JPH0612982Y2 - 車両用エアインテ−クラバ−ブ−ツの倒れ防止構造 - Google Patents
車両用エアインテ−クラバ−ブ−ツの倒れ防止構造Info
- Publication number
- JPH0612982Y2 JPH0612982Y2 JP1987105133U JP10513387U JPH0612982Y2 JP H0612982 Y2 JPH0612982 Y2 JP H0612982Y2 JP 1987105133 U JP1987105133 U JP 1987105133U JP 10513387 U JP10513387 U JP 10513387U JP H0612982 Y2 JPH0612982 Y2 JP H0612982Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boot
- rubber boot
- duct
- upper duct
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、チルトキャブ式車両のエアインテーク機構に
関し、特にキャブチルト時のエアインテークラバーブー
ツの倒れを防止するための構造に関する。
関し、特にキャブチルト時のエアインテークラバーブー
ツの倒れを防止するための構造に関する。
従来、チルトキャブ式車両のエアインテーク機構では、
アッパーダクト下端にラバーブーツが装着され、キャブ
バック時に上記ラバーブーツがエンジン側のロワーダク
トに嵌合するように構成されている。
アッパーダクト下端にラバーブーツが装着され、キャブ
バック時に上記ラバーブーツがエンジン側のロワーダク
トに嵌合するように構成されている。
そして、上記ラバーブーツは、常時はアッパーダクトと
ロワーダクトとを連結しながら、走行時におけるキャブ
とシャシとの相対的振動を吸収している。
ロワーダクトとを連結しながら、走行時におけるキャブ
とシャシとの相対的振動を吸収している。
ところで、キャブチルト時には、ラバーブーツが自重に
よって倒れ変形を起こしやすく、そのような変形を伴っ
た状態でキャブバックの操作を行なうと、上記ラバーブ
ーツがロワーダクトに的確に整合せず、シール不良を招
いて、水や砂等の異物の侵入を生じることになる。
よって倒れ変形を起こしやすく、そのような変形を伴っ
た状態でキャブバックの操作を行なうと、上記ラバーブ
ーツがロワーダクトに的確に整合せず、シール不良を招
いて、水や砂等の異物の侵入を生じることになる。
そこで、外側前方から上記ラバーブーツの前側壁を支え
うるように、外側サポート部材を上記アッパーダクト下
部前側に設けたものが従来から用いられている。
うるように、外側サポート部材を上記アッパーダクト下
部前側に設けたものが従来から用いられている。
しかしながら、上述のような従来の外側サポート部材で
は、キャブチルト時におけるラバーブーツ後側壁のへた
りは防止できず、また外側サポート部材が嵩張って、余
分なスペースを要するという問題点がある。
は、キャブチルト時におけるラバーブーツ後側壁のへた
りは防止できず、また外側サポート部材が嵩張って、余
分なスペースを要するという問題点がある。
本考案は、このような問題点の解決をはかろうとするも
ので、ラバーブーツを内側から支えうるようにして、同
ラバーブーツのキャブチルト時におけるへたりを防止し
ながら、アッパーダクト下端へのラバーブーツの固定の
際にクランプによるアッパーダクトの変形を防止でき、
かつスペースの節約をはかれるようにした、車両用エア
インテークラバーブーツの倒れ防止構造を提供すること
を目的とする。
ので、ラバーブーツを内側から支えうるようにして、同
ラバーブーツのキャブチルト時におけるへたりを防止し
ながら、アッパーダクト下端へのラバーブーツの固定の
際にクランプによるアッパーダクトの変形を防止でき、
かつスペースの節約をはかれるようにした、車両用エア
インテークラバーブーツの倒れ防止構造を提供すること
を目的とする。
このため、本考案の車両用エアインテークラバーブーツ
の倒れ防止構造は、チルトキャブ式車両のキャブに取付
けられたアッパーダクトと、同アッパーダクトの下端に
接続されたラバーブーツと、キャブバック時に上記ラバ
ーブーツと接続するようにシャシ側に設けられたロワー
ダクトとからなるエアインテーク機構において、上端部
が上記アッパーダクトの下端の内周面に固着され、且つ
下端部が上記ラバーブーツの下端近傍まで延設され同ラ
バーブーツを内側から支えうるブーツサポートをそな
え、同ブーツサポートの上記上端部が上記アッパーダク
トの長手方向と直交する方向で上記アッパーダクトの内
周の互いに対向する複数ケ所の内周面間に延在されてい
ることを特徴としている。
の倒れ防止構造は、チルトキャブ式車両のキャブに取付
けられたアッパーダクトと、同アッパーダクトの下端に
接続されたラバーブーツと、キャブバック時に上記ラバ
ーブーツと接続するようにシャシ側に設けられたロワー
ダクトとからなるエアインテーク機構において、上端部
が上記アッパーダクトの下端の内周面に固着され、且つ
下端部が上記ラバーブーツの下端近傍まで延設され同ラ
バーブーツを内側から支えうるブーツサポートをそな
え、同ブーツサポートの上記上端部が上記アッパーダク
トの長手方向と直交する方向で上記アッパーダクトの内
周の互いに対向する複数ケ所の内周面間に延在されてい
ることを特徴としている。
上述の本考案の車両用エアインテークラバーブーツの倒
れ防止構造では、内側からラバーブーツを支えうるブー
ツサポートが設けられているので、キャブチルト時にお
