JPH0614184B2 - 現像の均一性が改良される感光性平版印刷版の現像処理方法 - Google Patents
現像の均一性が改良される感光性平版印刷版の現像処理方法Info
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- JPH0614184B2 JPH0614184B2 JP31413286A JP31413286A JPH0614184B2 JP H0614184 B2 JPH0614184 B2 JP H0614184B2 JP 31413286 A JP31413286 A JP 31413286A JP 31413286 A JP31413286 A JP 31413286A JP H0614184 B2 JPH0614184 B2 JP H0614184B2
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/26—Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
- G03F7/30—Imagewise removal using liquid means
- G03F7/3042—Imagewise removal using liquid means from printing plates transported horizontally through the processing stations
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性平版印刷版(以下、PS版という)の現像
処理方法に関し、更に詳しくは、PS版の1版毎に未使用
の現像液を供給して現像する自動現像機に適するPS版の
現像方法に関する。
処理方法に関し、更に詳しくは、PS版の1版毎に未使用
の現像液を供給して現像する自動現像機に適するPS版の
現像方法に関する。
露光済みのPS版を多数枚処理する場合には自動現像機を
用いることが一般的である。
用いることが一般的である。
自動現像機において露光済みのPS版を処理する場合に
は、PS版を水平搬送しながら現像液をスプレー状に吹付
けて現像処理する方法や、多量の現像液を収容した現像
処理槽にPS版を湾曲させて搬送しながら浸漬させて現像
処理する方法が行われている。こうした処理方法におい
ては、いづれもPS版を1版処理するのに多量の現像液を
準備する必要がある。また、現像液を経済的に利用する
ために循環再使用しており、その間、処理による現像液
劣化に加えて空気中からの炭酸ガスの吸収による現像液
劣化が起こり、しばしば劣化した現像液を交換しなけれ
ばならず、現像作業の管理が非常に面倒である。
は、PS版を水平搬送しながら現像液をスプレー状に吹付
けて現像処理する方法や、多量の現像液を収容した現像
処理槽にPS版を湾曲させて搬送しながら浸漬させて現像
処理する方法が行われている。こうした処理方法におい
ては、いづれもPS版を1版処理するのに多量の現像液を
準備する必要がある。また、現像液を経済的に利用する
ために循環再使用しており、その間、処理による現像液
劣化に加えて空気中からの炭酸ガスの吸収による現像液
劣化が起こり、しばしば劣化した現像液を交換しなけれ
ばならず、現像作業の管理が非常に面倒である。
上記の欠点を改善する目的で、PS版を多量の循環再使用
する現像液で処理する場合、補充液を補充して現像処理
を安定に保つ方法が知られており、特開昭50-144502
号、同55-115039号、同58-95349号等に開示されてい
る。こうした補充方法においても液交換の頻度は減少す
るものの液交換の必要があり、また、補充の精度の問題
とPS版間の品種差による補充のふれは解決できなかっ
た。またその上に補充装置を必要とし、補充装置自体が
高価であるばかりか、補充装置の調整、整備等の必要も
ある。
する現像液で処理する場合、補充液を補充して現像処理
を安定に保つ方法が知られており、特開昭50-144502
号、同55-115039号、同58-95349号等に開示されてい
る。こうした補充方法においても液交換の頻度は減少す
るものの液交換の必要があり、また、補充の精度の問題
とPS版間の品種差による補充のふれは解決できなかっ
た。またその上に補充装置を必要とし、補充装置自体が
高価であるばかりか、補充装置の調整、整備等の必要も
ある。
こうした補充方式の煩わしさを除き、現像液の節約を目
的とした処理装置が特開昭55-32044号公報に記載されて
いる。これは自動現像機内の感光材料移送路に接近して
現像液拡散板を備え、PS版面上に施した現像液を延伸す
るものであるが、この装置を用いてPS版を少量の現像液
で処理する方法には、搬送するPS版が必ずしも水平とは
いかずに多少上下に歪んでいるため、現像液量が不均一
となり易く、現像むらを生じ易く、処理されるPS版と現
像液拡散板との間隙を調節するのに手間がかかるという
欠点があり、特に少量の現像液をPS版面に直接滴下した
場合、滴下部と非滴下部に現像速度差が生じ、現像拡散
板を通過した後もこの差が残り、現像むらとなり、印刷
版として好ましくないものが得られることがある。
的とした処理装置が特開昭55-32044号公報に記載されて
いる。これは自動現像機内の感光材料移送路に接近して
現像液拡散板を備え、PS版面上に施した現像液を延伸す
るものであるが、この装置を用いてPS版を少量の現像液
で処理する方法には、搬送するPS版が必ずしも水平とは
いかずに多少上下に歪んでいるため、現像液量が不均一
となり易く、現像むらを生じ易く、処理されるPS版と現
像液拡散板との間隙を調節するのに手間がかかるという
欠点があり、特に少量の現像液をPS版面に直接滴下した
場合、滴下部と非滴下部に現像速度差が生じ、現像拡散
板を通過した後もこの差が残り、現像むらとなり、印刷
版として好ましくないものが得られることがある。
我々はかかる欠点を改良し、少量の現像液を用いて現像
処理を安定に行い得るPS版の現像方法および装置を開発
し既に出願した(特願昭61-82900号)。しかしながら、
少量の現像液を用いて現像処理する技術には、PS版の先
端部に現像液の不足によると推測される現像不良が発生
する問題があることを我々は見出し、この問題を解決す
る技術を開発し、既に出願した(特願昭61-101681
号)。この発明は、現像期間の一部でPS版上に現像液膜
を保持させ、現像期間の別の一部では該現像液膜よりも
厚い現像液溜を該PS版の少なくとも先端部に形成させる
ものである。
処理を安定に行い得るPS版の現像方法および装置を開発
し既に出願した(特願昭61-82900号)。しかしながら、
少量の現像液を用いて現像処理する技術には、PS版の先
端部に現像液の不足によると推測される現像不良が発生
する問題があることを我々は見出し、この問題を解決す
る技術を開発し、既に出願した(特願昭61-101681
号)。この発明は、現像期間の一部でPS版上に現像液膜
を保持させ、現像期間の別の一部では該現像液膜よりも
厚い現像液溜を該PS版の少なくとも先端部に形成させる
ものである。
本発明はこの発明の細部の改良に関するものである。即
ち、上記現像液溜を形成させるため、PS版を搬送方向に
上昇する方向に搬送するのに傾斜した案内板の上を摺動
させると、該案内板でPS版の裏面がこすられて筋状の傷
を生じ、この傷が深い場合は表面の形状にも影響を与え
て印刷において良好な網点再現が得られない欠点、およ
び上記現像液溜を形成させるに際して、現像液がPS版の
裏面に回り、支持体のアルミ材が侵されて溶出しゲル化
してPS版に付着し汚れを生ずる欠点を改良する技術に関
するものである。
ち、上記現像液溜を形成させるため、PS版を搬送方向に
上昇する方向に搬送するのに傾斜した案内板の上を摺動
させると、該案内板でPS版の裏面がこすられて筋状の傷
を生じ、この傷が深い場合は表面の形状にも影響を与え
て印刷において良好な網点再現が得られない欠点、およ
び上記現像液溜を形成させるに際して、現像液がPS版の
裏面に回り、支持体のアルミ材が侵されて溶出しゲル化
してPS版に付着し汚れを生ずる欠点を改良する技術に関
するものである。
本発明の目的は、前記のような比較的少量の現像液を用
いてPS版を現像する方法におけるPS版の先端部の現像不
良が改良される現像方法を提供することであり、またこ
のような現像方法において、前記PS版裏面の傷の発生等
が改良される現像方法を提供することである。
いてPS版を現像する方法におけるPS版の先端部の現像不
良が改良される現像方法を提供することであり、またこ
のような現像方法において、前記PS版裏面の傷の発生等
が改良される現像方法を提供することである。
本発明の目的は、自動現像機を用いて感光性平版印刷版
を自動的に搬送し現像処理を行う感光性平版印刷版の現
像処理方法において、2枚の可撓性を有する板材により
形成されるスリットを下端に有する現像液供給部材の該
スリットから、処理する感光性平版印刷版1版毎に実質
的に未使用の現像液を供給した後、搬送方向に向かって
上向きの搬送を傾斜ローラによって行い、該感光性平版
印刷版上に搬送幅方向に連続した現像液溜まりを形成さ
せることを特徴とする現像処理方法によって達成され
る。
を自動的に搬送し現像処理を行う感光性平版印刷版の現
像処理方法において、2枚の可撓性を有する板材により
形成されるスリットを下端に有する現像液供給部材の該
スリットから、処理する感光性平版印刷版1版毎に実質
的に未使用の現像液を供給した後、搬送方向に向かって
上向きの搬送を傾斜ローラによって行い、該感光性平版
印刷版上に搬送幅方向に連続した現像液溜まりを形成さ
せることを特徴とする現像処理方法によって達成され
る。
以下、本発明を図面により詳細に説明する。
第1図は本発明を実施するための装置の例を示す側断面
図である。
図である。
第1図において、1は搬送ローラ対でPS版2をニップし
搬送をおこなうもの、3は押さえローラでPS版2の搬送
位置を適正に保つためのものである。4は傾斜ローラ
で、現像液が供給されたPS版2が搬送方向に向かって上
昇してゆく方向に搬送されるように設ける。5は現像液
タンクで、その中の現像液はポンプ5aにより現像液供
給パイプ6へ送られる。7は現像液供給部材で、2枚の
可撓性を有する板材により形成されるスリットをその下
端に有し、現像液供給パイプ6から流下した現像液はこ
のスリットを通ってPS版2に供給される。PS版2が現像
液供給部材7の下端を通過していないときは現像液供給
部材7の下端即ち上記スリットの下端は該スリットを形
成する2枚の板材の可撓性により重力で下方に垂下して
現像部ローラ8に接触しており、現像液供給部材7の下
端と現像部ローラ8とで作られる搬送方向と直交する水
平方向(以下、「巾手方向」という)の凹部、および搬
送されているPS版がこの位置にある時は現像液供給部材
7の下端とPS版2との接触部にできる巾手方向の凹部に
現像液の液溜まり9が形成されるようにする。上記各ロ
ーラは、PS版裏面がその先端部および後端部を除き現像
部ローラに接触しないように設けることが好ましい。
搬送をおこなうもの、3は押さえローラでPS版2の搬送
位置を適正に保つためのものである。4は傾斜ローラ
で、現像液が供給されたPS版2が搬送方向に向かって上
昇してゆく方向に搬送されるように設ける。5は現像液
タンクで、その中の現像液はポンプ5aにより現像液供
給パイプ6へ送られる。7は現像液供給部材で、2枚の
可撓性を有する板材により形成されるスリットをその下
端に有し、現像液供給パイプ6から流下した現像液はこ
のスリットを通ってPS版2に供給される。PS版2が現像
液供給部材7の下端を通過していないときは現像液供給
部材7の下端即ち上記スリットの下端は該スリットを形
成する2枚の板材の可撓性により重力で下方に垂下して
現像部ローラ8に接触しており、現像液供給部材7の下
端と現像部ローラ8とで作られる搬送方向と直交する水
平方向(以下、「巾手方向」という)の凹部、および搬
送されているPS版がこの位置にある時は現像液供給部材
7の下端とPS版2との接触部にできる巾手方向の凹部に
現像液の液溜まり9が形成されるようにする。上記各ロ
ーラは、PS版裏面がその先端部および後端部を除き現像
部ローラに接触しないように設けることが好ましい。
搬送されるPS版2は、まず現像液供給部材7と現像部ロ
ーラ8とで形成される上記凹部の液溜まり9にその先端
部が入る。PS版2の先端部が現像液供給部材7と現像部
ローラ8とで形成される巾手方向の凹部にできた現像液
溜まり9を通過した後はPS版2と現像液供給部材7とに
よって形成される巾手方向の凹部に現像液溜まり9が形
成される。これらの現像液溜まり9がPS版2の版面上に
存在することにより、PS版の縁部特に先端部の現像不良
が解消し、また、上記のように搬送方向に上昇する方向
へ搬送する手段として搬送ローラを用いることにより、
PS版裏面の傷の発生が実用上問題ないレベルに改良さ
れ、またPS版裏面の現像液による浸されも改良される。
ーラ8とで形成される上記凹部の液溜まり9にその先端
部が入る。PS版2の先端部が現像液供給部材7と現像部
ローラ8とで形成される巾手方向の凹部にできた現像液
溜まり9を通過した後はPS版2と現像液供給部材7とに
よって形成される巾手方向の凹部に現像液溜まり9が形
成される。これらの現像液溜まり9がPS版2の版面上に
存在することにより、PS版の縁部特に先端部の現像不良
が解消し、また、上記のように搬送方向に上昇する方向
へ搬送する手段として搬送ローラを用いることにより、
PS版裏面の傷の発生が実用上問題ないレベルに改良さ
れ、またPS版裏面の現像液による浸されも改良される。
現像液供給部材7の上記2枚の板材により形成されるス
リットは現像液供給パイプ6からの現像液流出量に応じ
たスリット間隙に調節される構造にするのが好ましく、
現像液の供給量はPS版1m2当たり50〜500mが好まし
い。
リットは現像液供給パイプ6からの現像液流出量に応じ
たスリット間隙に調節される構造にするのが好ましく、
現像液の供給量はPS版1m2当たり50〜500mが好まし
い。
上記板材としては例えばポリエステル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレンのよ
うなプラスチックのシート、ステンレス鋼のような金
属、ゴム等のシートを用いることができる。
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレンのよ
うなプラスチックのシート、ステンレス鋼のような金
属、ゴム等のシートを用いることができる。
上記スリット間隙の調節は上記2枚の板材の少なくとも
1つが可撓性のあるものであれば現像液供給パイプ13
からの現像液量出量に応じて自動的になされるので装置
が簡易なものとなる。
1つが可撓性のあるものであれば現像液供給パイプ13
からの現像液量出量に応じて自動的になされるので装置
が簡易なものとなる。
上記スリットの好ましい実施態様として、その下端部が
スリットを形成する2枚の板材が各々搬送面に平行な方
向でかつ搬送方向に直交する方向に少なくとも可撓性を
有する部分を有し、PS版面上の位置において、搬送方向
から見て出口側の板材が入口側の板材より先端(下端)
が短い(好ましくは3〜10mm)態様が挙げられる。
スリットを形成する2枚の板材が各々搬送面に平行な方
向でかつ搬送方向に直交する方向に少なくとも可撓性を
有する部分を有し、PS版面上の位置において、搬送方向
から見て出口側の板材が入口側の板材より先端(下端)
が短い(好ましくは3〜10mm)態様が挙げられる。
搬送方向に向かって上昇する搬送方向の水平面となる角
度θは1°〜45°の範囲、特に3°〜10°の範囲が好ま
しい。搬送方向へ上昇してゆく搬送長さは1〜40cmの範
囲、特に3〜10cmの範囲が好ましく、搬送時間は0.5〜2
0秒、特に2〜10秒の範囲が好ましい。
度θは1°〜45°の範囲、特に3°〜10°の範囲が好ま
しい。搬送方向へ上昇してゆく搬送長さは1〜40cmの範
囲、特に3〜10cmの範囲が好ましく、搬送時間は0.5〜2
0秒、特に2〜10秒の範囲が好ましい。
現像液供給部材7は現像液を巾手方向に亙って一様にPS
版上に供給でき、かつ上記のように現像液溜まりを形成
できるものであることが有利である。この場合、上記の
ようなスリット状のものに限定されず、例えば第1図に
おいて現像液供給部材7の向かって右側の板材を除去し
たような形状のもの等任意である。現像液溜まりは別の
手段、例えば巾手方向に亙るローラ等を設け、これらに
より現像部ローラ8等の表面や傾斜して搬送されるPS版
2の表面を流下する現像液を阻止して形成させてもよ
い。また、現像部ローラ8はローラでなくてもよく、例
えば半円筒状の板材でもよい。
版上に供給でき、かつ上記のように現像液溜まりを形成
できるものであることが有利である。この場合、上記の
ようなスリット状のものに限定されず、例えば第1図に
おいて現像液供給部材7の向かって右側の板材を除去し
たような形状のもの等任意である。現像液溜まりは別の
手段、例えば巾手方向に亙るローラ等を設け、これらに
より現像部ローラ8等の表面や傾斜して搬送されるPS版
2の表面を流下する現像液を阻止して形成させてもよ
い。また、現像部ローラ8はローラでなくてもよく、例
えば半円筒状の板材でもよい。
搬送方向へ上昇する搬送過程で現像されたPS版2は更に
現像液に浸漬されることが好ましい。この浸漬は現像槽
11およびガイドローラ12により行うことができる。現像
液槽11には現像液供給部材7から供給する現像液と同じ
組成の現像液を入れておき、その補充はPS版により持ち
込まれる現像液によるもので十分である。しかし、別に
未使用の現像液を補充してもよい。現像槽11中の現像液
量は搬送巾1m当たり0.3〜3が好ましく、現像液に
浸漬する搬送長さは3〜15cm程度が適当である。
現像液に浸漬されることが好ましい。この浸漬は現像槽
11およびガイドローラ12により行うことができる。現像
液槽11には現像液供給部材7から供給する現像液と同じ
組成の現像液を入れておき、その補充はPS版により持ち
込まれる現像液によるもので十分である。しかし、別に
未使用の現像液を補充してもよい。現像槽11中の現像液
量は搬送巾1m当たり0.3〜3が好ましく、現像液に
浸漬する搬送長さは3〜15cm程度が適当である。
現像槽11を通過したPS版2はブラシローラ13でこすら
れ、スクイズローラ14で現像液がスクイズされて現像を
終わる。
れ、スクイズローラ14で現像液がスクイズされて現像を
終わる。
このような態様において、PS版2の版面上に現像液供給
部材7により現像液が供給されてから現像液槽11内の現
像液に浸漬するまでの時間t1、現像液槽11内の現像液に
浸漬されている時間t2、および現像液槽11内の現像液か
ら出て現像液が除去されるまでの時間t3は下記の範囲が
好ましい。(現像温度25℃の場合) t1:5〜10秒、t2:5〜10秒、t3:1〜4秒現像温度は
10〜40℃の範囲が適当である。
部材7により現像液が供給されてから現像液槽11内の現
像液に浸漬するまでの時間t1、現像液槽11内の現像液に
浸漬されている時間t2、および現像液槽11内の現像液か
ら出て現像液が除去されるまでの時間t3は下記の範囲が
好ましい。(現像温度25℃の場合) t1:5〜10秒、t2:5〜10秒、t3:1〜4秒現像温度は
10〜40℃の範囲が適当である。
次に、第1図に示す装置の動作について補足する。PS版
2が装置の入口から挿入されると、PS版検出スイッチ
(図示せず)により搬送ローラ対1等の搬送装置、ブラ
シローラ13、スクイズローラ14等が回転し、PS版を搬送
する。また、PS版検出スイッチによりポンプ5aが作動
し、所定時間、所定量の現像液を現像液供給パイプ6へ
送る。現像液供給パイプ6から流出した現像液は現像液
供給部材7を構成する2枚の板材の内側を流下し、その
下端部のスリット部分で巾手方向に連続した液膜となり
PS版2の版面上に供給される。PS版2が該スリット部分
を通過していない時は該スリット部分から流出した現像
液が前記のように液溜まり9を形成する。
2が装置の入口から挿入されると、PS版検出スイッチ
(図示せず)により搬送ローラ対1等の搬送装置、ブラ
シローラ13、スクイズローラ14等が回転し、PS版を搬送
する。また、PS版検出スイッチによりポンプ5aが作動
し、所定時間、所定量の現像液を現像液供給パイプ6へ
送る。現像液供給パイプ6から流出した現像液は現像液
供給部材7を構成する2枚の板材の内側を流下し、その
下端部のスリット部分で巾手方向に連続した液膜となり
PS版2の版面上に供給される。PS版2が該スリット部分
を通過していない時は該スリット部分から流出した現像
液が前記のように液溜まり9を形成する。
