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JPH0536684Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0536684Y2
JPH0536684Y2 JP1987070131U JP7013187U JPH0536684Y2 JP H0536684 Y2 JPH0536684 Y2 JP H0536684Y2 JP 1987070131 U JP1987070131 U JP 1987070131U JP 7013187 U JP7013187 U JP 7013187U JP H0536684 Y2 JPH0536684 Y2 JP H0536684Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
deodorizing agent
deodorizing
layer
wrapping film
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987070131U
Other languages
English (en)
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JPS63180229U (ja
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Publication date
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Priority to JP1987070131U priority Critical patent/JPH0536684Y2/ja
Publication of JPS63180229U publication Critical patent/JPS63180229U/ja
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Publication of JPH0536684Y2 publication Critical patent/JPH0536684Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、家庭用及び業務用などの食品の包装
材、生ゴミ等悪習を放つ廃棄物の包装材などとし
て有用なラツピング用フイルム、特に脱臭剤を含
有させてなるラツピング用フイルムに関するもの
である。
(従来の技術) 家庭用食品包装材として、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデンなどの合成樹脂をフイルム化したもの、
あるいはアルミニウムフオイルなどが常用されて
いる。
一方、香料などの匂物質を長期間にわたり徐々
に発散させるものとして、香料などをプラスチツ
クフイルムに含有させる技術が、特公昭43−6283
号、実開昭60−141233号に提案されている。この
うち前者は一層のフイルムに香料を含有させたも
のであり、後者は香料含有の樹脂層と香気透過性
シート層の少なくとも2層からなる積層構造のも
のである。
(考案が解決しようとする問題点) 従来のラツピング用フイルムは樹脂をフイルム
化しただけてあり、食品等を単に包装するという
モノフアンクシヨナルなものである。
従つて、食品や生ゴミ等の被包装物自体から発
生する臭いや悪臭を防ぐこと、あるいは冷蔵庫や
トイレなどにおける外部臭気を食品、壁掛け、置
物などの被包装物へ転移させないようにすること
ができない。これらの悪臭、不快臭物質は分子内
に窒素、硫黄、ハロゲンなどを含む有機、無機化
合物、例えばアンモニア、アミン類、メルカプタ
ン、アルデヒド類、脂肪酸類などに起因するもの
である。これらの物質から発散される悪臭や不快
臭を前記した芳香性プラスチツクシートを用いて
緩和しようとする場合、ラツピング用フイルムの
強度や価格の面、あるいは被包装物への香りの転
移などで問題が生じ、十分な対応とはならない。
本考案は前記した問題点を解決しようとするも
ので、本考案は脱臭効果を合せもつラツピング用
フイルムにより食品等の被包装物から発散する特
有の臭いや悪臭を簡単に防ぐことを目的とするも
のである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案を概説すれば、本考案は少なくとも脱臭
剤を含有する樹脂層と、脱臭剤を含有しない基材
層とから構成されることを特徴とする脱臭性に優
れたラツピング用フイルムに関するものである。
以下、本考案の構成ならびに実施例を図面に基
づいて詳しく説明する。
第1図は、本考案の一実施例に係る脱臭性ラツ
ピング用フイルム1の部分拡大縦断面図である。
図示されるように本考案のラツピング用フイル
ム1は、少なくとも脱臭剤4を含有する樹脂層2
と、脱臭剤を含有しない(非含有の)基材層3と
から構成される積層構造のものである。
本考案はラツピング用フイルムという用途との
関連、即ち被包装物を十分なる強度をもつて安全
確実に包装しなければならないという要請との関
連で、前記した積層構造を採用する。脱臭剤を含
有する樹脂層2のみの単層では樹脂層が脱臭剤の
分散により多孔質化し、強度的に問題があるこ
と、また水分の多い被包装物の場合には水分が脱
臭剤に吸着、吸収され防臭能を低下させてしまう
ことなどから、本考案においては脱臭剤を含有し
ない緻密化層との積層構造を採用している。
前記脱臭剤を含有する樹脂層2の樹脂マトリツ
ク、あるいは脱臭剤非含有の基材層3が樹脂で構
成される場合の樹脂としては、ラツピング剤に汎
用されているポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデンなど、ラツピング機能に支障の
ないものであればいずれも使用することができ
る。
また、脱臭剤非含有の緻密な基材層3が樹脂以
外の場合、金属箔、例えばアルミニウムフオイル
などを使用してよいことはいうまでもないことで
あり、さらに基材層3として複数の樹脂層からな
るもの、樹脂層と金属箔層からなるものなどを用
いてもよい。
