JP3241832B2 - 楽音生成装置 - Google Patents
楽音生成装置Info
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Description
特に、楽音に対して付与される効果の切り換えを、演奏
者及び聴衆にとって自然な感じで行うことのできる楽音
生成装置に関する。
般に、波形読み出し方式などにより楽音を生成する楽音
生成手段の後段に、楽音生成手段により生成された楽音
に対して、リバーブ、コーラスあるいはディレイなどの
効果を付与する効果付与手段を接続し、効果の付与され
た楽音を生成することが行われている。
おいては、効果付与手段によって付与される効果の種類
を、例えば、リバーブからコーラスへ、あるいはディレ
イからリバーブへなどのように任意に切り換えたり、あ
るいは、同じ種類の効果であっても、例えば、ディレイ
の遅延時間やリバーブの残響時間をより長い時間へ切り
換えたり、コーラスの変調速度をより速い速度へ切り換
えたりするなどのように、効果付与手段によって付与さ
れる効果の内容を任意に切り換えることが可能となって
いる。
換えにおいては、楽音生成手段によって生成される楽音
の音色は変更せずに、効果の内容のみ切り換える場合
と、楽音生成手段によって生成される楽音の音色の切り
換えに付随して、効果の内容を切り換える場合との、二
つの場合が存在していた。
たような従来の楽音生成装置にあっては、効果の内容を
切り換えたときに、切り換え前の従前までの効果が、切
り換え後に直ちに新たな効果の内容に置換されるもので
あるため、切り換え前までの効果が付与された楽音を生
成させながら、それと同時に、新たな効果の付与された
楽音を生成することができないという問題点があった。
にあっては、効果の内容を切り換えたときに、効果付与
手段の制御内容の変更や効果付与に使用するメモリの初
期化などのために、効果の内容の変更に時間を要するこ
とがあり、新たな内容の効果が付与された楽音を生成す
るのに遅延が生じるという問題点があった。
装置によれば、効果の切り換え時において、演奏者及び
聴衆に対して不自然さを与えるという問題点があった。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、音色の切り換えに付随して効果の内容が切り換
えられたときに、音色の切り換え前の従前の効果が付与
された楽音を生成させながら、それと同時に、新たな効
果が付与された楽音を生成することができるようにし
て、効果の内容の切り換えが自然な感じで行われるよう
にすることにより、演奏者及び聴衆に与える不自然さを
解消した楽音生成装置を提供しようとするものである。
されたときに効果の内容を新たな内容に変更し、こうし
た効果の内容の変更の後に、新たに生成される楽音を供
給するようにして、新たな効果が付与された楽音を遅延
なく生成することができるようにした楽音生成装置を提
供しようとするものである。
に、本発明における楽音生成装置は、音色の切り換え指
定に応じて、切り換えられた音色に付随する内容の効果
を該切り換えられた音色の楽音に付与する楽音生成装置
であって、複数の楽音を同時に生成可能な楽音生成手段
と、上記楽音生成手段で生成された楽音が供給され、上
記楽音に対して効果を付与するための複数の効果付与手
段と、上記楽音生成手段で生成される楽音の音色の切り
換えを指定するための音色切り換え指定手段と、上記音
色切り換え指定手段によって、音色の切り換えが指定さ
れたときに、上記楽音生成手段によって生成中の楽音に
関しては、上記音色切り換え指定手段による音色の切り
換え指定前から付与されている内容の効果を付与してい
る効果付与手段に継続して供給するとともに、上記音色
切り換え指定手段による音色の切り換え指定後に新たに
生成される楽音に関しては、上記音色切り換え指定手段
によって指定される音色に付随する内容の効果を付与す
る効果付与手段へ供給する楽音供給手段とを有するよう
に構成したものである。
可能な楽音生成手段と、上記楽音生成手段で生成された
楽音が供給され、上記楽音に対して効果を付与するため
の複数の効果付与手段と、上記効果付与手段で付与され
る効果の内容の切り換えを指定するための効果切り換え
指定手段と、上記効果切り換え指定手段によって、効果
の内容の切り換えが指定されたときに、上記複数の効果
付与手段の中で、上記楽音生成手段によって生成中の楽
音が供給されている効果付与手段に関しては、上記効果
切り換え指定手段による効果の内容の切り換え指定前か
ら付与されている効果を継続して付与するように制御す
るとともに、上記生成中の楽音が継続して供給されるよ
うに制御し、上記複数の効果付与手段の中で、上記楽音
生成手段によって生成中の楽音が供給されている上記効
果付与手段以外のいずれかの効果付与手段に関しては、
上記効果切り換え指定手段によって指定される内容の効
果を付与するように制御するとともに、少なくとも上記
効果切り換え指定手段による効果の内容の切り換え指定
後に新たに生成される楽音が供給されるように制御する
効果制御手段とを有するようにしたものである。
によって音色の切り換えが指定されたときに、楽音生成
手段によって生成中の楽音に関しては、楽音供給手段に
よって、音色切り換え指定手段による音色の切り換えが
指定される以前からの内容の効果を付与している効果付
与手段に継続して供給されることになり、音色の切り換
えの指定以前の従前までの効果が付与され続けることに
なる。
手段において新たに生成される楽音に関しては、音色切
り換え指定手段の指定に基づく音色に付随した新たな内
容の効果を付与する効果付与手段へ供給されることにな
り、音色切り換え指定手段によって指定された音色に付
随した新たな内容の効果が付与されることになる。
え指定手段によって効果の内容の切り換えが指定された
ときには、複数の効果付与手段の中で、楽音生成手段に
よって生成中の楽音が供給されている効果付与手段は、
効果切り換え指定手段による効果の内容の切り換え指定
前から付与されている効果が継続して付与される。そし
て、こうした効果付与手段には、生成中の楽音が継続し
て供給されることになる。
成手段によって生成中の楽音が供給されている上記効果
付与手段以外のいずれかの効果付与手段は、効果切り換
え指定手段によって指定される内容の効果が付与される
ことになる。そして、こうした効果付与手段には、少な
くとも効果切り換え指定手段による効果の内容の切り換
え指定後に新たに生成される楽音が供給されることにな
る。
切り換えの際に、効果の切り換えが自然な感じで行われ
るようになり、演奏者及び聴衆に与える不自然さが解消
される。
成装置の実施例を詳細に説明するものとする。
音生成装置を備えた電子楽器の機能的構成を示すブロッ
ク図が示されている。この電子楽器は、その全体の動作
の制御を制御装置10内の中央処理装置(CPU)10
Aを用いて制御するように構成されている。この制御装
置10は、上記したCPU10A、全体の動作の制御の
ための所定のプログラムなどが格納されたリード・オン
リ・メモリ(ROM)10B及び各種レジスタ群などが
設定されたランダム・アクセス・メモリ(RAM)10
Cを具備しており、CPU10Aによって動作が制御さ
れたり、信号を入出力するものである。この制御装置1
0には、バスを介して、押鍵操作によって得られたキー
オン信号を制御装置10へ入力するとともに、離鍵操作
によって得られたキーオフ信号を制御装置10へ入力す
るための鍵盤装置12が接続されている。なお、キーオ
ン信号及びキーオフ信号には、押鍵あるいは離鍵された
鍵を示すノートナンバーが含まれている。
て、「1番」から「EN番」までの効果ナンバーを選択
できる効果選択装置14と、VN個の発音チャンネルを
有する楽音発生装置16と、楽音発生装置16の発音チ
ャンネルにそれぞれ対応するVN個の分配器を有する出
力分配装置18と、「1番」から「EN番」までの効果
ナンバーにそれぞれ対応するEN個の効果装置を有する
効果付与装置20とが接続されている。さらに、効果付
与装置20には、各効果装置からの出力を加算するため
の加算器22が接続されており、この加算器22の出力
が、デジタル・アナログ変換器(D/A変換器)24へ
入力されるように構成されている。このD/A変換器2
4には、アンプ及びスピーカ等よりなる音響装置26が
接続されている。
のとする。
チ類などの操作によって選択された「1番」から「EN
番」に至る効果ナンバーに対応する効果ナンバー信号
を、制御装置10へ入力するものである。この効果ナン
バー信号は、所定のスイッチ類などの操作によって、新
たに効果ナンバーが選択されたときに、制御装置10へ
入力されるものである。
て付与される効果を指定するものであり、例えば、効果
ナンバー「1番」が「リバーブ」を指定し、効果ナンバ
ー「2番」が「コーラス」を指定し、効果ナンバー「3
番」が「ディレイ」を指定するように構成されていて、
効果付与装置20の各効果装置と1対1の関係で固定的
に設定されている。
は、EN個の効果ナンバーに対応するEN個の効果装置
を有し、各効果装置にはそれぞれ、例えば、リバーブ、
コーラス、ディレイなどの所定の効果が、効果ナンバー
と対応させて予め設定されているものである。
御するプログラム及び楽音形成に必要なパラメータを記
憶して格納するものである。
て現在指定されている効果ナンバー、楽音形成に必要な
パラメータあるいは演算の途中結果などを一時記憶して
おくためのものである。なお、本実施例においては、現
在指定されている効果ナンバーを記憶するレジスタとし
て、カレント効果ナンバー情報ENUMがあり、図2に
示すような記憶領域を有している。
は、効果選択装置14により選択された「1番」から
「EN番」に至る現在の効果ナンバーを示し、初期状態
においては「1」に初期化されている。
個の発音チャンネルを有し、公知の技術によって、鍵盤
装置12の押鍵操作に基づき、制御装置10から入力さ
れたキーオン信号によって指定された発音チャンネルに
おいて、指定されたノートナンバーに対応するピッチで
楽音波形を発生するとともに、鍵盤装置12の離鍵操作
に基づき、制御装置10から入力されたキーオフ信号に
よって指定されたノートナンバーに対応するピッチで発
音中の発音チャンネルの出力している楽音波形を減衰す
るものである。
個の分配器を有し、各分配器は楽音発生装置16の各発
音チャンネルと1対1の対応関係もっている。そして、
各分配器は、制御装置10から入力された各発音チャン
ネルに対応する効果ナンバーに基づいて、その効果ナン
バーにより指定される効果を割り当てられた効果付与装
置20の効果装置へ、各楽音チャンネルの楽音波形を出
力するものである。そして、効果付与装置20の各効果
装置によって、楽音発生装置16の各発音チャンネルに
よって形成された楽音波形に、各効果装置に設定された
効果が付与されることになる。さらに、効果付与装置1
8から出力された楽音波形は、加算器22により加算さ
れて、D/A変換器24に出力されることになる。
ら出力され、加算器22によって加算された楽音波形の
デジタル信号を、アナログ信号に変換するものである。
この変換されたアナログ信号は、音響装置26によって
空間に楽音として放音される。
4のフローチャートを参照しながら、各ステップ毎に説
明する。この電子楽器は、鍵盤装置12の操作によって
得られたキーオン信号(あるいはキーオフ信号)及び効
果選択装置14の操作によって得られた効果ナンバー信
号とが、制御装置10に入力されると、制御装置10は
入力されたキーオン信号(あるいはキーオフ信号)及び
効果ナンバー信号に対応して、ROM10B及びRAM
10Cのパラメータに基づいて、キーオン信号(キーオ
フ信号)を楽音発生装置16へ入力するとともに、効果
ナンバーを出力分配装置18へ入力するものである。
分配装置18へ入力され、出力分配装置18は、楽音発
生装置16より出力される楽音波形を、効果ナンバーに
基づいて、効果付与装置20の効果ナンバーに対応する
効果装置へ出力する。そして、効果付与装置20からの
出力は、加算器22により加算されて、こうして得られ
た楽音信号のデジタル信号は、D/A変換器24によっ
てアナログ信号に変換されて、音響装置26によって空
間に楽音として放音されることになる。
内に記憶された図3及び図4に示すフローチャートによ
って示されるようなプログラムに従って動作するもので
ある。これらのプログラムは、タスクの優先順位が存在
するマルチタスク形式で動作するものであり、タスクの
優先順位の高い順に、発音タスク(図3)、効果選択装
置読み込みタスク(図4)となっており、これらのタス
クにより構成されている。各タスクは、イベントによっ
て起動されるものであり、所定の処理を終了するとその
動作を停止して、次のイベントの発生を待つものであ
る。
て、発音タスクを詳細に説明する。この発音タスクは、
鍵盤装置12の押鍵操作によって得られるキーオン信号
により発生されるキーオン・イベント及び鍵盤装置12
の離鍵操作によって得られるキーオフ信号により発生さ
れるキーオフ・イベントによって、動作を開始するもの
である。なお、図3のフローチャート内で使用した
「v]、「n」及び「e」は、この発音タスク内で使用
するローカル変数であり、上記した各タスク間で共通し
ているものではない。
を起動したイベントが、キーオフ・イベントであるか、
否かが判断される。この判断結果が肯定(Yes)、即
ち、発音タスクを起動したイベントがキーオフ・イベン
トである場合には、ステップS304へ進む。一方、判
断結果が否定(No)、即ち、発音タスクを起動したイ
ベントがキーオン・イベントである場合には、ステップ
S306へ進む。
鍵操作によって得られたキーオン信号に含まれるノート
ナンバーより、「キーオン(押鍵)されたノートナンバ
ー:キーオン・ノートナンバー」を読み込んで、ローカ
ル変数nに代入する。ステップS306の処理を終了す
ると、ステップS308へ進む。
しないが、公知の技術に基づく所定の処理によって、楽
音発生装置16から楽音を発生すべき発音チャンネルナ
ンバーを選択し、ローカル変数vに代入する。このと
き、選択された発音チャンネルvが楽音生成中であった
場合には、その楽音レベルを急速に減衰させる。ステッ
プS308の処理を終了すると、ステップS310へ進
む。
する効果選択装置読み込みタスクにおいて設定されたカ
レント効果ナンバー情報ENUMを読み出して、ローカ
ル変数eに代入する。ステップS310の処理を終了す
ると、ステップS312へ進む。
で代入されたローカル変数vに対応する出力分配装置1
8の分配器vの出力先を、ステップS310で代入され
たローカル変数eに対応する効果付与装置20の効果装
置eに指定する。従って、この処理により、各発音チャ
ンネルにより発生される楽音波形に対して、効果選択装
置14により指定された効果を付与する効果装置が設定
されることになる。ステップS312の処理を終了する
と、ステップS314へ進む。
を含むキーオン信号により、特に詳述しない公知の技術
を用いて、発音チャンネルvに対して楽音発生処理を行
う。即ち、楽音発生装置16の発音チャンネルvにキー
オン信号を入力することにより、楽音発生装置16の発
音チャンネルvにおいて、ノートナンバーnに対応する
ピッチで楽音波形を発生する。
れた楽音波形は、出力分配装置18の分配器vに入力さ
れることになり、分配器vは発音チャンネルvの楽音波
形を、効果装置eへ出力するものである。従って、鍵盤
装置12の押鍵によって新たに発音される楽音に対し
て、効果選択装置14により選択された効果が付与され
ることになる。ステップS314の処理を終了すると、
この発音タスクを終了する。
ーオフ・イベントであった場合には、上記したように、
ステップS302からステップS304へ進むことにな
る。
鍵操作によって得られたキーオフ信号に含まれるノート
ナンバーより、「キーオフ(離鍵)されたノートナンバ
ー:キーオフ・ノートナンバー」を読み込んで、ローカ
ル変数nに代入する。ステップS304の処理を終了す
ると、ステップS316へ進む。
を含むキーオフ信号により、特に詳述しない公知の技術
を用いて、楽音発生装置16の発音チャンネルに対して
楽音の消音処理を行う。即ち、楽音発生装置16のノー
トナンバーnで楽音発生中の発音チャンネルにキーオフ
信号を入力することにより、ノートナンバーnで楽音発
生中の発音チャンネルの楽音波形を減衰する。ステップ
S316の処理を終了すると、この発音タスクを終了す
る。
盤装置12の押鍵によって、これから新たに発音される
楽音に関しては、効果選択装置14によって現在選択さ
れている効果が付与されることになる。また、既に発音
している楽音に対しては、消音処理以外の如何なる処理
も行われないため、既に発音されている楽音に関して
は、効果が変化することはない。
て、効果選択装置読み込みタスクを詳細に説明する。こ
の効果選択装置読み込みタスクは、効果選択装置14か
らの効果ナンバー信号により発生される効果ナンバー・
イベントによって動作を開始するものである。なお、図
4のフローチャート内で使用した「e」は、この効果選
択装置読み込みタスク内で使用するローカル変数であ
り、上記した各タスク間で共通しているものではない。
選択装置14の操作によって効果ナンバーが指定された
ときに出力される効果ナンバー信号から効果ナンバーを
読み込み、ローカル変数eに代入する。ステップS40
2の処理を終了すると、ステップ404へ進む。
で代入されたローカル変数eを、カレント効果ナンバー
情報ENUMにセットする。ステップS404の処理を
終了すると、この効果選択装置読み込みタスクを終了す
る。こうして、効果選択装置14の操作によって新たに
選択された効果ナンバーが、RAM10Cのカレント効
果ナンバー情報ENUMにセットされ、上記した発音タ
スクにおいて、新たな楽音波形が形成されると、その楽
音波形が、カレント効果ナンバー情報ENUMにセット
された効果ナンバーに対応する効果装置へ出力されて、
当該楽音波形に効果が付与されることになる。
付与装置20の各効果装置が付与できる効果の種類が、
例えば、効果装置「1」が「リバーブ」、効果装置
「2」が「コーラス」、効果装置「3」が「ディレイ」
というように、各効果装置と1対1の関係で固定化され
ており、効果選択装置14の操作により効果の種類の切
り換えが指定された場合には、その指定後に新たに生成
される楽音波形の出力先を、出力分配装置18の分配器
により、効果付与装置20の指定された効果の種類を実
現している効果装置に分配するようになされているもの
である。
実施例を説明するものとする。
なり、効果付与装置の各効果装置が付与できる効果の種
類が、演奏者によって任意に変更可能となるように構成
されている。即ち、効果選択装置の操作により効果の種
類の切り換えが指定された場合に、新たに効果付与装置
のいずれかの効果装置を選択し、選択した効果装置の効
果の種類を、効果選択装置により指定された効果に変更
するとともに、その指定の後に新たに生成される楽音波
形の出力先を、選択した効果装置へ変更するものであ
る。
類の切り換えが指定された場合の効果装置選択方法は、
楽音生成チャンネルアサイナと同様に、選択時にいずれ
の発音チャンネルの出力も分配されていない空いている
効果装置を選択したり、レベルアサインなどのように現
在入力されている楽音波形の最も小さい効果装置を選択
する方法や、前回変更制御された時刻の最も古い効果装
置を選択するような履歴で管理する方法など、従来から
公知の技術を用いればよい。
生成装置を備えた電子楽器の機能的構成を示すブロック
図であり、図1と同一の符号を付することにより、第一
の実施例と同様な構成及び作用の説明は省略するものと
する。
有している。そして、新たな効果を選択するために効果
選択装置14を操作すると、効果選択装置14の操作に
基づき制御装置10から、効果制御情報が効果付与装置
30に出力され、この効果制御情報に基づいて、各効果
装置を効果選択装置14が指定した効果に変更制御する
ように構成されている。従って、効果選択装置14の操
作に基づき、上記したレベルアサインなどの公知の方法
により、効果付与装置30を構成する各効果装置のうち
で所定の効果装置が選択されることになり、選択された
効果装置には、効果付与制御情報により指定された、例
えば、リバーブ、コーラス、ディレイなどの効果が割り
当てられることになる。
御するプログラム、効果選択装置14によって選択さ
れ、効果付与装置30の各効果装置に設定可能な効果を
記憶した効果制御情報及び楽音形成に必要なパラメータ
を記憶して格納するものである。なお、本実施例におい
ては、効果制御情報を記憶する領域として、図6に示す
ような効果制御情報EFCTが設定されており、EN個
の効果制御情報が記憶されている。
バーブ、「効果制御情報2」がコーラス、「効果制御情
報3」がディレイなどのように設定されている。従っ
て、上記したように、この効果制御情報EFCTを効果
付与装置30の各効果装置に入力することにより、各効
果装置をリバーブ、コーラス、ディレイなどの任意の効
果に変更制御できる。なお、この第二の実施例は、効果
制御情報EFCTの効果制御情報の個数「EN個」が、
効果付与装置30を構成する効果装置の個数「FN個」
より大きい場合により効果的である。
ナンバー、現在指定されている効果ナンバーに対応する
効果装置のナンバー、楽音形成に必要なパラメータある
いは演算の途中結果などを一時記憶しておくためのもの
である。なお、本実施例においては、現在指定されてい
