JPH06219197A - 自動車のシート装置 - Google Patents
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- JPH06219197A JPH06219197A JP1233693A JP1233693A JPH06219197A JP H06219197 A JPH06219197 A JP H06219197A JP 1233693 A JP1233693 A JP 1233693A JP 1233693 A JP1233693 A JP 1233693A JP H06219197 A JPH06219197 A JP H06219197A
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- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車体フロアの凹部にシート装置を格納するに
当たり、該凹部の深さを深くすることなく車室空間を充
分にかつ簡単な操作で拡大できるようにする。 【構成】 車体フロア5に形成した凹部6の前部にシー
トバック2を、後部にシートクッション1を各々裏面を
上向きにして格納する。シート使用状態におけるシート
クッションの後端にシートバックの下端をフルフラット
姿勢にまで傾倒自在に連結する。シートクッションを前
脚11と後脚12とで支持する。前脚は左右二つのリン
ク部材13からなる。各リンク部材の一端をシートクッ
ションの側面中央部に、他端を凹部に各々回転可能に連
結する。後脚は車幅方向に延びる水平部12aと該水平
部の両端から略直角に折れ曲って延びる左右一対の垂直
部12bとを有する。各垂直部の端部をシートクッショ
ンの後端に回転可能に連結する。シートクッション及び
シートバックを、シートクッションと前脚のリンク部材
との連結点を中心として上下逆に反転可能に設ける。
当たり、該凹部の深さを深くすることなく車室空間を充
分にかつ簡単な操作で拡大できるようにする。 【構成】 車体フロア5に形成した凹部6の前部にシー
トバック2を、後部にシートクッション1を各々裏面を
上向きにして格納する。シート使用状態におけるシート
クッションの後端にシートバックの下端をフルフラット
姿勢にまで傾倒自在に連結する。シートクッションを前
脚11と後脚12とで支持する。前脚は左右二つのリン
ク部材13からなる。各リンク部材の一端をシートクッ
ションの側面中央部に、他端を凹部に各々回転可能に連
結する。後脚は車幅方向に延びる水平部12aと該水平
部の両端から略直角に折れ曲って延びる左右一対の垂直
部12bとを有する。各垂直部の端部をシートクッショ
ンの後端に回転可能に連結する。シートクッション及び
シートバックを、シートクッションと前脚のリンク部材
との連結点を中心として上下逆に反転可能に設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に装備されるシ
ート装置に関し、特に、不使用時に格納可能なタイプの
ものに係わる。
ート装置に関し、特に、不使用時に格納可能なタイプの
ものに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、バン型やワゴン型等の自動車
において、格納式のシート装置として、後部シートの不
使用時に該シートを格納して荷室空間を広く確保し得る
ようにしたものは種々提案され、公知となっている。例
えば、実開平1−81135号公報には、シートクッシ
ョンの後端にシートバックの下端をフルフラット状態に
まで傾倒自在に連結するとともに、シートクッションの
一側部を車室側壁に回転可能に連結して、シートクッシ
ョン及びシートバックを車室側壁に沿わせて格納するよ
うにしたものが開示されている。また、実開平1−10
1934号公報には、車体フロアに凹部を形成するとと
もに、該凹部を覆うパネル部材を車体フロアの凹部後縁
に回転可能に取付け、該パネル部材の裏面に、シートク
ッションと該シートクッションに折畳み可能に連結され
たシートバックとからなるシートを設け、上記シートク
ッションとシートバックとを折畳んだ状態で上記凹部内
に格納しかつ該凹部をパネル部材で覆うようにしたもの
が開示されている。
において、格納式のシート装置として、後部シートの不
使用時に該シートを格納して荷室空間を広く確保し得る
ようにしたものは種々提案され、公知となっている。例
えば、実開平1−81135号公報には、シートクッシ
ョンの後端にシートバックの下端をフルフラット状態に
まで傾倒自在に連結するとともに、シートクッションの
一側部を車室側壁に回転可能に連結して、シートクッシ
ョン及びシートバックを車室側壁に沿わせて格納するよ
うにしたものが開示されている。また、実開平1−10
1934号公報には、車体フロアに凹部を形成するとと
もに、該凹部を覆うパネル部材を車体フロアの凹部後縁
に回転可能に取付け、該パネル部材の裏面に、シートク
ッションと該シートクッションに折畳み可能に連結され
たシートバックとからなるシートを設け、上記シートク
ッションとシートバックとを折畳んだ状態で上記凹部内
に格納しかつ該凹部をパネル部材で覆うようにしたもの
が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記例示の
シート装置のうち、前者のものでは、シートクッション
及びシートバックが格納状態でも車室側壁から車室内側
に突出しているため、車室空間なんし荷室空間を充分に
拡大することはできない。また、後者のものでは、車体
フロアの凹部は、シートクッションとシートバックとを
折畳んで格納するものであるので、その深さを深く必要
がある。このため、凹部での地上高を所定高さに確保す
ることとの関係上、車高を凹部の深さ分高くしなければ
ならないという不具合がある。
シート装置のうち、前者のものでは、シートクッション
及びシートバックが格納状態でも車室側壁から車室内側
に突出しているため、車室空間なんし荷室空間を充分に
拡大することはできない。また、後者のものでは、車体
フロアの凹部は、シートクッションとシートバックとを
折畳んで格納するものであるので、その深さを深く必要
がある。このため、凹部での地上高を所定高さに確保す
ることとの関係上、車高を凹部の深さ分高くしなければ
ならないという不具合がある。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、車体フロアに形成した
凹部にシートクッションとシートバックとからなるシー
トを格納するに当たり、上記凹部の深さを深くすること
なく、車室空間を充分にかつ簡単な操作でもって拡大し
得るようにするものである。
あり、その目的とするところは、車体フロアに形成した
凹部にシートクッションとシートバックとからなるシー
トを格納するに当たり、上記凹部の深さを深くすること
なく、車室空間を充分にかつ簡単な操作でもって拡大し
得るようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、基本的には、車体フロアに凹部を形成
し、該凹部の前部にシートバックを、後部にシートクッ
ションをそれぞれ裏面を上向きにして格納する構成とす
る。
め、本発明は、基本的には、車体フロアに凹部を形成
し、該凹部の前部にシートバックを、後部にシートクッ
ションをそれぞれ裏面を上向きにして格納する構成とす
る。
【0006】そして、このような格納を実現するため
に、請求項1記載の発明は、シート使用状態における上
記シートクッションの後端にシートバックの下端をフル
フラット姿勢にまで傾倒自在に連結する。上記シートク
ッションを前脚と後脚とで支持する。上記前脚を左右二
つのリンク部材で構成し、該各リンク部材の一端を上記
シートクッションの側面中央部に、他端を上記凹部にそ
れぞれ回転可能に連結する。一方、上記後脚を、車幅方
向に延びる水平部と該水平部の両端から略直角に折れ曲
って延びる左右一対の垂直部とを有する構成とし、該各
垂直部の端部を、上記シートクッションの後端に回転可
能に連結する。また、上記シートクッション及びシート
バックを、シートクッションと前脚のリンク部材との連
結点を中心として上下逆に反転可能に設ける構成とす
る。
に、請求項1記載の発明は、シート使用状態における上
記シートクッションの後端にシートバックの下端をフル
フラット姿勢にまで傾倒自在に連結する。上記シートク
ッションを前脚と後脚とで支持する。上記前脚を左右二
つのリンク部材で構成し、該各リンク部材の一端を上記
シートクッションの側面中央部に、他端を上記凹部にそ
れぞれ回転可能に連結する。一方、上記後脚を、車幅方
向に延びる水平部と該水平部の両端から略直角に折れ曲
って延びる左右一対の垂直部とを有する構成とし、該各
垂直部の端部を、上記シートクッションの後端に回転可
能に連結する。また、上記シートクッション及びシート
バックを、シートクッションと前脚のリンク部材との連
結点を中心として上下逆に反転可能に設ける構成とす
る。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に従属し、その構成要件に加えて、上記前脚のリンク
部材が凹部から起立してシートクッションを支持すると
き該リンク部材を起立状態にロックする前脚用ロック手
段と、上記後脚をシート使用時に凹部にロックする後脚
用ロック手段とを備えるものである。
明に従属し、その構成要件に加えて、上記前脚のリンク
部材が凹部から起立してシートクッションを支持すると
き該リンク部材を起立状態にロックする前脚用ロック手
段と、上記後脚をシート使用時に凹部にロックする後脚
用ロック手段とを備えるものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明に従属し、その構成要素である凹部を、荷室の
車体フロアに形成するものである。
載の発明に従属し、その構成要素である凹部を、荷室の
車体フロアに形成するものである。
【0009】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
シートの使用状態から車体フロアの凹部に格納するとき
には、例えば後脚の水平部を持って、該後脚を凹部から
取り出すとともに、シートクッション及びシートバック
を、該シートクッションと前脚のリンク部材との連結点
を中心として上下逆に反転する。続いて、シートクッシ
ョン及びシートバックを凹部内でフルフラット状態に延
ばすようにすると、シートバックが凹部の前部に裏面を
上向きにして格納されるとともに、シートクッションが
凹部の後部に裏面を上向きにして格納される。その際、
前脚の各リンク部材は、凹部との連結点を中心として車
体後方に傾倒し、凹部の側壁とシートクッションとの間
に格納される。その後、後脚をシートクッションの裏面
側に折畳む。これにより、シート装置の全ての構成部材
が凹部内に格納され、車室空間が広く拡大されることに
なる。
シートの使用状態から車体フロアの凹部に格納するとき
には、例えば後脚の水平部を持って、該後脚を凹部から
取り出すとともに、シートクッション及びシートバック
を、該シートクッションと前脚のリンク部材との連結点
を中心として上下逆に反転する。続いて、シートクッシ
ョン及びシートバックを凹部内でフルフラット状態に延
ばすようにすると、シートバックが凹部の前部に裏面を
上向きにして格納されるとともに、シートクッションが
凹部の後部に裏面を上向きにして格納される。その際、
前脚の各リンク部材は、凹部との連結点を中心として車
体後方に傾倒し、凹部の側壁とシートクッションとの間
に格納される。その後、後脚をシートクッションの裏面
側に折畳む。これにより、シート装置の全ての構成部材
が凹部内に格納され、車室空間が広く拡大されることに
なる。
【0010】請求項2記載の発明では、シート使用状態
のときには、前脚のリンク部材が前脚用ロック手段によ
って凹部から起立した状態にロックされるとともに、後
脚が後脚用ロック手段によって凹部にロックされるた
め、前後脚がぐらつくことはなく、シートクッションが
確実に支持されることになる。
のときには、前脚のリンク部材が前脚用ロック手段によ
って凹部から起立した状態にロックされるとともに、後
脚が後脚用ロック手段によって凹部にロックされるた
め、前後脚がぐらつくことはなく、シートクッションが
確実に支持されることになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0012】図1〜図4は本発明の一実施例に係わる自
動車のシート装置Aを示し、このシート装置Aは、後部
座席として、車室内の前部座席Bの後方に左右二つ設け
られている。上記シート装置Aは、シートクッション1
とシートバック2とを有しており、該シートバック2の
下端は、シートクッション1の後端に連結軸3等を介し
てフルフラット姿勢にまで傾倒自在に連結されている。
動車のシート装置Aを示し、このシート装置Aは、後部
座席として、車室内の前部座席Bの後方に左右二つ設け
られている。上記シート装置Aは、シートクッション1
とシートバック2とを有しており、該シートバック2の
下端は、シートクッション1の後端に連結軸3等を介し
てフルフラット姿勢にまで傾倒自在に連結されている。
【0013】一方、上記シート装置Aが設置される個所
の車体フロア5には略矩形状の凹部6が形成されてお
り、シート装置Aの不使用時には該凹部6の前部に左右
二つのシート装置A,Aのシートバック2,2が横並び
にかつ裏面を上向きにして格納され、凹部6の後部に上
記シート装置A,Aのシートクッション1,1が横並び
にかつ裏面を上向きにして格納されるようになってい
る。このシート装置Aの格納状態では、シートクッショ
ン1及びシートバック2の裏面は、凹部6より後方の車
体フロア1と略面一になり、シート装置A後方の荷室が
凹部6の位置にまで車体前方に拡大される。
の車体フロア5には略矩形状の凹部6が形成されてお
り、シート装置Aの不使用時には該凹部6の前部に左右
二つのシート装置A,Aのシートバック2,2が横並び
にかつ裏面を上向きにして格納され、凹部6の後部に上
記シート装置A,Aのシートクッション1,1が横並び
にかつ裏面を上向きにして格納されるようになってい
る。このシート装置Aの格納状態では、シートクッショ
ン1及びシートバック2の裏面は、凹部6より後方の車
体フロア1と略面一になり、シート装置A後方の荷室が
凹部6の位置にまで車体前方に拡大される。
【0014】上記シート装置Aの使用状態においてはそ
のシートクッション1は、前脚11と後脚12とで支持
されている。上記前脚11は左右二つのリンク部材1
3,13からなり、該各リンク部材13の一端は上記シ
ートクッション1の側面中央部に、他端は上記凹部6の
底面にそれぞれ回転可能に連結されている。また、上記
後脚12は、車幅方向に延びる水平部12aと該水平部
12aの両端から略直角に折れ曲って延びる左右一対の
垂直部12b,12bとを有する棒状の部材からなり、
上記各垂直部12bの端部は、上記シートクッション1
の側面後端部に回転可能に連結されている。尚、シート
クッション1に対する後脚12(垂直部12b)の連結
部は、図1に示す如くシートクッション1に対するシー
トバック2の連結部(連結軸3)と異なる部位に設けら
れている。
のシートクッション1は、前脚11と後脚12とで支持
されている。上記前脚11は左右二つのリンク部材1
3,13からなり、該各リンク部材13の一端は上記シ
ートクッション1の側面中央部に、他端は上記凹部6の
底面にそれぞれ回転可能に連結されている。また、上記
後脚12は、車幅方向に延びる水平部12aと該水平部
12aの両端から略直角に折れ曲って延びる左右一対の
垂直部12b,12bとを有する棒状の部材からなり、
上記各垂直部12bの端部は、上記シートクッション1
の側面後端部に回転可能に連結されている。尚、シート
クッション1に対する後脚12(垂直部12b)の連結
部は、図1に示す如くシートクッション1に対するシー
トバック2の連結部(連結軸3)と異なる部位に設けら
れている。
【0015】上記凹部6の底面からリンク部材13とシ
ートクッション1との連結部までの高さ寸法は、該連結
部からシートクッション1の前端までの長さよりも大き
く設定されていて、シートクッション1及びシートバッ
ク2が上記連結部を中心として使用状態から上下逆に反
転可能に設けられている。
ートクッション1との連結部までの高さ寸法は、該連結
部からシートクッション1の前端までの長さよりも大き
く設定されていて、シートクッション1及びシートバッ
ク2が上記連結部を中心として使用状態から上下逆に反
転可能に設けられている。
【0016】上記リンク部材13は、図5及び図6に拡
大詳示するように、凹部6の底面に取付けられたヒンジ