前記脱臭剤含有の樹脂層2に含有される脱臭剤
4としては、主として物理的/化学的吸着機能を
利用した活性炭、各種ゼオライト、鉄の1価の化
合物〔例えば、アスコルビン酸鉄()、タンニ
ン酸鉄〕など、また化学反応を利用した液状で用
いられるエステル類(フマル酸エステル、クロト
ン酸エステル、不飽和カルボン酸エステルなど)、
アルデヒド類(グルタールアルデヒド、β−エト
キシプロピオンアルデヒド、クロトンアルデヒド
など)、葉緑素類、過酸化水素類など脱臭機能の
あるものであれば特に制限されものではない。そ
して、これら脱臭剤4は、図示されるように脱臭
剤含有の樹脂層2の樹脂マトリツクス中に分散さ
れ、その分散量は適宜に決められる。なお液状脱
臭剤の場合、液状脱臭剤自体を樹脂に練込んでも
よいし、あるいは固体吸着剤に吸着させたものを
分散させてもよいし、さらには液状脱臭剤とカツ
プリングする機能を樹脂マトリツクス側に付与し
たものに分散させてもよい。表面部の脱臭剤4は
直接に臭気を脱臭するが、樹脂マトリツクスの内
部に分散された脱臭剤4は表面部の脱臭剤や樹脂
から透過してくる臭気を脱臭することになる。
前記脱臭剤含有の樹脂層2と脱臭剤非含有の基
材層3との層構成の方法、即ち積層方法は通常の
ドライラミネーシヨン法、押出コーテイング法、
各種の塗布法、Tダイ法、共押し出しによる多層
インフレーシヨン法などを採用すれば良い。
また、脱臭剤含有の樹脂層2自体を形成するに
は、前記した脱臭剤と樹脂成分を常法に従つて混
合、次いでフイルム状に成形すれば良い。例えば
混合方法としては脱臭剤粉末と樹脂ペレツトをヘ
ンシエルミキサー、バンバリーミキサー、ニーダ
ー、押出機などにより、あるいは樹脂溶液中に脱
臭剤を添加、攪拌下に混合させるなどの方法を採
用すれば良い。
なお、第1図には脱臭剤を含有する樹脂層2
と、脱臭剤を含有しない基材層3との層間の境界
が別体のものをラミネートしたかのように明確に
区分されているが、本考案のラツピング用フイル
ムはこのようなものに限定されるものではない。
例えば、2と3を構成する樹脂マトリツクスに同
種のものを使用し、共押し出しによる多層インフ
レーシヨンにより積層させた場合、その境界は相
互に融合するために第1図のように明確でなくな
るが本考案はこの種のものも含むものである。こ
の場合、樹脂マトリツクスが同一であるため樹脂
マトリツクスは相互に融合しあい、脱臭剤の分散
濃度が高いところと低い、あるいは分散していな
いところという層構成になる。
第2図は、本考案の別の実施例による脱臭性ラ
ツピング用フイルム1の部分平面図である。この
ラツピング用フイルム1は、緻密な脱臭剤を含有
しない基材層3の両端部に、一定の幅で脱臭剤を
含有する樹脂層2を設けたものである。このよう
に構成すると、ラツピング用フイルムを芯棒等に
巻回して製品化したものを使用に際して引出す
時、第1図に示されるものと同様に巻回されたフ
イルム相互のブロツキングが抑制されるほか、第
1図のものと比較して脱臭剤の使用量を必要最低
限にすることができるため経済的になる。
〔考案の効果〕
本考案の少なくとも脱臭剤を含有する樹脂層
と、脱臭剤を含有しない基材層とから構成される
脱臭性ラツピング用フイルムは、被包装物自体あ
るいは周囲の臭いや悪臭を有効に防臭することが
でき、環境衛生上も好ましい。また巻回されたフ
イルムを引き出して使用する際、フイルムのブロ
ツキングが抑制されているために使用しやすく、
さらには包装物を冷蔵庫等に収納させる場合、冷
蔵庫用脱臭剤の代替物となるなど、本考案の脱臭
性のラツピング用フイルムは有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るラツピング用フ
イルムの部分拡大縦断面図を、第2図は本考案の
別の実施例に係るラツピング用フイルムの部分平
面図である。 1……ラツピング用フイルム、2……脱臭剤を
含有する樹脂層、3……脱臭剤を含有しない基材
層、4……脱臭剤粒子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 少なくとも脱臭剤含有の樹脂からなる樹脂層
    と、脱臭剤非含有の樹脂または金属箔からなる
    基材層とから構成されることを特徴とする脱臭
    性に優れたラツピング用フイルム。 2 脱臭剤含有の樹脂層と、脱臭剤非含有の基材
    層が、同一の樹脂マトリツクスを用いて構成さ
    れたものである実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載のラツピング用フイルム。 3 脱臭剤含有の樹脂層と、脱臭剤非含有の基材
    層が、異種の樹脂マトリツクスを用いて構成さ
    れたものである実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載のラツピング用フイルム。
JP1987070131U 1987-05-13 1987-05-13 Expired - Lifetime JPH0536684Y2 (ja)

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JP1987070131U JPH0536684Y2 (ja) 1987-05-13 1987-05-13

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JPS63180229U JPS63180229U (ja) 1988-11-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6220824B2 (ja) * 1983-10-18 1987-05-08 Shimada Rika Kogyo Kk

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JPS61204734U (ja) * 1985-06-13 1986-12-24
JPS6220824U (ja) * 1985-07-23 1987-02-07

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