JPH055048Y2 - - Google Patents
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- JPH055048Y2 JPH055048Y2 JP1985118334U JP11833485U JPH055048Y2 JP H055048 Y2 JPH055048 Y2 JP H055048Y2 JP 1985118334 U JP1985118334 U JP 1985118334U JP 11833485 U JP11833485 U JP 11833485U JP H055048 Y2 JPH055048 Y2 JP H055048Y2
- Authority
- JP
- Japan
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- door
- main lever
- guide groove
- air conditioning
- doors
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 claims description 26
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 10
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 6
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自動車の空気調和装置に関し、詳し
くは空調ユニツト内に設けられるドアの開閉機構
の改良に関する。
くは空調ユニツト内に設けられるドアの開閉機構
の改良に関する。
(従来の技術)
一般に、自動車の空気調和装置においては、空
調ユニツトに、フロントウインドに向けて空気を
吹出すためのデフロストダクトと、インストルメ
ントパネルから車室内に向けて空気を吹出すため
のベンチレーシヨンダクトと、車室内の前席およ
び後席の足元に向けて空気を吹出すためのフロア
ヒートダクトとがそれぞれ連通されており、これ
らのダクトと空調ユニツトとの連通は、空調ユニ
ツト内に設けられたデフドア、ベントドアおよび
ヒートドアにより開閉されるようになつている。
調ユニツトに、フロントウインドに向けて空気を
吹出すためのデフロストダクトと、インストルメ
ントパネルから車室内に向けて空気を吹出すため
のベンチレーシヨンダクトと、車室内の前席およ
び後席の足元に向けて空気を吹出すためのフロア
ヒートダクトとがそれぞれ連通されており、これ
らのダクトと空調ユニツトとの連通は、空調ユニ
ツト内に設けられたデフドア、ベントドアおよび
ヒートドアにより開閉されるようになつている。
そして、上記3つのドアを開閉動させるための
開閉機構としては、例えば特開昭56−124511号公
報に開示されるように、空調ユニツトにそれぞれ
回動自在に枢着され、一端が各ドアの回転軸に固
着したドア開閉用のドアリンクに係合された3つ
の回動アームと、空調ユニツトに回動自在に枢着
され、上記各回動アームの他端と係合するメイン
レバーとを備え、上記メインレバーを車室内から
操作部材により回動操作することにより、該メイ
ンレバーから各回動アームを介して3つのドアを
各々所定通りに開閉動させるようにしたものは知
られている。この場合、メインレバーの回動に伴
い各ドアが所定通りに開閉動するようにするため
に、回動アームとドアリンクとの係合部に遊び用
長孔が設けられ、また回動アームとメインレバー
との係合部にカム孔が設けられている。
開閉機構としては、例えば特開昭56−124511号公
報に開示されるように、空調ユニツトにそれぞれ
回動自在に枢着され、一端が各ドアの回転軸に固
着したドア開閉用のドアリンクに係合された3つ
の回動アームと、空調ユニツトに回動自在に枢着
され、上記各回動アームの他端と係合するメイン
レバーとを備え、上記メインレバーを車室内から
操作部材により回動操作することにより、該メイ
ンレバーから各回動アームを介して3つのドアを
各々所定通りに開閉動させるようにしたものは知
られている。この場合、メインレバーの回動に伴
い各ドアが所定通りに開閉動するようにするため
に、回動アームとドアリンクとの係合部に遊び用
長孔が設けられ、また回動アームとメインレバー
との係合部にカム孔が設けられている。
(考案が解決しようとする課題)
ところが、上述の如く長孔とカム孔との相互関
係により各ドアをメインレバーの回動に伴つて
各々所定通りに開閉動させる場合には、両孔の位
置や形状の設定および加工が非常に難しくなると
