JPH0555426A - 半導体装置用リードフレームの製造方法 - Google Patents
半導体装置用リードフレームの製造方法Info
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- JPH0555426A JPH0555426A JP23559491A JP23559491A JPH0555426A JP H0555426 A JPH0555426 A JP H0555426A JP 23559491 A JP23559491 A JP 23559491A JP 23559491 A JP23559491 A JP 23559491A JP H0555426 A JPH0555426 A JP H0555426A
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- lead frame
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リードフレームのプレス加工工程において、
内部リードの形状位置に関する精度が向上し、外部リー
ドの曲げ加工クラックを減少させる。 【構成】 半導体装置用42合金製リードフレームのリ
ードをプレス加工後に、高温(700℃)短時間の残留
応力焼鈍を行う。
内部リードの形状位置に関する精度が向上し、外部リー
ドの曲げ加工クラックを減少させる。 【構成】 半導体装置用42合金製リードフレームのリ
ードをプレス加工後に、高温(700℃)短時間の残留
応力焼鈍を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に用いるリ
ードフレームの製造方法に関し、特に順送り金型でリー
ドフレームに精密薄板打ち抜きを行う方法に関する。
ードフレームの製造方法に関し、特に順送り金型でリー
ドフレームに精密薄板打ち抜きを行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、リードフレームを用いた半導体装
置の機能の多様化に伴い、集積度も著しく高まり内部リ
ードの本数も増大している。これに伴い、半導体チップ
を小形化する傾向がますます強まっており、チップ周辺
の内部リードの間隔は極めて密となり、内部リードその
ものも微細化している。
置の機能の多様化に伴い、集積度も著しく高まり内部リ
ードの本数も増大している。これに伴い、半導体チップ
を小形化する傾向がますます強まっており、チップ周辺
の内部リードの間隔は極めて密となり、内部リードその
ものも微細化している。
【0003】このため、板押さえやプレス加工の技術向
上により内部リードの位置や形状を精度良く制御できる
リードフレームの製造方法が望まれている。
上により内部リードの位置や形状を精度良く制御できる
リードフレームの製造方法が望まれている。
【0004】内部リードの位置や形状の精度を向上する
ために、リードフレームのプレス加工においては、金型
で金属帯条を打ち抜く際、板押さえ構造を採用している
が、内部リードの微細化が進むと、板押さえ圧力もます
ます増加の傾向にある。
ために、リードフレームのプレス加工においては、金型
で金属帯条を打ち抜く際、板押さえ構造を採用している
が、内部リードの微細化が進むと、板押さえ圧力もます
ます増加の傾向にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リードフレーム用材料
として42合金が使用されており、42合金から板押さ
え構造により図1に示すリードフレームを製造する方法
において、内部リードが微細化しているので、板押さえ
を使用してもパンチプレスの影響を受け易く、位置が変
動したり、形状に歪みが起きやすい。
として42合金が使用されており、42合金から板押さ
え構造により図1に示すリードフレームを製造する方法
において、内部リードが微細化しているので、板押さえ
を使用してもパンチプレスの影響を受け易く、位置が変
動したり、形状に歪みが起きやすい。
【0006】また、内部リード2だけでなくガイドレー
ル3も押さえるので、板押さえ圧力が大きくなると、ガ
イドレール3の伸びを引き起こし、トータルピッチの伸
びとなり、内部リード2に影響する問題を生じる。
ル3も押さえるので、板押さえ圧力が大きくなると、ガ
イドレール3の伸びを引き起こし、トータルピッチの伸
びとなり、内部リード2に影響する問題を生じる。
【0007】さらに、ガイドレール3には、板押さえ圧
力の他に品種識別用の刻印圧力も掛かるので、これによ
ってもガイドレール3の伸びを引き起こすことになる。
また、片伸びによる蛇行を引き起こす恐れもある。
力の他に品種識別用の刻印圧力も掛かるので、これによ
