JPH0621766Y2 - 自動車用スタビライザの入力部構造 - Google Patents
自動車用スタビライザの入力部構造Info
- Publication number
- JPH0621766Y2 JPH0621766Y2 JP2669688U JP2669688U JPH0621766Y2 JP H0621766 Y2 JPH0621766 Y2 JP H0621766Y2 JP 2669688 U JP2669688 U JP 2669688U JP 2669688 U JP2669688 U JP 2669688U JP H0621766 Y2 JPH0621766 Y2 JP H0621766Y2
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- JP
- Japan
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- stabilizer
- stabilizer bar
- suspension
- rubber
- lower arm
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車用スタビライザのサスペンションに結
合される入力部の構造に関する。
合される入力部の構造に関する。
[従来の技術] 自動車用スタビライザの入力部には、サスペンションア
ーム等のサスペンション部分が連結されるが、この入力
部には、サスペンション部分の上下動に伴いねじり力や
軸方向への力といった有害な力が生じるため、このよう
な有害な力を吸収し許容する機構が必要である。
ーム等のサスペンション部分が連結されるが、この入力
部には、サスペンション部分の上下動に伴いねじり力や
軸方向への力といった有害な力が生じるため、このよう
な有害な力を吸収し許容する機構が必要である。
例えば、第3,4図は、ボールジョイント式リンク機構
による有害な力(ねじり力や軸方向力)を許容するよう
にした従来の自動車用スタビライザ(ここでは前輪駆動
車のフロントサスペンションに装備される)の入力部構
造を示すものである。第3図の平面図に示すように、ス
タビライザ1は、車幅方向へ延在するスタビライザバー
2と、このスタビライザバー2の両端部を左右の前輪の
フロントサスペンションアーム(ここではロアアーム)
3,3に連結するボールジョイント式リンク機構14と
をそなえている。
による有害な力(ねじり力や軸方向力)を許容するよう
にした従来の自動車用スタビライザ(ここでは前輪駆動
車のフロントサスペンションに装備される)の入力部構
造を示すものである。第3図の平面図に示すように、ス
タビライザ1は、車幅方向へ延在するスタビライザバー
2と、このスタビライザバー2の両端部を左右の前輪の
フロントサスペンションアーム(ここではロアアーム)
3,3に連結するボールジョイント式リンク機構14と
をそなえている。
スタビライザバー2は、フロントサスペンションメンバ
ー4のブラケット4aにスライド可能に支持されてお
り、ロアアーム3は、先端部を図示しない車輪側に枢着
され、基端部をフロントサスペンションメンバー4に枢
着されている。
ー4のブラケット4aにスライド可能に支持されてお
り、ロアアーム3は、先端部を図示しない車輪側に枢着
され、基端部をフロントサスペンションメンバー4に枢
着されている。
なお、第3図中の符号5は、図示しない車輪へ連結され
るフロントドライブシャフトを示す。
るフロントドライブシャフトを示す。
そして、スタビライザバー2の端部2aとロアアーム3
とを連結するボールジョイント式リンク機構14は、第
4図(第3図のIV−IV矢視断面図)に示すように、スタ
ビライザバー2側に連結されたボールジョイント15
と、ロアアーム3側に接続されたボールジョイント17
と、両ボールジョイント15,17を連結するアーム1
6とをそなえ、スタビライザバー2とアーム16とロア
アーム3とによりリンクを構成している。
とを連結するボールジョイント式リンク機構14は、第
4図(第3図のIV−IV矢視断面図)に示すように、スタ
ビライザバー2側に連結されたボールジョイント15
と、ロアアーム3側に接続されたボールジョイント17
と、両ボールジョイント15,17を連結するアーム1
6とをそなえ、スタビライザバー2とアーム16とロア
アーム3とによりリンクを構成している。
つまり、スタビライザバー2の端部2aには、鉛直面を
もつ平板状部分18が形成されており、ボールジョイン
ト15は、その基軸部18をこの平板状部分18に貫通
して基軸部19に螺合するナット20aで取り付けられ
ている。そして、このボールジョイント15は、基軸部
19の先端にボール19aをそなえ、このボール19a
がケーシング21内に所要の範囲で滑らかに回転しうる
ように収納されている。
もつ平板状部分18が形成されており、ボールジョイン
ト15は、その基軸部18をこの平板状部分18に貫通
して基軸部19に螺合するナット20aで取り付けられ
ている。そして、このボールジョイント15は、基軸部
19の先端にボール19aをそなえ、このボール19a
がケーシング21内に所要の範囲で滑らかに回転しうる
ように収納されている。
一方、ロアアーム3側では、このロアアーム3にロアア
ーム付きブラケット6が固着され、更に、このブラケッ
ト6に、平板状部分を有する固定用ブラケット24が結
合されている。また、ロアアーム3側に接続されたボー
ルジョイント17も、ボールジョイント15と同様に、
ケーシング23内に図示しないボールを滑らかに回転し
うるように装備しており、そのボールをそなえた基軸部
22を、ブラケット24の平板状部分に貫通して基軸部
22に螺合するナット20bで取り付けられている。
ーム付きブラケット6が固着され、更に、このブラケッ
ト6に、平板状部分を有する固定用ブラケット24が結
合されている。また、ロアアーム3側に接続されたボー
ルジョイント17も、ボールジョイント15と同様に、
ケーシング23内に図示しないボールを滑らかに回転し
うるように装備しており、そのボールをそなえた基軸部
22を、ブラケット24の平板状部分に貫通して基軸部
22に螺合するナット20bで取り付けられている。
そして、ボールジョイント15のケーシング21および
ボールジョイント17のケーシング23には、ほぼ鉛直
方向に向いたアーム16の両端部が固着されている。
ボールジョイント17のケーシング23には、ほぼ鉛直
方向に向いたアーム16の両端部が固着されている。
このような構成により、走行時のロアアーム3の上下動
に伴って発生するねじり力や軸方向力を、ボールジョイ
ント式リンク機構14がアーム16の揺動させながら吸
収するので、スタビライザバー2の端部2aの入力部の
無理な変形やねじり等が防止される。このため、スタビ
ライザバー2の所望の動作が確保されると共に、損傷等
も防止される。
に伴って発生するねじり力や軸方向力を、ボールジョイ
ント式リンク機構14がアーム16の揺動させながら吸
収するので、スタビライザバー2の端部2aの入力部の
無理な変形やねじり等が防止される。このため、スタビ
ライザバー2の所望の動作が確保されると共に、損傷等
も防止される。
また、従来の自動車用スタビライザの入力部構造とし
て、第5,6図に示すようなゴムブッシュ式リンク機構
により上下動吸収をするようにしたものもある。なお、
第5,6図において第3,4図と同符号は同様のもを示
している。
て、第5,6図に示すようなゴムブッシュ式リンク機構
により上下動吸収をするようにしたものもある。なお、
第5,6図において第3,4図と同符号は同様のもを示
している。
この入力部構造にかかるスタビライザ1も、第5図の平
面図に示すように、既述の従来例と同様に前輪駆動車の
フロントサスペンションに装備されており、スタビライ
ザバー2とロアアーム3との間にゴムブッシュ式リンク
機構25が装備されている。
面図に示すように、既述の従来例と同様に前輪駆動車の
フロントサスペンションに装備されており、スタビライ
ザバー2とロアアーム3との間にゴムブッシュ式リンク
機構25が装備されている。
このゴムブッシュ式リンク機構25は、第6図(第5図
のVI−VI矢視断面図)に示すように、スタビライザバー
2側に連結されたゴムブッシュ26と、ロアアーム3側
に接続されたゴムブッシュ28と、両ゴムブッシュ2
6,28を連結するボルト27とをそなえており、スタ
ビライザバー2とボルト27とロアアーム3とによりリ
ンクを構成している。
のVI−VI矢視断面図)に示すように、スタビライザバー
2側に連結されたゴムブッシュ26と、ロアアーム3側
に接続されたゴムブッシュ28と、両ゴムブッシュ2
6,28を連結するボルト27とをそなえており、スタ
ビライザバー2とボルト27とロアアーム3とによりリ
ンクを構成している。
ゴムブッシュ26は、その中心部にボルト27の上端部
を貫通されてそなえられ、上下の外側プレート26a,
26b内に介装されたゴム体26c,26dで、スタビ
ライザバー2の端部に水平に形成された平板状部分29
を挟持している。
を貫通されてそなえられ、上下の外側プレート26a,
26b内に介装されたゴム体26c,26dで、スタビ
ライザバー2の端部に水平に形成された平板状部分29
を挟持している。
ゴムブッシュ28も、同様にボルト27の下端部を貫通
されてそなえられ、外側プレート28a,28b内に介
装されたゴム体28c,28dで、固定用ブラケット3
2に水平に形成された平板状部分を挟持している。
されてそなえられ、外側プレート28a,28b内に介
装されたゴム体28c,28dで、固定用ブラケット3
2に水平に形成された平板状部分を挟持している。
そして、これらのゴムブッシュ26,28は、各外側プ
レート26b,28aに介装されたパイプ30で結合さ
れており、ボルト27は、これらのゴムブッシュ25,
26およびパイプ30を貫通し、ナット31を螺合され
て、スタビライザバー2の平板状部分29と固定用ブラ
ケット32とを一体に結合している。
レート26b,28aに介装されたパイプ30で結合さ
れており、ボルト27は、これらのゴムブッシュ25,
26およびパイプ30を貫通し、ナット31を螺合され
て、スタビライザバー2の平板状部分29と固定用ブラ
ケット32とを一体に結合している。
このような構成により、この自動車用スタビライザの入
力部構造でも、走行時のロアアーム3の上下動に伴って
発生するねじり力や軸方向力を、ゴムブッシュ式リンク
機構25のゴム体26c,26d,28c,28dが伸
縮しながら吸収するので、スタビライザバー2の端部2
aの入力部の無理な変形やねじり等が防止される。
力部構造でも、走行時のロアアーム3の上下動に伴って
発生するねじり力や軸方向力を、ゴムブッシュ式リンク
機構25のゴム体26c,26d,28c,28dが伸
縮しながら吸収するので、スタビライザバー2の端部2
aの入力部の無理な変形やねじり等が防止される。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述の従来の自動車用スタビライザの入
力部構造では、サスペンションからの有害な力を吸収し
これを許容するボールジョイント式リンク機構14およ
びゴムブッシュ式リンク機構25は、いずれも構造が複
雑であり、コスト高を招いている。
力部構造では、サスペンションからの有害な力を吸収し
これを許容するボールジョイント式リンク機構14およ
びゴムブッシュ式リンク機構25は、いずれも構造が複
雑であり、コスト高を招いている。
そこで、サスペンションの変動を確実に許容できて、よ
り簡素な構造で且つ低コストの自動車用スタビライザの
入力部構造の開発が課題となっている。
り簡素な構造で且つ低コストの自動車用スタビライザの
入力部構造の開発が課題となっている。
本考案は、このような課題に鑑みて案出されたもので、
簡素な構造且つ低コストで確実にサスペンションの変動
を無理なく許容できるようにした、自動車用スタビライ
ザの入力部構造を提供することを目的とする。
簡素な構造且つ低コストで確実にサスペンションの変動
を無理なく許容できるようにした、自動車用スタビライ
ザの入力部構造を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] このため、本考案の自動車用スタビライザの入力部構造
は、自動車用スタビライザのサスペンションに結合され
る入力部において、上記スタビライザのスタビライザバ
ーの端部外周に、この端部に対して所定の範囲で軸方向
へ相対動しうるゴムマウント装置がセレーション結合に
よって装着され、上記ゴムマウント装置の外周に装備さ
れた円筒型ブラケットに上記サスペンションが結合され
ていることを特徴としている。
は、自動車用スタビライザのサスペンションに結合され
る入力部において、上記スタビライザのスタビライザバ
ーの端部外周に、この端部に対して所定の範囲で軸方向
へ相対動しうるゴムマウント装置がセレーション結合に
よって装着され、上記ゴムマウント装置の外周に装備さ
れた円筒型ブラケットに上記サスペンションが結合され
ていることを特徴としている。
[作用] 上述の本考案の自動車用スタビライザの入力部構造で
は、走行中などのサスペンションが上下動する際には、
このサスペンションがスタビライザバーの入力部にねじ
り力や軸方向の力を加えようとするが、上記のサスペン
ションとスタビライザバーとの間のゴムマウント装置の
ゴムが撓みながら上記ねじり力を吸収して、上記サスペ
ンション側の円筒型ブラケットのスタビライザバーに対
する揺動を許容し、上記ゴムマウント装置が上記スタビ
ライザバーの軸方向へスライドすることで上記軸方向の
力を吸収してこれを許容する。
は、走行中などのサスペンションが上下動する際には、
このサスペンションがスタビライザバーの入力部にねじ
り力や軸方向の力を加えようとするが、上記のサスペン
ションとスタビライザバーとの間のゴムマウント装置の
ゴムが撓みながら上記ねじり力を吸収して、上記サスペ
ンション側の円筒型ブラケットのスタビライザバーに対
する揺動を許容し、上記ゴムマウント装置が上記スタビ
ライザバーの軸方向へスライドすることで上記軸方向の
力を吸収してこれを許容する。
[実施例] 以下、図面により本考案の一実施例としての自動車用ス
タビライザの入力部構造について説明すると、第1図は
その縦断面図(第2図のI−I矢視断面図)、第2図は
その平面図である。
タビライザの入力部構造について説明すると、第1図は
その縦断面図(第2図のI−I矢視断面図)、第2図は
その平面図である。
この実施例の自動車用スタビライザの入力部構造も、前
輪駆動車のフロントサスペンションに装備されており、
第2図に示すように、スタビライザ1は、車幅方向へ延
在するスタビライザバー2と、このスタビライザバー2
の両端部を左右の前輪のフロントサスペンションアーム
(ここではロアアーム)3,3に連結するゴムマウント
装置7とをそなえている。
輪駆動車のフロントサスペンションに装備されており、
第2図に示すように、スタビライザ1は、車幅方向へ延
在するスタビライザバー2と、このスタビライザバー2
の両端部を左右の前輪のフロントサスペンションアーム
(ここではロアアーム)3,3に連結するゴムマウント
装置7とをそなえている。
スタビライザバー2は、フロントサスペンションメンバ
ー4のブラケット4aにスライド可能に支持されてお
り、ロアアーム3は、先端部を図示しない車輪側に枢着
され、基端部をフロントサスペンションメンバー4に枢
着されている。
ー4のブラケット4aにスライド可能に支持されてお
り、ロアアーム3は、先端部を図示しない車輪側に枢着
され、基端部をフロントサスペンションメンバー4に枢
着されている。
なお、第2図中の符号5は、図示しない車輪へ連結され
るフロントドライブシャフトを示す。
るフロントドライブシャフトを示す。
そして、スタビライザバー2の端部2aとロアアーム3
とを連結するゴムマウント装置7は、第1図に示すよう
に、内筒9と、外筒(円筒型ブラケット)11と、これ
らの内筒9および外筒11との間に介在するゴム体10
とをそなえている。
とを連結するゴムマウント装置7は、第1図に示すよう
に、内筒9と、外筒(円筒型ブラケット)11と、これ
らの内筒9および外筒11との間に介在するゴム体10
とをそなえている。
このうち、内筒9は、スタビライザバー2の端部2aに
セレーション結合で装着されている。このため、内筒9
には図示しないセレーション加工が施され、スタビライ
ザバー2の端部2aにもセレーション加工8が施されて
いる。したがって、内筒9は、スタビライザバー2の端
部2aに対して軸方向へスライド可能であるが、両者
9,2aは相対回転しないようになっている。
セレーション結合で装着されている。このため、内筒9
には図示しないセレーション加工が施され、スタビライ
ザバー2の端部2aにもセレーション加工8が施されて
いる。したがって、内筒9は、スタビライザバー2の端
部2aに対して軸方向へスライド可能であるが、両者
9,2aは相対回転しないようになっている。
さらに、このような内筒9とスタビライザバー2とのセ
レーション結合部は、両端部をゴムブーツ12,13で
覆われて密閉された構造となっており、この内部には、
内筒9のスタビライザバー2に対するスライドを円滑に
させるためのグリースが封入されている。
レーション結合部は、両端部をゴムブーツ12,13で
覆われて密閉された構造となっており、この内部には、
内筒9のスタビライザバー2に対するスライドを円滑に
させるためのグリースが封入されている。
一方、外筒である円筒型ブラケット11は、ロアアーム
3に溶着されたロアアーム付きブラケット6に固着され
ている(第2図参照)。
3に溶着されたロアアーム付きブラケット6に固着され
ている(第2図参照)。
本考案の一実施例としての自動車用スタビライザの入力
部構造は、上述のごとく構成されているので、走行中に
車輪と共にサスペンションのロアアーム3が上下動する
際と、スタビライザバー2の入力部へ有害な力が加えら
れようとするが、ゴムマウント装置7およびスライド可
能なセレーション結合部がこれを防止する。
部構造は、上述のごとく構成されているので、走行中に
車輪と共にサスペンションのロアアーム3が上下動する
際と、スタビライザバー2の入力部へ有害な力が加えら
れようとするが、ゴムマウント装置7およびスライド可
能なセレーション結合部がこれを防止する。
つまり、ロアアーム3が上下動すると、このロアアーム
3が、スタビライザバー2の入力部にねじり力や軸方向
力といったスタビライザバー2に有害な力を加えようと
する。
3が、スタビライザバー2の入力部にねじり力や軸方向
力といったスタビライザバー2に有害な力を加えようと
する。
これに対して、ロアアーム3とスタビライザバー2との
間のゴムマウント装置7では、そのゴム体10が撓みな
がら上記のねじり力を吸収して、ロアアーム3に取り付
けられた円筒型ブラケット11がスタビライザバー1に
対して例えば第1図中に鎖線で示すような範囲でスタビ
ライザバー1に対して揺動するのを許容する。
間のゴムマウント装置7では、そのゴム体10が撓みな
がら上記のねじり力を吸収して、ロアアーム3に取り付
けられた円筒型ブラケット11がスタビライザバー1に
対して例えば第1図中に鎖線で示すような範囲でスタビ
ライザバー1に対して揺動するのを許容する。
また、ゴムマウント装置7の内筒9がスタビライザバー
1の軸方向へスライドすることで、上記のロアアーム3
からの軸方向の力を吸収して、ロアアーム3の軸方向移
動を許容する。
1の軸方向へスライドすることで、上記のロアアーム3
からの軸方向の力を吸収して、ロアアーム3の軸方向移
動を許容する。
この結果、サスペンションの動作に伴い生じる種々の力
を吸収しサスペンションの動作が確実に許容されると共
に、スタビライザバー2の端部2aの入力部の無理な変
形やねじり等が防止される。このため、スタビライザバ
ー2の所望の動作が確保されると共に、損傷等も防止さ
れる。
を吸収しサスペンションの動作が確実に許容されると共
に、スタビライザバー2の端部2aの入力部の無理な変
形やねじり等が防止される。このため、スタビライザバ
ー2の所望の動作が確保されると共に、損傷等も防止さ
れる。
なお、内筒9とスタビライザバー2の端部2aとのセレ
ーション結合を通じて、スタビライザバー2の制御力
は、サスペンションに適切に伝えられる。
ーション結合を通じて、スタビライザバー2の制御力
は、サスペンションに適切に伝えられる。
このように、本構造では、ゴムマウント装置7およびこ
のセレーション結合という極めて簡素な構成でありなが
ら、サスペンションの変動を確実に無理なく許容でき、
大幅なコスト削減に寄与しうる利点がある。
のセレーション結合という極めて簡素な構成でありなが
ら、サスペンションの変動を確実に無理なく許容でき、
大幅なコスト削減に寄与しうる利点がある。
なお、この実施例の自動車用スタビライザの入力部構造
は、前輪駆動車のフロントサスペンションに装備されて
いるが、前輪駆動車に限るものではなく、また、フロン
トサスペンションに限るものでもなく、広く自動車用サ
スペンションに装備しうるものである。
は、前輪駆動車のフロントサスペンションに装備されて
いるが、前輪駆動車に限るものではなく、また、フロン
トサスペンションに限るものでもなく、広く自動車用サ
スペンションに装備しうるものである。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案の自動車用スタビライザの
入力部構造によれば、スタビライザのスタビライザバー
の端部外周に、この端部に対して所定の範囲で軸方向へ
相対動しうるゴムマウント装置がセレーション結合によ
って装着され、上記ゴムマウント装置の外周に装備され
た円筒型ブラケットにサスペンションが結合されるとい
う簡素な構成によって、確実にサスペンションの変動を
無理なく許容でき、大幅なコスト削減に寄与しうる利点
がある。
入力部構造によれば、スタビライザのスタビライザバー
の端部外周に、この端部に対して所定の範囲で軸方向へ
相対動しうるゴムマウント装置がセレーション結合によ
って装着され、上記ゴムマウント装置の外周に装備され
た円筒型ブラケットにサスペンションが結合されるとい
う簡素な構成によって、確実にサスペンションの変動を
無理なく許容でき、大幅なコスト削減に寄与しうる利点
がある。
【図面の簡単な説明】 第1,2図は本考案の一実施例としての自動車用スタビ
ライザの入力部構造を示すもので、第1図はその縦断面
図(第2図のI−I矢視断面図)、第2図はその平面図
であり、第3,4図は従来の自動車用スタビライザの入
力部構造を示すもので、第3図はその平面図、第4図は
第3図のIV−IV矢視断面図であり、第5,6図は従来の
他の自動車用スタビライザの入力部構造を示すもので、
第5図はその平面図、第6図は第5図のVI−VI矢視断面
図である。 1……スタビライザ、2……スタビライザバー、2a…
…スタビライザバーの端部、3……フロントサスペンシ
ョンアーム(ロアアーム)、4……フロントサスペンシ
ョンメンバー、4a……フロントサスペンションメンバ
ーのブラケット、5……フロントドライブシャフト、6
……ロアアーム付きブラケット、7……ゴムマウント装
置、8……スタビライザバーの端部のセレーション加
工、9……内筒、10……ゴム体、11……外筒(円筒
型ブラケット)、12,13……ゴムブーツ。
ライザの入力部構造を示すもので、第1図はその縦断面
図(第2図のI−I矢視断面図)、第2図はその平面図
であり、第3,4図は従来の自動車用スタビライザの入
力部構造を示すもので、第3図はその平面図、第4図は
第3図のIV−IV矢視断面図であり、第5,6図は従来の
他の自動車用スタビライザの入力部構造を示すもので、
第5図はその平面図、第6図は第5図のVI−VI矢視断面
図である。 1……スタビライザ、2……スタビライザバー、2a…
…スタビライザバーの端部、3……フロントサスペンシ
ョンアーム(ロアアーム)、4……フロントサスペンシ
ョンメンバー、4a……フロントサスペンションメンバ
ーのブラケット、5……フロントドライブシャフト、6
……ロアアーム付きブラケット、7……ゴムマウント装
置、8……スタビライザバーの端部のセレーション加
工、9……内筒、10……ゴム体、11……外筒(円筒
型ブラケット)、12,13……ゴムブーツ。
Claims (1)
- 【請求項1】自動車用スタビライザのサスペンションに
結合される入力部において、上記スタビライザのスタビ
ライザバーの端部外周に、この端部に対して所定の範囲
で軸方向へ相対動しうるゴムマウント装置がセレーショ
ン結合によって装着され、上記ゴムマウント装置の外周
に装備された円筒型ブラケットに上記サスペンションが
結合されていることを特徴とする、自動車用スタビライ
ザの入力部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2669688U JPH0621766Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 自動車用スタビライザの入力部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2669688U JPH0621766Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 自動車用スタビライザの入力部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01133008U JPH01133008U (ja) | 1989-09-11 |
JPH0621766Y2 true JPH0621766Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=31248555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2669688U Expired - Lifetime JPH0621766Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 自動車用スタビライザの入力部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621766Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-29 JP JP2669688U patent/JPH0621766Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01133008U (ja) | 1989-09-11 |
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