JPH0637447B2 - 新規アミド化合物 - Google Patents
新規アミド化合物Info
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- JPH0637447B2 JPH0637447B2 JP62276946A JP27694687A JPH0637447B2 JP H0637447 B2 JPH0637447 B2 JP H0637447B2 JP 62276946 A JP62276946 A JP 62276946A JP 27694687 A JP27694687 A JP 27694687A JP H0637447 B2 JPH0637447 B2 JP H0637447B2
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- Japan
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- water
- pyridine
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C255/00—Carboxylic acid nitriles
- C07C255/49—Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton
- C07C255/58—Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton containing cyano groups and singly-bound nitrogen atoms, not being further bound to other hetero atoms, bound to the carbon skeleton
- C07C255/60—Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton containing cyano groups and singly-bound nitrogen atoms, not being further bound to other hetero atoms, bound to the carbon skeleton at least one of the singly-bound nitrogen atoms being acylated
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P11/00—Drugs for disorders of the respiratory system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61P27/00—Drugs for disorders of the senses
- A61P27/16—Otologicals
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
- A61P37/08—Antiallergic agents
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は優れた抗アレルギー作用を有し、抗アレルギー
剤として有用な新規アミド化合物に関する。
剤として有用な新規アミド化合物に関する。
(従来の技術) 従来より各種アレルギー症状の予防、治療剤の研究、開
発が行なわれており、多くの化合物が報告されている。
抗アレルギー作用を有するアミド化合物としては、例え
ばザ・ジャーナル・オブ・アレルギー・アンド・クリニ
カル・イムノロジー(The Journal of Allergy and Cli
nical lmmunology)、57巻(No.5)、396頁(1
976年)にトラニラスト[N−(3,4−ジメトキシ
シンナモイル)アントラニル酸]が、またエージェンツ
・アンド・アクションズ(Agents and Actions)、1
巻、235頁(1979年)にロドキサマイドエチル
[N,N′−(2−クロロ−5−シアノ−m−フェニレ
ン)ジオキサミン酸ジエチルエステル]が記載されてい
る。
発が行なわれており、多くの化合物が報告されている。
抗アレルギー作用を有するアミド化合物としては、例え
ばザ・ジャーナル・オブ・アレルギー・アンド・クリニ
カル・イムノロジー(The Journal of Allergy and Cli
nical lmmunology)、57巻(No.5)、396頁(1
976年)にトラニラスト[N−(3,4−ジメトキシ
シンナモイル)アントラニル酸]が、またエージェンツ
・アンド・アクションズ(Agents and Actions)、1
巻、235頁(1979年)にロドキサマイドエチル
[N,N′−(2−クロロ−5−シアノ−m−フェニレ
ン)ジオキサミン酸ジエチルエステル]が記載されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の抗アレルギー剤は各種アレルギー症状、特に気管
支喘息の治療に十分な効果を示しているとは言い難い。
支喘息の治療に十分な効果を示しているとは言い難い。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らはアレルギー症状に対して優れた抗アレルギ
ー作用を示す薬物を得るべく種々の化合物を合成し、そ
の薬理作用を検討した結果、特定のアミド化合物が抗ア
レルギー活性に優れていることを知り本発明を完成する
に至った。
ー作用を示す薬物を得るべく種々の化合物を合成し、そ
の薬理作用を検討した結果、特定のアミド化合物が抗ア
レルギー活性に優れていることを知り本発明を完成する
に至った。
すなわち、本発明の化合物は式: [式中、R1は水素原子、低級アルキル基またはアセチ
ル基;R2は水素原子または塩素原子;R3は水素原子
または−CO2R6(R6は水素原子、低級アルキル基
またはアルカリ金属原子)で示される基;R4は水素原
子、トリフルオロメチル基、シアノ基、アミノカルボニ
ル基または−CO2R7(R7は水素原子、低級アルキ
ル基またはアルカリ金属原子)で示される基;R5は水
素原子または−CO2R8(R8は水素原子、低級アル
キル基またはアルカリ金属原子)で示される基]で示さ
れる新規アミド化合物である。
ル基;R2は水素原子または塩素原子;R3は水素原子
または−CO2R6(R6は水素原子、低級アルキル基
またはアルカリ金属原子)で示される基;R4は水素原
子、トリフルオロメチル基、シアノ基、アミノカルボニ
ル基または−CO2R7(R7は水素原子、低級アルキ
ル基またはアルカリ金属原子)で示される基;R5は水
素原子または−CO2R8(R8は水素原子、低級アル
キル基またはアルカリ金属原子)で示される基]で示さ
れる新規アミド化合物である。
本発明の式(I)の化合物においてR1における低級ア
ルキル基としては炭素数1〜6個のアルキル基、好まし
くはメチル基およびエチル基などが挙げられる。
ルキル基としては炭素数1〜6個のアルキル基、好まし
くはメチル基およびエチル基などが挙げられる。
R6、R7およびR8における低級アルキル基としては
炭素数1〜6個のアルキル基、好ましくはメチル基およ
びエチル基など、アルカリ金属原子としてはナトリウム
およびカリウムなどが挙げられる。
炭素数1〜6個のアルキル基、好ましくはメチル基およ
びエチル基など、アルカリ金属原子としてはナトリウム
およびカリウムなどが挙げられる。
(製造方法) 本発明の化合物は(II)式: [式中、R2は水素原子または塩素原子;R3は水素原
子または−CO2R6(R6は水素原子、または低級ア
ルキル基)で示される基;R4は水素原子、トリフルオ
ロメチル基、シアノ基、アミノカルボニル基または−C
O2R7(R7は水素原子、または低級アルキル基)で
示される基;R5は水素原子または−CO2R8(R8
は水素原子、または低級アルキル基)で示される基]で
示されるジアミノ化合物を(III)式: [式中、R1は低級アルキル基、アセチル基またはアル
コキシアルキル基]で示される酸塩化物と反応させるこ
とにより製造される。
子または−CO2R6(R6は水素原子、または低級ア
ルキル基)で示される基;R4は水素原子、トリフルオ
ロメチル基、シアノ基、アミノカルボニル基または−C
O2R7(R7は水素原子、または低級アルキル基)で
示される基;R5は水素原子または−CO2R8(R8
は水素原子、または低級アルキル基)で示される基]で
示されるジアミノ化合物を(III)式: [式中、R1は低級アルキル基、アセチル基またはアル
コキシアルキル基]で示される酸塩化物と反応させるこ
とにより製造される。
反応はピリジン、クロロホルム等の非プロトン性溶媒
中、ピリジン、トリエチルアミン等の塩基の存在下でで
実施される。反応は外部からの熱の適用なしに起きる
が、反応完結を確実にするため、加熱してもよい。
中、ピリジン、トリエチルアミン等の塩基の存在下でで
実施される。反応は外部からの熱の適用なしに起きる
が、反応完結を確実にするため、加熱してもよい。
R1はアセチル基である式(I)の化合物は加水分解に
よりR1が水素原子である式(I)の化合物に変換する
ことができる。
よりR1が水素原子である式(I)の化合物に変換する
ことができる。
R6,R7およびR8のうち1つ以上が水素原子である
式(I)の化合物は標準的方法により水素原子をアルカ
リ金属原子に変換することができる。
式(I)の化合物は標準的方法により水素原子をアルカ
リ金属原子に変換することができる。
R6,R7およびR8のうち1つ以上が低級アルキル基
である式(I)の化合物はエステル交換により、元あっ
たアルキル基とは異なるアルキル基に変換することがで
きる。
である式(I)の化合物はエステル交換により、元あっ
たアルキル基とは異なるアルキル基に変換することがで
きる。
(発明の効果) 本発明の化合物は即時型アレルギー反応を強力に抑制す
る作用を有するので、即時型アレルギーに分類される気
管支喘息、じん麻疹、アレルギー性鼻炎などの予防およ
び治療に対して有用である。
る作用を有するので、即時型アレルギーに分類される気
管支喘息、じん麻疹、アレルギー性鼻炎などの予防およ
び治療に対して有用である。
本発明化合物の抗アレルギー作用は以下に述べる試験例
により確認された。
により確認された。
試験例 抗卵白アルブミンラット血清をWistar系ラット(雄、体
重約200g)の背部正中線の両側に各々0.1ml宛、
2点づつ計4点に皮内注射して受動的に感作した。48
時間後、卵白アルブミンおよびエバンスブルー混液1ml
を尾静脈より投与してPCA(受動皮膚アナフイラキシ
ー)反応を惹起した。30分後、青染部を切り取り漏出
色素量をKatayamaらの方法[Microbiol.Immunol.,22
巻、89頁(1978年)]に従い測定した。
重約200g)の背部正中線の両側に各々0.1ml宛、
2点づつ計4点に皮内注射して受動的に感作した。48
時間後、卵白アルブミンおよびエバンスブルー混液1ml
を尾静脈より投与してPCA(受動皮膚アナフイラキシ
ー)反応を惹起した。30分後、青染部を切り取り漏出
色素量をKatayamaらの方法[Microbiol.Immunol.,22
巻、89頁(1978年)]に従い測定した。
PCA反応惹起30分前に被験化合物を6匹のラットに
30mg/kgづつ経口投与した。第1表に本発明のPCA
反応抑制率を示す。
30mg/kgづつ経口投与した。第1表に本発明のPCA
反応抑制率を示す。
本発明の化合物は、経口、非経口又は吸引により投与さ
れるが、経口投与が好ましい。また使用に際しては通常
の医薬担体を用いて常法により各種製剤形に調製され
る。例えば、経口投与用には錠剤、カプセル剤、顆粒
剤、シロップ剤、粉剤などが挙げられる。非経口投与用
には静脈内注射のための水溶液、筋肉内注射のための油
状懸濁液などが挙げられる。
れるが、経口投与が好ましい。また使用に際しては通常
の医薬担体を用いて常法により各種製剤形に調製され
る。例えば、経口投与用には錠剤、カプセル剤、顆粒
剤、シロップ剤、粉剤などが挙げられる。非経口投与用
には静脈内注射のための水溶液、筋肉内注射のための油
状懸濁液などが挙げられる。
またエアゾルスプレー、あるいは乾燥粉末の形で本発明
の化合物と肺が直接接触できるようにする吸引器によっ
て投与することもできる。
の化合物と肺が直接接触できるようにする吸引器によっ
て投与することもできる。
本発明の化合物の1日あたりの全投与量は2〜2000
mgである。
mgである。
次に実施例をあげて本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はこれらに限定されない。
本発明はこれらに限定されない。
実施例1 1,3−ビス(メトキシアセチルアミノ)ベンゼンの製
造: m−フェニレンジアミン5.41gをピリジン100ml
に溶かした溶液に塩化メトキシアセチル10mlを滴下し
た。室温で2時間撹拌した後、反応混合物よりピリジン
を減圧溜去して得た残渣に水を加え、クロロホルムで分
液した。有機層を芒硝で乾燥し溶媒を減圧溜去して粗結
晶を得た。これを酢酸エチル−ヘキサンより再結晶して
次の物理的性質を有する表記化合物9.89gを得た。
造: m−フェニレンジアミン5.41gをピリジン100ml
に溶かした溶液に塩化メトキシアセチル10mlを滴下し
た。室温で2時間撹拌した後、反応混合物よりピリジン
を減圧溜去して得た残渣に水を加え、クロロホルムで分
液した。有機層を芒硝で乾燥し溶媒を減圧溜去して粗結
晶を得た。これを酢酸エチル−ヘキサンより再結晶して
次の物理的性質を有する表記化合物9.89gを得た。
融点:110〜111℃ IR(KBr):ν=3300,1665,1600,
1535,1445,1205,1120,985,7
75,720,525cm-1 NMR(CDCl3):δ=8.25(2H,br.
s),7.85(1H,br.s),7.30(3H,
m),3,98(4H,s),3,48(6H,s) 元素分析値 計算値:C,57.13;H,6.39;N,11.1
0(%) 実測値:C,57.42;H,6.37;N,11,0
6(%) 実施例2 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)−4−クロロ
ベンゾニトリルの製造: 4−クロロ−3,5−ジアミノベンゾニトリル3.34
gをピリジン60mlに溶かした溶液に室温で塩化メトキ
シアセチル4.0mlを滴下後、室温で2時間撹拌した。
反応混合物よりピリジンを減圧溜去して得られた残渣に
水を加え生成した固体を濾取し、水で洗浄して粗結晶を
得た。これをエタノールより再結晶して次の物理的性質
を有する表記化合物5.1gを得た。
1535,1445,1205,1120,985,7
75,720,525cm-1 NMR(CDCl3):δ=8.25(2H,br.
s),7.85(1H,br.s),7.30(3H,
m),3,98(4H,s),3,48(6H,s) 元素分析値 計算値:C,57.13;H,6.39;N,11.1
0(%) 実測値:C,57.42;H,6.37;N,11,0
6(%) 実施例2 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)−4−クロロ
ベンゾニトリルの製造: 4−クロロ−3,5−ジアミノベンゾニトリル3.34
gをピリジン60mlに溶かした溶液に室温で塩化メトキ
シアセチル4.0mlを滴下後、室温で2時間撹拌した。
反応混合物よりピリジンを減圧溜去して得られた残渣に
水を加え生成した固体を濾取し、水で洗浄して粗結晶を
得た。これをエタノールより再結晶して次の物理的性質
を有する表記化合物5.1gを得た。
融点:173〜174℃ IR(KBr):ν=3380,3120,2950,
2845,2240,1715,1590,1550,
1505,1435,1300,1200,1115,
1050,985,900,880,675,635cm
-1 NMR(DMSO−d6):δ=9.50(2H,b
r.s),8.11,(2H,s),4.07(4H,
s),3.41(6H,s) 元素分析値 計算値:C,50.09;H,4.53;N,13.4
8;Cl,11.37(%) 実測値:C,50.11;H,4.34;N,13.5
0;Cl,11.47(%) 実施例3 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)安息香酸の製
造: 3,5−ジアミノ安息香酸6.1gをピリジン80mlに
溶かした溶液に塩化メトキシアセチル8.0mlを室温で
滴下後、そのまま2時間撹拌した。反応混合物よりピリ
ジンを減圧溜去した後、IN塩酸を加えた。生成した固
体を濾取し、水で洗浄して粗結晶を得た。これをエタノ
ールより再結晶して次の物理的性質を有する表記化合物
8.0gを得た。
2845,2240,1715,1590,1550,
1505,1435,1300,1200,1115,
1050,985,900,880,675,635cm
-1 NMR(DMSO−d6):δ=9.50(2H,b
r.s),8.11,(2H,s),4.07(4H,
s),3.41(6H,s) 元素分析値 計算値:C,50.09;H,4.53;N,13.4
8;Cl,11.37(%) 実測値:C,50.11;H,4.34;N,13.5
0;Cl,11.47(%) 実施例3 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)安息香酸の製
造: 3,5−ジアミノ安息香酸6.1gをピリジン80mlに
溶かした溶液に塩化メトキシアセチル8.0mlを室温で
滴下後、そのまま2時間撹拌した。反応混合物よりピリ
ジンを減圧溜去した後、IN塩酸を加えた。生成した固
体を濾取し、水で洗浄して粗結晶を得た。これをエタノ
ールより再結晶して次の物理的性質を有する表記化合物
8.0gを得た。
融点:227〜229℃(分解) IR(KBr):ν=3425,3300,3120,
3020,2950,2840,2600,1725,
1685,1645,1605,1560,1455,
1430,1370,1300,1230,1210,
1135,1115,995,925,875,77
0,690,675cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=12.87(1H,b
r.s),9.92(2H,br.s),8.32〜
8.17(1H),8.04〜7.90(2H),3.
97(4H,s),3.35(6H,s) 元素分析値 計算値:C,52.70;H,5.44;N,9.46
(%) 実測値:C,52.82;H,5.45;N,9.60
(%) 実施例4 2,4−ビス(メトキシアセチルアミノ)安息香酸エチ
ルの製造: 2,4−ジアミノ安息香酸エチル3.6gをピリジン8
0mlに溶かした溶液に室温で塩化メトキシアセチル4.
0mlを滴下した。室温で3時間撹拌した後、反応混合物
よりピリジンを減圧溜去して得た残渣に水およびクロロ
ホルムを加え分液した。有機層を水、ついで飽和食塩水
で洗浄し、芒硝で乾燥した。溶媒を減圧溜去して得た油
状物を酢酸エチル−ヘキサンに溶解し、−30℃で6時
間静置した。析出した結晶を濾取して次の物理的性質を
有する表記化合物6.0gを得た。
3020,2950,2840,2600,1725,
1685,1645,1605,1560,1455,
1430,1370,1300,1230,1210,
1135,1115,995,925,875,77
0,690,675cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=12.87(1H,b
r.s),9.92(2H,br.s),8.32〜
8.17(1H),8.04〜7.90(2H),3.
97(4H,s),3.35(6H,s) 元素分析値 計算値:C,52.70;H,5.44;N,9.46
(%) 実測値:C,52.82;H,5.45;N,9.60
(%) 実施例4 2,4−ビス(メトキシアセチルアミノ)安息香酸エチ
ルの製造: 2,4−ジアミノ安息香酸エチル3.6gをピリジン8
0mlに溶かした溶液に室温で塩化メトキシアセチル4.
0mlを滴下した。室温で3時間撹拌した後、反応混合物
よりピリジンを減圧溜去して得た残渣に水およびクロロ
ホルムを加え分液した。有機層を水、ついで飽和食塩水
で洗浄し、芒硝で乾燥した。溶媒を減圧溜去して得た油
状物を酢酸エチル−ヘキサンに溶解し、−30℃で6時
間静置した。析出した結晶を濾取して次の物理的性質を
有する表記化合物6.0gを得た。
融点:90〜91℃ IR(KBr):ν=3420,3390,3000,
2950,2840,1715,1700,1685,
1610,1590,1550,1525,1480,
1455,1415,1375,1305,1280,
1260,1205,1155,1120,1105,
1090,1000,880,700cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=11.50(1H,b
r.s)、10.12(1H,br.s)、8.86
(1H,d)、7.91(1H,d)、7.55(1
H,dd)、4.28(2H,q)、4.00(4H,
s)、3.42(3H,s)、3.34(3H,s)、
1.32(3H,t) 元素分析値 計算値:C,55.55;H,6.22;N,8.64
(%) 実測値:C,55.57;H,6.24;N,8.64
(%) 実施例5 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)−4−クロロ
ベンズアミド・1/2水和物の製造: 4−クロロ−3,5−ジアミノベンズアミド2,8gを
ピリジン40mlに溶かした溶液に室温で塩化メトキシア
セチル3.0mlを滴下した。室温で3時間撹拌した後、
反応混合物よりピリジンを減圧溜去した。残渣に水を加
えて析出した固体を濾取し、次いで水で洗浄して粗結晶
を得た。これをエタノール−酢酸エチル−ヘキサンより
再結晶して次の物理的性質を有する表記化合物4.0g
を得た。
2950,2840,1715,1700,1685,
1610,1590,1550,1525,1480,
1455,1415,1375,1305,1280,
1260,1205,1155,1120,1105,
1090,1000,880,700cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=11.50(1H,b
r.s)、10.12(1H,br.s)、8.86
(1H,d)、7.91(1H,d)、7.55(1
H,dd)、4.28(2H,q)、4.00(4H,
s)、3.42(3H,s)、3.34(3H,s)、
1.32(3H,t) 元素分析値 計算値:C,55.55;H,6.22;N,8.64
(%) 実測値:C,55.57;H,6.24;N,8.64
(%) 実施例5 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)−4−クロロ
ベンズアミド・1/2水和物の製造: 4−クロロ−3,5−ジアミノベンズアミド2,8gを
ピリジン40mlに溶かした溶液に室温で塩化メトキシア
セチル3.0mlを滴下した。室温で3時間撹拌した後、
反応混合物よりピリジンを減圧溜去した。残渣に水を加
えて析出した固体を濾取し、次いで水で洗浄して粗結晶
を得た。これをエタノール−酢酸エチル−ヘキサンより
再結晶して次の物理的性質を有する表記化合物4.0g
を得た。
融点:208〜209℃ IR(KBr):ν=3440,3370,3220,
2950,1710,1680,1615,1585,
1510,1435,1385,1300,1250,
1195,1110,1040,985,770,66
0cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=9.43(2H,b
r.s),8.11(2H,s),7.98(1H,b
r.s),7.40(1H,br.s),4.06(4
H,s),3.42(6H,s) 元素分析値 計算値:C,46.09;H,5.06;N,12.4
0;Cl,10.47(%) 実測値:C,45.84;H,5.16;N,12.2
9;Cl,10.47(%) 実施例6 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)−4−クロロ
ベンゾニトリルの製造: 4−クロロ−3,5−ジアミノベンゾニトリル3.3g
をピリンジ80mlに溶かした溶液に室温で塩化エトキシ
アセチル4.8mlを滴下した。室温で3時間撹拌した
後、反応混合物よりピリジンを減圧溜去し、残渣に水を
加えた。析出した固体を濾取し、ついで水で洗浄して粗
結晶を得た。これをエタノールより再結晶して次の物理
的性質を有する表記化合物4.0gを得た。
2950,1710,1680,1615,1585,
1510,1435,1385,1300,1250,
1195,1110,1040,985,770,66
0cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=9.43(2H,b
r.s),8.11(2H,s),7.98(1H,b
r.s),7.40(1H,br.s),4.06(4
H,s),3.42(6H,s) 元素分析値 計算値:C,46.09;H,5.06;N,12.4
0;Cl,10.47(%) 実測値:C,45.84;H,5.16;N,12.2
9;Cl,10.47(%) 実施例6 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)−4−クロロ
ベンゾニトリルの製造: 4−クロロ−3,5−ジアミノベンゾニトリル3.3g
をピリンジ80mlに溶かした溶液に室温で塩化エトキシ
アセチル4.8mlを滴下した。室温で3時間撹拌した
後、反応混合物よりピリジンを減圧溜去し、残渣に水を
加えた。析出した固体を濾取し、ついで水で洗浄して粗
結晶を得た。これをエタノールより再結晶して次の物理
的性質を有する表記化合物4.0gを得た。
融点:152〜153℃ IR(KBr):ν=3370,3100,2980,
2900,2235,1720,1710,1580,
1540,1510,1500,1430,1405,
1370,1340,1295,1240,1110,
1040,1025,950,885,870,72
0,670,625cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=9.45(2H,b
r.s),8.15(2H,s),4.10(4H,
s),3.60(4H,q),1.21(6H,t) 元素分析値 計算値:C,53.02;H,5.34;N,12,3
7;Cl,10.43(%) 実測値:C,53.15;H,5.33;N,12.5
1;Cl10.43(%) 実施例7 3,5−ビス(アセトキシアセチルアミノ)−4−クロ
ロベンゾニトリルの製造: 4−クロロ−3,5−ジアミノベンゾニトリル6.7g
をピリジン150mlに溶かした溶液に室温で塩化アセト
キシアセチル9.5mlを滴下した。室温で3時間撹拌し
た後、反応混合物よりピリジンを減圧溜去した。得られ
た残渣に水を加えて析出した固体を濾取した。この固体
をクロロホルムに溶かし、不溶物を濾別した。濾液を水
ついで飽和食塩水で洗浄し、芒硝で乾燥した後、溶媒を
減圧溜去した。得られた固体をエタノールより再結晶し
て次の物理的性質を有する表記化合物4.3gを得た。
2900,2235,1720,1710,1580,
1540,1510,1500,1430,1405,
1370,1340,1295,1240,1110,
1040,1025,950,885,870,72
0,670,625cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=9.45(2H,b
r.s),8.15(2H,s),4.10(4H,
s),3.60(4H,q),1.21(6H,t) 元素分析値 計算値:C,53.02;H,5.34;N,12,3
7;Cl,10.43(%) 実測値:C,53.15;H,5.33;N,12.5
1;Cl10.43(%) 実施例7 3,5−ビス(アセトキシアセチルアミノ)−4−クロ
ロベンゾニトリルの製造: 4−クロロ−3,5−ジアミノベンゾニトリル6.7g
をピリジン150mlに溶かした溶液に室温で塩化アセト
キシアセチル9.5mlを滴下した。室温で3時間撹拌し
た後、反応混合物よりピリジンを減圧溜去した。得られ
た残渣に水を加えて析出した固体を濾取した。この固体
をクロロホルムに溶かし、不溶物を濾別した。濾液を水
ついで飽和食塩水で洗浄し、芒硝で乾燥した後、溶媒を
減圧溜去した。得られた固体をエタノールより再結晶し
て次の物理的性質を有する表記化合物4.3gを得た。
融点:193−195℃より分解 IR(KBr):ν=3420,3330,2240,
1755,1710,1585,1520,1435,
1370,1270,1250,1230,1195,
1090,1055,870cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=9.94(2H,b
r.s),7.95(2H,s),4.73(4H,
s),2.10(6H,s) 元素分析値 計算値:C,48.99;H,3.84;N,11.4
3;Cl,9.64(%) 実測値:C,49.05;H,3.92;N,11.4
9;Cl,9.50(%) 実施例8 3,5−ビス(ヒドロキシアセチルアミノ)−4−クロ
ロベンゾニトリルの製造: 実施例7で製造した3,5−ビス(アセトキシアセチル
アミノ)−4−クロロベンゾニトリル2.7gを15%
アンモニアメタノール溶液80mlに懸濁し、4時間加熱
還流した。放冷後析出した粗結晶を濾取した。これをエ
タノールより再結晶して次の物理的性質を有する表記化
合物1.3gを得た。
1755,1710,1585,1520,1435,
1370,1270,1250,1230,1195,
1090,1055,870cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=9.94(2H,b
r.s),7.95(2H,s),4.73(4H,
s),2.10(6H,s) 元素分析値 計算値:C,48.99;H,3.84;N,11.4
3;Cl,9.64(%) 実測値:C,49.05;H,3.92;N,11.4
9;Cl,9.50(%) 実施例8 3,5−ビス(ヒドロキシアセチルアミノ)−4−クロ
ロベンゾニトリルの製造: 実施例7で製造した3,5−ビス(アセトキシアセチル
アミノ)−4−クロロベンゾニトリル2.7gを15%
アンモニアメタノール溶液80mlに懸濁し、4時間加熱
還流した。放冷後析出した粗結晶を濾取した。これをエ
タノールより再結晶して次の物理的性質を有する表記化
合物1.3gを得た。
融点:228℃より分解 IR(KBr):ν=3380,3340,3125,
2920,2245,1680,1580,1515,
1510,1435,1420,1325,1300,
1245,1220,1090,1080,1055,
995,885,880,720,710,635cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=8.27(2H,
s).7.85(2H,br.s),4.70(4H,
s),3.30(2H,br.s) 元素分析値 計算値:C,46.58;H,3.55;N,14.8
1;Cl,12.50(%) 実測値:C,46.57;H,3.73;N,14.8
1;Cl,12.24(%) 実施例9 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)−4−クロロ
安息香酸メチルの製造: 4−クロロ−3,5−ジアミノ安息香酸メチル・2塩酸
塩1.1gをピリジン20mlに溶かした溶液に室温で塩
化メトキシアセチル0.8mlを滴下した。室温で1.5
時間撹拌した後、反応混合物よりピリジンを減圧溜去し
て得た残渣に水を加えた。生成した固体を濾取し、さら
に水で洗浄して粗結晶を得た。これをエタノールより再
結晶して次の物理的性質を有する表記化合物1.1gを
得た。
2920,2245,1680,1580,1515,
1510,1435,1420,1325,1300,
1245,1220,1090,1080,1055,
995,885,880,720,710,635cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=8.27(2H,
s).7.85(2H,br.s),4.70(4H,
s),3.30(2H,br.s) 元素分析値 計算値:C,46.58;H,3.55;N,14.8
1;Cl,12.50(%) 実測値:C,46.57;H,3.73;N,14.8
1;Cl,12.24(%) 実施例9 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)−4−クロロ
安息香酸メチルの製造: 4−クロロ−3,5−ジアミノ安息香酸メチル・2塩酸
塩1.1gをピリジン20mlに溶かした溶液に室温で塩
化メトキシアセチル0.8mlを滴下した。室温で1.5
時間撹拌した後、反応混合物よりピリジンを減圧溜去し
て得た残渣に水を加えた。生成した固体を濾取し、さら
に水で洗浄して粗結晶を得た。これをエタノールより再
結晶して次の物理的性質を有する表記化合物1.1gを
得た。
融点:162〜164℃ IR(KBr):ν=3440,3410,3150,
3040,2980,2920,2860,1730,
1710,1605,1555,1525,1510,
1455,1355,1315,1270,1250,
1200,1120,1020,1000,970,9
15,810,785,735,675cm-1 NMR(DMSO−b6):δ=9.41(2H,b
r.s),8.28(2H,s),4.07(4H,
s),3.85(3H,s),3.43(6H,s) 元素分析値 計算値:C,48.78;H,4.97;N,8.1
3;Cl,10.28(%) 実測値:C,48.73;H,5.10;N,8.1
3;Cl,10.13(%) 実施例10 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)−4−クロロ
ベンゾトリフルオリドの製造: 4−クロロ−3,5−ジアミノベンゾトリフルオリド
4.2gをピリジン80mlに溶かした溶液に室温で塩化
メトキシアセチル4.0mlを滴下した。室温で3時間撹
拌した後、反応混合物よりピリジンを減圧溜去した。残
渣に水を加え析出した固体を濾取し、水で洗浄して粗結
晶を得た。これをエタノールより再結晶して次の物理的
性質を有する表記化合物5.0gを得た。
3040,2980,2920,2860,1730,
1710,1605,1555,1525,1510,
1455,1355,1315,1270,1250,
1200,1120,1020,1000,970,9
15,810,785,735,675cm-1 NMR(DMSO−b6):δ=9.41(2H,b
r.s),8.28(2H,s),4.07(4H,
s),3.85(3H,s),3.43(6H,s) 元素分析値 計算値:C,48.78;H,4.97;N,8.1
3;Cl,10.28(%) 実測値:C,48.73;H,5.10;N,8.1
3;Cl,10.13(%) 実施例10 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)−4−クロロ
ベンゾトリフルオリドの製造: 4−クロロ−3,5−ジアミノベンゾトリフルオリド
4.2gをピリジン80mlに溶かした溶液に室温で塩化
メトキシアセチル4.0mlを滴下した。室温で3時間撹
拌した後、反応混合物よりピリジンを減圧溜去した。残
渣に水を加え析出した固体を濾取し、水で洗浄して粗結
晶を得た。これをエタノールより再結晶して次の物理的
性質を有する表記化合物5.0gを得た。
融点:160〜162℃ IR(KBr):ν=3380,3130,3020,
2960,2840,1715,1605,1550,
1510,1500,1445,1365,1300,
1270,1250,1195,1170,1120,
1050,980,920,880,730,720,
660cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=9.50(2H,b
r.s),8.08(2H,s),4.08(4H,
s),3.41(6H,s) 元素分析値 計算値:C,44.02;H,3.98;N,7.9
0;Cl,9.99;F,16.07(%) 実測値:C,44.17;H,3.97;N,7.9
5;Cl,9.87;F,15.99(%) 実施例11 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)安息香酸メチ
ルの製造: 3,5−ジアミノ安息香酸メチル・2塩酸塩7.2gを
ピリジン100mlに溶かした溶液に室温で塩化メトキシ
アセチル6.0mlを滴下した。室温で2時間撹拌した
後、反応混合物よりピリジンを減圧溜去し、残渣に水お
よびクロロホルムを加え分液した。有機層を水、ついで
飽和食塩水で洗浄し、芒硝で乾燥した。溶媒を減圧溜去
し、得られた固体をエタノールより再結晶して次の物理
的性質を有する表記化合物5.2gを得た。
2960,2840,1715,1605,1550,
1510,1500,1445,1365,1300,
1270,1250,1195,1170,1120,
1050,980,920,880,730,720,
660cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=9.50(2H,b
r.s),8.08(2H,s),4.08(4H,
s),3.41(6H,s) 元素分析値 計算値:C,44.02;H,3.98;N,7.9
0;Cl,9.99;F,16.07(%) 実測値:C,44.17;H,3.97;N,7.9
5;Cl,9.87;F,15.99(%) 実施例11 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)安息香酸メチ
ルの製造: 3,5−ジアミノ安息香酸メチル・2塩酸塩7.2gを
ピリジン100mlに溶かした溶液に室温で塩化メトキシ
アセチル6.0mlを滴下した。室温で2時間撹拌した
後、反応混合物よりピリジンを減圧溜去し、残渣に水お
よびクロロホルムを加え分液した。有機層を水、ついで
飽和食塩水で洗浄し、芒硝で乾燥した。溶媒を減圧溜去
し、得られた固体をエタノールより再結晶して次の物理
的性質を有する表記化合物5.2gを得た。
融点:140〜141℃ IR(KBr):ν=3280,2970,2930,
2850,1725,1680,1615,1610,
1550,1460,1440,1355,1320,
1250,1210,1135,1120,1035,
1015,990,930,885,775cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=9.92,(2H,b
r.s),8.25(1H,t),7.99(2H,
d),3.98(4H,s),3.82(3H,s),
3.35(6H,s) 元素分析値 計算値:C,54.19;H,5.85;N,9.03
(%) 実測値:C,54.12;H,5.85;N,9.00
(%) 実施例12 4,6−ビス(メトキシアセチルアミノ)−m−フタル
酸の製造:) 4,6−ジアミノ−m−フタル酸5.4gをビリジン1
00mlに溶かした溶液に、室温で塩化メトキシアセチル
5.5mlを滴下後、室温で終夜撹拌した。反応混合物よ
りピリジンを減圧溜去して得られた残渣に水を加え、2
N塩酸を加えた。生成した固体を濾取し、水で洗浄し
て、粗結晶を得た。これをエタノール−水より再結晶し
て、次の物理的性質を有する表記化合物5.0gを得
た。
2850,1725,1680,1615,1610,
1550,1460,1440,1355,1320,
1250,1210,1135,1120,1035,
1015,990,930,885,775cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=9.92,(2H,b
r.s),8.25(1H,t),7.99(2H,
d),3.98(4H,s),3.82(3H,s),
3.35(6H,s) 元素分析値 計算値:C,54.19;H,5.85;N,9.03
(%) 実測値:C,54.12;H,5.85;N,9.00
(%) 実施例12 4,6−ビス(メトキシアセチルアミノ)−m−フタル
酸の製造:) 4,6−ジアミノ−m−フタル酸5.4gをビリジン1
00mlに溶かした溶液に、室温で塩化メトキシアセチル
5.5mlを滴下後、室温で終夜撹拌した。反応混合物よ
りピリジンを減圧溜去して得られた残渣に水を加え、2
N塩酸を加えた。生成した固体を濾取し、水で洗浄し
て、粗結晶を得た。これをエタノール−水より再結晶し
て、次の物理的性質を有する表記化合物5.0gを得
た。
融点:277〜281℃(分解) IR(KBr):ν=3460,3270,2950,
1720,1660,1585,1530,1460,
1420,1345,1315,1255,1115,
985,810,680cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=12.00(2H,
s),9.94(1H,s),8.63(1H,s),
4.03(4H,s),3.42(6H,s) 元素分析値 計算値:C,49.41;H,4.74;N,8.23
(%) 実測値:C,49.23;H,4.80;N,8.07
(%) 実施例13 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)ベンゾニトル
の製造: 3,5−ジアミノベンゾニトリル・1塩酸塩5.1gを
ピリジン100mlに溶かした溶液に、室温で塩化メトキ
シアセチル6.0mlを滴下後、室温で2時間撹拌した。
反応混合物よりピリジンを減圧溜去し、水を加え、酢酸
エチルで抽出した。有機層を水、次いで飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を溜去し得
られた固体を、酢酸エチル−n−ヘキサンで再結晶し
て、次の物理的性質を有する表記化合物3.2gを得
た。
1720,1660,1585,1530,1460,
1420,1345,1315,1255,1115,
985,810,680cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=12.00(2H,
s),9.94(1H,s),8.63(1H,s),
4.03(4H,s),3.42(6H,s) 元素分析値 計算値:C,49.41;H,4.74;N,8.23
(%) 実測値:C,49.23;H,4.80;N,8.07
(%) 実施例13 3,5−ビス(メトキシアセチルアミノ)ベンゾニトル
の製造: 3,5−ジアミノベンゾニトリル・1塩酸塩5.1gを
ピリジン100mlに溶かした溶液に、室温で塩化メトキ
シアセチル6.0mlを滴下後、室温で2時間撹拌した。
反応混合物よりピリジンを減圧溜去し、水を加え、酢酸
エチルで抽出した。有機層を水、次いで飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を溜去し得
られた固体を、酢酸エチル−n−ヘキサンで再結晶し
て、次の物理的性質を有する表記化合物3.2gを得
た。
融点:144.0℃から分解しながら溶ける。
IR(KBr):ν=3290,2950,2230,
1675,1600,1550,1530,1445,
1425,1345,1280,1255,1200,
1105,985,915,865,715cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=10.04(2H,b
r.s),8.28(1H,t),7.74(2H,
d),4.00(4H,s),3.84(6H,s) 元素分析値 計算値:C,56.31;H,5.45;N,15.1
5(%) 実測値:C,56.30;H,5.52;N,15.2
4(%) 実施例14 3,5-ビス(アセトキシアセチルアミノ)ベンゾニトリル
・1/4水和物の製造: 3,5-ジアミノベンゾニトリル5.3gをピリジン100mlに溶
かした溶液に、室温で塩化アセトキシアセチル9.5mlを
滴下後、室温で2時間撹拌した。反応混合物よりピリジ
ンを減圧留去し、水を加えクロロホルムで抽出した。有
機層を水、ついで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィーを用いて酢酸エチルを展開溶媒として精
製した。溶媒を留去し、得られた固体をエタノールで再
結晶して、次の物理的性質を有する表記化合物7.2gを得
た。
1675,1600,1550,1530,1445,
1425,1345,1280,1255,1200,
1105,985,915,865,715cm-1 NMR(DMSO−d6):δ=10.04(2H,b
r.s),8.28(1H,t),7.74(2H,
d),4.00(4H,s),3.84(6H,s) 元素分析値 計算値:C,56.31;H,5.45;N,15.1
5(%) 実測値:C,56.30;H,5.52;N,15.2
4(%) 実施例14 3,5-ビス(アセトキシアセチルアミノ)ベンゾニトリル
・1/4水和物の製造: 3,5-ジアミノベンゾニトリル5.3gをピリジン100mlに溶
かした溶液に、室温で塩化アセトキシアセチル9.5mlを
滴下後、室温で2時間撹拌した。反応混合物よりピリジ
ンを減圧留去し、水を加えクロロホルムで抽出した。有
機層を水、ついで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィーを用いて酢酸エチルを展開溶媒として精
製した。溶媒を留去し、得られた固体をエタノールで再
結晶して、次の物理的性質を有する表記化合物7.2gを得
た。
融点:131℃から分解しながら溶ける。
IR(KBr):ν=3340,3125,2240,1750,1615,1605,1555,145
0,1430,1375,1355,1285,1250,1220,1210,1080,860,845,
775cm-1 NMR(DMSO-d6)δ=10.38(2H,br.s),8.10(1H,t),7.65(2H,
d),4.62(4H,s),2.09(6H,s) 元素分析値 計算値:C,53.33;H,4.62;N,12.44(%) 実測値:C,53.28;H,4.55;N,12.37(%) 実施例15 3,5-ビス(ヒドロキシアセチルアミノ)ベンゾニトリル
・1/4水和物の製造: 実施例14で製造した3,5-ビス(アセトキシアセチルアミ
ノ)ベンゾニトリル・1/4水和物2.3gをメタノール100ml
に懸濁し、28%アンモニア水10mlを加え、室温で2時間
撹拌した。溶媒を減圧留去し、得られた固体を水洗、乾
燥の後、エタノールで再結晶して、次の物理的性質を有
する表記化合物1.2gを得た。
0,1430,1375,1355,1285,1250,1220,1210,1080,860,845,
775cm-1 NMR(DMSO-d6)δ=10.38(2H,br.s),8.10(1H,t),7.65(2H,
d),4.62(4H,s),2.09(6H,s) 元素分析値 計算値:C,53.33;H,4.62;N,12.44(%) 実測値:C,53.28;H,4.55;N,12.37(%) 実施例15 3,5-ビス(ヒドロキシアセチルアミノ)ベンゾニトリル
・1/4水和物の製造: 実施例14で製造した3,5-ビス(アセトキシアセチルアミ
ノ)ベンゾニトリル・1/4水和物2.3gをメタノール100ml
に懸濁し、28%アンモニア水10mlを加え、室温で2時間
撹拌した。溶媒を減圧留去し、得られた固体を水洗、乾
燥の後、エタノールで再結晶して、次の物理的性質を有
する表記化合物1.2gを得た。
融点:226-228℃ IR(KBr):ν=3475,3380,3310,2270,1695,1670,1615,158
0,1465,1450,1435,1365,1350,1310,1255,1105,1080,102
0,995,930,895,800,760cm-1 NMR(DMSO-d6):δ=9.94(2H,br.s),8.35(1H,t),7.79(2
H,d),5.60(2H,br.s),3.99(4H,s) 元素分析値 計算値:C,52.07;H,4.57;N,16.56(%) 実測値:C,52.28;H,4.50;N,16.76(%) 実施例16 1,3-ビス(アセトキシアセチルアミノ)ベンゼンの製
造: m−フェニレンジアミン21.6gをクロロホルム1.21に懸
濁し、トリエチルアミン56mlを加え、室温で塩化アセト
キシアセチル48mlを滴下した。室温で2時間撹拌し、塩
化アセトキシアセチル24mlを滴下した。室温でさらに2
時間撹拌し、ジエチルエーテル1.51を加え、一晩放置し
た。析出した固体を濾取し、ジエチルエーテル、次いで
水−エタノール1:1の混合溶媒で洗浄した。乾燥後、
エタノールで再結晶して,次の物理的性質を有する表記
化合物36.1gを得た。
0,1465,1450,1435,1365,1350,1310,1255,1105,1080,102
0,995,930,895,800,760cm-1 NMR(DMSO-d6):δ=9.94(2H,br.s),8.35(1H,t),7.79(2
H,d),5.60(2H,br.s),3.99(4H,s) 元素分析値 計算値:C,52.07;H,4.57;N,16.56(%) 実測値:C,52.28;H,4.50;N,16.76(%) 実施例16 1,3-ビス(アセトキシアセチルアミノ)ベンゼンの製
造: m−フェニレンジアミン21.6gをクロロホルム1.21に懸
濁し、トリエチルアミン56mlを加え、室温で塩化アセト
キシアセチル48mlを滴下した。室温で2時間撹拌し、塩
化アセトキシアセチル24mlを滴下した。室温でさらに2
時間撹拌し、ジエチルエーテル1.51を加え、一晩放置し
た。析出した固体を濾取し、ジエチルエーテル、次いで
水−エタノール1:1の混合溶媒で洗浄した。乾燥後、
エタノールで再結晶して,次の物理的性質を有する表記
化合物36.1gを得た。
融点:150-151℃ IR(KBr):ν=3450,3360,1760,1735,1705,1625,1575,155
0,1490,1435,1380,1290,1255,1240,1175,1080,960,870,
815,715cm-1 NMR(DMSO-d6):δ=10.04(2H,br.s),7.80(1H),7.30-7.1
5(3H),4.61(4H,s),2.12(6H,s) 元素分析値 計算値:C,54.54;H,5.23;N,9.09(%) 実測値:C,54.52;H,5.16;N,9.08(%) 実施例17 1,3-ビス(ヒドロキシアセチルアミン)ベンゼン・1/4
水和物の製造: 実施例16で製造した1,3-ビス(アセトキシアセチルアミ
ノ)ベンゼン30.0gをメタノール11に懸濁し、28%アン
モニア水100mlを加え、室温で2時間撹拌した。溶媒を
留去し、得られた固体を水洗した。乾燥の後、エタノー
ルで再結晶して、次の物理的性質を有する表記化合物1
8.1g得た。
0,1490,1435,1380,1290,1255,1240,1175,1080,960,870,
815,715cm-1 NMR(DMSO-d6):δ=10.04(2H,br.s),7.80(1H),7.30-7.1
5(3H),4.61(4H,s),2.12(6H,s) 元素分析値 計算値:C,54.54;H,5.23;N,9.09(%) 実測値:C,54.52;H,5.16;N,9.08(%) 実施例17 1,3-ビス(ヒドロキシアセチルアミン)ベンゼン・1/4
水和物の製造: 実施例16で製造した1,3-ビス(アセトキシアセチルアミ
ノ)ベンゼン30.0gをメタノール11に懸濁し、28%アン
モニア水100mlを加え、室温で2時間撹拌した。溶媒を
留去し、得られた固体を水洗した。乾燥の後、エタノー
ルで再結晶して、次の物理的性質を有する表記化合物1
8.1g得た。
融点:139-143℃ IR(KBr):ν=3390,3295,1695,1685,1625,1610,1570,155
0,1485,1440,1330,1275,1165,1090,985,950,880,760cm
-1 NMR(DMSO-d6):δ=10.54(2H,br.s),8.04-7.90(1H),7.4
5-7.00(3H),5.52(2H,t),3.94(4H,d) 元素分析値 計算値:C,52.51;H,5.55;N,12.25(%) 実測値:C,52.62;H,5.59;N,12.29(%) 実施例18 3,5-ビス(アセトキシアセチルアミノ)−4−クロロベ
ンゾトリフルオリドの製造: 4−クロロ−3,5-ジアミノベンゾトリフルオリド4.2gを
クロロホルム100mlに懸濁し、トリエチルアミン5.6mlを
加え、室温で塩化アセトキシアセチル4.8mlを滴下し
た。室温で1時間撹拌し、塩化アセトキシアセチル2.0m
lを滴したし、2時間撹拌した。ジエチルエーテル100ml
を加え、室温で1時間放置した。析出した固体を濾取
し、ジエチルエーテル、次いで水−エタノール1:1の
混合溶媒で洗浄した。乾燥の後、エタノールで再結晶
し、次いで物理的性質を有する表記化合物6.8gを得た。
0,1485,1440,1330,1275,1165,1090,985,950,880,760cm
-1 NMR(DMSO-d6):δ=10.54(2H,br.s),8.04-7.90(1H),7.4
5-7.00(3H),5.52(2H,t),3.94(4H,d) 元素分析値 計算値:C,52.51;H,5.55;N,12.25(%) 実測値:C,52.62;H,5.59;N,12.29(%) 実施例18 3,5-ビス(アセトキシアセチルアミノ)−4−クロロベ
ンゾトリフルオリドの製造: 4−クロロ−3,5-ジアミノベンゾトリフルオリド4.2gを
クロロホルム100mlに懸濁し、トリエチルアミン5.6mlを
加え、室温で塩化アセトキシアセチル4.8mlを滴下し
た。室温で1時間撹拌し、塩化アセトキシアセチル2.0m
lを滴したし、2時間撹拌した。ジエチルエーテル100ml
を加え、室温で1時間放置した。析出した固体を濾取
し、ジエチルエーテル、次いで水−エタノール1:1の
混合溶媒で洗浄した。乾燥の後、エタノールで再結晶
し、次いで物理的性質を有する表記化合物6.8gを得た。
融点:154-155℃ IR(KBr):ν=3400,3325,1765,1755,1715,1705,1605,153
0,1455,1440,1375,1310,1280,1260,1215,1180,1130,111
5,1090,1060,1050,965,930,890,875,720cm-1 NMR(DMSO-d6):δ=9.92(2H,br.s),7.94(2H,s),4.73(4
H,s),2.12(6H,s) 元素分析値 計算値:C,43.86;H,3.44;N,6.82(%) 実測値:C,43.77;H,3.32;N,6.82(%) 実施例19 3,5-ビス(ヒドロキシアセチルアミノ)−4−クロロベ
ンゾトリフルオリドの製造: 実施例18で製造した3,5-ビス(アセトキシアセチルアミ
ノ)−4−クロロベンゾトリフルオリド4.0gをメタノー
ル200mlに懸濁し、28%アンモニア水20mlを加え、室温
で2時間撹拌した。溶媒を留去し、得られた固体を水で
洗浄した。乾燥の後、エタノールで再結晶し、次の物理
的性質を有する表記化合物2.1gを得た。
0,1455,1440,1375,1310,1280,1260,1215,1180,1130,111
5,1090,1060,1050,965,930,890,875,720cm-1 NMR(DMSO-d6):δ=9.92(2H,br.s),7.94(2H,s),4.73(4
H,s),2.12(6H,s) 元素分析値 計算値:C,43.86;H,3.44;N,6.82(%) 実測値:C,43.77;H,3.32;N,6.82(%) 実施例19 3,5-ビス(ヒドロキシアセチルアミノ)−4−クロロベ
ンゾトリフルオリドの製造: 実施例18で製造した3,5-ビス(アセトキシアセチルアミ
ノ)−4−クロロベンゾトリフルオリド4.0gをメタノー
ル200mlに懸濁し、28%アンモニア水20mlを加え、室温
で2時間撹拌した。溶媒を留去し、得られた固体を水で
洗浄した。乾燥の後、エタノールで再結晶し、次の物理
的性質を有する表記化合物2.1gを得た。
融点:285-287℃ IR(KBr):ν=3350,1680,1600,1525,1430,1365,1315,12
65,1255,1175,1135,1120,1090,1050,915,890,700cm-1 NMR(DMSO-d6):δ=10.40-5.50(4H),8.29(2H,s),4.07(4
H,s) 元素分析値 計算値:C,40.45;H,3.09;N,8.58(%) 実測値:C,40.45;H,3.06;N,8.55(%) 実施例20 3,5-ビス(アセトキシアセチルアミノ)安息香酸メチル
・1/4水和物の製造: 3,5-ジアミノ安息香酸メチル8.3gをクロロホルム250ml
に溶かし、トリエチルアミン13.8mlを加えた溶液に室温
で塩化アセトキシアセチル11.9mlを滴下した。室温で3
時間撹拌した後、ジエチルエーテル250mlを加え、一晩
放置した。析出した固体を濾取し、ジエチルエーテル、
次いで水−エタノール1:1の混合溶媒で洗浄した。乾
燥の後、エタノールで再結晶し、次の物理的性質を有す
る表記化合物14,6gを得た。
65,1255,1175,1135,1120,1090,1050,915,890,700cm-1 NMR(DMSO-d6):δ=10.40-5.50(4H),8.29(2H,s),4.07(4
H,s) 元素分析値 計算値:C,40.45;H,3.09;N,8.58(%) 実測値:C,40.45;H,3.06;N,8.55(%) 実施例20 3,5-ビス(アセトキシアセチルアミノ)安息香酸メチル
・1/4水和物の製造: 3,5-ジアミノ安息香酸メチル8.3gをクロロホルム250ml
に溶かし、トリエチルアミン13.8mlを加えた溶液に室温
で塩化アセトキシアセチル11.9mlを滴下した。室温で3
時間撹拌した後、ジエチルエーテル250mlを加え、一晩
放置した。析出した固体を濾取し、ジエチルエーテル、
次いで水−エタノール1:1の混合溶媒で洗浄した。乾
燥の後、エタノールで再結晶し、次の物理的性質を有す
る表記化合物14,6gを得た。
融点:195-197℃ IR(KBr):ν=3470,3380,1770,1750,1730,1715,1615,156
5,1460,1435,1375,1290,1245,1220,1080,950,775cm-1 NMR(DMSO-d6):δ=10.25(2H,br.s),8.14(1H,t),7.92(2
H,d),4.16(4H,s),3.82(3H,s),2.11(6H,s) 元素分析値 計算値:C,51.82;H,5.03;N,7.55(%) 実測値:C,51.98;H,4.91;N,7.61(%) 実施例21 3.5-ビス(ヒドロキシアセチルアミノ)安息香酸メチル
・1/4水和物の製造: 実施例20で製造した3,5-ビス(アセトキシアセチルアミ
ノ)安息香酸メチル・1/4水和物8.0gをメタノール200ml
に懸濁し、28%アンモニア水20mlを加え、室温で2時間
撹拌した。溶媒を留去し、得られた固体を水洗した。乾
燥の後、エタノールで再結晶して、次の物理的性質を有
する表記化合物5.0gを得た。
5,1460,1435,1375,1290,1245,1220,1080,950,775cm-1 NMR(DMSO-d6):δ=10.25(2H,br.s),8.14(1H,t),7.92(2
H,d),4.16(4H,s),3.82(3H,s),2.11(6H,s) 元素分析値 計算値:C,51.82;H,5.03;N,7.55(%) 実測値:C,51.98;H,4.91;N,7.61(%) 実施例21 3.5-ビス(ヒドロキシアセチルアミノ)安息香酸メチル
・1/4水和物の製造: 実施例20で製造した3,5-ビス(アセトキシアセチルアミ
ノ)安息香酸メチル・1/4水和物8.0gをメタノール200ml
に懸濁し、28%アンモニア水20mlを加え、室温で2時間
撹拌した。溶媒を留去し、得られた固体を水洗した。乾
燥の後、エタノールで再結晶して、次の物理的性質を有
する表記化合物5.0gを得た。
融点:222-225℃ IR(KBr):ν=3425,3370,3290,1735,1675,1620,1585,154
5,1460,1450,1440,1355,1320,1280,1255,1120,1105,108
5,1040,1010,970,895,890,805,780cm-1 NMR(DMSO-d6):δ=9.86(2H,br.s),8.23(1H,t),8.02(2
H,d),5.54(2H,t),3.96(4H,d),3.81(3H,s) 元素分析値 計算値:C,50.26;H,5.10;N,9.77(%) 実測値:C,50.54;H,4.95;N,9.85(%) 実施例22 3,5-ビス(アセトキシアセチルアミノ)−4−クロロベ
ンズアミドの製造: 4−クロロ−3,5-ジアミノベンズアミド5.6gをピリジン
80mlに溶かし、室温で塩化アセトキシアセチル7.2mlを
滴下した。室温で2時間撹拌した後、溶媒を留去した。
得られた油状物に少量の酢酸エチルを加え、固化させ
た。固体を濾取し、水洗、乾燥の後、メタノールで再結
晶して、次の物理的性質を有する表記化合物6.2gを得
た。
5,1460,1450,1440,1355,1320,1280,1255,1120,1105,108
5,1040,1010,970,895,890,805,780cm-1 NMR(DMSO-d6):δ=9.86(2H,br.s),8.23(1H,t),8.02(2
H,d),5.54(2H,t),3.96(4H,d),3.81(3H,s) 元素分析値 計算値:C,50.26;H,5.10;N,9.77(%) 実測値:C,50.54;H,4.95;N,9.85(%) 実施例22 3,5-ビス(アセトキシアセチルアミノ)−4−クロロベ
ンズアミドの製造: 4−クロロ−3,5-ジアミノベンズアミド5.6gをピリジン
80mlに溶かし、室温で塩化アセトキシアセチル7.2mlを
滴下した。室温で2時間撹拌した後、溶媒を留去した。
得られた油状物に少量の酢酸エチルを加え、固化させ
た。固体を濾取し、水洗、乾燥の後、メタノールで再結
晶して、次の物理的性質を有する表記化合物6.2gを得
た。
融点:216-218℃ IR(KBr):ν=3470,3420,3270,1755,1695,1630,1590,155
5,1545,1435,1510,1385,1290,1250,1225,1095,1065,99
5,900,855,780,760cm-1 NMR(DMSO-d6):δ=9.79(2H,br.s),7.98(1H,br.s),7.95
(2H,s)7.35(1H,br.s),4.70(4H,s),2.11(6H,s) 元素分析値 計算値:C,46.70;H,4.18;N,10.89(%) 実測値:C,46.65;H,4.28;N,10.71(%) 実施例23 3,5-ビス(ヒドロキシアセチルアミノ)−4−クロロベ
ンズアミドの製造: 実施例22で製造した3,5-ビス(アセトキシアセチルアミ
ノ)−4−クロロベンズアミド0.8gをメタノール20mlに
懸濁し、28%アンモニア水5mlを加え、室温で2時間撹
拌した。溶媒を留去し、得られた固体を水洗した。乾燥
の後、エタノールで再結晶して、次の物理的性質を有す
る表記化合物0.4gを得た。
5,1545,1435,1510,1385,1290,1250,1225,1095,1065,99
5,900,855,780,760cm-1 NMR(DMSO-d6):δ=9.79(2H,br.s),7.98(1H,br.s),7.95
(2H,s)7.35(1H,br.s),4.70(4H,s),2.11(6H,s) 元素分析値 計算値:C,46.70;H,4.18;N,10.89(%) 実測値:C,46.65;H,4.28;N,10.71(%) 実施例23 3,5-ビス(ヒドロキシアセチルアミノ)−4−クロロベ
ンズアミドの製造: 実施例22で製造した3,5-ビス(アセトキシアセチルアミ
ノ)−4−クロロベンズアミド0.8gをメタノール20mlに
懸濁し、28%アンモニア水5mlを加え、室温で2時間撹
拌した。溶媒を留去し、得られた固体を水洗した。乾燥
の後、エタノールで再結晶して、次の物理的性質を有す
る表記化合物0.4gを得た。
融点254-257℃ IR(KBr):ν=3430,3340,1710,1680,1655,1610,1585,151
0,1445,1425,1395,1300,1245,1085,1045,980,885,775cm
-1 NMR(DMSO-d6):δ=9.45(2H,br.s),8.30(2H,s),7.97(1
H,br.s),7.40(1H,br.s),6.10(2H,t),4.08(4H,d) 元素分析値 計算値:C,43.79;H,4.01;N,13.93(%) 実測値:C,43.89;H,4.21;N,13.85(%)
0,1445,1425,1395,1300,1245,1085,1045,980,885,775cm
-1 NMR(DMSO-d6):δ=9.45(2H,br.s),8.30(2H,s),7.97(1
H,br.s),7.40(1H,br.s),6.10(2H,t),4.08(4H,d) 元素分析値 計算値:C,43.79;H,4.01;N,13.93(%) 実測値:C,43.89;H,4.21;N,13.85(%)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 237/42 7106−4H 255/59 9357−4H 311/29 7419−4H 311/39 7419−4H 311/48 7419−4H 323/59 7419−4H 323/63 7419−4H // A61K 31/165 ABF 31/275 ABM ACD ADA
Claims (1)
- 【請求項1】式: [式中、R1は水素原子、低級アルキル基またはアセチ
ル基;R2は水素原子または塩素原子;R3は水素原子
または−CO2R6(R6は水素原子、低級アルキル基
またはアルカリ金属原子)で示される基;R4は水素原
子、トリフルオロメチル基、シアノ基、アミノカルボニ
ル基または−CO2R7(R7は水素原子、低級アルキ
ル基またはアルカリ金属原子)で示される基;R5は水
素原子または−CO2R8(R8は水素原子、低級アル
キル基またはアルカリ金属原子)で示される基]で示さ
れる新規アミド化合物。
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JP62276946A JPH0637447B2 (ja) | 1987-10-31 | 1987-10-31 | 新規アミド化合物 |
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JPH0637447B2 true JPH0637447B2 (ja) | 1994-05-18 |
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