ともに、作動が複雑でその信頼性に欠けるという
問題があつた。
係により各ドアをメインレバーの回動に伴つて
各々所定通りに開閉動させる場合には、両孔の位
置や形状の設定および加工が非常に難しくなると
ともに、作動が複雑でその信頼性に欠けるという
問題があつた。
また、ドアが半開き状態等にある場合、該ドア
に対して空調ユニツト内から大きな風圧が作用す
ると、回動アームとドアリンクまたはメインレバ
ーとの係合部において長孔またはカム孔内を該孔
と係合するピンがズレてドアが動き、場合によつ
て閉じる恐れもある。
に対して空調ユニツト内から大きな風圧が作用す
ると、回動アームとドアリンクまたはメインレバ
ーとの係合部において長孔またはカム孔内を該孔
と係合するピンがズレてドアが動き、場合によつ
て閉じる恐れもある。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、上述の如く空調ユ
ニツト内に設けられる複数のドアをメインレバー
の回動により各々所定通りに開閉動させる開閉機
構について改良を加え、構成の簡単化および作動
の信頼性の向上を図るとともに、半開き状態等の
ドアが風圧により動いたり、閉じたりするのを防
止せんとするものである。
り、その目的とするところは、上述の如く空調ユ
ニツト内に設けられる複数のドアをメインレバー
の回動により各々所定通りに開閉動させる開閉機
構について改良を加え、構成の簡単化および作動
の信頼性の向上を図るとともに、半開き状態等の
ドアが風圧により動いたり、閉じたりするのを防
止せんとするものである。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、空調ユニツト内に、空調通路を開閉する複数
のドアが設けられた自動車の空気調和装置におい
て、上記空調ユニツトにそれぞれ回動自在に枢着
され、上記各ドアを連結部材を介して開閉動させ
る複数の回動アームと、上記空調ユニツトに回動
自在に枢着され、車室内から操作部材によつて回
動操作されるメインレバーとを備える。そして、
上記各回動アームにそれぞれピン部を設ける一
方、上記メインレバーに該ピン部と係合する複数
のガイド溝を形成し、かつ該各ガイド溝を、メイ
ンレバーの枢着点を中心として円周方向に略円弧
状に延ばすとともに、このガイド溝の向きとこれ
に係合するピン部の回動方向とを略直交するよう
に設定する構成としたものである。
は、空調ユニツト内に、空調通路を開閉する複数
のドアが設けられた自動車の空気調和装置におい
て、上記空調ユニツトにそれぞれ回動自在に枢着
され、上記各ドアを連結部材を介して開閉動させ
る複数の回動アームと、上記空調ユニツトに回動
自在に枢着され、車室内から操作部材によつて回
動操作されるメインレバーとを備える。そして、
上記各回動アームにそれぞれピン部を設ける一
方、上記メインレバーに該ピン部と係合する複数
のガイド溝を形成し、かつ該各ガイド溝を、メイ
ンレバーの枢着点を中心として円周方向に略円弧
状に延ばすとともに、このガイド溝の向きとこれ
に係合するピン部の回動方向とを略直交するよう
に設定する構成としたものである。
(作用)
上記の構成により、本考案では、操作部材によ
りメインレバーを回動操作すると、各回動アーム
はそのピン部が係合するメインレバーのガイド溝
によりそれぞれ所定通りに回動し、この各回動ア
ームの回動が連結部材を介して各ドアに伝達され
ることにより、各ドアが各々所定通りに開閉動す
ることになる。
りメインレバーを回動操作すると、各回動アーム
はそのピン部が係合するメインレバーのガイド溝
によりそれぞれ所定通りに回動し、この各回動ア
ームの回動が連結部材を介して各ドアに伝達され
ることにより、各ドアが各々所定通りに開閉動す
ることになる。
そして、この場合、各ドアと回動アームとは連
結部材を介して駆動連結されているので、空調ユ
ニツト中における各ドアの配設位置に拘らず回動
アームの空調ユニツトに対する取付位置およびメ
インレバーにおける各ガイド溝の形成位置を任意
に設定することができる。また、各ドアが単にメ
インレバーのガイド溝により開閉動されるので、
該ガイド溝の形状設定等が容易になるとともに、
作動自体が簡単でその信頼性が高められることに
なる。
結部材を介して駆動連結されているので、空調ユ
ニツト中における各ドアの配設位置に拘らず回動
アームの空調ユニツトに対する取付位置およびメ
インレバーにおける各ガイド溝の形成位置を任意
に設定することができる。また、各ドアが単にメ
インレバーのガイド溝により開閉動されるので、
該ガイド溝の形状設定等が容易になるとともに、
作動自体が簡単でその信頼性が高められることに
なる。
その上、ドアが半開き状態等にあるときに該ド
アに対して空調ユニツト内から大きな風圧が作用
した場合でも、上記ガイド溝の向きとこれに係合
する回動アームのピン部の回動方向とが略直交し
ているので、該ガイド溝内でピン部がズレてドア
が動いたり、閉じたりすることはない。
アに対して空調ユニツト内から大きな風圧が作用
した場合でも、上記ガイド溝の向きとこれに係合
する回動アームのピン部の回動方向とが略直交し
ているので、該ガイド溝内でピン部がズレてドア
が動いたり、閉じたりすることはない。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は自動車用空気調和装置の全体構成を示
し、1は車室内の空気を取入れる第1取入口、2
は車外の空気を取入れる第2取入口、3は上記両
取入口1,2に対向して配置されたブロアユニツ
ト、4は該ブロアユニツト3の下流側に設けられ
た空調ユニツトとしてのヒーターユニツトであつ
た。該ヒーターユニツト4内には、ヒーターコア
5が配置されているとともに、該ヒーターコア5
の上流側(ブロアユニツト3側)にエアミツクス
ドア6が開閉自在に設けられている。上記エアミ
ツクスドア6は、その開度調整によりブロアユニ
ツト3から送風された空気を全てヒーターコア5
を通さずにヒーターコア5下流側に形成された配
風室7内に送つたり、全てヒーターコア5を通し
てから配風室7内に送つたり、あるいはブロアユ
ニツト3からの空気を一部ヒーターコア5に通
し、他の空気をヒーターコア5を通さずに直接配
風室7内に送るようにし、配風室7内で両者をミ
ツクスして空気の温度を適宜調整するようになつ
ている。
し、1は車室内の空気を取入れる第1取入口、2
は車外の空気を取入れる第2取入口、3は上記両
取入口1,2に対向して配置されたブロアユニツ
ト、4は該ブロアユニツト3の下流側に設けられ
た空調ユニツトとしてのヒーターユニツトであつ
た。該ヒーターユニツト4内には、ヒーターコア
5が配置されているとともに、該ヒーターコア5
の上流側(ブロアユニツト3側)にエアミツクス
ドア6が開閉自在に設けられている。上記エアミ
ツクスドア6は、その開度調整によりブロアユニ
ツト3から送風された空気を全てヒーターコア5
を通さずにヒーターコア5下流側に形成された配
風室7内に送つたり、全てヒーターコア5を通し
てから配風室7内に送つたり、あるいはブロアユ
ニツト3からの空気を一部ヒーターコア5に通
し、他の空気をヒーターコア5を通さずに直接配
風室7内に送るようにし、配風室7内で両者をミ
ツクスして空気の温度を適宜調整するようになつ
ている。
上記ヒーターユニツト4の配風室7には、第2
図に示す如きインストルメントパネル8上面の吹
出口8a,8aからフロントウインド内面に向け
て空気を吹出すためのデフロストダクト9と、イ
ンストルメントパネル8中央部の吹出口8b,8
bから車室内に向けて空気を吹出すためのセンタ
ベンチレーシヨンダクト10と、インストルメン
トパネル8両側端部の吹出口8c,8cからサイ
ドドアに沿つて空気を吹出すためのサイドベンチ
レーシヨンダクト11と、車室内の前席および後
席の足元に向けて空気を吹出すためのフロアヒー
トダクト12とがそれぞれ連通されている。上記
4種類のダクト9〜12のうち、サイドベンチレ
ーシヨンダクト11は常時配風室7に連通されて
いるが、その他のダクトと配風室7との連通はそ
れぞれ配風室7内に設けられたドアにより開閉さ
れるようになつている。すなわち、第3図に詳示
するように、デフロストダクト9はデフドア13
により開閉され、センタベンチレーシヨンダクト
10はベントドア14により開閉され、さらにフ
ロアヒートダクト12はヒートドア15により開
閉され、上記3つのドア13〜15は、いずれも
ダクト9,10,12を完全に開きあるいは閉じ
る位置以外に、半開き状態に開く位置に位置付け
られるようになつている。
図に示す如きインストルメントパネル8上面の吹
出口8a,8aからフロントウインド内面に向け
て空気を吹出すためのデフロストダクト9と、イ
ンストルメントパネル8中央部の吹出口8b,8
bから車室内に向けて空気を吹出すためのセンタ
ベンチレーシヨンダクト10と、インストルメン
トパネル8両側端部の吹出口8c,8cからサイ
ドドアに沿つて空気を吹出すためのサイドベンチ
レーシヨンダクト11と、車室内の前席および後
席の足元に向けて空気を吹出すためのフロアヒー
トダクト12とがそれぞれ連通されている。上記
4種類のダクト9〜12のうち、サイドベンチレ
ーシヨンダクト11は常時配風室7に連通されて
いるが、その他のダクトと配風室7との連通はそ
れぞれ配風室7内に設けられたドアにより開閉さ
れるようになつている。すなわち、第3図に詳示
するように、デフロストダクト9はデフドア13
により開閉され、センタベンチレーシヨンダクト
10はベントドア14により開閉され、さらにフ
ロアヒートダクト12はヒートドア15により開
閉され、上記3つのドア13〜15は、いずれも
ダクト9,10,12を完全に開きあるいは閉じ
る位置以外に、半開き状態に開く位置に位置付け
られるようになつている。
そして、上記3つのドア13〜15を開閉動さ
せるための開閉機構の構成は第4図および第5図
に示している。第4図および第5図において、1
6,17および18はそれぞれヒーターユニツト
4の外側壁に回動自在に枢着された第1、第2お
よび第3回動アームであつて、これらの回動アー
ムのうち第1回動アーム16はデフドア13の回
動軸13aに固着したドアリンク19に、第2回
動アーム17はベントドア14の回動軸14aに
固着したドアリンク20に、第3回動アーム18
はヒートドア15の回動軸15aに固着したドア
リンク21にそれぞれ棒状の連結部材22を介し
て連結されていて、これらの回動アーム16〜1
8の回動に伴いデフドア13、ベントドア14ま
たはヒートドア15が開閉動するようになつてい
る。
せるための開閉機構の構成は第4図および第5図
に示している。第4図および第5図において、1
6,17および18はそれぞれヒーターユニツト
4の外側壁に回動自在に枢着された第1、第2お
よび第3回動アームであつて、これらの回動アー
ムのうち第1回動アーム16はデフドア13の回
動軸13aに固着したドアリンク19に、第2回
動アーム17はベントドア14の回動軸14aに
固着したドアリンク20に、第3回動アーム18
はヒートドア15の回動軸15aに固着したドア
リンク21にそれぞれ棒状の連結部材22を介し
て連結されていて、これらの回動アーム16〜1
8の回動に伴いデフドア13、ベントドア14ま
たはヒートドア15が開閉動するようになつてい
る。
また、23はヒーターユニツト4の外側壁に回
動自在に枢着されたメインレバーであつて、該メ
インレバー23は車室内から操作部材24により
回動操作されるようになつている。上記操作部材
24は、一端がメインレバー23に連結されたワ
イヤ25と、インストルメントパネル8に組付け
られた、第6図に示す如き操作盤26上を左右に
操作される操作レバー27と、該操作レバー27
の操作板26上での操作位置に応じて上記ワイヤ
25の他端を引張る操作力伝達機構(図示せず)
とからなる。
動自在に枢着されたメインレバーであつて、該メ
インレバー23は車室内から操作部材24により
回動操作されるようになつている。上記操作部材
24は、一端がメインレバー23に連結されたワ
イヤ25と、インストルメントパネル8に組付け
られた、第6図に示す如き操作盤26上を左右に
操作される操作レバー27と、該操作レバー27
の操作板26上での操作位置に応じて上記ワイヤ
25の他端を引張る操作力伝達機構(図示せず)
とからなる。
そして、上記各回動アーム16〜18にはそれ
ぞれピン部28が突設されている一方、上記メイ
ンレバー23の周縁部には該ピン部28と係合す
る3つのガイド溝29,29,29が形成されて
いる。上記各ガイド溝29は、いずれもメインレ
バー23のユニツト4への枢着点である回動軸2
3aを中心として円周方向に略円弧状に延びてい
るとともに、その延び方向(向き)においてはメ
インレバー23の回動軸23aとの距離が変化
し、この距離の変化に応じてメインレバー23の
回動に伴つて各回動アーム16〜18を回動さ
せ、各ドア13〜15を所定通りに開閉動させる
ようになつている。また、上記各ガイド溝29の
延び方向とそれに係合するピン部28の回動方向
とは略直交するように設定されている。
ぞれピン部28が突設されている一方、上記メイ
ンレバー23の周縁部には該ピン部28と係合す
る3つのガイド溝29,29,29が形成されて
いる。上記各ガイド溝29は、いずれもメインレ
バー23のユニツト4への枢着点である回動軸2
3aを中心として円周方向に略円弧状に延びてい
るとともに、その延び方向(向き)においてはメ
インレバー23の回動軸23aとの距離が変化
し、この距離の変化に応じてメインレバー23の
回動に伴つて各回動アーム16〜18を回動さ
せ、各ドア13〜15を所定通りに開閉動させる
ようになつている。また、上記各ガイド溝29の
延び方向とそれに係合するピン部28の回動方向
とは略直交するように設定されている。
ここで、上記操作レバー27の操作盤26上で
の操作位置におけるデフドア13、ベントドア1
4およびヒートドア15の開閉状態について説明
するに、操作盤26上右端のデフモード位置M1
の場合、デフドア13は全開にされ、ベントドア
14とヒートドア15は閉じられる。操作盤26
上右端から2番目のデフ&ヒートモード位置M2
の場合、デフドア13とヒートドア15は半開き
にされ、ベントドア14は閉じられる。操作盤2
6上中央部のヒートモード位置M3の場合、デフ
ドア13は半開きにされ、ベンドア14は閉じら
れ、ヒートドア15は全開にされる。操作盤26
上左端から2番目のバイレベルモード位置M4の
場合、デフドア13は閉じられ、ベントドア14
とヒートドア15は半開きにされる。操作盤26
上左端のベントモード位置M5の場合、デフドア
13とヒートドア15は閉じられ、ベントドア1
4は全開にされる。
の操作位置におけるデフドア13、ベントドア1
4およびヒートドア15の開閉状態について説明
するに、操作盤26上右端のデフモード位置M1
の場合、デフドア13は全開にされ、ベントドア
14とヒートドア15は閉じられる。操作盤26
上右端から2番目のデフ&ヒートモード位置M2
の場合、デフドア13とヒートドア15は半開き
にされ、ベントドア14は閉じられる。操作盤2
6上中央部のヒートモード位置M3の場合、デフ
ドア13は半開きにされ、ベンドア14は閉じら
れ、ヒートドア15は全開にされる。操作盤26
上左端から2番目のバイレベルモード位置M4の
場合、デフドア13は閉じられ、ベントドア14
とヒートドア15は半開きにされる。操作盤26
上左端のベントモード位置M5の場合、デフドア
13とヒートドア15は閉じられ、ベントドア1
4は全開にされる。
したがつて、上記実施例においては、車室内か
ら操作部材24により(詳しくは操作盤26上に
おける操作レバー27の左右移動操作により)メ
インレバー23を回動操作すると、各回動アーム
16〜18は、それぞれのピン部28が係合する
メインレバー28のガイド溝29における回動軸
23aとの距離の変化に応じてメインレバー23
の回動に伴つて回動し、この各回動アーム16〜
18の回動が連結部材24を介してデフドア1
3、ベントドア14またはヒートドア15に伝達
されることにより、上記各ドア13〜15がそれ
ぞれ操作レバー27の操作位置に応じて各々所定
通り開閉動することになる。
ら操作部材24により(詳しくは操作盤26上に
おける操作レバー27の左右移動操作により)メ
インレバー23を回動操作すると、各回動アーム
16〜18は、それぞれのピン部28が係合する
メインレバー28のガイド溝29における回動軸
23aとの距離の変化に応じてメインレバー23
の回動に伴つて回動し、この各回動アーム16〜
18の回動が連結部材24を介してデフドア1
3、ベントドア14またはヒートドア15に伝達
されることにより、上記各ドア13〜15がそれ
ぞれ操作レバー27の操作位置に応じて各々所定
通り開閉動することになる。
そして、この場合、各ドア13〜15と回動ア
ーム16〜18とは連結部材22を介して駆動連
結されているので、ヒーターユニツト4内におけ
る各ドア13〜15の配設位置に拘らず回動アー
ム16〜18のヒーターユニツト4外側壁に対す
る取付位置を任意に設定することができるととも
に、メインレバー23に3つのガイド溝29,2
9,29を形成することが可能でかつその形状も
適宜決定することができる。また、各ドア13〜
15が単にメインレバー23の各ガイド溝29に
おける回動軸23aとの距離の変化に応じて開閉
動されるので、該各ガイド溝29の形状設定等が
容易なものとなるとともに、作動自体が簡単でそ
の信頼性を高めることができる。
ーム16〜18とは連結部材22を介して駆動連
結されているので、ヒーターユニツト4内におけ
る各ドア13〜15の配設位置に拘らず回動アー
ム16〜18のヒーターユニツト4外側壁に対す
る取付位置を任意に設定することができるととも
に、メインレバー23に3つのガイド溝29,2
9,29を形成することが可能でかつその形状も
適宜決定することができる。また、各ドア13〜
15が単にメインレバー23の各ガイド溝29に
おける回動軸23aとの距離の変化に応じて開閉
動されるので、該各ガイド溝29の形状設定等が
容易なものとなるとともに、作動自体が簡単でそ
の信頼性を高めることができる。
その上、上記各ドア13〜15が半開き状態又
は全開状態にあるときに該ドア13〜15に対し
てヒーターユニツト4の配風室7内から大きな風
圧が作用した場合でも、メインレバー23の各ガ
