JP2911644B2 - 回路基板 - Google Patents
回路基板Info
- Publication number
- JP2911644B2 JP2911644B2 JP3142644A JP14264491A JP2911644B2 JP 2911644 B2 JP2911644 B2 JP 2911644B2 JP 3142644 A JP3142644 A JP 3142644A JP 14264491 A JP14264491 A JP 14264491A JP 2911644 B2 JP2911644 B2 JP 2911644B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- circuit
- cracks
- circuit board
- ceramic substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/0201—Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/0306—Inorganic insulating substrates, e.g. ceramic, glass
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/38—Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
Landscapes
- Structure Of Printed Boards (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Description
ラミックス基板のクラック発生とその進行を抑制するこ
とを目的とした金属回路とセラミックス基板との接合体
からなる回路基板に関する。
の高性能化に伴い、大電力・高能率インバーターなど大
電力モジュールの変遷が進んでおり、半導体素子から発
生する熱も増加の一途をたどっている。この熱を効率よ
く放散するため、大電力モジュール基板では従来よりさ
まざまな方法がとられてきた。とくに最近、良好な熱伝
導率を有するセラミックス基板の出現により、基板上に
金属板を接合して回路を形成後、そのまま金属板上に半
導体素子を搭載する構造も採用されている。
方法には様々な方法があるが、とくに回路基板の製造と
いう点からはMo−Mn法、活性金属ろう付法(以下、単に
活性金属法という)、硫化銅法、DBC 法、銅メタライズ
法があげられる。これらの中で大電力モジュール基板の
製造では、現在、金属として銅を用い、セラミックスと
の接合方法として活性金属法又はDBC 法を用いることが
主流となっており、さらに高熱伝導性を有する窒化アル
ミニウムを絶縁基板として使用することが普及しつつあ
る。
する方法としては、銅板と窒化アルミニウム基板との間
に活性金属を含むろう材を介在させ、加熱処理し接合体
を形成する活性金属法(たとえば特開昭60-177634 号公
報)や、銅板と表面を酸化処理してなる窒化アルミニウ
ム基板とを銅の融点以下、Cu2O-Oの共晶温度以上で加熱
接合するDBC 法(たとえば特開昭56-163093 号公報)な
どが知られている。
って生じる残留応力が小さい。 (2)接合層が延性金属であるので、ヒートショックや
ヒートサイクルに対して耐久性が良好である。 などの利点があるが、最近のパワーモジュールの用途拡
大によって、使用条件が一段と厳しくなってきたのに伴
いさらに高い信頼性が要求されるにおよび、これまでの
ヒートサイクルとヒートショックの耐久性程度では十分
に対応しきれなくなってきている。
接合体を形成するに際し、意図的に非接合部を設けるこ
とによって接合面積を減らし、もって界面に生じる熱応
力を小さくして上記耐久性を改善しようとする提案があ
る(特開昭61-176142 号公報)。しかし、この方法では
非接合部に溜まったエッチング液やメッキ液を除去する
のが困難なために歩留りが低下する上に、DBC法では非
接合部を設けるために金属板に特殊な加工をしなければ
ならないという問題がある。
を有する特殊な金属を用いる提案もあるが(例えば特開
昭63-140540 号公報など)、そのようなクラッド材やモ
リブデン等の金属は高価で加工が難しく、通常のエッチ
ングができないことを考えると、非常に限られた特殊用
途にしか使用できないという問題がある。
題点を解決するために鋭意検討した結果、金属回路にス
リットを入れることによりクラックの発生とその進行を
抑制できることを見い出し本発明を完成したものであ
る。
リットを有する金属回路とセラミックス基板との接合体
からなることを特徴とする回路基板である。
る。
る材料や工程を殆んど変更することなしに、回路パター
ンの一部にスリットを加えるだけでクラックの発生とそ
の進行の抑制に大きな効果をあげたことである。
けられた切り込み部分のことであり、長さ1mm以上、幅
0.2mm以上であるものが望ましい。また端部から切り込
まれていない孔であってもよい。さらに好ましくは、長
さは1.5mm以上特に2mm以上であり、幅は厚さ100μ
m 以上の金属板の場合には0.3mm以上特に0.4mm以上で
ある。
ついては特に限定しないが、熱応力が大きくなる部分、
例えば長い回路パターンの長手方向の端部や電極等の半
田付け部に設けるのが望ましい。
属板を用いる方法やエッチングによる方法等が採用され
