JPH06104970A - 拡声電話機 - Google Patents
拡声電話機Info
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- JPH06104970A JPH06104970A JP4250275A JP25027592A JPH06104970A JP H06104970 A JPH06104970 A JP H06104970A JP 4250275 A JP4250275 A JP 4250275A JP 25027592 A JP25027592 A JP 25027592A JP H06104970 A JPH06104970 A JP H06104970A
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- Japan
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- reception
- microphone
- transmission
- circuit
- echo canceller
- Prior art date
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B3/00—Line transmission systems
- H04B3/02—Details
- H04B3/20—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
- H04B3/23—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M9/00—Arrangements for interconnection not involving centralised switching
- H04M9/08—Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic
- H04M9/082—Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic using echo cancellers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明はマイクとスピーカを使用して通話を行
う拡声電話機に関し、送話レベル制御手段および受話レ
ベル制御手段を設けることにより、音響エコーキャンセ
ラ、側音エコーキャンセラが推定する伝送系の非線型要
素を抑え良好な通話を行うことのできる拡声電話機を実
現することを目的とする。 【構成】マイク10、送話側のA/D変換回路21、送
話側のD/A変換回路31、受話側のA/D変換回路2
2、受話側のD/A変換回路32、スピーカ40、ハイ
ブリッド回路50、音響エコーキャンセラ60、側音エ
コーキャンセラ70を備える拡声電話機1に、マイク1
0から入力しA/D変換回路21でディジタル信号に変
換された送話信号のレベルを制御する送話レベル制御手
段100と、回線から入力するアナログ信号を、A/D
変換回路22でディジタル信号に変換した受話信号のレ
ベルを制御する受話レベル制御手段200を設け構成す
る。
う拡声電話機に関し、送話レベル制御手段および受話レ
ベル制御手段を設けることにより、音響エコーキャンセ
ラ、側音エコーキャンセラが推定する伝送系の非線型要
素を抑え良好な通話を行うことのできる拡声電話機を実
現することを目的とする。 【構成】マイク10、送話側のA/D変換回路21、送
話側のD/A変換回路31、受話側のA/D変換回路2
2、受話側のD/A変換回路32、スピーカ40、ハイ
ブリッド回路50、音響エコーキャンセラ60、側音エ
コーキャンセラ70を備える拡声電話機1に、マイク1
0から入力しA/D変換回路21でディジタル信号に変
換された送話信号のレベルを制御する送話レベル制御手
段100と、回線から入力するアナログ信号を、A/D
変換回路22でディジタル信号に変換した受話信号のレ
ベルを制御する受話レベル制御手段200を設け構成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクとスピーカを使用
して通話を行う拡声電話機に関する。拡声電話機では、
通常のハンドセット電話機とは異なり、送話器(マイク
ロホン)と話者の口、受話器(スピーカ)と話者の耳と
の距離が離れているので、部屋の雑音、残響の影響を受
けやすくなる。
して通話を行う拡声電話機に関する。拡声電話機では、
通常のハンドセット電話機とは異なり、送話器(マイク
ロホン)と話者の口、受話器(スピーカ)と話者の耳と
の距離が離れているので、部屋の雑音、残響の影響を受
けやすくなる。
【0002】また、話者の口とマイクロホンとの距離が
離れていることを補うため、アンプゲインをあげて対処
することになり、ハウリングが生じやすくなる。そこ
で、通話を円滑に行うことのできる拡声電話機が要求さ
れている。
離れていることを補うため、アンプゲインをあげて対処