ける上記ラバーブーツの倒れ変形が防止され、キャブバ
ック時にはラバーブーツの下端開口がロワーダクトの上
端開口と整合するようになる。また、ブーツサポートの
上端部が、アッパーダクトの長手方向と直交する方向で
アッパーダクトの内周の互いに対向する複数ケ所の内周
面間に延在していて、アッパーダクト下端へラバーブー
ツを固定する際に、クランプによってアッパーダクトが
変形するのを防止するように作用する。
れ防止構造では、内側からラバーブーツを支えうるブー
ツサポートが設けられているので、キャブチルト時にお
ける上記ラバーブーツの倒れ変形が防止され、キャブバ
ック時にはラバーブーツの下端開口がロワーダクトの上
端開口と整合するようになる。また、ブーツサポートの
上端部が、アッパーダクトの長手方向と直交する方向で
アッパーダクトの内周の互いに対向する複数ケ所の内周
面間に延在していて、アッパーダクト下端へラバーブー
ツを固定する際に、クランプによってアッパーダクトが
変形するのを防止するように作用する。
以下、図面により本考案の一実施例としての車両用エア
インテークラバーブーツの倒れ防止構造について説明す
ると、第1図はその側面図、第2図は第1図のII−II矢
視断面図、第3図は第2図のIII−III矢視断面図であ
る。
インテークラバーブーツの倒れ防止構造について説明す
ると、第1図はその側面図、第2図は第1図のII−II矢
視断面図、第3図は第2図のIII−III矢視断面図であ
る。
第1〜3図に示すように、チルトキャブ式車両におい
て、樹脂製のアッパーダクト1が、図示しないキャブに
取付けられており、アッパーダクト1の下端には、ラバ
ーブーツ2が嵌合接続されて、同ラバーブーツ2の外側
からクランプ5で締付け固定することが行なわれてい
る。
て、樹脂製のアッパーダクト1が、図示しないキャブに
取付けられており、アッパーダクト1の下端には、ラバ
ーブーツ2が嵌合接続されて、同ラバーブーツ2の外側
からクランプ5で締付け固定することが行なわれてい
る。
また、図示しないシャシには、エンジンの吸気系に接続
されたロワーダクト3が設けられており、キャブバック
時には、ラバーブーツ2の下端開口とロワーダクト3の
上端開口との接続が行なわれるようになっている。な
お、上記接続が容易に行なわれるように、ロワーダクト
3にはガイド6が設けられており、このようにしてエア
インテーク機構が構成されている。
されたロワーダクト3が設けられており、キャブバック
時には、ラバーブーツ2の下端開口とロワーダクト3の
上端開口との接続が行なわれるようになっている。な
お、上記接続が容易に行なわれるように、ロワーダクト
3にはガイド6が設けられており、このようにしてエア
インテーク機構が構成されている。
さらに、本考案の構造では、特にキャブチルト時にラバ
ーブーツ2の後側壁を内側から支えうるようなブーツサ
ポート4が、アッパーダクト1の下端からラバーブーツ
2の内方へ突設されている。
ーブーツ2の後側壁を内側から支えうるようなブーツサ
ポート4が、アッパーダクト1の下端からラバーブーツ
2の内方へ突設されている。
すなわち、第2図に示すように、Z型断面をもつブーツ
サポート4が、その上端部をアッパーダクト1の長手方
向と直交する方向でアッパーダクト1の内周の互いに対
向する2ケ所の内周面間に延在して、ボルト7とナット
8とでアッパーダクト1の下端に固定されており、ブー
ツサポート4の下端はラバーブーツ2の下端近くまで延
在している。
サポート4が、その上端部をアッパーダクト1の長手方
向と直交する方向でアッパーダクト1の内周の互いに対
向する2ケ所の内周面間に延在して、ボルト7とナット
8とでアッパーダクト1の下端に固定されており、ブー
ツサポート4の下端はラバーブーツ2の下端近くまで延
在している。
上述の構成により、キャブチルト時には上記ブーツサポ
ート4の支持作用でラバーブーツ2の倒れ変形やへたり
が防止されるようになり、これにより、キャブバック時
には、ラバーブーツ2の下端開口がロワーダクト3の上
端開口と整合するようになる。
ート4の支持作用でラバーブーツ2の倒れ変形やへたり
が防止されるようになり、これにより、キャブバック時
には、ラバーブーツ2の下端開口がロワーダクト3の上
端開口と整合するようになる。
したがって、アッパーダクト1とロワーダクト3とのシ
ールが常に的確に保たれるようになり、水や砂等の異物
の侵入が確実に防止されるのである。
ールが常に的確に保たれるようになり、水や砂等の異物
の侵入が確実に防止されるのである。
また、ブーツサポート4は、ラバーブーツ2の内部に延
在するように設けられるので、従来のようなラバーブー
ツの外側にサポート部材を設ける場合に比べて、余分な
スペースを必要としない利点がある。
在するように設けられるので、従来のようなラバーブー
ツの外側にサポート部材を設ける場合に比べて、余分な
スペースを必要としない利点がある。
さらに、ブーツサポート4が、第2図に示すごとく、そ
の上端部をアッパーダクト1の長手方向と直交する方向
でアッパーダクト1の内周の互いに対向する2ケ所の内
周面間に延在して、アッパーダクト1の下端に取付けら
れているので、クランプ5の締付けによるアッパーダク
ト1の変形が防止され、同アッパーダクト1とブーツサ
ポート4との隙間から水や砂などが侵入するのを防止で
きる利点もある。
の上端部をアッパーダクト1の長手方向と直交する方向
でアッパーダクト1の内周の互いに対向する2ケ所の内
周面間に延在して、アッパーダクト1の下端に取付けら
れているので、クランプ5の締付けによるアッパーダク
ト1の変形が防止され、同アッパーダクト1とブーツサ
ポート4との隙間から水や砂などが侵入するのを防止で
きる利点もある。
以上詳述したように、本考案の車両用エアインテークラ
バーブーツの倒れ防止構造によれば、次のような効果な
いし利点が得られる。
バーブーツの倒れ防止構造によれば、次のような効果な
いし利点が得られる。
(1)ブーツサポートがラバーブーツの内側に設けられ
ているので、キャブチルト時における上記ラバーブーツ
のへたりが的確に防止される。
ているので、キャブチルト時における上記ラバーブーツ
のへたりが的確に防止される。
(2)上記(1)項により、キャブバック時には、上記ラ
バーブーツの下端開口とロワーダクトの上端開口との接
続部が確実に整合するようになり、同接続部のシール性
が十分に維持される。
バーブーツの下端開口とロワーダクトの上端開口との接
続部が確実に整合するようになり、同接続部のシール性
が十分に維持される。
(3)ブーツサポートがラバーブーツの内部に延在する
ように設けられるので、ブーツサポートの設置に伴って
余分なスペースを必要とすることはない。
ように設けられるので、ブーツサポートの設置に伴って
余分なスペースを必要とすることはない。
(4)アッパーダクト下端へのラバーブーツ固定の際
に、クランプによりアッパーダクトが変形するのを防止
することができる。
に、クランプによりアッパーダクトが変形するのを防止
することができる。
第1〜3図は本考案の一実施例としての車両用エアイン
テークラバーブーツの倒れ防止構造を示すもので、第1
図はその側面図、第2図は第1図のII−II矢視断面図、
第3図は第2図のIII−III矢視断面図である。 1……アッパーダクト、2……ラバーブーツ、3……ロ
ワーダクト、4……ブーツサポート、5……クランプ、
6……ガイド、7……ボルト、8……ナット。
テークラバーブーツの倒れ防止構造を示すもので、第1
図はその側面図、第2図は第1図のII−II矢視断面図、
第3図は第2図のIII−III矢視断面図である。 1……アッパーダクト、2……ラバーブーツ、3……ロ
ワーダクト、4……ブーツサポート、5……クランプ、
6……ガイド、7……ボルト、8……ナット。
Claims (1)
- 【請求項1】チルトキャブ式車両のキャブに取付けられ
たアッパーダクトと、同アッパーダクトの下端に接続さ
れたラバーブーツと、キャブバック時に上記ラバーブー
ツと接続するようにシャシ側に設けられたロワーダクト
とからなるエアインテーク機構において、上端部が上記
アッパーダクトの下端の内周面に固着され、且つ下端部
が上記ラバーブーツの下端近傍まで延設され同ラバーブ
ーツを内側から支えうるブーツサポートをそなえ、同ブ
ーツサポートの上記上端部が上記アッパーダクトの長手
方向と直交する方向で上記アッパーダクトの内周の互い
に対向する複数ケ所の内周面間に延在されていることを
特徴とする、車両用エアインテークラバーブーツの倒れ
防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987105133U JPH0612982Y2 (ja) | 1987-07-08 | 1987-07-08 | 車両用エアインテ−クラバ−ブ−ツの倒れ防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987105133U JPH0612982Y2 (ja) | 1987-07-08 | 1987-07-08 | 車両用エアインテ−クラバ−ブ−ツの倒れ防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS649817U JPS649817U (ja) | 1989-01-19 |
JPH0612982Y2 true JPH0612982Y2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=31337472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987105133U Expired - Lifetime JPH0612982Y2 (ja) | 1987-07-08 | 1987-07-08 | 車両用エアインテ−クラバ−ブ−ツの倒れ防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612982Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2592755Y2 (ja) * | 1991-07-16 | 1999-03-24 | 日野自動車工業株式会社 | 吸気スタックダクト |
JP4605777B2 (ja) * | 2005-06-03 | 2011-01-05 | Udトラックス株式会社 | キャビンの構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59184229U (ja) * | 1983-05-26 | 1984-12-07 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジンの吸気装置 |
-
1987
- 1987-07-08 JP JP1987105133U patent/JPH0612982Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS649817U (ja) | 1989-01-19 |
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