ってもガイドレール3の伸びを引き起こすことになる。
また、片伸びによる蛇行を引き起こす恐れもある。
【0008】ガイドレール3の伸びに対しては、金型の
設計時に、板押さえ圧力や刻印圧力による伸びを予め見
込んでおく方法が採られている。
設計時に、板押さえ圧力や刻印圧力による伸びを予め見
込んでおく方法が採られている。
【0009】また、ガイドレール3の片伸びによる蛇行
に対しては、伸びの少ないレールの上にVノッチ加工を
施し、伸びのバランスを取る方法が採られている。
に対しては、伸びの少ないレールの上にVノッチ加工を
施し、伸びのバランスを取る方法が採られている。
【0010】しかし、ガイドレール3の伸びを予め見込
んだ金型設計や、蛇行を修正するVノッチ加工では、予
め伸び量を予測することに限界があり、正確な伸び量を
設定することが困難であると言う問題がある。
んだ金型設計や、蛇行を修正するVノッチ加工では、予
め伸び量を予測することに限界があり、正確な伸び量を
設定することが困難であると言う問題がある。
【0011】従って、板押さえ加工の後にガイドレール
3の存在による影響を内部リード2から除く必要があ
る。
3の存在による影響を内部リード2から除く必要があ
る。
【0012】また、リードフレーム1のプレス加工にお
いては、前述のような内部リード2の精度の他に、外部
リード4の肌あれや割れの問題がある。
いては、前述のような内部リード2の精度の他に、外部
リード4の肌あれや割れの問題がある。
【0013】すなわち、外部リード4の打抜き側面は、
パンチによって引っ張られる為に、打抜きによって生じ
た外部リード4の肩部が変形し、パンチが最初に当る肩
部は丸くダレており、パンチが抜け出た肩部は尖端のあ
るカエリが生じている。ダレのある面をダレ面と呼び、
カエリのある面をカエリ面と呼んでいる。
パンチによって引っ張られる為に、打抜きによって生じ
た外部リード4の肩部が変形し、パンチが最初に当る肩
部は丸くダレており、パンチが抜け出た肩部は尖端のあ
るカエリが生じている。ダレのある面をダレ面と呼び、
カエリのある面をカエリ面と呼んでいる。
【0014】そして、リードフレーム最終製造工程であ
り、モールド樹脂封止後の外部リード曲げ加工におい
て、ダレ面を外にして曲げる時とカエリ面を外にして曲
げる時とで、品質に差がでやすい問題がある。具体的に
は、外部リード曲げ加工において曲げ部の外側表面に肌
荒れを発生しやすく、この肌荒れは、クラックに成長す
ることがあるが、特にカエリ面を外にして曲げるとき
に、曲げ部の外側表面にクラックが生じやすい。
り、モールド樹脂封止後の外部リード曲げ加工におい
て、ダレ面を外にして曲げる時とカエリ面を外にして曲
げる時とで、品質に差がでやすい問題がある。具体的に
は、外部リード曲げ加工において曲げ部の外側表面に肌
荒れを発生しやすく、この肌荒れは、クラックに成長す
ることがあるが、特にカエリ面を外にして曲げるとき
に、曲げ部の外側表面にクラックが生じやすい。
【0015】さらに、曲げ部のクラックは、リードフレ
ームの素材の圧延方向に対し、外部リードが直角方向に
伸びているとき、発生しやすくなる。従って、QFP型
半導体装置のリードフレームのリード曲げ形状において
は、金属帯条圧延方向に直角な方向に伸びる外部リード
を曲げる時にクラックが発生することが多くなる。
ームの素材の圧延方向に対し、外部リードが直角方向に
伸びているとき、発生しやすくなる。従って、QFP型
半導体装置のリードフレームのリード曲げ形状において
は、金属帯条圧延方向に直角な方向に伸びる外部リード
を曲げる時にクラックが発生することが多くなる。
【0016】リードフレーム1のプレス打ち抜き時に板
押さえ構造を採用する場合、上述のような外部リード曲
げ加工時の肌荒れやクラックがさらに多くなる。これ
は、板押さえ構造を採用すると、リード曲げ加工におい
ては加圧力が著しく大きくなり、カエリ面は加工硬化で
初期硬度の10%以上になるからである。
押さえ構造を採用する場合、上述のような外部リード曲
げ加工時の肌荒れやクラックがさらに多くなる。これ
は、板押さえ構造を採用すると、リード曲げ加工におい
ては加圧力が著しく大きくなり、カエリ面は加工硬化で
初期硬度の10%以上になるからである。
【0017】リードの曲げ部にクラックが生じるとリー
ド強度は著しく劣化し、QFP型半導体付装置の基盤や
外部リード裏面の電気接続用半田メッキ面を剥離する。
さらに、モールド樹脂部に亀裂を発生し、半導体装置と
しての機能を著しく低下する。
ド強度は著しく劣化し、QFP型半導体付装置の基盤や
外部リード裏面の電気接続用半田メッキ面を剥離する。
さらに、モールド樹脂部に亀裂を発生し、半導体装置と
しての機能を著しく低下する。
【0018】これを防止するには、曲げ金型の加工条件
を変更する必要があるが、複雑なものとなる。
を変更する必要があるが、複雑なものとなる。
【0019】従って、本発明は、リードフレーム最終製
造工程である内部リードのパンチプレス加工において、
内部リードの形状と位置に関する精度を向上することを
目的とする。
造工程である内部リードのパンチプレス加工において、
内部リードの形状と位置に関する精度を向上することを
目的とする。
【0020】また、本発明は、リードフレーム最終製造
工程である外部リード曲げ工程において、外部リードに
発生するおそれのあるクラックを簡単かつ確実に防止す
る方法を提供することを目的としている。
工程である外部リード曲げ工程において、外部リードに
発生するおそれのあるクラックを簡単かつ確実に防止す
る方法を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置用リードフレームの製造方法に
おいては、42合金製リードフレームのリードをプレス
加工後に内部応力の均質化のために高温短時間の残留応
力焼鈍を行うようにしている。
に、本発明の半導体装置用リードフレームの製造方法に
おいては、42合金製リードフレームのリードをプレス
加工後に内部応力の均質化のために高温短時間の残留応
力焼鈍を行うようにしている。
【0022】本発明の一面では、半導体装置用リードフ
レームの内部リードを板押さえ打ち抜きした後に、高温
短時間の残留応力焼鈍を行う。ここにおける高温短時間
は、具体的には700℃の温度で3〜6分間である。
レームの内部リードを板押さえ打ち抜きした後に、高温
短時間の残留応力焼鈍を行う。ここにおける高温短時間
は、具体的には700℃の温度で3〜6分間である。
【0023】本発明の他の面では、42合金製リードフ
レームの外部リードのプレス打ち抜きの後、高温短時間
の残留応力焼鈍を行い、外部リードのカエリ面の材料硬
度をビッカース硬度180〜220に軟化させる。ここ
における高温短時間は、700℃の温度で0.5分より
長いが1.5分より短い時間である。特に、残留応力焼
鈍が700℃の温度で1分間行われるのが好ましい。
レームの外部リードのプレス打ち抜きの後、高温短時間
の残留応力焼鈍を行い、外部リードのカエリ面の材料硬
度をビッカース硬度180〜220に軟化させる。ここ
における高温短時間は、700℃の温度で0.5分より
長いが1.5分より短い時間である。特に、残留応力焼
鈍が700℃の温度で1分間行われるのが好ましい。
【0024】
【作用】上記のように構成された製造方法で半導体装置
用リードフレームを製造すると、打ち抜きによって生じ
た内部リードの内部残留応力が高温短時間の残留応力焼
鈍によって適度に緩和されるだけでなく、プレス加工工
程で生じたガイドレールの伸びによる内部残留応力も緩
和されるので、ガイドレールに隣接する内部リードへの
影響も防止できる。
用リードフレームを製造すると、打ち抜きによって生じ
た内部リードの内部残留応力が高温短時間の残留応力焼
鈍によって適度に緩和されるだけでなく、プレス加工工
程で生じたガイドレールの伸びによる内部残留応力も緩
和されるので、ガイドレールに隣接する内部リードへの
影響も防止できる。
【0025】従って、残留応力焼鈍の後に、半導体装置
用リードフレームを取り出してシート状に切断すれば、
内部リードが目的の寸法に仕上げられる。さらに、残留
応力焼鈍を行うに際し、金属帯条の両端に適度の引張り
力を与え、引張り力をバランスさせて蛇行の矯正を行う
ことができる。
用リードフレームを取り出してシート状に切断すれば、
内部リードが目的の寸法に仕上げられる。さらに、残留
応力焼鈍を行うに際し、金属帯条の両端に適度の引張り
力を与え、引張り力をバランスさせて蛇行の矯正を行う
ことができる。
【0026】また、外部リードのカエリ面の材料硬度を
ビッカース硬度180〜220に軟化すると、プレス加
工工程で増大した引張強度が低下し、伸び率が増大回復
する。従って、リードフレーム最終製造工程である外部
リード曲げ加工時に、半田メッキの剥離、モールド樹脂
部の亀裂などが防止できると共に、本発明では、短時間
加熱によるため、素材に結晶粒成長現象が見られないの
で、リード曲げ部表面の肌荒れを阻止できる。
ビッカース硬度180〜220に軟化すると、プレス加
工工程で増大した引張強度が低下し、伸び率が増大回復
する。従って、リードフレーム最終製造工程である外部
リード曲げ加工時に、半田メッキの剥離、モールド樹脂
部の亀裂などが防止できると共に、本発明では、短時間
加熱によるため、素材に結晶粒成長現象が見られないの
で、リード曲げ部表面の肌荒れを阻止できる。
【0027】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。
