JPH06105102B2 - 往復動機関のシリンダライナ - Google Patents
往復動機関のシリンダライナInfo
- Publication number
- JPH06105102B2 JPH06105102B2 JP60010648A JP1064885A JPH06105102B2 JP H06105102 B2 JPH06105102 B2 JP H06105102B2 JP 60010648 A JP60010648 A JP 60010648A JP 1064885 A JP1064885 A JP 1064885A JP H06105102 B2 JPH06105102 B2 JP H06105102B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder liner
- sliding
- lubricating oil
- reciprocating engine
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J1/00—Pistons; Trunk pistons; Plungers
- F16J1/08—Constructional features providing for lubrication
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J10/00—Engine or like cylinders; Features of hollow, e.g. cylindrical, bodies in general
- F16J10/02—Cylinders designed to receive moving pistons or plungers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J10/00—Engine or like cylinders; Features of hollow, e.g. cylindrical, bodies in general
- F16J10/02—Cylinders designed to receive moving pistons or plungers
- F16J10/04—Running faces; Liners
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J12/00—Pressure vessels in general
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関等の往復動機関用シリンダライナに関
する。
する。
ディーゼル機関用シリンダライナ1は第4図に示すよう
にピストン2及びピストンリング3との摺動面1aを有す
るので該摺動面1aに摩耗が生じ,ある期間使用すると,
摩耗の状況を点検するために機関の開放を必要とすると
ともに,シリンダライナの摩耗が定められた限度になる
と寿命に達したとしてその交換が必要となる。
にピストン2及びピストンリング3との摺動面1aを有す
るので該摺動面1aに摩耗が生じ,ある期間使用すると,
摩耗の状況を点検するために機関の開放を必要とすると
ともに,シリンダライナの摩耗が定められた限度になる
と寿命に達したとしてその交換が必要となる。
このため,該摺動面1aの摩耗を極力減少させ,機関の開
放点検間隔やシリンダライナ1の寿命を延長するため
に,従来は第5図に示すような摺動面1aに,極く浅い波
形の断面を有する潤滑油溜り1cを設けて潤滑油を保有し
潤滑性を改良していた。
放点検間隔やシリンダライナ1の寿命を延長するため
に,従来は第5図に示すような摺動面1aに,極く浅い波
形の断面を有する潤滑油溜り1cを設けて潤滑油を保有し
潤滑性を改良していた。
ところが,この様な波形の凹凸によって形成された潤滑
油溜り1cは,摩耗は低減されたもののこれが時間と共に
消失し,表面が均一化された後は平滑な摺動面1aにもど
って摩耗が急速に進行し易いという問題点がある。
油溜り1cは,摩耗は低減されたもののこれが時間と共に
消失し,表面が均一化された後は平滑な摺動面1aにもど
って摩耗が急速に進行し易いという問題点がある。
本発明は上記に鑑みなされたもので,シリンダライナの
摺動部の潤滑性を向上させることにより該摺動部の摩耗
を低減せしめることを目的とする。
摺動部の潤滑性を向上させることにより該摺動部の摩耗
を低減せしめることを目的とする。
本発明はかかる問題点を解決するため,シリンダライナ
の摺動面に摺動を負担する摺動部とこれと交互に隣接す
る浅い溝状の潤滑油溜りとを交互にかつ連続して設け,
この摺動部に部分的に焼入れを行って表面を硬化させる
ことにより,摺動部の摩耗を大巾に減少させると共に隣
接する潤滑油溜りの形状を長時間保存し,潤滑油溜りの
存在による良好な潤滑性の保持をなすようにしたことを
特徴とする。
の摺動面に摺動を負担する摺動部とこれと交互に隣接す
る浅い溝状の潤滑油溜りとを交互にかつ連続して設け,
この摺動部に部分的に焼入れを行って表面を硬化させる
ことにより,摺動部の摩耗を大巾に減少させると共に隣
接する潤滑油溜りの形状を長時間保存し,潤滑油溜りの
存在による良好な潤滑性の保持をなすようにしたことを
特徴とする。
以下第1図ないし第4図を参照して,本発明の実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
第4図はシリンダライナ周りの要部断面図であり,図に
おいて1はシリンダライナ,2はピストン,3はピストン・
リングである。図の1aはピストンやピストンリングとの
摺動面である。
おいて1はシリンダライナ,2はピストン,3はピストン・
リングである。図の1aはピストンやピストンリングとの
摺動面である。
第1図は本発明の1実施例を示すシリンダライナの摺動
面の拡大図であり,また第2図は第2実施例である。
面の拡大図であり,また第2図は第2実施例である。
第1図において,Bはシリンダライナの円筒状内面に機械
加工によって成形した極く浅い溝状の潤滑油溜り,Cはシ
リンダライナの円筒状内面の一部をそのまま残した摺動
部である。
加工によって成形した極く浅い溝状の潤滑油溜り,Cはシ
