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JPH0559237A - 帯電防止能を有する熱安定化された含ハロゲン樹脂組成物 - Google Patents

帯電防止能を有する熱安定化された含ハロゲン樹脂組成物

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Publication number
JPH0559237A
JPH0559237A JP3336130A JP33613091A JPH0559237A JP H0559237 A JPH0559237 A JP H0559237A JP 3336130 A JP3336130 A JP 3336130A JP 33613091 A JP33613091 A JP 33613091A JP H0559237 A JPH0559237 A JP H0559237A
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JP
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acid
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halogen
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antistatic
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JP3336130A
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Tsutomu Nosu
勉 野須
Yoshiyuki Nagae
義幸 永柄
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Kyowa Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyowa Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kyowa Chemical Industry Co Ltd
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L27/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L27/22Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers modified by chemical after-treatment
    • C08L27/24Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers modified by chemical after-treatment halogenated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的特性の低下、色調の悪化を生じること
なく熱的に安定であり、かつ満足すべき帯電防止能を有
する含ハロゲン樹脂組成物の提供。 【構成】 含ハロゲン樹脂に所定量のハイドロタルサイ
ト類、過塩素酸イオン型ハイドロタルサイト類、および
β−ジケトン化合物、金属の有機酸塩および有機錫化合
物の少なくとも一種を配合した帯電防止能を有する安定
化された含ハロゲン樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帯電防止能を有する安定
化された含ハロゲン樹脂組成物に関する。さらに詳しく
は、含ハロゲン樹脂に所定量のハイドロタルサイト類、
過塩素酸イオン含有ハイドロタルサイト類等を含有せし
めることにより帯電防止能を有する熱的に安定化された
含ハロゲン樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】含ハロゲン樹脂は、元来熱的に不安定で
ある。例えば成形時の加熱、使用時の太陽光線による表
面温度の上昇等により主として脱ハロゲン化水素に起因
する分解反応が生ずる。このため、加工品の機械的性質
の低下、色調の悪化等を生じる。また帯電防止剤として
カチオン系界面活性剤あるいは両性界面活性剤を該樹脂
に添加するのが通常であるが、この場合には、加工時の
熱、太陽光線の熱等により脱ハロゲンが助長され、品質
低下を生ぜしめると共に、これらの界面活性剤は化学的
に活性であるから、熱分解によって生じた塩酸と反応し
て、帯電防止性を失わせるあるいは減少せしめるという
欠点を有していた。
【0003】含ハロゲン樹脂から脱ハロゲンされた該ハ
ロゲンの捕捉剤として、ハイドロタルサイト類等を使用
する方法が提案されてきた(特開昭第59−15294
1号公報、特開昭第59−157035号公報、特開昭
第59−209644号公報等)。ハイドロタルサイト
類はハロゲン捕捉能力が非常に優れており、また捕捉さ
れたハロゲンをその構造中に取り込むという利点、さら
には無毒性であるという利点を有している。ハイドロタ
ルサイト類を使用する場合にも、帯電防止剤を混合する
のが一般的である。帯電防止剤としては、一般にカチオ
ン系あるいは両性界面活性剤が好んで用いられる。これ
らの帯電防止剤は、それ自体は良好な帯電防止性能を示
すが、ハロゲン含有樹脂に対する分散性および相溶性に
劣るという欠点を有している。また、これらの帯電防止
剤は耐熱性に劣り含ハロゲン樹脂の分解促進能を有して
いる。このためこれらの帯電防止剤を配合したハロゲン
含有樹脂成形品の帯電防止性および熱的安定性は十分満
足できるものでもなかった。
【0004】上記帯電防止剤の有する相溶性、分散性不
