JPH0549099U - pH自動コントロール機能付浴槽 - Google Patents
pH自動コントロール機能付浴槽Info
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- JPH0549099U JPH0549099U JP9996991U JP9996991U JPH0549099U JP H0549099 U JPH0549099 U JP H0549099U JP 9996991 U JP9996991 U JP 9996991U JP 9996991 U JP9996991 U JP 9996991U JP H0549099 U JPH0549099 U JP H0549099U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 入浴者の皮膚を傷めることなく、入浴者に快
適な入浴を提供すること。 【構成】 pH自動制御ユニットにより浴湯のpH値を
自動的に制御して、同浴湯を浴槽本体内に供給可能とし
たこと。
適な入浴を提供すること。 【構成】 pH自動制御ユニットにより浴湯のpH値を
自動的に制御して、同浴湯を浴槽本体内に供給可能とし
たこと。
Description
【0001】
本考案では、入浴者の皮膚を健康に保つことのできる酸性水と、洗浄力のある アルカリ水とを供給可能なpH自動コントロール機能付浴槽に関する。
【0002】
従来、浴槽には、通常水道水を給水管を通して供給しており、同水道水は給水 管途中に設けた給湯機等により加熱して、適度な温度の浴湯として供給すること ができるようにしている。
【0003】 そして、かかる浴槽の中には、近年健康増進を目的としてマッサージ機能を有 する気泡を発生・噴出させる気泡発生浴槽がある。
【0004】
ところが、浴槽に供給される水道水は、地域毎にpH値を5.8 〜8.6 の間で異 にしており、入浴者の皮膚にとって良いとされる酸性側のpH値をとらない地域 も相当存在し、かかる地域の人の中にはアルカリ中和能力が弱い人もいて、その ような人は入浴後、皮膚がピリピリする等の不快感を感じることがあった。
【0005】
そこで、本考案では、pH自動制御ユニットにより浴湯のpH値を自動的に制 御して、同浴湯を浴槽本体内に供給可能としたことを特徴とするpH自動コント ロール機能付浴槽を提供せんとするものである。
【0006】 また、本考案では、pH自動制御ユニットに、水道水を電気分解してアルカリ 水と酸性水とを生成可能な創水装置を設け、同創水装置により生成したアルカリ 水と酸性水とを浴槽本体内に選択的に供給可能としたこと、創水装置により生成 したアルカリ水は、創水装置内に供給して再度電気分解処理するようにしたこと 、pH制御ユニットを、浴槽本体の上端周縁部に形成した縁部の直下方に配設し たこと、pH制御ユニットを、浴槽本体と、同浴槽本体に取付けた浴槽エプロン との間に配設したことにも特徴を有する。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0008】 図1に示すAは、本考案に係るpH自動コントロール機能を有する浴槽であり 、Bは、同浴槽Aを配設した浴室ユニット、1は洗い場、2はカウンター、3は 排水口である。
【0009】 浴槽Aは、図1に示すように、矩形箱型に形成した浴槽本体10の上端周縁部に 縁部10a を横外側方へ張出し状に形成し、洗い場1側の縁部10a と、洗い場1と の間に浴槽エプロン11を立設し、同浴槽エプロン11と浴槽本体10との間に形成さ れる空間S内にpH自動制御ユニットUを配設し、同ユニットUより浴槽本体10 の縁部10a に取付けた浴槽用湯水混合栓12と、カウンター2の立上り壁2aに取付 けたシャワー用湯水混合栓13とにpH調整した湯と水をそれぞれ供給可能として いる。14は浴槽用給湯配管、15は浴槽用給水配管、16は水道本管、17はシャワー 用給湯配管、18はシャワー用給水配管、19は排水管、40はシャワーヘッド、41は シャワーホースである。
【0010】 pH自動制御ユニットUは、図2に示すように、ケーシングa内に創水装置C と給湯機Dとを並列状態に配設して構成している。
【0011】 創水装置Cは、水道水から電気分解によってアルカリ水と酸性水とを生成可能 としており、創水装置Cの前端に給水配管42を接続し、同創水装置Cの後端から アルカリ水導出管21と酸性水導出管22とを導出し、各導出管21,22 の中途に三方 切換弁23,24 を取付けている。40a は接続口であり、同接続口40a に水道本管16 の先端を接続する。