リンダライナの円筒状内面の一部をそのまま残した摺動
部である。
この潤滑油溜りBと摺動部Cとは,第1図に示すよう
に、シリンダライナ1の長手方向に沿って交互にかつ連
続して形成されており、円環状にもあるいは螺旋状にも
適宜加工出来る。
に、シリンダライナ1の長手方向に沿って交互にかつ連
続して形成されており、円環状にもあるいは螺旋状にも
適宜加工出来る。
上記摺動部Cは,高周波焼入やレーザ等の適当な方法に
よって部分的に第1図または第2図の如き形状に硬化処
理を施こす。
よって部分的に第1図または第2図の如き形状に硬化処
理を施こす。
このように,シリンダライナの摺動面1aに部分的な硬化
を実施するのは,該ライナに発生する残留応力や歪を最
少限度に押える点で極めて効果的である。
を実施するのは,該ライナに発生する残留応力や歪を最
少限度に押える点で極めて効果的である。
硬化層の深さtは潤滑油溜りBの深さdよりも大きくす
る事が望ましい。(t>d)。
る事が望ましい。(t>d)。
なぜならば,極めて長時間の後,摺動部Cの摩耗が進行
して潤滑油溜りBの深さdが零に近くなった時点におい
ても,C部の硬化層が未だに残存するので,硬化のないB
部の底部が先行して摩耗し,このあとも潤滑油溜りBが
引続き形成されるからである。
して潤滑油溜りBの深さdが零に近くなった時点におい
ても,C部の硬化層が未だに残存するので,硬化のないB
部の底部が先行して摩耗し,このあとも潤滑油溜りBが
引続き形成されるからである。
また,ピストンリング3との関連で,第1図に示す通り
にピストンリング3の実質幅bに較べて潤滑油溜りBの
幅pを若干狭くとる方が良いのは言うまでもない。(b
>p) 上記の構成は,シリンダライナ1の摺動面1aに全面的に
実施しても差支えはないが,内燃機関のシリンダライナ
は,摩耗の発生がピストンの上死点附近に多く見られる
ことから,上死点近傍等必要な部分に限定してもよい。
にピストンリング3の実質幅bに較べて潤滑油溜りBの
幅pを若干狭くとる方が良いのは言うまでもない。(b
>p) 上記の構成は,シリンダライナ1の摺動面1aに全面的に
実施しても差支えはないが,内燃機関のシリンダライナ
は,摩耗の発生がピストンの上死点附近に多く見られる
ことから,上死点近傍等必要な部分に限定してもよい。
また,シリンダライナの使用初期における馴じみを良好
にするため,第3図に示すように,予め摺動部Cに2硫
化モリブデン材Dの焼付処理等を実施しておくのも効果
的である。
にするため,第3図に示すように,予め摺動部Cに2硫
化モリブデン材Dの焼付処理等を実施しておくのも効果
的である。
以上のように,本発明に係る往復動機関のシリンダライ
ナは,ピストンやピストンリングとの摺動面に,摺動を
負担する摺動部と,これと交互に隣接する浅い溝状の潤
滑油溜りとを各々別個に設け,この摺動部を部分的に焼
入れ等により表面硬化させているので,摺動部の摩耗を
大幅に減少させ得ると共にこれと隣接する潤滑油溜りの
形状を長期間保存し,潤滑油溜りの存在による良好な潤
滑性の保持と相まって両者の相乗的な効果による飛躍的
なシリンダライナの寿命改善を図ることが出来る。
ナは,ピストンやピストンリングとの摺動面に,摺動を
負担する摺動部と,これと交互に隣接する浅い溝状の潤
滑油溜りとを各々別個に設け,この摺動部を部分的に焼
入れ等により表面硬化させているので,摺動部の摩耗を
大幅に減少させ得ると共にこれと隣接する潤滑油溜りの
形状を長期間保存し,潤滑油溜りの存在による良好な潤
滑性の保持と相まって両者の相乗的な効果による飛躍的
なシリンダライナの寿命改善を図ることが出来る。
尚,ピストンリングの材質や硬度を適切に選ぶ事によっ
て機関の開放点検を必要する期間の大幅な延長も可能と
なる。
て機関の開放点検を必要する期間の大幅な延長も可能と
なる。
第1図ないし第3図は本発明の実施例を示し,第1図及
び第2図は第1実施例の部分断面図,第3図は第2実施
例の部分断面図である。第4図はシリンダライナ周りの
要部断面図,第5図は従来のシリンダライナの摺動面の
部分的な断面図である。 1……シリンダライナ,2……ピストン,3……ピストンリ
ング,B……潤滑油溜り,C……摺動部。
び第2図は第1実施例の部分断面図,第3図は第2実施
例の部分断面図である。第4図はシリンダライナ周りの
要部断面図,第5図は従来のシリンダライナの摺動面の
部分的な断面図である。 1……シリンダライナ,2……ピストン,3……ピストンリ
ング,B……潤滑油溜り,C……摺動部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田山 経二郎 東京都千代田区丸の内2丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 北川 博敏 東京都千代田区丸の内2丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 吉田 康之 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (56)参考文献 特開 昭55−51162(JP,A) 特開 昭59−13093(JP,A) 実開 昭50−51052(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】内燃機関等の往復動機関に使用されるシリ
ンダライナにおいて、上記シリンダライナは、ピストン
及びピストンリングとの摺動部と該摺動部から一定量陥
没した油溜りとをその長手方向に沿って交互にかつ連続
して設け、該摺動部のみに硬化処理を施こしてなること
を特徴とする、往復動機関のシリンダライナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60010648A JPH06105102B2 (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 往復動機関のシリンダライナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60010648A JPH06105102B2 (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 往復動機関のシリンダライナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61171963A JPS61171963A (ja) | 1986-08-02 |
JPH06105102B2 true JPH06105102B2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=11756038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60010648A Expired - Lifetime JPH06105102B2 (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 往復動機関のシリンダライナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06105102B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK56897A (da) * | 1997-05-16 | 1998-11-17 | Man B & V Diesel A S | Cylinderforing til en forbrændingsmotor af dieseltypen |
EP0943794A1 (de) * | 1998-03-18 | 1999-09-22 | Wärtsilä NSD Schweiz AG | Zylinderlaufbuchse |
DE19900385C2 (de) * | 1999-01-08 | 2001-02-01 | Man B & W Diesel As Kopenhagen | Hubkolbenmaschine |
EP2050946A1 (de) * | 2007-10-16 | 2009-04-22 | Wärtsilä Schweiz AG | Zylinder mit Mitteln zur Aufnahme von Schmiermittel |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5051052U (ja) * | 1973-09-07 | 1975-05-17 | ||
JPS5551162A (en) * | 1978-10-09 | 1980-04-14 | Kioritz Corp | Cylinder in aluminum alloy and its preparation |
JPS5913093A (ja) * | 1983-06-17 | 1984-01-23 | Kioritz Corp | アルミニウム合金製シリンダの製造方法 |
-
1985
- 1985-01-23 JP JP60010648A patent/JPH06105102B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61171963A (ja) | 1986-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9482153B2 (en) | Oil retention in the bore/piston interfaces of ported cylinders in opposed-piston engines | |
JP4132815B2 (ja) | サイドレール及び組合せオイルリング | |
EP2045488B1 (en) | Piston ring of reciprocating engine | |
KR20030030037A (ko) | 강(鋼)제 피스톤링 | |
US8851029B2 (en) | Opposed-piston cylinder bore constructions with solid lubrication in the top ring reversal zones | |
JP2004197818A (ja) | 組合せオイルリング | |
JPH0326292Y2 (ja) | ||
EP2426385B1 (en) | Oil control ring with ferrous body having a height of less than 2.0 millimeters for internal combustion engines | |
US20130167801A1 (en) | Oil control ring of ferrous body for internal combustion engines | |
EP0238152B1 (en) | Improvements in or relating to pistons for internal combustion engines | |
JPH06105102B2 (ja) | 往復動機関のシリンダライナ | |
JPS6236147B2 (ja) | ||
JP4165119B2 (ja) | 内燃機関のピストンリング | |
US4230027A (en) | Reciprocating piston | |
US5035210A (en) | Piston assembly of internal combustion engine | |
US4829955A (en) | Piston cylinder kit for internal combustion engines | |
JP2005264978A (ja) | 圧力リング | |
JP6685642B2 (ja) | オイルリング | |
JPH06281009A (ja) | ピストン・リング及びピストン・アセンブリとピストン・リングの質量及び原価を低減する方法 | |
JP2645116B2 (ja) | 内燃機関の4部複合型オイルコントロールピストンリング組立体 | |
JPH0143482Y2 (ja) | ||
US6189893B1 (en) | Piston ring | |
JPS6126598Y2 (ja) | ||
JPH0326295Y2 (ja) | ||
JPH0324862Y2 (ja) |