JPH0638192B2 - 楽音発生装置 - Google Patents
楽音発生装置Info
- Publication number
- JPH0638192B2 JPH0638192B2 JP61095471A JP9547186A JPH0638192B2 JP H0638192 B2 JPH0638192 B2 JP H0638192B2 JP 61095471 A JP61095471 A JP 61095471A JP 9547186 A JP9547186 A JP 9547186A JP H0638192 B2 JPH0638192 B2 JP H0638192B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound source
- tone
- register
- musical
- channel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電子楽器システム等に用いるに好適な楽音
発生装置に関し、特に音源制御部の改良に関するもので
ある。
発生装置に関し、特に音源制御部の改良に関するもので
ある。
[発明の概要] この発明は、第1及び第2の音源部を設け、入力された
演奏情報を第1の音源部で処理不能のときは第2の音源
部に転送して楽音発生を制御することにより音源部の増
設に容易に対処できるようにしたものである。
演奏情報を第1の音源部で処理不能のときは第2の音源
部に転送して楽音発生を制御することにより音源部の増
設に容易に対処できるようにしたものである。
[従来の技術] 従来、楽音発生用の複数のチャンネルを有する音源部と
しては、PCM(パルス符号変調)方式のもの、FM
(周波数変調)方式のもの等が公知であり、例えばPC
M方式のものでは複数のチャンネルが時間的に分割され
たチャンネルからなり、FM方式のものでは複数のチャ
ンネルが空間的に分割されたチャンネルからなってい
る。そして、いずれの方式のものでも、入力された演奏
情報を無差別的に受信し、複数(例えば8つ)のチャン
ネルについて空チャンネルの有無を調べ、空いているチ
ャンネルに入力演奏情報を割当てて楽音を発生させるよ
うにしていた。
しては、PCM(パルス符号変調)方式のもの、FM
(周波数変調)方式のもの等が公知であり、例えばPC
M方式のものでは複数のチャンネルが時間的に分割され
たチャンネルからなり、FM方式のものでは複数のチャ
ンネルが空間的に分割されたチャンネルからなってい
る。そして、いずれの方式のものでも、入力された演奏
情報を無差別的に受信し、複数(例えば8つ)のチャン
ネルについて空チャンネルの有無を調べ、空いているチ
ャンネルに入力演奏情報を割当てて楽音を発生させるよ
うにしていた。
[発明が解決しようとする問題点] 上記した従来技術によると、同時発音可能な楽音数は、
チャンネル数によって制限される。例えば、チャンネル
数が8であれば、最大で8音まで同時発音可能である
が、9音以上を同時に発音させることはできない。
チャンネル数によって制限される。例えば、チャンネル
数が8であれば、最大で8音まで同時発音可能である
が、9音以上を同時に発音させることはできない。
近年、電子楽器のコンポーネント化が進み、キーボー
ド、シーケンサ、ミュージックコンピュータ、音源ユニ
ット等を組合せて楽器システムを構成することが行なわ
れている。この種の楽器システムにあっては、キーボー
ド等の増設に応じて楽音発生用のチャンネル数を増大さ
せたいという要望がしばしば生ずる。
ド、シーケンサ、ミュージックコンピュータ、音源ユニ
ット等を組合せて楽器システムを構成することが行なわ
れている。この種の楽器システムにあっては、キーボー
ド等の増設に応じて楽音発生用のチャンネル数を増大さ
せたいという要望がしばしば生ずる。
このような要望に応えるため、音源部又は音源ユニット
を増設することが考えられるが、単に増設しただけで
は、同時発音可能な楽音数を増大できない不都合があ
る。すなわち、複数のチャンネルを有する音源部を複数
設け、ある演奏情報を入力したものとすると、各音源部
毎に該演奏情報を無条件に受信して楽音発生処理を行な
うので、複数の音源部からは、該演奏情報に応じた音高
を有する複数音が並列的に発生される。これらの複数音
は、音高が同一であるので実質的には1音であるから、
例えばチャンネル数8の音源部を2つ設けても、同時発
音可能な楽音数は最大で8にしかならない。
を増設することが考えられるが、単に増設しただけで
は、同時発音可能な楽音数を増大できない不都合があ
る。すなわち、複数のチャンネルを有する音源部を複数
設け、ある演奏情報を入力したものとすると、各音源部
毎に該演奏情報を無条件に受信して楽音発生処理を行な
うので、複数の音源部からは、該演奏情報に応じた音高
を有する複数音が並列的に発生される。これらの複数音
は、音高が同一であるので実質的には1音であるから、
例えばチャンネル数8の音源部を2つ設けても、同時発
音可能な楽音数は最大で8にしかならない。
このような場合に同時発音可能な楽音数を増大させるた
めには、音源制御部の構成乃至処理を増大したチャンネ
ル数(例えば16)に適合するように変更すればよい。し
かし、増設の都度、かような変更を施すのは非常に不便
である。
めには、音源制御部の構成乃至処理を増大したチャンネ
ル数(例えば16)に適合するように変更すればよい。し
かし、増設の都度、かような変更を施すのは非常に不便
である。
[問題点を解決するための手段] この発明の目的は、音源部又は音源ユニットの増設に容
易に対処しうる音源制御方式を提供することにある。
易に対処しうる音源制御方式を提供することにある。
この発明に係る楽音発生装置は、 (a)楽音発生用の複数のチャンネルを各々有する第1
及び第2の音源部と、 (b)演奏情報を入力する入力手段と、 (c)この入力手段で入力された演奏情報を自音源部で
処理不能のとき次音源部へ転送する第1のモード又は該
演奏情報を自音源部で処理不能のとき次音源部へ転送し
ない第2のモードのいずれかを前記第1及び第2の音源
部のうち各音源部毎に指示するモード指示手段と、 (d)前記入力手段で入力された演奏情報を前記第1の
音源部で処理可能か判定する判定手段と、 (e)この判定手段において処理可能と判定されたとき
は判定に係る演奏情報に基づいて前記第1の音源部にお
ける楽音発生を制御し、処理不能と判定されたときは前
記モード指示手段で前記第1の音源部について前記第1
のモードが指示されている場合にのみ判定に係る演奏情
報に基づいて前記第2の音源部における楽音発生を制御
する制御手段と をそなえたものである。
及び第2の音源部と、 (b)演奏情報を入力する入力手段と、 (c)この入力手段で入力された演奏情報を自音源部で
処理不能のとき次音源部へ転送する第1のモード又は該
演奏情報を自音源部で処理不能のとき次音源部へ転送し
ない第2のモードのいずれかを前記第1及び第2の音源
部のうち各音源部毎に指示するモード指示手段と、 (d)前記入力手段で入力された演奏情報を前記第1の
音源部で処理可能か判定する判定手段と、 (e)この判定手段において処理可能と判定されたとき
は判定に係る演奏情報に基づいて前記第1の音源部にお
ける楽音発生を制御し、処理不能と判定されたときは前
記モード指示手段で前記第1の音源部について前記第1
のモードが指示されている場合にのみ判定に係る演奏情
報に基づいて前記第2の音源部における楽音発生を制御
する制御手段と をそなえたものである。
[作 用] この発明の構成によると、演奏情報を第1の音源部で処
理不能のときは第2の音源部に転送して楽音発生を制御
するようにしたので、音源部を例えば1つから2つに増
設しても音源制御部の構成乃至処理は変更しなくてよ
い。また、同時発音可能な楽音数は、最大で、両音源部
の合計チャンネル数まで確実に増大させることができ
る。
理不能のときは第2の音源部に転送して楽音発生を制御
するようにしたので、音源部を例えば1つから2つに増
設しても音源制御部の構成乃至処理は変更しなくてよ
い。また、同時発音可能な楽音数は、最大で、両音源部
の合計チャンネル数まで確実に増大させることができ
る。
その上、第1のモードでは、第1の音源部において処理
可能なときは第1の音源部により楽音を発生し、第1の
音源部において処理不能なときは第2の音源部へ演奏情
報を転送するように制御し、第2のモードでは、第1の
音源部で処理不能な場合であっても第2の音源部へは演
奏データを転送しないように制御し、このようなモード
指示が各音源部毎に行えるようにしたので、以下のよう
な作用効果が得られる。
可能なときは第1の音源部により楽音を発生し、第1の
音源部において処理不能なときは第2の音源部へ演奏情
報を転送するように制御し、第2のモードでは、第1の
音源部で処理不能な場合であっても第2の音源部へは演
奏データを転送しないように制御し、このようなモード
指示が各音源部毎に行えるようにしたので、以下のよう
な作用効果が得られる。
(1)この発明の構成では、第1、第2の音源部という
具合に2つの音源部を必要としているが、例えば、音源
