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JPH06233598A - 車両用交流発電機の制御方法及び制御装置 - Google Patents

車両用交流発電機の制御方法及び制御装置

Info

Publication number
JPH06233598A
JPH06233598A JP5017533A JP1753393A JPH06233598A JP H06233598 A JPH06233598 A JP H06233598A JP 5017533 A JP5017533 A JP 5017533A JP 1753393 A JP1753393 A JP 1753393A JP H06233598 A JPH06233598 A JP H06233598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
control
output
transistor
storage battery
Prior art date
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Application number
JP5017533A
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English (en)
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JP3133850B2 (ja
Inventor
Shiro Iwatani
史朗 岩谷
Tatsuki Kouwa
達樹 鴻和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Priority to US08/187,524 priority patent/US5491400A/en
Priority to KR1019940002194A priority patent/KR100187542B1/ko
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Application granted granted Critical
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/14Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from dynamo-electric generators driven at varying speed, e.g. on vehicle
    • H02J7/1446Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from dynamo-electric generators driven at varying speed, e.g. on vehicle in response to parameters of a vehicle
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/14Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from dynamo-electric generators driven at varying speed, e.g. on vehicle
    • H02J7/16Regulation of the charging current or voltage by variation of field
    • H02J7/24Regulation of the charging current or voltage by variation of field using discharge tubes or semiconductor devices
    • H02J7/243Regulation of the charging current or voltage by variation of field using discharge tubes or semiconductor devices with on/off action
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/92Energy efficient charging or discharging systems for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors specially adapted for vehicles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓄電池を急速充電したい時に急速充電できる
制御装置を得る。 【構成】 蓄電池5を急速充電したい時には、外部信号
により、エンジン・コントロールユニット4A中の制御
用トランジスタ402を導通させて分圧抵抗301と3
02の分圧点J1を接地させることにより、分圧抵抗3
04及び305から成る第2の電圧検出回路が検出し
た、交流発電機1の出力電圧で電圧調整器3を動作さ
せ、第1の所定値14.4Vよりも高い第2の所定値1
5.6Vで蓄電池5を急速充電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用交流発電機の
制御装置、特に蓄電池を急速充電できる制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば実公昭62−30480号
公報に開示されたのと同様な従来の車両用交流発電機の
制御装置を示す電気回路図である。図において、1はエ
ンジン(図示しない)によって回転駆動される車両用交
流発電機、101はこの交流発電機1のステータ(図示
しない)に装着された三相の電機子コイル、102は交
流発電機1のロータ(図示しない)に装着された界磁コ
イル、2は電機子コイル101に接続されてその誘起交
流出力を全波整流する全波整流器で、6個の主ダイオー
ドと3個の補助ダイオードとから構成され、主整流出力
端子201、補助整流出力端子202及び接地端子20
3を有している。3は補助整流出力端子202及び界磁
コイル102に接続された電圧調整器で、界磁コイル1
02に流れる界磁電流を断続制御して交流発電機1の出
力電圧を所定値に調整する。301,302,303は
互いに直列に接続され且つ蓄電池5と並列に接続された
分圧抵抗であって、蓄電池5の端子電圧を検出する第1
の電圧検出回路を形成する。304,305は全波整流
器2の補助整流出力端子202と接地の間で互いに直列
に接続された分圧抵抗であって、交流発電機1の出力電
圧を検出する保護用の第2の電圧検出回路を形成する。
306はゼナーダイオード、307,308はこのゼナ
ーダイオード306のカソードにカソードが接続され且
つアノードがそれぞれ分圧抵抗301と302の分圧点
J1、分圧抵抗304と305の分圧点J2に接続され
たダイオード、309はゼナーダイオード306のアノ
ードにベースが接続された開閉素子例えば制御用トラン
ジスタ、310はこの制御用トランジスタ309のコレ
クタ、エミッタにそれぞれベース、エミッタが接続され
てオン/オフ制御される開閉素子としてのパワートラン
ジスタで、交流発電機1の界磁コイル102と直列に接
続されてその界磁電流を断続制御する。311は補助整
流出力端子202とパワートランジスタ310のベース
の間に接続された抵抗、312は界磁コイル102の両
端間に接続されたサージ吸収用ダイオード、313は分
圧抵抗303と並列に接続されたその短絡用トランジス
タ、そして314はこの短絡用トランジスタ313のベ
ースと補助整流出力端子202の間に接続された抵抗で
ある。4はエンジン・コントロールユニットであって、
短絡用トランジスタ313のベースにコレクタが接続さ
れた制御用トランジスタ401を有する。6は一端が主
整流出力端子201及び蓄電池5の正極に接続されたキ
ースイッチ、7はこのキースイッチ6の他端と補助整流
出力端子202との間に接続された交流表示灯、8は蓄
電池5と並列に接続されて交流発電機1の主整流出力端
子201又は蓄電池5から給電される車両用電気負荷、
そして9はこの電気負荷8と蓄電池5の間に接続されて
電気負荷8への給電を制御する負荷スイッチである。な
お、Aは蓄電池電圧検出端子、そしてBは検出電圧切替
端子である。
【0003】従来の車両用交流発電機の制御装置は上述
した様に構成されており、以下にその動作を詳しく説明
する。まず、エンジンの始動に際し、キースイッチ6を
閉成すると、蓄電池5からキースイッチ6、充電表示灯
7及び電圧調整器3中の抵抗311を通してパワートラ
ンジスタ310にベース電流が供給されてパワートラン
ジスタ310は導通する。これと同時に電圧調整器3中
の抵抗314を通して短絡用トランジスタ313にベー
ス電流が供給されて短絡用トランジスタ313は導通す
る。パワートランジスタ310が導通すると、蓄電池5
からキースイッチ6、充電表示灯7、界磁コイル102
及びパワートランジスタ310を通して接地に界磁電流
が流れ、界磁コイル102に界磁起磁力が発生すると同
時に充電表示灯7が点灯して蓄電池5の非充電状態を表
示する。短絡用トランジスタ313が導通すると、分圧
抵抗303が短絡されるので、第1の電圧検出回路は分
圧抵抗301及び302のみで形成されることになる。
【0004】この状態でエンジンが起動して、交流発電
機1を駆動すると、その回転数に応じて電機子101に
交流出力が誘起され、この出力電圧は全波整流器2によ
って全波整流される。ここで、全波整流された出力電圧
が第1の調整値例えば14.4V以下の時には、上述し
た様に分圧抵抗301と302によって構成されている
第1の電圧検出回路の分圧点J1での電位がまだ低いの
で、ゼナーダイオード306は導通状態に至らず、不導
通状態を保持し、制御用トランジスタ309も不導通状
態を保持し従ってパワートランジスタ310は界磁電流
の供給を保持しており、これによって交流発電機1の出
力電圧はその回転数の上昇に伴なって上昇している。そ
の後、交流発電機1の回転数が更に上昇して出力電圧が
第1の調整値以上になると、分圧点J1の電位も高くな
り、ゼナーダイオード306は導通し、このゼナーダイ
オード306を通して制御用トランジスタ309にベー
ス電流が供給されるので、制御用トランジスタ309は
導通する。この制御用トランジスタ309が導通する
と、パワートランジスタ310のベース・エミッタ回路
が短絡されるのでパワートランジスタ310は不導通状
態となり、これにより界磁コイル102に流れていた界
磁電流は遮断され、交流発電機1の出力電圧は低下す
る。この出力電圧が第1の調整値まで下がると、再びゼ
ナーダイオード306及び制御用トランジスタ309が
不導通状態となり、パワートランジスタ310は導通し
て界磁コイル102は励磁され、交流発電機1の出力電
圧は再び上昇する。
【0005】上述した動作を繰り返して、交流発電機1
の出力電圧は第1の調整値である14.4Vに制御さ
れ、この制御された出力電圧によって蓄電池5が充電さ
れ、また電気負荷8も給電される。一方、充電表示灯7
は、交流発電機1の補助整流出力端子202からの出力
電圧が蓄電池5の端子電圧に大体等しい値になると、消
灯して蓄電池5の充電状態を表示する。
【0006】エンジン・コントロールユニット4は各種
センサ(図示しない)からの情報例えば車速、アイドル
スイッチ、蓄電池電圧に関する情報に基づいて電圧調整
器3中の短絡用トランジスタ313に制御信号を出力す
る。今、エンジンが通常運転状態にあり従ってアイドル
状態にない場合には、エンジン、コントロールユニット
4中の制御用トランジスタ401が不導通であり、その
検出電圧切替端子Bにおける制御信号がH(ハイ)レベ
ルであるので、短絡用トランジスタ313は上述した様
に導通しており、分圧抵抗303を短絡している。その
結果、交流発電機1の出力電圧は上述した様に第1の調
整値に制御される。
【0007】次に、エンジン・コントロールユニット4
が各種センサからの情報に基づいてエンジンがアイドル
状態にあり、蓄電池電圧も所定値以上であると判定する
と、制御用トランジスタ401は導通し、上述した制御
信号がL(ロー)レベルになるので、短絡用トランジス
タ313は不導通になり、分圧抵抗303が短絡されな
いので、第1の電圧検出回路は分圧抵抗301,302
及び303によって形成され、そのため調整値が例えば
12.8Vの第2の調整値に低下し、交流発電機1の出
力電圧は低下する。すなわち、エンジンのアイドル時に
は、交流発電機1の出力電圧を低下させることにより、
交流発電機1によるエンジンへの負荷を軽減させ、エン
ジンの燃費を向上させる。
【0008】更に、蓄電池電圧検出端子Aが外れた場合
には、分圧抵抗304及び305によって形成された第
2の電圧検出回路によって交流発電機1の出力電圧は例
えば15.6Vの第3の調整値に制御され、無制御によ
る蓄電池5の過充電を防止する。
【0009】なお、上述した14.4V,12.8V及
び15.6Vの調整値は分圧抵抗301ないし305の
抵抗値を適切に選ぶことで得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用交流発電
機の制御装置は、通常、蓄電池電圧検出端子での蓄電池
電圧が14.4Vになる様に制御され、又エンジン・コ
ントロールユニットからの制御信号により12.8Vの
第2の調整値に切替えられて燃費の改善に寄与する。し
かしながら、逆に蓄電池を急速充電したい時には、1
2.8Vを通常の14.4V制御に戻すしかなく、急速
充電効果が充分でないと云う問題点があった。
【0011】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、蓄電池を急速充電したい時に急
速充電できる車両用交流発電機の制御装置を得ることを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る車両用交流発電機の制御装置は、蓄電池の端子電圧を
検出する第1の電圧検出回路の動作を無効にして、上記
交流発電機の出力電圧を検出する第2の電圧検出回路の
出力により電圧調整器を動作させる制御信号を上記電圧
調整器に供給する制御手段を設けたものである。
【0013】この発明の請求項2に係る車両用交流発電
機の制御装置は、蓄電池の端子電圧を検出する第1の電
圧検出回路の動作を無効にして、上記交流発電機の出力
電圧を検出する第2の電圧検出回路の出力により電圧調
整器を動作させる制御信号を上記電圧調整器に供給する
制御手段と、この制御手段からの制御信号に異常が生じ
た場合に、上記電圧調整器を上記第1の電圧検出回路に
よる制御動作に復帰させるフェイルセーフ回路とを設け
たものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明では、制御手段が、第1の電圧
検出回路を形成する分圧抵抗の分圧点を接地させるか、
第1の電圧検出回路への蓄電池電圧を断つことにより、
第2の電圧検出回路の出力で電圧調整器を動作させる様
にした。
【0015】請求項2の発明では、更に、制御手段の検
出電圧切替端子が共にオープンになったり、接地された
りして制御信号が異常になると、フェイルセーフ回路が
上記電圧調整器を上記第1の電圧検出回路による制御動
作に復帰させる。
【0016】
【実施例】実施例1.以下、この発明をその種々の実施
例について説明する。図1はこの発明の実施例1を示す
電気回路図である。図において、1〜3、5〜9は図7
に示したものと全く同じである。4Aは制御手段として
のエンジン・コントロールユニットであって、図7に示
されたエンジン・コントロールユニット4に比べて、制
御用トランジスタ401の他にもう1個制御用トランジ
スタ402を設けた点が違う。もう少し詳しく云えば、
この制御用トランジスタ402は、そのコレクタ従って
他の検出電圧切替端子Cが電圧調整器3中の分圧点J1
に接続され且つそのエミッタが制御用トランジスタ40
1のエミッタと一緒に接続されている。
【0017】キースイッチ6を閉成してから交流発電機
1による発電開始、充電表示灯7の動作、通常の14.
4Vの電圧調整動作、及びエンジン・コントロールユニ
ット4A中の制御用トランジスタ401が導通して、調
整電圧を12.8Vに低下させ、これによりエンジン負
荷を軽減し、燃費向上を計ることについては、従来の制
御装置と全く同じである。
【0018】次に、車両の運転中に例えば蓄電池5の放
電が著しくて蓄電池5を急速充電する必要がある時、又
はエンジンの減速時の様に交流発電機1がエンジンの負
荷にならない様な時、これらを各種センサーを介してエ
ンジン・コントロールユニット4Aが検出し、制御用ト
ランジスタ402を導通させる。これにより、第1の電
圧検出回路の分圧点J1を接地し、第1の電圧検出回路
の動作従って蓄電地5の電圧検出機能を無効にして、第
2の電圧検出回路の出力従って交流発電機1の出力電圧
検出に基づく第2の電圧検出回路により14.4Vの第
1の調整値から15.6Vの第3の調整値へ移行させ
る。これにより、蓄電地5の急速充電が可能となる。
【0019】実施例2.図2はこの発明の実施例2を示
す電気回路図である。この実施例2が実施例1と違う点
はエンジン・コントロールユニット4Bにある。このエ
ンジン・コントロールユニット4Bは、エンジン・コン
トロールユニット4A中の制御用トランジスタ402の
代りに、制御用トランジスタ403、抵抗404および
第1の電圧検出回路開閉用トランジスタ405を有す
る。制御用トランジスタ403は、そのエミッタが制御
用トランジスタ401のエミッタと一緒に接続され且つ
そのコレクタが抵抗404を介して開閉用トランジスタ
405のベースに接続されている。開閉用トランジスタ
405は、そのエミッタが蓄電池5の正極に接続され且
つそのコレクタが第1の電圧検出回路、詳しくは分圧抵
抗301の、分圧点J1とは反対側の端に接続されてい
る。
【0020】通常、エンジン・コントロールユニット4
B中の制御用トランジスタ403及び開閉用トランジス
タ405は導通しており、制御用トランジスタ401は
不導通のため、分圧抵抗301,302による蓄電池5
の電圧検出による14.4Vの第1の調整値の制御が行
われる。この状態において、制御用トランジスタ401
を上述した様に導通させると、電圧が12.8Vの第2
の調整値に低下し、エンジン負荷を軽減し、燃費向上を
計る。次に、上述した通常の蓄電池5の電圧検出による
第1の調整値14.4Vの制御又は第2の調整値12.
