JPH06122148A - L−乳酸系ポリマー成形物及びその製造方法 - Google Patents
L−乳酸系ポリマー成形物及びその製造方法Info
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- JPH06122148A JPH06122148A JP18955793A JP18955793A JPH06122148A JP H06122148 A JPH06122148 A JP H06122148A JP 18955793 A JP18955793 A JP 18955793A JP 18955793 A JP18955793 A JP 18955793A JP H06122148 A JPH06122148 A JP H06122148A
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- polymer
- molded product
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 L−乳酸比率が75%以上である乳酸系ポリ
マーを真空成形、圧空成形または真空圧空成形によって
得られた成形物であって、該成形物の霞度(ヘイズ)が
厚み2mm当たり5%以下であるL−乳酸系ポリマー成
形物。 【効果】 本発明によるL−乳酸系ポリマー成形物は透
明性が優れており、食品用トレー、飲料用カップ等に好
適に利用される。更に、廃棄物として地中に埋設された
り海や川に投棄された場合、紙や木等の天然物と同じよ
うに自然環境下で比較的短い期間内に無害な水と炭酸ガ
スに分解する。
マーを真空成形、圧空成形または真空圧空成形によって
得られた成形物であって、該成形物の霞度(ヘイズ)が
厚み2mm当たり5%以下であるL−乳酸系ポリマー成
形物。 【効果】 本発明によるL−乳酸系ポリマー成形物は透
明性が優れており、食品用トレー、飲料用カップ等に好
適に利用される。更に、廃棄物として地中に埋設された
り海や川に投棄された場合、紙や木等の天然物と同じよ
うに自然環境下で比較的短い期間内に無害な水と炭酸ガ
スに分解する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はL−乳酸系ポリマー成形
物及びその製造方法に関する。さらに詳しくは、透明性
が良好で使用後、自然環境下で分解するL−乳酸系ポリ
マー成形物及びその製造方法に関する。
物及びその製造方法に関する。さらに詳しくは、透明性
が良好で使用後、自然環境下で分解するL−乳酸系ポリ
マー成形物及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック製シートから作られ
る成形物の材料としては、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート樹脂
が使用されている。かかる樹脂から製造された成形物は
透明性に優れているものもあるが廃棄する際、ゴミの量
を増すうえに、自然環境下では殆ど分解しないため、埋
設処理しても、半永久的に地中に残留する。また投棄さ
れたプラスチック類により、景観が損なわれ海洋生物の
生活環境が破壊されるなどの問題が起こっている。一
方、熱可塑性樹脂で生分解性のあるポリマーとして、ポ
リ乳酸または乳酸とその他のヒドロキシカルボン酸のコ
ポリマー(以下乳酸系ポリマーと略称する。)が開発さ
れている。これらのポリマーは、動物の体内で数カ月か
ら1年以内に100 %生分解し、また、土壌や海水中に置
かれた場合、湿った環境下では数週間で分解を始め、約
1年から数年で消滅し、さらに分解生成物は、人体に無
害な乳酸と二酸化炭素と水になるという特性を有してい
る。
る成形物の材料としては、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート樹脂
が使用されている。かかる樹脂から製造された成形物は
透明性に優れているものもあるが廃棄する際、ゴミの量
を増すうえに、自然環境下では殆ど分解しないため、埋
設処理しても、半永久的に地中に残留する。また投棄さ
れたプラスチック類により、景観が損なわれ海洋生物の
生活環境が破壊されるなどの問題が起こっている。一
方、熱可塑性樹脂で生分解性のあるポリマーとして、ポ
リ乳酸または乳酸とその他のヒドロキシカルボン酸のコ
ポリマー(以下乳酸系ポリマーと略称する。)が開発さ
れている。これらのポリマーは、動物の体内で数カ月か
ら1年以内に100 %生分解し、また、土壌や海水中に置
かれた場合、湿った環境下では数週間で分解を始め、約
1年から数年で消滅し、さらに分解生成物は、人体に無
害な乳酸と二酸化炭素と水になるという特性を有してい
る。
【0003】乳酸系ポリマーの中でポリ乳酸は、通常ラ
クタイドと呼ばれる乳酸の環状2量体から合成され、そ
の製造方法に関しては、USP1,995,970 、USP2,36
2,511 、USP2,683,136 に開示されている。また乳酸
とその他のヒドロキシカルボン酸のコポリマーは、通常
乳酸の環状2量体であるラクタイドとヒドロキシカルボ
ン酸の環状エステル中間体(通常グリコール酸の2量体