る。打ち抜き金属板を用いる場合はあまり細長いスリッ
トを設けることは難しいので、比較的形成容易な長さの
スリットを数個にして回路パターン端部や内部に設ける
のが望ましい。また、エッチング法によって回路パター
ンを形成する場合も同様であり、その際のスリットの数
や長さ、幅等の上限は必要に応じて適宜定めることがで
きる。
の材質については特に制限はなく、通常は、銅、ニッケ
ル、銅合金、ニッケル合金が用いられる。また、その厚
みについても特に制限はなく、通常、金属箔といわれて
いる肉厚の薄いものでも使用可能であり、0.1〜1.2mm
のものが好ましい。
質についても特に制限はなく、窒化アルミニウム(Al
N)、窒化ケイ素(Si3N4)、酸化アルミニウム(Al2O3)、
ムライト等から選ばれた少なくとも一種又は二種以上を
主成分とするものがあげられ、中でも熱伝導率の大きい
窒化アルミニウムが好ましい。
の接合体を得る際の接合方法としては、上記したDBC 法
や活性金属法等を採用することができる。
割された場合と同じ状態になり、熱膨張の絶対値も分割
されて小さくなるので、熱応力も小さくなる。従ってク
ラックの発生が抑制され、発生しても進行しにくくな
る。
クス基板の厚み方向にも進行する垂直クラックと、厚み
方向にはあまり進行せずに主にセラミックス基板面と平
行に進行する水平クラックとがある。垂直クラックは、
特に大きな応力が発生した場合や応力が急激に発生した
場合、さらには衝撃を受けた場合等に生じやすく、他の
場合には水平クラックが生じやすい。水平クラックは回
路パターンの端部に沿って発生・進行して行く。半田付
け部等特にクラックが発生しやすい箇所の周囲に回路パ
ターンの沿面に垂直方向にスリットを入れておけば、ク
ラックがパターン端部に沿って進行する際に、スリット
部を回り込むために進行のエネルギーが分散され、クラ
ックが進行しにくくなる。
に説明する。
35mm×60mm×0.5 mm)を用い、DBC 法の場合にはタフピ
ッチ銅板を、また活性金属法の場合には無酸素銅板を接
合し表1に示す接合体を製造した。
度1.0 ×10-6torrとし、一方、活性金属法の実施例3
(Zr−Ag−Cu系ろう材を使用)では900 ℃の温度で、ま
た他の活性金属法(Ti−Ag−Cu系ろう材を使用)では88
0 ℃の温度で、それぞれ真空度を1.0 ×10-6torrとし
た。なお、DBC 法で用いた窒化アルミニウム基板はあら
かじめ大気中で加熱して表面酸化されたものである。
の銅板を両面に接合し、レジスト印刷後塩化第二鉄溶液
でエッチングし、図1に示す回路パターンを形成した。
スリットなしの比較例の場合は、図1(a)の回路面の
かわりに図2の回路を用いた。活性金属法では、活性金
属を含むろう材ペーストを打ち抜き銅板に塗布して100
℃で乾燥後セラミックス基板に接合して回路パターンと
した。回路はDBC 法と同じにした。
メッキを5μm施してヒートショック及びヒートサイク
ルの試験をした。その結果を表2に示す。
間浸漬後100℃に15分間浸漬するのを1サイクルとし、3
0サイクル実施した。ヒートサイクル試験の条件は、−4
0℃で30分間冷却後25℃に30分間放置、その後125 ℃の
気中で30分間加熱してから25℃に30分間放置するのを1
サイクルとし、50サイクル行なった。
ックの有無や回路パターンの剥離を調べ、クラックや剥
離のないものについてはさらに硝酸とフッ酸の1:1の
混酸に浸漬して回路を溶解剥離してセラミックス基板の
水平クラックをカラーチェック法で調べた。
ミニウム基板を用いた実施例1〜5は、比較例1〜3に
比べて、ヒートショック試験、ヒートサイクル試験共に
クラックの発生とその進行が抑えられていることがわか
る。また、アルミナ基板を用いた実施例6〜9において
も比較例4と5に比べてクラックが生じにくくなってい
る。さらには特に重大な欠陥である垂直クラックについ
ては、実施例1〜9ではいずれも発生していない。
程を変更することなしに、ヒートサイクルとヒートショ
ックの耐久性を著しく向上させた回路基板となる。
り、(a)は回路面、(b)は裏面である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 スリットを有する金属回路とセラミック
ス基板との接合体からなることを特徴とする回路基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3142644A JP2911644B2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | 回路基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3142644A JP2911644B2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | 回路基板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04343287A JPH04343287A (ja) | 1992-11-30 |