することになり、ハウリングが生じやすくなる。そこ
で、通話を円滑に行うことのできる拡声電話機が要求さ
れている。
【0003】
【従来の技術】図12は従来例を説明するブロック図を
示す。図はマイク10、送話側のアナログ/ディジタル
変換回路(以下A/D変換回路と称する)21、送話側
のディジタル/アナログ変換回路(以下D/A変換回路
と称する)31、受話側のA/D変換回路22、受話側
のD/A変換回路32、スピーカ40、 ハイブリッド
回路50、音響エコーキャンセラ60、側音エコーキャ
ンセラ70、受話アンプ81、音声スイッチ90を備え
る拡声電話機を示す。
示す。図はマイク10、送話側のアナログ/ディジタル
変換回路(以下A/D変換回路と称する)21、送話側
のディジタル/アナログ変換回路(以下D/A変換回路
と称する)31、受話側のA/D変換回路22、受話側
のD/A変換回路32、スピーカ40、 ハイブリッド
回路50、音響エコーキャンセラ60、側音エコーキャ
ンセラ70、受話アンプ81、音声スイッチ90を備え
る拡声電話機を示す。
【0004】上述の構成において、スピーカ40からマ
イク10への回り込み信号を音響エコーキャンセラ60
で消去し、2線−4線変換を行うハイブリッド回路50
でのインピーダンス不整合により発生する側音を側音エ
コーキャンセラ70で消去している。
イク10への回り込み信号を音響エコーキャンセラ60
で消去し、2線−4線変換を行うハイブリッド回路50
でのインピーダンス不整合により発生する側音を側音エ
コーキャンセラ70で消去している。
【0005】また、音響エコーキャンセラ60、側音エ
コーキャンセラ70は、例えば、学習同定法により、演
算を行いタップ係数を設定し、エコーをキャンセルする
が、その演算に若干の時間を必要とする。そこで、タッ
プ係数が設定されるまでは、音響エコーキャンセラ6
0、側音エコーキャンセラ70のエコーキャンセル動作
が充分には行われないので、音声スイッチ90を設け、
送話レベル、受話レベルを監視し、レベルの小さい方の
信号を減衰させることにより、系が不安定となることを
防止している。
コーキャンセラ70は、例えば、学習同定法により、演
算を行いタップ係数を設定し、エコーをキャンセルする
が、その演算に若干の時間を必要とする。そこで、タッ
プ係数が設定されるまでは、音響エコーキャンセラ6
0、側音エコーキャンセラ70のエコーキャンセル動作
が充分には行われないので、音声スイッチ90を設け、
送話レベル、受話レベルを監視し、レベルの小さい方の
信号を減衰させることにより、系が不安定となることを
防止している。
【0006】図13は従来例の双指向性マイクの指向性
を説明する図を示す。(A)は双指向性マイクの構成を
示し、図中の11A、11Bは全指向性のマイク、11
a、11bはアンプ、11Cはオペアンプである。オペ
アンプ11Cによりマイク11A、11Bの出力の差を
とることにより、二点差動による双指向性マイクを構成
している。
を説明する図を示す。(A)は双指向性マイクの構成を
示し、図中の11A、11Bは全指向性のマイク、11
a、11bはアンプ、11Cはオペアンプである。オペ
アンプ11Cによりマイク11A、11Bの出力の差を
とることにより、二点差動による双指向性マイクを構成
している。
【0007】(B)は(A)に示す双指向性マイクの指
向性パターンを示す。前後方向では通常の感度である
が、左右方向では感度が低下することを示している。こ
の双指向性マイクを図12に示すマイク10として使用
することにより、部屋の残響の影響を軽減し、送話のS
/Nを改善することが可能である。
向性パターンを示す。前後方向では通常の感度である
が、左右方向では感度が低下することを示している。こ
の双指向性マイクを図12に示すマイク10として使用
することにより、部屋の残響の影響を軽減し、送話のS
/Nを改善することが可能である。
【0008】さらに、指向性のデッドアングルを拡声用
のスピーカ40の方向に向けることにより、拡声電話機
の系の一巡ループの利得を低減させることができる。
のスピーカ40の方向に向けることにより、拡声電話機
の系の一巡ループの利得を低減させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例において
は、下記の理由により送受話のレベルが大きく変動し、
その差が20dBにも達する場合がある。
は、下記の理由により送受話のレベルが大きく変動し、
その差が20dBにも達する場合がある。
【0010】・拡声電話機が接続される回線により回線
損失が異なり、受話レベルが変動する。 ・マイクとスピーカを使用して通話を行うので、ハンド
セットをもつ必要がなく、通話者が拡声電話機から極端
に近づいたり離れたりする場合があり、送話レベルが通
常のハンドセット電話機に比べて大きく変動する。
損失が異なり、受話レベルが変動する。 ・マイクとスピーカを使用して通話を行うので、ハンド
セットをもつ必要がなく、通話者が拡声電話機から極端
に近づいたり離れたりする場合があり、送話レベルが通
常のハンドセット電話機に比べて大きく変動する。
【0011】上述のように拡声電話機においては、その
使用条件により、送受話のレベルが20dB以上も変化
するので、A/D変換回路21、22、D/A変換回路
31、32、受話アンプ81等のダイナミックレンジ不
足でサチレーションを起こすことがある。
使用条件により、送受話のレベルが20dB以上も変化
するので、A/D変換回路21、22、D/A変換回路
31、32、受話アンプ81等のダイナミックレンジ不
足でサチレーションを起こすことがある。
【0012】拡声電話機1内の音響エコーキャンセラ6
0、側音エコーキャンセラ70はキャンセル動作を行う
とする伝達系において、非線形の要素が存在すると、エ
コーキャンセラがその伝達系を推定することが不可能に
なりエコー消去量(ERLE)が極端に劣化し、最悪の
場合には発振を起こし通話不能となってしまう。
0、側音エコーキャンセラ70はキャンセル動作を行う
とする伝達系において、非線形の要素が存在すると、エ
コーキャンセラがその伝達系を推定することが不可能に
なりエコー消去量(ERLE)が極端に劣化し、最悪の
場合には発振を起こし通話不能となってしまう。
【0013】また、部屋の残響の影響を軽減し、送話の
S/Nを改善するために図13の(A)に示した双指向
性マイクを使用すると、双指向性マイクの利得の低いデ
ッドアングルの方向から話者が話した場合には、相手側
にその音声信号が通じない。
S/Nを改善するために図13の(A)に示した双指向
性マイクを使用すると、双指向性マイクの利得の低いデ
ッドアングルの方向から話者が話した場合には、相手側
にその音声信号が通じない。
【0014】例えば、拡声電話機の正面および背面から
話者が話した場合には正常に通話することが可能である
が、拡声電話機の左右の側面から話した場合には正面か
ら通話した場合に比べて音声レベルが極端に低くなる。
話者が話した場合には正常に通話することが可能である
が、拡声電話機の左右の側面から話した場合には正面か
ら通話した場合に比べて音声レベルが極端に低くなる。
【0015】したがって、拡声電話機を囲んで音声会議
を行う場合、拡声電話機の左右の側面から話した話者の
音声レベルが低くなり、会話が困難になる。本発明は拡
声電話機において、送話レベル制御手段および受話レベ
ル制御手段を設けることにより、音響エコーキャンセ
ラ、側音エコーキャンセラが推定する伝達系の非線形要
素を抑え良好な通話を行い、さらに部屋の残響の影響を
無くし良好な通話のためにマイクとして指向性マイクを
使用する際、受話音量調整回路の音量調整量に応じて、
指向性マイクの指向性を制御することのできる拡声電話
機を実現しようとする。
を行う場合、拡声電話機の左右の側面から話した話者の
音声レベルが低くなり、会話が困難になる。本発明は拡
声電話機において、送話レベル制御手段および受話レベ
ル制御手段を設けることにより、音響エコーキャンセ
ラ、側音エコーキャンセラが推定する伝達系の非線形要
素を抑え良好な通話を行い、さらに部屋の残響の影響を
無くし良好な通話のためにマイクとして指向性マイクを
使用する際、受話音量調整回路の音量調整量に応じて、
指向性マイクの指向性を制御することのできる拡声電話
機を実現しようとする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明する第1のブロック図である。図中の1は拡声電話機
であり、10はマイク、21は送話側のA/D変換回
路、31は送話側のD/A変換回路、22は受話側のA
/D変換回路、32は受話側のD/A変換回路、40は
スピーカ、50はハイブリッド回路、60は音響エコー
キャンセラ、70は側音エコーキャンセラである。
明する第1のブロック図である。図中の1は拡声電話機
であり、10はマイク、21は送話側のA/D変換回
路、31は送話側のD/A変換回路、22は受話側のA
/D変換回路、32は受話側のD/A変換回路、40は
スピーカ、50はハイブリッド回路、60は音響エコー
キャンセラ、70は側音エコーキャンセラである。
【0017】また、100は拡声電話機1に設ける、マ
イク10から入力し、A/D変換回路21でディジタル
信号に変換された送話信号のレベルを制御する送話レベ
ル制御手段であり、200は回線から入力するアナログ
信号を、A/D変換回路22でディジタル信号に変換し
た受話信号のレベルを制御する受話レベル制御手段であ
り、音響エコーキャンセラ60は側音エコーキャンセラ
70の推定する伝達系の非線形要素をなくするように制
御する。
イク10から入力し、A/D変換回路21でディジタル
信号に変換された送話信号のレベルを制御する送話レベ
ル制御手段であり、200は回線から入力するアナログ
信号を、A/D変換回路22でディジタル信号に変換し
た受話信号のレベルを制御する受話レベル制御手段であ
り、音響エコーキャンセラ60は側音エコーキャンセラ
70の推定する伝達系の非線形要素をなくするように制
御する。
【0018】さらに、図2は本発明の原理を説明する第
2のブロック図であり、マイク10として可変指向性マ
イク11を使用し、受話音量設定回路80の音量設定量
に連動する指向性制御手段300により可変指向性マイ
ク11の指向性を制御し良好な通話を行う。
2のブロック図であり、マイク10として可変指向性マ
イク11を使用し、受話音量設定回路80の音量設定量
に連動する指向性制御手段300により可変指向性マイ
ク11の指向性を制御し良好な通話を行う。
【0019】
【作用】例えば、拡声電話機1が構内交換機(以下PB
Xと称する)の内線通話のように、近距離の回線で接続
された場合、受話信号は高い受話レベルでA/D変換回
路22に入力されるが、受話レベル制御手段200によ
りレベル制御されるので、スピーカ40から大出力の音
声が出力されることはなく、A/D変換回路21でのサ
チレーションがなくなり、音量エコーキャンセラ60の
推定する伝達系の非線形要素をなくすることができる。
Xと称する)の内線通話のように、近距離の回線で接続
された場合、受話信号は高い受話レベルでA/D変換回
路22に入力されるが、受話レベル制御手段200によ
りレベル制御されるので、スピーカ40から大出力の音
声が出力されることはなく、A/D変換回路21でのサ
チレーションがなくなり、音量エコーキャンセラ60の
推定する伝達系の非線形要素をなくすることができる。
【0020】また、拡声電話機1の送話者がマイク10
の近くで話した場合には、高いレベルの音声信号がA/
D変換回路21に入力されるが、送話レベル制御手段1
00により適切なレベルに抑えられるので、ハイブリッ
ド回路50に大出力の音声信号が入力されることはな
く、A/D変換回路22でのサチレーションがなくな
り、側音エコーキャンセラ70の推定する伝達系の非線
形要素をなくすることができ良好な通話を行うことがで
きる。
の近くで話した場合には、高いレベルの音声信号がA/
D変換回路21に入力されるが、送話レベル制御手段1
00により適切なレベルに抑えられるので、ハイブリッ
ド回路50に大出力の音声信号が入力されることはな
く、A/D変換回路22でのサチレーションがなくな
り、側音エコーキャンセラ70の推定する伝達系の非線
形要素をなくすることができ良好な通話を行うことがで
きる。
【0021】また、全指向性のマイク11A、11B、
オペアンプ11Cを使用して可変指向性マイク11を構
成する。このとき指向性制御手段300によりマイク1
1Bの出力を切り離すと、オペアンプ11Cへの入力は
マイク11Aの出力のみとなり送話系は全指向性とな
る。
オペアンプ11Cを使用して可変指向性マイク11を構
成する。このとき指向性制御手段300によりマイク1
1Bの出力を切り離すと、オペアンプ11Cへの入力は
マイク11Aの出力のみとなり送話系は全指向性とな
る。
【0022】拡声電話機1において、部屋の残響の影響
を一番受けやすい状態は、拡声電話機1の受話音量調整
回路80が音量を最大に制御した場合であり、拡声電話
機1の一巡ループゲインが一番大きなり、最もハウリン
グを起こし易くなる。
を一番受けやすい状態は、拡声電話機1の受話音量調整
回路80が音量を最大に制御した場合であり、拡声電話
機1の一巡ループゲインが一番大きなり、最もハウリン
グを起こし易くなる。
【0023】したがって、受話音量設定回路80の設定
量が一定の量以上になったときに、指向性制御手段30
0により、マイク11Bの出力をオペアンプ11Cに接
続することにより可変指向性マイク11の指向性を双指
向性として部屋の残響の影響を少なくする。このとき指
向性のデッドアングルがスピーカ40の方向を向くので
一巡ループゲインも少なくすることができる。
量が一定の量以上になったときに、指向性制御手段30
0により、マイク11Bの出力をオペアンプ11Cに接
続することにより可変指向性マイク11の指向性を双指
向性として部屋の残響の影響を少なくする。このとき指
向性のデッドアングルがスピーカ40の方向を向くので
一巡ループゲインも少なくすることができる。
【0024】受話音量設定回路80により受話音量が小
さく設定された場合には部屋の残響の影響も少なく、受
話音量を下げた分一巡ループゲインも少なくなるので、
ハウリングの発生も少なくなる。そこで、受話音量設定
回路80の設定が指定の音量以下になった場合には、指
向性制御手段300により、マイク11Bの出力をオペ
アンプ11Cから切り離し、可変指向性マイク11を全
指向性とし左右の側面からの通話も可能とし、拡声電話
機1のサービス範囲を広くすることが可能となる。
さく設定された場合には部屋の残響の影響も少なく、受
話音量を下げた分一巡ループゲインも少なくなるので、
ハウリングの発生も少なくなる。そこで、受話音量設定
回路80の設定が指定の音量以下になった場合には、指
向性制御手段300により、マイク11Bの出力をオペ
アンプ11Cから切り離し、可変指向性マイク11を全
指向性とし左右の側面からの通話も可能とし、拡声電話
機1のサービス範囲を広くすることが可能となる。
【0025】
【実施例】図3は本発明の実施例を説明するブロック図
(1)である。図中の10はマイク、21は送話側のA