部が1つしかない場合を想定してみる。そのとき、その
音源部が第1のモードに設定されていれば、処理不能で
あれば、次音源部へ演奏情報が転送される。しかし、こ
の場合第2の音源部がないためにその演奏情報に係る楽
音は発生されない。すなわち、先着優先の発音割当処理
となる。また、その音源部が第2のモードに設定されて
いれば、処理不能であっても第2の音源部へ演奏データ
が転送されないため、後着優先の発音割当処理を採用す
ることが可能となる。
具合に2つの音源部を必要としているが、例えば、音源
部が1つしかない場合を想定してみる。そのとき、その
音源部が第1のモードに設定されていれば、処理不能で
あれば、次音源部へ演奏情報が転送される。しかし、こ
の場合第2の音源部がないためにその演奏情報に係る楽
音は発生されない。すなわち、先着優先の発音割当処理
となる。また、その音源部が第2のモードに設定されて
いれば、処理不能であっても第2の音源部へ演奏データ
が転送されないため、後着優先の発音割当処理を採用す
ることが可能となる。
(2)2つの音源部がある場合、第1の音源部を第1の
モード、第2の音源部も第2のモードに設定すれば、2
つの音源部を使った先着優先の発音割当処理となる。ま
た、第1の音源部を第1のモード、第2の音源部を第2
のモードに設定することによって実質的に後着優先の発
音割当処理と等価な処理が可能となる。すなわち、第2
の音源部では第2のモードに設定されているため、演奏
データを次音源部へ転送する処理を行わないので、後着
優先の発音割当処理が可能となり、そのようにすれば、
全体として、実質的に後着優先の発音割当処理を行って
いるのと等価となり、新たな演奏情報に係る発音処理が
無視されることがなくなる。
モード、第2の音源部も第2のモードに設定すれば、2
つの音源部を使った先着優先の発音割当処理となる。ま
た、第1の音源部を第1のモード、第2の音源部を第2
のモードに設定することによって実質的に後着優先の発
音割当処理と等価な処理が可能となる。すなわち、第2
の音源部では第2のモードに設定されているため、演奏
データを次音源部へ転送する処理を行わないので、後着
優先の発音割当処理が可能となり、そのようにすれば、
全体として、実質的に後着優先の発音割当処理を行って
いるのと等価となり、新たな演奏情報に係る発音処理が
無視されることがなくなる。
[実施例] 第1図は、この発明の一実施例による楽音発生装置の全
体的な構成を示すもので、この楽音発生装置では、楽音
制御情報のチャンネルへの割当て、演奏音の発生等がマ
イクロコンピュータによって制御されるようになってい
る。
体的な構成を示すもので、この楽音発生装置では、楽音
制御情報のチャンネルへの割当て、演奏音の発生等がマ
イクロコンピュータによって制御されるようになってい
る。
全体的構成(第1図) バス10には、入力インターフェイス12を介して楽器又は
楽器群14と、シーケンサ(自動演奏機)16と、ミュージ
ックコンピュータ18とが接続されている。
楽器群14と、シーケンサ(自動演奏機)16と、ミュージ
ックコンピュータ18とが接続されている。
楽器群14は、ミュージックシンセサイザ等のM個の楽器
14(1) 〜14(M) を含んでおり、各楽器が入力インターフ
ェイス12を介してバス10に接続される。各楽器には、鍵
盤及び各種操作子が設けられており、この発明の実施に
関係する操作子としては、音色指定操作子、音量、効果
等の楽音パラメータを設定するための操作子、チャンネ
ル数指定操作子、音源ユニットナンバ指定操作子、制御
モード指定操作子等が設けられている。また鍵盤には、
各鍵毎にキースイッチ及びタッチセンサが設けられてい
る。
14(1) 〜14(M) を含んでおり、各楽器が入力インターフ
ェイス12を介してバス10に接続される。各楽器には、鍵
盤及び各種操作子が設けられており、この発明の実施に
関係する操作子としては、音色指定操作子、音量、効果
等の楽音パラメータを設定するための操作子、チャンネ
ル数指定操作子、音源ユニットナンバ指定操作子、制御
モード指定操作子等が設けられている。また鍵盤には、
各鍵毎にキースイッチ及びタッチセンサが設けられてい
る。
楽器群14は、上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤等の複数の鍵
盤と、上記のような各種操作子とをそなえた1台の電子
楽器であってもよい。この場合、各鍵盤毎に音色指定可
能であれば、各鍵盤毎に1つの楽器が定義される。この
ことは、1つの鍵盤を複数鍵域に分割して各鍵域毎に音
色指定可能とした場合にも同様である。従って、これら
の場合には、1台の電子楽器にM個の楽器が含まれるこ
とになる。
盤と、上記のような各種操作子とをそなえた1台の電子
楽器であってもよい。この場合、各鍵盤毎に音色指定可
能であれば、各鍵盤毎に1つの楽器が定義される。この
ことは、1つの鍵盤を複数鍵域に分割して各鍵域毎に音
色指定可能とした場合にも同様である。従って、これら
の場合には、1台の電子楽器にM個の楽器が含まれるこ
とになる。
シーケンサ18は、例えばメモリに記憶した演奏情報に基
づいて自動演奏を行うもので、該演奏情報は、楽器又は
楽器群14の鍵盤からの演奏情報の代りに又はそれと共に
利用可能である。又、シーケンサ16には、上記のような
各種の操作子を設けてもよく、このようにすればシーケ
ンサ16も1つの楽器として扱われる。
づいて自動演奏を行うもので、該演奏情報は、楽器又は
楽器群14の鍵盤からの演奏情報の代りに又はそれと共に
利用可能である。又、シーケンサ16には、上記のような
各種の操作子を設けてもよく、このようにすればシーケ
ンサ16も1つの楽器として扱われる。
ミュージックコンピュータ18は、いわゆるMIDI(ミ
ュージカル・インストルメント・ディジタル・インター
フェイス)の規格に適合したもので、上記した各種の操
作子に対応した情報の入力が可能であると共に1又は複
数の鍵盤を接続すれば演奏情報の入力も可能である。従
って、コンピュータ18についても、先に楽器又は楽器群
14について述べたと同様に1つの楽器として扱われる場
合と、M個の楽器として扱われる場合とがありうる。
ュージカル・インストルメント・ディジタル・インター
フェイス)の規格に適合したもので、上記した各種の操
作子に対応した情報の入力が可能であると共に1又は複
数の鍵盤を接続すれば演奏情報の入力も可能である。従
って、コンピュータ18についても、先に楽器又は楽器群
14について述べたと同様に1つの楽器として扱われる場
合と、M個の楽器として扱われる場合とがありうる。
バス10には、中央処理装置(CPU)20、プログラムメ
モリ22、ワーキングメモリ24、音色パラメータメモリ26
及びQ個の音源ユニット28(1) 〜28(Q) も接続されてい
る。
モリ22、ワーキングメモリ24、音色パラメータメモリ26
及びQ個の音源ユニット28(1) 〜28(Q) も接続されてい
る。
CPU20は、ROM(リード・オンリィ・メモリ)から
なるプログラムメモリ22にストアされたプログラムに従
ってチャンネル割当て、楽音発生等の各種処理を実行す
るもので、これらの処理の詳細については第9図乃至第
14図を参照して後述する。
なるプログラムメモリ22にストアされたプログラムに従
ってチャンネル割当て、楽音発生等の各種処理を実行す
るもので、これらの処理の詳細については第9図乃至第
14図を参照して後述する。
ワーキングメモリ24は、RAM(ランダム・アクセス・
メモリ)からなるもので、CPU20による各種処理の際
にレジスタ等として利用される記憶領域を含んでいる。
後述するi,j,q,A等のレジスタは、メモリ24に含
まれるものである。
メモリ)からなるもので、CPU20による各種処理の際
にレジスタ等として利用される記憶領域を含んでいる。
後述するi,j,q,A等のレジスタは、メモリ24に含
まれるものである。
音色パラメータメモリ26は、ROM又はRAMからなる
もので、多数(Mより大)音色分の音色パラメータデー
タを記憶している。1音色分の音色パラメータデータ
は、音色制御に必要な例えばトータルレベル、アタック
レート、ディケイレート…等のパラメータデータからな
るものである。
もので、多数(Mより大)音色分の音色パラメータデー
タを記憶している。1音色分の音色パラメータデータ
は、音色制御に必要な例えばトータルレベル、アタック
レート、ディケイレート…等のパラメータデータからな
るものである。
音源ユニット28(1) 〜28(Q) は、一例としてFM方式の
もので、各ユニット毎に楽音発生用の8つのチャンネル
を有する。ユニット18(1) 〜28(Q) は、互いに同一構成
であり、代表としてユニット18(1) の構成を第2図につ
いて後述する。
もので、各ユニット毎に楽音発生用の8つのチャンネル
を有する。ユニット18(1) 〜28(Q) は、互いに同一構成
であり、代表としてユニット18(1) の構成を第2図につ
いて後述する。
サウンドシステム30は、出力アンプ、スピーカ等を含む
もので、音源ユニット28(1) 〜28(Q) からのアナログ楽
音信号を音響に変換するようになっている。
もので、音源ユニット28(1) 〜28(Q) からのアナログ楽
音信号を音響に変換するようになっている。
音源ユニットの構成(第2図) 第2図は、音源ユニット28(1) の構成を示すもので、ユ
ニット用バスB1には、チャンネル割当レジスタ(CH
ASR)群32と、チャンネル状態レジスタ(CHST
R)群34と、音源制御情報レジスタ(TGCR)群36
と、楽音制御情報メモリ(CONTM)群38と、楽音制
御情報レジスタ(CONTR)群40と、演奏情報レジス
タ(PLAYR)群42とが接続されている。
ニット用バスB1には、チャンネル割当レジスタ(CH
ASR)群32と、チャンネル状態レジスタ(CHST
R)群34と、音源制御情報レジスタ(TGCR)群36
と、楽音制御情報メモリ(CONTM)群38と、楽音制
御情報レジスタ(CONTR)群40と、演奏情報レジス
タ(PLAYR)群42とが接続されている。
チャンネル割当レジスタ群32は、M個の楽器(音色)に
それぞれ対応したM個のチャンネル割当レジスタCHA
SRを含むもので、各レジスタは、第3図に示すように
チャンネル1〜8にそれぞれ対応した8ビット分の記憶
セルを有する。各記憶セルには“1”又は“0”がスト
アされ、それによって対応するチャンネルへの音色割当
てのあり又はなしをそれぞれ表わす。
それぞれ対応したM個のチャンネル割当レジスタCHA
SRを含むもので、各レジスタは、第3図に示すように
チャンネル1〜8にそれぞれ対応した8ビット分の記憶
セルを有する。各記憶セルには“1”又は“0”がスト
アされ、それによって対応するチャンネルへの音色割当
てのあり又はなしをそれぞれ表わす。
チャンネル状態レジスタ群34は、M個の楽器にそれぞれ
対応したM個のチャンネル状態レジスタCHSTRを含
むもので、各レジスタは、第4図に示すようにチャンネ
ル1〜8にそれぞれ対応した8チャンネル分の記憶部を
有する。各記憶部にはキーコードKC又は0がストアさ
れ、それによって対応するチャンネルの使用中又は不使
用(空状態)をそれぞれ表わす。キーコードKCは、鍵
盤の各鍵毎に予め定められているもので、演奏情報中に
音高データとして含まれているものである。なお、チャ
ンネルの使用中又は不使用を表わすにはそれぞれ“1”
又は“0”をストアするようにしてもよい。
対応したM個のチャンネル状態レジスタCHSTRを含
むもので、各レジスタは、第4図に示すようにチャンネ
ル1〜8にそれぞれ対応した8チャンネル分の記憶部を
有する。各記憶部にはキーコードKC又は0がストアさ
れ、それによって対応するチャンネルの使用中又は不使
用(空状態)をそれぞれ表わす。キーコードKCは、鍵
盤の各鍵毎に予め定められているもので、演奏情報中に
音高データとして含まれているものである。なお、チャ
ンネルの使用中又は不使用を表わすにはそれぞれ“1”
又は“0”をストアするようにしてもよい。
音源制御情報レジスタ群36は、M個の楽器にそれぞれ対
応したM個の音源制御情報レジスタTGCRを含むもの
で、各レジスタは、第5図に示すように制御モード指定
データ及び制御パラメータデータがストアされるように
なっている。
応したM個の音源制御情報レジスタTGCRを含むもの
で、各レジスタは、第5図に示すように制御モード指定
データ及び制御パラメータデータがストアされるように
なっている。
楽音制御情報メモリ群38は、M個の楽器にそれぞれ対応
したM個の楽音制御情報メモリCONTMを含むもの
で、各メモリはRAMからなり、第6図に示すように音
色ナンバデータ、転調制御データ、音量制御データ、パ
ンポット制御データ、ポルタメント制御データ、デチュ
ーン制御データ、ピッチベンド制御データ…等を記憶す
るようになっている。ここで、パンポット制御データ
は、複数スピーカを使用する際に音像定位を制御するた
めのものであり、デチューン制御データは、楽音周波数
を微妙にずらしてコーラス効果やフランジャ効果を得る
ためのものである。
したM個の楽音制御情報メモリCONTMを含むもの
で、各メモリはRAMからなり、第6図に示すように音
色ナンバデータ、転調制御データ、音量制御データ、パ
ンポット制御データ、ポルタメント制御データ、デチュ
ーン制御データ、ピッチベンド制御データ…等を記憶す
るようになっている。ここで、パンポット制御データ
は、複数スピーカを使用する際に音像定位を制御するた
めのものであり、デチューン制御データは、楽音周波数
を微妙にずらしてコーラス効果やフランジャ効果を得る
ためのものである。
楽音制御情報レジスタ群40は、8つのチャンネルにそれ
ぞれ対応した8つの楽音制御情報レジスタCONTRを
含むもので、各レジスタは、第7図に示すように音色パ
ラメータデータ、転調制御データ、音量制御データ、パ
ンポット制御データ…等がストアされるようになってい
る。ここで、音色パラメータデータは、音色パラメータ
メモリ26から指定音色(音色ナンバデータ)に応じて読
出されたものであり、転調制御データ以下のデータは、
メモリ群38中の指定音色に対応するメモリから転送され
たものである。レジスタ群40中の1又は複数のレジスタ
に音色パラメータデータをセットすることで該レジスタ
に対応する1又は複数のチャンネルへの音色割当てが可
能となる。
ぞれ対応した8つの楽音制御情報レジスタCONTRを
含むもので、各レジスタは、第7図に示すように音色パ
ラメータデータ、転調制御データ、音量制御データ、パ
ンポット制御データ…等がストアされるようになってい
る。ここで、音色パラメータデータは、音色パラメータ
メモリ26から指定音色(音色ナンバデータ)に応じて読
出されたものであり、転調制御データ以下のデータは、
メモリ群38中の指定音色に対応するメモリから転送され
たものである。レジスタ群40中の1又は複数のレジスタ
に音色パラメータデータをセットすることで該レジスタ
に対応する1又は複数のチャンネルへの音色割当てが可
能となる。
演奏情報レジスタ群42は、8つのチャンネルにそれぞれ
対応した8つの演奏情報レジスタPLAYRを含むもの
で、各レジスタは、第8図に示すようにオン/オフ(O
N/OFF)ステータス情報、キーコードKC及びイニ
シャルタッチデータがストアされるようになっている。
ON/OFFステータス情報はON(“1”)で楽音を
発生すべきことを表わし、OFF(“0”)で楽音を発
音停止とすべきことを表わす。キーコードKCは、楽音
の音高を制御するのに用いられる。イニシャルタッチデ
ータは押鍵の強さを表わすもので、楽音のエンベロープ
を制御するのに用いられる。
対応した8つの演奏情報レジスタPLAYRを含むもの
で、各レジスタは、第8図に示すようにオン/オフ(O
N/OFF)ステータス情報、キーコードKC及びイニ
シャルタッチデータがストアされるようになっている。
ON/OFFステータス情報はON(“1”)で楽音を
発生すべきことを表わし、OFF(“0”)で楽音を発
音停止とすべきことを表わす。キーコードKCは、楽音
の音高を制御するのに用いられる。イニシャルタッチデ
ータは押鍵の強さを表わすもので、楽音のエンベロープ
を制御するのに用いられる。
楽音形成回路44は、レジスタ群40及び42と音源部を構成
するもので、楽音発生用の8つのチャンネルを含んでい
る。例えばチャンネル1〜3に対応する楽音制御情報レ
ジスタCONTRにピアノ音色に対応する音色パラメー
タデータ及びこれに関連する楽音パラメータがストアさ
れると共に、例えばチャンネル1に対応する演奏情報レ
ジスタPLAYRにONステータス情報、キーコードK
C及びイニシャルタッチデータがストアされると、楽音
形成回路44のチャンネル1でピアノ音色のディジタル楽
音信号が形成される。このディジタル楽音信号の音高は
レジスタPLAYRのキーコードKCで決まり、エンベ
ロープはレジスタPLAYRのイニシャルタッチデータ
に応じて制御され、音量、効果等はレジスタCONTR
の音量制御データ、デチューン制御データ等に応じて制
御される。この場合、ピアノ音色が3つのチャンネルに
割当てられているので、ピアノ音色の楽音は最大で3音
まで同時発音可能である。
するもので、楽音発生用の8つのチャンネルを含んでい
る。例えばチャンネル1〜3に対応する楽音制御情報レ
ジスタCONTRにピアノ音色に対応する音色パラメー
タデータ及びこれに関連する楽音パラメータがストアさ
れると共に、例えばチャンネル1に対応する演奏情報レ
ジスタPLAYRにONステータス情報、キーコードK
C及びイニシャルタッチデータがストアされると、楽音
形成回路44のチャンネル1でピアノ音色のディジタル楽
音信号が形成される。このディジタル楽音信号の音高は
レジスタPLAYRのキーコードKCで決まり、エンベ
ロープはレジスタPLAYRのイニシャルタッチデータ
に応じて制御され、音量、効果等はレジスタCONTR
の音量制御データ、デチューン制御データ等に応じて制
御される。この場合、ピアノ音色が3つのチャンネルに
割当てられているので、ピアノ音色の楽音は最大で3音
まで同時発音可能である。
このようにして各チャンネル毎に形成されたディジタル
楽音信号は複数チャンネル分を加算する処理、ディジタ
ル/アナログ変換処理等を経てアナログ楽音信号MS1
として楽音形成回路44から送出される。そして楽音信号
MS1は、サウンドシステム30に供給され、楽音として
発音される。
楽音信号は複数チャンネル分を加算する処理、ディジタ
ル/アナログ変換処理等を経てアナログ楽音信号MS1
として楽音形成回路44から送出される。そして楽音信号
MS1は、サウンドシステム30に供給され、楽音として
発音される。
メインルーチン(第9図) 第9図は、メインルーチンの処理を示すもので、まずス
テップ50では、電源投入に応じてイニシャルセットの処
理を行い、各種レジスタ等を初期化する。例えばメモリ
群38のM個のメモリには、それぞれ対応する楽器の楽音
制御情報をセットし、レジスタ群32、34、36、40及び42
の各レジスタはクリアする。この場合、レジスタ群32、
36及び40の各レジスタには、直ちに演奏可能とすべく適
当な初期情報をセットしてもよい。
テップ50では、電源投入に応じてイニシャルセットの処
理を行い、各種レジスタ等を初期化する。例えばメモリ
群38のM個のメモリには、それぞれ対応する楽器の楽音
制御情報をセットし、レジスタ群32、34、36、40及び42
の各レジスタはクリアする。この場合、レジスタ群32、
36及び40の各レジスタには、直ちに演奏可能とすべく適
当な初期情報をセットしてもよい。
次に、ステップ52では、チャンネル割当要求ありか判定
する。チャンネル割当要求は、各楽器毎に音源ユニット
ナンバ指定操作子及びチャンネル数指定操作子の操作に
基づいて発生されるもので、入力情報としては、楽器ナ
ンバ、ユニットナンバ、チャンネル数が供給される。
する。チャンネル割当要求は、各楽器毎に音源ユニット
ナンバ指定操作子及びチャンネル数指定操作子の操作に
基づいて発生されるもので、入力情報としては、楽器ナ
ンバ、ユニットナンバ、チャンネル数が供給される。
ステップ52の判定でチャンネル割合要求あり(Y)なら
ば、ステップ54に移り、第10図について後述するような
チャンネル割当処理を行う。そして、ステップ56に移
る。また、チャンネル割当要求なし(N)ならば、ステ
ップ54を経ずにステップ56に移る。
ば、ステップ54に移り、第10図について後述するような
チャンネル割当処理を行う。そして、ステップ56に移
る。また、チャンネル割当要求なし(N)ならば、ステ
ップ54を経ずにステップ56に移る。
ステップ56では、音源制御要求ありか判定する。音源制
御要求は、各楽器毎に音源ユニットナンバ指定操作子及
び制御モード指定操作子の操作に基づいて発生されるも
ので、入力情報としては、楽器ナンバ、ユニットナン
バ、制御モード値、制御パラメータ等が供給される。
御要求は、各楽器毎に音源ユニットナンバ指定操作子及
び制御モード指定操作子の操作に基づいて発生されるも
ので、入力情報としては、楽器ナンバ、ユニットナン
バ、制御モード値、制御パラメータ等が供給される。
ステップ56の判定で音源制御要求あり(Y)ならば、ス
テップ58に移り、第11図について後述するような音源制
御情報処理を行う。そして、ステップ60に移る。また、
音源制御要求なし(N)ならば、ステップ58を経ずにス
テップ60に移る。
テップ58に移り、第11図について後述するような音源制
御情報処理を行う。そして、ステップ60に移る。また、
音源制御要求なし(N)ならば、ステップ58を経ずにス
テップ60に移る。
ステップ60では、楽音制御要求ありか判定する。楽音制
御要求は、各楽器毎に音源ユニットナンバ指定操作子
と、音色指定操作子及び/又は音量、効果等の楽音パラ
メータ設定用の操作子との操作に基づいて発生されるも
ので、入力情報としては、楽器ナンバ、ユニットナン
バ、音色ナンバ及び/又は楽音パラメータ等が供給され
る。
御要求は、各楽器毎に音源ユニットナンバ指定操作子
と、音色指定操作子及び/又は音量、効果等の楽音パラ
メータ設定用の操作子との操作に基づいて発生されるも
ので、入力情報としては、楽器ナンバ、ユニットナン
バ、音色ナンバ及び/又は楽音パラメータ等が供給され
る。
ステップ60の判定で楽音制御要求あり(Y)ならば、ス
テップ62に移り、第12図について後述するような楽音制
御情報処理を行う。そして、ステップ64に移る。また、
楽音制御要求なし(N)ならば、ステップ62を経ずにス
テップ64に移る。
テップ62に移り、第12図について後述するような楽音制
御情報処理を行う。そして、ステップ64に移る。また、
楽音制御要求なし(N)ならば、ステップ62を経ずにス
テップ64に移る。
ステップ64では、演奏要求(キーオン又はキーオフ)あ
りか判定する。演奏要求は、各楽器毎に鍵盤操作及び/
又はメモリからの読出動作(例えばシーケンサ16の場
合)に基づいて発生されるもので、入力情報としては、
楽器ナンバ、キーコードKC、イニシャルタッチ量等が
供給される。この場合、イニシャルタッチ量が0であれ
ばキーオフを表わす。
りか判定する。演奏要求は、各楽器毎に鍵盤操作及び/
又はメモリからの読出動作(例えばシーケンサ16の場
合)に基づいて発生されるもので、入力情報としては、
楽器ナンバ、キーコードKC、イニシャルタッチ量等が
供給される。この場合、イニシャルタッチ量が0であれ
ばキーオフを表わす。
ステップ64の判定で演奏要求なし(N)ならば、ステッ
プ52に戻り、上記のような処理をくりかえす。また、演
奏要求あり(Y)ならば、ステップ66に移る。
プ52に戻り、上記のような処理をくりかえす。また、演
奏要求あり(Y)ならば、ステップ66に移る。
ステップ66では、キーオンか判定する。そして、キーオ
ンである(Y)ならば、ステップ68に移り、第13図につ
いて後述するようなキーオン処理を行う。また、キーオ
ンでない(N)ならば、ステップ70に移り、第14図につ
いて後述するようなキーオフ処理を行う。
ンである(Y)ならば、ステップ68に移り、第13図につ
いて後述するようなキーオン処理を行う。また、キーオ
ンでない(N)ならば、ステップ70に移り、第14図につ
いて後述するようなキーオフ処理を行う。
ステップ68又は70が終った後は、ステップ52に戻り、上
記のような処理をくりかえす。
記のような処理をくりかえす。
チャンネル割当処理(第10図) 第10図のチャンネル割当処理は、特定の楽器から特定の
音源ユニットに対するチャンネル割当要求があったとき
に行われるものであり、まずステップ80では、レジスタ
iに割当要求に係る楽器ナンバ(1〜Mのいずれか)を
セットすると共にレジスタqに割当要求に係るユニット
ナンバ(1〜Qのいずれか)をセットする。便宜上、楽
器ナンバをiとし、ユニットナンバをqとすれば、第10
図について以下に述べる理由は、ユニットナンバqの音
源ユニットに関し楽器ナンバiに対応するレジスタ等を
用いて行われるものである。
音源ユニットに対するチャンネル割当要求があったとき
に行われるものであり、まずステップ80では、レジスタ
iに割当要求に係る楽器ナンバ(1〜Mのいずれか)を
セットすると共にレジスタqに割当要求に係るユニット
ナンバ(1〜Qのいずれか)をセットする。便宜上、楽
器ナンバをiとし、ユニットナンバをqとすれば、第10
図について以下に述べる理由は、ユニットナンバqの音
源ユニットに関し楽器ナンバiに対応するレジスタ等を
用いて行われるものである。
次に、ステップ82では、楽器ナンバiに対応するチャン
ネル割当レジスタCHASRiをクリアする。この結
果、割当て済みのチャンネルがあったのであれば、その
チャンネルに対応するビットは“0”となる。そして、
ステップ84に移る。
ネル割当レジスタCHASRiをクリアする。この結
果、割当て済みのチャンネルがあったのであれば、その
チャンネルに対応するビットは“0”となる。そして、
ステップ84に移る。
ステップ84では、要求チャンネル数が0か判定する。こ
の判定の結果、0である(Y)ならば第9図のルーチン
にリターンする。また、0でない(N)ならばステップ
86に移る。
の判定の結果、0である(Y)ならば第9図のルーチン
にリターンする。また、0でない(N)ならばステップ
86に移る。
ステップ86では、M個のチャンネル割当レジスタCHA
SRT1〜M を参照して空チャンネルとその数を求め
る。そして、ステップ88に移る。
SRT1〜M を参照して空チャンネルとその数を求め
る。そして、ステップ88に移る。
ステップ88では、空チャンネル数が0か判定する。この
判定結果が肯定的(Y)であったときは、レジスタCH
ASR1〜M のうちCHASRi以外のレジスタで8
チャンネル全部の割当あり(空チャンネルなし)を示し
ていることになり、第9図のルーチンにリターンする。
また、ステップ88の判定結果が否定的(N)であったと
きは、未割当の空チャンネルがあることになり、ステッ
プ90に移る。
判定結果が肯定的(Y)であったときは、レジスタCH
ASR1〜M のうちCHASRi以外のレジスタで8
チャンネル全部の割当あり(空チャンネルなし)を示し
ていることになり、第9図のルーチンにリターンする。
また、ステップ88の判定結果が否定的(N)であったと
きは、未割当の空チャンネルがあることになり、ステッ
プ90に移る。
ステップ90では、空チャンネル数が要求チャンネル数以
上であるか判定する。この判定結果が否定的(N)であ
れば、空チャンネルが不足していることになり、ステッ
プ92で空チャンネル数を要求チャンネル数とする。すな
わち、要求チャンネル数を空チャンネル数に合わせるよ
うに減らしてからステップ94に移る。また、ステップ90
の判定結果が肯定的(Y)であったときは、ステップ92
を経ずにステップ94に移る。
上であるか判定する。この判定結果が否定的(N)であ
れば、空チャンネルが不足していることになり、ステッ
プ92で空チャンネル数を要求チャンネル数とする。すな
わち、要求チャンネル数を空チャンネル数に合わせるよ
うに減らしてからステップ94に移る。また、ステップ90
の判定結果が肯定的(Y)であったときは、ステップ92
を経ずにステップ94に移る。
ステップ94では、レジスタCHASRiの空チャンネル
対応ビットを例えばチャンネルナンバが小さい方から順
に要求チャンネル数分“1”とする。この結果楽器ナン
バiの楽器のための1又は複数のチャンネルが確保され
る。
対応ビットを例えばチャンネルナンバが小さい方から順
に要求チャンネル数分“1”とする。この結果楽器ナン
バiの楽器のための1又は複数のチャンネルが確保され
る。
次に、ステップ96では、楽器ナンバiに対応したチャン
ネル状態レジスタCHSTRiをクリアする。この結
果、新たに確保されたチャンネルについてはいずれのチ
ャンネルも不使用の状態となる。また、8チャンネル分
の演奏情報レジスタPLAYR1〜8 のうち前回の割
当チャンネルに対応するレジスタをOFFステータスと
することにより発音中の音を発音停止とする。そして、
ステップ98に移る。
ネル状態レジスタCHSTRiをクリアする。この結
果、新たに確保されたチャンネルについてはいずれのチ
ャンネルも不使用の状態となる。また、8チャンネル分
の演奏情報レジスタPLAYR1〜8 のうち前回の割
当チャンネルに対応するレジスタをOFFステータスと
することにより発音中の音を発音停止とする。そして、
ステップ98に移る。
ステップ98では、レジスタCHASRiを参照して8チ
ャンネル分の楽音制御レジスタCONTR1〜8 のう
ち今回の割当チャンネルに対応するレジスタに、楽器ナ
ンバiに対応する楽音制御情報メモリCONTMiの楽
音制御情報を第7図に例示したようにロードする。この
結果、例えば、音源ユニット28(1) のチャンネル1〜3
には、ピアノ音色及びこれに関連する楽音パラメータが
割当てられるようになる。ステップ98の後は、第9図の
ルーチンにリターンする。
ャンネル分の楽音制御レジスタCONTR1〜8 のう
ち今回の割当チャンネルに対応するレジスタに、楽器ナ
ンバiに対応する楽音制御情報メモリCONTMiの楽
音制御情報を第7図に例示したようにロードする。この
結果、例えば、音源ユニット28(1) のチャンネル1〜3
には、ピアノ音色及びこれに関連する楽音パラメータが
割当てられるようになる。ステップ98の後は、第9図の
ルーチンにリターンする。
上記した第10図の処理によれば、各音源ユニット毎に8
つのチャンネルに同一音色又は異なる音色を関連する楽
音パラメータも含めて割当てることができる。
つのチャンネルに同一音色又は異なる音色を関連する楽
音パラメータも含めて割当てることができる。
音源制御情報処理(第11図) 第11図の音源制御情報処理は、特定の楽器から特定の音
源ユニットに対する音源制御要求があったときに行われ
るものであり、まずステップ100 では、レジスタiに制
御要求に係る楽器ナンバをセットすると共にレジスタq
に制御要求に係るユニットナンバをセットする。
源ユニットに対する音源制御要求があったときに行われ
るものであり、まずステップ100 では、レジスタiに制
御要求に係る楽器ナンバをセットすると共にレジスタq
に制御要求に係るユニットナンバをセットする。
次にステップ102 では、ユニットナンバqの音源ユニッ
トにおいて、楽器ナンバiに対応する音源制御情報レジ
スタTGCRiに音源制御情報をロードする。そして、
第9図のルーチンにリターンする。
トにおいて、楽器ナンバiに対応する音源制御情報レジ
スタTGCRiに音源制御情報をロードする。そして、
第9図のルーチンにリターンする。
第11図の処理において、レジスタTGCRiにロードさ
れる音源制御情報の内容は、第13図の処理を可能にすべ
く定められる。すなわち、第13図の処理にあっては、入
力された演奏情報をある音源ユニットで処理可能か判定
して該音源ユニット及び次の音源ユニットの楽音発生を
制御するので、その制御モードを指定する必要がある。
一例として、制御モード値を0〜2とし、各値に対応す
る制御内容を次のように定めることができる。制御モード値 制御内容 0 次のユニットに回さない 1 自ユニットで処理不能の とき次ユニットに回す 2 新たに演奏情報を作って 次ユニットに回す レジスタTGCRiには、制御モード指定操作子の操作
に応じていずれかの制御モード値を制御モード指定デー
タとしてセットする。また、制御モード値2の場合に
は、例えばキーコード値を変更して新たな演奏情報を作
るので、変更幅を示すデータを制御パラメータデータと
してセットする。
れる音源制御情報の内容は、第13図の処理を可能にすべ
く定められる。すなわち、第13図の処理にあっては、入
力された演奏情報をある音源ユニットで処理可能か判定
して該音源ユニット及び次の音源ユニットの楽音発生を
制御するので、その制御モードを指定する必要がある。
一例として、制御モード値を0〜2とし、各値に対応す
る制御内容を次のように定めることができる。制御モード値 制御内容 0 次のユニットに回さない 1 自ユニットで処理不能の とき次ユニットに回す 2 新たに演奏情報を作って 次ユニットに回す レジスタTGCRiには、制御モード指定操作子の操作
に応じていずれかの制御モード値を制御モード指定デー
タとしてセットする。また、制御モード値2の場合に
は、例えばキーコード値を変更して新たな演奏情報を作
るので、変更幅を示すデータを制御パラメータデータと
してセットする。
制御モード値が1の場合、同時発音可能な楽音数を、最
大で、複数の音源ユニットの合計チャンネル数まで確実
に増大させることができる。すなわち、第1及び第2の
音源ユニットでそれぞれ偶数キーコード及び奇数キーコ
ードを選択して受信する方式では、選択条件にうまく適
合するような演奏情報が供給されたときは問題はない
が、例えば偶数のキーコードKCがいくつか供給された
ようなときは第2の音源ユニットでは発音されず、発音
数の増大が不確実となる。しかし、自ユニットで処理不
能のときに次ユニットに回す方式では、いかなる場合に
も確実に発音数を増大させることができる。
大で、複数の音源ユニットの合計チャンネル数まで確実
に増大させることができる。すなわち、第1及び第2の
音源ユニットでそれぞれ偶数キーコード及び奇数キーコ
ードを選択して受信する方式では、選択条件にうまく適
合するような演奏情報が供給されたときは問題はない
が、例えば偶数のキーコードKCがいくつか供給された
ようなときは第2の音源ユニットでは発音されず、発音
数の増大が不確実となる。しかし、自ユニットで処理不
能のときに次ユニットに回す方式では、いかなる場合に
も確実に発音数を増大させることができる。
制御モード値が2の場合、変更幅を適当に決めることに
より転調等が可能である。また、音源ユニットを例えば
3つ設け、第1ユニットから第2ユニットへ、第2ユニ
ットから第3ユニットへそれぞれ音高変更した演奏情報
を回すようにすれば、和音発生が可能である。さらに、
楽器ナンバを変えて次ユニットに回すようにすれば、同
一音高の音を異なる音色で発音させることも可能であ
る。
より転調等が可能である。また、音源ユニットを例えば
3つ設け、第1ユニットから第2ユニットへ、第2ユニ
ットから第3ユニットへそれぞれ音高変更した演奏情報
を回すようにすれば、和音発生が可能である。さらに、
楽器ナンバを変えて次ユニットに回すようにすれば、同
一音高の音を異なる音色で発音させることも可能であ
る。
楽音制御情報処理(第12図) 第12図の楽音制御情報処理は、特定の楽器から特定の音
源ユニットに対する楽音制御要求があったときに行われ
るものであり、まずステップ110 では、レジスタiに制
御要求に係る楽器ナンバをセットすると共にレジスタq
に制御要求に係るユニットナンバをセットする。ここ
で、楽器ナンバをiとし且つユニットナンバをqとすれ
ば、第12図について以下に述べる処理は、ユニットナン
バqの音源ユニットに関し楽器ナンバiに対応するレジ
スタ等を用いて行われるものである。
源ユニットに対する楽音制御要求があったときに行われ
るものであり、まずステップ110 では、レジスタiに制
御要求に係る楽器ナンバをセットすると共にレジスタq
に制御要求に係るユニットナンバをセットする。ここ
で、楽器ナンバをiとし且つユニットナンバをqとすれ
ば、第12図について以下に述べる処理は、ユニットナン
バqの音源ユニットに関し楽器ナンバiに対応するレジ
スタ等を用いて行われるものである。
次にステップ112 では、楽器ナンバiに対応する楽音制