イド溝29の向きと回動アーム16〜18におけ
るピン部28の回動方向とが略直交しているの
で、該各ガイド溝19内でピン部28がズレるこ
とはなく、ドア13〜15が風圧により動いた
り、閉じたりするのを確実に防止できる。
は全開状態にあるときに該ドア13〜15に対し
てヒーターユニツト4の配風室7内から大きな風
圧が作用した場合でも、メインレバー23の各ガ
イド溝29の向きと回動アーム16〜18におけ
るピン部28の回動方向とが略直交しているの
で、該各ガイド溝19内でピン部28がズレるこ
とはなく、ドア13〜15が風圧により動いた
り、閉じたりするのを確実に防止できる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。例えば、メインレバー23を回動操作する操
作部材24としては、上記実施例の如くワイヤ2
5や操作レバー27等により機械的に構成される
ものの他、電動モータ等を利用した電気式のある
いは油圧式のものであつてもよいのは勿論であ
る。
なく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。例えば、メインレバー23を回動操作する操
作部材24としては、上記実施例の如くワイヤ2
5や操作レバー27等により機械的に構成される
ものの他、電動モータ等を利用した電気式のある
いは油圧式のものであつてもよいのは勿論であ
る。
また、上記実施例では、空調ユニツトとしての
ヒーターユニツト4内に、三つのドアつまりデフ
ドア13、ベントドア14及びヒートドア15が
設けられた自動車の空気調和装置について述べた
が、本考案は、これに限らず、空調ユニツト内
に、空調通路を開閉する複数のドアが設けられる
種々の形式の自動車の空気調和装置にも同様に適
用することができる。
ヒーターユニツト4内に、三つのドアつまりデフ
ドア13、ベントドア14及びヒートドア15が
設けられた自動車の空気調和装置について述べた
が、本考案は、これに限らず、空調ユニツト内
に、空調通路を開閉する複数のドアが設けられる
種々の形式の自動車の空気調和装置にも同様に適
用することができる。
(考案の効果)
以上の如く、本考案における、空調ユニツト内
に複数のドアを備えた自動車の空気調和装置によ
れば、各ドアを開閉動させる複数の回動アームが
それぞれドアに対し連結部材を介して駆動連結さ
れているとともに、該各回動アームに設けたピン
部が、車室内から操作部材により回動操作される
メインレバーに形成したガイド溝に係合している
ので、回動アームの位置設定およびガイド溝の形
状設定等を任意にかつ容易に行うことができると
ともに、作動自体が簡単なものとなり、その信頼
性の向上を図ることができる。しかも、上記ガイ
ド溝の向きとこれに係合するピン部の回動方向と
が略直交しているので、半開き状態等のドアが空
調ユニツト内から大きな風圧を受けても上記ピン
部がガイド溝内をズレることはなく、ドアのガタ
ツキや誤動作を確実に防止できるものである。
に複数のドアを備えた自動車の空気調和装置によ
れば、各ドアを開閉動させる複数の回動アームが
それぞれドアに対し連結部材を介して駆動連結さ
れているとともに、該各回動アームに設けたピン
部が、車室内から操作部材により回動操作される
メインレバーに形成したガイド溝に係合している
ので、回動アームの位置設定およびガイド溝の形
状設定等を任意にかつ容易に行うことができると
ともに、作動自体が簡単なものとなり、その信頼
性の向上を図ることができる。しかも、上記ガイ
ド溝の向きとこれに係合するピン部の回動方向と
が略直交しているので、半開き状態等のドアが空
調ユニツト内から大きな風圧を受けても上記ピン
部がガイド溝内をズレることはなく、ドアのガタ
ツキや誤動作を確実に防止できるものである。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
空気調和装置の全体構成を示す模式図、第2図は
インストルメントパネルの斜視図、第3図はヒー
ターユニツトの配風室における縦断側面図であ
る。第4図はドアの開閉機構を示す側面図であ
り、第5図は第4図においてメインレバーを取外
した状態を示す図であり、第6図は操作盤の平面
図である。 4……ヒーターユニツト(空調ユニツト)、9
……デフロストダクト、10……センタベンチレ
ーシヨンダクト、12……フロアヒートダクト、
13……デフドア、14……ベントドア、15…
…ヒートドア、16〜18……回動アーム、22
……連結部材、23……メインレバー、24……
操作部材、28……ピン部、29……ガイド溝。
空気調和装置の全体構成を示す模式図、第2図は
インストルメントパネルの斜視図、第3図はヒー
ターユニツトの配風室における縦断側面図であ
る。第4図はドアの開閉機構を示す側面図であ
り、第5図は第4図においてメインレバーを取外
した状態を示す図であり、第6図は操作盤の平面
図である。 4……ヒーターユニツト(空調ユニツト)、9
……デフロストダクト、10……センタベンチレ
ーシヨンダクト、12……フロアヒートダクト、
13……デフドア、14……ベントドア、15…
…ヒートドア、16〜18……回動アーム、22
……連結部材、23……メインレバー、24……
操作部材、28……ピン部、29……ガイド溝。
Claims (1)
- 空調ユニツト内に、空調通路を開閉する複数の
ドアが設けられた自動車の空気調和装置におい
て、上記空調ユニツトにそれぞれ回動自在に枢着
され、上記各ドアを連結部材を介して開閉動させ
る複数の回動アームと、上記空調ユニツトに回動
自在に枢着され、車室内から操作部材によつて回
動操作されるメインレバーとを備えており、上記
各回動アームにはそれぞれピン部が設けられてい
る一方、上記メインレバーには該ピン部と係合す
る複数のガイド溝が形成され、該各ガイド溝は、
メインレバーの枢着点を中心として円周方向に略
円弧状に延びており、このガイド溝の向きとこれ
に係合するピン部の回動方向とは略直交するよう
に設定されていることを特徴とする自動車の空気
調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985118334U JPH055048Y2 (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985118334U JPH055048Y2 (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6226712U JPS6226712U (ja) | 1987-02-18 |
JPH055048Y2 true JPH055048Y2 (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=31004691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985118334U Expired - Lifetime JPH055048Y2 (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055048Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0622563Y2 (ja) * | 1987-09-10 | 1994-06-15 | カルソニック株式会社 | 自動車用空気調和装置のリンク機構 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5230597B2 (ja) * | 1974-07-09 | 1977-08-09 | ||
JPS599914B2 (ja) * | 1977-02-23 | 1984-03-06 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器の音源装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5230597U (ja) * | 1975-08-26 | 1977-03-03 | ||
JPS599914U (ja) * | 1982-02-19 | 1984-01-21 | 株式会社ボッシュオートモーティブ システム | ドア操作用レバ−装置 |
-
1985
- 1985-08-01 JP JP1985118334U patent/JPH055048Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5230597B2 (ja) * | 1974-07-09 | 1977-08-09 | ||
JPS599914B2 (ja) * | 1977-02-23 | 1984-03-06 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器の音源装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6226712U (ja) | 1987-02-18 |
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