であるグリコライド)から合成され、その製造方法に関
しては、USP3,635,956 、USP3,797,499に開示さ
れている。又、乳酸系ポリマーの原料である乳酸は発酵
法や化学合成で製造されているが、特に発酵法によるL
−乳酸が大量に作られ安価になってきたこと、また、得
られたポリマーの性能として剛性が強いという特徴があ
るために、現在L−乳酸含有量の多いポリマーの用途開
発が進められている。中でもL−乳酸含有量の多いポリ
マーを原料とするシートを用いて真空または圧空成形で
えられる成型物は、成型法が容易であり、しかも所望す
る形状のものが幅広く製造できるためにその将来性が期
待されている。しかし、上記成形法で得られる成形物
は、L−乳酸含有量の多いポリマーを原料とする場合、
不透明となり用途面に制約をうけていた。乳酸系ポリマ
ーのL−乳酸含有量が75%以上になると特に顕著にな
ることが認められた。この現象はポリマー中のL−乳酸
ポリマー成分が結晶しやすく、結晶化した乳酸ポリマー
成分が透明性を阻害するものと考えられる。
クタイドと呼ばれる乳酸の環状2量体から合成され、そ
の製造方法に関しては、USP1,995,970 、USP2,36
2,511 、USP2,683,136 に開示されている。また乳酸
とその他のヒドロキシカルボン酸のコポリマーは、通常
乳酸の環状2量体であるラクタイドとヒドロキシカルボ
ン酸の環状エステル中間体(通常グリコール酸の2量体
であるグリコライド)から合成され、その製造方法に関
しては、USP3,635,956 、USP3,797,499に開示さ
れている。又、乳酸系ポリマーの原料である乳酸は発酵
法や化学合成で製造されているが、特に発酵法によるL
−乳酸が大量に作られ安価になってきたこと、また、得
られたポリマーの性能として剛性が強いという特徴があ
るために、現在L−乳酸含有量の多いポリマーの用途開
発が進められている。中でもL−乳酸含有量の多いポリ
マーを原料とするシートを用いて真空または圧空成形で
えられる成型物は、成型法が容易であり、しかも所望す
る形状のものが幅広く製造できるためにその将来性が期
待されている。しかし、上記成形法で得られる成形物
は、L−乳酸含有量の多いポリマーを原料とする場合、
不透明となり用途面に制約をうけていた。乳酸系ポリマ
ーのL−乳酸含有量が75%以上になると特に顕著にな
ることが認められた。この現象はポリマー中のL−乳酸
ポリマー成分が結晶しやすく、結晶化した乳酸ポリマー
成分が透明性を阻害するものと考えられる。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は、係る問題を
検討し本発明を達成したものであり、主としてL−乳酸
ポリマーよりなる透明性に優れた成形物を得ることを目
的とする。
検討し本発明を達成したものであり、主としてL−乳酸
ポリマーよりなる透明性に優れた成形物を得ることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するため、鋭意検討した結果、本発明に至ったもの
である。即ち、本発明は、L−乳酸比率が75%以上で
ある乳酸系ポリマーを真空成形、圧空成形または真空圧
空成形によって得られた成形物であって、該成形物の霞
度(ヘイズ)が厚み2mm当たり5%以下であるL−乳
酸系ポリマー成形物に関するものであり、さらにはL−
乳酸比率が75%以上で、厚みが0.2 〜2mmである透明
なL−乳酸系ポリマーシートを、保持温度T1 が55
〜90℃の温度範囲で、保持時間m1 (分)がlog
m1 <−0.083T1 +7.66を満足する条件で、
保持させたのち、成形用金型で、金型温度T2 をL−
乳酸系ポリマーのガラス転移点Tg点から保持温度T1
の範囲に設定し、真空吸引、圧空圧力又は真空圧空によ
って金型内に該シートを密着成形させた後、該金型内温
度をTg点未満の温度にして厚み0.1 〜2mmの成形物を
金型から取り出すことを特徴とするL−乳酸系ポリマー
成形物の製造方法に関するものである。
達成するため、鋭意検討した結果、本発明に至ったもの
である。即ち、本発明は、L−乳酸比率が75%以上で
ある乳酸系ポリマーを真空成形、圧空成形または真空圧
空成形によって得られた成形物であって、該成形物の霞
度(ヘイズ)が厚み2mm当たり5%以下であるL−乳
酸系ポリマー成形物に関するものであり、さらにはL−
乳酸比率が75%以上で、厚みが0.2 〜2mmである透明
なL−乳酸系ポリマーシートを、保持温度T1 が55
〜90℃の温度範囲で、保持時間m1 (分)がlog
m1 <−0.083T1 +7.66を満足する条件で、
保持させたのち、成形用金型で、金型温度T2 をL−
乳酸系ポリマーのガラス転移点Tg点から保持温度T1
の範囲に設定し、真空吸引、圧空圧力又は真空圧空によ
って金型内に該シートを密着成形させた後、該金型内温
度をTg点未満の温度にして厚み0.1 〜2mmの成形物を
金型から取り出すことを特徴とするL−乳酸系ポリマー
成形物の製造方法に関するものである。
【0006】本発明におけるL−乳酸系ポリマーとは、
ポリマー中のL−乳酸比率が75%以上のものを意味
し、原料の乳酸類としては、L−乳酸の他にD−乳酸ま
たはそれらの混合物またはL−乳酸の環状2量体である
ラクタイドのいずれも使用できる。また乳酸類と併用で
きるその他のヒドロキシカルボン酸類としては、グリコ
ール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、4
−ヒドロキシ吉草酸、5−ヒドロキシ吉草酸、6−ヒド
ロキシカルボン酸等があり、さらにヒドロキシカルボン
酸の環状エステル中間体、例えば、グリコール酸の2量
体であるグリコライドや6−ヒドロキシカプロン酸の環
状エステルであるε−カプロラクトンも使用できる。
ポリマー中のL−乳酸比率が75%以上のものを意味
し、原料の乳酸類としては、L−乳酸の他にD−乳酸ま
たはそれらの混合物またはL−乳酸の環状2量体である
ラクタイドのいずれも使用できる。また乳酸類と併用で
きるその他のヒドロキシカルボン酸類としては、グリコ
ール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、4
−ヒドロキシ吉草酸、5−ヒドロキシ吉草酸、6−ヒド
ロキシカルボン酸等があり、さらにヒドロキシカルボン
酸の環状エステル中間体、例えば、グリコール酸の2量
体であるグリコライドや6−ヒドロキシカプロン酸の環
状エステルであるε−カプロラクトンも使用できる。
【0007】L−乳酸系ポリマーの製造方法は、L−乳
酸またはL−乳酸とその他のヒドロキシカルボン酸を直
接脱水重縮合して得るか、または、L−乳酸の環状2量
体であるラクタイドまたはヒドロキシカルボン酸の環状
エステル中間体、例えばグリコール酸の2量体であるグ
リコライドや6−ヒドロキシカルボン酸の環状エステル
であるε−カプロラクトン等を用いて開環重合させてえ
られる。直接脱水重縮合して製造する場合のポリマー
は、原料であるL−乳酸またはL−乳酸とその他のヒド
ロキシカルボン酸を好ましくは有機溶媒、特にフェニル
エーテル系溶媒の存在下で共沸脱水縮合し、特に好まし
くは共沸により留出した溶媒から水を除き実質的に無水
の状態にした溶媒を反応系に戻す方法によって重合する
ことにより、本発明に適した強度を持つ高分子量のL−
乳酸系ポリマーが得られる。
酸またはL−乳酸とその他のヒドロキシカルボン酸を直
接脱水重縮合して得るか、または、L−乳酸の環状2量
体であるラクタイドまたはヒドロキシカルボン酸の環状
エステル中間体、例えばグリコール酸の2量体であるグ
リコライドや6−ヒドロキシカルボン酸の環状エステル
であるε−カプロラクトン等を用いて開環重合させてえ
られる。直接脱水重縮合して製造する場合のポリマー
は、原料であるL−乳酸またはL−乳酸とその他のヒド
ロキシカルボン酸を好ましくは有機溶媒、特にフェニル
エーテル系溶媒の存在下で共沸脱水縮合し、特に好まし
くは共沸により留出した溶媒から水を除き実質的に無水
の状態にした溶媒を反応系に戻す方法によって重合する
ことにより、本発明に適した強度を持つ高分子量のL−
乳酸系ポリマーが得られる。
【0008】L−乳酸系ポリマーの分子量は3万以上あ
ればよく成形性が可能な範囲で高分子量のものが使用出
来る、分子量が3万未満のもでは成形品の強度が小さく
なり実用に適さない。また、分子量は100万以上のも
のでも本発明には使用可能できるが成形性に多少の工夫
が必要となる。また、上記L−乳酸系ポリマーには、L
−乳酸比率が75%以上になる条件で通常公知の可塑
剤、さらに各種の改質剤を用いて混合、混練させた組成
物を使用することができる。またL−乳酸系ポリマーま
たは組成物の形状は、ペレット、棒状、粉末等で用いら
れ、その製造には公知の混練技術は全て適用できる。
ればよく成形性が可能な範囲で高分子量のものが使用出
来る、分子量が3万未満のもでは成形品の強度が小さく
なり実用に適さない。また、分子量は100万以上のも
のでも本発明には使用可能できるが成形性に多少の工夫
が必要となる。また、上記L−乳酸系ポリマーには、L
−乳酸比率が75%以上になる条件で通常公知の可塑
剤、さらに各種の改質剤を用いて混合、混練させた組成
物を使用することができる。またL−乳酸系ポリマーま
たは組成物の形状は、ペレット、棒状、粉末等で用いら
れ、その製造には公知の混練技術は全て適用できる。
【0009】次に、本発明によるL−乳酸系ポリマー成
形物を製造する方法を詳細に説明する。本発明の透明性
に優れたL−乳酸系ポリマーよりなる成形物は、L−乳
酸含有率が75%以上であるL−乳酸系ポリマーシート
を用い、真空または圧空成形により製造される。この場
合L−乳酸系ポリマーシートは厚みが0.2 〜2mmの透
明なシートである。厚みが0.2 〜2mmの範囲を外れた
り、透明でないシートを使用した場合は、本発明の成形
物をえることは困難である。厚みが0.2 〜2mmの透明
なシートは、L−乳酸系ポリマーあるいはL−乳酸系ポ
リマー組成物を原料に用いて押出成形またはプレス成形
により製造される。押出成形による場合、該原料を180
〜300 ℃、好ましくは200 〜250 ℃で溶融させ、押出機
の先端に取りつけたTダイからシートを得、該シートを
10〜50℃好ましくは20〜30℃に冷却して得る。またプレ
ス成形による場合は、180 〜260 ℃に加熱された金型内