JP2911644B2 true JP2911644B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=15320150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3142644A Expired - Fee Related JP2911644B2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | 回路基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2911644B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100277204B1 (ko) * | 1998-07-24 | 2001-01-15 | 김충섭 | 질화규소와 탄소강의 접합방법 |
DE10212495B4 (de) | 2002-03-21 | 2004-02-26 | Schulz-Harder, Jürgen, Dr.-Ing. | Verfahren zum Herstellen eines Metall-Keramik-Substrats, vorzugsweise eines Kupfer-Keramik-Substrats |
EP1487759B1 (de) * | 2002-03-13 | 2007-05-23 | Electrovac AG | Verfahren zum herstellen eines metal-keramik-subtrats, vorzugsweise eines kupfer-keramik-substrats |
JP4401096B2 (ja) | 2003-03-26 | 2010-01-20 | Dowaホールディングス株式会社 | 回路基板の製造方法 |
JP2006028018A (ja) * | 2005-08-01 | 2006-02-02 | Dowa Mining Co Ltd | Al−セラミックス複合基板 |
JP2007165588A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Omron Corp | パワーモジュール構造及びこれを用いたソリッドステートリレー |
JP5167977B2 (ja) * | 2007-09-06 | 2013-03-21 | 日亜化学工業株式会社 | 半導体装置 |
JP5664517B2 (ja) * | 2011-10-06 | 2015-02-04 | トヨタ自動車株式会社 | 通電加熱式触媒装置 |
JP5765221B2 (ja) * | 2011-12-28 | 2015-08-19 | トヨタ自動車株式会社 | 通電加熱式触媒装置及びその製造方法 |
JP6456182B2 (ja) * | 2015-02-24 | 2019-01-23 | 株式会社三社電機製作所 | 銅貼り基板 |
CN108191449B (zh) * | 2018-01-03 | 2021-04-27 | 上海富乐华半导体科技有限公司 | 一种铜-氧化铝陶瓷基板及其制备方法 |
-
1991
- 1991-05-20 JP JP3142644A patent/JP2911644B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04343287A (ja) | 1992-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4168114B2 (ja) | 金属−セラミックス接合体 | |
JPH07202063A (ja) | セラミックス回路基板 | |
JPH08139420A (ja) | 回路基板 | |
JP2911644B2 (ja) | 回路基板 | |
JP3449458B2 (ja) | 回路基板 | |
KR100374379B1 (ko) | 기판 | |
JPH11195854A (ja) | 基板とその製造法、基板に好適な金属接合体 | |
JPH11121889A (ja) | 回路基板 | |
JPH08102570A (ja) | セラミックス回路基板 | |
JP3192911B2 (ja) | セラミックス回路基板 | |
JPH10190176A (ja) | 回路基板 | |
JPH10247763A (ja) | 回路基板及びその製造方法 | |
JP3308883B2 (ja) | 基 板 | |
JP4427154B2 (ja) | セラミックス回路基板 | |
JP2002084046A (ja) | セラミックス回路基板 | |
JP3056852B2 (ja) | 銅回路を有するセラミックス基板 | |
JP3722573B2 (ja) | セラミックス基板及びそれを用いた回路基板とその製造方法 | |
JP3155874B2 (ja) | 回路基板 | |
KR100873772B1 (ko) | 금속/세라믹 접합 제품 | |
JP3537320B2 (ja) | 回路基板 | |
JP3419642B2 (ja) | パワーモジュール | |
JP3190282B2 (ja) | 回路基板の製造方法 | |
JPH10200219A (ja) | 回路基板 | |
JP3056889B2 (ja) | セラミックス回路基板 | |
JP3260224B2 (ja) | 回路基板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080409 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |