、好ましくは200〜220
2 /g の表面積並びに0.8〜1.5ml/g 、好ま
しくは0.9〜1ml/gの空隙容積を有するまで酸で
処理し、そうして得られた担体を公知の様に燐酸で浸漬
処理し、その際に混入すべきシリカゲル微粒子が実質的
に30〜60×10-6m の粒度分布、0.9〜1.7m
l/g、殊に1〜1.2ml/gの空隙容積および20
0〜500m2 /g、好ましくは380〜400m2
gの表面積を持つ、上記方法において、賦形およびプレ
ス成形の前の第一段階にシリカゲルの他に、乾燥物質全
量を基準として1.5〜2.5部の二酸化チタンを添加
することを特徴とする、上記触媒の製造方法に関する。
【0015】1.5〜2.5部の量での二酸化チタンの
添加は、更に多くもまたは少なくもあるべきでない。2
部の二酸化チテン、70部のベントナイトおよび30部
のシリカゲルより成る混合担体が最適である。40% の
3 PO4 が担持された、5部の二酸化チタンを含有す
る担体を用いて水熱試験で、250℃および70bar
そして2.5:1の窒素:水素比で熱負荷を掛けた際
に、80ニュートンから150ニュートン/球への釣合
い以上の強度増加と共に0.98ml/gから0.75
ml/gへの担体の空隙容積の減少が生じる。空隙容積
の減少は活性の損失を必ずもたらす。
【0016】約1部だけの二酸化チタン添加量では出発
強度を決して増加させない。2部の二酸化チタン、30
部のシリカゲルおよび70部のベントナイトより成る混
合担体を用いての水熱試験では、空隙全容積は全く一定
したままであるが、80ニュートンの初期強度が120
ニュートン/球に増加した。二酸化チタンの性質は、三
種類の成分を混合する際に最終生成物において均一の分
布を保証する為に、特に好ましくは10-6m程度の粒度
にあるべきである。表面積は、5〜15m2 /gの範囲
内、特に好ましくは10m2 /gを有しそして分析によ
る純度は、副反応を排除する為に、セリウム滴定法で9
9.5重量%より高くあるべきである。
【0017】
【実施例】実施例1 実験室での試験によって、82℃で20% 濃度塩酸で1
時間処理した際に1kgの使用乾燥物質当たり5gより
多いK2 Oが溶出しないように選択された粉砕した天然
の生粘土を、1時間に亘って20% 濃度の塩酸と一緒に
82℃に加熱し───その際に酸の量を、1kgの粘土
当たり8.4molのHClと成るように決める──、
酸が無くなるまで洗浄しそして乾燥する。その際に16
重量% の残留アルミニウム含有量および300m2 /g
の比表面積を持つ物質が得られる。 70部のこの乾燥
した物質に、主として30〜60×10-6mの粒度分
布、1.1ml/gの空隙容積および410m2 /gの
表面積を持つW.R.Grace社(ブォルムス)の3
0部の微粒状シリカゲルおよび、10-6mの粒度および
9m2 /gの表面積を持つ2部の二酸化チタンを添加し
そして50% の水分含有量にまで増加させた後に5mm
の直径の球状物にプレス成形する。5時間に亘って80
0℃に加熱することによって強化した。
【0018】こうして得られた球状触媒をそれぞれ1時
間ずつ二回、100〜110℃で20% 濃度塩酸で処理
しそして酸が無くなるまで水で洗浄する。約110〜1
20℃で乾燥した後に、この球状物の場合には1.4重
量% の酸化アルミニウム含有量および1.8重量% の二
酸化チタン含有量が測定された。比表面積は185m 2
/gでそして空隙容積は0.96ml/gであった。
【0019】次にこの球状物を60重量% の燐酸に浸漬
しそして2時間の作用時間の後に約110〜120℃で
乾燥した。こうして処理した球状物のH3 PO4 −含有
量は45.1重量% であった。平均耐圧強度は80ニュ
ートン/球であった。エチレンと水から気相において2
35℃の温度および70barの圧力でエタノールを合
成する為に、こうして製造された水和化反応用触媒を使
用する場合には、1時間および1リットルの触媒層当た
りエタノール160g の触媒収率を得ることができた。
この値は装置を6ケ月運転した後でも実質的に変化しな
かった。反応条件のもとでの燐酸の流出は1時間および
1リットルの触媒層当たり0.07g であった。
【0020】混合担体を2部の二酸化チタンを用いて製
