[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH06283594A - 静電チャック - Google Patents

静電チャック

Info

Publication number
JPH06283594A
JPH06283594A JP8931193A JP8931193A JPH06283594A JP H06283594 A JPH06283594 A JP H06283594A JP 8931193 A JP8931193 A JP 8931193A JP 8931193 A JP8931193 A JP 8931193A JP H06283594 A JPH06283594 A JP H06283594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
susceptor
mounting member
mounting
bonding
joining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8931193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ishikawa
賢治 石川
Tamio Endo
民夫 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP8931193A priority Critical patent/JPH06283594A/ja
Publication of JPH06283594A publication Critical patent/JPH06283594A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サセプタと載置部材が熱により、それぞれ膨
張または収縮し、長さの差が生じても、サセプタと接合
部材との間及び載置部材と接合部材との間のそれぞれの
接合部が剥離するのを防止することができる静電チャッ
クを提供する。 【構成】 サセプタ10の載置面に被吸着体2を静電気
力で吸着保持するための静電チャック9において、前記
被吸着体2を載置する前記サセプタ10と熱膨張率の異
なる載置部材31と、この載置部材31と前記サセプタ
10間を接着接合する接合部材20とを備え、この接合
部材20の厚みは前記サセプタ10と前記載置部材31
との熱膨張又は熱収縮長の差値と略同一又はその値以上
の伸びを有する弾性体で構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電チャックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の被吸着体、例えば半導体ウエハを
吸着保持する静電チャックは、半導体ウエハを載置する
載置部材、例えば半導体ウエハを載置するサセプタと熱
膨張率の異なるSiCが設けられ、この載置部材とサセ
プタとの間を接合する接合部材、例えば絶縁体としての
ポリィミドフィルムが接着されていた。このポリミドフ
ィルムをサセプタと載置部材に接着する方法としては、
あらかじめポリミドフィルムの表面および裏面に約10
μm塗布されているポリィミド系の接着剤を熱で溶解
し、サセプタと載置部材に接着するものであった。ま
た、載置部材が絶縁体としてのセラミックス製で形成さ
れた場合も同様に、セラミックスとサセプタ間にポリィ
ミド系の接着剤のみを塗布し、熱で溶解し接着してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サセプ
タ、例えば導電性の金属Alで形成された下部電極と半
導体ウエハを載置する載置部材、例えば炭化ケイ素(S
iC)またはセラミックス等で形成された部材との線膨
張率の違いにより、サセプタと載置部材間を接合する接
合部材としてのポリィミド系の接着剤では十分な厚みを
得ることができず、サセプタと載置部材の熱による線膨
張長の差を吸収することができなかった、そのために歪
みを生じ、サセプタと接合部材間の接着部及び載置部材
と接合部材間の接着部が剥離してしまうという問題があ
った。また、載置部材とサセプタ間の接合部材をポリィ
ミド系の接着剤のみを塗布し、熱、例えば120℃以上
の温度で溶解し接着後、常温に戻した場合、接合面に気
泡が存在してしまうという問題があった。また、サセプ
タと接合部材間の接着部及び載置部材と接合部材間の接
着部が剥がれてしまうと、載置部材の半導体ウエハを載
置する載置面の水平度を保つことができなくなるという
問題があった。さらに、載置部材の半導体ウエハを載置
する載置面の水平度を保つことができなくなると、半導
体ウエハを処理する際、均一に処理できなくなり、半導
体ウエハ上に形成されたデバイスの歩留りを低下させる
という問題があった。
【0004】本発明の目的は、サセプタと載置部材が熱
により、それぞれ膨張または収縮し、長さの差が生じて
も、サセプタと接合部材との間及び載置部材と接合部材
との間のそれぞれの接合部が剥離するのを防止すること
ができる静電チャックを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、サセ
プタの載置面に被吸着体を静電気力で吸着保持するため
の静電チャックにおいて、前記被吸着体を載置する前記
サセプタと熱膨張率の異なる載置部材と、この載置部材
と前記サセプタ間を接着接合する接合部材とを備え、こ
の接合部材の厚みは前記サセプタと前記載置部材との熱
膨張又は熱収縮長の差値と略同一又はその値以上の伸び
を有する弾性体で構成されたものである。請求項2の発
明は、前記弾性体の厚みは前記サセプタと前記載置部材
との熱膨張又は熱収縮長の差を{(接合部材の伸び率)
2 −1}1/2で割った値と略同一又はその値以上の厚
みに構成されたものである。請求項3の発明は、前記弾
性体は液性室温硬化型シリコーンゴムで構成されたもの
である。請求項4の発明は、前記弾性体は脱アセトン性
のシリコーンゴムで構成されたものである。
【0006】
【作用】本発明は、サセプタとサセプタと線膨張率の異
なる載置部材を接合する接合部材を弾性体としたので、
この弾性体はサセプタと載置部材が熱により、それぞれ
膨張または収縮し、長さの差が生じても、この長さの差
に応じて伸張するので、サセプタと接合部材との間及び
載置部材と接合部材との間のそれぞれの接合部が剥離す
るのを防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
に係る静電チャックを適用した、プラズマエッチング装
置について説明する。
【0008】図1〜図3に示すように、処理容器1、例
えば導電性のアルミニウムより形成された容器の外側壁
に吸着体、例えば半導体ウエハ2を前記処理容器1内に
搬入又は搬出するための開口部3が設けられ、この開口
部3の外側壁には、気密にシールする封止体、例えばO
リングを介して開閉可能なゲートバルブ4が設けられる
とともに、このゲートバルブ4を介して前記処理容器1
に、図示しないロードロック室が連設され、このロード
ロック室内には図示しない搬送装置が設けられ、この搬
送装置により前記半導体ウエハ2が前記処理容器1内に
搬入又は搬出されるよう構成され、以上ウエハ搬送系が
構成されている。
【0009】また、前記処理容器1の内部の底面中央部
には導電性部材、例えばアルミニウム等の金属で形成さ
れた円柱形状のサセプタ支持台5が設けられている。こ
のサセプタ支持台5の内部には冷却媒体、例えば液体窒
素を溜める冷媒ジャケット6が形成され、この冷媒ジャ
ケット6には前記液体窒素を冷媒ジャケット6に導入す
るための導入管7と冷媒ジャケット6より前記液体窒素
の気化したN2 を排出するための排出管8がそれぞれ
前記処理容器1の底面に気密に貫通して設けられてい
る。また、前記サセプタ支持台5の上部には、下部電極
としての導電性部材、例えばアルミニウム等の金属(A
lの線熱膨張率;略23.5×10-6(cm/cm/
℃))よりなるサセプタ10が設けられ、このサセプタ
10は、図示しないボルトにより前記サセプタ支持台5
に取付けられている。また、前記サセプタ10は前記冷
媒ジャケット6の冷熱が前記サセプタ支持台5を介して
伝導され、冷却されるよう構成されている。また、前記
サセプタ10はブロッキング・コンデンサ11を介して
高周波、例えば13.56MHzまたは40MHz等の
高周波電源12と接続され、また、前記サセプタ10及
び載置部材31には、伝熱媒体、例えば不活性ガスとし
てのHeガスを前記半導体ウエハ2の裏面に均一に供給
するための貫通孔13aが複数設けられ、この貫通孔1
3aは貫通孔13aにかかるHeガスの圧力を均一にす
るためのガス溜め室13に接続され、さらに、このガス
溜め室13はHeガスを処理容器1の外部より導入する
ための供給管14に接続されている。
【0010】また、図1および図2に示すように、前記
サセプタ10の上部には接合部材20、例えば弾性体と
しての液性で室温硬化性のシリコーンゴムのRTVゴム
が着設されており、この接合部材20の上部に前記サセ
プタ10と熱膨張率の異なる載置部材31が接着され、
この載置部材31の上面に前記半導体ウエハ2が載置さ
れるよう構成されている。さらに、前記載置部材31
は、図3に示すように、絶縁部材、例えばセラミックス
製(線熱膨張率;略7.1×10-6(cm/cm/
℃))で内部には電極板31bとヒーター31aが設け
られており、このヒーター31aと前記冷媒ジャケット
6における熱冷却により、前記サセプタ10を介して前
記半導体ウエハ2の温度を、例えば200°C〜−16
0°Cに図示しない温度調整装置により適宜設定可能に
制御するよう構成されている。また、前記サセプタ10
と前記載置部材31との間を接合する接合部材20の接
合方法としては、略常温にて前記サセプタ10と接合部
材20の接合面61または前記載置部材31と接合部材
20の接合面62の少なくとも一方に前記接合部材20
としての液性で室温硬化性のシリコーンゴムを均一に塗
布し、他方の接合面を接触させ、前記載置部材31の水
平度を調節するとともに、前記接合部材20の厚みを温
度変化に伴う、前記サセプタ10と前記載置部材31と
の熱膨張又は熱収縮長の最大差に応じる厚みに調整し接
合するものである。
【0011】さらに、図1に示すように前記電極31b
は、前記サセプタ10に内蔵された絶縁部材、例えばテ
フロンで周囲を覆われた導電線25の一端側が前記電極
30に接続され、他端側は、前記電極31に高電圧、例
えば200V〜3KVの電圧を給電するための給電手
段、例えば材質が銅の給電棒26に接続され、この給電
棒26は、前記処理容器1の底面に気密かつ絶縁して貫
通され、高電圧電源27に切替え手段、例えば電磁スイ
ッチ28を介して接続されている。また、この電磁スイ
ッチ28は図示しない装置を制御する制御信号によりO
NまたはOFFされるよう構成され、以上静電チャック
9が構成されている。
【0012】また、前記サセプタ10の上方かつ前記処
理容器1の上部には、上部電極50が配設されており、
この上部電極50にはガス供給管51を介して処理ガ
ス、例えばCHF3 ,CF4 等の処理ガス、または不活
性ガスが供給され、上部電極50の底壁に複数個穿設さ
れた放射状の小孔52より前記半導体ウエハ2方向に処
理ガスが放出し、前記高周波電源12をONすることに
より、前記上部電極50と前記半導体ウエハ2間にプラ
ズマを生成するよう構成されており、また、前記上部電
極50は配線53を介して電気的に接地されている。
【0013】また、前記サセプタ10,サセプタ支持台
5,接合部材20,電極30及び載置部材31には、こ
れらを貫通する貫通孔16が設けられ、この貫通孔16
内には電気的に抵抗又はインダクタンスを介して接地さ
れたピン15が設けられ、このピン15は、前記処理容
器1を気密にするとともに伸縮可能としたべローズ17
を介して上下移動手段、例えばエアーシリンダ18に接
続されている。さらに、このピン15は前記ロードロッ
ク室の搬送装置より前記半導体ウエハ2の受渡しを行な
い、前記抵抗体層31に前記半導体ウエハ2を接離する
際に、前記エアーシリンダ18により上下移動するよう
構成されている。また、前記処理容器1の側壁底部には
開口して、この処理容器1内を減圧するための排出口1
9が設けられており、このガス排出口19は、図示しな
い開閉弁、例えばバタフライ・バルブを介して図示しな
い真空排気装置、例えばロータリーポンプ又はターボ分
子ポンプ等に接続されている。
【0014】次に、以上のように構成されたプラズマエ
ッチング裝置における作用について説明する。
【0015】まず、前記ゲートバルブ4を開放し、図示
しないロードロック室に設けられた前記搬送装置により
前記半導体ウエハ2を前記処理容器1に搬入するととも
に前記ピンに引き渡され、この後、図示しない搬送装置
は前記ロードロック室内に移動するとともに、前記ゲー
トバルブ4を閉じ、その後前記ピン15が下降し、前記
載置部材に前記半導体ウエハ2を載置し、前記載置部材
31に内蔵された電極31に高電圧、例えば500Vを
給電するためにスイッチ28を閉じることにより、静電
気力を発生させ、この静電気力により前記半導体ウエハ
2を前記載置部材31の載置面に吸着させ保持する。
【0016】次に、伝熱媒体、例えば不活性ガスとして
のHeガスを前記供給管14より、供給圧力、例えば数
mTorr〜100Torrの範囲で適宜に一旦前記ガ
ス溜め室13に供給し、このガス溜め室13に接続され
ている複数の前記貫通孔13aより半導体ウエハ2の裏
面に不活性ガスを供給し、前記ヒーター31aと前記冷
媒ジャケット6における熱冷却により、前記サセプタ1
0を介して前記半導体ウエハ2の温度を、例えば200
°C〜−160°Cの範囲の所望の温度に図示しない温
度調整装置により適宜に制御する。
【0017】次に、図1に示すように、前記上部電極5
0に接続されている前記ガス供給管51から前記処理ガ
スを供給し、前記小孔52より前記処理容器1内に処理
ガスを導入し、前記処理容器1内圧力を設定値、例えば
10mTorr〜10Torrに安定させ、前記サセプ
タ(下部電極)10に接続された高周波電源12をON
し、処理容器1内かつ前記上部電極50と半導体ウエハ
2間にプラズマを発生させ、このプラズマにより前記半
導体ウエハ2をエッチング処理する。
【0018】この際、前記半導体ウエハ2を、常温、例
えば20°Cから処理温度、例えば170°Cに移行さ
せた際、図4に示すように、前記サセプタ10(Alの
線熱膨張率;略23.5×10-6(cm/cm/℃))
は、図中71の距離に膨張し、さらに、前記載置部材3
1、例えばセラミックス製(線熱膨張率;略7.1×1
-6(cm/cm/℃))は、図中70の距離に膨張す
る。また、前記サセプタ10の膨張距離71と前記載置
部材31の膨張距離70の差を△L(72)とすると、
前記サセプタ10と前記載置部材31間に着設された接
合部材20の厚みL1(73)はL2(74)の長さに
引っ張られる。ここで、前述の前記サセプタ10の膨張
距離71と前記載置部材31の膨張距離70の差を△L
(72)関係を(1)式に示すと、 ΔL=(L/2)×(T1−T0)×(α1−α2)
−−−(1) ここで、 ΔL;熱膨張による距離の差,L;接着部の距離8イン
チウエハの場合200mm,T1;170℃,T0;2
0℃(常温) α1;サセプタ10(Alの線熱膨張率;略23.5×
10-6(cm/cm/℃) α2;載置部材31(セラミックスの線熱膨張率;略
7.1×10-6(cm/cm/℃)) とすると、熱収縮による距離の差(ΔL)≒0.246
mmにもなる。
【0019】さらに、前記△L(72)と前記サセプタ
10と前記載置部材31間に着設された接合部材20の
厚みL1(73)とL2(74)の関係を(2)式に示
すと 、 (L1)2 +(△L)2 =(L2)2 −−−
−−−−−−−−(2) ここで、 ΔL;熱膨張による距離の差,L1;常温での接合部材
20の厚み L2;熱膨張による接合部材20伸び長 さらに、前記L2は伸び率をηとすると、L2=η(L
1)であるので、前記(2)式は、下記(3)式に示さ
れる (L1)2 +(△L)2 =η2 (L1)2 −−−−−
−−−−−−(3) よって、前記サセプタ10と前記載置部材31間に着設
された接合部材20の常温での厚みL1(73)は、
(3)式より、前記サセプタ10と前記載置部材31と
の熱膨張又は熱収縮長の差△L(72)を{(接合部材
の伸び率)2 −1}1/2で割った値と略同一又はその
値以上の厚みに調整し接合すればよく、温度の経時変化
に伴って、前記絶縁膜20が歪みを生じても、前記サセ
プタ10と接合部材20との間の接合面62及び前記載
置部材31と接合部材20との間の接着面61で剥離が
生じない。
【0020】また、前記接合部材20の伸び率ηは
(3)式より、η={(△L/L1)2+1}1/2と
なり、これより求められる値より大きい値になればなる
ほど、前記接合部材20を薄くすることができ、よりサ
セプタ10からの熱伝導効率を上げることができる。ま
た、前記伸び率ηが大きく、さらに常温下で接着する部
材としては、前述のように、液性で室温硬化性のシリコ
ーンゴムが最適であり、さらに、高温度下に耐えるもの
としては、耐熱性のシリコーンゴム、例えば脱アセトン
性のシリコーンゴム、例えばKE3417(商品名)が
望ましい。
【0021】次に、以上のように構成された本実施例の
効果について説明する。サセプタ10、例えば導電性の
金属としてのAlと載置部材31、例えば炭化ケイ素
(SiC)またはセラミックス等の線膨張率の違いによ
り、サセプタ10と載置部材31が熱膨張または熱収縮
しても、サセプタ10と熱膨張率の異なる載置部材31
間を接着する接合部材20をサセプタ10と載置部材3
1の線膨張または収縮長の差を吸収することができる厚
みまたは弾性体としたので、サセプタ10と接合部材2
0間の接合面62及び前記載置部材31と接合部材20
間の接着面61の剥離を抑制することができる。また、
載置部材31と接合部材20間の接着部の剥離を抑制す
ることができるので、その剥がれ部分に温度の経時変化
にともない結露が生じ水分が溜まるのを抑制し、載置部
材31に設けられた電極板を腐食させるのを抑制し、静
電チャック9の吸着力が低下するのを抑制することがで
き、さらに、半導体ウエハ2が半導体ウエハ2の裏面よ
り供給される不活性ガスに押され、載置部材31上で跳
ねず、半導体ウエハ2自身の破損を回避することができ
る。また、サセプタ10と接合部材20間の接着部62
及び載置部材31と接合部材20間の接着部61の剥が
れを抑制するので、載置部材31の半導体ウエハ2を載
置する載置面の水平度を保つことができる。さらに、載
置部材31の半導体ウエハ2を載置する載置面の水平度
を保つことができるので、半導体ウエハ2を処理する
際、均一に処理でき、半導体ウエハ2上に形成されたデ
バイスの歩留りの低下を抑制することができる。
【0022】尚、本実施例では、熱膨張に伴うサセプタ
と載置部材間に着設された接合部材の伸びを説明した
が、熱膨張に係らず、熱収縮においても同様な効果が得
られ、かかる実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。また、
実施例ではプラズマエッチング装置について述べたが、
このようなプラズマエッチング装置の他に前記半導体ウ
エハやLCD基板のような被吸着体を静電的に吸着保持
する静電チャックは前記プラズマエッチング装置にとら
われず自然酸化膜除去装置、あるいは酸化膜等の膜付け
する枚葉酸化炉、ウエハプローバ等の検査装置、搬送装
置、CVD等の熱処理装置に限らず、また常圧,減圧ま
たは陽圧とした装置に用いることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、サセプタとサセプタと線膨張
率の異なる載置部材を接合する接合部材を弾性体とした
ので、この弾性体はサセプタと載置部材が熱により、そ
れぞれ膨張または収縮し、長さの差が生じても、この長
さの差に応じて伸張するので、サセプタと接合部材との
間及び載置部材と接合部材との間のそれぞれの接合部が
剥離するのを防止することができ、剥離に伴う凸凹が生
じないので、被吸着体を載置する載置部材の水平状態を
維持できるという顕著な効果がある。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例を適用したプラズマ
エッチング裝置の概略断面図である。
【図2】図1の静電チャックの要部の構成を示す分解斜
視図である。
【図3】図1の静電チャックの接着部の構成を示す部分
断面図である。
【図4】図1の被吸着体を載置する静電チャックの作用
を示す部分断面図である。
【符合の説明】
1 処理容器 2 吸着体(半導体ウエハ) 9 静電チャック 10 サセプタ(下部電極) 20 接合部材 30 電極 31 載置部材 72 ΔL(熱膨張又は熱収縮長の差)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サセプタの載置面に被吸着体を静電気力
    で吸着保持するための静電チャックにおいて、 前記被吸着体を載置する前記サセプタと熱膨張率の異な
    る載置部材と、 この載置部材と前記サセプタ間を接着接合する接合部材
    とを備え、 この接合部材の厚みは前記サセプタと前記載置部材との
    熱膨張又は熱収縮長の差値と略同一又はその値以上の伸
    びを有する弾性体で構成したことを特徴とする静電チャ
    ック。
  2. 【請求項2】 前記弾性体の厚みは前記サセプタと前記
    載置部材との熱膨張又は熱収縮長の差を{(接合部材の
    伸び率)2 −1}1/2で割った値と略同一又はその値
    以上の厚みに構成したことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の静電チャック。
JP8931193A 1993-03-24 1993-03-24 静電チャック Pending JPH06283594A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8931193A JPH06283594A (ja) 1993-03-24 1993-03-24 静電チャック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8931193A JPH06283594A (ja) 1993-03-24 1993-03-24 静電チャック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06283594A true JPH06283594A (ja) 1994-10-07

Family

ID=13967129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8931193A Pending JPH06283594A (ja) 1993-03-24 1993-03-24 静電チャック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06283594A (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970008470A (ko) * 1995-07-18 1997-02-24 제임스 조셉 드롱 유체 흐름 조절기를 가지는 정전기 척
JPH09260474A (ja) * 1996-03-22 1997-10-03 Sony Corp 静電チャックおよびウエハステージ
JPH1064984A (ja) * 1996-08-16 1998-03-06 Sony Corp ウエハステージ
JP2001226656A (ja) * 2000-02-16 2001-08-21 Tomoegawa Paper Co Ltd 半導体製造装置またはエッチング装置用接着剤、該装置用接着シート及びそれらを用いた構造部品
JP2005512310A (ja) * 2001-11-16 2005-04-28 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 保持装置、特にプラズマエッチング装置内で半導体ウェーハを位置固定するための保持装置、および基板への熱供給または基板からの熱導出のための方法
JP2008227489A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置および方法
JP2009124171A (ja) * 2009-02-05 2009-06-04 Panasonic Corp プラズマ処理装置
JP2009200529A (ja) * 2001-04-30 2009-09-03 Lam Res Corp ワーク支持体の表面を横切る空間温度分布を制御する方法および装置
WO2009113451A1 (ja) * 2008-03-11 2009-09-17 東京エレクトロン株式会社 載置台構造及び処理装置
JP2010148177A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Advanced Display Process Engineering Co Ltd 静電チャック及びそれを備えた基板合着装置
JP2010187023A (ja) * 2002-04-02 2010-08-26 Lam Res Corp 調整可能な静電チャックのための可変温度方法
CN103681182A (zh) * 2012-09-05 2014-03-26 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 加热装置及等离子体加工设备
JP2014063972A (ja) * 2012-08-29 2014-04-10 Tokyo Electron Ltd プラズマエッチング装置及び制御方法
US8809197B2 (en) 2012-08-29 2014-08-19 Tokyo Electron Limited Plasma etching apparatus and control method
US8963052B2 (en) 2001-04-30 2015-02-24 Lam Research Corporation Method for controlling spatial temperature distribution across a semiconductor wafer
KR20160074409A (ko) * 2014-12-18 2016-06-28 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 전열 시트 및 기판 처리 장치
JP2017199851A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社ディスコ 減圧処理装置
US10153138B2 (en) 2012-09-07 2018-12-11 Tokyo Electron Limited Plasma etching apparatus
US10879053B2 (en) 2013-06-03 2020-12-29 Lam Research Corporation Temperature controlled substrate support assembly
CN114400174A (zh) * 2022-01-18 2022-04-26 长鑫存储技术有限公司 一种等离子体处理装置及其处理晶片的方法

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970008470A (ko) * 1995-07-18 1997-02-24 제임스 조셉 드롱 유체 흐름 조절기를 가지는 정전기 척
JPH09260474A (ja) * 1996-03-22 1997-10-03 Sony Corp 静電チャックおよびウエハステージ
JPH1064984A (ja) * 1996-08-16 1998-03-06 Sony Corp ウエハステージ
JP2001226656A (ja) * 2000-02-16 2001-08-21 Tomoegawa Paper Co Ltd 半導体製造装置またはエッチング装置用接着剤、該装置用接着シート及びそれらを用いた構造部品
JP2009200529A (ja) * 2001-04-30 2009-09-03 Lam Res Corp ワーク支持体の表面を横切る空間温度分布を制御する方法および装置
US9824904B2 (en) 2001-04-30 2017-11-21 Lam Research Corporation Method and apparatus for controlling spatial temperature distribution
US8963052B2 (en) 2001-04-30 2015-02-24 Lam Research Corporation Method for controlling spatial temperature distribution across a semiconductor wafer
JP2005512310A (ja) * 2001-11-16 2005-04-28 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 保持装置、特にプラズマエッチング装置内で半導体ウェーハを位置固定するための保持装置、および基板への熱供給または基板からの熱導出のための方法
JP2010187023A (ja) * 2002-04-02 2010-08-26 Lam Res Corp 調整可能な静電チャックのための可変温度方法
JP2016096341A (ja) * 2002-04-02 2016-05-26 ラム リサーチ コーポレイション 調整可能な静電チャックのための可変温度方法
JP4700076B2 (ja) * 2007-03-12 2011-06-15 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. リソグラフィ装置および方法
JP2008227489A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置および方法
WO2009113451A1 (ja) * 2008-03-11 2009-09-17 東京エレクトロン株式会社 載置台構造及び処理装置
JP2010148177A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Advanced Display Process Engineering Co Ltd 静電チャック及びそれを備えた基板合着装置
JP2009124171A (ja) * 2009-02-05 2009-06-04 Panasonic Corp プラズマ処理装置
JP2014063972A (ja) * 2012-08-29 2014-04-10 Tokyo Electron Ltd プラズマエッチング装置及び制御方法
US8809197B2 (en) 2012-08-29 2014-08-19 Tokyo Electron Limited Plasma etching apparatus and control method
CN103681182A (zh) * 2012-09-05 2014-03-26 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 加热装置及等离子体加工设备
CN103681182B (zh) * 2012-09-05 2016-08-31 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 加热装置及等离子体加工设备
US10153138B2 (en) 2012-09-07 2018-12-11 Tokyo Electron Limited Plasma etching apparatus
US10879053B2 (en) 2013-06-03 2020-12-29 Lam Research Corporation Temperature controlled substrate support assembly
JP2016119334A (ja) * 2014-12-18 2016-06-30 東京エレクトロン株式会社 伝熱シート及び基板処理装置
KR20160074409A (ko) * 2014-12-18 2016-06-28 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 전열 시트 및 기판 처리 장치
JP2017199851A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社ディスコ 減圧処理装置
CN114400174A (zh) * 2022-01-18 2022-04-26 长鑫存储技术有限公司 一种等离子体处理装置及其处理晶片的方法
CN114400174B (zh) * 2022-01-18 2023-10-20 长鑫存储技术有限公司 一种等离子体处理装置及其处理晶片的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06283594A (ja) 静電チャック
US5382311A (en) Stage having electrostatic chuck and plasma processing apparatus using same
KR101060774B1 (ko) 전극 유닛, 기판 처리 장치 및 전극 유닛의 온도 제어 방법
JP3650248B2 (ja) プラズマ処理装置
JP4559595B2 (ja) 被処理体の載置装置及びプラズマ処理装置
US6583979B1 (en) Electrostatically attracting electrode and a method of manufacture thereof
JP2638649B2 (ja) 静電チャック
JP4256503B2 (ja) 真空処理装置
JPH09162272A (ja) 静電チャック、薄板保持装置及び半導体製造装置並びに搬送方法
US20030010292A1 (en) Electrostatic chuck with dielectric coating
US20030037882A1 (en) Plasma treating apparatus and plasma treating method
JPH09167794A (ja) 静電チャックおよびプラズマ処理方法
TW202205347A (zh) 邊緣環、基板支持台、電漿處理系統及邊緣環之更換方法
US20200013595A1 (en) Electrostatic chuck and plasma processing apparatus including the same
JP2020047624A (ja) 基板載置機構、成膜装置、および成膜方法
JPH06326180A (ja) 静電吸着体の離脱装置
JP3311812B2 (ja) 静電チャック
JPH08339984A (ja) プラズマ処理装置
JPH07335732A (ja) 静電チャック、これを用いたプラズマ処理装置及びこの製造方法
JPH06349938A (ja) 真空処理装置
US6370007B2 (en) Electrostatic chuck
JP3072206B2 (ja) 静電チャック
JPH10116887A (ja) ワークピースの冷却装置及び方法
JPH07183277A (ja) 処理装置
JPH08167595A (ja) プラズマ処理装置