/D変換回路、31は送話側のD/A変換回路、22は
受話側のA/D変換回路、32は受話側のD/A変換回
路、40はスピーカ、50はハイブリッド回路、60は
音響エコーキャンセラ、70は側音エコーキャンセラ、
81は受話アンプ、90は音声スイッチである。
(1)である。図中の10はマイク、21は送話側のA
/D変換回路、31は送話側のD/A変換回路、22は
受話側のA/D変換回路、32は受話側のD/A変換回
路、40はスピーカ、50はハイブリッド回路、60は
音響エコーキャンセラ、70は側音エコーキャンセラ、
81は受話アンプ、90は音声スイッチである。
【0026】また、原理を説明する第1のブロック図で
説明した送話レベル制御手段100を送話自動利得制御
回路(図中SAGCと示す)110、送話リミタ(SL
IMと示す)120で構成し、受話レベル制御手段20
0を受話自動利得制御回路(図中RAGCと示す)21
0と受話リミタ(RLIMと示す)220で構成した例
である。
説明した送話レベル制御手段100を送話自動利得制御
回路(図中SAGCと示す)110、送話リミタ(SL
IMと示す)120で構成し、受話レベル制御手段20
0を受話自動利得制御回路(図中RAGCと示す)21
0と受話リミタ(RLIMと示す)220で構成した例
である。
【0027】この構成において、送話自動利得制御回路
110、受話自動利得制御回路210の立ち上がりに数
mSの遅れを生ずることがあるので、送話リミタ12
0、受話リミタ220で大レベルの音声信号の発生を抑
圧している。
110、受話自動利得制御回路210の立ち上がりに数
mSの遅れを生ずることがあるので、送話リミタ12
0、受話リミタ220で大レベルの音声信号の発生を抑
圧している。
【0028】また、音声スイッチ90は音響エコーキャ
ンセラ60、側音エコーキャンセラ70がタップ係数を
設定するまでの間送話レベル、受話レベルを監視し、レ
ベルの小さい方のラインのレベルを減衰させることによ
り、ハウリングの発生を防止している。
ンセラ60、側音エコーキャンセラ70がタップ係数を
設定するまでの間送話レベル、受話レベルを監視し、レ
ベルの小さい方のラインのレベルを減衰させることによ
り、ハウリングの発生を防止している。
【0029】図4は本発明の実施例の自動利得制御回
路、リミタの挿入位置を説明する図である。ここで、重
要なことは送話自動利得制御回路110、送話リミタ1
20、受話自動利得制御回路210、受話リミタ220
の挿入位置である。挿入位置としては図4に示す(a)
〜(m)がある。
路、リミタの挿入位置を説明する図である。ここで、重
要なことは送話自動利得制御回路110、送話リミタ1
20、受話自動利得制御回路210、受話リミタ220
の挿入位置である。挿入位置としては図4に示す(a)
〜(m)がある。
【0030】図3の本発明の実施例では送話自動利得制
御回路110を(c)に、送話リミタ120を(d)
に、受話自動利得制御回路210を(i)に、受話リミ
タ220を(k)に挿入したものである。
御回路110を(c)に、送話リミタ120を(d)
に、受話自動利得制御回路210を(i)に、受話リミ
タ220を(k)に挿入したものである。
【0031】例えば、送話自動利得制御回路110、送
話リミタ120を(a)、(b)、(e)、(f)のよ
うな位置に挿入すると音響エコーキャンセラ60、側音
エコーキャンセラ70の推定する伝送系に非線型要素が
存在することになり、正確な推定ができなくなり誤動作
してしまう。
話リミタ120を(a)、(b)、(e)、(f)のよ
うな位置に挿入すると音響エコーキャンセラ60、側音
エコーキャンセラ70の推定する伝送系に非線型要素が
存在することになり、正確な推定ができなくなり誤動作
してしまう。
【0032】また、受話自動利得制御回路210、受話
リミタ220を(g)、(h)、(l)、(m)のよう
な位置に挿入すると音響エコーキャンセラ60、側音エ
コーキャンセラ70の推定する伝送系に非線型要素が存
在することになる。
リミタ220を(g)、(h)、(l)、(m)のよう
な位置に挿入すると音響エコーキャンセラ60、側音エ
コーキャンセラ70の推定する伝送系に非線型要素が存
在することになる。
【0033】送話自動利得制御回路110、送話リミタ
120の挿入可能位置は(c)、(d)であり、受話自
動利得制御回路210、受話リミタ220の挿入可能位
置は(i)、(j)、(k)である。
120の挿入可能位置は(c)、(d)であり、受話自
動利得制御回路210、受話リミタ220の挿入可能位
置は(i)、(j)、(k)である。
【0034】図5は本発明の実施例を説明するブロック
図(2)である。図2の実施例においては、送話自動利
得制御回路110、送話リミタ120、受話自動利得制
御回路210、受話リミタ220をそれぞれ異なる位置
に挿入しているが、送話自動利得制御回路110と送話
リミタ120を纏めて(c)あるいは(d)の一か所
に、受話自動利得制御回路210と受話リミタ120を
纏めて(i)、(j)あるいは(k)の一か所に挿入す
ることも可能であり、図中5においてはそれらを(c)
および(i)に挿入した例である。
図(2)である。図2の実施例においては、送話自動利
得制御回路110、送話リミタ120、受話自動利得制
御回路210、受話リミタ220をそれぞれ異なる位置
に挿入しているが、送話自動利得制御回路110と送話
リミタ120を纏めて(c)あるいは(d)の一か所
に、受話自動利得制御回路210と受話リミタ120を
纏めて(i)、(j)あるいは(k)の一か所に挿入す
ることも可能であり、図中5においてはそれらを(c)
および(i)に挿入した例である。
【0035】図6は本発明の実施例を説明するブロック
図(3)である。図においては、送話リミタ120、受
話リミタ220のみを(d)、(k)の位置に挿入した
例である。同様に送話自動利得制御回路110、受話自
動利得制御回路210のみをを(d)、(k)に挿入す
ることも可能であり、さらに挿入位置を(c)、(i)
あるいは(j)とすることも可能である。
図(3)である。図においては、送話リミタ120、受
話リミタ220のみを(d)、(k)の位置に挿入した
例である。同様に送話自動利得制御回路110、受話自
動利得制御回路210のみをを(d)、(k)に挿入す
ることも可能であり、さらに挿入位置を(c)、(i)
あるいは(j)とすることも可能である。
【0036】図7は本発明の実施例を説明するブロック
図(4)である。図7の実施例は図2の実施例をISD
N等の4線インタフェースの回線に適応した例であり、
この場合には2線−4線変換の際のインピーダンス不整
合による側音が存在しないので、側音消去のための側音
エコーキャンセラ70が必要でなくなる。
図(4)である。図7の実施例は図2の実施例をISD
N等の4線インタフェースの回線に適応した例であり、
この場合には2線−4線変換の際のインピーダンス不整
合による側音が存在しないので、側音消去のための側音
エコーキャンセラ70が必要でなくなる。
【0037】図8は本発明のその他の実施例を説明する
図(1)を示す。図においては全指向性マイク11A、
11B、全指向性マイク11A、11Bの出力を増幅す
るアンプ11a、11bおよびアンプ11a、11bの
出力の差をとるオペアンプ11Cから可変指向性マイク
11を構成し、図2の第2の原理図で説明した指向性制
御手段300を音量設定回路80としての受話アンプ8
1の設定位置により開閉するスイッチ310で構成して
いる。また40はスピーカである。
図(1)を示す。図においては全指向性マイク11A、
11B、全指向性マイク11A、11Bの出力を増幅す
るアンプ11a、11bおよびアンプ11a、11bの
出力の差をとるオペアンプ11Cから可変指向性マイク
11を構成し、図2の第2の原理図で説明した指向性制
御手段300を音量設定回路80としての受話アンプ8
1の設定位置により開閉するスイッチ310で構成して
いる。また40はスピーカである。
【0038】図9は本発明のその他の実施例を説明する
図(2)を示す。図は図2で説明した本発明の実施例の
マイク10として、図8で説明した可変指向性マイク1
1を使用した例である。(図においてはアンプ11a、
11bは図が煩雑となるので省略している。)図の構成
において、受話音量が指定の値より大きくなった場合に
は、受話アンプ81の音量設定位置に連動してスイッチ
310を「オフ」として、マイク11Bの出力をオペア
ンプ11Cに接続することにより、可変指向性マイク1
1を双指向性とし、部屋の残響の影響を緩和させる。ま
た、拡声電話機の一巡ループゲインを低くする。
図(2)を示す。図は図2で説明した本発明の実施例の
マイク10として、図8で説明した可変指向性マイク1
1を使用した例である。(図においてはアンプ11a、
11bは図が煩雑となるので省略している。)図の構成
において、受話音量が指定の値より大きくなった場合に
は、受話アンプ81の音量設定位置に連動してスイッチ
310を「オフ」として、マイク11Bの出力をオペア
ンプ11Cに接続することにより、可変指向性マイク1
1を双指向性とし、部屋の残響の影響を緩和させる。ま
た、拡声電話機の一巡ループゲインを低くする。
【0039】受話音量が指定の値より小さくなった場合
には、受話アンプ81の音量設定位置に連動してスイッ
チ310を「オン」として、マイク11Bの出力をオペ
アンプ11Cから切り離すことにより、可変指向性マイ
ク11を全指向性とし、左右側面からも通話可能とし、
サービス範囲を広くする。
には、受話アンプ81の音量設定位置に連動してスイッ
チ310を「オン」として、マイク11Bの出力をオペ
アンプ11Cから切り離すことにより、可変指向性マイ
ク11を全指向性とし、左右側面からも通話可能とし、
サービス範囲を広くする。
【0040】図10は本発明の実施例の可変指向性マイ
クの指向性を説明する図である。(A)は受話アンプ8
1の設定位置により、マイク11Bの出力を「オン」、
「オフ」する場合の特性である。
クの指向性を説明する図である。(A)は受話アンプ8
1の設定位置により、マイク11Bの出力を「オン」、
「オフ」する場合の特性である。
【0041】また、(B)は受話アンプ81の設定位置
により、段階的に指向性の谷の深さを制御する場合であ
り、さらに(C)は受話アンプ81の設定位置により、
連続的に指向性の谷の深さを制御するものである。
により、段階的に指向性の谷の深さを制御する場合であ
り、さらに(C)は受話アンプ81の設定位置により、
連続的に指向性の谷の深さを制御するものである。
【0042】(B)、(C)は受話アンプ81の設定位
置によりオペアンプ11Cに入力するマイク11Bの出
力を制御することにより、容易に実現できる。図11は
本発明の実施例の可変指向性マイクの周波数特性を説明
する図である。(A)は周波数特性制御回路を設けた可
変指向性マイク11を示し、オペアンプ11Cの後に周
波数特性制御回路320を設けたものである。(B)は
(A)の周波数特性を示す。2点差動受音による可変指
向性マイク11では全指向性のマイク10に比べて、低
域の利得が低下する(図中太線にて示す)性質があるの
で、受話音量に連動して低域を持ち上げる(図中点線に
て示す)ように制御している。
置によりオペアンプ11Cに入力するマイク11Bの出
力を制御することにより、容易に実現できる。図11は
本発明の実施例の可変指向性マイクの周波数特性を説明
する図である。(A)は周波数特性制御回路を設けた可
変指向性マイク11を示し、オペアンプ11Cの後に周
波数特性制御回路320を設けたものである。(B)は
(A)の周波数特性を示す。2点差動受音による可変指
向性マイク11では全指向性のマイク10に比べて、低
域の利得が低下する(図中太線にて示す)性質があるの
で、受話音量に連動して低域を持ち上げる(図中点線に
て示す)ように制御している。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、音響エコーキャンセ
ラ、側音エコーキャンセラを内蔵する拡声電話機におい
て、送話レベル制御手段、受話レベル制御手段をエコー
キャンセラが推定する伝送系に非線形を与えない位置に
挿入することにより、エコーキャンセラの誤動作を防止
し、通話品質を向上することができる。
ラ、側音エコーキャンセラを内蔵する拡声電話機におい
て、送話レベル制御手段、受話レベル制御手段をエコー
キャンセラが推定する伝送系に非線形を与えない位置に
挿入することにより、エコーキャンセラの誤動作を防止
し、通話品質を向上することができる。
【0044】また、拡声電話機のマイクを可変指向性マ
イクを使用し、音量設定回路の設定量により、全指向性
を双指向性に切り換えることにより、ハウリングを防止
し、音質を向上させることができる。
イクを使用し、音量設定回路の設定量により、全指向性
を双指向性に切り換えることにより、ハウリングを防止
し、音質を向上させることができる。
【0045】さらに、双指向性マイクの周波数特性の低
域の感度を上昇させることによりさらに良好な通話を行
うことができる。
域の感度を上昇させることによりさらに良好な通話を行
うことができる。
【図1】 本発明の原理を説明する第1のブロック図
【図2】 本発明の原理を説明する第2のブロック図
【図3】 本発明の実施例を説明するブロック図(1)
【図4】 本発明の実施例の自動利得制御回路、リミタ
の挿入位置を説明する図
の挿入位置を説明する図
【図5】 本発明の実施例を説明するブロック図(2)
【図6】 本発明の実施例を説明するブロック図(3)
【図7】 本発明の実施例を説明するブロック図(4)
【図8】 本発明のその他の実施例を説明する図(1)
【図9】 本発明のその他の実施例を説明する図(2)
【図10】 本発明の実施例の可変指向性マイクの指向
性を説明する図
性を説明する図
【図11】 本発明の実施例の可変指向性マイクの周波
数特性を説明する図
数特性を説明する図
【図12】 従来例を説明するブロック図
【図13】 従来例の双指向性マイクの指向性を説明す
る図
る図
1 拡声電話機 10、11A、11B マイク 11 可変指向性マイク 11C オペアンプ 11a、11b アンプ 21、22 A/D変換回路 31、32 D/A変換回路 40 スピーカ 50 ハイブリッド回路 60 音響エコーキャンセラ 70 側音エコーキャンセラ 80 受話音響設定回路 81 受話アンプ 90 音声スイッチ 100 送話レベル制御手段 110 送話自動利得制御回路 120 送
話リミタ 200 受話レベル制御手段 210 受話自動利得制御回路 220 受
話リミタ 300 指向性制御手段 310 スイッチ 320 周
波数特性制御回路
話リミタ 200 受話レベル制御手段 210 受話自動利得制御回路 220 受
話リミタ 300 指向性制御手段 310 スイッチ 320 周
波数特性制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大賀 寿郎 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 マイク(10)、送話側のアナログ/デ
ィジタル変換回路(21)、送話側のディジタル/アナ
ログ変換回路(31)、受話側のアナログ/ディジタル
変換回路(22)、受話側のディジタル/アナログ変換
回路(32)、スピーカ(40)、ハイブリッド回路
(50)、音響エコーキャンセラ(60)、側音エコー
キャンセラ(70)を備える拡声電話機(1)におい
て、 前記マイク(10)から入力し、前記アナログ/ディジ
タル変換回路(21)でディジタル信号に変換された送
話信号のレベルを制御する送話レベル制御手段(10
0)と、 回線から入力するアナログ信号を、前記アナログ/ディ
ジタル変換回路(22)でディジタル信号に変換した受
話信号のレベルを制御する受話レベル制御手段(20
0)を設けたことを特徴とする拡声電話機。 - 【請求項2】 前項記載の前記送話レベル制御手段(1
00)を送話自動利得制御回路(110)と送話リミタ
(120)から構成し、 前記受話レベル制御手段(200)を受話自動利得制御
回路(210)と受話リミタ(220)から構成したこ
とを特徴とする請求項1記載の拡声電話機。 - 【請求項3】 前項記載拡声電話機(1)において、前
記送話自動利得制御回路(110)、前記送話リミタ
(120)、前記受話自動利得制御回路(210)、前
記受話リミタ(220)の中の少なくとも1つを、前記
音響エコーキャンセラ(60)、側音エコーキャンセラ
(70)が推定する伝達系に非線形を与えない位置に設
けたことを特徴とする請求項1記載の拡声電話機。 - 【請求項4】 前項記載の拡声電話機(1)において、 前記送話自動利得制御回路(110)、前記送話リミタ
(120)、前記受話自動利得制御回路(210)、前
記受話リミタ(220)の中の少なくとも1つを前記音
響エコーキャンセラ(60)と前記側音エコーキャンセ
ラ(70)の間に挿入したことを特徴とする請求項1記
載の拡声電話機。 - 【請求項5】 受話音量調整回路(80)および可変指
向性マイク(11)を備える拡声電話機(1)におい
て、 前記受話音量設定回路(80)の音量設定量に連動し
て、前記可変指向性マイク(11)の指向性を制御する
指向性制御手段(300)を設けたことを特徴とする拡
声電話機。 - 【請求項6】 前項記載の拡声電話機(1)において、 前記受話音量設定回路(80)の音量設定量に連動し
て、前記可変指向性マイク(11)の死角方向の減衰量
を制御する減衰量制御手段を設けたことを特徴とする請
求項5記載の拡声電話機。 - 【請求項7】 前項記載の拡声電話機(1)において、 前記受話音量設定回路(80)の音量設定量に連動し
て、前記指向性マイク(11)の周波数特性を制御する
周波数特性制御回路(320)を設けたことを特徴とす
る請求項5記載の拡声電話機。 - 【請求項8】 受話音量調整回路(80)、全指向性の
マイク(10)および指向性マイクを備える拡声電話機
(1)において、 前記受話音量設定回路(80)の音量設定量に連動し
て、前記全指向性マイク(10)と前記指向性マイクを
切り換え使用することを特徴とする拡声電話機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4250275A JPH06104970A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 拡声電話機 |
US08/122,787 US5384843A (en) | 1992-09-18 | 1993-09-15 | Hands-free telephone set |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4250275A JPH06104970A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 拡声電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06104970A true JPH06104970A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17205478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4250275A Pending JPH06104970A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 拡声電話機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5384843A (ja) |
JP (1) | JPH06104970A (ja) |
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Publication number | Publication date |
---|---|
US5384843A (en) | 1995-01-24 |
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