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JPH0613510A - セラミックス基板構造体 - Google Patents

セラミックス基板構造体

Info

Publication number
JPH0613510A
JPH0613510A JP19161192A JP19161192A JPH0613510A JP H0613510 A JPH0613510 A JP H0613510A JP 19161192 A JP19161192 A JP 19161192A JP 19161192 A JP19161192 A JP 19161192A JP H0613510 A JPH0613510 A JP H0613510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic substrate
solder
board
heat sink
ceramic board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19161192A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Obinata
正好 小日向
Hideaki Yoshida
秀昭 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP19161192A priority Critical patent/JPH0613510A/ja
Publication of JPH0613510A publication Critical patent/JPH0613510A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミックス基板と、ハンダと、ヒートシン
クとの接合の際の反りを小さくすることにより、ヒート
シンクの放熱性を向上させ、セラミックス基板にクラッ
クを発生させないセラミックス基板構造体を提供する。 【構成】 窒化アルミニウム系焼結体であって、Y23
を焼結助剤として5〜10%含んでいる窒化アルミニウ
ム基板12と、この窒化アルミニウム基板12の下面に
ハンダ13を介して接合されたヒートシンク14と、を
備えている。セラミックス基板構造体11は、ヒートシ
ンク14の両端を鋼鉄製のフレーム21にボルト20で
取り付けることにより、固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばハイブリッドI
C基板に用いられるセラミックス基板構造体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のセラミックス基板構造体として
は、例えば酸化アルミニウムまたは窒化アルミニウム製
で幅:12mm・長さ:48mm・厚さ:0.8mmの
セラミックス基板の下面に、In−Pb−Ag系の材質
からなり幅:11mm・長さ:48mm・厚さ:0.1
mmのハンダを介して、ヒートシンクが接合されている
ものがある。このヒートシンクには、熱伝導性を考慮し
て、銅製で幅:11mm・長さ:60mm・厚さ:2.
3mmのものが用いられている。そして、この接合に
は、180〜230℃程度の高温加熱が必要である。な
お、酸化アルミニウム製のセラミックス基板の熱膨張係
数は7.2×10-6/℃であり、窒化アルミニウム製の
セラミックス基板の熱膨張係数は4.4×10-6/℃で
ある。また、In−Pb−Ag系ハンダの熱膨張係数は
31×10-6/℃である。そして、銅製のヒートシンク
の熱膨張係数は17×10-6/℃である。このようなセ
ラミックス基板構造体には、セラミックス基板上にパワ
ートランジスタ等の発熱素子が搭載されている。ヒート
シンクの両端は、鋼鉄製のフレームにボルトで固定され
ている。このフレームへ、パワートランジスタ等の発熱
がヒートシンクを介して放熱されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなセラミックス基板構造体にあっては、セラミックス
基板と、ハンダと、ヒートシンクとの接合の際の高温処
理による熱応力を緩和できないという課題があった。こ
れは、セラミックス基板、ハンダ、ヒートシンク同士の
熱膨張係数の差から生ずるものである。そのため、従来
のセラミックス基板構造体には、凸状の反りが発生す
る。例えば、この反りは0.1〜0.3mmである。こ
の結果、鋼鉄製のフレームにセラミックス構造体を固定
すると、フレームとヒートシンクとの間に隙間が生じ、
フレームとヒートシンクとの接触面積が小さくなり、ヒ
ートシンクからフレームへの放熱性が悪くなるという課
題もあった。さらに、ヒートシンクの両端をボルトで固
定するとき、この固定の際の曲げ応力にセラミックス基
板が耐えきれず、このセラミックス基板にしばしば基板
割れ、または、ひびが発生するという課題もあった。
【0004】
【課題解決のための知見】そして、本願発明者は、セラ
ミックス基板とヒートシンクとの接合に、融点が低く、
かつ、硬度が柔らかいハンダを用いることにより、その
接合の際の反りを小さくできるという知見を得た。
【0005】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、セラミックス
基板と、ハンダと、ヒートシンクとの接合の際の反りを
小さくすることにより、ヒートシンクの放熱性を向上さ
せ、セラミックス基板にクラックを発生させないセラミ
ックス基板構造体を提供することである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】請求項1に記載のセラ
ミックス基板構造体においては、酸化アルミニウム、お
よび、窒化アルミニウムからなる群より選ばれた少なく
とも一つの材質のセラミックス基板と、このセラミック
ス基板にハンダ付けされた放熱板と、を備えたセラミッ
クス基板構造体において、上記ハンダの融点が200℃
以下であり、かつ、そのビッカース硬度が15以下であ
る。
【0007】また、請求項2に記載のセラミックス基板
構造体においては、上記放熱板の厚さは1.0mm以下
である。
【0008】
【作用】本発明の請求項1に係るセラミックス基板構造
体にあっては、セラミックス基板に、低融点で軟質であ
るハンダを介して、放熱板が接合されている。この接合
には、低温加熱が施される。この低温加熱のため、接合
の際の熱応力が小さく、ハンダが軟質のため、その熱応
力の緩和も速くできる。この結果、加熱接合後のセラミ
ックス基板構造体の反りが小さくなるものである。
【0009】また、本発明の請求項2に係るセラミック
ス基板構造体にあっては、放熱板を薄くしたため、セラ
ミックス基板構造体に作用する曲げモーメントを小さく
することができるものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るセラミックス基板構造体
の一実施例を図1に基づいて説明する。
【0011】この図に示すように、セラミックス基板構
造体11は、窒化アルミニウム基板(AlN系焼結体で
あって、Y23を焼結助剤として5〜10%含んでい
る。)12と、この窒化アルミニウム基板12の下面に
ハンダ13を介して接合されたヒートシンク14と、を
備えたものである。この窒化アルミニウム基板12は、
その幅が12mm、その長さが48mm、その厚さが
0.65〜0.70mmである。また、ハンダ13は、
その幅が11mm、その長さが48mm、その厚さが
0.05〜0.10mmである。ヒートシンク14は、
その幅が11mm、その長さが60mmである。そし
て、セラミックス基板構造体11は、ヒートシンク14
の両端を鋼鉄製のフレーム21にボルト20で取り付け
ることにより、固定されるものである。
【0012】詳しくは、窒化アルミニウム基板12の表
面は、酸化処理されて酸化アルミニウム層が形成され、
さらにこの酸化アルミニウム層の表面に二酸化ケイ素
(SiO2)の層が形成されているものである。上記酸
化アルミニウム層は、例えば0.2〜20μmの厚さ
に、上記二酸化ケイ素層は0.01〜10μmの厚さ
に、それぞれ形成されるものとする。そして、この二酸
化ケイ素層としては、酸化ジルコニウム(ZrO2)、
酸化チタン(TiO2)を含むこともできる。また、窒
化アルミニウム基板12の表面を酸化処理したのみのも
の、窒化アルミニウム基板12の表面にSiCを被覆し
たものなども使用することができる。さらに、このよう
なセラミックス基板としては96%のアルミナ基板を使
用することもできる。そして、これらセラミックス表面
には、はんだとの濡れ性改善のためのメタライズ層が施
してある。例えば、Ag−Pt系、Ag−Pd系、W系
導電厚膜である。
【0013】この窒化アルミニウム基板12を使用し
て、ハンダ13の材質を変化させ、ヒートシンク14の
材質および厚さを変化させた結果を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】なお、表1中のNo.1〜No.2は本実
施例、No.3は比較例である。硬度は、接合後のビッ
カース硬度を示している。ヒートシンクのAlは99.
9%の純度で、その表面がNiメッキされ、ハンダ付け
性を向上させているものである。加熱温度は、窒化アル
ミニウム基板12にハンダ13を介してヒートシンク1
4を接合するときの温度である。反りおよびクラック発
生は、加熱接合後のものである。たわみは、セラミック
ス基板構造体11をフレーム21に取り付けるとき、そ
れらの隙間に不可避的に入るゴミの最大許容径を0.3
mmと仮定して、このゴミをそれらの隙間に入れたとき
の3点曲げの最大値である。すなわち、この最大値は、
セラミックス基板構造体11の窒化アルミニウム基板1
2が割れるまでのたわみ量である。
【0016】この表からわかるように、本実施例のハン
ダ付け後の反りは、比較例のものより少なくなってい
る。これは、比較例より本実施例の方が低温で接合する
ため接合の際の熱応力が小さく、比較例より本実施例の
方のハンダ13が軟質のため、その熱応力の緩和も速く
できるからである。さらに、本実施例のたわみは、比較
例のものより最大値が大きくなっている。これは、比較
例より本実施例の方がヒートシンク14を薄くしたた
め、セラミックス基板構造体11に作用する曲げモーメ
ントを小さくすることができる。この結果、セラミック
ス基板構造体11の可撓性が向上するからである。した
がって、本実施例のセラミックス基板構造体11は比較
例のものに比べて、ゴミがフレーム21との隙間に入っ
ても窒化アルミニウム基板12が割れにくいものであ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、セラミックス基板と、
ハンダと、放熱板との接合の際の反りを小さくすること
により、放熱板の放熱性を向上させ、セラミックス基板
にクラックを発生させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るセラミックス基板構造
体を示す断面図である。
【符号の説明】
11 セラミックス基板構造体 12 窒化アルミニウム基板(セラミックス基板) 13 ハンダ 14 ヒートシンク(放熱板)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化アルミニウム、および、窒化アルミ
    ニウムからなる群より選ばれた少なくとも一つの材質の
    セラミックス基板と、このセラミックス基板にハンダ付
    けされた放熱板と、を備えたセラミックス基板構造体に
    おいて、 上記ハンダの融点が200℃以下であり、かつ、そのビ
    ッカース硬度が15以下であることを特徴とするセラミ
    ックス基板構造体。
  2. 【請求項2】 上記放熱板の厚さは1.0mm以下であ
    る請求項1に記載のセラミックス基板構造体。
JP19161192A 1992-06-25 1992-06-25 セラミックス基板構造体 Withdrawn JPH0613510A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19161192A JPH0613510A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 セラミックス基板構造体

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19161192A JPH0613510A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 セラミックス基板構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0613510A true JPH0613510A (ja) 1994-01-21

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ID=16277518

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JP19161192A Withdrawn JPH0613510A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 セラミックス基板構造体

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JP (1) JPH0613510A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012222173A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012222173A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置

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Effective date: 19990831