る効果装置のナンバーを記憶するレジスタとして、カレ
ント効果装置ナンバー情報FNUMがあり、図7に示す
ような記憶領域を有している。
は、効果選択装置14の操作により現在指定された効果
ナンバーに対応する効果を付与するために選択された、
効果付与装置30を構成する「1番」から「FN番」に
至る効果装置の番号を示し、初期状態においては「1」
に初期化されている。
9のフローチャートを参照しながら、各ステップ毎に説
明する。なお、この電子楽器は、鍵盤装置12の操作に
よって得られたキーオン信号(あるいはキーオフ信号)
及び効果選択装置14の操作によって得られた効果ナン
バー信号とが、制御装置10に入力されると、制御装置
10は入力されたキーオン信号(あるいはキーオフ信
号)及び効果ナンバー信号に対応して、ROM10B及
びRAM10Cのパラメータに基づいて、キーオン信号
(キーオフ信号)を楽音発生装置16へ入力するととも
に、カレント効果装置ナンバー情報FNUMを出力分配
装置18へ入力し、さらに効果制御情報EFCTを効果
付与装置30へ入力するものである。
分配装置18へ入力され、出力分配装置18の出力は、
効果選択装置14の操作によって選択された効果を付与
する効果付与装置30の効果装置へ入力される。そし
て、効果付与装置30からの出力は、加算器22により
加算されて、こうして得られた楽音信号のデジタル信号
は、D/A変換器24によってアナログ信号に変換され
て、音響装置26によって空間に楽音として放音される
ことになる。
内に記憶された図8及び図9に示すフローチャートによ
って示されるようなプログラムに従って動作するもので
ある。これらのプログラムは、タスクの優先順位が存在
するマルチタスク形式で動作するものであり、タスクの
優先順位の高い順に、発音タスク(図8)、効果選択装
置読み込みタスク(図9)となっており、これらのタス
クにより構成されている。各タスクは、イベントによっ
て起動されるものであり、所定の処理を終了するとその
動作を停止して、次のイベントの発生を待つものであ
る。
て、発音タスクを詳細に説明する。この発音タスクは、
鍵盤装置12の押鍵操作によって得られるキーオン信号
により発生されるキーオン・イベント及び鍵盤装置12
の離鍵操作によって得られるキーオフ信号により発生さ
れるキーオフ・イベントによって、動作を開始するもの
である。なお、図8のフローチャート内で使用した
「v]、「n」及び「f」は、この発音タスク内で使用
するローカル変数であり、上記した各タスク間で共通し
ているものではない。
を起動したイベントが、キーオフ・イベントであるか、
否かが判断される。この判断結果が肯定、即ち、発音タ
スクを起動したイベントがキーオフ・イベントである場
合には、ステップS804へ進む。一方、判断結果が否
定、即ち、発音タスクを起動したイベントがキーオン・
イベントである場合には、ステップS806へ進む。
鍵操作によって得られたキーオン信号に含まれるノート
ナンバーより、「キーオン(押鍵)されたノートナンバ
ー:キーオン・ノートナンバー」を読み込んで、ローカ
ル変数nに代入する。ステップS806の処理を終了す
ると、ステップS808へ進む。
しないが、公知の技術に基づく所定の処理によって、楽
音発生装置16から楽音を発生すべき発音チャンネルナ
ンバーを選択し、ローカル変数vに代入する。このと
き、選択された発音チャンネルvが楽音生成中であった
場合には、その楽音レベルを急速に減衰させる。ステッ
プS808の処理を終了すると、ステップS810へ進
む。
するように、効果選択装置14により指定された効果を
付与するために、効果付与装置30から選択された効果
装置のナンバーを記憶したカレント効果装置ナンバー情
報FNUMを読み出し、効果装置のナンバーをローカル
変数fに代入する。ステップS810の処理を終了する
と、ステップS812へ進む。
で代入されたローカル変数vに対応する出力分配装置1
8の分配器vの出力先を、ステップS810で代入され
たローカル変数fに対応する効果付与装置30の効果装
置fに指定する。従って、この処理により、各発音チャ
ンネルに対応して、指定された効果を付与する効果装置
が設定されることになる。ステップS812の処理を終
了すると、ステップS814へ進む。
を含むキーオン信号により、特に詳述しない公知の技術
を用いて、発音チャンネルvに対して楽音発生処理を行
う。即ち、楽音発生装置16の発音チャンネルvにキー
オン信号を入力することにより、楽音発生装置16の発
音チャンネルvにおいて、ノートナンバーnに対応する
ピッチで楽音波形を発生する。そして、発音チャンネル
vにおいて発生された楽音波形は、出力分配装置18の
分配器vに入力されることになる。さらに、分配器vか
ら効果装置fに出力されることになり、楽音発生装置1
6により形成された楽音波形に、効果選択装置14によ
って指定された効果が付与されることになる。ステップ
S814の処理を終了すると、この発音タスクを終了す
る。
ーオフ・イベントであった場合には、上記したように、
ステップS802からステップS804へ進むことにな
る。
鍵操作によって得られたキーオフ信号に含まれるノート
ナンバーより、「キーオフ(離鍵)されたノートナンバ
ー:キーオフ・ノートナンバー」を読み込んで、ローカ
ル変数nに代入する。ステップS804の処理を終了す
ると、ステップS816へ進む。
を含むキーオフ信号により、特に詳述しない公知の技術
を用いて、楽音発生装置16の発音チャンネルに対して
楽音の消音処理を行う。即ち、楽音発生装置16のノー
トナンバーnで楽音発生中の発音チャンネルにキーオフ
信号を入力することにより、ノートナンバーnで楽音発
生中の発音チャンネルの楽音波形を減衰する。ステップ
S816の処理を終了すると、この発音タスクを終了す
る。
盤装置12の押鍵によって、これから新たに発音される
楽音に関しては、効果選択装置14により選択された効
果を付与する効果装置によって、その効果装置に設定さ
れている効果が付与された新たな楽音が発生されること
になる。また、既に発音している楽音に対しては、消音
処理以外の如何なる処理も行われないため、既に発音さ
れている楽音に関しては、効果が変化することはない。
て、効果選択装置読み込みタスクを詳細に説明する。こ
の効果選択装置読み込みタスクは、効果選択装置14か
らの効果ナンバー信号により発生される効果ナンバー・
イベントによって動作を開始するものである。なお、図
9のフローチャート内で使用した「e」及び「f」は、
この効果選択装置読み込みタスク内で使用するローカル
変数であり、上記した各タスク間で共通しているもので
はない。
選択装置14の操作によって効果ナンバーが指定された
ときに出力される効果ナンバー信号から効果ナンバーを
読み込み、ローカル変数eに代入する。ステップS90
2の処理を終了すると、ステップS904へ進む。
により指定された効果を設置するための所定の効果装置
を選択し、その効果装置ナンバーをローカル変数fに代
入する。このとき、選択された効果装置fに楽音が供給
されている場合には、供給されている楽音を効果装置f
に入力しないようにするとともに、この楽音をいずれの
効果装置をも通過させずに、加算器22に直接供給する
ようにする。また、効果装置fに楽音が残っている場合
などには、必要に応じて効果装置fの出力レベルを急速
に減衰させる。
たように、レベルアサインなどのように現在入力されて
いる楽音波形の最も小さい効果装置を選択する方法や、
前回変更制御された時刻の最も古い効果装置を選択する
方法などの種々の方法が考えられる。
該当する効果情報EFCTを、ローカル変数fに該当す
る効果装置fに入力することによって、効果装置fを選
択された効果に変更制御する。ステップS906の処理
を終了すると、ステップS908へ進む。
カレント効果装置ナンバー情報FNUMに代入する。そ
して、カレント効果装置ナンバー情報FNUMが、図8
に示した発音タスクのステップS810において読み出
されることになる。このステップS908を終了する
と、この効果選択装置読み込みタスクを終了する。
て新たに選択された効果ナンバーにより指定される効果
を付与する効果装置が、RAM10Cのカレント効果装
置ナンバー情報FNUMにセットされ、上記した発音タ
スクにおいて、新たな楽音波形が形成されると、その楽
音波形が、カレント効果装置ナンバー情報FNUMにセ
ットされた効果装置ナンバーに対応する効果装置fへ出
力されて、当該楽音波形に効果が付与されることにな
る。
み込みタスクにおいて、効果選択装置14により新しく
指定された効果と同じ効果を設定された効果装置がある
場合には、新たにいずれかの効果装置を選択し、その効
果装置の効果を切り換えるという処理を行わずに、同じ
効果が既に設定されている効果装置を選択するようにし
てもよい。この場合には、効果の切り換え処理がいらな
いために、処理の効率化を図ることができる。また、こ
のような処理を行った場合には、同じ効果が複数の効果
装置に設定されることがなくなるので、効果装置の利用
効率も高まる。
み込みタスクにおいて、効果選択装置14により新しく
効果が指定されたときに、楽音波形が発生されていない
場合には、新たにいずれかの効果装置を選択し、その効
果装置の効果を切り換えるという処理を行わずに、それ
まで選択されていた効果装置をそのまま使い、その効果
装置の効果のみを切り換えるようにしてもよい。
果装置の効果の種類を変更可能としたが、効果装置の制
御内容の変更や効果付与に使用するメモリの初期化など
のために、効果の種類の変更に時間を要することがあ
る。この場合、新たな種類の効果が付与された楽音を生
成するのに遅延が生じ得る。ところで、上記した第二の
実施例においては、新たな効果が選択されたときに、効
果の種類が変更されるものであるが、その効果が実際に
使用されるのは、その後に新たな楽音が生成されるとき
である。即ち、効果の種類が変更されるタイミングとそ
の効果が実際に使用されるタイミングとの間に、時間的
余裕が生じるものである。このため、上記のように、効
果の種類の変更に時間を要する場合であっても、新たな
効果が付与された楽音を遅延なく生成することが可能と
なる。
合でも、新たな効果が付与された楽音を遅延なく生成す
ることができるようになるという上記した効果を期待し
ない場合には、以下のような処理内容に変更してもよ
い。
選択及び効果の切り換えを新たに効果ナンバーが指定さ
れたときに実行される効果選択装置読み込みタスクにお
いて行うようにしているが、効果選択装置読み込みタス
クでは指定された効果ナンバーを読み込む処理のみ行
い、キーオン信号を受け取ることにより実行される発音
タスクにおいて、効果装置の選択及び効果の切り換えを
行うようにするものである。なお、この場合において
も、同じ効果が既に設定されている効果装置が存在した
場合には、その効果装置を選択するようにしてもよい。
例においては、鍵盤装置12の押鍵操作のみによって発
音の開始を行い、また効果選択装置14の操作のみによ
って効果の選択を行うようにしているが、これに限られ
ることなく、MIDI規格などの通信手段を介して外部
の機器から与えられる信号によって、発音の開始、効果
の選択を行うようにしてもよいこと勿論である。
施例においては、メロディー・パート、伴奏パート、ベ
ース・パートなど、音色がそれぞれ異なる複数のパート
の楽音を同時に生成する場合については特に説明してい
ないが、このような場合においても、本発明を適用でき
るものである。このような場合には、例えばMIDIデ
ータによって、発音の開始、効果の選択、音色の選択な
どの演奏データが、各パートにそれぞれ対応して異なら
せたMIDIチャンネルのデータとして供給される。こ
のとき、パート毎に別個の発音チャンネル、効果付与装
置を使用するようにしてもよいが、いずれの発音チャン
ネル、効果付与装置も全パートに共通するようにしても
よい。
例においては、効果が音色に付随するものとしての説明
はしていないが、楽音発生装置で発生される楽音の音色
の切り換えに付随して、効果の種類が切り換わるもので
あってもよいことは勿論である。
きに楽音発生装置において発音中の楽音に関しては、音
色を切り換えずにそのまま発音を続行させ、音色の切り
換え指定以後に楽音発生装置において新たに発生される
楽音に関しては、切り換え指定に基づく新たな音色で発
音するようにすると、より一層効果的である。
第二の実施例においては、例えば、リバーブからコーラ
スへ、あるいはディレイからリバーブへなどのように、
効果付与装置において付与される効果の種類の切り換え
を行う場合に関して、本発明を適用するようにしたが、
これら以外にも、例えば、ディレイの遅延時間やリバー
ブの残響時間をより長い時間へ切り換えたり、コーラス
の変調速度をより速い速度へ切り換えたりするなど、要
するに効果付与装置において付与される効果の内容を切
り換える場合に、本発明を適用することができるもので
ある。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
れた音色に付随する内容の効果を該切り換えられた音色
の楽音に付与する楽音生成装置であって、複数の楽音を
同時に生成可能な楽音生成手段と、上記楽音生成手段で
生成された楽音が供給され、上記楽音に対して効果を付
与するための複数の効果付与手段と、上記楽音生成手段
で生成される楽音の音色の切り換えを指定するための音
色切り換え指定手段と、上記音色切り換え指定手段によ
って、音色の切り換えが指定されたときに、上記楽音生
成手段によって生成中の楽音に関しては、上記音色切り
換え指定手段による音色の切り換え指定前から付与され
ている内容の効果を付与している効果付与手段に継続し
て供給するとともに、上記音色切り換え指定手段による
音色の切り換え指定後に新たに生成される楽音に関して
は、上記音色切り換え指定手段によって指定される音色
に付随する内容の効果を付与する効果付与手段へ供給す
る楽音供給手段とを有するように構成したため、音色切
り換え指定手段によって音色の切り換えが指定されたと
きに、楽音生成手段によって生成中の楽音に関しては、
楽音供給手段によって、音色切り換え指定手段による音
色の切り換えが指定される以前からの内容の効果を付与
している効果付与手段に継続して供給されることにな
り、音色の切り換えの指定以前の従前までの効果が付与
される。
手段において新たに生成される楽音に関しては、音色切
り換え指定手段の指定に基づく音色に付随した新たな内
容の効果を付与する効果付与手段へ供給されることにな
り、音色切り換え指定手段によって指定された音色に付
随した新たな内容の効果が付与されることになる。
生成手段と、上記楽音生成手段で生成された楽音が供給
され、上記楽音に対して効果を付与するための複数の効
果付与手段と、上記効果付与手段で付与される効果の内
容の切り換えを指定するための効果切り換え指定手段
と、上記効果切り換え指定手段によって、効果の内容の
切り換えが指定されたときに、上記複数の効果付与手段
の中で、上記楽音生成手段によって生成中の楽音が供給
されている効果付与手段に関しては、上記効果切り換え
指定手段による効果の内容の切り換え指定前から付与さ
れている効果を継続して付与するように制御するととも
に、上記生成中の楽音が継続して供給されるように制御
し、上記複数の効果付与手段の中で、上記楽音生成手段
によって生成中の楽音が供給されている上記効果付与手
段以外のいずれかの効果付与手段に関しては、上記効果
切り換え指定手段によって指定される内容の効果を付与
するように制御するとともに、少なくとも上記効果切り
換え指定手段による効果の内容の切り換え指定後に新た
に生成される楽音が供給されるように制御する効果制御
手段とを有するようにしたため、効果切り換え指定手段
によって効果の内容の切り換えが指定されたときには、
複数の効果付与手段の中で、楽音生成手段によって生成
中の楽音が供給されている効果付与手段は、効果切り換
え指定手段による効果の内容の切り換え指定前から付与
されている効果を継続して付与されることになり、こう
した効果付与手段には、生成中の楽音が継続して供給さ
れることになる。
成手段によって生成中の楽音が供給されている上記効果
付与手段以外のいずれかの効果付与手段は、効果切り換
え指定手段によって指定される内容の効果が付与される
ことになり、こうした効果付与手段には、少なくとも効
果切り換え指定手段による効果の内容の切り換え指定後
に新たに生成される楽音が供給されることになる。
り換えの際に、効果の切り換えが自然な感じで行われる
ようになり、演奏者及び聴衆に与える不自然さが解消さ
れることになる。
えた電子楽器の機能的構成を示すブロック構成図であ
る。
示す説明図である。
トである。
示すフローチャートである。
えた電子楽器の機能的構成を示すブロック構成図であ
る。
示す説明図である。
示す説明図である。
トである。
示すフローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 音色の切り換え指定に応じて、切り換え
られた音色に付随する内容の効果を該切り換えられた音
色の楽音に付与する楽音生成装置であって、 複数の楽音を同時に生成可能な楽音生成手段と、 前記楽音生成手段で生成された楽音が供給され、前記楽
音に対して効果を付与するための複数の効果付与手段
と、 前記楽音生成手段で生成される楽音の音色の切り換えを
指定するための音色切り換え指定手段と、 前記音色切り換え指定手段によって、音色の切り換えが
指定されたときに、前記楽音生成手段によって生成中の
楽音に関しては、前記音色切り換え指定手段による音色
の切り換え指定前から付与されている内容の効果を付与
している効果付与手段に継続して供給するとともに、前
記音色切り換え指定手段による音色の切り換え指定後に
新たに生成される楽音に関しては、前記音色切り換え指
定手段によって指定される音色に付随する内容の効果を
付与する効果付与手段へ供給する楽音供給手段とを有す
ることを特徴とする楽音生成装置。 - 【請求項2】 複数の楽音を同時に生成可能な楽音生成
手段と、 前記楽音生成手段で生成された楽音が供給され、前記楽
音に対して効果を付与するための複数の効果付与手段
と、 前記効果付与手段で付与される効果の内容の切り換えを
指定するための効果切り換え指定手段と、 前記効果切り換え指定手段によって、効果の内容の切り
換えが指定されたときに、前記複数の効果付与手段の中
で、前記楽音生成手段によって生成中の楽音が供給され
ている効果付与手段に関しては、前記効果切り換え指定
手段による効果の内容の切り換え指定前から付与されて
いる効果を継続して付与するように制御するとともに、
前記生成中の楽音が継続して供給されるように制御し、
前記複数の効果付与手段の中で、前記楽音生成手段によ
って生成中の楽音が供給されている前記効果付与手段以
外のいずれかの効果付与手段に関しては、前記効果切り
換え指定手段によって指定される内容の効果を付与する
ように制御するとともに、少なくとも前記効果切り換え
指定手段による効果の内容の切り換え指定後に新たに生
成される楽音が供給されるように制御する効果制御手段
とを有することを特徴とする楽音生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32235992A JP3241832B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-11-06 | 楽音生成装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4244992 | 1992-01-31 | ||
JP4-42449 | 1992-01-31 | ||
JP32235992A JP3241832B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-11-06 | 楽音生成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05273969A JPH05273969A (ja) | 1993-10-22 |
JP3241832B2 true JP3241832B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=26382141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32235992A Expired - Fee Related JP3241832B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-11-06 | 楽音生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3241832B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4585023B2 (ja) * | 2008-12-25 | 2010-11-24 | 株式会社河合楽器製作所 | 電子楽器 |
-
1992
- 1992-11-06 JP JP32235992A patent/JP3241832B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05273969A (ja) | 1993-10-22 |
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