第2図は本発明を実施するための装置の要部の別の実施
態様を示す側断面図である。
態様を示す側断面図である。
第2図に示す装置は、第1図の傾斜ローラ4、現像部ロ
ーラ8の代わりにそれぞれ複数の傾斜ローラ4a、4
b、4c、および曲面板8aを用い、第1図における現
像槽11による現像液への浸漬を省略したものである。1
6は串ローラである。
ーラ8の代わりにそれぞれ複数の傾斜ローラ4a、4
b、4c、および曲面板8aを用い、第1図における現
像槽11による現像液への浸漬を省略したものである。1
6は串ローラである。
本発明の現像処理方法において、現像促進操作を加える
ことができる。現像促進操作には、現像促進する物理
的、化学的、電気的、機械的などすべての手段を利用す
ることができる。
ことができる。現像促進操作には、現像促進する物理
的、化学的、電気的、機械的などすべての手段を利用す
ることができる。
また本発明の方法を適用する自動現像機は本発明に係る
現像処理工程の他に必要ならば現像処理工程後、現像停
止処理工程(停止処理液は使い捨て方式や循環使用の方
式を含む)、不感脂化処理工程の各々個々の処理工程、
現像停止処理工程とそれに引続く不感脂化処理工程、現
像処理工程と不感脂化処理とを組合せた処理工程、或い
は現像停止処理工程と不感脂化処理工程とを組合せた例
えば特開昭54-8002号公報記載の処理工程等を含んでい
てもよい。
現像処理工程の他に必要ならば現像処理工程後、現像停
止処理工程(停止処理液は使い捨て方式や循環使用の方
式を含む)、不感脂化処理工程の各々個々の処理工程、
現像停止処理工程とそれに引続く不感脂化処理工程、現
像処理工程と不感脂化処理とを組合せた処理工程、或い
は現像停止処理工程と不感脂化処理工程とを組合せた例
えば特開昭54-8002号公報記載の処理工程等を含んでい
てもよい。
本発明の方法に用いられるPS版には、光照射によって溶
解性の変化する感光層が支持体上に塗布されているも
の、および電子写真方式等によって画像様レジスト層を
設け得る溶解性層が支持体上に設けられているものが含
まれる。
解性の変化する感光層が支持体上に塗布されているも
の、および電子写真方式等によって画像様レジスト層を
設け得る溶解性層が支持体上に設けられているものが含
まれる。
上記の感光性層は必須成分として感光性物質を含んでお
り、感光性物質の代表的なものとしては、例えば感光性
ジアゾ化合物、感光性アジド化合物、エチレン性不飽和
二重結合を有する化合物、酸触媒で重合を起こすエポキ
シ化合物、酸で分解するシリルエーテルポリマーやC−
O−C−基を有する化合物と光酸発生剤との組合せ等が
挙げられる。感光性ジアゾ化合物としては、露光により
アルカリ可溶性に変化するポジ型のものとしてo−キノ
ンジアジド化合物、露光により溶解性が減少するネガ型
のものとして芳香族ジアゾニウム塩等が挙げられる。
り、感光性物質の代表的なものとしては、例えば感光性
ジアゾ化合物、感光性アジド化合物、エチレン性不飽和
二重結合を有する化合物、酸触媒で重合を起こすエポキ
シ化合物、酸で分解するシリルエーテルポリマーやC−
O−C−基を有する化合物と光酸発生剤との組合せ等が
挙げられる。感光性ジアゾ化合物としては、露光により
アルカリ可溶性に変化するポジ型のものとしてo−キノ
ンジアジド化合物、露光により溶解性が減少するネガ型
のものとして芳香族ジアゾニウム塩等が挙げられる。
〔実施例〕 以下、本発明の具体的な実施例を示す。
実施例1 第1図に示す態様の装置を用い、現像液供給部材7のス
リットを形成する板材としては、上側(出口側)の板材
に厚さ75μm、長さ(巾手方向)900mm、幅(第1図に
おけるa)50mmの、下側(入口側)の板材に厚さ175μ
m、長さ900mm、幅(第1図におけるb)55mmのそれぞ
れ長方形のポリエチレンテレフタレートのシートを用い
た。
リットを形成する板材としては、上側(出口側)の板材
に厚さ75μm、長さ(巾手方向)900mm、幅(第1図に
おけるa)50mmの、下側(入口側)の板材に厚さ175μ
m、長さ900mm、幅(第1図におけるb)55mmのそれぞ
れ長方形のポリエチレンテレフタレートのシートを用い
た。
現像部ローラ8にはゴム製を用い、現像部ローラ8の直
径は80mmとし、θ=20℃とした。現像部搬送長は400mm
とし、現像槽11には現像液供給部材7から供給する現像
液と同じ組成のものを入れ、1版毎に現像液供給部材7
からPS版に供給された現像液が流入し、槽内に過剰とな
った現像液は廃液となる様な構造とし、現像液温を25
℃、前記t1、t2およびt3をそれぞれ8秒、8秒および4
秒、合計20秒とした。
径は80mmとし、θ=20℃とした。現像部搬送長は400mm
とし、現像槽11には現像液供給部材7から供給する現像
液と同じ組成のものを入れ、1版毎に現像液供給部材7
からPS版に供給された現像液が流入し、槽内に過剰とな
った現像液は廃液となる様な構造とし、現像液温を25
℃、前記t1、t2およびt3をそれぞれ8秒、8秒および4
秒、合計20秒とした。
PS版はSMP−N(商品名、ポジ型PS版、小西六写真工業
(株)製)の1003mm×800mmサイズを用い、現像液はSDR
−1(小西六写真工業(株)製)を6倍に希釈して用い
た。現像液供給量は上記PS版1版当り160mとし、100
版を連続して処理し、得られた版のうち、1版目と100
版目をオフセット印刷した結果、PS版の先端部及び両サ
イド部に現像不良による汚れのない良好な印刷物が得ら
れた。
(株)製)の1003mm×800mmサイズを用い、現像液はSDR
−1(小西六写真工業(株)製)を6倍に希釈して用い
た。現像液供給量は上記PS版1版当り160mとし、100
版を連続して処理し、得られた版のうち、1版目と100
版目をオフセット印刷した結果、PS版の先端部及び両サ
イド部に現像不良による汚れのない良好な印刷物が得ら
れた。
比較例1 前記実施例1と同様なPS版および現像液を用い、第5図
に示す装置を用いて現像を行った。現像液を現像液供給
パイプ36のノズルからPS版上に滴下させ、プラスチック
シートの拡散板37により現像液滴はPS版上に押し広げら
れ現像され、案内版38上を搬送され現像が終了する。
に示す装置を用いて現像を行った。現像液を現像液供給
パイプ36のノズルからPS版上に滴下させ、プラスチック
シートの拡散板37により現像液滴はPS版上に押し広げら
れ現像され、案内版38上を搬送され現像が終了する。
現像液滴下位置からスクイズローラ対43までの距離すな
わち現像ゾーンl400mm、現像時間20秒、現像液量1版
当たり160mで現像処理を行なったところ、現像液はP
S版面上に均一に押し拡げられたが、100版を連続して処
理した結果、現像むらの多い性能不安定な版しか得られ
なかった。また版の先端部および両サイド部に残膜があ
り、得られた版を実施例1と同一の条件で印刷を行なっ
たところ該残膜部に汚れが発生した。
わち現像ゾーンl400mm、現像時間20秒、現像液量1版
当たり160mで現像処理を行なったところ、現像液はP
S版面上に均一に押し拡げられたが、100版を連続して処
理した結果、現像むらの多い性能不安定な版しか得られ
なかった。また版の先端部および両サイド部に残膜があ
り、得られた版を実施例1と同一の条件で印刷を行なっ
たところ該残膜部に汚れが発生した。
本発明により、自動現像機を用い、比較的少量の現像液
をPS版に供給して現像する現像処理方法における現像の
均一性、特にPS版の縁部の現像不足が改良され、またPS
版の裏面のこすれによる筋状の傷の発生、ならびにこの
傷により、製版後、版を重ね置きした場合、下方の版の
表面を傷付ける問題、および傷を生じた版の網点再現性
が低下する問題が解消し、更に、PS版裏面のアルミ支持
体表面が現像液により侵され溶出してPS版を汚す問題も
改良される。
をPS版に供給して現像する現像処理方法における現像の
均一性、特にPS版の縁部の現像不足が改良され、またPS
版の裏面のこすれによる筋状の傷の発生、ならびにこの
傷により、製版後、版を重ね置きした場合、下方の版の
表面を傷付ける問題、および傷を生じた版の網点再現性
が低下する問題が解消し、更に、PS版裏面のアルミ支持
体表面が現像液により侵され溶出してPS版を汚す問題も
改良される。
第1図は本発明方法に用いられる現像処理装置の例を示
す側断面図、第2図は本発明を実施するための装置の要
部の別の実施態様を示す側断面図、第3図は対比用に用
いた現像処理装置の斜視図である。 1,31…搬送ローラ対 1c…搬送ローラ、2…PS版 3…押さえローラ 4,4a,4b,4c…傾斜ローラ 5,34…現像液タンク 5a,35…ポンプ 6,36…現像液供給パイプ 7…現像液供給部材 8…現像部ローラ、8a…曲面板 9…現像液溜まり、11…現像槽 12…ガイドローラ、13…ブラシローラ 14,43…スクイズローラ 15…廃液タンク、16…串ローラ 37…拡散板、38…案内板
す側断面図、第2図は本発明を実施するための装置の要
部の別の実施態様を示す側断面図、第3図は対比用に用
いた現像処理装置の斜視図である。 1,31…搬送ローラ対 1c…搬送ローラ、2…PS版 3…押さえローラ 4,4a,4b,4c…傾斜ローラ 5,34…現像液タンク 5a,35…ポンプ 6,36…現像液供給パイプ 7…現像液供給部材 8…現像部ローラ、8a…曲面板 9…現像液溜まり、11…現像槽 12…ガイドローラ、13…ブラシローラ 14,43…スクイズローラ 15…廃液タンク、16…串ローラ 37…拡散板、38…案内板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−32044(JP,A) 実開 昭57−65339(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】自動現像機を用いて感光性平版印刷版を自
動的に搬送し現像処理を行う感光性平版印刷版の現像処
理方法において、2枚の可撓性を有する板材により形成
されるスリットを下端に有する現像液供給部材の該スリ
ットから、処理する感光性平版印刷版1版毎に実質的に
未使用の現像液を供給した後、傾斜ローラにより搬送方
向に向かって上向きに搬送し、該感光性平版印刷版上に
搬送幅方向に連続した現像液溜まりを形成することを特
徴とする現像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31413286A JPH0614184B2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 現像の均一性が改良される感光性平版印刷版の現像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31413286A JPH0614184B2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 現像の均一性が改良される感光性平版印刷版の現像処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63167364A JPS63167364A (ja) | 1988-07-11 |
JPH0614184B2 true JPH0614184B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=18049624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31413286A Expired - Fee Related JPH0614184B2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 現像の均一性が改良される感光性平版印刷版の現像処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614184B2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-27 JP JP31413286A patent/JPH0614184B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63167364A (ja) | 1988-07-11 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |