JPH0567219U - 収穫機の刈取装置 - Google Patents
収穫機の刈取装置Info
- Publication number
- JPH0567219U JPH0567219U JP1718792U JP1718792U JPH0567219U JP H0567219 U JPH0567219 U JP H0567219U JP 1718792 U JP1718792 U JP 1718792U JP 1718792 U JP1718792 U JP 1718792U JP H0567219 U JPH0567219 U JP H0567219U
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- JP
- Japan
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- cutting blade
- crank
- arm
- cutting
- fulcrum
- Prior art date
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- Pending
Links
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- 238000003306 harvesting Methods 0.000 claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000010902 straw Substances 0.000 description 2
- 244000025254 Cannabis sativa Species 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
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- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 刈刃クランクによる刈刃の駆動を、静的に
して円滑に行う。 [構成] 刈刃クランク(37)にクランクロッド
(39)及び刈刃アーム(42)を介して刈刃(21)
を左右往復移動させる如く連結させて穀稈の刈取りを行
うようにした構造において、前記刈刃クランク(37)
の回転平面(A)と刈刃アーム(42)の揺動平面
(B)とを略平行とさせる如く設けると共に、前記刈刃
アーム(42)のアーム支点(41)位置より刈刃クラ
ンク(37)のクランク支点(35)位置を機体内方側
に設ける。
して円滑に行う。 [構成] 刈刃クランク(37)にクランクロッド
(39)及び刈刃アーム(42)を介して刈刃(21)
を左右往復移動させる如く連結させて穀稈の刈取りを行
うようにした構造において、前記刈刃クランク(37)
の回転平面(A)と刈刃アーム(42)の揺動平面
(B)とを略平行とさせる如く設けると共に、前記刈刃
アーム(42)のアーム支点(41)位置より刈刃クラ
ンク(37)のクランク支点(35)位置を機体内方側
に設ける。
Description
【0001】
本考案は主にコンバインやバインダなどにあって、刈刃により穀稈の刈取りを 行うようにした収穫機の刈取装置に関する。
【0002】
この種刈取装置にあって、刈刃アームの揺動平面と刈刃クランクの回転平面と が直交するように設けられたものがある。また、刈刃アームの揺動平面と刈刃ク ランクの回転平面とが略平行に設けられ、刈刃アームのアーム支点位置に対し刈 刃クランクのクランク支点位置が機体外方側に設けられたものがある。
【0003】
しかし乍ら、前者の場合駆動力の伝わり方がスムーズなものでなく、これら駆 動系の耐久性に問題があるばかりでなく、刈刃の円滑な左右往復動作が得難いと いう問題があった。また後者の場合、刈刃クランクでの作用する力の方向と、刈 刃での移動方向とが同一方向に一致する状態となって、この刈刃における振動が 増幅されるなどして刈刃の円滑な刈取動作が得られないという問題があった。
【0004】
したがって本考案は、刈刃クランクにクランクロッド及び刈刃アームを介して 刈刃を左右往復移動させる如く連結させて穀稈の刈取りを行うようにした構造に おいて、前記刈刃クランクの回転平面と刈刃アームの揺動平面とを略平行とさせ る如く設けると共に、前記刈刃アームのアーム支点位置より刈刃クランクのクラ ンク支点位置を機体内方側に設けることによって、刈刃クランクにおけるクラン クロッドを介し刈刃に作用させる力の方向と、刈刃アームにより刈刃を移動させ る力の方向とを反対方向に異ならせて、これら刈刃クランク及び刈刃での運動に 伴う反作用力や慣性力を相互に打消し合う状態とさせて、振動や衝撃力を低減さ せての円滑にして静的な穀稈刈取りを可能とするものである。
【0005】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は刈刃の平面説明図、 図2はコンバインの全体側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クロ ーラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレーム(1) 上に架設する機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及 び処理胴(7)を内蔵している脱穀部、(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送機構( 10)などを備える刈取部、(11)は排藁チェン(12)(13)終端を臨ま せる排藁処理部、(14)は運転席(15)及び運転操作部(16)を備える運 転台、(17)は前記脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(18)を介し溜める穀 粒タンク、(19)は前記穀粒タンク(17)内の穀粒を機外に取出す上部排出 オーガであり、連続的に刈取り・脱穀作業を行うように構成している。
【0006】 図1、図4乃至図5に示す如く、前記刈刃(9)は、上ナイフバー(20)に 一定ピッチでリベット止めする三角形状の上刈刃(21)と、下ナイフバー(2 2)に一定ピッチでリベット止めする三角形状の下刈刃(23)とから成り、刈 取フレーム(24)の後部連結横パイプ(25)前面側で左右最外側の支持パイ プ(26)(27)間に刈刃受板(28)を張設し、前記上刈刃(21)と下刈 刃(23)を上下対称に重合させた状態で受板(28)上面に刃押え(29)、 上下ナイフバーガイド板(30)(31)、調整板(32)などを介し取付けて いる。
【0007】 また前記刈刃(9)は、上刈刃(21)のみを左右往復移動自在に設けたもの で、前記刈取フレーム(24)を構成する下部ケース(33)の左端側に刈刃駆 動ケース(34)を設け、該刈刃駆動ケース(34)のクランク支点である刈刃 クランク軸(35)にフライホイル(36)を介して刈刃クランク(37)を取 付けると共に、該刈刃クランク(37)のクランクピン(38)に刈刃クランク ロッド(39)の基端を取付ける。そして刈取フレーム(24)側の刈刃アーム 台(40)に刈刃アーム支点である刈刃アーム支点軸(41)を介し刈刃アーム (42)中間の筒体(42a)を揺動自在に枢支させ、前記クランクロッド(3 9)の先端に該刈刃アーム(42)の第1揺動アーム(42b)先端をロッド軸 (39a)を介して連結させると共に、前記刈刃(9)の左端位置で上刈刃(2 1)と共に上ナイフバー(20)に一体にリベット止めするナイフヘッド(43 )の嵌合溝(44)に、前記刈刃アーム(42)の第2揺動アーム(42c)先 端に軸支するベアリング(45)を係合連結させて、前記刈刃クランク(37) の回転によって上刈刃(21)を左右方向に往復移動させて穀稈の刈取りを行う ように構成している。
【0008】 ところでこのような、前記刈刃クランク(37)の回転平面(A)と、刈刃ア ーム(42)の揺動平面(B)とを略平行とさせる如く設けると共に、平面視下 部ケース(33)の左端側に刈刃駆動部を配備する構成において、前記刈刃アー ム(42)の支点軸(41)より刈刃クランク(37)のクランク軸(35)を 右側の機体内側寄りに一定寸法(t)偏位させて設け、図1実線矢印の如く、前 記クランク軸(35)を略左側より右側に移動させるとき、上刈刃(21)を左 側より右側に、また同図破線矢印の如く前記クランク軸(35)を略左側より右 側に移動させるとき、上刈刃(21)を右側より左側に移動させる状態とさせて 、これら相互の移動方向を反対方向とさせることによって、これら移動時に発生 する反作用力や慣性力を相互に打消し合う状態とさせて、これら刈刃駆動による 衝撃や振動などを最小に抑制させた円滑な上刈刃(21)の左右往復移動を行わ しめるように構成している。
【0009】 なお、(46)は分草板、(47)は刈取主フレーム、(48)は引起し駆動 パイプである。
【0010】 また前述とは逆に、平面視下部ケース(33)の右端側に刈刃駆動部を配備す る構成のものにあっては、右側に位置する前記刈刃アーム(42)の支点軸(4 1)に対し、刈刃クランク(37)のクランク軸(35)を一定寸法(t)機体 内側となる左側方向に偏位させて設けるものである。
【0011】 本実施例は上記の如く構成するものにして、前記刈刃クランク(37)の回転 平面(A)と、刈刃アーム(42)の揺動平面(B)とを略平行とさせ、前記刈 刃クランク(37)の駆動回転方向と上刈刃(21)の移動方向とを反対方向と させることによって、これら刈刃クランク(37)と上刈刃(21)の駆動時に 、機体側に発生するこれらの反作用力や慣性力を互に打消し合う状態とさせるこ とができて、機体側に衝撃や振動など発生するのを最小に抑制できて、静動且つ 円滑な上刈刃(21)の左右往復移動を可能にできるものである。
【0012】
以上実施例からも明らかなように本考案は、刈刃クランク(37)にクランク ロッド(39)及び刈刃アーム(42)を介して刈刃(21)を左右往復移動さ せる如く連結させて穀稈の刈取りを行うようにした構造において、前記刈刃クラ ンク(37)の回転平面(A)と刈刃アーム(42)の揺動平面(B)とを略平 行とさせる如く設けると共に、前記刈刃アーム(42)のアーム支点(41)位 置より刈刃クランク(37)のクランク支点(35)位置を機体内方側に設けた ものであるから、刈刃クランク(37)におけるクランクロッド(39)を介し 刈刃(21)に作用させる力の方向と、刈刃アーム(42)により刈刃(21) を駆動させる力の方向とを反対方向に異ならせて、これら刈刃クランク(37) 及び刈刃(21)での運動に伴う反作用力や慣性力を相互に打消し合う状態とさ せることができて、機体側に発生する振動や衝撃などを最小に抑制でき、したが って刈刃(21)を円滑にして静的に駆動しての良好な刈取り作業を可能にでき るなど顕著な効果を奏する。
【図1】刈刃の平面説明図である。
【図2】コンバインの全体側面図である。
【図3】コンバインの全体平面図である。
【図4】刈刃部の全体平面説明図である。
【図5】刈刃部の側面説明図である。
(21) 刈刃 (35) クランク軸(クランク支点) (37) 刈刃クランク (39) クランクロッド (41) 刈刃アーム支点軸(アーム支点) (42) 刈刃アーム (A) 回転平面 (B) 揺動平面
Claims (1)
- 【請求項1】 刈刃クランクにクランクロッド及び刈刃
アームを介して刈刃を左右往復移動させる如く連結させ
て穀稈の刈取りを行うようにした構造において、前記刈
刃クランクの回転平面と刈刃アームの揺動平面とを略平
行とさせる如く設けると共に、前記刈刃アームのアーム
支点位置より刈刃クランクのクランク支点位置を機体内
方側に設けたことを特徴とする収穫機の刈取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1718792U JPH0567219U (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 収穫機の刈取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1718792U JPH0567219U (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 収穫機の刈取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0567219U true JPH0567219U (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=11936944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1718792U Pending JPH0567219U (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 収穫機の刈取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0567219U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01206913A (ja) * | 1988-02-09 | 1989-08-21 | Iseki & Co Ltd | 穀稈刈取装置の刈刃伝動機構 |
JPH0244925B2 (ja) * | 1981-05-09 | 1990-10-05 | Shuuberuto Unto Zarutsuaa Mas Fab Ag |
-
1992
- 1992-02-20 JP JP1718792U patent/JPH0567219U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0244925B2 (ja) * | 1981-05-09 | 1990-10-05 | Shuuberuto Unto Zarutsuaa Mas Fab Ag | |
JPH01206913A (ja) * | 1988-02-09 | 1989-08-21 | Iseki & Co Ltd | 穀稈刈取装置の刈刃伝動機構 |
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