【0012】 しかも、アルカリ水導出管21の先端は、創水装置Cの前端に接続して、アルカ リ水のみ再度電解処理するようにしている。
【0013】 そして、かかるアルカリ水導出管21の中途には、三方切換弁23を介してアルカ リ水導出分岐管25の上流端を接続しており、同分岐管25と酸性水導出管22の下流 端とを基端側給水配管26に接続し、同基端側給水配管26にpHセンサー27と、水 量センサ28と、水量バルブ29とを取付けている。
【0014】 基端側給水配管26の下流端は、三方切換弁30を介して、第1・第2分岐給水配 管31,32 の上流端に接続しており、第1分岐給水配管31は給湯機Dの給水管33に 接続する一方、第2分岐給水配管32は、浴槽用給水分岐配管38とシャワー用給水 分岐配管39とに三方分岐状態に接続している。38a,39a は接続口であり、各接続 口38a,39a に各給水配管15,18 を接続する。69は水量センサである。
【0015】 また、アルカリ水導出分岐管25の中途部には三方切換弁34を取付け、同三方切 換弁34と、酸性水導出管22の中途に取付けた三方切換弁24とには、それぞれ捨水 配管35,36 を接続しており、同捨水配管35,36 は合流捨水配管37に接続している 。37a は接続口であり、同接続口37a に排水管19を接続する。
【0016】 給湯機Dは、図2に示すように、略方形筒状の燃焼部45と、熱交換部46とによ り構成しており、同燃焼部45の内部にそれぞれガス供給管47と連通した第1・第 2バーナ48,49 を配設している。図中、50は元弁、51はバーナ48,49 の発熱量を 調節する為のガバナ付比例弁、52,53 は第1・第2切換弁、54は点火プラグ、55 はバーナの点火状態を検知する為のフロームロッド、56は温度ヒューズ、57は排 気筒を示す。
【0017】 また、熱交換部46は、熱交換部46内を往復蛇行した受熱管58の両端部に浴湯機 側給水配管33と出湯管59とを連絡して構成している。
【0018】 そして、出湯管59は、先端側を浴槽用給湯分岐配管60とシャワー用浴湯分岐配 管61とに二又状に分岐させている。60a,61a は接続口であり、各接続口60a,61a に各給湯配管14,17 を接続する。
【0019】 図2中、62は給水温度センサ、63は給水量センサ、64はハイリミットバイメタ ル、65は出湯センサ、66は水量調節バルブ、67は湯量センサである。
【0020】 次に、創水装置Cの内部構造について、図3を参照しながら説明すると、その 外殻を形成するケーシング68は、その内部を隔膜69によってアルカリ水生成室7
0 と酸性水生成室71とに区画しており、各生成室70,71 には、それぞれステンレ
ス 鋼やカーボン等からなる電極(陰極)73と、ステンレス,白金,酸化チタンなど からなる電極(陽極)72が配設している。また、両電極72,73 から導出した電源 74,75 の導出端は、電源76に接続しており、同電源76から、制御装置Qから駆動 信号に基づいて、電極72,73 間に電圧が印加されることになる。
0 と酸性水生成室71とに区画しており、各生成室70,71 には、それぞれステンレ
ス 鋼やカーボン等からなる電極(陰極)73と、ステンレス,白金,酸化チタンなど からなる電極(陽極)72が配設している。また、両電極72,73 から導出した電源 74,75 の導出端は、電源76に接続しており、同電源76から、制御装置Qから駆動 信号に基づいて、電極72,73 間に電圧が印加されることになる。
【0021】 そして、この電圧印加によって、水道水は電気分解され、アルカリ水生成室70 のpHが高くなり、同室70内にアルカリ水が生成される。一方、酸性水生成室71 内のpH値が低くなり、同室71内に酸性水が生成されることになる。
【0022】 また、ケーシング68の上流側端には給水配管42の下流側を接続しており、一方 、ケーシング68の下流側端をなす酸性水生成室71の部分には酸性水導出管22の上 流側を接続しており、ケーシング68の下流側端をなすアルカリ水生成室70の部分 にはアルカリ水導出管の上流端を接続すると共に、同ケーシング68の上流側端を なすアルカリ水生成室70の部分にアルカリ水導出管21の下流端を接続している。
【0023】 以下、図1及び図2を参照して、本考案に係る浴槽Aの使用方法について説明 する。
【0024】 まず、水道本管16からpH自動制御ユニットUに供給されてきた水道水は、給 水配管42を通して、創水装置Cに供給されることになる。
【0025】 創水装置C内の水道水は電気分解によってアルカリ水と酸性水とを、それぞれ アルカリ水生成室70と酸性水生成室71内に生成する。
【0026】 そして、酸性水生成室71内に生成された酸性水は、酸性水導出管22,pHセン サ27,水量センサ28,水量バルブ29,基端側給水配管26,三方切換弁30を通して 、第1分岐給水配管31と第2分岐給水配管32に供給される。
【0027】 第1分岐給水配管31に供給された弱酸性の水道水は、給湯機Bの給水管33を通 して熱交換部46に給送されて加熱された後、湯として、出湯管59を通して出湯先 である浴槽用湯水混合栓12とシャワー用湯水混合栓13とにそれぞれ給送される。
【0028】 一方、第2分岐給水配管32に供給された弱酸性の水道水は、加熱されることな く水として、浴槽用湯水混合栓12とシャワー用湯水混合栓13とにそれぞれ給送さ れることになる。
【0029】 このようにして、浴槽本体10に給送された水は、人体の皮膚によいとされる弱 酸性なので、入浴時に、皮膚を傷めることがなく、入浴者は、快適な入浴を楽し むことができる。
【0030】 なお、創水装置C内で、酸性水と同時に生成されたアルカリ水は、アルカリ水 導出配管21をアルカリ水生成室70内に還流して、再度電気分解処理する。
【0031】 また、創水装置C内で、酸性水と同時に生成されたアルカリ水は、アルカリ水 導出分岐管25,三方切換弁34,捨水配管35,合流捨水配管37,排水管19を通して 浴室ユニットB内の洗い場1に散布することにより、洗い場1にカビが発生する のを防止することができる。なお、アルカリ水導出分岐管25,三方切換弁34,基 端側給水配管26より第1分岐給水配管31と第2分岐給水配管32を通して、それぞ れシャワー用湯水混合栓13に給送することもできる。
【0032】 また、入浴後は、浴槽本体10及び各配管を殺菌性に優れた酸性水により殺菌す るのが好ましいが、その前に、浴槽本体10及び各配管に洗浄力のあるアルカリ水 を供給して、同アルカリ水によりこれらに付着した水垢や脂垢を洗浄した後に、 設定pH値を、殺菌に効果的な約3に設定した後、上記した浴湯循環を行うこと によって、容易かつ確実に浴槽本体10や各配管の殺菌を行うことができる。
【0033】 ついで、図4に示すフローチャートを参照して、上記構成を有するpH自動制 御ユニットUにおける制御動作について説明する。
【0034】 いま、図示しない操作盤上のpH値設定摘みを操作してpHを、人体の皮膚に よいとされる酸性値である4.5 〜6.5 に設定した後、運転スイッチを押すと(100 ) 、pHセンサ27が浴湯のpH値を検出して、検出pH値が設定pH値Co以上 の場合は(101Y)、制御装置Qによって三方切換弁23,24,34を駆動して、基端側給 水配管26、創水装置Cの酸性水生成室71で生成した酸性水を給送するとともに、 創水装置Cのアルカリ水生成室70で生成したアルカリ水を、アルカリ水導出管21 を通してアルカリ水生成室70に還流する(102) 。
【0035】 上記作動は、検出pH値が設定pH値Coより小さくなるまで継続される(101 N)。
【0036】 一方、pHセンサ27が浴湯のpH値を検出して、検出pHが設定pH値Coよ り小さい場合は(103Y)は、制御装置Qによって三方切換弁23,24,34を駆動して、 基端側給水配管26に、創水装置Cのアルカリ水生成室70で生成したアルカリ水を 、アルカリ水導出管21とアルカリ水導出分岐管25を通して給送するとともに、創 水装置Cの酸性水生成室71で生成し酸性水を、酸性水導出管22と合流捨水配管37 を通して捨水する(104) 。
【0037】 上記作動は、検出pH値が設定pH値Co以上となるまで継続される(101N)(1 03N)。
【0038】 pHセンサ27で検出したpH値が設定pH値Coの範囲内である場合は(101N) (103N)、タイマーを作動し(105) 、例えば、30分経過毎に、pHセンサ27による 検出(101) を再開する。
【0039】 このように、本実施例では、浴槽本体10内の浴湯のpH値を、人体に皮膚によ いとされる酸性値(例えば、4.5 〜6.5 )に常時維持することができ、浴湯の質 の面から入浴感を向上できる。
【0040】
本考案によれば、以下のような効果が得られる。
【0041】 すなわち、浴槽本体内に、浴湯として創水装置により生成した酸性水のみを供 給することができると共に、pH自動制御ユニットにより、同酸性水のpH値を 、人体の皮膚に良いとされている酸性値(例えば、4.5 〜6.5 )に常時維持する ことができ、入浴者の皮膚を健康に保つことができる。
【0042】 そして、入浴後は、洗浄力のあるアルカリ水を浴槽本体内に供給して、同アル カリ水により浴槽本体に付着した水垢や脂垢を確実に洗浄し、その後、殺菌性に 優れた酸性値の高い酸性水を浴槽本体内に供給して、浴槽本体内を殺菌すること ができる。
【0043】 また、創水装置は、浴槽本体の縁部の直下方若しくは、浴槽本体と浴槽エプロ ンとの間に配設することにより、配管施工の手間を少なくして、浴室の小スペー ス化を図ることができる。
【図1】本考案に係るpH自動コントロール機能付浴槽
の全体構成図。
の全体構成図。
【図2】pH自動制御ユニットの概念的全体構成図。
【図3】創水装置の全体構成説明図。
【図4】pH自動制御のフローチャート。
A 浴槽 B 浴室ユニット C 創水装置 Q 制御装置 U pH自動制御ユニット 10 浴槽本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高木 健 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)考案者 平野 綾子 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 pH自動制御ユニットにより浴湯のpH
値を自動的に制御して、同浴湯を浴槽本体内に供給可能
としたことを特徴とするpH自動コントロール機能付浴
槽。 - 【請求項2】 pH自動制御ユニットに、水道水を電気
分解してアルカリ水と酸性水とを生成可能な創水装置を
設け、同創水装置により生成したアルカリ水と酸性水と
を浴槽本体内に選択的に供給可能としたことを特徴とす
る請求項1記載のpH自動コントロール機能付浴槽。 - 【請求項3】 創水装置により生成したアルカリ水は、
創水装置内に供給して再度電気分解処理するようにした
ことを特徴とする請求項2記載のpH自動コントロール
機能付浴槽。 - 【請求項4】 pH制御ユニットを、浴槽本体の上端周
縁部に形成した縁部の直下方に配設したことを特徴とす
る請求項1〜3のいずれかに記載のpH自動コントロー
ル機能付浴槽。 - 【請求項5】 pH制御ユニットを、浴槽本体と、同浴
槽本体に取付けた浴槽エプロンとの間に配設したことを
特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のpH自動コ
ントロール機能付浴槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9996991U JPH0549099U (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | pH自動コントロール機能付浴槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9996991U JPH0549099U (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | pH自動コントロール機能付浴槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0549099U true JPH0549099U (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=14261500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9996991U Pending JPH0549099U (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | pH自動コントロール機能付浴槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0549099U (ja) |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP9996991U patent/JPH0549099U/ja active Pending
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