ベース15のカラー部15aの回りに回転可能に枢着さ
れている。上記ヒンジベース15には、リンク部材13
が略垂直に起立してシートクッション1を支持する状態
よりも車体前方に傾倒するのを規制するストッパー部1
5bが形成されているとともに、後述する前脚用ロック
手段21のフック部材24の先端部と接触するカム面1
5cが形成されている。上記カム面15cは、カラー部
15aと同心の円弧状の曲面でかつ一端に切欠部15d
を有している。
大詳示するように、凹部6の底面に取付けられたヒンジ
ベース15のカラー部15aの回りに回転可能に枢着さ
れている。上記ヒンジベース15には、リンク部材13
が略垂直に起立してシートクッション1を支持する状態
よりも車体前方に傾倒するのを規制するストッパー部1
5bが形成されているとともに、後述する前脚用ロック
手段21のフック部材24の先端部と接触するカム面1
5cが形成されている。上記カム面15cは、カラー部
15aと同心の円弧状の曲面でかつ一端に切欠部15d
を有している。
【0017】また、上記リンク部材13には、該リンク
部材13を起立状態にロックする前脚用ロック手段21
が設けられている。該ロック手段21は、基端部が支軸
22の回りに回動可能に枢着され、ばね23により先端
部が上記ヒンジベース15のカム面15cに常時接触す
るように付勢されたフック部材24と、リンク部材13
のシートクッション1側端部に形成された連結軸挿通用
のカラー部13aの回りに基端部が回動可能に嵌着され
たロック解除ノブ25と、該ノブ25と上記フック部材
24とを連結する連結棒26とを備え、リンク部材13
が図5に示す如く凹部6の底面に沿って後方に倒れた状
態からヒンジベース15のカラー部15aの回りに立上
り方向に回動して略垂直に起立したとき(図6に示す状
態のとき)、フック部材24の先端部がカム面15cの
切欠部15dに係合してリンク部材13が起立状態にロ
ックされるとともに、このロックがノブの回動操作によ
り解除されるように構成されている。
部材13を起立状態にロックする前脚用ロック手段21
が設けられている。該ロック手段21は、基端部が支軸
22の回りに回動可能に枢着され、ばね23により先端
部が上記ヒンジベース15のカム面15cに常時接触す
るように付勢されたフック部材24と、リンク部材13
のシートクッション1側端部に形成された連結軸挿通用
のカラー部13aの回りに基端部が回動可能に嵌着され
たロック解除ノブ25と、該ノブ25と上記フック部材
24とを連結する連結棒26とを備え、リンク部材13
が図5に示す如く凹部6の底面に沿って後方に倒れた状
態からヒンジベース15のカラー部15aの回りに立上
り方向に回動して略垂直に起立したとき(図6に示す状
態のとき)、フック部材24の先端部がカム面15cの
切欠部15dに係合してリンク部材13が起立状態にロ
ックされるとともに、このロックがノブの回動操作によ
り解除されるように構成されている。
【0018】さらに、上記凹部6の底面後端部には、図
7及び図8に示すように、シート装置Aの使用時に上記
後脚12の水平部12aを凹部6にロックする後脚用ロ
ック手段31が設けられている。該ロック手段31は、
凹部6の底面に固定され、左右両側に略L字形の側壁部
32a,32aを有する固定部材32と、該固定部材3
2の側壁部32a,32aの水平辺先端部間に架設され
た支軸33と、該支軸33の回りに回動可能に枢着され
た回動部材34とを備えている。上記回動部材34は、
固定部材32の各側壁部32aの垂直辺側に向かって延
びる左右一対のアーム部34a,34aを有しており、
該各アーム部34aの上縁は円弧状に形成されている。
上記支軸33の外周には、上記回動部材34の各アーム
部34aの先端が固定部材32の各側壁部32aの垂直
辺に当接するよう付勢するばね35が装着されており、
該ばね35の付勢力により回動部材34の各アーム部3
4aの先端が固定部材32の各側壁部32aの垂直辺に
当接した状態において、後脚12の水平部12aは上記
回動部材34のアーム部34aと固定部材32の側壁部
32aとの間に挟持されてロックされるようになってい
る。上記回動部材34には、このロックを解除する際に
握持するためのノブ部34bが形成されている。
7及び図8に示すように、シート装置Aの使用時に上記
後脚12の水平部12aを凹部6にロックする後脚用ロ
ック手段31が設けられている。該ロック手段31は、
凹部6の底面に固定され、左右両側に略L字形の側壁部
32a,32aを有する固定部材32と、該固定部材3
2の側壁部32a,32aの水平辺先端部間に架設され
た支軸33と、該支軸33の回りに回動可能に枢着され
た回動部材34とを備えている。上記回動部材34は、
固定部材32の各側壁部32aの垂直辺側に向かって延
びる左右一対のアーム部34a,34aを有しており、
該各アーム部34aの上縁は円弧状に形成されている。
上記支軸33の外周には、上記回動部材34の各アーム
部34aの先端が固定部材32の各側壁部32aの垂直
辺に当接するよう付勢するばね35が装着されており、
該ばね35の付勢力により回動部材34の各アーム部3
4aの先端が固定部材32の各側壁部32aの垂直辺に
当接した状態において、後脚12の水平部12aは上記
回動部材34のアーム部34aと固定部材32の側壁部
32aとの間に挟持されてロックされるようになってい
る。上記回動部材34には、このロックを解除する際に
握持するためのノブ部34bが形成されている。
【0019】次に、上記実施例の作用・効果について説
明する。
明する。
【0020】今、図2に示すように、車体フロア5の凹
部6内に後部座席用の左右二つのシート装置A,Aが格
納されている。すなわち、凹部6の前部に上記両シート
装置A,Aのシートバック2,2が横並びにかつ裏面を
上向きにして格納され、凹部6の後部に上記両シート装
置A,Aのシートクッション1,1が横並びにかつ裏面
を上向きにして格納されている。また、各シート装置A
の前脚11の左右二つのリンク部材13,13は、上記
シートクッション1の側面と凹部6の側壁面又は他のシ
ート装置Aのシートクッション1の側面との間にそれぞ
れ横倒しにされ、後脚12は、シートクッション1の裏
面上に横倒しにされる。この格納状態では、シートクッ
ション1及びシートバック2の裏面は、凹部6より後方
の車体フロア1と略面一になり、荷室が凹部6の位置に
まで拡大されている。
部6内に後部座席用の左右二つのシート装置A,Aが格
納されている。すなわち、凹部6の前部に上記両シート
装置A,Aのシートバック2,2が横並びにかつ裏面を
上向きにして格納され、凹部6の後部に上記両シート装
置A,Aのシートクッション1,1が横並びにかつ裏面
を上向きにして格納されている。また、各シート装置A
の前脚11の左右二つのリンク部材13,13は、上記
シートクッション1の側面と凹部6の側壁面又は他のシ
ート装置Aのシートクッション1の側面との間にそれぞ
れ横倒しにされ、後脚12は、シートクッション1の裏
面上に横倒しにされる。この格納状態では、シートクッ
ション1及びシートバック2の裏面は、凹部6より後方
の車体フロア1と略面一になり、荷室が凹部6の位置に
まで拡大されている。
【0021】そして、このような状態から、例えば左側
のシート装置Aを使用する場合には、先ず、該シート装
置Aの後脚12の水平部12aを持って該後脚12を起
こした後、シート装置Aを上方に持ち上げる。すると、
図3に示すように、シート装置Aのシートクッション1
とシートバック2とがフルフラット状態から連結軸3の
回りに折畳み方向に回動しつつこの両者の連結軸3側の
部分が上方に立上る。また、前脚11の各リンク部材1
3は、凹部6側のヒンジベース15のカラー部15a回
りに立上り方向に回動して凹部6から略垂直に起立す
る。この起立状態のとき、前脚用ロック手段21のフッ
ク部材24の先端部がカム面15cの切欠部15dに係
合してリンク部材13が起立状態にロックされる。
のシート装置Aを使用する場合には、先ず、該シート装
置Aの後脚12の水平部12aを持って該後脚12を起
こした後、シート装置Aを上方に持ち上げる。すると、
図3に示すように、シート装置Aのシートクッション1
とシートバック2とがフルフラット状態から連結軸3の
回りに折畳み方向に回動しつつこの両者の連結軸3側の
部分が上方に立上る。また、前脚11の各リンク部材1
3は、凹部6側のヒンジベース15のカラー部15a回
りに立上り方向に回動して凹部6から略垂直に起立す
る。この起立状態のとき、前脚用ロック手段21のフッ
ク部材24の先端部がカム面15cの切欠部15dに係
合してリンク部材13が起立状態にロックされる。
【0022】続いて、上記リンク部材13とシートクッ
ション1との連結点を中心として後脚12を後方に引き
下ろすよう上記シートクッション1及びシートバック2
を上下逆に反転させ、上記後脚12の水平部12aを凹
部6の後端部に挿入する(図4に示す状態)。このと
き、後脚用ロック手段31においては、図8に示すよう
に、上記水平部12aが回動部材34のアーム部34a
の上縁に当接し、該回動部材34をばね35の付勢力に
抗して固定部材32の側壁部32の垂直辺と離間する方
向に回動させ、回動部材34のアーム部34aの先端と
固定部材32の側壁部32aの垂直辺との間を通って固
定部材32の側壁部32aの水平辺にまで達する。上記
回動部材34のアーム部34aは、その先端を水平部1
2aが通過するとばね35の付勢力を受けて該先端が固
定部材32の側壁部32aの垂直辺に当接するようにな
る。これにより、後脚12の水平部12aが回動部材3
4のアーム部34aと固定部材32の側壁部32aとの
間に抜け止め状態に挟持され、凹部6の底面上にロック
される。
ション1との連結点を中心として後脚12を後方に引き
下ろすよう上記シートクッション1及びシートバック2
を上下逆に反転させ、上記後脚12の水平部12aを凹
部6の後端部に挿入する(図4に示す状態)。このと
き、後脚用ロック手段31においては、図8に示すよう
に、上記水平部12aが回動部材34のアーム部34a
の上縁に当接し、該回動部材34をばね35の付勢力に
抗して固定部材32の側壁部32の垂直辺と離間する方
向に回動させ、回動部材34のアーム部34aの先端と
固定部材32の側壁部32aの垂直辺との間を通って固
定部材32の側壁部32aの水平辺にまで達する。上記
回動部材34のアーム部34aは、その先端を水平部1
2aが通過するとばね35の付勢力を受けて該先端が固
定部材32の側壁部32aの垂直辺に当接するようにな
る。これにより、後脚12の水平部12aが回動部材3
4のアーム部34aと固定部材32の側壁部32aとの
間に抜け止め状態に挟持され、凹部6の底面上にロック
される。
【0023】その後、シートバック2をシートクッショ
ン1との連結軸3回りに着座状態にまで後方に回動され
る。以上によって、シート装置Aが使用可能な状態にな
る。
ン1との連結軸3回りに着座状態にまで後方に回動され
る。以上によって、シート装置Aが使用可能な状態にな
る。
【0024】この使用可能な状態では、シートクッショ
ン1は、前脚11と後脚12とで支持されており、この
両脚11,12の長さを長くすることでシートクッショ
ン1ないしシート装置Aのヒップポイントを容易に高く
することができ、座り心地を良好なものとすることがで
きる。また、上記前脚11(リンク部材13)はロック
手段21により起立状態にロックされているとともに、
上記後脚12はロック手段31により凹部6の底面上に
ロックされているので、シートクッション1が使用中に
ぐらつくことはなく、シート装置Aの安定性を高めるこ
とができる。
ン1は、前脚11と後脚12とで支持されており、この
両脚11,12の長さを長くすることでシートクッショ
ン1ないしシート装置Aのヒップポイントを容易に高く
することができ、座り心地を良好なものとすることがで
きる。また、上記前脚11(リンク部材13)はロック
手段21により起立状態にロックされているとともに、
上記後脚12はロック手段31により凹部6の底面上に
ロックされているので、シートクッション1が使用中に
ぐらつくことはなく、シート装置Aの安定性を高めるこ
とができる。
【0025】一方、上記シート装置Aを使用可能な状態
から凹部6に格納するときには、先ず、シートバック2
をシートクッション1側に傾けた後、後脚用ロック手段
31の回動部材34のノブ部34bを前方に押してロッ
ク手段31による後脚12の水平部12aのロック状態
を解除し、該後脚12の水平部12aを凹部6内から上
方に引き上げて、シートクッション1及びシートバック
2を、該シートクッション1と前脚11のリンク部材1
3との連結点を中心として上下逆に反転する。続いて、
前脚用ロック手段21のロック解除ノブ25を回動操作
してフック部材24の先端部とカム面15cの切欠部1
5dとの係合状態つまり該ロック手段21によるリンク
部材13の起立ロック状態を解除した後、シートクッシ
ョン1及びシートバック2を凹部6内でフルフラット状
態に延ばすようにすると、シートバック2が凹部6の前
部に裏面を上向きにして格納されるとともに、シートク
ッション1が凹部の前部に裏面を上向きにして格納され
る。その際、前脚11の各リンク部材13は、凹部6側
のヒンジベース15のカラー部15a回りに車体後方に
傾倒し、シートクッション1の側面と凹部6の側壁面又
は他のシート装置Aのシートクッション1の側面との間
に格納される。その後、後脚12をシートクッション1
の裏面側に折畳む。以上によって、シート装置Aが凹部
6内に格納され、車室空間が広く拡大される。
から凹部6に格納するときには、先ず、シートバック2
をシートクッション1側に傾けた後、後脚用ロック手段
31の回動部材34のノブ部34bを前方に押してロッ
ク手段31による後脚12の水平部12aのロック状態
を解除し、該後脚12の水平部12aを凹部6内から上
方に引き上げて、シートクッション1及びシートバック
2を、該シートクッション1と前脚11のリンク部材1
3との連結点を中心として上下逆に反転する。続いて、
前脚用ロック手段21のロック解除ノブ25を回動操作
してフック部材24の先端部とカム面15cの切欠部1
5dとの係合状態つまり該ロック手段21によるリンク
部材13の起立ロック状態を解除した後、シートクッシ
ョン1及びシートバック2を凹部6内でフルフラット状
態に延ばすようにすると、シートバック2が凹部6の前
部に裏面を上向きにして格納されるとともに、シートク
ッション1が凹部の前部に裏面を上向きにして格納され
る。その際、前脚11の各リンク部材13は、凹部6側
のヒンジベース15のカラー部15a回りに車体後方に
傾倒し、シートクッション1の側面と凹部6の側壁面又
は他のシート装置Aのシートクッション1の側面との間
に格納される。その後、後脚12をシートクッション1
の裏面側に折畳む。以上によって、シート装置Aが凹部
6内に格納され、車室空間が広く拡大される。
【0026】このように、車体フロア5に形成した凹部
6の面積内でシート装置Aの使用及び格納を行うことが
でき、車室スペースの自由度を高めることができる。し
かも、その操作を簡単に行うことができ、使い勝手が良
好なものである。また、上記凹部6の深さは、シートク
ッション1又はシートバック2の厚みに対応すれば足
り、比較的浅くすることができるので、車高の増大等を
招くという不具合もなく、実施化を図る上で非常に有利
なものである。
6の面積内でシート装置Aの使用及び格納を行うことが
でき、車室スペースの自由度を高めることができる。し
かも、その操作を簡単に行うことができ、使い勝手が良
好なものである。また、上記凹部6の深さは、シートク
ッション1又はシートバック2の厚みに対応すれば足
り、比較的浅くすることができるので、車高の増大等を
招くという不具合もなく、実施化を図る上で非常に有利
なものである。
【0027】尚、上記実施例では、本発明のシート装置
Aを、前部座席Bと後部座席とを各々一列ずつ有する自
動車における後部座席に適用した場合について述べた
が、これに限らず、各種自動車のシート装置に適用する
ことができる。
Aを、前部座席Bと後部座席とを各々一列ずつ有する自
動車における後部座席に適用した場合について述べた
が、これに限らず、各種自動車のシート装置に適用する
ことができる。
【0028】また、上記実施例では、車体フロア5に形
成した一つの凹部6に左右二つのシート装置A,Aを格
納するように構成したが、本発明は、車体フロア5に二
つの凹部を左右並列に形成し、該各凹部に一つのシート
装置Aを格納するように構成してもよいのは勿論であ
る。
成した一つの凹部6に左右二つのシート装置A,Aを格
納するように構成したが、本発明は、車体フロア5に二
つの凹部を左右並列に形成し、該各凹部に一つのシート
装置Aを格納するように構成してもよいのは勿論であ
る。
【0029】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
る自動車のシート装置によれば、シートの不使用時に車
体フロアに形成した凹部の前部にシートバックを、後部
にシートクッションをそれぞれ裏面を上向きにして格納
することができるので、車室空間を充分に拡大すること
ができる。しかも、上記凹部の深さは、シートクッショ
ン又はシートバックの厚みに対応すれば足り、比較的浅
くすることができるので、車高の増大を招くことはな
い。また、シートの使用及び格納のための操作を簡単に
行うことができる。さらに、シートクッションを支持す
る前脚及び後脚の長さを長くすることでシートのヒップ
ポイントを容易に高くすることができ、座り心地を良好
なものとすることができる。
る自動車のシート装置によれば、シートの不使用時に車
体フロアに形成した凹部の前部にシートバックを、後部
にシートクッションをそれぞれ裏面を上向きにして格納
することができるので、車室空間を充分に拡大すること
ができる。しかも、上記凹部の深さは、シートクッショ
ン又はシートバックの厚みに対応すれば足り、比較的浅
くすることができるので、車高の増大を招くことはな
い。また、シートの使用及び格納のための操作を簡単に
行うことができる。さらに、シートクッションを支持す
る前脚及び後脚の長さを長くすることでシートのヒップ
ポイントを容易に高くすることができ、座り心地を良好
なものとすることができる。
【0030】また、請求項2記載の発明によれば、シー
ト使用時に上記前脚と後脚とを共にロックしてシートク
ッションひいてはシート装置のぐらつくを確実に防止す
ることができ、安定性を高めることができる。
ト使用時に上記前脚と後脚とを共にロックしてシートク
ッションひいてはシート装置のぐらつくを確実に防止す
ることができ、安定性を高めることができる。
【図1】本発明の実施例に係わるシート装置の車室内で
の配置状態を示す側面図である。
の配置状態を示す側面図である。
【図2】同シート装置の格納状態を示す斜視図である。
【図3】同シート装置を格納状態から使用状態にする際
の動作途中の一つの状態を示す斜視図である。
の動作途中の一つの状態を示す斜視図である。
【図4】同じく他の動作途中の状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】リンク部材の横倒状態を示す斜視図である。
【図6】リンク部材の起立状態を示す斜視図である。
【図7】後脚用ロック手段の斜視図である。
【図8】同側面図である。
1 シートクッション 2 シートバック 5 車体フロア 6 凹部 11 前脚 12 後脚 12a 水平部 12b 垂直部 13 リンク部材 21 前脚用ロック手段 31 後脚用ロック手段
Claims (3)
- 【請求項1】 車体フロアに凹部が形成され、該凹部の
前部にシートバックが、後部にシートクッションがそれ
ぞれ裏面を上向きにして格納される自動車のシート装置
であって、 シート使用状態における上記シートクッションの後端に
シートバックの下端がフルフラット姿勢にまで傾倒自在
に連結されており、 上記シートクッションは前脚と後脚とで支持されてお
り、 上記前脚は左右二つのリンク部材からなり、該各リンク
部材の一端は上記シートクッションの側面中央部に、他
端は上記凹部にそれぞれ回転可能に連結されており、 上記後脚は、車幅方向に延びる水平部と該水平部の両端
から略直角に折れ曲って延びる左右一対の垂直部とを有
してなり、該各垂直部の端部は、上記シートクッション
の後端に回転可能に連結されており、 上記シートクッション及びシートバックは、シートクッ
ションと前脚のリンク部材との連結点を中心として上下
逆に反転可能に設けられていることを特徴とする自動車
のシート装置。 - 【請求項2】 上記前脚のリンク部材が凹部から起立し
てシートクッションを支持するとき該リンク部材を起立
状態にロックする前脚用ロック手段と、上記後脚をシー
ト使用時に凹部にロックする後脚用ロック手段とを備え
た請求項1記載の自動車のシート装置。 - 【請求項3】 上記凹部は、荷室の車体フロアに形成さ
れている請求項1又は2記載の自動車のシート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01233693A JP3242480B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 自動車のシート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01233693A JP3242480B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 自動車のシート装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06219197A true JPH06219197A (ja) | 1994-08-09 |
JP3242480B2 JP3242480B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=11802462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01233693A Expired - Fee Related JP3242480B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 自動車のシート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3242480B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5365951A (en) * | 1990-08-24 | 1994-11-22 | Philip Morris Incorporated | Concentric smoking filter having cellulose acetate tow periphery and carbon-particle-loaded web filter core |
US5746230A (en) * | 1990-08-24 | 1998-05-05 | Philip Morris Incorporated | Concentric smoking filter having discrete tow and web filter media |
US6000751A (en) * | 1997-08-29 | 1999-12-14 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Seat arrangement for vehicles |
US6629721B1 (en) * | 2002-05-02 | 2003-10-07 | Daimlerchrysler Corporation | Multi-positional seating system for a motor vehicle |
EP1396379A1 (fr) * | 2002-09-05 | 2004-03-10 | Renault s.a.s. | Siège escamotable comportant des butées d'appui en position d'utilisation |
JP2006082690A (ja) * | 2004-09-16 | 2006-03-30 | T S Tec Kk | 折畳み収納式自動車用シート |
CN1314852C (zh) * | 2004-03-19 | 2007-05-09 | 张纪梅 | 聚丙烯纤维表面处理剂 |
US8844998B2 (en) | 2011-11-04 | 2014-09-30 | Kia Motors Corporation | Seat apparatus for vehicle |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP01233693A patent/JP3242480B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5365951A (en) * | 1990-08-24 | 1994-11-22 | Philip Morris Incorporated | Concentric smoking filter having cellulose acetate tow periphery and carbon-particle-loaded web filter core |
US5746230A (en) * | 1990-08-24 | 1998-05-05 | Philip Morris Incorporated | Concentric smoking filter having discrete tow and web filter media |
US6000751A (en) * | 1997-08-29 | 1999-12-14 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Seat arrangement for vehicles |
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EP1396379A1 (fr) * | 2002-09-05 | 2004-03-10 | Renault s.a.s. | Siège escamotable comportant des butées d'appui en position d'utilisation |
FR2844228A1 (fr) * | 2002-09-05 | 2004-03-12 | Renault Sa | Siege escamotable comportant des butees d'appui en position d'utilisation |
CN1314852C (zh) * | 2004-03-19 | 2007-05-09 | 张纪梅 | 聚丙烯纤维表面处理剂 |
JP2006082690A (ja) * | 2004-09-16 | 2006-03-30 | T S Tec Kk | 折畳み収納式自動車用シート |
JP4576635B2 (ja) * | 2004-09-16 | 2010-11-10 | テイ・エス テック株式会社 | 折畳み収納式自動車用シート |
US8844998B2 (en) | 2011-11-04 | 2014-09-30 | Kia Motors Corporation | Seat apparatus for vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3242480B2 (ja) | 2001-12-25 |
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