に該原料を挿入し加圧成形した後、金型温度を10〜50℃
好ましくは20〜30℃に急冷し金型から取り出して得る。
以上のように製造されたシートは外観上、透明性に優れ
たものであり、続いて本発明の成形物に使用される。
形物を製造する方法を詳細に説明する。本発明の透明性
に優れたL−乳酸系ポリマーよりなる成形物は、L−乳
酸含有率が75%以上であるL−乳酸系ポリマーシート
を用い、真空または圧空成形により製造される。この場
合L−乳酸系ポリマーシートは厚みが0.2 〜2mmの透
明なシートである。厚みが0.2 〜2mmの範囲を外れた
り、透明でないシートを使用した場合は、本発明の成形
物をえることは困難である。厚みが0.2 〜2mmの透明
なシートは、L−乳酸系ポリマーあるいはL−乳酸系ポ
リマー組成物を原料に用いて押出成形またはプレス成形
により製造される。押出成形による場合、該原料を180
〜300 ℃、好ましくは200 〜250 ℃で溶融させ、押出機
の先端に取りつけたTダイからシートを得、該シートを
10〜50℃好ましくは20〜30℃に冷却して得る。またプレ
ス成形による場合は、180 〜260 ℃に加熱された金型内
に該原料を挿入し加圧成形した後、金型温度を10〜50℃
好ましくは20〜30℃に急冷し金型から取り出して得る。
以上のように製造されたシートは外観上、透明性に優れ
たものであり、続いて本発明の成形物に使用される。
【0010】成形物は、次のステップにより製造され
る。 1.透明性に優れたL−乳酸系ポリマーシートの両面を
加熱保持する。この時のシートの保持温度T1 は55〜90
℃の範囲であり、保持時間m1(分) は次の式を満足する
範囲である。 log10m1 <−0.083T1 +7.66 (1) また保持温度を連続的に可変しても良く、その場合の保
持時間は、式(1)を積分して求めることができる。 2.上記加熱処理したシートを、真空成形機または圧空
成形機を使用し、金型温度T2 がL−乳酸ポリマーのガ
ラス転移点Tg点からT1 の温度範囲(50〜70℃)
に設定し、圧力を真空成形の場合には100torr 以下に、
圧空成形の場合には1.1 〜4.0Kg /cm2 にして成形した
後、金型内温度をTg点未満の温度(例えば、20℃) に
して成形物を金型から取り出すことにより製造される。
また、真空圧空成形の場合には、減圧で吸引し、さらに
加圧圧縮することによって金型内に該シートを密着成形
させて成形することができる。 本発明で使用される圧空真空成形機は、ポリマーシート
を金型内に密着させる機能を有するものであればよく、
減圧吸引、加圧圧縮するものいずれのタイプでもよい。
代表的な成形機としては、例えば布施真空株式会社製;
圧空真空成形機、商品名1010−PWB型(真空成形およ
び圧空成形が可能である)、株式会社浅野研究所製;圧
空真空併用成形機、商品名FK−0531−5型があ
る。本発明の成形物は、厚み0.1〜2mmの成形物の
製造に適しており、成形物は厚みが2.0 mmに換算して
そのヘーズが5%以下であるので、汎用樹脂であるポリ
スチレン製の真空又は圧空成形物と同じように、大型の
ものから小型のものまで成形可能であり、成形物は日用
品から雑貨品にいたる各種の用途に使用される。
る。 1.透明性に優れたL−乳酸系ポリマーシートの両面を
加熱保持する。この時のシートの保持温度T1 は55〜90
℃の範囲であり、保持時間m1(分) は次の式を満足する
範囲である。 log10m1 <−0.083T1 +7.66 (1) また保持温度を連続的に可変しても良く、その場合の保
持時間は、式(1)を積分して求めることができる。 2.上記加熱処理したシートを、真空成形機または圧空
成形機を使用し、金型温度T2 がL−乳酸ポリマーのガ
ラス転移点Tg点からT1 の温度範囲(50〜70℃)
に設定し、圧力を真空成形の場合には100torr 以下に、
圧空成形の場合には1.1 〜4.0Kg /cm2 にして成形した
後、金型内温度をTg点未満の温度(例えば、20℃) に
して成形物を金型から取り出すことにより製造される。
また、真空圧空成形の場合には、減圧で吸引し、さらに
加圧圧縮することによって金型内に該シートを密着成形
させて成形することができる。 本発明で使用される圧空真空成形機は、ポリマーシート
を金型内に密着させる機能を有するものであればよく、
減圧吸引、加圧圧縮するものいずれのタイプでもよい。
代表的な成形機としては、例えば布施真空株式会社製;
圧空真空成形機、商品名1010−PWB型(真空成形およ
び圧空成形が可能である)、株式会社浅野研究所製;圧
空真空併用成形機、商品名FK−0531−5型があ
る。本発明の成形物は、厚み0.1〜2mmの成形物の
製造に適しており、成形物は厚みが2.0 mmに換算して
そのヘーズが5%以下であるので、汎用樹脂であるポリ
スチレン製の真空又は圧空成形物と同じように、大型の
ものから小型のものまで成形可能であり、成形物は日用
品から雑貨品にいたる各種の用途に使用される。
【0011】
【実施例】次に実施例をあげて本発明を具体的に説明す
る。なを、文中、部とあるのはいずれも重量基準であ
る。はじめに、本発明で使用するL−乳酸系ポリマーの