良という欠点を解決するため、帯電防止性可塑剤も提案
された(特開昭第59−105037号公報、特開昭第
60−181142号公報)。この提案は、含ハロゲン
樹脂の加工に必要な可塑剤に帯電防止性能を付与したも
のである。しかしこれらの帯電防止性能は十分満足でき
るものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来提案さ
れてきた含ハロゲン樹脂用ハロゲン捕捉剤あるいは帯電
防止剤の有する欠点を解決し、機械的特性の低下、色調
の悪化を生じることなく熱的に安定であり、かつ満足す
べき帯電防止能を有する含ハロゲン樹脂組成物の提供を
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、含ハロゲン樹
脂100重量部に、ハイドロタルサイト類0.01〜1
0重量部、過塩素酸イオン含有ハイドロタルサイト類化
合物0.01〜10重量部、およびβ−ジケトン化合
物、金属の有機酸塩および有機錫化合物からなる群から
選ばれた少なくとも一種の化合物を0.01〜5重量部
含有させてなる帯電防止能を有する熱安定化された含ハ
ロゲン樹脂組成物を提供する。
【0007】本発明は過塩素酸イオン含有ハイドロタル
サイト類に帯電防止性のあること、さらにはカチオン系
界面活性剤等を含む含ハロゲン樹脂が熱処理を受けたと
きにも該樹脂は機械的性質の低下、色調の悪化等を生じ
ないことを見いだし完成されたものである。帯電防止剤
として含ハロゲン樹脂に含有されたカチオン系または両
性界面活性剤は、該樹脂の加工時または太陽等の熱によ
り分解され、アミン化合物を発生する。このアミン化合
物により脱ハロゲンが助長されるものと推測し、このア
ミン化合物を過塩素酸イオン含有ハイドロタルサイト類
によって不活性化させることを試みた。そしてこの試み
は成功し、含ハロゲン樹脂の熱安定性および光安定性は
著しく増大した。おそらく過塩素酸イオン含有ハイドロ
タルサイト類によりアミン化合物は不活性化され、かつ
熱分解により生成したハロゲンはHT層間にイオン交換
されたものと推定される。
【0008】本発明における含ハロゲン樹脂としては、
例えばポリ塩化ビニル、ポリ臭化ビニル、ポリフッ化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポリエチレン、塩素
化ポリプロピレン、臭素化ポリエチレン、塩化ゴム、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン
共重合体、塩化ビニル−プロピレン共重合体、塩化ビニ
ル−スチレン共重合体、塩化ビニル−イソブチレン共重
合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニ
ル−スチレン−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル
−ブタジエン共重合体、塩化ビニル−塩素化プロピレン
共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン−酢酸ビニル三
元共重合体、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重合
体、塩化ビニル−メタクリル酸共重合体、塩化ビニル−
メタクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−アクリロ
ニトリル共重合体、内部可塑化ポリ塩化ビニル等の含ハ
ロゲン樹脂および上記含ハロゲン樹脂とポリエチレン、
ポリプロピレン等のα−オレフィン重合体、エチレン−
プロピレン共重合体等のポリオレフィン、ポリスチレ
ン、アクリル樹脂、スチレンと他の単量体との共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体、アクリル酸エステル−ブタジエン−スチレン共重合
体、メタクリル酸エステル−ブタジエン−スチレン共重
合体とのブレンド品等を挙げることができる。
【0009】本発明は、ハイドロタルサイト類の熱安定
性と過塩素酸型ハイドロタルサイト類の帯電防止性能を
活用することにより達成される。さらにハイドロタルサ
イト類に起因する着色を防止するため、本発明は着色防
止機能を有する成分として所定量のβ−ジケトン化合
物、金属の有機酸塩および有機錫化合物から選ばれた少
なくとも一種の化合物を併用する。
【0010】本発明で用いられるハイドロタルサイト類
は、下記式 M2+ (1-x)Alx(OH)2CO3(x/2)・mH2O (式中、M2+はMg2+および/またはZn2+を示し、x
およびmは下記の式を満足する、0.1<x<0.5、好
ましくは0.2≦x≦0.4、特に好ましくは0.25≦
x≦0.35、0≦m<1)で表される化合物である。
ハイドロタルサイト類は特開昭第55−80445号公
報にも開示されたように、熱安定性、透明性に優れてい
るが、さらに優れた熱安定性、非着色性を得るためには
亜鉛、鉛、カドミウム、カルシウム、バリウム、ストロ
ンチウム等の有機酸金属塩、有機錫化合物およびβ−ジ
ケトン化合物から選ばれた少なくとも一種の化合物を併
用する。ハイドロタルサイト類は、含ハロゲン樹脂10
0重量部に対し0.01〜10重量部、好ましくは0.1
〜5重量部用いられる。0.01重量部よりも少ない添
加量では十分な熱安定性を発揮することができず、10
重量部を超えると樹脂成形加工時のトルクの上昇、成形
品の着色を生ずるため好ましくない。
【0011】本発明で用いられる過塩素酸イオン含有ハ
イドロタルサイト類は、下記式 M2+ 1-xAlx(OH)2(CO3y(ClO4z・mH2O (式中、M2+はMg2+および/またはZn2+を示し、
x、y、zおよびmはそれぞれ下記の式を満足する正の
数である。0<x<0.5、好ましくは0.2≦x≦0.
4、0≦y<0.25、好ましくは0≦y≦0.20、0
<z≦0.5、好ましくは0.04≦z≦0.4であり、
ただし2y+z=xの関係を満足し、mは、0≦m<1
である)で表される化合物である。過塩素酸イオン含有
ハイドロタルサイト類は、含ハロゲン樹脂に対し帯電防
止性を付与すると共に、界面活性剤を含有する含ハロゲ
ン樹脂組成物の場合には、界面活性剤に起因する熱安定
性の悪化を防止する作用効果を奏する。過塩素酸イオン
含有ハイドロタルサイト類の含ハロゲン樹脂100重量
部に対する添加量は0.01〜10重量部好ましくは0.
1〜5重量部である。0.01重量部よりも少ないと帯
電防止性を十分に発揮できず、10重量部を超えると樹
脂粘度が上がり加工性を悪くするので好ましくない。過
塩素酸イオン含有ハイドロタルサイトは、特公昭51−
20997号公報、特公平2−36143号公報に開示
され、これらの記載を本発明に引用する。
【0012】β−ジケトン化合物としては、式 R1−CO−CHR2−CO−R3 (式中、R1およびR3は同一または異なってもよく、3
0個までの炭素原子を有する直鎖または分岐のアルキル
またはアルケニル基、7〜36個の炭素原子を有するア
ルキル基または14個よりも少ない炭素原子を有するア
リール基または脂環式基(脂環式基が場合によっては炭
素−炭素二重結合を含んでもよい)を示し、R1とR3
いずれか一方は水素原子でもよい、R2は水素原子、ア
ルキル基またはアルケニル基を表す)の化合物である。
β−ジケトン化合物は含ハロゲン樹脂組成物の加工時等
のハイドロタルサイト類に起因する着色に対して着色防
止能を有する。含ハロゲン樹脂100重量部に対する添
加量は、0.01〜5重量部、好ましくは0.1〜1重量
部である。0.01重量部より少ないと着色防止能を発
揮せず、5重量部を超えると効果はさほど増加せず、ま
た経済的ではない。
【0013】このようなβ−ジケトン化合物としては、
例えばデヒドロ酢酸、デヒドロプロピオニル酢酸、デヒ
ドロベンゾイル酢酸、シクロヘキサン−1,3−ジオ
ン、ジメドン、2、2'−メチレンビスシクロヘキサン
−1,3−ジオン、2−ベンジルシクロヘキサン−1,
3−ジオン、アセチルテトラロン、パルミトイルテトラ
ロン、ステアロイルテトラロン、ベンゾイルテトラロ
ン、2−アセチルシクロヘキサノン、2−ベンゾイルシ
クロヘキサノン、2−アセチルシクロヘキサノン−1,
3−ジオン、ベンゾイル−p−クロルベンゾイルメタ
ン、ビス(4−メチルベンゾイル)メタン、ビス(2−
ヒドロキシベンゾイル)メタン、ベンゾイルアセチルメ
タン、トリベンゾイルメタン、ジアセチルベンゾイルメ
タン、ステアロイル、ベンゾイルメタン、パルミトイル
・ベンゾイルメタン、ジベンゾイルメタン、4−メトキ
シベンゾイル・ベンゾイルメタン、ビス(3,4−メチ
レンジオキシベンゾイル)メタン、ベンゾイル・アセチ
ル・オクチルメタン、ベンゾイル・アセチル・フェニル
メタン、ステアロイル−4−メトキシベンゾイルメタ
ン、ビス(4−t−ブチルベンゾイル)メタン、ベンゾ
イル・アセチル・エチルメタン、ベンゾイル・トリフル
オル・アセチルメタン、ジアセチルメタン、ブタノイル
・アセチルメタン、ヘプタノイル・アセチルメタン、ト
リアセチルメタン、ジステアロイルメタン、ステアロイ
ル・アセチルメタン、パルミトイル・アセチルメタン、
ラウロイル・アセチルメタン、ベンゾイル・ホルミルメ
タン、アセチル・ホルミル・メチルメタン、ベンゾイル
・フェニルアセチルメタン、ビス(シクロヘキサノイ
ル)メタン等である。またこれらβ−ジケトン化合物の
金属塩例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネ
シウム、カルシウム、バリウム、亜鉛、ジルコニウム、
錫、アルミニウム等の金属塩を用いることもできる。特
に好ましいβ−ジケトン化合物としては、ステアロイル
・ベンゾイル・メタン、ジベンゾイル・メタンが挙げら
れる。
【0014】金属の有機酸塩は、ハイドロタルサイト類
に起因する着色防止に効果があり、含ハロゲン樹脂10
0重量部に対し0.01〜5重量部、好ましくは0.1〜
5重量部の範囲で用いられる。0.01重量部よりも少
ないとさほど効果を発揮せず、5重量部を超えると加工
時の樹脂のまとまりを悪くする、またプレートアウト、
ブリードアウトを起こす場合があるので好ましくない。
有機酸金属塩の金属としては、亜鉛、鉛、カドミウム、
カルシウム、バリウム、ストロンチウム等を挙げること
ができ、最も好ましい金属としては亜鉛を例示できる。
亜鉛の有機酸塩に他の金属の有機酸塩を混合してもよ
い。
【0015】本発明に用いる有機酸金属塩の有機酸とし
て、具体的には次の有機酸を例示できる。アセチル酢
酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナン
ト酸、カプリル酸、ネオデカン酸、2−エチルヘキシル
酸、ベラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリ
ン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イ
ソステアリン酸、ステアリン酸、1,2−ヒドロキシス
テアリン酸、ベヘン酸、モンタン酸、安息香酸、モノク
ロル安息香酸、p-tert-ブチル安息香酸、ジメチルヒド
ロキシ安息香酸、3,5−ジtert-ブチル−4−ヒドロキ
シ安息香酸、トルイル酸、ジメチル安息香酸、エチル安
息香酸、クミン酸、n−プロピル安息香酸、アミノ安息
香酸、N,N−ジメチル安息香酸、アセトキシ安息香
酸、サリチル酸、p-tert-オクチルサリチル酸、オレイ
ン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン酸、チオグ
リコール酸、メルカプトプロピオン酸、オクチルメルカ
プトプロピオン酸等の一価カルボン酸、シュウ酸、マロ
ン酸、コハク酸、グルタン酸、アジピン酸、ピメリン
酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、オキソフタル酸、ク
ロルフタル酸、アミノフタル酸、マレイン酸、フマール
酸、シトラコン酸、メタコン酸、イタコン酸、アコニッ
ト酸、チオジプロピオン酸等の2価カルボン酸、または
そのモノエステルまたはモノアマイド化合物、ヘミメリ
ット酸、トリメリット酸、メロファン酸、ピロメリット
酸、メリット酸等の三価または四価カルボン酸、または
そのジまたはトリエステル化合物等を挙げることができ
る。
【0016】有機錫化合物は、ハイドロタルサイト類の
着色を防止するという作用効果を奏する。含ハロゲン樹
脂100重量部に対し0.01〜5重量部好ましく0.1
〜3重量部の範囲で用いられる。0.01重量部より少
ないと所期の効果を発揮しえず、5重量部を超えるとブ
リードアウトを起こすおそれがあるので好ましくない。
【0017】有機錫化合物としては、例えばモノ(また
はジ)メチル錫トリ(またはジ)ラウレート、モノ(ま
たはジ)ブチル錫ブチルトリ(またはジ)ラウレート、
モノ(またはジ)オクチル錫トリ(またはジ)ラウレー
ト等のモノ(またはジ)アルキル錫ラウレート系;例え
ばモノ(またはジ)メチル錫マレエートポリマー、モノ
(またはジ)ブチル錫マレエートポリマー、モノ(また
はジ)メチル錫トリス(またはビス)イソオクチルマレ
エート、モノ(またはジ)ブチル錫トリス(またはビ
ス)イソオクチルマレエート、モノ(またはジ)オクチ
ル錫トリス(またはビス)イソオクチルマレエート等の
モノ(またはジ)アルキル錫マレエート系;例えばモノ
(またはジ)メチル錫トリス(またはビス)イソオクチ
ルチオグリコレート、モノ(またはジ)オクチル錫トリ
ス(またはビス)イソオクチルチオグリコレート、モノ
(またはジ)ブチル錫トリス(またはビス)チオグリコ
レート、モノ(またはジ)メチル錫チオグリコレート
(または2−メルカプトプロピオネート)、モノ(また
はジ)ブチル錫チオグリコレート(または2−メルカプ
トプロピオネート)、モノ(またはジ)オクチル錫チオ
グリコレート(または2−メルカプトプロピオネート)
等のモノ(またはジ)アルキル錫チオグリコレート系;
モノ(またはジ)メチル錫トリ(またはジ)ドデシルメ
ルカプタイド、モノ(またはジ)ブチル錫トリ(または
ジ)ドデシルメルカプタイド、モノ(またはジ)オクチ
ル錫トリ(またはジ)ドデシルメルカプタイド、モノ
(またはジ)メチル錫サルファイド、ジオクチル錫サル
ファイド、ジドデシル錫サルファイド、モノ(または
ジ)メチルもしくはブチルもしくはオクチル錫トリス
(またはビス)2−メルカプトエチルオレエート、チオ
ビス[モノメチル錫ビス(2−メルカプトエチルオレエ
ート)]、チオビス[ジメチルまたはジブチルまたはジ
オクチル錫モノ(2−メルカプトエチルオレエー
ト)]、モノ(またはジ)オクチル錫−s,s'ビス
(イソオクチルメルカプトアセテート)等のモノ(また
はジ)アルキル錫メルカプタイド系等が挙げられる。
【0018】本発明では、帯電防止剤として界面活性剤
を使用してもよい。例えばアニオン系、ノニオン系等特
に制限を受けるものではないが、カチオン系界面活性剤
または両性界面活性剤を用いたときに生ずる含ハロゲン
樹脂の劣化現象に対し本発明は特に卓効を奏する。この
ような帯電防止剤は、含ハロゲン樹脂100重量部に対
し一般に0.01〜10重量部の範囲で使用される。0.
01重量部よりも少ないとわざわざ添加した効果を奏せ
ず、10重量部を超えると樹脂表面へのブリードが生じ
て表面のベタツキを起こすおそれがあるので好ましくな
い。
【0019】カチオン系界面活性剤である帯電防止剤と
しては、脂肪族アミン塩類、第4級アンモニウム塩類、
アルキルピリジニウム塩が例示され、また両性界面活性
剤である帯電防止剤としては、イミダゾリン誘導体形、
高級アルキルアミノ形(ベタイン形)、硫酸エステル
形、リン酸エステル形、スルホン酸形が例示される。さ
らに具体的には、例えば 式(1)の第4級アンモニウムクロライド
【化1】 式(2)の第4級アンモニウムサルフェート
【化2】 式(3)の第4級アンモニウムナイトレート
【化3】 (ただし上記式(1)、式(2)および式(3)中、R
は炭素数2〜22の直鎖または分岐のアルキル基、また
はアミド基を表す)、 式(4)、式(5)および式(6)のアルキルベタイン
【化4】
【化5】
【化6】 (ただし上記式(4)、式(5)および式(6)中、R
1は炭素数12〜18の直鎖または分岐のアルキル基、
2およびR3はそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル
基を表す)
【化7】 (ただし上記式中、Rは炭素数12〜20の直鎖状また
は分枝状のアルキル基を表す)、および
【化8】 (ただし上記式中、Rは炭素数12〜18の直鎖状また
は分枝状のアルキル基を表す)が挙げられる。
【0020】本発明の樹脂組成物には、必要に応じて一
般的な安定剤であるCa、Ba、Sr系物質、紫外線吸
収剤、酸化防止剤等の各種添加剤を包含させてもよい。
以下実施例により本発明を詳しく説明する。各例中、部
および%は特にことわりの無い限りそれぞれ重量部、重
量%を意味する。
【0021】実施例1、比較例1 下記配合からなる樹脂組成物を、180℃で5分間ロー
ル混練し、得られた厚さ1mmのロールシートを180
℃のギャオーブンに入れて熱安定性、着色性の経時変化
を調べた。また得られたロールシートを3枚重ねてプレ
ス機にて、100kg/cm2の圧力で、190℃、5
分間加熱し、厚さ1mmのプレス成形板を作り、体積固
有抵抗を測定した。体積固有抵抗の測定はJISK67
23に準じて23℃×50%RHで測定した。測定結果
を第1表に示す。 <配合比> ポリ塩化ビニル(重合度1300) 100重量部 ジオクチルフタレート 50重量部 ハイドロタルサイト 2.0重量部 ステアリン酸亜鉛 0.3重量部 過塩素酸型ハイドロタルサイト 変量 ニューエレガンASK 0.5重量部 ステアロイル・ベンゾイル・メタン(β−ジケトン)0または0.2重量部 注:過塩素酸型ハイドロタルサイトは式 Mg4Al2(OH)12(CO30.4(ClO41.2・3H2O の化合物を2重量%のステアリン酸ナトリウムで表面処
理したもの。ニューエレガンASKは日本油脂(株)製の
変性脂肪族ジメチルエチルアンモニュウムエトサルフェ
ートである。
【0022】 表1 過塩素酸型 SBM 体積固有抵抗 H・Tの量(Phr) (Phr) (Ω・cm) 実施例1−1 0.3 0 9.9×1010 実施例1−2 0.6 0 6.0×1010 実施例1−3 1.0 0 4.3×1010 実施例1−4 0.3 0.2 9.5×1010 実施例1−5 1.0 0.2 5.2×1010 比較例1 0 0 1.3×1011
【0023】 表1(続) 180℃熱安定性(分) 0 10 20 40 60 80 100 120 140 160 実施例1−1 0 1 2 3 6 8 10 実施例1−2 0 1 2 2 3 5 5 7 10 実施例1−3 0 1 2 2 3 3 5 5 8 10 実施例1−4 0 0 0 1 2 5 8 10 実施例1−5 0 0 0 1 2 3 5 5 8 10 比較例1 0 1 2 5 8 10 注:H・Tはハイドロタルサイト類を意味する。 SBM(Phr)はステアロイル・ベンゾイル・メタン(重
量部)を示す。 熱安定性の数値は、加熱時間0〜160分における着色
度を官能的に評価したものである。 0(無色)−5(黄色)−8(赤褐色)−10(黒色)
【0024】実施例2、比較例2 下記配合からなる樹脂組成物を、180℃で5分間ロー
ル混練し、得られた厚さ1mmのロールシートを200
℃のギャオーブンに入れて熱安定性、着色性の経時変化
を調べた。またこのロールシートを3枚重ねて100k
g/cm2の圧力下で5分間加熱し、厚さ1mmのプレ
ス成形板を作り、体積固有抵抗を測定した。体積固有抵
抗の測定方法は、実施例1と同じである。測定結果を第
2表に示す。 <配合比> ポリ塩化ビニル(重合度1300) 100重量部 ジオクチルフタレート 50重量部 ハイドロタルサイト 2.0重量部 オクチル亜鉛 0.3重量部 過塩素酸型ハイドロタルサイト 変量 MARK1500(ホスファイト) 0.5重量部 注:過塩素酸型ハイドロタルサイトはBET比表面積1
5m2/gを有する式 Mg4Al2(OH)12(ClO42・3.2H2O の化合物を2重量%のオレイン酸ナトリウムで表面処理
したもの。MARK1500はアデカアーガス社製のオ
リゴホスファイトである。
【0025】 表2 過塩素酸型 体積固有抵抗 H・Tの量(Phr) (Ω・cm) 実施例2−1 0.3 1.3×1011 実施例2−2 1.0 6.8×1010 実施例2−3 2.0 1.6×1010 比較例2 0 3.8×1013
【0026】 表2(続) 200℃熱安定性(分) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 実施例2−1 0 0 0 1 2 8 10 実施例2−2 0 0 0 1 2 2 8 10 実施例2−3 0 0 0 1 2 2 4 7 10 比較例2 0 0 0 0 3 8 10
【0027】実施例3、比較例3 下記配合からなる樹脂組成物を、180℃で5分間混練
し、得られた厚さ約0.7mmのロールシートを190
℃のギヤオーブンに入れ、熱安定性、着色性の経時変化
を調べた。またこのロールシートを3枚重ねてプレス機
にて100kg/cm2の圧力で190℃、5分間加熱
し、厚さ1mmの成形板を作り、体積固有抵抗を測定し
た。測定方法は実施例1と同じである。測定結果を表3
に示す。
【0028】 <配合比> ポリ塩化ビニル(重合度700) 100重量部 ジオクチルスズビスイソオクチルチオグリコレート 1.0重量部 ハイドロタルサイト 1.0重量部 過塩素酸イオン含有ハイドロタルサイト 0または1.0重量部 ステアリン酸カルシウム 0または0.5重量部 アノンBF 0または1.0重量部 注:過塩素酸イオン含有ハイドロタルサイトは下記式のものを用いた。 A:Mg4Al2(OH)12(CO30.4(ClO41.2・3H2O B:Mg4Al2(OH)12(CO30.4(ClO42.0・3H2O アノンBF(商品名)は、日本油脂(株)製の式4のアル
キルベタイン系帯電防止剤である。
【0029】 表3 過塩素酸型H・T Ca−St アノンBF 体積固有抵抗 タイプ 量(Phr) (Phr) (Phr) (Ω・cm) 実施例3−1 A 1.0 0 1.0 9.0×1015 3−2 B 1.0 0 1.0 6.5×1015 3−3 A 1.0 0.5 1.0 8.8×1015 比較例3−1 − − − 1.0 D 3−2 − − 0.5 1.0 D 3−3 − − − − 1.3×1016 注:Dはロール混練中黒化し、測定不能を示す。
【0030】 表3(続) 190℃熱安定性(分) 0 5 10 15 20 30 40 50 60 実施例3−1 0 0 1 2 3 7 10 実施例3−2 1 2 3 4 5 10 実施例3−3 0 1 1 2 3 5 8 10 比較例3−1 10 比較例3−2 10 比較例3−3 0 0 0 1 2 3 5 8 10
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、熱安定性、帯電防止性
に優れた含ハロゲン樹脂組成物が提供される。本発明に
よれば、含ハロゲン樹脂組成物の加工時の熱処理、太陽
光線等によっても機械的性質の低下、着色の悪化等を生
ずることのない含ハロゲン樹脂組成物が提供される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含ハロゲン樹脂100重量部に、ハイド
    ロタルサイト類0.01〜10重量部、過塩素酸イオン
    含有ハイドロタルサイト類化合物0.01〜10重量
    部、およびβ−ジケトン化合物、金属の有機酸塩および
    有機錫化合物からなる群から選ばれた少なくとも一種の
    化合物を0.01〜5重量部含有させてなる帯電防止能
    を有する熱安定化された含ハロゲン樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の含ハロゲン樹脂組成物
    に、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カ
    チオン系界面活性剤、および両性界面活性剤から選ばれ
    た帯電防止剤の内少なくとも1種の帯電防止剤を0.0
    1〜10重量部含有させてなる帯電防止能を有する熱安
    定化された含ハロゲン樹脂組成物。
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