JPH0564401B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0564401B2 JPH0564401B2 JP6797485A JP6797485A JPH0564401B2 JP H0564401 B2 JPH0564401 B2 JP H0564401B2 JP 6797485 A JP6797485 A JP 6797485A JP 6797485 A JP6797485 A JP 6797485A JP H0564401 B2 JPH0564401 B2 JP H0564401B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- present
- eea
- eva
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 23
- 229920006244 ethylene-ethyl acrylate Polymers 0.000 claims description 15
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 claims description 11
- 238000010292 electrical insulation Methods 0.000 claims description 7
- 239000011342 resin composition Substances 0.000 claims description 7
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 6
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 6
- 229910018072 Al 2 O 3 Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 claims description 4
- -1 polyethylene Polymers 0.000 claims description 4
- JIGUQPWFLRLWPJ-UHFFFAOYSA-N Ethyl acrylate Chemical compound CCOC(=O)C=C JIGUQPWFLRLWPJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 claims description 3
- XTXRWKRVRITETP-UHFFFAOYSA-N Vinyl acetate Chemical compound CC(=O)OC=C XTXRWKRVRITETP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- PNJWIWWMYCMZRO-UHFFFAOYSA-N pent‐4‐en‐2‐one Natural products CC(=O)CC=C PNJWIWWMYCMZRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N Ethene Chemical compound C=C VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 239000005977 Ethylene Substances 0.000 claims 1
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 claims 1
- 239000005038 ethylene vinyl acetate Substances 0.000 description 11
- 239000005042 ethylene-ethyl acrylate Substances 0.000 description 11
- 229920001200 poly(ethylene-vinyl acetate) Polymers 0.000 description 11
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 9
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 6
- 238000004132 cross linking Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 3
- 125000005372 silanol group Chemical group 0.000 description 3
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 2
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 2
- VXEGSRKPIUDPQT-UHFFFAOYSA-N 4-[4-(4-methoxyphenyl)piperazin-1-yl]aniline Chemical compound C1=CC(OC)=CC=C1N1CCN(C=2C=CC(N)=CC=2)CC1 VXEGSRKPIUDPQT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004438 BET method Methods 0.000 description 1
- 101100389815 Caenorhabditis elegans eva-1 gene Proteins 0.000 description 1
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- BLRPTPMANUNPDV-UHFFFAOYSA-N Silane Chemical compound [SiH4] BLRPTPMANUNPDV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003712 anti-aging effect Effects 0.000 description 1
- 125000004432 carbon atom Chemical group C* 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 239000003431 cross linking reagent Substances 0.000 description 1
- 239000012772 electrical insulation material Substances 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 239000003063 flame retardant Substances 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 239000011256 inorganic filler Substances 0.000 description 1
- 229910003475 inorganic filler Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 125000002496 methyl group Chemical group [H]C([H])([H])* 0.000 description 1
- 150000001451 organic peroxides Chemical class 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 239000011164 primary particle Substances 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 229910000077 silane Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004756 silanes Chemical class 0.000 description 1
- 239000005049 silicon tetrachloride Substances 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
- 239000011882 ultra-fine particle Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は電気絶縁被覆用樹脂組成物に関し、更
に詳しくはエチレン−酢酸ビニル共重合体(以下
EVAという)並びにエチレン−エチルアクリレ
ート共重合体(以下EEAという)の少なくとも
1種、及び直鎖状ポリエチレン(以下LPEとい
う)を主成分とする電気絶縁被覆用樹脂組成物に
関する。 〔従来技術〕 エチレン系重合体又はエチレン−エチルアクリ
レート共重合体(EEA)は優れた電気絶縁性を
有し、また放射線架橋、有機過酸化物架橋、シラ
ン化合物を用いるシラン架橋等各種の架橋手段を
適宜に採用して架橋出来、惹いては各種物性を改
善出来る利点があるため、従来から電気絶縁材料
を始め、各種の分野に巾広く使用されて来た。し
かしながら最近各種分野の技術ベレルが向上し、
電気機器、車輌、自動車等の各分野に於いて絶縁
電線就中電子ワイヤーといわれる絶縁電線のより
高度の特性が要求されるようになり、耐油性、絶
縁電線製造時の加工性、難燃性、高温絶縁強度性
(Cut throgh property)等がより高度に要求さ
れるようになつて来た。 〔発明の目的並びにその概要〕 本発明は従来からEVA又はEEA組成物につい
て研究を続けて来たが、特に最近の技術レベルの
向上に応じ各種物性の特に優れたEVA又はEEA
組成物を開発すべく研究を続けて来た。そしてこ
の研究に於いてEVA並びにEEAの少なくとも1
種とLPEと特定量配合するときは、得られる樹
脂組成物はこれ等両者の相乗作用に依つてその耐
油性が特に優れることを見出した。本発明は更に
この組成物について研究を続けている段階に於い
て、この組成物に更にAl2O3及びシリカの少なく
とも1種を特定量配合するときは、上記組成物の
優れた耐熱性を毫も損なうことなく、更に加熱変
形が著しく減少することを見出しここに本発明を
完成するに至つた。即ち本発明は、エチレン−酢
酸ビニル共重合体並びにエチレン−エチルアクリ
レート共重合体の少なくとも1種100重量部、直
鎖状ポリエチレン5〜120重量部、及びAl2O3並
びにシリカの少なくとも1種5〜50重量部を含有
して成る電気絶縁被覆用樹脂組成物に係るもので
ある。 〔発明の効果〕 本発明に於いてはEVA並びにEEAの少なくと
も1種に対し、特にLPEという特定の重合体を
特定量配合することにより、得られる組成物就中
この組成物を架橋することにより、元来EVAや
EEAが具備していた優れた特性を損うことなく
耐油性がこれ等両者の相乗作用により著しく向上
するという効果がある また本発明に於いては、特にAl2O3並びにシリ
カ(湿式又は乾式)の少なくとも1種を配合する
ことにより、上記の優れた各特性に加えて、更に
加熱変形性が著しく減少するという効果が発揮さ
れる。 〔発明の構成〕 本発明の電気絶縁被覆用樹脂組成物は基本的に
は、EVA並びにEEAの少なくとも1種100重量
部、及びLPE5〜120重量部好ましくは20〜80重
量部、及びAl2O3とシリカ(湿式又は乾式)の少
なくとも1種5〜50種好ましくは10〜30重量部を
含量して成るものである。 本発明に於いて使用されるEVAとしは、その
酢酸ビニル含量が20%以下好ましくは15重量%以
下のものであり、そのメルトインデツクス(以下
M.I.という)としても0.2〜5程度のものが好ま
しい。EEAもエチルアクリレート含量が20重量
%以下、M.I.は0.2〜1.0が好ましい。これ等EVA
及びEEAは夫々単独で使用されても、また併用
されても良く、この併用の際の割合もEVA0〜
100重量%並びにEEA100〜0重量%の広い範囲
から適宜に選択されれば良い。またLPEとして
は低密度のものが好ましく、たとえば密度0.91〜
0.93g/cm3程度のものを好ましいものとして例示
出来る。他の好ましいものとしては側鎖の炭素数
が4〜8程度のものを挙げることが出来る。その
分子量としてもかなり広い範囲のものが使用出
来、通常5万〜50万程度好ましくは8万〜20万程
度のものを使用する。またLPE自体はその製法
には何等限定されず本発明の目的に合至する
LPEが得られるかぎり、各種の製法で製造され
たものがいずれも使用出来る。 本発明で使用するシリカには湿式シリカと乾式
シリカとがある。 本発明でいう乾式シリカとは、精製四塩化珪素
の燃料によつて作られ、疎水化は表面のシラノー
ル基をメチル基で置換して得られるものえ、西独
デクサ社製のアエロジル、米国キヤボツト社製の
キヤボシル等が挙げられる。これ等のシリカは、
純度が高く、一次粒子の平均径が5〜50mμの超
微粒子、BET法による比表面積は50〜400m2/g
のものである。 又、湿式シリカとは、多孔質であり、表面シラ
ノール基があり、高純度の微粉末であるが、本発
明に於いては特に高温熱処理することによつて表
面シラノール基を減少させ、水分移動を少なく
し、屈折率を大きくした強熱減量2.0%以下、屈
折率1.448以上、平均粒径1〜4μのものが好まし
い。このシリカとしては、塩野義製薬(株)のカープ
レツクスCS5〜7が例示される。Al2O3は、純度
が高く、平均粒子径数μ以下のものが望ましい。 本発明電気絶縁被覆用樹脂組成物には更に必要
に応じてその他の他の通常の各種添加剤を添加す
ることが出来る。この際の他の添加剤としては、
たとえば難燃剤、各種老化防止剤、無機充填剤等
があり、また架橋剤、架橋助剤等も使用出来する
ことが出来る。 〔実施例〕 以下に実施例及び比較例を示して本発明をより
具体的に説明する。但し下記例に於いて部とある
は重量部を意味するものとする。 実施例1〜7及び比較例1〜3 第1表に示す配合割合で各成分を所定量配合充
分混練して組成物となした。この組成物について
常法に基づいて電線(導体は0.813mmφの軟銅単
線、絶縁は0.38mm厚とする)を製造し、30Mrad
の電子線量で照射架橋した。各種物性を測定し
た。この結果を第1表に併記する。但し物性は
夫々次の方法により測定した。尚第1表の総合評
価は、耐熱性、加熱変形性、耐油性の項目がすべ
て合格したものを○で、それ以外は×で表した。 <耐油性> 100℃のASTM2号オイルの中に96時間浸漬後
室温に放置し、引張強さの残率が初期の50%以
上、伸びの残率が65%以上の時合格とする。 <加熱変形性> 150℃の温度で電線上に250gの荷重を30分かけ
た時の変形率が50%以下であれば合格とする。 <耐熱老化性> 136℃で7日間、老化し、引張残率70%以上、
伸び残率65%以上、破壊電圧の残率50%以上であ
れば合格とする。 但し第1表中で重合体として使用した各種重合
体は夫々次のものを示す。 LPE−1:密度 0.920 M.I. 1.0 炭素数 8 LPE−2:密度 0.925 M.I. 4.0 炭素数 4 EVA−1:酢酸ビニル(以下EVという)含量 15wt% M.I. 0.5 EVA−2:EV含量 10wt% M.I. 1.0 EEA−1:エチルアクリレート(EAという) 含量 15wt% M.I. 1.5 EEA−2:EA含量 15wt% M.I. 0.5 【表】
に詳しくはエチレン−酢酸ビニル共重合体(以下
EVAという)並びにエチレン−エチルアクリレ
ート共重合体(以下EEAという)の少なくとも
1種、及び直鎖状ポリエチレン(以下LPEとい
う)を主成分とする電気絶縁被覆用樹脂組成物に
関する。 〔従来技術〕 エチレン系重合体又はエチレン−エチルアクリ
レート共重合体(EEA)は優れた電気絶縁性を
有し、また放射線架橋、有機過酸化物架橋、シラ
ン化合物を用いるシラン架橋等各種の架橋手段を
適宜に採用して架橋出来、惹いては各種物性を改
善出来る利点があるため、従来から電気絶縁材料
を始め、各種の分野に巾広く使用されて来た。し
かしながら最近各種分野の技術ベレルが向上し、
電気機器、車輌、自動車等の各分野に於いて絶縁
電線就中電子ワイヤーといわれる絶縁電線のより
高度の特性が要求されるようになり、耐油性、絶
縁電線製造時の加工性、難燃性、高温絶縁強度性
(Cut throgh property)等がより高度に要求さ
れるようになつて来た。 〔発明の目的並びにその概要〕 本発明は従来からEVA又はEEA組成物につい
て研究を続けて来たが、特に最近の技術レベルの
向上に応じ各種物性の特に優れたEVA又はEEA
組成物を開発すべく研究を続けて来た。そしてこ
の研究に於いてEVA並びにEEAの少なくとも1
種とLPEと特定量配合するときは、得られる樹
脂組成物はこれ等両者の相乗作用に依つてその耐
油性が特に優れることを見出した。本発明は更に
この組成物について研究を続けている段階に於い
て、この組成物に更にAl2O3及びシリカの少なく
とも1種を特定量配合するときは、上記組成物の
優れた耐熱性を毫も損なうことなく、更に加熱変
形が著しく減少することを見出しここに本発明を
完成するに至つた。即ち本発明は、エチレン−酢
酸ビニル共重合体並びにエチレン−エチルアクリ
レート共重合体の少なくとも1種100重量部、直
鎖状ポリエチレン5〜120重量部、及びAl2O3並
びにシリカの少なくとも1種5〜50重量部を含有
して成る電気絶縁被覆用樹脂組成物に係るもので
ある。 〔発明の効果〕 本発明に於いてはEVA並びにEEAの少なくと
も1種に対し、特にLPEという特定の重合体を
特定量配合することにより、得られる組成物就中
この組成物を架橋することにより、元来EVAや
EEAが具備していた優れた特性を損うことなく
耐油性がこれ等両者の相乗作用により著しく向上
するという効果がある また本発明に於いては、特にAl2O3並びにシリ
カ(湿式又は乾式)の少なくとも1種を配合する
ことにより、上記の優れた各特性に加えて、更に
加熱変形性が著しく減少するという効果が発揮さ
れる。 〔発明の構成〕 本発明の電気絶縁被覆用樹脂組成物は基本的に
は、EVA並びにEEAの少なくとも1種100重量
部、及びLPE5〜120重量部好ましくは20〜80重
量部、及びAl2O3とシリカ(湿式又は乾式)の少
なくとも1種5〜50種好ましくは10〜30重量部を
含量して成るものである。 本発明に於いて使用されるEVAとしは、その
酢酸ビニル含量が20%以下好ましくは15重量%以
下のものであり、そのメルトインデツクス(以下
M.I.という)としても0.2〜5程度のものが好ま
しい。EEAもエチルアクリレート含量が20重量
%以下、M.I.は0.2〜1.0が好ましい。これ等EVA
及びEEAは夫々単独で使用されても、また併用
されても良く、この併用の際の割合もEVA0〜
100重量%並びにEEA100〜0重量%の広い範囲
から適宜に選択されれば良い。またLPEとして
は低密度のものが好ましく、たとえば密度0.91〜
0.93g/cm3程度のものを好ましいものとして例示
出来る。他の好ましいものとしては側鎖の炭素数
が4〜8程度のものを挙げることが出来る。その
分子量としてもかなり広い範囲のものが使用出
来、通常5万〜50万程度好ましくは8万〜20万程
度のものを使用する。またLPE自体はその製法
には何等限定されず本発明の目的に合至する
LPEが得られるかぎり、各種の製法で製造され
たものがいずれも使用出来る。 本発明で使用するシリカには湿式シリカと乾式
シリカとがある。 本発明でいう乾式シリカとは、精製四塩化珪素
の燃料によつて作られ、疎水化は表面のシラノー
ル基をメチル基で置換して得られるものえ、西独
デクサ社製のアエロジル、米国キヤボツト社製の
キヤボシル等が挙げられる。これ等のシリカは、
純度が高く、一次粒子の平均径が5〜50mμの超
微粒子、BET法による比表面積は50〜400m2/g
のものである。 又、湿式シリカとは、多孔質であり、表面シラ
ノール基があり、高純度の微粉末であるが、本発
明に於いては特に高温熱処理することによつて表
面シラノール基を減少させ、水分移動を少なく
し、屈折率を大きくした強熱減量2.0%以下、屈
折率1.448以上、平均粒径1〜4μのものが好まし
い。このシリカとしては、塩野義製薬(株)のカープ
レツクスCS5〜7が例示される。Al2O3は、純度
が高く、平均粒子径数μ以下のものが望ましい。 本発明電気絶縁被覆用樹脂組成物には更に必要
に応じてその他の他の通常の各種添加剤を添加す
ることが出来る。この際の他の添加剤としては、
たとえば難燃剤、各種老化防止剤、無機充填剤等
があり、また架橋剤、架橋助剤等も使用出来する
ことが出来る。 〔実施例〕 以下に実施例及び比較例を示して本発明をより
具体的に説明する。但し下記例に於いて部とある
は重量部を意味するものとする。 実施例1〜7及び比較例1〜3 第1表に示す配合割合で各成分を所定量配合充
分混練して組成物となした。この組成物について
常法に基づいて電線(導体は0.813mmφの軟銅単
線、絶縁は0.38mm厚とする)を製造し、30Mrad
の電子線量で照射架橋した。各種物性を測定し
た。この結果を第1表に併記する。但し物性は
夫々次の方法により測定した。尚第1表の総合評
価は、耐熱性、加熱変形性、耐油性の項目がすべ
て合格したものを○で、それ以外は×で表した。 <耐油性> 100℃のASTM2号オイルの中に96時間浸漬後
室温に放置し、引張強さの残率が初期の50%以
上、伸びの残率が65%以上の時合格とする。 <加熱変形性> 150℃の温度で電線上に250gの荷重を30分かけ
た時の変形率が50%以下であれば合格とする。 <耐熱老化性> 136℃で7日間、老化し、引張残率70%以上、
伸び残率65%以上、破壊電圧の残率50%以上であ
れば合格とする。 但し第1表中で重合体として使用した各種重合
体は夫々次のものを示す。 LPE−1:密度 0.920 M.I. 1.0 炭素数 8 LPE−2:密度 0.925 M.I. 4.0 炭素数 4 EVA−1:酢酸ビニル(以下EVという)含量 15wt% M.I. 0.5 EVA−2:EV含量 10wt% M.I. 1.0 EEA−1:エチルアクリレート(EAという) 含量 15wt% M.I. 1.5 EEA−2:EA含量 15wt% M.I. 0.5 【表】
Claims (1)
- 1 酢酸ビニル含量が20重量%以下のエチレン−
酢酸ビニル共重合体並びにエチルアクリレート含
量が20重量%以下のエチレン−エチルアクリレー
ト共重合体の少なくとも1種100重量部、低密度
直鎖状ポリエチレン5〜120重量部、及びAl2O3
並びにシリカの少なくとも1種5〜50重量部を含
有してなる電気絶縁被覆用樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6797485A JPS61228046A (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 | 電気絶縁被覆用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6797485A JPS61228046A (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 | 電気絶縁被覆用樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61228046A JPS61228046A (ja) | 1986-10-11 |
JPH0564401B2 true JPH0564401B2 (ja) | 1993-09-14 |
Family
ID=13360467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6797485A Granted JPS61228046A (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 | 電気絶縁被覆用樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61228046A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0562521A (ja) * | 1991-09-04 | 1993-03-12 | Hitachi Cable Ltd | ポリオレフイン絶縁材料 |
JP6625317B2 (ja) * | 2013-06-06 | 2019-12-25 | 住友化学株式会社 | 太陽電池用封止シート |
JP2017069130A (ja) * | 2015-10-01 | 2017-04-06 | 住友電気工業株式会社 | 絶縁電線 |
-
1985
- 1985-03-30 JP JP6797485A patent/JPS61228046A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61228046A (ja) | 1986-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4948669A (en) | Flame retardant ethylene polymer blends | |
WO2012052077A1 (en) | A cable comprising a layer which is formed of a composition containing epoxy-groups | |
CN108699282B (zh) | 具有改进的拉伸性能的无卤阻燃剂组合物 | |
US20130206453A1 (en) | Semiconductive polyolefin composition which contains epoxy-groups | |
WO2010005147A1 (en) | Halogen-free flame-retardant resin composition with nanoclay and zinc borate secondary flame-retardants | |
JPH10245456A (ja) | 難燃性ポリオレフィン組成物及び該組成物を使用した電力ケーブル | |
JPH0564401B2 (ja) | ||
JPH0822716A (ja) | 高誘電率絶縁ゴム材料 | |
CN117916292A (zh) | 无卤素阻燃聚合物组合物 | |
KR100949031B1 (ko) | 전자기기 전선용 고분자 조성물 및 이를 절연체로 포함하는전선 | |
JPS61228049A (ja) | 樹脂組成物 | |
JPH0463904B2 (ja) | ||
JP3178265B2 (ja) | 耐放射線性電線・ケーブル用絶縁組成物 | |
JPH02158645A (ja) | 難燃性電気絶縁組成物 | |
JPS61228047A (ja) | 樹脂組成物 | |
JPS61225236A (ja) | 樹脂組成物 | |
JPS61228045A (ja) | 樹脂組成物 | |
JPS61228052A (ja) | 樹脂組成物 | |
JPS633049A (ja) | 樹脂組成物 | |
JPS61228048A (ja) | 樹脂組成物 | |
JPS61228051A (ja) | 樹脂組成物 | |
JPS61225235A (ja) | 樹脂組成物 | |
JPH01215841A (ja) | 難燃性組成物 | |
JPH0129501B2 (ja) | ||
JPS6279246A (ja) | 樹脂組成物 |