製造を示す。尚、ポリマーの平均分子量(重量平均分子
量)はポリスチレンを標準としてゲルパーミエーション
クロマトグラフィーにより以下の条件で測定した。 装置 :島津LC−10AD 検出器:島津RID−6A カラム:日立化成GL−S350DT−5、GL−S3
70DT−5 溶媒 :クロロホルム 濃度 :1% 注入量:20μl 流速 :1.0ml/min
る。なを、文中、部とあるのはいずれも重量基準であ
る。はじめに、本発明で使用するL−乳酸系ポリマーの
製造を示す。尚、ポリマーの平均分子量(重量平均分子
量)はポリスチレンを標準としてゲルパーミエーション
クロマトグラフィーにより以下の条件で測定した。 装置 :島津LC−10AD 検出器:島津RID−6A カラム:日立化成GL−S350DT−5、GL−S3
70DT−5 溶媒 :クロロホルム 濃度 :1% 注入量:20μl 流速 :1.0ml/min
【0012】製造例1 L−ラクタイド100 部およびオクタン酸第一スズ0.01部
と、ラウリルアルコール0.03部を、攪拌機を備えた肉厚
の円筒型ステンレス製重合容器へ封入し、真空で2時間
脱気した後窒素ガスで置換した。この混合物を窒素雰囲
気下で攪拌しつつ200 ℃で3時間加熱した。温度をその
まま保ちながら、排気管およびガラス製受器を介して真
空ポンプにより徐々に脱気し反応容器内を3mmHgまで
減圧にした。脱気開始から1時間後、モノマーや低分子
量揮発分の留出がなくなったので、容器内を窒素置換
し、容器下部からモノマーを紐状に抜き出してペレット
化し、L−乳酸系ポリマーAを得た。このポリマーの平
均分子量Mwは約10万であった。Tgは59℃であった。
と、ラウリルアルコール0.03部を、攪拌機を備えた肉厚
の円筒型ステンレス製重合容器へ封入し、真空で2時間
脱気した後窒素ガスで置換した。この混合物を窒素雰囲
気下で攪拌しつつ200 ℃で3時間加熱した。温度をその
まま保ちながら、排気管およびガラス製受器を介して真
空ポンプにより徐々に脱気し反応容器内を3mmHgまで
減圧にした。脱気開始から1時間後、モノマーや低分子
量揮発分の留出がなくなったので、容器内を窒素置換
し、容器下部からモノマーを紐状に抜き出してペレット
化し、L−乳酸系ポリマーAを得た。このポリマーの平
均分子量Mwは約10万であった。Tgは59℃であった。
【0013】製造例2 Dien−Starkトラップを設置した100 l反応器
に、90%L−乳酸10kgを150 ℃/50mmHgで3時間攪拌
しながら水を留出させた後、錫末6.2 gを加え、150 ℃
/30mmHgでさらに2時間攪拌してオリゴマー化した。
このオリゴマーに錫末28.8gとジフェニルエーテル21.1
kgを加え、150 ℃/35mmHg共沸脱水反応を行い留出し
た水と溶媒を水分離器で分離して溶媒のみを反応機に戻
した。2時間後、反応機に戻す有機溶媒を4.6 kgモレキ
ュラシーブ3Aを充填したカラムに通してから反応機に
戻るようにして、150 ℃/35mmHgで40時間反応を行い
平均分子量11万のポリ乳酸溶液を得た。この溶液に脱水
したジフェニルエーテル44kgを加え希釈した後40℃まで
冷却して、析出した結晶を濾過し、10kgのn−へキサ
ンで3回洗浄して60℃/50mmHgで乾燥した。この粉末
を0.5 N−HCl12kgとエタノール12kgを加え、35℃で
1時間攪拌した後濾過し、60℃/50mmHgで乾燥して、
ポリ乳酸粉末6.1 kg(収率85%)を得た。この粉末を押
出機で溶融しペレット化し、L−乳酸ポリマーBを得
た。このポリマーの平均分子量は11万、Tgは59℃であ
った。
に、90%L−乳酸10kgを150 ℃/50mmHgで3時間攪拌
しながら水を留出させた後、錫末6.2 gを加え、150 ℃
/30mmHgでさらに2時間攪拌してオリゴマー化した。
このオリゴマーに錫末28.8gとジフェニルエーテル21.1
kgを加え、150 ℃/35mmHg共沸脱水反応を行い留出し
た水と溶媒を水分離器で分離して溶媒のみを反応機に戻
した。2時間後、反応機に戻す有機溶媒を4.6 kgモレキ
ュラシーブ3Aを充填したカラムに通してから反応機に
戻るようにして、150 ℃/35mmHgで40時間反応を行い
平均分子量11万のポリ乳酸溶液を得た。この溶液に脱水
したジフェニルエーテル44kgを加え希釈した後40℃まで
冷却して、析出した結晶を濾過し、10kgのn−へキサ
ンで3回洗浄して60℃/50mmHgで乾燥した。この粉末
を0.5 N−HCl12kgとエタノール12kgを加え、35℃で
1時間攪拌した後濾過し、60℃/50mmHgで乾燥して、
ポリ乳酸粉末6.1 kg(収率85%)を得た。この粉末を押
出機で溶融しペレット化し、L−乳酸ポリマーBを得
た。このポリマーの平均分子量は11万、Tgは59℃であ
った。
【0014】製造例3 L−乳酸100 部をDL−乳酸100 部に変えた他は製造例
2と同様にしてペレット化し、DL−乳酸ポリマーCを
得た。このポリマーの平均分子量は約11万、Tgは50℃
であった。
2と同様にしてペレット化し、DL−乳酸ポリマーCを
得た。このポリマーの平均分子量は約11万、Tgは50℃
