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JPH0541331A - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

Info

Publication number
JPH0541331A
JPH0541331A JP19430191A JP19430191A JPH0541331A JP H0541331 A JPH0541331 A JP H0541331A JP 19430191 A JP19430191 A JP 19430191A JP 19430191 A JP19430191 A JP 19430191A JP H0541331 A JPH0541331 A JP H0541331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric
capacitor
organic polymer
polymer
leakage current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19430191A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Shimizu
誠 清水
Norihito Fukui
典仁 福井
Akihiro Shimada
晶弘 島田
Yutaka Yokoyama
豊 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemi Con Corp filed Critical Nippon Chemi Con Corp
Priority to JP19430191A priority Critical patent/JPH0541331A/ja
Publication of JPH0541331A publication Critical patent/JPH0541331A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】コンデンサ用誘電体として独特の有機重合体を
使用することにより、特に高温の動作環境において優れ
た静電容量、誘電正接、漏れ電流等の性能特性を発揮
し、SMT対応高耐熱性コンデンサに対する期待に応え
得る有機重合体を誘電体とするコンデンサであって、更
に難燃性ポリマーを使用することにより安全性の高いコ
ンデンサを提供する。 【構成】コンデンサ用誘電体として、所定の構造を有す
るビニルベンゼン化合物モノマーより得られる三次元構
造付加重合体を誘電体とするコンデンサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有機重合体を誘電体とす
るコンデンサに関し、更に詳しくはコンデンサ用誘電体
として新規な有機重合体であって、これを使用すること
により各種コンデンサ特性が顕著に改良される特定の有
機重合体からなる誘電体により構成されるコンデンサに
関する。
【0002】
【従来の技術】コンデンサは一般に回路素子として使用
され、2つの導体板を空気または他の誘電体を介在させ
て対向させた構造を基本とするが、誘電体の種類や使用
目的によって各種の形態のものがある。中でも、近年の
電気・電子機器の小形化・高密度化に伴い、容積当りの
静電容量が高く容積効率の大きいより小型のコンデンサ
が次第に重要になりつつあり、特に高温の動作環境にお
いて性能特性の良好なSMT対応高耐熱性コンデンサに
対する期待は大きい。
【0003】この種のコンデンサは、一般に重合体一体
構造コンデンサの形態であり、種々の基体上に薄い重合
体コーティング膜を形成し、これを誘電体として使用す
るものである。この重合体コーティング膜は主として真
空チャンバ内で蒸着を行うことにより形成される。この
ようなコンデンサおよびコーティング技術に関する先行
技術として、例えば特開昭60−153113号、特開
昭62−289259号、特開昭63−72107号、
特開昭63−72108号、特表昭63−503552
号、特開平1−316450号、特開平2−43042
号等を例示することができる。
【0004】コンデンサの特性は、主として静電容量、
誘電正接および漏れ電流を指標として評価することがで
きる。高温環境における良好な動作が求められるコンデ
ンサの場合、このような評価を高温環境における製品寿
命特性試験として行うことができる。一般に、コンデン
サの静電容量は、誘電体の誘電率に比例するため高い誘
電率の誘電体を用い、使用中は誘電体の物理化学的変化
を避け誘電率を高く維持すべきである。充電電流の位相
と外部電界の位相との差である損失角の正接すなわち誘
電正接はコンデンサの消費電力の目安として用いられ、
その値が小さければ消費電力が少いことを示す。充電開
始後一定値に達した時に流れる電流である漏れ電流は誘
電体の荷電担体の定常的な移動によるもので、誘電体中
の不純物の解離等によって生じたイオンが荷電担体の主
体をなすと考えられており、漏れ電流の変化の大小は誘
電体の電気化学的状態の安定性を反映する。
【0005】従来の有機重合体を誘電体とするコンデン
サは、特に高温の動作環境において静電容量、誘電正
接、漏れ電流等の性能特性において必ずしも十分ではな
く、更にSMT対応高耐熱性コンデンサに対する期待に
完全に応え得るものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コンデンサ
用誘電体として独特の有機重合体を使用することによ
り、特に高温の動作環境において優れた静電容量、誘電
正接、漏れ電流等の性能特性を発揮し、SMT対応高耐
熱性コンデンサに対する期待に応え得る有機重合体を誘
電体とするコンデンサであって、更に難燃性ポリマーを
使用することにより安全性の高いコンデンサを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、有機重
合体からなる誘電体により構成されるコンデンサであっ
て、コンデンサ用誘電体として、次の一般式
【0008】
【化2】
【0009】(式中、Rはビニル基あるいはエチル基
を表す)で表されるビニルベンゼン化合物モノマーより
得られる三次元構造付加重合体を誘電体とすることを特
徴とする有機重合体を誘電体とするコンデンサが提供さ
れる。
【0010】コンデンサを作成するに際しては、真空チ
ャンバ内圧力1×10−4torr以下で、ビニルベン
ゼン化合物モノマーを蒸発可能加熱温度で蒸発させた
後、電子ビームにより硬化させ誘電体を形成する。この
誘電体と蒸着金属層とを交互に形成することによりコン
デンサを作成することができる。このような蒸着形成方
法は従来より使用されている通常の技術によることがで
き、例えば前記した先行技術文献に記載されているもの
に準拠することができる。
【0011】
【作用】本発明が開示したビニルベンゼン化合物モノマ
ーより得られる付加重合体は、三次元構造の形成によ
り、熱安定性に優れ、コンデンサの誘電体として使用し
た場合、広い温度範囲で安定した静電容量、誘電正接、
漏れ電流等の性能特性を示す誘電体を与える。
【0012】更に、本発明によるビニルベンゼン化合物
モノマーより得られる付加重合体は難燃性ポリマーであ
るため、安全性の高いコンデンサが得られる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、コンデンサ用誘電体と
して独特の有機重合体を使用することにより、特に高温
の動作環境において優れた静電容量、誘電正接、漏れ電
流等の性能特性を発揮し、SMT対応高耐熱性コンデン
サに対する期待に応え得る有機重合体を誘電体とするコ
ンデンサであって、更に難燃性ポリマーを使用すること
により安全性の高いコンデンサが提供される。
【0014】
【実施例】以下に実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明は以下の実施例にのみ限定されるもの
ではない。
【0015】実施例1 誘電体形成モノマーとしてジビニルベンゼン(約60
%)およびエチルビニルベンゼン(約40%)を使用
し、誘電体厚さを0.5〜1μm、電極(アルミニウ
ム)形成面積を25mmとして本発明による有機重合
体を誘電体とするコンデンサを作成した。
【0016】コンデンサを作成するに際しては、真空チ
ャンバ内圧力1×10−4torr以下で、ジビニルベ
ンゼン(約60%)およびエチルビニルベンゼン(約4
0%)のモノマーを蒸発可能加熱温度で蒸発させた後、
電子ビームにより硬化させ誘電体を形成した。この誘電
体と蒸着金属層とを交互に形成してコンデンサを作成し
た。誘電体の積層数は50層とした。得られたコンデン
サの製品寿命特性を表1に示す。
【0017】実施例2 誘電体形成モノマーとしてジビニルベンゼン(約60
%)およびエチルビニルベンゼン(約40%)を使用
し、誘電体厚さを1〜1.5μm、電極(アルミニウ
ム)形成面積を100mmとして本発明による有機重
合体を誘電体とするコンデンサを作成した。
【0018】コンデンサを作成するに際しては、真空チ
ャンバ内圧力1×10−4torr以下で、ジビニルベ
ンゼン(約60%)およびエチルビニルベンゼン(約4
0%)のモノマーを蒸発可能加熱温度で蒸発させた後、
電子ビームにより硬化させ誘電体を形成した。この誘電
体と蒸着金属層とを交互に形成してコンデンサを作成し
た。誘電体の積層数は50層とした。得られたコンデン
サの製品寿命特性を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】以上の結果から、コンデンサ用誘電体とし
て独特の有機重合体であるビニルベンゼン化合物モノマ
ーより得られる付加重合体を使用することにより、特に
高温の動作環境において優れた静電容量、誘電正接、漏
れ電流等の性能特性を発揮し、SMT対応高耐熱性コン
デンサに対する期待に応え得る有機重合体を誘電体とす
るコンデンサが提供されることが分る。更に、本発明に
よるビニルベンゼン化合物モノマーより得られる三次元
構造付加重合体は難燃性ポリマーであるため、安全性の
高いコンデンサが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 豊 東京都青梅市東青梅一丁目167番地の1 日本ケミコン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機重合体からなる誘電体により構成さ
    れるコンデンサであって、コンデンサ用誘電体として、
    次の一般式 【化1】 (式中、Rはビニル基あるいはエチル基を表す)で表
    されるビニルベンゼン化合物モノマーより得られる三次
    元構造付加重合体を誘電体とすることを特徴とするコン
    デンサ。
JP19430191A 1991-08-02 1991-08-02 コンデンサ Pending JPH0541331A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19430191A JPH0541331A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

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JP19430191A JPH0541331A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 コンデンサ

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Publication Number Publication Date
JPH0541331A true JPH0541331A (ja) 1993-02-19

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ID=16322328

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JP19430191A Pending JPH0541331A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 コンデンサ

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