8Vの制御が行われている状態で、蓄電池の急速充電が
必要な時、又はエンジンの減速時には、エンジン・コン
トロールユニット4Bは各種センサーにより急速充電の
必要性及びエンジンの減速を検出して制御用トランジス
タ403を不導通にし、開閉用トランジスタ405も不
導通する。これにより、蓄電池5の電圧検出機能を無効
にして交流発電機1の出力電圧検出に基づく第2の電圧
検出回路により第3の調整値15.6Vへ移行させ、ひ
いては蓄電池5の急速充電が可能となる。
【0021】実施例3.図3はこの発明の実施例3を示
す電気回路図である。図において、1.2.4A,5〜
9は図1に示したものと全く同じである。3Aは電圧調
整器であって、図1に示された電圧調整器3に比べて、
直列接続された分圧抵抗302及び303と並列に接続
されたその短絡用トランジスタ315、そしてこの短絡
用トランジスタ315のベベースと全波整流器2の補助
整流出力端子202との間に接続された抵抗316を設
けた点が違う。更に、この実施例3では、電圧調整器3
Aとエンジン・コントロールユニット4Aの間にフェイ
ルセーフ回路例えばフェイルセーフ機能付電圧切替回路
10が設けられている。このフェイルセーフ機能付電圧
切替回路10はOR素子111及びNOR素子112を
有している。OR素子111は、その出力端子が電圧調
整器3A中の短絡用トランジスタ313のベースに接続
され、その非反転入力端子がエンジン・コントロールユ
ニット4A中の制御用トランジスタ401のコレクタに
接続され、且つその反転入力端子が他の制御用トランジ
スタ402のコレクタに接続されている。NOR素子1
12は、その出力端子が電圧調整器3A中の他の短絡用
トランジスタ315のベースに接続され、且つその反転
入力端子、非反転入力端子がそれぞれ制御用トランジス
タ401,402のコレクタに接続されている。
【0022】この実施例3では、通常、エンジン・コン
トロールユニット4A中の制御用トランジスタ401及
び402は不導通であり、従ってフェイルセーフ機能付
電圧切替回路10中のOR素子111の出力がHレベル
となって短絡用トランジスタ313は導通し且つNOR
素子112の出力がLレベルとなって短絡用トランジス
タ315は不導通となるので、第1の電圧検出回路は分
圧抵抗301及び302のみによって形成され、上記し
た様に交流発電機1の出力電圧は14.4Vに制御され
る。
【0023】次に、蓄電池5の放電が著しくて蓄電池5
を急速充電する必要がある時、又はエンジンの減速時の
様な時には、制御用トランジスタ402が導通し、フェ
イルセーフ機能付電圧切替回路10中のNOR素子11
2の出力はHレベルとなって短絡用トランジスタ315
は導通するので、第1の電圧検出回路の分圧点J1を接
地し、蓄電池5の電圧検出機能を無効にして、交流発電
機1の出力電圧検出に基づく第2の電圧検出回路により
第3の調整値15.6Vへ移行させる。これにより、蓄
電池5の急速充電が可能となる。
【0024】更に、エンジンのアイドル時の様に交流発
電機1によるエンジンへの負荷トルクを軽減して燃費向
上を計る場合には、制御用トランジスタ401,402
をそれぞれ導通、不導通にする。これにより、フェイル
セーフ機能付電圧切替回路10中のOR素子111の出
力がLレベル、NOR素子112の出力もLレベルとな
って短絡用トランジスタ313及び315は共に不導通
となるため、第1の電圧検出回路は分圧抵抗301,3
02及び303によって形成され、交流発電機の出力電
圧は12.8Vに制御される。
【0025】次に検出電圧切替端子B及びCが共にオー
プンになったり、接地されたりすると、又はエンジン・
コントロールユニット(ECU)4Aが故障すると、つ
まりエンジン・コントロールユニット4Aの制御信号に
異常が生じると、フェイルセーフ機能付電圧切替回路1
0中のOR素子111の出力がHレベル、NOR素子1
12の出力がLレベルとなり、短絡用トランジスタ31
3が導通、短絡用トランジスタ315が不導通となっ
て、交流発電機1の出力電圧は14.4Vに制御され、
フェイルセーフ機能を持たせることができる。
【0026】以下に、制御用トランジスタ(Tr)40
1,402と、フェイルセーフの出力と、調整値との関
係を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】実施例4.図4はこの発明の実施例4を示
す電気回路図である。この実施例4は、一言で云えば、
図2に示した実施例2中のエンジン・コントロールユニ
ット4Bの中央部に図3に示した実施例3中のフェイル
セーフ機能付電圧切替回路10を挿入したものである。
従って、電圧調整器3Bは、図2中の抵抗404に相当
する抵抗317及び開閉用トランジスタ405に相当す
る開閉用トランジスタ318を有し、そして逆にエンジ
ン・コントロールユニット4Cは、上述した抵抗404
及び開閉用トランジスタ405を有していない。これら
以外の1,2,5〜10は図2に示したものと全く同じ
である。
【0029】実施例4では、通常、エンジン・コントロ
ールユニット4C中の制御用トランジスタ401及び4
03は不導通であり、従ってフェイルセーフ機能付電圧
切替回路10中のOR素子111の出力がHレベル、そ
してNOR素子112の出力はLレベルとなり、そのた
め短絡用トランジスタ313及び開閉用トランジスタ3
18が導通するので、第1の電圧検出回路は分圧抵抗3
01及び302によって形成され、蓄電池5の電圧検出
による第1の調整値14.4Vの制御が行われる。
【0030】次に、この状態において蓄電池5の急速充
電必要時又はエンジンの減速時には、制御用トランジス
タ403を導通にし、NOR素子112の出力はHレベ
ルにして開閉用トランジスタ318を不導通にすること
により、蓄電池5の電圧検出機能を無効にして、交流発
電機1の出力電圧検出に基づく第2の電圧検出回路によ
り第3の調整値15.6Vへ移行させ、蓄電池5の急速
充電を可能にする。
【0031】更に、エンジンのアイドル時の様に交流発
電機1によるエンジンへの負荷トルクを軽減して燃費向
上を計る場合には、制御用トランジスタ401を導通、
制御用トランジスタ403を不導通にする。これによ
り、OR素子111の出力がLレベル、NOR素子11
2の出力もLレベルとなって、短絡用トランジスタ31
3が不導通、開閉用トランジスタ318が導通となるの
で、第1の電圧検出回路は分圧抵抗301,302及び
303によって形成され、交流発電機1の出力電圧は第
2の調整値12.8Vに制御される。
【0032】次に検出電圧切替端子B及びDが共にオー
プンになったり、接地されたりすると、又はエンジン・
コントロールユニット(ECU)4Cが故障すると、O
R素子111の出力がHレベル、NOR素子112の出
力がLレベルとなり、短絡用トランジスタ313及び開
閉用トランジスタ318が共に導通して、交流発電機1
の出力電圧は第1の調整値14.4Vに制御され、フェ
イルセーフ機能を持たせることができる。
【0033】以下に、制御用トランジスタ(Tr)40
1,403と、フェイルセーフ機能付電圧切替回路10
の出力と、調整値との関係を表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】実施例5.図5はこの発明の実施例5を示
す電気回路図である。図において、1.2.4A,5〜
9は図1に示したものと全く同じである。3Cは電圧調
整器であって、図1に示された電圧調整器3に比べて、
分圧抵抗303、短絡用トランジスタ313及び抵抗3
14が無い点が違う。10Aはフェイルセーフ機能付電
圧切替回路であって、電圧調整器3C中の分圧点J1に
出力端子が接続されたOR素子113のみから成る。4
Dはエンジン・コントロールユニットであって、OR素
子113の非反転入力端子に検出電圧切替端子C1でコ
レクタが接続され且つエミッタが接地された制御用トラ
ンジスタ404、及びこの制御用トランジスタ404の
のベースに一端が接続され且つ他端が検出電圧切替端子
C2でOR素子113の反転入力端子に接続された抵抗
405から成る。
【0036】実施例5では、通常又はエンジン・コント
ロールユニット4Dの故障時、エンジン・コントロール
ユニット4D中の制御用トランジスタ404はそのベー
スへの入力信号がLレベルであるので不導通である。従
って、フェイルセーフ機能付電圧切替回路10A中のO
R素子113へのコレクタ側入力信号、ベース側入力信
号、ベース側入力信号の反転信号はそれぞれHレベル,
Lレベル,Hレベルであるので、OR素子113の出力
はHレベルとなり、第1の電圧検出回路は分圧抵抗30
1及び302によって形成され、蓄電池5の電圧検出に
よる第1の調整値14.4Vの制御が行われる。
【0037】次に、この状態において蓄電池5の急速充
電必要時又はエンジンの減速時には、制御用トランジス
タ404のベースへの入力信号をHレベルにすることに
よって制御用トランジスタ404を導通させる。こうす
ると、OR素子113の出力はLレベルとなり、蓄電池
5の電圧検出機能を無効にして、交流発電機1の出力電
圧検出に基づく第2の電圧検出回路により第3の調整値
15.6Vへ移行させ、蓄電池5の急速充電が可能とな
る。
【0038】次に検出電圧切替端子C1及びC2が共に
オープンになったり、接地されたりすると、OR素子1
13の出力はHレベルとなり、交流発電機1の出力電圧
は14.4Vに制御され、フェイルセーフ機能を持たせ
ることができる。
【0039】以下に、制御用トランジスタ404と、フ
ェイルセーフ機能付電圧切替回路10Aの出力と、調整
値との関係を表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】実施例6.図6はこの発明の実施例6を示
す電気回路図である。図において、1.2.4A,5〜
9は図1に示したものと全く同じである。3Dは電圧調
整器であって、図4に示された電圧調整器3Bに比べ
て、分圧抵抗303、短絡用トランジスタ313及び抵
抗314が無い点が違う。10Bはフェイルセーフ機能
付電圧切替回路であって、電圧調整器3B中の抵抗31
7の一端に出力端子が接続されたNOR素子114のみ
から成る。4Dはエンジン・コントロールユニットであ
って、NOR素子114の非反転入力端子に検出電圧切
替端子D1でコレクタが接続され且つエミッタが接地さ
れた制御用トランジスタ404、及びこの制御用トラン
ジスタ404ののベースに一端が接続され且つ他端が検
出電圧切替端子D2でNOR素子114の反転入力端子
に接続された抵抗405から成る。
【0042】実施例6では、通常又はエンジン・コント
ロールユニット4Dの故障時、エンジン・コントロール
ユニット4D中の制御用トランジスタ404はそのベー
スへの入力信号がLレベルであるので不導通である。従
って、フェイルセーフ機能付電圧切替回路10B中のN
OR素子114へのコレクタ側入力信号、ベース側入力
信号、ベース側入力信号の反転信号はそれぞれHレベ
ル,Lレベル,Hレベルであるので、NOR素子114
の出力はLレベルとなり、そのため開閉用トランジスタ
318が導通するので、第1の電圧検出回路は分圧抵抗
301及び302によって形成され、蓄電池5の電圧検
出による第1の調整値14.4Vの制御が行われる。
【0043】次に、この状態において蓄電池5の急速充
電必要時又はエンジンの減速時には、制御用トランジス
タ404のベースへの入力信号をHレベルにすることに
よって制御用トランジスタ404を導通させる。こうす
ると、NOR素子114の出力はHレベルとなり、開閉
用トランジスタ318を不導通にすることにより蓄電池
5の電圧検出機能を無効にして、交流発電機1の出力電
圧検出に基づく第2の電圧検出回路により第3の調整値
15.6Vへ移行させ、蓄電池5の急速充電を可能にす
る。
【0044】次に検出電圧切替端子D1及びD2が共に
オープンになったり、接地されたりすると、NOR素子
114の出力はLレベルとなり、交流発電機1の出力電
圧は14.4Vに制御され、フェイルセーフ機能を持た
せることができる。
【0045】以下に、制御用トランジスタ404と、フ
ェイルセーフ機能付電圧切替回路10Bの出力と、調整
値との関係を表4に示す。
【0046】
【表4】
【0047】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る車両用交流発
電機の制御装置は、蓄電池の端子電圧を検出する第1の
電圧検出回路の動作を無効にして、上記交流発電機の出
力電圧を検出する第2の電圧検出回路の出力により電圧
調整器を動作させる制御信号を上記電圧調整器に供給す
る制御手段を備えているので、簡単な回路構成と少ない
制御用配線で蓄電池を急速充電でき、エンジン減速時の
エネルギーを回収できると云う効果を奏する。
【0048】この発明の請求項2に係る車両用交流発電
機の制御装置は、蓄電池の端子電圧を検出する第1の電
圧検出回路の動作を無効にして、上記交流発電機の出力
電圧を検出する第2の電圧検出回路の出力により電圧調
整器を動作させる制御信号を上記電圧調整器に供給する
制御手段と、この制御手段からの制御信号に異常が生じ
た場合に、上記電圧調整器を上記第1の電圧検出回路に
よる制御動作に復帰させるフェイルセーフ回路とを備え
ているので、上記効果に加えて、制御手段の検出電圧切
替端子が共にオープンになったり、接地されたりする様
な配線トラブル発生時にも、調整値を蓄電池の充電に最
適な第1の調整値14.4Vに戻すフェイルセーフ機能
を持つと云う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す電気回路図である。
【図2】この発明の実施例2を示す電気回路図である。
【図3】この発明の実施例3を示す電気回路図である。
【図4】この発明の実施例4を示す電気回路図である。
【図5】この発明の実施例5を示す電気回路図である。
【図6】この発明の実施例6を示す電気回路図である。
【図7】従来の車両用交流発電機の制御装置を示す電気
回路図である。
【符号の説明】
1 交流発電機 102 界磁コイル 2 全波整流器 3,3A〜3D 電圧調整器 301〜305 分圧抵抗 4A〜4D エンジン・コントロールユニット 5 蓄電池 10,10A,10B フェイルセーフ機能付電圧切替
回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 車両用交流発電機の制御方法及び制御
装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用交流発電機の
制御方法及び制御装置、特に蓄電池を急速充電できる
御方法及び制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば実公昭62−30480号
公報に開示されたのと同様な従来の車両用交流発電機の
制御装置を示す電気回路図である。図において、1はエ
ンジン(図示しない)によって回転駆動される車両用交
流発電機、101はこの交流発電機1のステータ(図示
しない)に装着された三相の電機子コイル、102は交
流発電機1のロータ(図示しない)に装着された界磁コ
イル、2は電機子コイル101に接続されてその誘起交
流出力を全波整流する全波整流器で、6個の主ダイオー
ドと3個の補助ダイオードとから構成され、主整流出力
端子201、補助整流出力端子202及び接地端子20
3を有している。
【0003】3は補助整流出力端子202及び界磁コイ
ル102に接続された電圧調整器で、界磁コイル102
に流れる界磁電流を断続制御して交流発電機1の出力電
圧を所定値に調整する。301,302,303は互い
に直列に接続され且つ蓄電池5と並列に接続された分圧
抵抗であって、蓄電池5の端子電圧を検出する第1の電
圧検出回路を形成する。304,305は全波整流器2
の補助整流出力端子202と接地の間で互いに直列に接
続された分圧抵抗であって、交流発電機1の出力電圧を
検出する保護用の第2の電圧検出回路を形成する。30
6はゼナーダイオード、307,308はこのゼナーダ
イオード306のカソードにカソードが接続され且つア
ノードがそれぞれ分圧抵抗301と302の分圧点J
1、分圧抵抗304と305の分圧点J2に接続された
ダイオード、309はゼナーダイオード306のアノー
ドにベースが接続された開閉素子例えば制御用トランジ
スタ、310はこの制御用トランジスタ309のコレク
タ、エミッタにそれぞれベース、エミッタが接続されて
オン/オフ制御される開閉素子としてのパワートランジ
スタで、交流発電機1の界磁コイル102と直列に接続
されてその界磁電流を断続制御する。311は補助整流
出力端子202とパワートランジスタ310のベースの
間に接続された抵抗、312は界磁コイル102の両端
間に接続されたサージ吸収用ダイオード、313は分圧
抵抗303と並列に接続されたその短絡用トランジス
タ、そして314はこの短絡用トランジスタ313のベ
ースと補助整流出力端子202の間に接続された抵抗で
ある。
【0004】4はエンジン・コントロールユニットであ
って、短絡用トランジスタ313のベースにコレクタが
接続された制御用トランジスタ401を有する。6は一
端が主整流出力端子201及び蓄電池5の正極に接続さ
れたキースイッチ、7はこのキースイッチ6の他端と補
助整流出力端子202との間に接続された交流表示灯、
8は蓄電池5と並列に接続されて交流発電機1の主整流
出力端子201又は蓄電池5から給電される車両用電気
負荷、そして9はこの電気負荷8と蓄電池5の間に接続
されて電気負荷8への給電を制御する負荷スイッチであ
る。なお、Aは蓄電池電圧検出端子、そしてBは検出電
圧切替端子である。
【0005】従来の車両用交流発電機の制御装置は上述
した様に構成されており、以下にその動作を詳しく説明
する。まず、エンジンの始動に際し、キースイッチ6を
閉成すると、蓄電池5からキースイッチ6、充電表示灯
7及び電圧調整器3中の抵抗311を通してパワートラ
ンジスタ310にベース電流が供給されてパワートラン
ジスタ310は導通する。これと同時に電圧調整器3中
の抵抗314を通して短絡用トランジスタ313にベー
ス電流が供給されて短絡用トランジスタ313は導通す
る。パワートランジスタ310が導通すると、蓄電池5
からキースイッチ6、充電表示灯7、界磁コイル102
及びパワートランジスタ310を通して接地に界磁電流
が流れ、界磁コイル102に界磁起磁力が発生すると同
時に充電表示灯7が点灯して蓄電池5の非充電状態を表
示する。短絡用トランジスタ313が導通すると、分圧
抵抗303が短絡されるので、第1の電圧検出回路は分
圧抵抗301及び302のみで形成されることになる。
【0006】この状態でエンジンが起動して、交流発電
機1を駆動すると、その回転数に応じて電機子101に
交流出力が誘起され、この出力電圧は全波整流器2によ
って全波整流される。ここで、全波整流された出力電圧
が第1の所定値例えば14.4V以下の時には、上述し
た様に分圧抵抗301と302によって構成されている
第1の電圧検出回路の分圧点J1での電位がまだ低いの
で、ゼナーダイオード306は導通状態に至らず、不導
通状態を保持し、制御用トランジスタ309も不導通状
態を保持し従ってパワートランジスタ310は界磁電流
の供給を保持しており、これによって交流発電機1の出
力電圧はその回転数の上昇に伴って上昇している。その
後、交流発電機1の回転数が更に上昇して出力電圧が第
1の所定値以上になると、分圧点J1の電位も高くな
り、ゼナーダイオード306は導通し、このゼナーダイ
オード306を通して制御用トランジスタ309にベー
ス電流が供給されるので、制御用トランジスタ309は
導通する。この制御用トランジスタ309が導通する
と、パワートランジスタ310のベース・エミッタ回路
が短絡されるのでパワートランジスタ310は不導通状
態となり、これにより界磁コイル102に流れていた界
磁電流は遮断され、交流発電機1の出力電圧は低下す
る。この出力電圧が第1の所定値まで低下すると、再び
ゼナーダイオード306及び制御用トランジスタ309
が不導通状態となり、パワートランジスタ310は導通
して界磁コイル102は励磁され、交流発電機1の出力
電圧は再び上昇する。
【0007】上述した動作を繰り返して、交流発電機1
の出力電圧は第1の所定値である14.4Vに制御さ
れ、この制御された出力電圧によって蓄電池5が充電さ
れ、また電気負荷8も給電される。一方、充電表示灯7
は、交流発電機1の補助整流出力端子202からの出力
電圧が蓄電池5の端子電圧に大体等しい値になると、消
灯して蓄電池5の充電状態を表示する。
【0008】エンジン・コントロールユニット4は各種
センサ(図示しない)からの情報例えば車速、アイドル
スイッチ、蓄電池電圧に関する情報に基づいて電圧調整
器3中の短絡用トランジスタ313に制御信号を出力す
る。今、エンジンが通常運転状態にあり従ってアイドル
状態にない場合には、エンジン・コントロールユニット
4中の制御用トランジスタ401が不導通であり、その
検出電圧切替端子Bにおける制御信号がH(ハイ)レベ
ルであるので、短絡用トランジスタ313は上述した様
に導通しており、分圧抵抗303を短絡している。その
結果、交流発電機1の出力電圧は上述した様に第1の
値に制御される。
【0009】次に、エンジン・コントロールユニット4
が各種センサからの情報に基づいてエンジンがアイドル
状態にあり、蓄電池電圧も所定値以上であると判定する
と、制御用トランジスタ401は導通し、上述した制御
信号がL(ロー)レベルになるので、短絡用トランジス
タ313は不導通になり、分圧抵抗303が短絡されな
いので、第1の電圧検出回路は分圧抵抗301,302
及び303によって形成され、そのため第1の所定値が
例えば12.8Vに低下し、交流発電機1の出力電圧は
低下する。すなわち、エンジンのアイドル時には、交流
発電機1の出力電圧を低下させることにより、交流発電
機1によるエンジンへの負荷を軽減させ、エンジンの燃
費を向上させる。
【0010】更に、蓄電池電圧検出端子Aが外れた場合
には、分圧抵抗304及び305によって形成された第
2の電圧検出回路によって交流発電機1の出力電圧は例
えば15.6Vの第2の所定値に制御され、無制御によ
る蓄電池5の過充電を防止する。
【0011】なお、上述した14.4V,12.8V及び
15.6Vは分圧抵抗301ないし305の抵抗値を適
切に選ぶことで得られる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用交流発電
機の制御装置は、通常、蓄電池電圧検出端子での蓄電池
電圧が14.4Vになる様に制御され、又エンジン・コ
ントロールユニットからの制御信号により12.8Vに
切替えられて燃費の改善に寄与する。しかしながら、逆
に蓄電池を急速充電したい時には、12.8Vを通常の
14.4V制御に戻すしかなく、急速充電効果が充分で
ないと云う問題点があった。
【0013】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、蓄電池を急速充電したい時に急
速充電できる車両用交流発電機の制御方法及び制御装置
を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る車両用交流発電機の制御方法は、外部信号を与えて上
記交流発電機の出力電圧の制御を蓄電池の端子電圧に基
づく制御から上記出力電圧に基づく制御に変更するもの
である。
【0015】この発明の請求項2に係る車両用交流発電
機の制御装置は、外部信号により、蓄電池の端子電圧を
検出する第1の電圧検出回路が上記端子電圧を検出でき
ない状態にして、上記交流発電機の出力電圧の制御を上
記端子電圧に基づく制御から上記出力電圧に基づく制御
に変更する変更手段を設けたものである。
【0016】この発明の請求項3に係る車両用交流発電
機の制御装置は、外部信号により、蓄電池の端子電圧を
検出する第1の電圧検出回路の分圧抵抗による分圧電圧
を強制的に零にして、上記交流発電機の出力電圧の制御
を上記端子電圧に基づく制御から上記出力電圧に基づく
制御に変更する変更手段を設けたものである。
【0017】この発明の請求項4に係る車両用交流発電
機の制御装置は、外部信号により、蓄電池の端子電圧を
検出する第1の電圧検出回路に上記端子電圧が供給され
ないようにして、上記交流発電機の出力電圧の制御を上
記端子電圧に基づく制御から上記出力電圧に基づく制御
に変更する変更手段を設けたものである。
【0018】この発明の請求項5に係る車両用交流発電
機の制御装置は、外部信号により上記交流発電機の出力
電圧の制御を蓄電池の端子電圧に基づく制御から上記出
力電圧に基づく制御に変更する変更手段、及びこの変更
手段に異常が生じたときに上記出力電圧の制御を上記端
子電圧に基づいて行わせるフェイルセーフ回路を設けた
ものである。
【0019】この発明の請求項6に係る車両用交流発電
機の制御装置は、外部信号により複数の高低2値信号を
発する発信手段、及び上記複数の高低2値信号を論理判
断して正常であるときには上記交流発電機の出力電圧の
制御を蓄電池の端子電圧に基づく制御から上記出力電圧
に基づく制御に切換え、異常であるときには上記出力電
圧の制御を上記端子電圧に基づいて行わせるフェイルセ
ーフ回路を設けたものである。
【0020】この発明の請求項7に係る車両用交流発電
機の制御装置は、外部信号により複数の高低2値信号を
発する発信手段、及び上記複数の高低2値信号を論理判
断して正常であるときには上記交流発電機の出力電圧の
制御を蓄電池の端子電圧に基づく制御から上記出力電圧
に基づく制御に切換え、異常であるときには上記出力電
圧の制御を上記端子電圧に基づいて行わせる論理回路を
設けたものである。
【0021】
【作用】請求項1の発明では、外部信号を与えることに
より、交流発電機の出力電圧を通常の第1の所定値より
も高い第2の所定値にできるので、例えば蓄電池に急速
充電を行ったり、エンジン減速時のエネルギーを有効に
回収したりすることが簡単且つ容易にできる。
【0022】請求項2の発明では、外部信号を与えるこ
とにより、変更手段は第1の電圧検出回路が蓄電池の端
子電圧を検出できない状態にし、その代わり第2の電圧
検出回路を利用して交流発電機の出力電圧を第1の所定
値よりも高い第2の所定値にできるので、特別に電圧検
出回路を付加しなくても良く、簡単な構成で、例えば蓄
電池に急速充電を行ったり、エンジン減速時のエネルギ
ーを有効に回収したりすることができる。
【0023】請求項3の発明では、外部信号を与えるこ
とにより、変更手段は第1の電圧検出回路の分圧抵抗に
よる分圧電圧を強制的に零にし、第1の電圧検出回路を
動作させたまま第2の電圧検出回路を利用して交流発電
機の出力電圧を第1の所定値よりも高い第2の所定値に
制御できるので、第2の電圧検出回路による制御に変更
するために付加されるものがなく、検出回路自体の信頼
性が損なわれない。
【0024】請求項4の発明では、外部信号を与えるこ
とにより、変更手段は第1の電圧検出回路に蓄電池の端
子電圧が供給されないようにし、その代わり第2の電圧
検出回路を利用して交流発電機の出力電圧を第1の所定
値よりも高い第2の所定値に制御できる。
【0025】請求項5の発明では、変更手段に異常が生
じたときに、フェイルセーフ回路は交流発電機の出力電
圧が第1の所定値に制御されるようにするので、蓄電池
が過充電される恐れがない。
【0026】請求項6の発明では、発信手段が外部信号
により複数の高低2値信号を発し、これら高低2値信号
をフェイルセーフ回路が論理判断し、正常な場合には交
流発電機の出力電圧を第2の所定値に制御するが、異常
な場合には第1の所定値に制御する。
【0027】請求項7の発明では、制御信号により発信
手段が発した複数の高低2値信号を論理回路は判断し、
正常な場合には交流発電機の出力電圧を第2の所定値に
制御するが、異常な場合には第1の所定値に制御する。
【0028】
【実施例】実施例1.以下、この発明をその種々の実施
例について説明する。図1はこの発明の実施例1を示す
電気回路図である。図において、1〜3、5〜9は図7
に示したものと全く同じである。4Aは変更手段として
のエンジン・コントロールユニットであって、図7に示
されたエンジン・コントロールユニット4に比べて、制
御用トランジスタ401の他にもう1個制御用トランジ
スタ402を設けた点が違う。もう少し詳しく云えば、
この制御用トランジスタ402は、そのコレクタ従って
他の検出電圧切替端子Cが電圧調整器3中の分圧点J1
に接続され且つそのエミッタが制御用トランジスタ40
1のエミッタと一緒に接続されている。
【0029】キースイッチ6を閉成してから交流発電機
1による発電開始、充電表示灯7の動作、通常の14.
4Vの電圧制御動作、及びエンジン・コントロールユニ
ット4A中の制御用トランジスタ401が導通して、
流発電機1の出力電圧を12.8Vに低下させ、これに
よりエンジン負荷を軽減し、燃費向上を計ることについ
ては、従来の制御装置と全く同じである。
【0030】次に、車両の運転中に例えば蓄電池5の放
電が著しくて蓄電池5を急速充電する必要がある時、又
はエンジンの減速時の様に交流発電機1がエンジンの負
荷にならない様な時、これら外部信号を各種センサー
よりエンジン・コントロールユニット4Aへ与え、制御
用トランジスタ402を導通させる。その結果、この制
御用トランジスタ402はLレベルの制御信号を発生
し、この制御信号を電圧調整器3へ印加することにより
第1の電圧検出回路が蓄電池5の端子電圧を検出できな
い状態にする。即ち第1の電圧検出回路の分圧点J1を
接地することにより分圧電圧を強制的に零にして交流発
電機1の出力電圧の制御を第1の電圧検出回路による端
子電圧制御から第2の電圧検出回路による出力電圧制御
に変更し、これにより14.4Vの第1の所定値から1
5.6Vの第所定に変更するので、蓄電池5の急
速充電が可能となる。
【0031】実施例2.図2はこの発明の実施例2を示
す電気回路図である。この実施例2が実施例1と違う点
はエンジン・コントロールユニット4Bにある。このエ
ンジン・コントロールユニット4Bは、エンジン・コン
トロールユニット4A中の制御用トランジスタ402の
代わりに、制御用トランジスタ403、抵抗404およ
び第1の電圧検出回路開閉用トランジスタ405を有す
る。制御用トランジスタ403は、そのエミッタが制御
用トランジスタ401のエミッタと一緒に接続され且つ
そのコレクタが抵抗404を介して開閉用トランジスタ
405のベースに接続されている。開閉用トランジスタ
405は、そのエミッタが蓄電池5の正極に接続され且
つそのコレクタが第1の電圧検出回路、詳しくは分圧抵
抗301の、分圧点J1とは反対側の端に接続されてい
る。
【0032】通常、エンジン・コントロールユニット4
B中の制御用トランジスタ403及び開閉用トランジス
タ405は導通しており、制御用トランジスタ401は
不導通のため、分圧抵抗301,302による蓄電池5
の電圧検出による14.4Vの第1の所定値の制御が行
われる。この状態において、制御用トランジスタ401
を上述した様に導通させると、電圧が12.8Vに低下
し、エンジン負荷を軽減し、燃費向上を計る。次に、上
述した通常の蓄電池5の端子電圧検出による第1の所定
値14.4Vの制御又は12.8Vの制御が行われている
状態で、蓄電池の急速充電が必要な時、又はエンジンの
減速時には、エンジン・コントロールユニット4B
各種センサーにより急速充電の必要性及びエンジンの減
速を示す外部信号が与えられて制御用トランジスタ40
3を不導通にし、開閉用トランジスタ405も不導通す
る。これにより、第1の電圧検出回路に蓄電池5の端子
電圧が供給されないようにして交流発電機1の出力電圧
の制御を端子電圧に基づく制御から第2の電圧検出回路
による出力電圧制御即ち所定値15.6Vに変更
、ひいては蓄電池5の急速充電が可能となる。
【0033】実施例3.図3はこの発明の実施例3を示
す電気回路図である。図において、1,2,4A,5〜
9は図1に示したものと全く同じである。3Aは電圧調
整器であって、図1に示された電圧調整器3に比べて、
直列接続された分圧抵抗302及び303と並列に接続
されたその短絡用トランジスタ315、そしてこの短絡
用トランジスタ315ベースと全波整流器2の補助整
流出力端子202との間に接続された抵抗316を設け
た点が違う。更に、この実施例3では、電圧調整器3A
とエンジン・コントロールユニット4Aの間にフェイル
セーフ回路例えばフェイルセーフ機能付電圧切替回路1
0が設けられている。このフェイルセーフ機能付電圧機
能回路10はOR素子111及びNOR素子112を有
している。OR素子111は、その出力端子が電圧調整
器3A中の短絡用トランジスタ313のベースに接続さ
れ、その非反転入力端子がエンジン・コントロールユニ
ット4A中の制御用トランジスタ401のコレクタに接
続され、且つその反転入力端子が他の制御用トランジス
タ402のコレクタに接続されている。NOR素子11
2は、その出力端子が電圧調整器3A中の他の短絡用ト
ランジスタ315のベースに接続され、且つその反転入
力端子、非反転入力端子がそれぞれ制御用トランジスタ
401,402のコレクタに接続されている。
【0034】この実施例3では、通常、エンジン・コン
トロールユニット4A中の制御用トランジスタ401及
び402は不導通であり、従ってフェイルセーフ機能付
電圧切替回路10中のOR素子111の出力がHレベル
となって短絡用トランジスタ313は導通し且つNOR
素子112の出力がLレベルとなって短絡用トランジス
タ315は不導通となるので、第1の電圧検出回路は分
圧抵抗301及び302のみによって形成され、上記し
た様に交流発電機1の出力電圧は14.4Vに制御され
る。
【0035】次に、蓄電池5の放電が著しくて蓄電池5
を急速充電する必要がある時、又はエンジンの減速時の
様な時には、外部信号により制御用トランジスタ402
が導通し、フェイルセーフ機能付電圧切替回路10中の
NOR素子112の出力はHレベルとなって短絡用トラ
ンジスタ315は導通するので、第1の電圧検出回路の
分圧点J1を接地し、蓄電池5の端子電圧検出できな
い状態にして、交流発電機1の出力電圧制御を端子電圧
に基づく制御から第2の電圧検出回路によ所定
値15.6Vに基づく制御に変更する。これにより、蓄
電池5の急速充電が可能となる。
【0036】更に、エンジンのアイドル時の様に交流発
電機1によるエンジンへの負荷トルクを軽減して燃費向
上を計る場合には、外部信号により制御用トランジスタ
401,402をそれぞれ導通、不導通にする。これに
より、フェイルセーフ機能付電圧切替回路10中のOR
素子111の出力がLレベル、NOR素子112の出力
もLレベルとなって短絡用トランジスタ313及び31
5は共に不導通となるため、第1の電圧検出回路は分圧
抵抗301,302及び303によって形成され、交流
発電機の出力電圧は12.8Vに制御される。
【0037】次に検出電圧切替端子B及びCが共にオー
プンになったり、接地されたりすると、又はエンジン・
コントロールユニット(ECU)4Aが故障すると、つ
まりエンジン・コントロールユニット4Aの制御信号に
異常が生じると、フェイルセーフ機能付電圧切替回路1
0中のOR素子111の出力がHレベル、NOR素子1
12の出力がLレベルとなり、短絡用トランジスタ31
3が導通、短絡用トランジスタ315が不導通となっ
て、交流発電機1の出力電圧は14.4Vに制御され、
フェイルセーフ機能を持たせることができる。
【0038】以下に、制御用トランジスタ(Tr)40
1,402と、フェイルセーフの出力と、調整値との関
係を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】実施例4.図4はこの発明の実施例4を示
す電気回路図である。この実施例4は、一言で云えば、
図2に示した実施例2中のエンジン・コントロールユニ
ット4Bの中央部に図3に示した実施例3中のフェイル
セーフ機能付電圧切替回路10を挿入したものである。
従って、電圧調整器3Bは、図2中の抵抗404に相当
する抵抗317及び開閉用トランジスタ405に相当す
る開閉用トランジスタ318を有し、そして逆にエンジ
ン・コントロールユニット4Cは、上述した抵抗404
及び開閉用トランジスタ405を有していない。これら
以外の1,2,5〜10は図2に示したものと全く同じ
である。
【0041】実施例4では、通常、エンジン・コントロ
ールユニット4C中の制御用トランジスタ401及び4
03は不導通であり、従ってフェイルセーフ機能付電圧
切替回路10中のOR素子111の出力がHレベル、そ
してNOR素子112の出力はLレベルとなり、そのた
め短絡用トランジスタ313及び開閉用トランジスタ3
18が導通するので、第1の電圧検出回路は分圧抵抗3
01及び302によって形成され、蓄電池5の端子電圧
検出による第1の所定値14.4Vの制御が行われる。
【0042】次に、この状態において蓄電池5の急速充
電必要時又はエンジンの減速時には、外部信号により
御用トランジスタ403を導通にし、NOR素子112
の出力Hレベルにして開閉用トランジスタ318を不
導通にすることにより、第1の電圧検出回路に蓄電池5
端子電圧が供給されないようにして交流発電機1の出
力電圧制御を第2の電圧検出回路による第2の所定値1
5.6Vの制御に変更し、蓄電池5の急速充電を可能に
する。
【0043】更に、エンジンのアイドル時の様に交流発
電機1によるエンジンへの負荷トルクを軽減して燃費向
上を計る場合には、外部信号により制御用トランジスタ
401を導通、制御用トランジスタ403を不導通にす
る。これにより、OR素子111の出力がLレベル、N
OR素子112の出力もLレベルとなって、短絡用トラ
ンジスタ313が不導通、開閉用トランジスタ318が
導通となるので、第1の電圧検出回路は分圧抵抗30
1,302及び303によって形成され、交流発電機1
の出力電圧は12.8Vに制御される。
【0044】次に検出電圧切替端子B及びDが共にオー
プンになったり、接地されたりすると、又はエンジン・
コントロールユニット(ECU)4Cが故障すると、O
R素子111の出力がHレベル、NOR素子112の出
力がLレベルとなり、短絡用トランジスタ313及び開
閉用トランジスタ318が共に導通して、交流発電機1
の出力電圧は第1の所定値14.4Vに制御され、フェ
イルセーフ機能を持たせることができる。
【0045】以下に、制御用トランジスタ(Tr)40
1,403と、フェイルセーフ機能付切替回路10の出
力と、調整値との関係を表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】実施例5.図5はこの発明の実施例5を示
す電気回路図である。図において、1,2,5〜9は図
1に示したものと全く同じである。3Cは電圧調整器で
あって、図1に示された電圧調整器3に比べて、分圧抵
抗303、短絡用トランジスタ313及び抵抗314が
無い点が違う。10Aは後述する複数の高低2値信号を
論理判断して正常であるときには交流発電機1の出力電
圧の制御を端子電圧に基づく制御から出力電圧に基づく
制御に切換え、異常であるときには出力電圧制御を端子
電圧制御で行わせるフェイルセーフ回路例えばフェイル
セーフ機能付電圧切替回路であって、電圧調整器3C中
の分圧点J1に出力端子が接続された論理回路例えば
R素子113のみから成る。4Dは外部信号により上述
した複数の高低2値信号を発する発信手段例えばエンジ
ン・コントロールユニットであって、OR素子113の
非反転入力端子に検出電圧切替端子C1でコレクタが接
続され且つエミッタが接地された制御用トランジスタ4
04、及びこの制御用トランジスタ404のベースに一
端が接続され且つ他端が検出電圧切替端子C2でOR素
子113の反転入力端子に接続された抵抗405から成
る。
【0048】実施例5では、通常又はエンジン・コント
ロールユニット4Dの故障時、エンジン・コントロール
ユニット4D中の制御用トランジスタ404はそのベー
スへの入力信号がLレベルであるので不導通である。従
って、フェイルセーフ機能付電圧切替回路10A中のO
R素子113へのコレクタ側入力信号、ベース側入力信
号、ベース側入力信号の反転信号はそれぞれHレベル、
Lレベル、Hレベルであるので、OR素子113の出力
はHレベルとなり、第1の電圧検出回路は分圧抵抗30
1及び302によって形成され、蓄電池5の電圧検出に
よる第1の所定値14.4Vの制御が行われる。
【0049】次に、この状態において蓄電池5の急速充
電必要時又はエンジンの減速時には、制御用トランジス
タ404のベースへの入力信号をHレベルにすることに
よって制御用トランジスタ404を導通させる。こうす
ると、OR素子113の出力はLレベルとなり、蓄電池
5の端子電圧検出できない状態にして、交流発電機1
の出力電圧制御を上記出力電圧に基づく制御即ち第2の
電圧検出回路による第2の所定値15.6Vに基づく制
御に切換え、蓄電池5の急速充電が可能となる。
【0050】次に検出電圧切替端子C1及びC2が異常
即ち共にオープンになったり、接地されたりすると、O
R素子113の出力はHレベルとなり、交流発電機1の
出力電圧は端子電圧制御に基づいて14.4Vに制御さ
れ、フェイルセーフ機能を持たせることができる。
【0051】以下に、制御用トランジスタ404と、フ
ェイルセーフ機能付電圧切替回路10Aの出力と、調整
値との関係を表3に示す。
【0052】
【表3】
【0053】実施例6.図6はこの発明の実施例6を示
す電気回路図である。図において、1,2,5〜9は図
1に示したものと全く同じであり且つ4Dは図5に示し
たものと同じである。3Dは電圧調整器であって、図4
に示された電圧調整器3Bに比べて、分圧抵抗303、
短絡用トランジスタ313及び抵抗314が無い点が違
う。10Bはフェイルセーフ機能付電圧切替回路であっ
て、電圧調整器3中の抵抗317の一端に出力端子が
接続されたNOR素子114のみから成る。このNOR
素子114は、その非反転入力端子が検出電圧切替端子
1でエンジン・コントロールユニット4D中の制御用
トランジスタ404のコレクタに接続され且つその反転
入力端子が検出電圧切替端子2で抵抗405の他端に
接続されている。
【0054】実施例6では、通常又はエンジン・コント
ロールユニット4Dの故障時、エンジン・コントロール
ユニット4D中の制御用トランジスタ404はそのベー
スへの入力信号がLレベルであるので不導通である。従
って、フェイルセーフ機能付電圧切替回路10B中のN
OR素子114へのコレクタ側入力信号、ベース側入力
信号、ベース側入力信号の反転信号はそれぞれHレベ
ル、Lレベル、Hレベルであるので、NOR素子114
の出力はLレベルとなり、そのため開閉用トランジスタ
318が導通するので、第1の電圧検出回路は分圧抵抗
301及び302によって形成され、蓄電池5の電圧検
出による第1の所定値14.4Vの制御が行われる。
【0055】次に、この状態において蓄電池5の急速充
電必要時又はエンジンの減速時には、制御用トランジス
タ404のベースへの入力信号をHレベルにすることに
よって制御用トランジスタ404を導通させる。こうす
ると、NOR素子114の出力はHレベルとなり、開閉
用トランジスタ318を不導通にすることにより第1の
電圧検出回路に蓄電池5の端子電圧が供給されないよう
にして、交流発電機1の出力電圧制御を所定値1
5.6Vに基づく制御に切換え、蓄電池5の急速充電を
可能にする。
【0056】次に検出電圧切替端子1及び2が共に
オープンになったり、接地されたりすると、NOR素子
114の出力はLレベルとなり、交流発電機1の出力電
圧は14.4Vに制御され、フェイルセーフ機能を持た
せることができる。
【0057】以下に、制御用トランジスタ404と、フ
ェイルセーフ機能付電圧切替回路10Bの出力と、調整
値との関係を表4に示す。
【0058】
【表4】
【0059】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る車両用交流発
電機の制御方法は、外部信号を与えて上記交流発電機の
出力電圧の制御を蓄電池の端子電圧に基づく制御から上
記出力電圧に基づく制御に変更するので、例えば蓄電池
急速充電を行ったり、エンジン減速時のエネルギーを
有効に回収したりすることが簡単な方法で容易にできる
と云う効果を奏する。
【0060】この発明の請求項2に係る車両用交流発電
機の制御装置は、外部信号により、蓄電池の端子電圧を
検出する第1の電圧検出回路が上記端子電圧を検出でき
ない状態にして、上記交流発電機の出力電圧の制御を上
記端子電圧に基づく制御から上記出力電圧に基づく制御
に変更する変更手段を備えているので、特別に電圧検出
回路を付加しなくても良く、簡単な構成で、例えば蓄電
池に急速充電を行ったり、エンジン減速時のエネルギー
を有効に回収したりすることができると云う効果を奏す
る。
【0061】この発明の請求項3に係る車両用交流発電
機の制御装置は、外部信号により、蓄電池の端子電圧を
検出する第1の電圧検出回路の分圧抵抗による分圧電圧
を強制的に零にして、上記交流発電機の出力電圧の制御
を上記端子電圧に基づく制御から上記出力電圧に基づく
制御に変更する変更手段を備えているので、第1の電圧
検出回路を動作させたまま第2の電圧検出回路を利用し
て交流発電機の出力電圧を第2の所定値に制御でき、第
2の電圧検出回路による制御に変更すために付加され
るものがなく、検出回路自体の信頼性が損なわれないの
みならず、変更手段の構成も簡単になると云う効果を奏
する。
【0062】この発明の請求項4に係る車両用交流発電
機の制御装置は、外部信号により、蓄電池の端子電圧を
検出する第1の電圧検出回路に上記端子電圧が供給され
ないようにして、上記交流発電機の出力電圧の制御を上
記端子電圧に基づく制御から上記出力電圧に基づく制御
に変更する変更手段を備えているので、第2の電圧検出
回路による制御に変更するために付加されるものがな
く、検出回路自体の信頼性が損なわれないのみならず、
変更手段の構成も簡単になると云う効果を奏する。
【0063】この発明の請求項5に係る車両用交流発電
機の制御装置は、外部信号により上記交流発電機の出力
電圧の制御を蓄電池の端子電圧に基づく制御から上記出
力電圧に基づく制御に変更する変更手段、及びこの変更
手段に異常が生じたときに上記出力電圧の制御を上記端
子電圧に基づいて行わせるフェイルセーフ回路を備えて
いるので、蓄電池が過充電される恐れがないと云う効果
を奏する。
【0064】この発明の請求項6に係る車両用交流発電
機の制御装置は、外部信号により複数の高低2値信号を
発する発信手段、及び上記複数の高低2値信号を論理判
断して正常であるときには上記交流発電機の出力電圧の
制御を蓄電池の端子電圧に基づく制御から上記出力電圧
に基づく制御に切換え、異常であるときに上記出力電圧
の制御を上記端子電圧に基づいて行わせるフェイルセー
フ回路を備えているので、蓄電池が過充電される恐れが
ないと云う効果を奏する。
【0065】この発明の請求項7に係る車両用交流発電
機の制御装置は、外部信号により複数の高低2値信号を
発する発信手段、及び上記複数の高低2値信号を論理判
断して正常であるときには上記交流発電機の出力電圧の
制御を蓄電池の端子電圧に基づく制御から上記出力電圧
に基づく制御に切換え、異常であるときには上記出力電
圧の制御を上記端子電圧に基づいて行わせる論理回路を
備えているので、フェイルセーフ回路の構成を簡単にで
き、配線数も最小限にできると云う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す電気回路図である。
【図2】この発明の実施例2を示す電気回路図である。
【図3】この発明の実施例3を示す電気回路図である。
【図4】この発明の実施例4を示す電気回路図である。
【図5】この発明の実施例5を示す電気回路図である。
【図6】この発明の実施例6を示す電気回路図である。
【図7】従来の車両用交流発電機の制御装置を示す電気
回路図である。
【符号の説明】 1 交流発電機 102 界磁コイル 2 全波整流器 3,3A〜3D 電圧調整器 301〜305 分圧抵抗 4A〜4D エンジン・コントロールユニット 5 蓄電池 10,10A,10B フェイルセーフ機能付電圧切替
回路
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界磁コイルを有する車両用交流発電機の
    整流出力によって充電される蓄電池の端子電圧を検出す
    る第1の電圧検出回路と、上記交流発電機の出力電圧を
    検出する保護用の第2の電圧検出回路とを有し、これら
    電圧検出回路の出力に基づいて上記界磁コイルの界磁電
    流を制御することにより上記交流発電機の出力電圧を少
    なくとも1つの調整値に調整する電圧調整器を備えたも
    のにおいて、上記第1の電圧検出回路の動作を無効にし
    て上記第2の電圧検出回路の出力により上記電圧調整器
    を動作させる制御信号を上記電圧調整器に供給する制御
    手段を設けたことを特徴とする車両用交流発電機の制御
    装置。
  2. 【請求項2】 界磁コイルを有する車両用交流発電機の
    整流出力によって充電される蓄電池の端子電圧を検出す
    る第1の電圧検出回路と、上記交流発電機の出力電圧を
    検出する保護用の第2の電圧検出回路とを有し、これら
    電圧検出回路の出力に基づいて上記界磁コイルの界磁電
    流を制御することにより上記交流発電機の出力電圧を少
    なくとも1つの調整値に調整する電圧調整器を備えたも
    のにおいて、上記第1の電圧検出回路の動作を無効にし
    て上記第2の電圧検出回路の出力により上記電圧調整器
    を動作させる制御信号を上記電圧調整器に供給する制御
    手段と、この制御手段からの制御信号に異常が生じた場
    合に、上記電圧調整器を上記第1の電圧検出回路による
    制御動作に復帰させるフェールセーフ回路とを設けたこ
    とを特徴とする車両用交流発電機の制御装置。
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