であった。
【0015】製造例4 L−乳酸100 部をL−乳酸80部とヒドロキシカルボン酸
成分としてグリコール酸20部に変えた他は製造例2と同
様にして、乳酸とヒドロキシカルボン酸共重合体のペレ
ットDを得た。このポリマーの平均分子量は約10万であ
った。Tgは49℃であった。以下、製造例1〜4で得た
乳酸系ポリマーを用いて、それから得られるシート及び
シートからの成形物の製造方法およびその成形物につい
て説明する。
成分としてグリコール酸20部に変えた他は製造例2と同
様にして、乳酸とヒドロキシカルボン酸共重合体のペレ
ットDを得た。このポリマーの平均分子量は約10万であ
った。Tgは49℃であった。以下、製造例1〜4で得た
乳酸系ポリマーを用いて、それから得られるシート及び
シートからの成形物の製造方法およびその成形物につい
て説明する。
【0016】実施例1 プレス成形機を使用して、200 ℃に加熱された金型内に
製造例1で得られたL−乳酸ポリマーAを挿入し、加圧
成形した後、20℃に冷却して厚み0.7 mm、タテ×ヨコが
500 ×500 mmの透明性良好なシートをえた。次いで該シ
ートの保持温度T1 を85℃に、保持時間m1 は式(1)
で算出した値より小である1.5 分を用いて、85℃で1.5
分間加熱保持させた。軟化状態になったシートを真空ま
たは圧空成形が可能な真空圧空成形機(布施真空株式会
社製、商品名1010−PWB)で温度60℃に設定した長径
146 mm、短径100 mm、深さ30mmの楕円形金型に真空密着
(減圧度50mmHg)させた後、20℃(Tg点より低い温
度)に冷却して成形物を金型から取り出した。成形物の
厚みは0.6 〜0.63mmであった。得られた成形物の外観
(ヘイズ)と土壌分解性について測定した。 外観(ヘイズ)は東京電色製Haze Meterよ
り厚みとヘイズとの関係により厚み2mmのときのヘイズ
値を求めた。 土壌分解性は成形物より、5×5cmの試験片を採取
し、該試験片を温度35℃、水分30%の土壌中に埋設して
分解試験を行い、外観変化と重量の減少率を求めた。
製造例1で得られたL−乳酸ポリマーAを挿入し、加圧
成形した後、20℃に冷却して厚み0.7 mm、タテ×ヨコが
500 ×500 mmの透明性良好なシートをえた。次いで該シ
ートの保持温度T1 を85℃に、保持時間m1 は式(1)
で算出した値より小である1.5 分を用いて、85℃で1.5
分間加熱保持させた。軟化状態になったシートを真空ま
たは圧空成形が可能な真空圧空成形機(布施真空株式会
社製、商品名1010−PWB)で温度60℃に設定した長径
146 mm、短径100 mm、深さ30mmの楕円形金型に真空密着
(減圧度50mmHg)させた後、20℃(Tg点より低い温
度)に冷却して成形物を金型から取り出した。成形物の
厚みは0.6 〜0.63mmであった。得られた成形物の外観
(ヘイズ)と土壌分解性について測定した。 外観(ヘイズ)は東京電色製Haze Meterよ
り厚みとヘイズとの関係により厚み2mmのときのヘイズ
値を求めた。 土壌分解性は成形物より、5×5cmの試験片を採取
し、該試験片を温度35℃、水分30%の土壌中に埋設して
分解試験を行い、外観変化と重量の減少率を求めた。
【0017】実施例2 製造例2で得られたL−乳酸系ポリマ−Bを用いて、厚
み0.7 mm、タテ×ヨコが500 ×500 mmの透明性良好なシ
ートをえた。次いで実施例1と同じ成形機を使用して、
該シートの保持温度T1 を80℃に、保持時間m1 は式
(1)で算出した値より小である1.5 分を用いて、85℃
で1.5 分間加熱保持させた。軟化状態になったシートを
温度60℃に設定した楕円形金型の雌金型に真空吸引後、
雄金型でシールをして直ちに該金型から圧縮空気(1.3
kg/cm2 )を雄型から入れて真空圧空成形後、金型を20
℃に冷却後、成形物を金型から取り出した。成形物の厚
みは0.6 〜0.62mmであった。
み0.7 mm、タテ×ヨコが500 ×500 mmの透明性良好なシ
ートをえた。次いで実施例1と同じ成形機を使用して、
該シートの保持温度T1 を80℃に、保持時間m1 は式
(1)で算出した値より小である1.5 分を用いて、85℃
で1.5 分間加熱保持させた。軟化状態になったシートを
温度60℃に設定した楕円形金型の雌金型に真空吸引後、
雄金型でシールをして直ちに該金型から圧縮空気(1.3
kg/cm2 )を雄型から入れて真空圧空成形後、金型を20
℃に冷却後、成形物を金型から取り出した。成形物の厚
みは0.6 〜0.62mmであった。
【0018】実施例3 L−乳酸系ポリマ−Bを50部と、L−乳酸系ポリマ−C
を50部よりなるポリマー混合物のペレットを、厚み2m
m、タテ×ヨコが500 ×500 mmの透明性良好なシートを
えた。次いで実施例1と同じ成形機を使用して、該シー
トの保持温度T1を80℃に、保持時間m1 は式(1)で
算出した値より小である4分を用いて、80℃で4分間加
熱保持させた他は実施例1と同様にして、成形物をえ
た。成形物の厚みは1.5 〜1.6 mmであった。
を50部よりなるポリマー混合物のペレットを、厚み2m
m、タテ×ヨコが500 ×500 mmの透明性良好なシートを
えた。次いで実施例1と同じ成形機を使用して、該シー
トの保持温度T1を80℃に、保持時間m1 は式(1)で
算出した値より小である4分を用いて、80℃で4分間加
熱保持させた他は実施例1と同様にして、成形物をえ
た。成形物の厚みは1.5 〜1.6 mmであった。
【0019】実施例4 L−乳酸系ポリマ−Bを80部と、L−乳酸系ポリマ−D
を20部よりなるポリマー混合物のペレットを用いた他は
すべて実施例1と同様にして厚み0.6 〜0.63mmの楕円形
状の成形物をえた。
を20部よりなるポリマー混合物のペレットを用いた他は
すべて実施例1と同様にして厚み0.6 〜0.63mmの楕円形
状の成形物をえた。
【0020】比較例1 実施例2で得られた透明性良好なシートを用いて、真空
成形により、シート保持温度を55〜90℃を越えた温度で
ある100 ℃に変え、100 ℃で1.5 分間加熱保持させた他
は実施例1と同様にして厚み0.6 〜0.63mmの楕円形状の
成形物をえた。
成形により、シート保持温度を55〜90℃を越えた温度で
ある100 ℃に変え、100 ℃で1.5 分間加熱保持させた他
は実施例1と同様にして厚み0.6 〜0.63mmの楕円形状の
成形物をえた。
【0021】比較例2 金型温度を20℃に設定した長径146 mm、短径100 mm、深
さ30mmの楕円形金型を用いた他は実施例1と同様にして
成形物を得た。
さ30mmの楕円形金型を用いた他は実施例1と同様にして
成形物を得た。
【0022】比較例3 実施例1のL−乳酸系ポリマ−Aの代わりに厚み0.7 m
m、タテ×ヨコが500 ×500 mmのHIポリスチレンを用
いて、85℃で1.5 分間加熱保持させたがシートの軟化不
足のため、150 ℃で1.5 分間加熱保持させた他は実施例
1と同様にして厚み0.6 〜0.65mmの楕円形状の成形物を
えた。以上実施例1〜4及び比較例1〜3の成形物につ
いて、それぞれ測定を行い結果を表1に纏めて示す。比
較例1は外観が白化し透明性が悪い。比較例2は成形物
の厚みバランスとコーナ部の賦形性が悪く成形性が劣
る。比較例3は土壌分解性が悪い。
m、タテ×ヨコが500 ×500 mmのHIポリスチレンを用
いて、85℃で1.5 分間加熱保持させたがシートの軟化不
足のため、150 ℃で1.5 分間加熱保持させた他は実施例
1と同様にして厚み0.6 〜0.65mmの楕円形状の成形物を
えた。以上実施例1〜4及び比較例1〜3の成形物につ
いて、それぞれ測定を行い結果を表1に纏めて示す。比
較例1は外観が白化し透明性が悪い。比較例2は成形物
の厚みバランスとコーナ部の賦形性が悪く成形性が劣
る。比較例3は土壌分解性が悪い。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明のL−乳酸系ポリマー成形物は透
明性が優れており、成形物中の内容物の状態が明確とな
り、食品用トレー、飲料用カップ等に好適に利用され
る。更に、廃棄物として地中に埋設されたり海や川に投
棄された場合、紙や木等の天然物と同じように自然環境
下で比較的短い期間の内に無害な水と炭酸ガスに分解す
る。
明性が優れており、成形物中の内容物の状態が明確とな
り、食品用トレー、飲料用カップ等に好適に利用され
る。更に、廃棄物として地中に埋設されたり海や川に投
棄された場合、紙や木等の天然物と同じように自然環境
下で比較的短い期間の内に無害な水と炭酸ガスに分解す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 67:04 (72)発明者 味岡 正伸 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 L−乳酸比率が75%以上である乳酸系
ポリマーを真空成形、圧空成形または真空圧空成形によ
って得られた成形物であって、該成形物の霞度(ヘイ
ズ)が厚み2mm当たり5%以下であるL−乳酸系ポリ
マー成形物。 - 【請求項2】 成形物の厚みが 0.1〜2mmである請求項
1記載のL−乳酸系ポリマー成形物。 - 【請求項3】 L−乳酸比率が75%以上で、厚みが
0.2〜2mmである透明なL−乳酸系ポリマーシートを、 保持温度T1 が55〜90℃の温度範囲で、 保持時間m1 (分)がLogm1 <−0.083T1
+7.66を満足する条件で、 保持させたのち、 成形用金型で、金型温度T2 をL−乳酸系ポリマーの
ガラス転移点Tg点から保持温度T1 の範囲に設定し、
真空吸引、圧空圧力又は真空圧空によって金型内に該シ
ートを密着成形させた後、該金型内温度をTg点未満の
温度にして厚み0.1 〜2mmの成形物を金型から取り出す
ことを特徴とするL−乳酸系ポリマー成形物の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18955793A JPH06122148A (ja) | 1992-08-24 | 1993-07-30 | L−乳酸系ポリマー成形物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22386492 | 1992-08-24 | ||
JP4-223864 | 1992-08-24 | ||
JP18955793A JPH06122148A (ja) | 1992-08-24 | 1993-07-30 | L−乳酸系ポリマー成形物及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06122148A true JPH06122148A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=26505533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18955793A Pending JPH06122148A (ja) | 1992-08-24 | 1993-07-30 | L−乳酸系ポリマー成形物及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06122148A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07207041A (ja) * | 1994-01-11 | 1995-08-08 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | ポリ乳酸系フイルム |
JPH07205278A (ja) * | 1994-01-11 | 1995-08-08 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | ポリ乳酸系重合体延伸フイルムの製造方法 |
JPH0912688A (ja) * | 1995-06-27 | 1997-01-14 | Toyobo Co Ltd | ポリ乳酸系樹脂組成物 |
JP2001150531A (ja) * | 1999-12-01 | 2001-06-05 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | ポリ乳酸系重合体の成形体およびその成形方法 |
JP2003002984A (ja) * | 2002-06-14 | 2003-01-08 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | ポリ乳酸系フィルム |
JP2003253009A (ja) * | 2002-03-06 | 2003-09-10 | Unitika Ltd | ポリ乳酸系成形体およびその製造方法 |
CN100369737C (zh) * | 2001-07-19 | 2008-02-20 | 卡吉尔.道有限责任公司 | 通过拉伸和热固定制备的模塑物品和用于生产该物品的方法 |
JP2012001619A (ja) * | 2010-06-16 | 2012-01-05 | Teijin Ltd | ポリ乳酸組成物およびそれからなる成形品 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP18955793A patent/JPH06122148A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07207041A (ja) * | 1994-01-11 | 1995-08-08 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | ポリ乳酸系フイルム |
JPH07205278A (ja) * | 1994-01-11 | 1995-08-08 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | ポリ乳酸系重合体延伸フイルムの製造方法 |
JPH0912688A (ja) * | 1995-06-27 | 1997-01-14 | Toyobo Co Ltd | ポリ乳酸系樹脂組成物 |
JP2001150531A (ja) * | 1999-12-01 | 2001-06-05 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | ポリ乳酸系重合体の成形体およびその成形方法 |
CN100369737C (zh) * | 2001-07-19 | 2008-02-20 | 卡吉尔.道有限责任公司 | 通过拉伸和热固定制备的模塑物品和用于生产该物品的方法 |
JP2003253009A (ja) * | 2002-03-06 | 2003-09-10 | Unitika Ltd | ポリ乳酸系成形体およびその製造方法 |
JP2003002984A (ja) * | 2002-06-14 | 2003-01-08 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | ポリ乳酸系フィルム |
JP2012001619A (ja) * | 2010-06-16 | 2012-01-05 | Teijin Ltd | ポリ乳酸組成物およびそれからなる成形品 |
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