JPH0631249B2 - チオフアン誘導体の製造法 - Google Patents
チオフアン誘導体の製造法Info
- Publication number
- JPH0631249B2 JPH0631249B2 JP28003784A JP28003784A JPH0631249B2 JP H0631249 B2 JPH0631249 B2 JP H0631249B2 JP 28003784 A JP28003784 A JP 28003784A JP 28003784 A JP28003784 A JP 28003784A JP H0631249 B2 JPH0631249 B2 JP H0631249B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dibenzyl
- thiophane
- compound
- tetrahydrofuran
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明はチオファン誘導体の製造法に関するものであ
る。更に詳しくは、テトラヒドロフラン中、3級アミン
の存在下、次式(A) で表される3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−
ケトイミダゾリド)−2−ケトチオファン(以下化合物
Aと略す)に1,4−ジハロゲノマグネシウムブタン、
次いで二酸化炭素を反応させて次式(B) で表される3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−
ケトイミダゾリド)−2−ヒドロキシ−2−(ω−カル
ボキシブチル)チオファン(以下化合物Bと略す)を
得、さらに化合物Bを脱水して次式(C) で表される3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−
ケトイミダゾリド)−2−(ω−カルボキシブチリデ
ン)チオファン(以下化合物Cと略す)を得、さらに化
合物Cを還元して次式(D) で表される3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−
ケトイミダゾリド)−2−(ω−カルボキシブチル)チ
オファン(以下化合物Dと略す)を得ることを特徴とす
る製造法に関するものである。
る。更に詳しくは、テトラヒドロフラン中、3級アミン
の存在下、次式(A) で表される3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−
ケトイミダゾリド)−2−ケトチオファン(以下化合物
Aと略す)に1,4−ジハロゲノマグネシウムブタン、
次いで二酸化炭素を反応させて次式(B) で表される3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−
ケトイミダゾリド)−2−ヒドロキシ−2−(ω−カル
ボキシブチル)チオファン(以下化合物Bと略す)を
得、さらに化合物Bを脱水して次式(C) で表される3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−
ケトイミダゾリド)−2−(ω−カルボキシブチリデ
ン)チオファン(以下化合物Cと略す)を得、さらに化
合物Cを還元して次式(D) で表される3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−
ケトイミダゾリド)−2−(ω−カルボキシブチル)チ
オファン(以下化合物Dと略す)を得ることを特徴とす
る製造法に関するものである。
化合物B、C、Dはビオチン(ビタミンH)を製造する
為の重要な中間体である。
為の重要な中間体である。
従来化合物B、C、Dを製造する方法として特公昭46
−3580号公報および薬学雑誌第88巻、964−9
70頁(1968年)に記載の方法が知られている。こ
の方法は化合物Aの2位にω−カルボキシブチル基を導
入する方法としてすぐれた方法であるが、化合物Bを製
造する際の反応で反応に低温(−20〜−50℃)を
必要とする事、臭化マグネシウム等ルイス酸の添加を
必要とする事等、工業的に実施するには種々の欠点を有
している。
−3580号公報および薬学雑誌第88巻、964−9
70頁(1968年)に記載の方法が知られている。こ
の方法は化合物Aの2位にω−カルボキシブチル基を導
入する方法としてすぐれた方法であるが、化合物Bを製
造する際の反応で反応に低温(−20〜−50℃)を
必要とする事、臭化マグネシウム等ルイス酸の添加を
必要とする事等、工業的に実施するには種々の欠点を有
している。
本発明者らは、これらの欠点を克服するため、種々検討
した結果、反応溶媒にテトラヒドロフランを用いて3級
アミンの存在下に、化合物Aと1,4−ジハロゲノマグ
ネシウムブタンを反応させ、次いで二酸化炭素を反応さ
せた場合、各工程とも反応温度は比較的高温(5〜−2
0℃)でもよく、かつルイス酸の添加を必要とせず、化
合物Bが高収率で生成することを見出し、本発明を完成
するに至った。
した結果、反応溶媒にテトラヒドロフランを用いて3級
アミンの存在下に、化合物Aと1,4−ジハロゲノマグ
ネシウムブタンを反応させ、次いで二酸化炭素を反応さ
せた場合、各工程とも反応温度は比較的高温(5〜−2
0℃)でもよく、かつルイス酸の添加を必要とせず、化
合物Bが高収率で生成することを見出し、本発明を完成
するに至った。
本発明を実施するには1,4−ジクロル又はジブロム等
のジハロゲノブタンと金属マグネシウムより調整される
(この時、1,2−ジブロムエタン、ヨウ素等でマグネ
シウムを活性化してもよい。)1,4−ジハロゲノマグ
ネシウムブタンとテトラヒドロフラン溶液にトリエチル
アミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジ
アミン、トリ−n−プロピルアミン、N,N−ジメチル
アニリン等の3級アミンを加え、これに化合物Aを反応
させ(反応)次いでこの反応溶液中に炭酸ガスを導入
するか又はドライアイスを添加して反応させた(反応
)のち、(反応、とも反応温度は10〜−50℃
で実施できる)、常法により、加水分解することによっ
て、化合物Bを製造することが出来る。本反応において
化合物Aに対する各試薬のモル比はジハロゲノブタン1.
0〜5.0(好ましくは1.5〜2.5)、金属マグネシウム2.0
〜10.0(好ましくは3.0〜5.0)、3級アミン0.1〜5.0
(好ましくは1.5〜2.5)が適当である。3級アミンとし
てはたとえばトリエチルアミン、N,N,N′,N′−
テトラメチルエチレンジアミン、トリ−n−プロピルア
ミン、N,N−ジメチルアニリン等があげられるが、特
にN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン
の使用が好ましい。こうして得られた化合物Bを、酢
酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸性触媒の存在
下、適当な溶媒例えば、ベンゼン、トルエン、1,2−
ジクロルエタン等の溶媒中で加熱、脱水することにより
化合物Cを製造することができ、さらにこうして得られ
る化合物Cを酸化パラジウム、パラジウム−活性炭、又
はニッケル−ケイソウ土等の触媒を用いて還元すること
により、化合物Dを製造することが出来る。こうして得
られた化合物Dは通常の脱ベンジル化によってビオチン
とすることが出来る。
のジハロゲノブタンと金属マグネシウムより調整される
(この時、1,2−ジブロムエタン、ヨウ素等でマグネ
シウムを活性化してもよい。)1,4−ジハロゲノマグ
ネシウムブタンとテトラヒドロフラン溶液にトリエチル
アミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジ
アミン、トリ−n−プロピルアミン、N,N−ジメチル
アニリン等の3級アミンを加え、これに化合物Aを反応
させ(反応)次いでこの反応溶液中に炭酸ガスを導入
するか又はドライアイスを添加して反応させた(反応
)のち、(反応、とも反応温度は10〜−50℃
で実施できる)、常法により、加水分解することによっ
て、化合物Bを製造することが出来る。本反応において
化合物Aに対する各試薬のモル比はジハロゲノブタン1.
0〜5.0(好ましくは1.5〜2.5)、金属マグネシウム2.0
〜10.0(好ましくは3.0〜5.0)、3級アミン0.1〜5.0
(好ましくは1.5〜2.5)が適当である。3級アミンとし
てはたとえばトリエチルアミン、N,N,N′,N′−
テトラメチルエチレンジアミン、トリ−n−プロピルア
ミン、N,N−ジメチルアニリン等があげられるが、特
にN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン
の使用が好ましい。こうして得られた化合物Bを、酢
酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸性触媒の存在
下、適当な溶媒例えば、ベンゼン、トルエン、1,2−
ジクロルエタン等の溶媒中で加熱、脱水することにより
化合物Cを製造することができ、さらにこうして得られ
る化合物Cを酸化パラジウム、パラジウム−活性炭、又
はニッケル−ケイソウ土等の触媒を用いて還元すること
により、化合物Dを製造することが出来る。こうして得
られた化合物Dは通常の脱ベンジル化によってビオチン
とすることが出来る。
以下に実施例を挙げ具体的に説明するが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
らに限定されるものではない。
(実施例1) マグネシウム2.4g、テトラヒドロフラン20mの懸
濁液に1,2−ジブロムエタン0.9g、テトラヒドロフ
ラン10mからなる溶液を30〜35℃で滴下した。
次いでこれに1,4−ジクロルブタン6.1g、テトラヒ
ドロフラン20mからなる溶液を35〜40℃で滴下
し(時々冷却しながら)滴下後同温度で3時間攪拌し
た。この反応液にN,N,N′,N′−テトラメチルエ
チレンジアミン2.4gおよびテトラヒドロフラン50m
を加えたのち、−10〜−20℃に冷却し、これに
(±)−3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−ケ
トイミダゾリド)−2−ケトチオファン8.0g、テトラ
ヒドロフラン50mからなる溶液を−10〜−20℃
で滴下した。滴下後同温度で1時間攪拌、次に炭酸ガス
を30分導入した。この反応液をあらかじめ冷却してお
いた希塩酸中に10℃以下で注入し、分解した。この反
応液をトルエンで抽出し、水洗浄後、減圧濃縮した。残
渣の油状物に10%炭酸カリウム100mを加え、溶
解し、一部不溶の油状物は、酢酸エチルで抽出し、除去
した。水層に酢酸エチルを加え、20%硫酸でpH7.0に
調整し分液した。有機層を水洗浄後減圧濃縮し、(±)
−3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−ケトイミ
ダゾリド)−2−ヒドロキシ−2−(ω−カルボキシブ
チル)チオファン8.29gを油状物として得た。原料のケ
トチオファンに対する収率は79.6%であった。
濁液に1,2−ジブロムエタン0.9g、テトラヒドロフ
ラン10mからなる溶液を30〜35℃で滴下した。
次いでこれに1,4−ジクロルブタン6.1g、テトラヒ
ドロフラン20mからなる溶液を35〜40℃で滴下
し(時々冷却しながら)滴下後同温度で3時間攪拌し
た。この反応液にN,N,N′,N′−テトラメチルエ
チレンジアミン2.4gおよびテトラヒドロフラン50m
を加えたのち、−10〜−20℃に冷却し、これに
(±)−3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−ケ
トイミダゾリド)−2−ケトチオファン8.0g、テトラ
ヒドロフラン50mからなる溶液を−10〜−20℃
で滴下した。滴下後同温度で1時間攪拌、次に炭酸ガス
を30分導入した。この反応液をあらかじめ冷却してお
いた希塩酸中に10℃以下で注入し、分解した。この反
応液をトルエンで抽出し、水洗浄後、減圧濃縮した。残
渣の油状物に10%炭酸カリウム100mを加え、溶
解し、一部不溶の油状物は、酢酸エチルで抽出し、除去
した。水層に酢酸エチルを加え、20%硫酸でpH7.0に
調整し分液した。有機層を水洗浄後減圧濃縮し、(±)
−3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−ケトイミ
ダゾリド)−2−ヒドロキシ−2−(ω−カルボキシブ
チル)チオファン8.29gを油状物として得た。原料のケ
トチオファンに対する収率は79.6%であった。
IRcm-1(KBr)3400,1710〜1690 (実施例2) マグネシウム8.6g、テトラヒドロフラン75mの懸
濁液に1,2−ジブロムエタン3.2g、1,4−ジクロ
ルブタン2.5g、テトラヒドロフラン37mからなる
溶液を30〜35℃で25分要して滴下した。次いでこ
れに1,4−ジクロルブタン20.5g、テトラヒドロフラ
ン75mからなる溶液を30分要して滴下し、(時々
冷却しながら)滴下後、同温度で3時間攪拌した。この
反応液にN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジ
アミン9.0gおよびテトラヒドロフラン190mを加
えたのち−40〜−45℃に冷却した。これに(±)−
3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−ケトイミダ
ゾリド)−2−ケトチオファン30.0g、テトラヒドロフ
ラン190mからなる溶液を−40〜−45℃で約1
0分を要して滴下し、同温度で1時間攪拌後、炭酸ガス
を30分導入した。この反応液をあらかじめ冷却してお
いた10%硫酸400m中に15℃以下で注入し、分
解した。(±)−3,4−(1′,3′−ジベンジル−
2′−ケトイミダゾリド)−2−ヒドロキシ−2−(ω
−カルボキシブチル)チオファンを含むこの反応液にト
ルエンを加え、抽出した。有機層に濃硫酸0.8gを加
え、60−70℃で1時間攪拌した。反応液を水で洗浄
後、減圧濃縮した。残渣に10%炭酸カリウム400m
を加え溶解し、一部不溶の油状物は酢酸エチルで抽出
し、除去した。水層に酢酸エチル300mを加え、2
0%硫酸でpH7.3に調整したのち、有機層を分液、水で
洗浄後減圧濃縮した。(+)−3,4−(1′,3′−
ジベンジル−2′−ケトイミダゾリド)−2−(ω−カ
ルボキシブチリデン)チオファン34.1gを白色の結晶と
して得た。原料ケトチオファンに対する収率は91.1%で
あった。
濁液に1,2−ジブロムエタン3.2g、1,4−ジクロ
ルブタン2.5g、テトラヒドロフラン37mからなる
溶液を30〜35℃で25分要して滴下した。次いでこ
れに1,4−ジクロルブタン20.5g、テトラヒドロフラ
ン75mからなる溶液を30分要して滴下し、(時々
冷却しながら)滴下後、同温度で3時間攪拌した。この
反応液にN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジ
アミン9.0gおよびテトラヒドロフラン190mを加
えたのち−40〜−45℃に冷却した。これに(±)−
3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−ケトイミダ
ゾリド)−2−ケトチオファン30.0g、テトラヒドロフ
ラン190mからなる溶液を−40〜−45℃で約1
0分を要して滴下し、同温度で1時間攪拌後、炭酸ガス
を30分導入した。この反応液をあらかじめ冷却してお
いた10%硫酸400m中に15℃以下で注入し、分
解した。(±)−3,4−(1′,3′−ジベンジル−
2′−ケトイミダゾリド)−2−ヒドロキシ−2−(ω
−カルボキシブチル)チオファンを含むこの反応液にト
ルエンを加え、抽出した。有機層に濃硫酸0.8gを加
え、60−70℃で1時間攪拌した。反応液を水で洗浄
後、減圧濃縮した。残渣に10%炭酸カリウム400m
を加え溶解し、一部不溶の油状物は酢酸エチルで抽出
し、除去した。水層に酢酸エチル300mを加え、2
0%硫酸でpH7.3に調整したのち、有機層を分液、水で
洗浄後減圧濃縮した。(+)−3,4−(1′,3′−
ジベンジル−2′−ケトイミダゾリド)−2−(ω−カ
ルボキシブチリデン)チオファン34.1gを白色の結晶と
して得た。原料ケトチオファンに対する収率は91.1%で
あった。
又、本化合物は酢酸エチル−エーテルより再結晶するこ
とにより、 融点 85〜86℃ ▲〔α〕23 D▼ +236.2゜(C=1.0,メタノール) の物性を示した。
とにより、 融点 85〜86℃ ▲〔α〕23 D▼ +236.2゜(C=1.0,メタノール) の物性を示した。
(実施例3) 実施例2のN,N,N′,N′−テトラメチルエチレン
ジアミン9.0gの代りにトリエチルアミン9.0gを用いた
以外は実施例2と同様に反応および後処理を行ない
(+)−3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−ケ
トイミダゾリド)−2−(ω−カルボキシブチリデン)
チオファン31.6gを白色の結晶として得た。原料ケトチ
オファンに対する収率は84.4%であった。
ジアミン9.0gの代りにトリエチルアミン9.0gを用いた
以外は実施例2と同様に反応および後処理を行ない
(+)−3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−ケ
トイミダゾリド)−2−(ω−カルボキシブチリデン)
チオファン31.6gを白色の結晶として得た。原料ケトチ
オファンに対する収率は84.4%であった。
(実施例4) 実施例3で得られた(+)−3,4−(1′,3′−ジ
ベンジル−2′−ケトイミダゾリド)−2−(ω−カル
ボキシブチリデン)チオファン20gをイソプロピルアル
コール180m、水20mの溶液に溶解し、酸化パ
ラジウム1.0gを用いて水素圧3.0〜5.0kg/cm2、35〜
45℃で5時間接触還元した。
ベンジル−2′−ケトイミダゾリド)−2−(ω−カル
ボキシブチリデン)チオファン20gをイソプロピルアル
コール180m、水20mの溶液に溶解し、酸化パ
ラジウム1.0gを用いて水素圧3.0〜5.0kg/cm2、35〜
45℃で5時間接触還元した。
反応後反応液を減圧濃縮し、溶媒を留去した。残渣にト
ルエン180m、活性炭2.0gを加え、触媒を過し
除去した。液を減圧濃縮し、(-)−3,4−(1′,
3′−ジベンジル−2′−ケトイミダゾリド)−2−
(ω−カルボキシブチル)チオファン19.9gを油状物と
して得た。収率99.0% 本化合物は冷蔵庫で一夜放置することにより結晶化し
た。
ルエン180m、活性炭2.0gを加え、触媒を過し
除去した。液を減圧濃縮し、(-)−3,4−(1′,
3′−ジベンジル−2′−ケトイミダゾリド)−2−
(ω−カルボキシブチル)チオファン19.9gを油状物と
して得た。収率99.0% 本化合物は冷蔵庫で一夜放置することにより結晶化し
た。
又、本化合物は酢酸エチル−エーテルより再結晶するこ
とにより、融点91〜92℃ ▲〔α〕23 D▼ −26.8゜(C=1.0,メタノール) の物性を示した。
とにより、融点91〜92℃ ▲〔α〕23 D▼ −26.8゜(C=1.0,メタノール) の物性を示した。
Claims (6)
- 【請求項1】テトラヒドロフラン中、3級アミンの存在
下、3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−ケトイ
ミダゾリド)−2−ケトチオファンに1,4−ジハロゲ
ノマグネシウムブタン、次いで二酸化炭素を反応させる
ことを特徴とする3,4−(1′,3′−ジベンジル−
2′−ケトイミダゾリド)−2−ヒドロキシ−2−(ω
−カルボキシブチル)チオファンの製造法。 - 【請求項2】3級アミンがN,N,N′,N′−テトラ
メチルエチレンジアミンである特許請求の範囲第1項記
載の製造法。 - 【請求項3】テトラヒドロフラン中、3級アミンの存在
下、3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−ケトイ
ミダゾリド)−2−ケトチオファンに1,4−ジハロゲ
ノマグネシウムブタン、次いで二酸化炭素を反応させ、
3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−ケトイミダ
ゾリド)−2−ヒドロキシ−2−(ω−カルボキシブチ
ル)チオファンを得て、次いでこれを脱水すること特徴
とする3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−ケト
イミダゾリド)−2−(ω−カルボキシブチリデン)チ
オファンの製造法。 - 【請求項4】3級アミンがN,N,N′,N′−テトラ
メチルエチレンジアミンである特許請求の範囲第3項記
載の製造法。 - 【請求項5】テトラヒドロフラン中、3級アミンの存在
下、3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−ケトイ
ミダゾリド)−2−ケトチオファンに1,4−ジハロゲ
ノマグネシウムブタン、次いで二酸化炭素を反応させ
3,4−(1′,3′−ジベンジル−2′−ケトイミダ
ゾリド)−2−ヒドロキシ−2−(ω−カルボキシブチ
ル)チオファンを得、次いでこれを脱水して3,4−
(1′,3′−ジベンジル−2′−ケトイミダゾリド)
−2−(ω−カルボキシブチリデン)チオファンを得、
更にこれを還元することを特徴とする3,4−(1′,
3′−ジベンジル−2′−ケトイミダゾリド)−2−
(ω−カルボキシブチル)チオファンの製造法。 - 【請求項6】3級アミンがN,N,N′,N′−テトラ
メチルエチレンジアミンである特許請求の範囲第5項記
載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28003784A JPH0631249B2 (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 | チオフアン誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28003784A JPH0631249B2 (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 | チオフアン誘導体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61151194A JPS61151194A (ja) | 1986-07-09 |
JPH0631249B2 true JPH0631249B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=17619413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28003784A Expired - Fee Related JPH0631249B2 (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 | チオフアン誘導体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631249B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2125820C (en) * | 1993-07-08 | 2006-05-02 | Masahiko Mizuno | Process for producing thiophene derivative |
DE4411101C2 (de) * | 1994-03-30 | 1996-02-01 | Merck Patent Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines D-(+)-Biotin-Zwischenproduktes |
JPH09227564A (ja) | 1995-12-20 | 1997-09-02 | Sumitomo Chem Co Ltd | イミダゾール誘導体の製造法 |
CA2193774C (en) * | 1995-12-26 | 2005-02-01 | Norihiko Hirata | Process for producing 1-hydroxythienoimidazole carboxylic acid and thienoimidazole carboxylic acid |
EP1167373A1 (en) * | 2000-06-22 | 2002-01-02 | E-Sung Chemicals Co., Ltd. | Ferrocenyldiphosphine-ruthenium complexes and a hydrogenation process of exocyclic double bond of d-thiophene to d-thiophane |
-
1984
- 1984-12-24 JP JP28003784A patent/JPH0631249B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61151194A (ja) | 1986-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2846042B2 (ja) | インドールカルボン酸誘導体の製造法 | |
TWI805692B (zh) | 製備一氧化氮供體型前列腺素類似物之方法 | |
JPS626718B2 (ja) | ||
JPH0631249B2 (ja) | チオフアン誘導体の製造法 | |
JPH0345077B2 (ja) | ||
JPH0524158B2 (ja) | ||
US4158012A (en) | Steroid synthesis process using mixed anhydride | |
JP2001521498A (ja) | O−(3−アミノ−2−ヒドロキシ−プロピル)−ヒドロキシミック酸ハロゲン化物の製造方法 | |
WO2009064210A2 (en) | Process | |
KR930010500B1 (ko) | 코타르닌의 제조방법 | |
JP2002505317A (ja) | キラルβ−アミノ酸の合成 | |
WO2015012271A1 (ja) | 複素環化合物の製造方法 | |
GB2163160A (en) | Process for the preparation of an aminolactone | |
US20080058533A1 (en) | Pyranoindazole cyclic carbonates and methods of use | |
JPH07121931B2 (ja) | ベンゾ〔b〕フラン誘導体 | |
JPS6126786B2 (ja) | ||
JPS5857419B2 (ja) | 1−シクロプロピル−1−フエニル−ω−アミノ−1−低級アルカノイルオキシアルカン類の製造方法 | |
JPH0586000A (ja) | 2−アミノ−4−フルオロ安息香酸の製造方法 | |
JP2641879B2 (ja) | 光学活性を有するヒダントイン誘導体の製法 | |
KR100755151B1 (ko) | 신규 방법 | |
KR100566562B1 (ko) | 수마트립탄의 제조방법 | |
WO2004089924A1 (en) | Process for the preparation of 5-bromophthalide | |
JPH0234346B2 (ja) | ||
JPH027583B2 (ja) | ||
JPH0527617B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |