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JPH0561626B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0561626B2
JPH0561626B2 JP59114122A JP11412284A JPH0561626B2 JP H0561626 B2 JPH0561626 B2 JP H0561626B2 JP 59114122 A JP59114122 A JP 59114122A JP 11412284 A JP11412284 A JP 11412284A JP H0561626 B2 JPH0561626 B2 JP H0561626B2
Authority
JP
Japan
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light
exposure
target
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determined
Prior art date
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Application number
JP59114122A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60257441A (ja
Inventor
Kanji Tokuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP11412284A priority Critical patent/JPS60257441A/ja
Publication of JPS60257441A publication Critical patent/JPS60257441A/ja
Publication of JPH0561626B2 publication Critical patent/JPH0561626B2/ja
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は、フイルタ片が移動制御させることに
より調光が行なわれる調光装置を有するカラープ
リンタシステムに関する。
[背景技術] この種のシステムにおいてはネガフイルムの透
明光量に応じて露光時間を変更している。しかし
ながら、プリンタシステムの処理能力を向上させ
るために例えば光源の光量を大きくした場合、
個々のネガの露光時間は全体的に短くなるが、シ
ヤツタ等の光学系の作動の時間的な誤差の影響を
大きく受け、透過光量の極端に多いネガ(オーバ
ーネガ)または透過光量の極端に少ないネガのプ
リント結果がばらつく、という問題があつた。
[発明の目的] 本発明は上記課題に鑑みて成されたものであ
り、光源の光量を大きくしても透過光が極端に多
いネガ及び少ないネガに対して良好なプリント結
果が得られるカラープリンタシステムを提供する
ことが目的である。
[発明の構成] 上記目的を達成するために本発明は、露光光路
に対して進退移動されることにより調光を行う各
成分色のフイルタ片と、ネガフイルムの透過濃度
を測定する測定手段と、前記ネガフイルムの透過
濃度によつて求められる目標露光量と予め定めら
れた所定の露光目標時間とに基づいて前記各フイ
ルタ片の移動目標位置を各々算出し、各フイルタ
片の移動目標位置のいずれかがフイルタ片の移動
可能範囲を逸脱したときには前記露光目標時間を
移動可能範囲逸脱量に応じて変更し、変更した露
光目標時間と前記目標路光量とに基づいて各フイ
ルタ片の移動目標位置を新たに算出する演算手段
と、を備えたことを特徴としている。
[作用] 本発明では、ネガフイルムの透過濃度によつて
求められる目標露光量と予め定められた所定の露
光目標時間とに基づいて各フイルタ片の移動目標
位置を各々算出し、各フイルタ片の移動目標位置
のいずれかがフイルタ片の移動可能範囲を逸脱し
たときに露光目標時間を移動可能範囲逸脱量に応
じて変更する。
透過光量が極端に多いネガは目標露光量が小さ
くなるが、上記構成により、このようなネガにつ
いては露光光路へのフイルタ片の挿入量が多くな
るように移動目標位置が算出され、前記予め定め
られた露光目標時間で露光が行われる。従つて、
プリンタの能力向上等を目的として光源の光量を
大きくしても極端に短い露光目標時間を設定する
ことがなく、光学系の作動の時間的な誤差の影響
を大きく受けて透過光量が極端に多いネガのプリ
ント結果が大きくばらつくことはない。
また、透過光量が極端に少ないネガは目標露光
量が大きくなり、予め定められた露光目標時間に
基づいて算出したフイルタ片の移動目標位置がフ
イルタ片の移動可能範囲を逸脱することがある
が、この場合には移動可能範囲逸脱量に応じて露
光目標時間を変更するので、透過光量の極端に少
ないネガについても良好なプリント結果が得られ
る。
[発明の実施例] 以下図面に基づいて本発明に係るカラープリン
タシステムの実施例を説明する。
第1図において、巻掛軸10からの印画紙12
に対して本カラープリンタシステムにより露光が
行なわれており、露光が行なわれた印画紙12は
現像機14に供給されて現像処理されている。
本カラープリンタシステムは上記印画紙12に
対する露光のために露光ランプ16を備えてお
り、露光ランプ16はランプリフレクタ18内に
取付けられている。
上記露光ランプ16は露光電源の主回路20か
ら供給された点灯電流100により点灯されてお
り、この主回路20は商用電源22から供給され
た交流電流102を点灯電流100に変換する半
導体電流制御素子としてサイリスタを有してい
る。なお、サイリスタに代えて大型のパワートラ
ンジスタも使用できる。
そして上記サイリスタにはそのスイツチング
(ここでは転流)のためにスイツチング信号10
4(転流信号)がスイツチング信号発生回路24
から供給されており、スイツチング信号発生回路
24にはスイツチング制御信号106が処理回路
26(前記演算手段)から供給されている。なお
この処理回路26は光源光の測定値を求める測光
値演算回路として機能できる。
更に点灯電流100の位相検出のために交流電
流102の位相検出を行なう位相検出器28が設
けられており、その位相検出信号108は処理回
路26に供給されている。
なお本実施例では第2図に示されている様に反
転形演算増幅器30を用いて構成されたレベル検
出器、あるいは第3図に示される様に反転形演算
増幅器32を用いて構成されたゼロクロス検出器
がこの位相検出器28として使用されている。
また第1図において露光ランプ16のみを視野
とされた受光器34が設けられており、その受光
信号110は処理回路26に供給されている。こ
の処理回路26は受光信号110に応じて点灯電
流100を制御する点灯電流制御回路としても機
能できる。
上記受光器34の視野制限のためにランプリフ
レクタ18には検出窓36が形成されており、こ
の検出窓36を介し露光ランプ16のフイラメン
トが光学系38により受光器34の受光面上に結
像されている。
なお本実施例においては、放物内面を有し略椀
状に形成された透明体の内表面に光反射層が形成
されることによりランプフレクタ18が構成され
ており、検出窓36は光反射層体形成前にテープ
が貼り付けられ、その形成後にこれが取去られる
ことにより、あるいは形成された光反射体の一部
が削除されることにより形成されている。
また第1図において上記露光ランプ16、ラン
プリフレクタ18により得られた光源光の量及び
色の調整を行なう調光装置としてのCCフイルタ
(色補正フイルタ)40により行なわれており、
このCCフイルタ40は露光光路に対して進退移
動される成分色フイルタ片42A(シアン)、42
B(マゼンタ)、42C(イエロー)を備えている。
そしてこれら成分色フイルタ片42A,42
B,42Cはフイルタ駆動装置により移動されて
おり、図においてこのフイルタ駆動装置は成分色
フイルタ片42A,42B,42Cを各々駆動す
るステツプモータ44A,44B,44Cから構
成されている。
これらステツプモータ44A,44B,44C
には駆動電源46から駆動電流が供給されてお
り、その制御は処理回路26により行なわれてい
る。
更に上記CCフイルタ40で調整された光源光
はミラーボツクス48を介してネガフイルム50
に照射されており、このネガフイルム50はフイ
ルム移動台52にセツトされている。
このフイルム移動台52には基準ネガフイルム
54もセツトされており、基準ネガフイルム54
はソレノイド56でフイルム移動台52が駆動さ
れることによりネガフイルム50に代わつて露光
光路上に移動できる。
なおソレノイド56には駆動電源46から駆動
電流が供給されている。
またネガフイルム50のネガ像は露光レンズ5
8によりシヤツタ60を介して印画紙12上に結
像されており、シヤツタ60はソレノイド62に
より駆動されている。なおソレノイド62には駆
動電源46から駆動電流が供給されている。
そして印画紙12のコマ送り駆動がローラ64
A,64Bにより行なわれており、その駆動源と
なるサーボモータ66は前記駆動電源46により
駆動されている。
さらにネガフイルム50又は基準ネガフイルム
54の透過光がネガフイルム透過光測定装置に含
まれる受光ユニツト68A,68B,68C,6
8D,68E,68Fにより検出されており、こ
れらはネガフイルム50の中心0を通る垂線の周
囲に配置されて第4図に示される様にその中心0
に各々指向されている。
第5図にはこれら受光ユニツト68A,68
B,68C,68D,68E,68Fの配置位置
が示されており、受光ユニツト68A,68B,
68Cと受光ユニツト68D,68E,68Fは
ネガフイルム50(基準ネガフイルム54)の両
側に各々配置されている。
そして受光ユニツト68Aと受光ユニツト68
F、受光ユニツト68Bと受光ユニツト68E、
受光ユニツト68Cと受光ユニツト68Dは各々
対とされ、ネガフイルム50の中心0に対して対
称配置されている。
また受光ユニツト68Aと受光ユニツト68F
は成分色青のみを検出する成分色受光器70Bと
成分色緑のみを検出する成分色受光器70Gとか
ら、受光ユニツト68Bと受光ユニツト68Eは
成分色受光器70Bと成分色光赤のみを検出する
成分色受光器70Rとから、受光ユニツト68C
と受光ユニツト68Dは成分色受光器70Bと成
分色受光器70Gとから成る。
更に受光ユニツト68Aと受光ユニツト68
F、受光ユニツト68Bと受光ユニツト68E、
受光ユニツト68Cと受光ユニツト68D内の成
分色受光器70も各々対称配置されている。
なお第6図に示される様にネガフイルム透過光
測定装置を構成でき、この装置においては受光ユ
ニツト68A,68B,68C,68D,68
E,68Fは各々成分色受光器70R,70G,
70Bから構成されており、各対となる各受光ユ
ニツト68及びそれらの成分色受光器70は中心
0に対して対称配置されている。
また、各受光器70は受光面にネガ像を結像す
る専用の光学系が設けられている。
そして第1図おいて、前記処理回路26にはキ
イボード72が接続されており、また駆動電源4
6には警報器としても機能できる表示器74が接
続されている。
本実施例は以上の構成から成り、以下その作用
を説明する。
まず電源が投入される。但し、システム設備時
または保守管理が行なわれる場合には、その後い
わゆるセツトアツプが行なわれる。
そして電源投入後、交流電源22の交流電流1
02が主回路20へトランスなどを介することな
く直接供給される。
さらにセツトアツプが行なわれない場合におい
ては、光源制御、光源管理、測光、調光、露光、
現像管理が適宜行なわれる。
第7図、第8図、第9図には光源制御のための
処理手順が、第10図、第11図、第12図には
光源管理のための処理手順が、第13図には受光
信号サンプリングのための処理手順が、第14図
には測光のための処理手順が、第15図には調光
のための処理手順が、第16図には露光のための
処理手順が、そして第17図、第18図には現像
管理のための処理手順が各々示されており、以下
光源制御、光源管理、測光、調光、露光、そして
現像管理の順に説明する。
まず光源制御については、最初に第7図、第8
図、第9図の説明を行なつてからその動作をとり
まとめて説明する。
前記電源投入により第7図の光源起動ルーチン
がスタートされ、最初のステツプ200ではタイマ
スタートの有無が判定されている。
このステツプ200でタイマがスタートされてい
ないとの判定が行なわれた場合にはステツプ202
でこのタイマがスタートされ、ステツプ200で肯
定的な判定が行なわれたとき及びステツプ202で
タイマがスタートされたときにはステツプ204へ
進んでそのタイマがタイムアツプしたか否かが判
定される。
このステツプ204でタイマがタイムアツプして
いないとの判定が行なわれたときにはステツプ
206で初期点弧角のセツトの有無が判定され、初
期点弧角がセツトされていないときにはステツプ
208でそのセツトが行なわれる。
そしてステツプ210では点弧フラグがセツトて
おり、この処理が終了すると前記のステツプ204
へ戻る。
このステツプ204でタイマがタイムアツプした
との判定が行なわれた場合にはステツプ212へ進
んでタイマフラグがセツトされ、このルーチンが
終了される。
第8図には光源制御のためのルーチンが示され
ており、まず前記点弧フラグがステツプ214で読
込まれる。
そして次のステツプ216ではこの点弧フラグが
セツトされているか否かが判定されており、ステ
ツプ216で点弧フラグがセツトされたとの判定が
行なわれたときには、ステツプ218へ進んで点弧
フラグがセツトされる。
さらにステツプ220では前記タイマフラグがセ
ツトされているか否かが判定されており、このス
テツプ220でタイマフラグがセツトされていると
の判定が行なわれた場合には、ステツプ222へ進
んで受光タイミングフラグが読込まれる。
またステツプ224ではこの受光タイミングフラ
グがセツトされているか否かが判定されており、
この受光タイミングフラグは前記位相検出信号
108に同期してセツト、リセツトされている。
ステツプ224で受光タイミングフラグがセツト
されたとの判定が行なわれたときにはステツプ
226において受光器34で検出された受光信号1
10がサンプリングされる。
この様に受光信号110のサンプリングは周期
的に変動する点灯電流100、すなわち光源変
動、に同期して行なわれ、常に一定のタイミング
で行なわれており、この変動にもかかわらず常に
正確なサンプリング値が得られている。
そしてステツプ228では予め得えられた基準値
からこのサンプリング値が差し引かれ、ステツプ
230ではその偏差が予め設定された許容範囲内で
あるか否かが判定される。
このステツプ230で上記偏差が許容範囲内であ
るときにはステツプ222、224、226、228が単に繰
返されるが、この偏差が許容範囲外であると判定
された場合には新たな目標点弧角がステツプ232
で算出される。
さらにステツプ234では前記キイーボード72
の操作による消灯指令の入力の有無が監視されて
おり、このステツプ234で消灯指令が入力されて
いないとの判定が行なわれたときには前記ステツ
プ222へ戻るが、消灯指令が入力されているとの
判定が行なわれたときにはステツプ236へ進んで
消灯フラグがセツトされ、このルーチンが終了さ
れる。
第9図には目標点弧角の変更処理、光源の点消
灯制御のためのルーチンが示されており、まず最
初のステツプ238では点灯開始指令の入力の有無
が監視されている。
このステツプ238で点灯開始指令が入力されて
いないとの判定が行なわれたときにはステツプ
240で目標点弧角が0にセツトされ、その目標点
弧角で露光ランプ16が点灯駆動される。
したがつてこの場合には主回路20から露光ラ
ンプ16へ点灯電流100が供給されることはな
く、このため露光ランプ16が点灯されることは
ない。
また前記ステツプ238で点灯開始指令が入力さ
れたとの判定が行なわれた場合には、ステツプ
244へ進んで前記ステツプ232において算出された
算出点弧角の有無が判定される。
このステツプ244で算出点弧角がないとの判定
が行なわれた場合には、ステツプ246へ進んで初
期の目標点弧角が目標値としてセツトされ、その
点弧角の点灯電流100で露光ランプ16がステ
ツプ242において点灯される。
従つてこの場合には初期の目標点弧角で露光ラ
ンプ16が点灯される。
さらに前記ステツプ244で算出点弧角があると
の判定が行なわれた場合には、この算出点弧角が
目標値としてセツトされることにより学習され
(ステツプ248)、その点弧角で露光ランプ16が
ステツプ242において点灯される。
その後ステツプ250では消灯指令の入力の有無
が監視されており、消灯指令が入力されていない
ときにはステツプ244へ戻り、消灯指令が入力さ
れたときにはこのルーチンが終了される。
以上の光源制御に関する動作についてとりまと
めて以下説明する。
まずキイボード72の操作により電源が投入さ
れた後、点灯開始指令が未だに発生していないと
きには、点弧角が0とされ(ステツプ240)、露光
ランプ16が点灯準備状態とされる。
そして電源投入と同時にタイマがスタートされ
(ステツプ202)、これにより点弧角がセツトされ
(ステツプ208)、点灯開始指令が発生する。
この点灯開始指令の発生により初期の目標点弧
角が目標値としてセツトされ(ステツプ246)、そ
の点弧角で露光ランプ16が点灯される(ステツ
プ242)。
その後露光ランプ16の点灯状態が安定して前
記タイマがタイムアツプすると(ステツプ204)、
電源に同期したタイミングで信号110がサンプ
リングされ(ステツプ226)、その正確なサンプリ
ング値と基準値とが突き合わされることにより
(ステツプ228)、露光ランプ16の光量が前記基
準値と一致する方向へ目標点弧角が補正される
(ステツプ230、232、248)。
以上の様にして露光ランプ16が点灯後に安定
した点灯状態となると、受光器34により露光ラ
ンプ16の光量が監視され、その光量が目標の光
量となる様に、露光ランプ16の点灯制御が行な
われる。
なお、本実施例における点灯電流100は点灯
時にランプ関数的に制御されており、このため前
記初期の目標点弧角はその関数特性に従つてその
間増加されている。
以上の光源制御動作中において露光ランプ16
が安定点灯状態に入つたことが第10図のステツ
プ252でタイマフラグがセツトされたことにより
確認されると、ステツプ252で各種の初期データ
がセツトされてステツプ256において光源管理フ
ラグがセツトされる。
この光源管理のフラグのセツトにより以下の光
源管理が開始され、この光源管理により各受光ユ
ニツト68A,68B,68C,68D,68
E,68Fの入射光量がネガフイルム50の種類
によるベース濃度の違い、埃付着などにかかわら
ずそのリニア検出動作範囲内に入る様にCCフイ
ルタ40で調整される。
したがつて各受光ユニツト68A,68B,6
8C,68D,68E,68Fが過大な入射光量
のために飽和することはなく、またその信号雑音
比が劣化することもなく、それらの良好な検出動
作が確保されている。
このためこの光源管理はネガフイルム50が交
換されるなどにより行なわれるチヤンネルデータ
のセツトごとに行なわれており、1コマごとには
行なわれない。
以上の光源管理は以下の様にしてCCフイルタ
40が駆動されることにより行なわれている。
ここでは第11図、第12図の説明を行なつて
からその動作についての説明をとりまとめて行な
う。
第11図においてステツプ258で上記光源管理
フラグがセツトされたことが確認されると、ステ
ツプ260へ進んで成分色フイルタ片42A,42
B,42Cの各位置と受光ユニツト68A,68
B,68C,68D,68E,68Fの受光量と
の関係を表わす第19図において特性500で示
される様な基準特性が予め与えられているか否か
が判定される。
この基準特性は露光ランプ16による光源光を
予め定められた色及び量とするために用いられて
おり、以下に説明する様に受光ユニツト68A,
68B,68C,68D,68E,68Fの検出
信号によりこの基準特性から得られた位置へ成分
色フイルタ片42A,42B,42Cが駆動され
て露光ランプ16による光源光が所定の色及び上
述のリニア検出動作範囲に入る所定の量に調整さ
れている。
この様に上記基準特性はこの光源管理に必要と
されるものであり、前記ステツプ260でこの基準
特性がないとの判定が行なわれた場合にはステツ
プ262でそれまでに測定された基準特性の有無が
判定される。
このステツプ262でそれまでに測定された基準
特性があるとの判定が行なわれた場合にはその基
準特性が用いられるが、測定された基準特性がな
いとの判定が行なわれた場合にはステツプ264に
おいて基準特性が測定される。
この様にして予め用意されあるいは測定された
基準特性が得られると、ステツプ266においてソ
レノイド56によりフイルム移動台52が駆動さ
れ、露光光路上に基準ネガフイルム54がセツト
される。
そして次のステツプ268では成分色フイルタ片
42A,42B,42Cが各々予め与えられた目
標位置へ駆動され、ステツプ270では受光ユニツ
ト68A,68B,68C,68D,68E,6
8Fの受光信号がサンプリングされて測光が行な
われる。
この測光は第13図に示されたルーチンに従つ
て行なわれており、同図において最初に測光タイ
ミングフラグがステツプ272で読み込まれ、ステ
ツプ274でその測光タイミングフラグのセツトの
有無が判定され、ステツプ276で測光タイミング
フラグのセツト時に受光ユニツト68A,68
B,68C,68D,68E,68Fの各受光信
号がサンプリングされて測光値が求められる。
ここで、上記測光タイミングフラグは前述の受
光タイミングフラグの同様に位相検出信号108
に同期してセツト、リセツトされており、このた
め周期的に変動する光源にかかわらず常に正確な
サンプリング値が得られている。
この様にしてステツプ270で測光が行なわれる
と、第11図のステツプ278、280においてその測
光値が予め与えられた所定の許容範囲内にあるか
否かが判定される。
これらステツプ278、280において測定値が許容
範囲外との判定が行なわれた場合には、ステツプ
282へ進んで該許容範囲の中心値に対する測光値
の偏差が算出される。
そしてステツプ284においてはその偏差から成
分色フイルタ片42A,42B,42Cの補正移
動量が算出され、ステツプ286ではこの補正移動
量によりCCフイルタ40の駆動目標位置が変更
されてその学習が行なわれる。
このステツプ286の処理が終了すると前記ステ
ツプ268に戻り、ステツプ278、280において測光
値が許容範囲内にあるとの判定が行なわれた場合
にはその時の測光値がステツプ288でセツトされ
るとともにこの測定値及び目標位置が含まれる特
性へ平行移動された基準特性が学習される。この
結果、以後においては平行移動されたこの基準特
性が用いられる。
その後、ステツプ290で前記光源管理がフラグ
がリセツトされるとともに測光フラグがセツトさ
れて第11図のルーチンが終了される。
次に前記ステツプ264で行なわれる特性測定処
理の手順について第12図を用いて説明する。
まずステツプ292でフイルム移動台52が駆動
されることにより基準ネガフイルム54が露光光
路上にセツトされ、最初に駆動される成分色フイ
ルタ片42が成分色フイルタ片42Aに設定され
る(ステツプ294)。
なお、基準ネガフイルム54が引き抜かれた空
の状態でこれが行なわれる様にしても良い。
そしてステツプ296においては成分色フイルタ
片42A,42B,42Cが全て全開とされ、ス
テツプ298では成分色フイルタ片42Aのみが所
定量閉じられる。
そしてステツプ300では第13図の手順に従つ
て測光が行なわれ、ステツプ302ではその測光値
が記憶される。
更にステツプ304においては駆動中の成分色フ
イルタ片42が全開であるか否かが判定されてお
り、全閉でないとの判定が行なわれた場合には前
記ステツプ298に戻り、成分色フイルタ片42の
駆動、測光、測光値の記憶が全開となるまで繰返
される。
そしてステツプ304において駆動中の成分色フ
イルタ片42が全開であるとの判定が行なわれた
場合には、ステツプ306に進んで成分色フイルタ
片42Cが閉じられているか否かが判定される。
最初に成分色フイルタ片42Aが閉方向へ駆動
された場合にはステツプ296で成分色フイルタ片
42Cが開かれているので、このステツプ306で
は否定的な判別が行なわれ、ステツプ308へ進む。
ステツプ308においては成分色フイルタ片42
Aが閉じられている状態であるか否かが判定され
ており、最初に成分色フイルタ片42Aが閉方向
へ駆動された場合には、成分色フイルタ片42A
が閉じられているので、肯定的な判定が行なわれ
る。そしてステツプ310において成分色フイルタ
片42Bが次に駆動される成分色フイルタ片42
に設定され、前記ステツプ296に戻る。
その結果、成分色フイルタ片42Bは全開位置
から全閉位値まで駆動され、その間測光が行なわ
れてそれら測光値が遂次記憶される。
その後、成分色フイルタ片42Bが全開とされ
ると、前記ステツプ308において否定的な判定が
行なわれ(この時には成分色フイルタ片42Bの
みが閉じられている)、ステツプ312に進む。
このステツプ312においては最後に駆動される
成分色フイルタ片42が成分色フイルタ片42C
に設定され、その後ステツプ296に戻つて同様の
処理が繰返される。
その結果、成分色フイルタ片42Cが全開位置
から全開位置まで駆動され、その間測光が行なわ
れそれら測光値が遂次記憶される。
そして成分色フイルタ片42Cが全閉とされて
ステツプ306において肯定的な判定が行なわれる
と、このルーチンが終了される。
この様に成分色フイルタ片42A,42B,4
2Cの位置と測光値との関係が記憶され、これら
により前記位置受光量基準特性が形成されてい
る。
上記ステツプ318、320、322、324の処理により
CCフイルタ40は各受光ユニツト68がリニア
の動作が可能な領域内に入る位置へ制御され、こ
のため各受光ユニツト68は過光入力で飽和する
ことがなく、またその信号雑音比が低下すること
もない。
以上の用にこのカラープリンタシステムにおい
ては、CCフイルタ40を用いてこの光源管理が
行なわれている。
以上の動作をとりまとめると次の様になる。す
なわち、まずセツトされるネガフイルム50につ
いての前記基準特性が用意される。
次に最適な光源光となる位置にCCフイルタ4
0が移動される。そしてそのときの光源光が最適
なものであるか否かが判定される。
このとき、その光源光が埃付着、ランプ劣化な
どにより最適なものでないとの判定が行なわれた
場合には、CCフイルタ40の最適位置が求めら
れてその学習が行なわれ、その最適位置へCCフ
イルタ40が移動される。
この様にした本カラープリンタシステムはネガ
フイルムの種類などにかかわらず常に最適な光源
光が得られる様に光源の自動的な自己管理を行な
つている。
次に測光について説明する。なお、この測光
は、光源の熱などによりネガフイルム40の光学
的性質が変化するので、1コマごとに行なわれて
いる。
第14図においてステツプ314ではCCフイルタ
40の成分色フイルタ片42A,42B,42C
が指定された目標位置へ各々駆動され、ステツプ
316では前記第13図の手順に従つて測光が行な
われる。なおこのときにはネガフイルム52が露
光光路上にセツトされている。
そしてステツプ318ではその測光値が許容範囲
の最大値により大きいか否かが判定されており、
測光値が許容範囲最大値より大きいと判定された
場合にはステツプ320において成分色フイルタ片
42A,42B,42Cが閉方向へ駆動される。
またステツプ318で測光値が許容範囲の最大値
より大きくはないとの判定が行なわれた場合に
は、ステツプ322へ進んでその測光値が許容範囲
最小値より小さいか否かが判定される。
このステツプ322で測光値が許容範囲最小値よ
り小さいとの判定が行なわれたときには、ステツ
プ324において成分色フイルタ片42A,42B,
42Cが開方向へ駆動される。
そしてステツプ320、324の処理が終了し、また
ステツプ322で否定的な判定が行なわれて測光値
が許容範囲内にあるとの判定が行なわれたときに
は、ステツプ326へ進んで再び第13図の手順に
従つて測光が行なわれ、このルーチンが終了され
る。
以上の様にこの測光のためにもCCフイルタ4
0が利用されており、その測光は成分色フイルタ
片42A,42B,42Cが予め設定された目標
位置(メモリに予め格納され、あるいは教示され
たもの)に位置制御されて行なわれる。
次にこの測光の引続いて行なわれる調光につい
て説明する。
この調光は予め与えられた露光条件と前記測光
により得られた測定値とに基づきCCフイルタ4
0の目標位置を求め、この位置へCCフイルタ4
0を位置制御することにより露光に用いられる光
源光の量及び色の調整を行なうものである。
本カラープリンタシステムでは以下の様にして
この調光が行なわれている。
第15図にはその処理手順が示されており、最
初のステツプ328においては前記ステツプ326の処
理により得られた測光値が異常であるか否かが判
定されている。
このステツプ328においては測光値異常との判
定が行なわれたときにはステツプ330に進んで前
記表示器74でその旨の表示が行なわれ、このル
ーチンが終了される。
なお測光値異常の原因としては、受光器不良、
ランプ切れなどが挙げられる。
また上記ステツプ328において測光値異常でな
いとの判定が行なわれたときには、ステツプ332、
334、336、338、340、342においてカラーコレク
シヨン処理、カラーキー処理、濃度コレクシヨン
処理、濃度キー処理、スロープ処理、その他の処
理から成る露光演算処理(これについては後述す
る)が各々行なわれ、それら処理により求められ
た露光量と予め与えられる露光時間とに基き、ス
テツプ344において成分色フイルタ片42A,4
2B,42Cの各目標位置、すなわち露光用光源
光の量及び色、が決定される。
本実施例においては少なくともカラーコレクシ
ヨン処理(ステツプ332)、濃度コレクシヨン処理
(ステツプ336)に要する標準データ(例えば
RGBバランス)が予め固定データとして与えら
れており、カラーコレクシヨン処理(ステツプ
332)、カラーキイ処理(ステツプ334)、濃度コレ
クシヨン処理(ステツプ336)、濃度キイ処理(ス
テツプ338)においては予めキイボード72によ
り1コマごとに教示されたデータに従い上記露光
演算処理が行なわれている。
まだネガフイルム50は第20図に示される様
な感光特性を有しているが、この特性がその種類
ごとに異なるので、スロープ処理(ステツプ340)
はこの特性に応じて最適な露光用光源光を得るた
めに行なわれている。
したがつて、この処理は異なる種類のネガフイ
ルム50がセツトされるごとに行なわれる。
この処理を行なうために、本カラープリンタシ
ステムにおいては、第21図に示される様な曲線
状のスロープ特性502が固定データとして予め
与えられており、第21図においてステツプ
340Aでこのスロープ特性502が読出される。
そしてステツプ340Bで測光値がセツトされて
おり、ステツプ340Cでその測光値によりスロー
プ特性502から露光量が求められている。さら
にその露光量及び前記露光時間に基づいて前記ス
テツプ344でCCフイルタ40の目標位置が算出さ
れている。
なお、本実施例においては複数の測光値と露光
量とが所定の間隔で各々対応してテーブル上に固
定データとして予め格納されており、測定値とテ
ーブル状の測定値とが一致していない場合には補
間処理が行なわれることにより露光量が求められ
ている。
次のステツプ346においては以上の様にして求
められた位置まで成分色フイルタ片42A,42
B,42Cの全てが移動を行なうことが可能であ
つて、それらの移動目標位置が移動可能範囲内に
あるか否かが判定されている。
このステツプ346でそれらの位置まで成分色
フイルタ片42A,42B,42Cの全ての移動
が可能であると判定された場合にはステツプ348
へ進んで成分色フイルタ片42A,42B,42
Cがそれぞれの目標位置まで実際に駆動される。
そしてステツプ350においては前記第13図の
手順に従つて受光ユニツト68A,68B,68
C,68D,68E,68Fにより測光が行なわ
れる。
さらにステツプ352においてその測光値により
露光条件が満たされたことが確認されると、本ル
ーチンが終了される。
また前記ステツプ346において成分色フイルタ
42A,42B,42Cのいずれかが目標位置ま
で移動できないとの判定が行なわれた場合には、
以下の露光時間変更処理が行なわれる。
上記ステツプ346において、各成分色フイルタ
片42A,42B,42Cに関する移動目標位置
のうち少なくともいずれかがその移動可能範囲を
逸脱したとの判定が行なわれたときには、ステツ
プ354へ進んで移動目標位置の移動可能範囲逸脱
量xが算出される。
そしてステツプ356では露光目標時間の算出式、
移動目標位置算出式が読み出される。
なお、上記両式は次の第(1)式、第(2)式で各々表
わすこと可能であり、これらの式においてDmx
は三色の逸脱濃度量の内最大のもの、Tは標準露
光タイム、Dは最初の露光演算結果のフイルタ濃
度値、D′は計算結果のフイルタ濃度値、iはC、
M、Yの場合を表す。
t=T×10Dmx …第(1)式 Di′=Di+Dmx …第(2)式 さらにステツプ358では上記露光目標時間算出
式を用いて露光目標時間が算出される。
またステツプ360では上記移動目標位置算出式
を用いて移動目標位置が算出される。
そしてステツプ362ではこれら露光目標時間、
移動目標位置へそれまでのものから変更され、そ
の後ステツプ348へ戻る。
次に上記ステツプ346、354、356、358、360、
362による動作例について第23図を用いて説明
する。
同図において、特性Co、Mo、Yoに従い成分
色フイルタ片42A,42B,42Cのフイルタ
移動目標位置PY、PM、PCが求められた場合に目
標位置PYが全開方向へ移動可能範囲(全開位置
〜全開位置)から量xだけ逸脱しているとき、ま
ずこの逸脱量xが求められる(ステツプ354)。
次に同図において特性540で示される算出式か
ら露光目標時間t1が求められる(ステツプ358)。
なおそれまでの露光目標時間は値t0で表わされて
いる。
また前記位置算出式から新たな移動目標位置
QM、QCが求められる(ステツプ360)。
さらに上記露光目標時間t1、移動目標位置QC
QM、QY(これは全開位置)がセツトされる(ステ
ツプ362)。
以上の様に、ある成分色フイルタ片42の移動
目標位置R1がいわゆるオーバーネガにより量x
だけ開放側へ逸脱いているときには、その量xに
応じて露光目標時間が連続的に延長されて時間t1
とされ、これとともに他の成分色フイルタ片42
に関するそれまでの移動目標位置PM、PCが閉方
向の位置QM、QCに変更される。
一方、前記ステツプ352においてステツプ350で
測定された測光値で露光条件が満たされていない
との判定が行なわれた場合には、本カラープリン
タシステムに機械的誤差があることにより、また
システム自体の機差により測光値が目標光量と一
致していない。
この場合にはステツプ364へ進んで以下のフイ
ルタ位置変更処理が開始される。
ここではこのフイルタ位置変更処理について第
19図を用いて説明する。
同図において、位置P0(ステツプ344、362)で
測光値D1(ステツプ350)が得られている。
最初、特性500からそのときの測光値D2が予測
される(ステツプ364)。
次いで値D1と値D2との差が求められてその差
が予想値D2に加算され、これにより加算値D3が
求められる(ステツプ368)。
さらにこの加算値D3用いて特性500からフイル
タ位置P1が求められ、この位置P1がそれまでの
位置P0に代つて新たなフイルタ目標位置とされ
る(ステツプ372)。なお、この目標位置P1に対
する目標光量は同図において値D4で示されてい
る。
この様に本実施例では、位置(P0、D1)を含
み上記の値D1と値D2との差だけ特性500平行移
動した特性550上に新たな動作点P1、D4)がある
との仮定の下にこのフイルタ位置変更処理が行な
われている。
このフイルタ位置変更処理が行なわれることに
より、機械的誤差、機差などにもかかわらず、光
源光が目標の量、色へと自動的に自己管理され
る。
以上の様にこの調光もCCフイルタ40が移動
制御されることにより行なわれている。
次にこの調光に引続いて行なわれる露光につい
て説明する。
第16図のステツプ354においてまずシヤツタ
60が開駆動される。
そして次のステツプ356においては直ちに露光
時間制御用のタイマーがスタートされ、ステツプ
358ではそのタイマのタイムアツプが監視されて
いる。
さらにこのステツプ358でタイマがタイムアツ
プしたとの判定が行なわれたときには、ステツプ
360へ進んでシヤツタ60が直ちに閉駆動される。
そしてステツプ362においては次コマの露光の
ために印画紙12の駆動が開始されてその高速化
が図られており、ステツプ364においてはその紙
送りの終了が監視されている。
さらにこのステツプ364においてのそ紙送りが
終了したとの判定が行わなれたときにはステツプ
366へ進み、CCフイルタ40の成分色フイルタ片
42A,42B,42Cが所定の目標位置へ移動
され、次コマ露光のための準備が行なわれる。
以上の様にして印画紙12に対する露光が行な
われると、現像機14に露光された印画紙12が
供給されて現像処理が行なわれるが、この現像機
14側においては現像液の疲労などによりその現像
条件が変化する。
この現像条件変動は以下の現像管理が行なわれ
ることにより本カラープリンターシステム側にお
いて吸収されており、これによい現像機14の現像
結果が一定化されている。
上記現像条件の変動を吸収するために2種類の
現像管理処理が用意されており、これらのうちい
ずれかが選択される。次にそれらの現像管理を順
次説明する。
まず一方の現像管理が選択された場合には、そ
の動作開始指令がキイボード72が操作されて処
理回路26に供給され、第17図のルーチンが開
始される。
その最初のステツプ374においては後述する基
準データの有無が判定されており、このステツプ
374で基準データがあるとの判定が行なわれたと
きにはそのデータがステツプ376でセツトされる。
そしてステツプ378では露光ランプ16の点灯制
御が行なわれ、ステツプ380ではCCフイルタ40
の駆動制御で露光ランプ16による放射光に対する
調整が行なわれ、目標の量、色となる様に光源光
が調整される。
その後フイルタ移動台52にサンプルプリントが
セツトされてこれが露光光路上に移動される。
このサンプルプリントは以下の様にして予め用
意されている。
第18図においてステツプ382では成分色フイ
ルタ片42A,42B,42Cが所定の目標位置
へ駆動される。
その際、露光光路上にはネガフイルムがセツト
されておらず、フイルタ移動台52が空の状態とさ
れている。あるいは素現ネガまたはNDフイルム
(入力波長の変化にかかわらず透過光のレベルが
一定なもの)がフイルタ移動台52にセツトされて
露光光路上に移動されている。
そしてCCフイルタ40の位置は、フイルタ移
動台52が空とされている場合には露光光が所定の
光量であつてグレイとなる位置とされており、素
現ネガまたはNDフイルタが使用される場合には
全開位置とされている。
この様にしてCCフイルタ40の成分色フイル
タ片42A,42B,42Cが各々所定の位置に
駆動されると、第18図のステツプ384において
は受光ユニツト68A,68B,68C,68
D,68E,68Fにより光源調整光または透過
光が測光される。なおこの測光は前記第13図の
手順に従つて行なわれている。
そして次のステツプ386においては上記ステツ
プ384で得られた測定値が目標値と一致している
か否か判定されており、このステツプで両者が一
致していないとの判定が行なわれたときにはステ
ツプ388へ進む。
このステツプ388では目標値に対する測光値の
偏差が算出されており、次のステツプ390ではそ
の偏差に基づいてCCフイルタ40の駆動目標位
置に関する補正量が算出され、前記ステツプ382
へ戻る。
この様にして目標の量及び質に印画紙12に対
する照射光が調整されたことがステツプ386で確
認されると、ステツプ392においては前述と同様
な露光が行なわれ、本ルーチンが終了される。
その後、上記露光が行なわれた印画紙12が現
像機14に供給されて現像処理が行なわれ、これ
により前記サンプルプリントが得られる。
なお、フイルタ移動台52にセツトされる際に
おいてはその大きさに合わせてそのサンプルプリ
ントが予め切断される。
以上のサンプルプリントが露光光路上にセツト
されると、第17図のステツプ394においては前
記第13図の測光が行なわれてサンプルプリント
の透過濃度が受光ユニツト68A,68B,68
C,68D,68E,68Fにより測定される。
そして次のステツプ396においては上記ステツ
プ394で測定されたサンプルプリントの透過濃度
と前記ステツプ376でセツトされた基準データと
が比較される。
この基準データは標準の現像仕上りとされたプ
リントの透過濃度であり、予め回路データとして
用意されており、あるいは測定結果が教示されて
いる。
さらにステツプ398においては上記ステツプ396
の比較結果、すなはち上記両透過濃度の差により
露光条件の補正が可能であるか否かが判定されて
いる。
このステツプ398においてその補正が可能であ
るとの判定が行なわれた場合には、ステツプ400
に進み、その差に応じて露光条件が補正される。
またステツプ398で補正が不可能であるとの判
定が行なわれた場合にはステツプ402に進み、表
示器74で警報表示が行なわれる。
なお本実施例においては、露光光源光が補正さ
れることで露光条件が補正されており、これによ
り現像機14の現像条件が本カラープリントシス
テムにおいて吸収されている。
次に他方の現像管理が選択された場合について
説明する。
この場合において標準露光された印画紙12が
予め用意されており、これが現像機14で予め現
像される。なお、この印画紙12はプリントメー
カーなどから予め供給されている。
そしてこの印画紙12がフイルタ移動台52に
セツトされて露光光路上に移動された後、前記第
17図のステツプ394以下の処理が行なわれる。
なお、基準となるデータがその際に用意されてい
ない場合には標準現像されたプリントがフイルタ
移動台52にセツトされて露光光路上に移動され
た後、前記ステツプ408が行なわれて基準データ
が測定される。
以上のいずれかの現像管理が行なわれることに
より現像機14の現像条件変動分が本プリンタシ
ステムにおいて露光光源光変更という形で吸収さ
れる。
なお前者の現像管理においては露光が行なわれ
るので、現像条件の変動分に加えて露光条件の変
動分も吸収され、最終的な現像仕上り状態が一定
となる。
また後者の現像管理によれば、現像機14側の
現像条件変動分のみを抽出でき、このため前記ス
テツプ402で発せられる警報が現像条件変動のみ
を原因とすることを確認できる。
以上説明した様に本実施例によれば、受光信号
のサンプリングが所定周期で変化する点灯電流に
同期して行なわれるので、点灯電流の周期的な変
化にもかかわず常に安定した測定値を得ることが
可能である。
その結果、同一のネガフイルムであつても、常
に一定の露光結果を得ることが可能となる。
また、スイツチング信号発生回路により交流電
流を点灯電流に変換する主回路が露光電源に設け
られ、トランスなどを用いることなく露光ランプ
が該主回路で点灯されるので、露光電源を安価に
構成することが可能である。
さらに、位相検出機を簡単なコンパレータ、ゼ
ロクロス検出器で構成できるので、システムの製
造に要する費用を増加させることはない。
また本実施例によれば、露光ランプのみを視野
とする受光器の受光信号が露光ランプの点灯制御
にフイードバツク信号として用いられるので、光
源光を常に一定の目標光量に制御することが可能
である。
さらに、受光器が露光ランプのみを視野とされ
ているので、CCフイルタで反射しその移動によ
り変化する反射光(光源光の数パーセント)がこ
の受光器に入射することはなく、このためCCフ
イルタが移動されても上記光量制御を正確に行な
うことが可能となる。
そして、上記受光器を露光ランプから遠ざける
ことが可能であるので、この受光器に高感度で正
確な検出が可能な半導体のものを使用でき、この
ため上記光量制御の精度を更に高めることが可能
となる。
なお、第1図の光学系38は、第24図、第2
5図、第26図に各々示される様にグラスフアイ
バ90を用いて、また内周面が黒色に着色された
筒体92を用いて、さらにミラー94を用いて構
成することも可能である。更に、受光器の受光面
前方にはその受光リニアリテイを確保するために
フイルタ、スリツトなどの半減衰手段を配設する
ことが好適である。
さらに本実施例によれば、ネガフイルムの中央
に指向され、その中心を通過する垂線の周囲に複
数のカラー受光ユニツトが対称に配置されている
ので、ネガフイルムに色方向性(ネガフイルムが
回転されるときにカラー受光量に差異が生ずるこ
と)があつても、同一の露光結果を得ることが可
能である。
また、各カラー受光ユニツトに設けられた成分
色受光器も対称に配置されているので、さらに一
定の露光結果を得ることが可能である。
なお、各カラー受光ユニツトの受光面前方に各
成分色受光器共通の光学系のみが設けられる場合
であつて、各成分色受光器の受光面に部分的に結
像するときには、各集光レンズのカラー受光ユニ
ツト側に光混合器を設けて各成分色受光器に一様
な光を入射させることが好適である。
そして本実施例によれば、光源管理、測光、調
光がCCフイルタの移動制御のみで行なわれるの
で、カツトフイルタ、スキヤナ測光装置が使用さ
れることはなく、このためシステムを安価に構成
することが可能となる。
また、光源管理においては、前記基準特性に従
う制御により常に基準の量、色となる光源光を得
ることが可能である。
さらに、自動的に上記基準特性が生成されるの
で、これを予め用意する必要はなく、このためそ
のときのシステム状態に応じて最適な基準特性を
得ることが可能である。
なお、最適な基準特性が学習されるので(ステ
ツプ288)、常にっ良好な光源光を得ることが可能
となる。
そして、極めて良好な露光結果が必要とされる
場合には前記基準ネガフイルムを用いて基準特性
を生成することが公的であり、またこれを用いず
に基準特性を生成すれば(ステツプ264)、ネガフ
イルムの種類ごとに基準ネガフイルムを用意する
必要はなく、全ての種類がネガフイルムにその基
準特性を適用することが可能となる。
さらに、測光においては、CCフイルタが所定
位置に移動制御されて測光が行なわれるので、安
定した測光値を得ることが可能となる。
そしてCCフイルタの測光様位置を複数に設定
すれば、さらに安定した測光結果を得ることが可
能となる。
なお、この測光が光源の変動に同期して行なわ
れるので、正確な測光値が得られ、またこのこと
は光源制御、光源管理においても同様であり、常
に一定な光源光が得られる。
そして、調光においては、任意色の露光用光源
光を得ることが可能であり、また画質の向上を図
ることも可能となり、さらにその速度も向上でき
る。
また本実施例によれば、調光時においてCCフ
イルタがその調光範囲を越える場合には、自動的
に露光時間が連続的に変更され、またこれととも
にフイルタ移動目標位置も自動的に変更されるの
で、熟練が必要とされることなく容易にかつ短時
間で良好な露光動作を行なうことが可能となる。
なお、ここでは同一の露光光路上へフイルタ片
が移動制御される例についての説明を行なつた
が、例えば複数の露光光源が設けられ、それらの
各露光光路上へフイルタ片が移動制御されるもの
についても本発明を適用することが可能である。
さらに本実施例によれば、現像機側で現像条件
が液疲労などで変化してもこれが本プリンタシス
テム側で吸収されるので、この変化に対する現像
機管理処理に経験が必要でなく、したがつてその
取扱いを容易化できる。
なお、現像機側の現像条変動分がプリンタシス
テム側に吸収できくなつた場合には、本実施例の
様に警報を発する様にすることが好ましい。
そして本実施例によれば、標準露光時間、
RGBバランス、そしてスロープ特性などのセツ
トアツプ条件が固定データとして与えられている
ので、ユーザー側のシステム設備時において直ち
にシステムの稼動が可能であり、またこのセツト
アツプは経験を要することなく容易に行なえる。
さらにスロープ処理が第21図に示される様に
曲線状のスロープ特性502を用いて行なえるので、
この特性502を第20図の感光特性に一致させる
ことにより正確な露光量を求めることが可能とな
る。
また本システムは光源管理などが自動的に行な
われ、その特性、性能の経時的変化が防止されて
フルコレクシヨン化されているので、常に初期と
同様な稼動状態が得られる。
[発明の効果] 以上説明した様に本発明によれば、ネガフイル
ムの透過光量が極端に多くまたは少ない場合でそ
のままでは調光が不可能であるときに自動的に露
光時間が連続的に変更されるので、どんなにオー
バ露光されたネガフイルムでも良好な露光を行な
うことができ、光源の光量を大きくしても透過光
が極端に多いネガ及び少ないネガに対して良好な
プリント効果が得られる、という効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はカラープリンタシステムの全体構成が
説明図、第2図、第3図は位相検出器の回路構成
図、第4図は受光ユニツトの指向方向説明図、第
5図、第6図は受光ユニツト及び成分色受光器の
配置位置説明図、第7図、第8図、第9図、第1
0図、第11図、第12図、第13図、第14
図、第15図、第16図、第17図、第18図は
第1図カラープリンタシステムの作用説明用のフ
ローチヤート図、第19図は基準特性のグラフ
図、第20図はネガフイルムの感光特性図、第2
1図はスロープ特性図、第22図はスロープ処理
説明用フローチヤート図、第23図は露光目標時
間及びフイルタ目標位置変更作用を説明するグラ
フ図、第24図、第25図、第26図は受光器の
視野を制限する光学系の構成説明図である。 26……処理回路、40……CCフイルタ、4
4A,44B,44C……ステツプモータ、46
……駆動電源、50……ネガフイルム、68A,
68B,68C,68D,68E,68F……受
光ユニツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 露光光路に対して進退移動されることにより
    調光を行う各成分色のフイルタ片と、 ネガフイルムの透過濃度を測定する測定手段
    と、 前記ネガフイルムの透過濃度によつて求められ
    る目標露光量と予め定められた所定の露光目標時
    間とに基づいて前記各フイルタ片の移動目標位置
    を各々算出し、各フイルタ片の移動目標位置のい
    ずれかがフイルタ片の移動可能範囲を逸脱したと
    きには前記露光目標時間を移動可能範囲逸脱量に
    応じて変更し、変更した露光目標時間と前記目標
    露光量とに基づいて各フイルタ片の移動目標位置
    を新たに算出する演算手段と、 を備えたことを特徴とするカラープリンタシステ
    ム。
JP11412284A 1984-06-04 1984-06-04 プリンタシステム Granted JPS60257441A (ja)

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