御情報メモリCONTMiに、入力された楽音制御情報
をストアする。そして、ステップ114 に移る。
御情報メモリCONTMiに、入力された楽音制御情報
をストアする。そして、ステップ114 に移る。
ステップ114 では、楽器ナンバiに対応するチャンネル
割当レジスタCHASRiを参照して割当チャンネルを
検出する。
割当レジスタCHASRiを参照して割当チャンネルを
検出する。
この後、ステップ116 では、レジスタCONTMiにお
いて音色ナンバデータが更新されたか(音色変更か)判
定する。この判定の結果が肯定的(Y)であれば、ステ
ップ118 に移り、否定的(N)であればステップ120 に
移る。
いて音色ナンバデータが更新されたか(音色変更か)判
定する。この判定の結果が肯定的(Y)であれば、ステ
ップ118 に移り、否定的(N)であればステップ120 に
移る。
ステップ118 では、新たな音色ナンバデータに対応する
音色パラメータをメモリ26から読出して8チャンネル分
の楽音制御情報レジスタCONTR1〜8 のうち割当
チャンネルに対応するレジスタにロードする。そして、
第9図のルーチンにリターンする。
音色パラメータをメモリ26から読出して8チャンネル分
の楽音制御情報レジスタCONTR1〜8 のうち割当
チャンネルに対応するレジスタにロードする。そして、
第9図のルーチンにリターンする。
ステップ120 では、メモリCONTMi中の更新された
楽音制御情報(音量、効果等の楽音パラメータ)をレジ
スタCONTR1〜8 のうち割当チャンネルに対応す
るレジスタにロードする。そして、第9図のルーチンに
リターンする。
楽音制御情報(音量、効果等の楽音パラメータ)をレジ
スタCONTR1〜8 のうち割当チャンネルに対応す
るレジスタにロードする。そして、第9図のルーチンに
リターンする。
第12図の処理によれば、各音源ユニット毎に割当チャン
ネルにおける音色、音量、効果等の一部又は全部の設定
を変更することができる。また、第12図の処理を終った
後で第10図のチャンネル割当処理を行う(楽音制御要求
を出した後チャンネル割当要求を出す)と、新たに確保
したチャンネルに更新された音色、音量、効果等の制御
情報を割当てることができる。
ネルにおける音色、音量、効果等の一部又は全部の設定
を変更することができる。また、第12図の処理を終った
後で第10図のチャンネル割当処理を行う(楽音制御要求
を出した後チャンネル割当要求を出す)と、新たに確保
したチャンネルに更新された音色、音量、効果等の制御
情報を割当てることができる。
キーオン処理(第13図) 第13図のキーオン処理は、特定の楽器からキーオン要求
があったときに行なわれるものである。
があったときに行なわれるものである。
まず、ステップ130 では、レジスタiにキーオン要求に
係る楽器ナンバをセットすると共にレジタqに1をセッ
トする。そして、ステップ132 では、q=1の音源ユニ
ットにおいて楽器ナンバiにそれぞれ対応したチャンネ
ル割当レジスタCHASRi及びチャンネル状態レジス
タCHSTRiを参照して空チャンネルを探す。
係る楽器ナンバをセットすると共にレジタqに1をセッ
トする。そして、ステップ132 では、q=1の音源ユニ
ットにおいて楽器ナンバiにそれぞれ対応したチャンネ
ル割当レジスタCHASRi及びチャンネル状態レジス
タCHSTRiを参照して空チャンネルを探す。
次に、ステップ134 では、空チャンネルありか判定す
る。この判定結果が肯定的(Y)であれば、ステップ13
6 に移り、空チャンネルから使用チャンネルjを決め
る。そして、ステップ138 でレジスタCHSTRiのj
チャンネル目にキーコードKCをロードしてからステッ
プ140 でjチャンネル目の演奏情報レジスタPLAYR
jに演奏情報をロードする。この結果、q=1の音源ユ
ニットからは、入力したキーコードKCに応じた音高の
楽音信号が発生される。
る。この判定結果が肯定的(Y)であれば、ステップ13
6 に移り、空チャンネルから使用チャンネルjを決め
る。そして、ステップ138 でレジスタCHSTRiのj
チャンネル目にキーコードKCをロードしてからステッ
プ140 でjチャンネル目の演奏情報レジスタPLAYR
jに演奏情報をロードする。この結果、q=1の音源ユ
ニットからは、入力したキーコードKCに応じた音高の
楽音信号が発生される。
この後、ステップ142 では、制御モード値が2か判定
し、その判定結果が否定的(N)であれば第9図のルー
チンにリターンする。
し、その判定結果が否定的(N)であれば第9図のルー
チンにリターンする。
ステップ142 の判定結果が肯定的(Y)であったとき
は、ステップ144 に移り、KC変更処理を行う。この処
理は、入力された演奏情報中のキーコードKCの値を制
御パラメータに応じて変更して新たな演奏情報を作成す
るものである。
は、ステップ144 に移り、KC変更処理を行う。この処
理は、入力された演奏情報中のキーコードKCの値を制
御パラメータに応じて変更して新たな演奏情報を作成す
るものである。
次に、ステップ146 では、qがQと等しいか判定する。
上記のようにq=1の音源ユニットの処理が終った段階
では、ステップ146 の判定結果は否定的(N)となり、
ステップ148 に移る。
上記のようにq=1の音源ユニットの処理が終った段階
では、ステップ146 の判定結果は否定的(N)となり、
ステップ148 に移る。
ステップ148 では、qの値を1アップする。そして、ス
テップ132 に戻り、上記のような処理をq=2の音源ユ
ニットについて行なう。
テップ132 に戻り、上記のような処理をq=2の音源ユ
ニットについて行なう。
ところで、ステップ134 の判定結果が否定的(N)であ
ったときは、q=1の音源ユニットでは処理不能であっ
たことになり、ステップ149 に移る。
ったときは、q=1の音源ユニットでは処理不能であっ
たことになり、ステップ149 に移る。
ステップ149 では、制御モード値が1か判定する。この
判定結果が肯定的(Y)であれば、ステップ146 を経て
ステップ148 に移り、q=2とする。そして、ステップ
132 に戻り、q=2の音源ユニットについて上記のよう
な処理を行なう。
判定結果が肯定的(Y)であれば、ステップ146 を経て
ステップ148 に移り、q=2とする。そして、ステップ
132 に戻り、q=2の音源ユニットについて上記のよう
な処理を行なう。
ステップ149 の判定結果が否定的(N)であったとき
は、ステップ142 に移り、制御モード値が2でなければ
第9図のルーチンにリターンする。これは、制御モード
値が0の場合である。すなわち、制御モード値が0の場
合には、q=1の音源ユニットでは楽器ナンバiに関し
て空チャンネルがあれば楽音を発生させるが、空チャン
ネルがなければ次の音源ユニットの処理を行なわない。
は、ステップ142 に移り、制御モード値が2でなければ
第9図のルーチンにリターンする。これは、制御モード
値が0の場合である。すなわち、制御モード値が0の場
合には、q=1の音源ユニットでは楽器ナンバiに関し
て空チャンネルがあれば楽音を発生させるが、空チャン
ネルがなければ次の音源ユニットの処理を行なわない。
制御モード値が1又は2であったときは、q=Qとなる
まで残りの音源ユニットの処理を行なうと、ステップ14
6 の判定結果が肯定的(Y)となり、第9図のルーチン
にリターンする。
まで残りの音源ユニットの処理を行なうと、ステップ14
6 の判定結果が肯定的(Y)となり、第9図のルーチン
にリターンする。
制御モード値が1の場合には、上記のように各音源ユニ
ット毎に楽器ナンバiに関して空チャンネルがあるか判
定し、あれば自ユニットで処理し、なければ次のユニッ
トに回すので、同時発音数を確実に増加させることがで
きる。
ット毎に楽器ナンバiに関して空チャンネルがあるか判
定し、あれば自ユニットで処理し、なければ次のユニッ
トに回すので、同時発音数を確実に増加させることがで
きる。
制御モード値が2の場合には、上記のように各音源ユニ
ット毎に楽器ナンバiに関して空チャンネルがあるか判
定し、あれば自ユニットで処理した上でKC変更等によ
り新たな演奏情報を作成して次ユニットに回すので、転
調音や和音の発生が可能である。
ット毎に楽器ナンバiに関して空チャンネルがあるか判
定し、あれば自ユニットで処理した上でKC変更等によ
り新たな演奏情報を作成して次ユニットに回すので、転
調音や和音の発生が可能である。
楽器ナンバiの楽器において複数の鍵が同時に押された
ような場合には、各々の鍵に対応したキーオン要求が順
次に到来して、各キーオン要求毎に第13図の処理が行わ
れる。このため、ある音源ユニットにおいてあるいは異
なる音源ユニットにおいて複数押鍵に対応するキーコー
ドKCを受信し且つ複数の空チャンネルがあれば、これ
らのチャンネルからほぼ同時に複数キーコードKCに対
応した複数の楽音信号が発生される。
ような場合には、各々の鍵に対応したキーオン要求が順
次に到来して、各キーオン要求毎に第13図の処理が行わ
れる。このため、ある音源ユニットにおいてあるいは異
なる音源ユニットにおいて複数押鍵に対応するキーコー
ドKCを受信し且つ複数の空チャンネルがあれば、これ
らのチャンネルからほぼ同時に複数キーコードKCに対
応した複数の楽音信号が発生される。
キーオフ処理(第14図) 第14図のキーオフ処理は、特定の楽器からキーオフ要求
があったときに行われるもので、まずステップ150 で
は、レジスタiにキーオフ要求に係る楽器ナンバをセッ
トすると共にレジスタqに1をセットする。そして、ス
テップ152 では、レジスタjに1をセットすることによ
りq=1の音源ユニットにおいてチャンネル1を選択す
る。
があったときに行われるもので、まずステップ150 で
は、レジスタiにキーオフ要求に係る楽器ナンバをセッ
トすると共にレジスタqに1をセットする。そして、ス
テップ152 では、レジスタjに1をセットすることによ
りq=1の音源ユニットにおいてチャンネル1を選択す
る。
次に、ステップ154 では、q=1の音源ユニットにおい
て楽器ナンバiに対応するチャンネル割当レジスタCH
ASRiのjビット目の内容(“1”又は“0”)と楽
器ナンバiに対応するチャンネル状態レジスタCHST
Riのjチャンネル目の内容(0又はKC)とを乗算
し、得られた乗算データをレジスタAにロードする。こ
れは、各チャンネル毎に割当ての有無及び使用中か否か
を調べるための処理であり、レジスタAには、割当てが
あり且つ使用中であるときのみレジスタCHSTRiか
らキーコードKCがロードされる。この後、ステップ15
6 に移る。
て楽器ナンバiに対応するチャンネル割当レジスタCH
ASRiのjビット目の内容(“1”又は“0”)と楽
器ナンバiに対応するチャンネル状態レジスタCHST
Riのjチャンネル目の内容(0又はKC)とを乗算
し、得られた乗算データをレジスタAにロードする。こ
れは、各チャンネル毎に割当ての有無及び使用中か否か
を調べるための処理であり、レジスタAには、割当てが
あり且つ使用中であるときのみレジスタCHSTRiか
らキーコードKCがロードされる。この後、ステップ15
6 に移る。
ステップ156 では、レジスタAの内容と入力されたキー
コードKCとが一致するか判定する。この判定の結果が
否定的(N)であったときは、割当てがないか又は使用
中でないことにより、ステップ158 に移る。
コードKCとが一致するか判定する。この判定の結果が
否定的(N)であったときは、割当てがないか又は使用
中でないことにより、ステップ158 に移る。
ステップ158 では、jが8か判定する。上記のようにj
を1とした段階では、ステップ158 の判定結果が否定的
(N)となり、ステップ160 に移る。このステップ160
では、jの値を1アップする。そして、ステップ154 に
戻り、チャンネル2について上記のような処理を行う。
このような処理は、ステップ156 の判定結果が否定的で
ある限りj=8となるまでくりかえされる。
を1とした段階では、ステップ158 の判定結果が否定的
(N)となり、ステップ160 に移る。このステップ160
では、jの値を1アップする。そして、ステップ154 に
戻り、チャンネル2について上記のような処理を行う。
このような処理は、ステップ156 の判定結果が否定的で
ある限りj=8となるまでくりかえされる。
ステップ156 の判定結果が肯定的(Y)であったとき
は、割当チャンネルjで入力キーコードKCに対応する
楽音が発音中であることになり、ステップ162 に移る。
このステップ162 では、レジスタCHSTRiのjチャ
ンネル目に0をセットする。これは、不使用であること
を示すためである。そして、ステップ164 に移る。
は、割当チャンネルjで入力キーコードKCに対応する
楽音が発音中であることになり、ステップ162 に移る。
このステップ162 では、レジスタCHSTRiのjチャ
ンネル目に0をセットする。これは、不使用であること
を示すためである。そして、ステップ164 に移る。
ステップ164 では、q=1の音源ユニットにおいてjチ
ャンネル目の演奏情報レジスタPLAYRiをOFFス
テータスとする。この結果、チャンネルjで発音中の楽
音は発音停止となる。この後は、ステップ166 に移る。
また、ステップ158 の判定結果が肯定的(Y)になった
とき(q=1の音源ユニットで8チャンネルのいずれも
割当てなしか又は不使用のとき)にもステップ166 に移
る。
ャンネル目の演奏情報レジスタPLAYRiをOFFス
テータスとする。この結果、チャンネルjで発音中の楽
音は発音停止となる。この後は、ステップ166 に移る。
また、ステップ158 の判定結果が肯定的(Y)になった
とき(q=1の音源ユニットで8チャンネルのいずれも
割当てなしか又は不使用のとき)にもステップ166 に移
る。
ステップ166 では、qがQと等しいか調べて全ユニット
の処理が終ったか判定する。上記のようにq=1の音源
ユニットの処理を終えた段階では、ステップ166 の判定
結果が否定的(N)となり、ステップ168 に移る。
の処理が終ったか判定する。上記のようにq=1の音源
ユニットの処理を終えた段階では、ステップ166 の判定
結果が否定的(N)となり、ステップ168 に移る。
ステップ168 では、qの値を1アップする。そして、q
=2の音源ユニットについて上記のような処理を行う。
この後、q=Qとなるまで残りの音源ユニットの処理を
行うと、ステップ168 の判定結果が肯定的(Y)とな
り、第9図のルーチンにリターンする。
=2の音源ユニットについて上記のような処理を行う。
この後、q=Qとなるまで残りの音源ユニットの処理を
行うと、ステップ168 の判定結果が肯定的(Y)とな
り、第9図のルーチンにリターンする。
楽器ナンバiの楽器において複数の鍵が同時に離された
ような場合には、各々の鍵に対応したキーオフ要求が順
次に到来して各キーオフ要求毎に第14図の処理が行われ
る。このため、離鍵に対応する楽音がほぼ同時に発音停
止となる。
ような場合には、各々の鍵に対応したキーオフ要求が順
次に到来して各キーオフ要求毎に第14図の処理が行われ
る。このため、離鍵に対応する楽音がほぼ同時に発音停
止となる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、音源部の増減変更に
容易に対処できると共に同時発音可能な発音数を複数の
音源部の合計チャンネル数まで確実に増大させることが
でき、楽器システムのグレードアップを容易に達成しう
る効果が得られるものである。
容易に対処できると共に同時発音可能な発音数を複数の
音源部の合計チャンネル数まで確実に増大させることが
でき、楽器システムのグレードアップを容易に達成しう
る効果が得られるものである。
また、第1のモードでは、第1の音源部において処理可
能なときは第1の音源部により楽音を発生し、第1の音
源部において処理不能なときは第2の音源部へ演奏情報
を転送するように制御し、第2のモードでは、第1の音
源部で処理不能な場合であっても第2の音源部へは演奏
データを転送しないように制御し、このようなモード指
示が各音源部毎に独立して行えるようにしたので、先着
優先、後着優先等の多彩な発音割当制御が可能となる効
果も得られる。
能なときは第1の音源部により楽音を発生し、第1の音
源部において処理不能なときは第2の音源部へ演奏情報
を転送するように制御し、第2のモードでは、第1の音
源部で処理不能な場合であっても第2の音源部へは演奏
データを転送しないように制御し、このようなモード指
示が各音源部毎に独立して行えるようにしたので、先着
優先、後着優先等の多彩な発音割当制御が可能となる効
果も得られる。
第1図は、この発明の一実施例による楽音発生装置の構
成を示すブロック図、 第2図は、音源ユニットの一構成例を示すブロック図、 第3図は、チャンネル割当レジスタの記憶内容を例示す
る図、 第4図は、チャンネル状態レジスタの記憶内容を例示す
る図、 第5図は、音源制御情報レジスタの記憶内容を例示する
図、 第6図は、楽音制御情報メモリの記憶内容を例示する
図、 第7図は、楽音制御情報レジスタの記憶内容を例示する
図、 第8図は、演奏情報レジスタの記憶内容を例示する図、 第9図は、メインルーチンを示すフローチャート、 第10図は、チャンネル割当処理のサブルーチンを示すフ
ローチャート、 第11図は、音源制御情報処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャート、 第12図は、楽音制御情報処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャート、 第13図は、キーオン処理のサブルーチンを示すフローチ
ャート、 第14図は、キーオフ処理のサブルーチンを示すフローチ
ャートである。 10……バス、12……入力インターフェイス、14……楽器
又は楽器群、16……シーケンサ、18……ミュージックコ
ンピュータ、20……中央処理装置、22……プログラムメ
モリ、24……ワーキングメモリ、26……音色パラメータ
メモリ、28(1) 〜28(Q) ……音源ユニット、30……サウ
ンドシステム、32……チャンネル割当レジスタ群、34…
…チャンネル状態レジスタ群、36……音源制御情報レジ
スタ群、38……楽音制御情報メモリ群、40……楽音制御
情報レジスタ群、42……演奏情報レジスタ群、44……楽
音形成回路。
成を示すブロック図、 第2図は、音源ユニットの一構成例を示すブロック図、 第3図は、チャンネル割当レジスタの記憶内容を例示す
る図、 第4図は、チャンネル状態レジスタの記憶内容を例示す
る図、 第5図は、音源制御情報レジスタの記憶内容を例示する
図、 第6図は、楽音制御情報メモリの記憶内容を例示する
図、 第7図は、楽音制御情報レジスタの記憶内容を例示する
図、 第8図は、演奏情報レジスタの記憶内容を例示する図、 第9図は、メインルーチンを示すフローチャート、 第10図は、チャンネル割当処理のサブルーチンを示すフ
ローチャート、 第11図は、音源制御情報処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャート、 第12図は、楽音制御情報処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャート、 第13図は、キーオン処理のサブルーチンを示すフローチ
ャート、 第14図は、キーオフ処理のサブルーチンを示すフローチ
ャートである。 10……バス、12……入力インターフェイス、14……楽器
又は楽器群、16……シーケンサ、18……ミュージックコ
ンピュータ、20……中央処理装置、22……プログラムメ
モリ、24……ワーキングメモリ、26……音色パラメータ
メモリ、28(1) 〜28(Q) ……音源ユニット、30……サウ
ンドシステム、32……チャンネル割当レジスタ群、34…
…チャンネル状態レジスタ群、36……音源制御情報レジ
スタ群、38……楽音制御情報メモリ群、40……楽音制御
情報レジスタ群、42……演奏情報レジスタ群、44……楽
音形成回路。
Claims (1)
- 【請求項1】(a)楽音発生用の複数のチャンネルを各
々有する第1及び第2の音源部と、 (b)演奏情報を入力する入力手段と、 (c)この入力手段で入力された演奏情報を自音源部で
処理不能のとき次音源部へ転送する第1のモード又は該
演奏情報を自音源部で処理不能のとき次音源部へ転送し
ない第2のモードのいずれかを前記第1及び第2の音源
部のうちの各音源部毎に指示するモード指示手段と、 (d)前記入力手段で入力された演奏情報を前記第1の
音源部で処理可能か判定する判定手段と、 (e)この判定手段において処理可能と判定されたとき
は判定に係る演奏情報に基づいて前記第1の音源部にお
ける楽音発生を制御し、処理不能と判定されたときは前
記モード指示手段で前記第1の音源部について前記第1
のモードが指示されている場合にのみ判定に係る演奏情
報に基づいて前記第2の音源部における楽音発生を制御
する制御手段と をそなえた楽音発生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61095471A JPH0638192B2 (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 | 楽音発生装置 |
US07/650,980 US5119710A (en) | 1986-03-09 | 1991-02-01 | Musical tone generator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61095471A JPH0638192B2 (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 | 楽音発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62208099A JPS62208099A (ja) | 1987-09-12 |
JPH0638192B2 true JPH0638192B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=14138556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61095471A Expired - Fee Related JPH0638192B2 (ja) | 1986-03-09 | 1986-04-24 | 楽音発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638192B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2819609B2 (ja) * | 1989-04-28 | 1998-10-30 | カシオ計算機株式会社 | 音像定位制御装置 |
JP2940322B2 (ja) * | 1992-11-11 | 1999-08-25 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器 |
JP3003498B2 (ja) * | 1994-03-18 | 2000-01-31 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器ネットワークシステム |
US6144939A (en) | 1998-11-25 | 2000-11-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Formant-based speech synthesizer employing demi-syllable concatenation with independent cross fade in the filter parameter and source domains |
JP4544278B2 (ja) * | 2007-07-18 | 2010-09-15 | ヤマハ株式会社 | 波形生成システム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56149091A (en) * | 1980-04-21 | 1981-11-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Electronic musical instrument |
-
1986
- 1986-04-24 JP JP61095471A patent/JPH0638192B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62208099A (ja) | 1987-09-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5119710A (en) | Musical tone generator | |
JP3177374B2 (ja) | 自動伴奏情報発生装置 | |
US5192824A (en) | Electronic musical instrument having multiple operation modes | |
US5354948A (en) | Tone signal generation device for generating complex tones by combining different tone sources | |
JPH0381157B2 (ja) | ||
JP2629891B2 (ja) | 楽音信号発生装置 | |
JPH0638192B2 (ja) | 楽音発生装置 | |
US10026386B2 (en) | Apparatus, method and computer program for memorizing timbres | |
JP2565069B2 (ja) | 電子楽器 | |
JPH0210439B2 (ja) | ||
JPH0584919B2 (ja) | ||
JPH0642146B2 (ja) | 楽音発生装置 | |
US5214229A (en) | Electronic musical instrument with tone color setting switches | |
JP3156285B2 (ja) | 電子楽器 | |
JPH055356B2 (ja) | ||
JPH0115878B2 (ja) | ||
JPH1091160A (ja) | 電子楽器の効果付与装置 | |
JPS62186293A (ja) | 電子楽器 | |
JP3241832B2 (ja) | 楽音生成装置 | |
JPH07104672B2 (ja) | 電子楽器の効果付与制御装置 | |
JPH03120593A (ja) | 楽音信号発生装置 | |
JP2814479B2 (ja) | 電子楽器 | |
JPH0833734B2 (ja) | 電子楽器における極値チャンネル指定方法 | |
JPH0764553A (ja) | 電子楽器 | |
JPH08160951A (ja) | 電子楽器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |