JPH0624943A - 育毛剤 - Google Patents
育毛剤Info
- Publication number
- JPH0624943A JPH0624943A JP20608992A JP20608992A JPH0624943A JP H0624943 A JPH0624943 A JP H0624943A JP 20608992 A JP20608992 A JP 20608992A JP 20608992 A JP20608992 A JP 20608992A JP H0624943 A JPH0624943 A JP H0624943A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- present
- growing agent
- growth
- theophylline
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】脱毛を予防し、発毛、育毛を促進する育毛剤を
提供する。 【構成】本発明はテオフィリンを有効成分として含有す
ることを特徴とする育毛剤である。本発明で用いられる
テオフィリンは1、3-ジメチルキサンチンであり、天然ま
たは合成されたものの何れでもよく、例えば市販品を利
用することができる。本発明の育毛剤としてはヘアトニ
ック、ヘアローション、シャンプー、リンスなどが挙げ
られる。
提供する。 【構成】本発明はテオフィリンを有効成分として含有す
ることを特徴とする育毛剤である。本発明で用いられる
テオフィリンは1、3-ジメチルキサンチンであり、天然ま
たは合成されたものの何れでもよく、例えば市販品を利
用することができる。本発明の育毛剤としてはヘアトニ
ック、ヘアローション、シャンプー、リンスなどが挙げ
られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテオフィリンを有効成分
として含有する育毛剤に関する。本発明における育毛剤
とは脱毛を防止し、発毛、育毛を促進し得る目的で利用
される。
として含有する育毛剤に関する。本発明における育毛剤
とは脱毛を防止し、発毛、育毛を促進し得る目的で利用
される。
【0002】
【従来の技術】従来、男性型脱毛症および円形脱毛症な
どの治療・改善を目的として、血行促進剤、細胞賦活
剤、ビタミン剤、抗男性ホルモン剤を有効成分とする育
毛剤が知られている。しかしながら、脱毛および発毛の
メカニズムについては未だ不明な点が多く、十分な治療
・改善効果は得られていない。
どの治療・改善を目的として、血行促進剤、細胞賦活
剤、ビタミン剤、抗男性ホルモン剤を有効成分とする育
毛剤が知られている。しかしながら、脱毛および発毛の
メカニズムについては未だ不明な点が多く、十分な治療
・改善効果は得られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、脱毛を防
止し、発毛、育毛を促進する有効成分の開発と、その育
毛剤への応用が望まれている。
止し、発毛、育毛を促進する有効成分の開発と、その育
毛剤への応用が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】斯かる実情に鑑み、本発
明者は多くの天然物および化合物について育毛効果を検
討した結果、下記一般式(1)で表されるテオフィリン
に強い育毛効果を有することを見いだし、本発明を完成
するに至った。
明者は多くの天然物および化合物について育毛効果を検
討した結果、下記一般式(1)で表されるテオフィリン
に強い育毛効果を有することを見いだし、本発明を完成
するに至った。
【化1】なお、本発明で用いられるテオフィリンは1、3-
ジメチルキサンチンであり、天然または合成されたもの
の何れでもよく、市販品を利用することができる。
ジメチルキサンチンであり、天然または合成されたもの
の何れでもよく、市販品を利用することができる。
【0005】本発明に用いられるテオフィリンは、全組
成中の配合量は0.001〜10重量%(以下単に%で示す)で
あればよく、より好ましくは 0.01〜5%である。0.001%
未満では本発明の目的とする効果が十分ではなく、一方
上限を越えても、その増加分に見合った効果の向上は望
めないものである。また、本発明の育毛剤はテオフィリ
ンの他に必要に応じて、添加剤および育毛剤として慣用
されている他の薬剤を本発明の効果を損なわない範囲で
適宜配合することができる。添加剤としては、例えば、
ヒノキチオール、塩化ベンザルコニウム、ヘキサクロロ
フェン、ウンデシレン酸などの抗菌剤、メントールなど
の清涼剤、高級脂肪酸、高級アルコール類、界面活性
剤、香料、酸化防止剤、エタノール、精製水、保湿剤な
どが挙げられる。また、育毛剤として慣用されている他
の薬剤としては、例えば、センブリエキス、アセチルコ
リン誘導体などの血管拡張剤、スウェルチノーゲン、ビ
タミンEニコチン酸エステル、トウガラシチンキ、朝鮮
ニンジンを挙げることができ、これらを1種または2種以
上混合して使用することができる。
成中の配合量は0.001〜10重量%(以下単に%で示す)で
あればよく、より好ましくは 0.01〜5%である。0.001%
未満では本発明の目的とする効果が十分ではなく、一方
上限を越えても、その増加分に見合った効果の向上は望
めないものである。また、本発明の育毛剤はテオフィリ
ンの他に必要に応じて、添加剤および育毛剤として慣用
されている他の薬剤を本発明の効果を損なわない範囲で
適宜配合することができる。添加剤としては、例えば、
ヒノキチオール、塩化ベンザルコニウム、ヘキサクロロ
フェン、ウンデシレン酸などの抗菌剤、メントールなど
の清涼剤、高級脂肪酸、高級アルコール類、界面活性
剤、香料、酸化防止剤、エタノール、精製水、保湿剤な
どが挙げられる。また、育毛剤として慣用されている他
の薬剤としては、例えば、センブリエキス、アセチルコ
リン誘導体などの血管拡張剤、スウェルチノーゲン、ビ
タミンEニコチン酸エステル、トウガラシチンキ、朝鮮
ニンジンを挙げることができ、これらを1種または2種以
上混合して使用することができる。
【0006】本発明の育毛剤は、外用剤として用いられ
るものであればその剤型については制限されるものでは
なく、例えば、ヘアトニック、ヘアローション、ヘアク
リーム、エアゾール、シャンプー、リンスなどが挙げら
れる。
るものであればその剤型については制限されるものでは
なく、例えば、ヘアトニック、ヘアローション、ヘアク
リーム、エアゾール、シャンプー、リンスなどが挙げら
れる。
【0007】
【実施例】つぎに、代表的な実施例によって本発明にお
ける育毛剤の製剤化方法を具体的に挙げるが、本発明は
これに限定されるものではない。 実施例−1 ヘアローション [製法]成分1〜7および成分8〜10をそれぞれ 70〜75゜C
に加温溶解した後、成分1〜7に成分8〜10を加えて乳化
し、30゜Cまで冷却してヘアローションとする。
ける育毛剤の製剤化方法を具体的に挙げるが、本発明は
これに限定されるものではない。 実施例−1 ヘアローション [製法]成分1〜7および成分8〜10をそれぞれ 70〜75゜C
に加温溶解した後、成分1〜7に成分8〜10を加えて乳化
し、30゜Cまで冷却してヘアローションとする。
【0008】実施例−2 ヘアトニック 1.95%エタノール 60.0部 2.テオフィリン 2.0 3.グリセリン 2.0 4.精製水 36.0 [製法]テオフィリンをエタノールに懸濁し、グリセリ
ン、精製水を加え、十分攪拌混合し、ヘアトニックとす
る。
ン、精製水を加え、十分攪拌混合し、ヘアトニックとす
る。
【0009】実施例−3 シャンプー 1.アルキル硫酸トリエタノールアミン 18.0部 2.ラウリン酸ジエタノールアミド 3.0 3.テオフィリン 0.1 4.メチルセルロース 0.5 5.精製水 77.0 6.香料 適量 [製法]成分4に成分5を均一に融解した後、成分1およ
び3を加え、70〜75゜Cで加熱溶解した後、成分2を加え、
冷却途上に成分6を加え30゜Cまで冷却しシャンプーとす
る。
び3を加え、70〜75゜Cで加熱溶解した後、成分2を加え、
冷却途上に成分6を加え30゜Cまで冷却しシャンプーとす
る。
【0010】実施例−4 リンス [製法]成分1〜8を60゜Cで溶解し、攪拌して30゜Cまで冷
却しリンスとする。
却しリンスとする。
【0011】
【発明の効果】本発明の育毛剤は、優れた育毛効果を有
し、男性型脱毛症および老人性脱毛症を含む多くの脱毛
症に有効なものである。
し、男性型脱毛症および老人性脱毛症を含む多くの脱毛
症に有効なものである。
【0012】
【実験例】つぎに、本発明の効果を詳細に説明するた
め、実験例を挙げる。 実験例−1 マウスに対する育毛効果 3週齢ICR系雄性マウスの背部毛を皮膚に損傷を与えない
ように注意深く毛刈および剃毛し、これらのマウスを12
匹ずつ2群に分け、1群にテオフィリンを2%含有する80%
エタノール溶液を、またもう1群には対照としての80%エ
タノール溶液を1日2回、1回につき約0.5mlそれぞれ塗布
した。判定は剃毛部における再生毛の認められた面積を
測定することにより行い、下記の式に従って再生率を算
出した。
め、実験例を挙げる。 実験例−1 マウスに対する育毛効果 3週齢ICR系雄性マウスの背部毛を皮膚に損傷を与えない
ように注意深く毛刈および剃毛し、これらのマウスを12
匹ずつ2群に分け、1群にテオフィリンを2%含有する80%
エタノール溶液を、またもう1群には対照としての80%エ
タノール溶液を1日2回、1回につき約0.5mlそれぞれ塗布
した。判定は剃毛部における再生毛の認められた面積を
測定することにより行い、下記の式に従って再生率を算
出した。
【0013】
【表1】 試料塗布開始後、23日目、26日目、29日目、32日目およ
び35日目の各群における再生率を求めた結果を表1に示
したが、テオフィリンは対照と比較した場合、毛の再生
を明らかに速め、顕著な発毛促進効果が認められた。
び35日目の各群における再生率を求めた結果を表1に示
したが、テオフィリンは対照と比較した場合、毛の再生
を明らかに速め、顕著な発毛促進効果が認められた。
【0014】実験例−2 ヒトに対する育毛効果 脱毛に悩む男性15人に対し、実施例−2のヘアトニック
を3ヶ月間毎日1回塗布の使用テストを実施したところ、
7人に有効、6人にやや有効の結果が得られ、かつ皮膚に
異常は見られなかった。本発明の育毛剤は人に対しても
有効であり、かつ皮膚刺激のないことを確認した。
を3ヶ月間毎日1回塗布の使用テストを実施したところ、
7人に有効、6人にやや有効の結果が得られ、かつ皮膚に
異常は見られなかった。本発明の育毛剤は人に対しても
有効であり、かつ皮膚刺激のないことを確認した。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 で表されるテオフィリンを含有することを特徴とする育
毛剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20608992A JP3205601B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 育毛剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20608992A JP3205601B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 育毛剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624943A true JPH0624943A (ja) | 1994-02-01 |
JP3205601B2 JP3205601B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=16517635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20608992A Expired - Lifetime JP3205601B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 育毛剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3205601B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1829523A1 (fr) * | 2006-03-01 | 2007-09-05 | L'oreal | Utilisation cosmétique d'un dérivé N-oxyde de théophylline |
WO2008028773A1 (de) * | 2006-09-06 | 2008-03-13 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Mittel, enthaltend biochinone und purin oder purinderivate |
EP1970046A1 (de) * | 2007-03-15 | 2008-09-17 | Henkel AG & Co. KGaA | Verwendung von Purin und Purinderivate zur Haarbehandlung |
JP2009545633A (ja) * | 2006-08-30 | 2009-12-24 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | より濃く、より豊かな毛髪の外観を向上させることができるヘアケア組成物 |
-
1992
- 1992-07-09 JP JP20608992A patent/JP3205601B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1829523A1 (fr) * | 2006-03-01 | 2007-09-05 | L'oreal | Utilisation cosmétique d'un dérivé N-oxyde de théophylline |
FR2898048A1 (fr) * | 2006-03-01 | 2007-09-07 | Oreal | Utilisation cosmetique d'un derive n-oxyde de theophylline |
JP2009545633A (ja) * | 2006-08-30 | 2009-12-24 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | より濃く、より豊かな毛髪の外観を向上させることができるヘアケア組成物 |
WO2008028773A1 (de) * | 2006-09-06 | 2008-03-13 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Mittel, enthaltend biochinone und purin oder purinderivate |
EP1970046A1 (de) * | 2007-03-15 | 2008-09-17 | Henkel AG & Co. KGaA | Verwendung von Purin und Purinderivate zur Haarbehandlung |
DE102007013143A1 (de) * | 2007-03-15 | 2008-10-02 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Verwendung von Purin und Purinderivate zur Haarbehandlung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3205601B2 (ja) | 2001-09-04 |
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Legal Events
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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