JPH0636498A - 光ディスクカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライバーに対し着脱することができると共
に、光ディスクの中心とスピンドルモーターの軸心とを
高精度を以て一致させることができ、これによって従来
より一層高速に回転させることのできる光ディスクを得
る。 【構成】 光ディスク１１及びその光ディスク１１が取
り付けられたスピンドルモーター１２がカートリッジ１
０内に収納されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は光ディスクカートリッジ
に関する。

【０００２】

【従来の技術】図５を参照して、従来の光ディスク及び
その光ディスクを駆動するドライバーを説明する。ドラ
イバー４にスピンドルモーター５が設けられ、そのモー
ター５の軸５Ｘにチャッキング台６が取り付けられ、そ
のチャッキング台６内に磁石が取り付けられている。そ
して、光ディスク１をこのドライバー４に装填して、そ
のモーター５によって駆動するときは、光ディスク１の
センターホール２をドライバー４のモーター５の軸５Ｘ
に嵌合すると共に、その光ディスク１にこれと同軸心に
一体に取り付けられた鉄等の金属ハブ３をチャッキング
台６の磁石７に吸着せしめることにより、光ディスク１
をモーター５の軸５Ｘに位置決めして取り付けるように
している。これにより、光ディスク１をドライバーに対
し着脱することができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、光ディスク
１のセンターホール２とモーター５の軸５Ｘとの径の公
差から、チャッキングのガタにより光ディスク１に偏心
が生じる。この偏心がアクチュエータの能力の制限によ
って、光ディスクの回転数をあまり上げられないと言う
欠点がある。

【０００４】かかる点に鑑み、本発明はドライバーに対
し着脱することができると共に、光ディスクの中心とス
ピンドルモーターの軸心とを高精度を以て一致させるこ
とができ、これによって従来より一層高速に回転させる
ことのできる光ディスクを得ることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段及び作用】第１の本発明に
よる光ディスクカートリッジは、光ディスク１１及びそ
の光ディスク１１が取り付けられたスピンドルモーター
１２がカートリッジ１０内に収納されて成るものであ
る。しかして、このカートリッジ１０内のモーター１２
に、外部から駆動電流を流すことにより、光ディスク１
１を回転駆動することができる。

【０００６】第２の本発明による光ディスクカートリッ
ジは、外部のステータ２５と共同してスピンドルモータ
ーを構成するローター２４が一体に形成された光ディス
ク２１が回転軸２８上に取り付けられた状態でカートリ
ッジ２０内に収納されて成るものである。しかして、光
ディスク２１のローター２４と共同してスピンドルモー
ターを構成するステータ２５をカートリッジ２０内の光
ディスク２１のローター２４に対向させ、そのステータ
２５に駆動電流を流すことにより、光ディスク２１を回
転駆動することができる。

【０００７】

【実施例】以下に、図１及び図４を参照して、本発明の
実施例（１）を詳細に説明しよう。実施例（１）のディ
スクカートリッジは、図示を省略したドライバーに装填
される。正方形又は長方形の偏平なカートリッジ１０内
の底面の略中央部にスピンドルモーター１２が取り付け
られ、そのモーター１２の回転軸１４に光ディスク１１
が取り付けられている。この場合、図４に示す如く回転
軸１４の中心と、トラックの中心とが一致するように、
回転軸１４に一体に取り付けられた取付部３０を光ディ
スク１１の中心部に固定ねじ３１にてねじ止め固定す
る。

【０００８】カートリッジ１０の上面には光ピックアッ
プ用の窓１３が形成され、下面にはモーター１２から導
出されたスピンドルモーター駆動用リード１５が設けら
れている。そして、このリード１５に外部よりの電源を
接続する。

【０００９】次に、図２、図３及び図４を参照して、本
発明の実施例（２）を詳細に説明しよう。実施例（２）
のディスクカートリッジは、図示を省略したドライバー
に装填される。正方形又は長方形の偏平なカートリッジ
２０内の底面の略中央部に回転軸２８が軸受けを介して
回転自在に取り付けられる。この場合も、図４に示す如
く回転軸２８の中心と、トラックの中心とが一致するよ
うに、回転軸２８に一体に取り付けられた取付部３０を
光ディスク２１の中心部に固定ねじ３１にてねじ止め固
定する。

【００１０】そして、光ディスク２１の記録エリア２２
の内側のローターエリア２４の円周上にＮ、Ｓの対の磁
石が複数組配されたローター２４が設けられ、外部から
カートリッジ２０の下面のステーター挿入窓２９を通っ
て挿入されるステータ２５と共同してスピンドルモータ
ーが構成される。ステータ２５はＵ字形のボビン２７に
コイル２６が巻装されて構成される。又、カートリッジ
２０の上面には光ピックアップ用の窓２９が形成されて
いる。

【００１１】尚、ドライバーは光ディスクカートリッジ
を回転駆動するモータに駆動電流を流し、それのオンオ
フを制御し、光ピックアップによる信号の記録及び再生
等を行なう。

【００１２】

【発明の効果】上述せる本発明によれば、ドライバーに
対し着脱することができると共に、光ディスクの中心と
スピンドルモーターの軸心とを高精度を以て一致させる
ことができ、これによって従来より一層高速に回転させ
ることのできる光ディスクカートリッジを得ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例（１）の光ディスクカートリッ
ジを示す断面図及び斜視図

【図２】実施例（２）の光ディスクを示す斜視図及び光
ディスクカートリッジを示す断面図

【図３】実施例（２）の光ディスクカートリッジの底面
図

【図４】実施例（１）及び（２）の一部を示す断面図

【図５】従来例を示す断面図

【符号の説明】

１０ カートリッジ １１ 光ディスク １２ スピンドルモーター １３ 光ピックアップ用の窓 １４ 回転軸 １５ スピンドルモーター駆動用リード ２０ カートリッジ ２１ 光ディスク ２２ 記録エリア ２３ ローターエリア ２４ ローター ２５ ステータ ２６ コイル ２７ ボビン ２８ 回転軸 ２９ 光ピックアップ用窓

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 光ディスク及び該光ディスクが取り付け
   られたスピンドルモーターがカートリッジ内に収納され
   て成ることを特徴とする光ディスクカートリッジ。
2. 【請求項２】 外部のステータと共同してスピンドルモ
   ーターを構成するローターが一体に形成された光ディス
   クが回転軸上に取り付けられた状態でカートリッジ内に
   収納されて成ることを特徴とする光ディスクカートリッ
   ジ。