【0028】[実施例1]板厚0.25mmの42合金
材料で作製したリードフレーム用金属帯条を順送り金型
により打ち抜く加工において、内部リードの加工工程が
終了したとき、金属帯条をリール状に巻きとって、炉内
温度700℃、炉長6mの還元性フープ炉内に送り速度
1〜2m/分で走行させて残留応力除去焼鈍を行った。
該焼鈍中、金属帯条の両端に適度の引張り力3〜4kg
fを加えた。フープ炉から出た金属帯条のトータルピッ
チの伸び(μm)を測定した。その結果を表1のAに示
す。
材料で作製したリードフレーム用金属帯条を順送り金型
により打ち抜く加工において、内部リードの加工工程が
終了したとき、金属帯条をリール状に巻きとって、炉内
温度700℃、炉長6mの還元性フープ炉内に送り速度
1〜2m/分で走行させて残留応力除去焼鈍を行った。
該焼鈍中、金属帯条の両端に適度の引張り力3〜4kg
fを加えた。フープ炉から出た金属帯条のトータルピッ
チの伸び(μm)を測定した。その結果を表1のAに示
す。
【0029】[比較例1]実施例1と同様に、リードフ
レーム用金属帯条の順送り金型による打ち抜き加工にお
いて、内部リードの加工工程が終了したとき、残留応力
除去焼鈍を行わないでトータルピッチの伸び(μm)を
測定した。その結果を表1のBに示す。
レーム用金属帯条の順送り金型による打ち抜き加工にお
いて、内部リードの加工工程が終了したとき、残留応力
除去焼鈍を行わないでトータルピッチの伸び(μm)を
測定した。その結果を表1のBに示す。
【0030】残留応力除去焼鈍を行うことにより、トー
タルピッチの伸びが押さえられることが明らかである。
タルピッチの伸びが押さえられることが明らかである。
【0031】
【表1】
【0032】[実施例2]板厚0.25mmの42合金
材料の金属帯条を外部リードのプレス打ち抜き加工した
ところ、打ち抜き時の板押さえの圧力によって加工硬化
していた。これを、表2の条件で残留応力除去試験を行
った。雰囲気はいずれも還元性であった。試験結果に対
する評価を表2に示す。
材料の金属帯条を外部リードのプレス打ち抜き加工した
ところ、打ち抜き時の板押さえの圧力によって加工硬化
していた。これを、表2の条件で残留応力除去試験を行
った。雰囲気はいずれも還元性であった。試験結果に対
する評価を表2に示す。
【0033】表2の評価から700℃、1分の焼鈍条件
が最良の軟化が得られることが分かる。
が最良の軟化が得られることが分かる。
【0034】この焼鈍により、外部リードのカエリ面の
表面層がビッカース硬度180〜220に軟化する。こ
のために、リードフレームの最終工程であるリード曲げ
加工での不良の発生が防止できた。また、曲げ加工条件
を一定にでき、安定したリードフレーム部材を提供でき
た。
表面層がビッカース硬度180〜220に軟化する。こ
のために、リードフレームの最終工程であるリード曲げ
加工での不良の発生が防止できた。また、曲げ加工条件
を一定にでき、安定したリードフレーム部材を提供でき
た。
【0035】
【表2】
【0036】[実施例3]圧延方向に対し直角の方向に
細長く形成された厚み0.15mmの42合金製リード
を実施例2における700℃、1分の焼鈍を行ったあ
と、リード折り曲げ測定機にリードの一端を固定し、リ
ードの他端に所定の荷重を掛けて、折り曲げ疲労試験を
行った。
細長く形成された厚み0.15mmの42合金製リード
を実施例2における700℃、1分の焼鈍を行ったあ
と、リード折り曲げ測定機にリードの一端を固定し、リ
ードの他端に所定の荷重を掛けて、折り曲げ疲労試験を
行った。
【0037】結果は表3のAのようになった。
【0038】[比較例3]圧延方向に対し直角の方向に
細長く形成された厚み0.15mmの42合金製リード
を、焼鈍なしに、リード折り曲げ測定機にリードの一端
を固定し、リードの他端に所定の荷重を掛けて、折り曲
げ疲労試験を行った。
細長く形成された厚み0.15mmの42合金製リード
を、焼鈍なしに、リード折り曲げ測定機にリードの一端
を固定し、リードの他端に所定の荷重を掛けて、折り曲
げ疲労試験を行った。
【0039】結果は表3のBのようになった。
【0040】
【表3】
【0041】未残留応力除去焼鈍品(B)では、リード
のカエリ面仕様、ダレ面仕様によって、疲労強度に差が
あり、カエリ面仕様は疲労強度が低かった。
のカエリ面仕様、ダレ面仕様によって、疲労強度に差が
あり、カエリ面仕様は疲労強度が低かった。
【0042】残留応力除去焼鈍品(A)では、リードの
カエリ面仕様、ダレ面仕様によって、疲労強度に差がな
かった。これは、リードのカエリ面の材料が残留応力除
去焼鈍により軟化し、カエリ面仕様の疲労強度が向上し
た結果である。
カエリ面仕様、ダレ面仕様によって、疲労強度に差がな
かった。これは、リードのカエリ面の材料が残留応力除
去焼鈍により軟化し、カエリ面仕様の疲労強度が向上し
た結果である。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0044】リードフレームのプレス加工工程で生じた
内部リードの形状位置の精度が向上し、外部リードの曲
げ加工クラックが減少するので、リードフレームを使用
した半導体組立作業における歩留まりが向上する。
内部リードの形状位置の精度が向上し、外部リードの曲
げ加工クラックが減少するので、リードフレームを使用
した半導体組立作業における歩留まりが向上する。
【図1】本発明が適用されるリードフレームの平面図で
ある。
ある。
1 リードフレーム 2 内部リード 3 ガイドレール 4 外部リード
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体装置用42合金製リードフレーム
のリードをプレス加工後に内部応力の均質化のために高
温短時間の残留応力焼鈍を行うことを特徴とする半導体
装置用リードフレームの製造方法。 - 【請求項2】 半導体装置用リードフレームの内部リー
ドを板押さえ打ち抜きした後に、高温短時間の残留応力
焼鈍を行うことを特徴とする請求項1記載の半導体装置
用リードフレームの製造方法。 - 【請求項3】 残留応力焼鈍が700℃の温度で3〜6
分間行われる請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 半導体装置用42合金製リードフレーム
の外部リードのプレス打ち抜きの後、高温短時間の残留
応力焼鈍を行い、外部リードのカエリ面の材料硬度をビ
ッカース硬度180〜220に軟化させることを特徴と
する半導体装置用リードフレームの製造方法。 - 【請求項5】 残留応力焼鈍が700℃の温度で0.5
分より長いが1.5分より短い時間行われる請求項4記
載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23559491A JPH0555426A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 半導体装置用リードフレームの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23559491A JPH0555426A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 半導体装置用リードフレームの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0555426A true JPH0555426A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=16988319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23559491A Pending JPH0555426A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 半導体装置用リードフレームの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0555426A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7164092B2 (en) | 2004-06-10 | 2007-01-16 | Alps Electric Co., Ltd. | Push switch |
CN108838240A (zh) * | 2018-05-15 | 2018-11-20 | 上海治臻新能源装备有限公司 | 一种金属双极板焊接翘曲的整形加工方法及其整形加工装置 |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP23559491A patent/JPH0555426A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7164092B2 (en) | 2004-06-10 | 2007-01-16 | Alps Electric Co., Ltd. | Push switch |
CN108838240A (zh) * | 2018-05-15 | 2018-11-20 | 上海治臻新能源装备有限公司 | 一种金属双极板焊接翘曲的整形加工方法及其整形加工装置 |
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