造した場合には、球の耐圧強度が120ニュートン/球
に上昇しそして水での抽出処理後ですら110ニュート
ン/球の強度を有している。空隙容積は0.95ml/
gに僅かに減少し、表面積は約30m2 /gに減少し
た。平行して孔の大きさがΦ10-8から10-6にずれ
た。これは合成の運転時間に相応して標準である。
【0021】実施例2 実験室での試験によって、82℃で20% 濃度塩酸で1
時間処理した際に1kgの使用乾燥物質当たり5gより
多いK2 Oが溶出しないように選択された粉砕した天然
の生粘土を、1時間に亘って20% 濃度の塩酸と一緒に
82℃に加熱し──その際に酸の量は1kgの粘土当た
り8.4molのHClと成るように決める──、酸が
無くなるまで洗浄しそして乾燥する。その際に16重量
% の残留アルミニウム含有量および300m2 /gの比
表面積を持つ物質が得られる。
【0022】70部のこの乾燥した物質に、主として3
0〜60×10-6mの粒度分布、1.1ml/gの空隙
容積および410m2 /gの表面積を持つW.R.Gr
ace社(ブォルムス)の30部の微粒状シリカゲルを
添加しそしてその後にこれに、10-6mの粒度分布およ
び9m2 /gの表面積を持つ2部の二酸化チタンを添加
する。混合物全体を基準として50% の水分含有量にま
で増加させた後に、この混合物を次いで5mmの直径の
球状物にプレス成形する。5時間に亘って800℃に加
熱することによって強化した。
【0023】こうして得られた球状触媒をそれぞれ1時
間ずつ二回、100〜110℃で20% 濃度塩酸で処理
しそして酸が無くなるまで水で洗浄する。約110〜1
20℃で乾燥した後に、この球状物の場合には1.4重
量% の酸化アルミニウム含有量および1.85重量% の
二酸化チタン含有量が測定された。比表面積は200m
2 /gでそして空隙容積は0.94ml/gであった。
【0024】次にこの球状物を40重量% の燐酸に浸漬
し、2時間作用させ、その後に再び約110〜120℃
で乾燥した。こうして処理した球状物は32重量% のH
3 PO4 −含有量を有している。平均耐圧強度は80ニ
ュートン/球であった。プロピレンと水から気相におい
て186℃の温度および38barの圧力でイソプロパ
ノールを合成する為に、こうして製造された水和化反応
用触媒を使用した場合に、1時間および1リットルの触
媒層当たりイソプロパノール360g の触媒収率を得る
ことができた。この値は装置を6ケ月運転した後に変化
がなかった。反応条件のもとでの燐酸の流出は1時間お
よび1リットルの触媒層当たり0.005g であった。
【0025】ここでも、混合担体を二酸化チタンを用い
て製造した場合に、担体が水和化反応の間の確かに低い
温度条件のもとで80ニュートンから100ニュートン
/球に強化された。空隙容積は燐酸を除いた後に0.9
3ml/gで実質的に一定のままであり、一方表面積は
約40m2 /gに減少したが、これは担体を再び燐酸に
浸漬した際に、再び使用した際の活性にマイナスの影響
を及ぼさなかった。
【0026】比較例 実験室での試験によって、82℃で20% 濃度塩酸で1
時間処理した際に1kgの使用乾燥物質当たり5gより
多いK2 Oが溶出しないように選択された粉砕した天然
の生粘土を、1時間に亘って20% 濃度の塩酸と一緒に
82℃に加熱し──その際に酸の量は1kgの粘土当た
り8.4molのHClと成るように決める──、酸が
無くなるまで洗浄しそして乾燥する。その際に16重量
% の残留アルミニウム含有量および300m2 /gの比
表面積を持つ物質が得られる。
【0027】70部のこの乾燥した物質に、主として3
0〜60×10-6mの粒度分布、1.1ml/gの空隙
容積および410m2 /gの表面積を持つW.R.Gr
ace社(ブォルムス)の30部の微粒状シリカゲルを
添加しそして50% の水分含有量にまで増加させた後に
5mmの直径の球状物にプレス成形する。5時間に亘っ
て800℃に加熱することによって強化した。
【0028】こうして得られた球状触媒をそれぞれ1時
間ずつ二回、100〜110℃で20% 濃度塩酸で処理
しそして酸が無くなるまで水で洗浄する。約110〜1
20℃で乾燥した後に、この球状物の場合には1.5重
量% の酸化アルミニウム含有量が測定された。比表面積
は210m2 /gでそして空隙容積は0.95ml/g
であった。
【0029】次にこの球状物を60重量% の燐酸に浸漬
し、2時間の作用させ、その後に再び約110〜120
℃で乾燥した。こうして処理した球状物は44.8重量
% のH3 PO4 −含有量を有している。平均耐圧強度は
70ニュートン/球であった。エチレンと水から気相に
おいて235℃の温度および70barの圧力でエタノ
ールを合成する為に、こうして製造された水和化反応用
触媒を使用した場合に、1時間および1リットルの触媒
層当たりエタノール160g の触媒収率を得ることがで
きた。この値は装置を6ケ月運転した後でも実質的に未
だ変化しなかった。反応条件のもとでの燐酸の流出は1
時間および1リットルの触媒層当たり0.07g であっ
た。
【0030】混合担体を製造する際に、球の耐圧強度が
プロセス条件のもとで70ニュートンから90ニュート
ン/球に上昇した。従来には純粋なモンモリロナイト担
体の場合にしか認められなかった特徴である。シリカゲ
ルを添加しない担体の場合には、燐酸での浸漬処理の前
には160m 2 /gの表面積を有し、空隙容積は0.7
ml/gであった。同じ反応条件のもとで即ち70ba
rおよび235℃のもとで、エチレンと水とからエタノ
ールを合成する際に1時間および1リットルの触媒層当
たり135g のエタノールしか得られなかった。
【0031】本発明は特許請求の範囲に記載の触媒の製
造方法に関するものであるが、実施の態様として以下を
包含する: 1) 混合担体が70部のベントナイト、30部のシリ
カゲルおよび2部の二酸化チテンより成る請求項 1に記
載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス−ペーテル・シユーベルト ドイツ連邦共和国、ヘルネ2、ヒューレ ル・ストラーセ、11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3% より多くない不純物、例えば石英、
    長石および雲母が混ざり込んでおり、0.5% までのK
    2 Oを含有していてもよくそして主要成分としてモンモ
    リロナイトを含有する粘土を二段階酸処理し、場合によ
    っては両方の酸処理の間に賦形およびか焼を実施するこ
    とによって、担体の上に担持された燐酸によって炭素原
    子数2〜3のオレフィンを相応するアルコールに水和化
    する為の、粘土鉱物およびシリカゲルより成る触媒を製
    造する方法であって、その際に第一段階で10〜20重
    量% 、殊に13〜18重量% のAl2 3 にまで酸処理
    された、200〜400m2 /g、特に240〜300
    2 /gの表面積を持つ粘土に、乾燥物質全量を基準と
    して20〜40部の微粒のシリカゲルを添加し、次いで
    40〜60% の総水分含有量のもとでプレス成形し、5
    00〜900℃でか焼しそして次いで成形された担体物
    質を第二段階目で、1〜4重量% 、好ましくは1〜2重
    量% のAl2 3 含有量および180〜250m2 /g
    、好ましくは200〜220m2 /g の表面積並びに
    0.8〜1.5ml/g 、好ましくは0.9〜1ml/
    gの空隙容積を有するまで酸で処理し、そうして得られ
    た担体を公知の様に燐酸で浸漬処理し、その際に混入す
    べきシリカゲル微粒子が実質的に30〜60×10-6m
    の粒度分布、0.9〜1.7ml/g、殊に1〜1.2
    ml/gの空隙容積および200〜500m2 /g、好
    ましくは380〜400m2 /gの表面積を持つ、上記
    方法において、 賦形およびプレス成形の前の第一段階にシリカゲルの他
    に、乾燥物質全量を基準として1.5〜2.5部の二酸
    化チタンを添加することを特徴とする、上記触媒の製造
    方法。
JP4053774A 1991-03-13 1992-03-12 オレフィンをアルコールに水和化する為の触媒の製造方法 Pending JPH0639287A (ja)

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