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JPH05347352A - 静電チャック装置及びその製造方法 - Google Patents

静電チャック装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH05347352A
JPH05347352A JP18033592A JP18033592A JPH05347352A JP H05347352 A JPH05347352 A JP H05347352A JP 18033592 A JP18033592 A JP 18033592A JP 18033592 A JP18033592 A JP 18033592A JP H05347352 A JPH05347352 A JP H05347352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrostatic chuck
chuck device
holding plate
adhesive
wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP18033592A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ishikawa
賢治 石川
Jiyunichi Arami
淳一 荒見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP18033592A priority Critical patent/JPH05347352A/ja
Publication of JPH05347352A publication Critical patent/JPH05347352A/ja
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  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 両面に接着剤の塗布された絶縁性フィルムを
用いることにより、製造工程が簡単で特性を良好に維持
できる静電チャック装置を提供する。 【構成】 プラズマ処理容器22内に収容される静電チ
ャック装置において、被処理体Wを載置する絶縁保持板
56の下面に静電吸着用導電層58をスパッタリング等
により形成し、これと下部電極44との間に、両面に接
着剤52、52の塗布された絶縁性フィルム70を介在
させて、全体を加熱圧着成形する。これにより、製造工
程の簡略化を図ると共に絶縁保持板56と下部電極44
との間の距離を短くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマ処理装置に用
いられる静電チャック装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体製造工程において、半導
体ウエハにエッチング等の所望の処理を施す場合には、
プラズマ処理装置を用いる場合があるが、この処理中に
ウエハを保持するために一般的に静電チャック装置が用
いられている。この静電チャックの吸着原理は、絶縁層
を介して対向配置されるウエハ等の吸着物と吸着電極と
の間に高圧直流電圧を印加してそれらの対向面に正・負
の電荷を生じさせ、この間に作用するクーロン力によっ
て吸着物を吸引保持するものである。
【0003】図5はプラズマ処理装置内に設けた従来の
静電チャック装置を示す平面図である。図示するように
このプラズマ処理装置は所定の間隙を隔てて平行に対向
させて設けられた上部電極2と下部電極4を有し、これ
らの間に、例えば13.56MHzの高周波電源6を印
加して両電極間にプラズマを発生させるようになってい
る。そして、静電チャック装置8に吸着保持されたウエ
ハに上記プラズマを作用させてプラズマ処理を行うよう
になっている。
【0004】この静電チャック装置としては、例えば図
6にも示すように上側絶縁セラミックス10と下側絶縁
セラミックス12との間に電極としての静電吸着用導電
層14を挟み込んで焼成してこれらを一体化してチャッ
ク本体16を形成し、アルミニウム等よりなる下部電極
4の上面に例えばエポキシ系樹脂の接着剤18をローラ
により塗布し、この上よりチャック本体16を接着固定
するようになっている。そして、上記チャック本体16
内に一体的に埋め込まれた導電層14に、例えば2KV
の直流電源20を印加することによりウエハWを電離さ
せてウエハ下面に導電層の電荷に対して異極の電荷を集
め、ウエハWをクーロン力により上側絶縁セラミックス
10の上面に吸着保持するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな従来構造のチャック装置にあっては、チャック本体
16を作るためには上側絶縁セラミックス10と下側絶
縁セラミックス12を形成し、更に、これらの間に導電
層14を挟み込んで焼成し、一体成形することからかな
りの工程数を必要とし、装置自体のコスト高を招来する
という改善点を有している。また、この種の構造のよう
に導電層14を2つのセラミックス10、12によりサ
ンドイッチ状に挟み込んで一体成形するためには、上
側、下側の両絶縁セラミックスの厚さを成型時における
耐久性を確保するに十分な厚さに設定して機械的強度を
持たせなければならず、その分だけ上部電極2と下部電
極4との間の距離が大きくなってしまい、プラズマの発
生効率が低下し、処理特性が劣化するという改善点を有
していた。
【0006】更には、プラズマ処理中においてはプラズ
マにより発生する熱に起因してウエハが加熱されてしま
うのでこれを冷却するために或いはこの温度調整を行う
ために、下部電極4側に設けた冷却手段(図示せず)に
よりウエハWを冷却することが行われるが、上述のよう
に2つのセラミックス10、12を必要とすることから
ウエハWと下部電極4との間の距離がその分大きくな
り、熱伝導効率が低下して処理特性も劣化するという改
善点も有していた。本発明は、以上のような問題点に着
目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。
本発明の目的は、両面に接着剤の塗布された絶縁性フィ
ルムを用いることにより製造工程が簡単で特性を良好に
維持できる静電チャック装置及びその製造方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、処理容器内に収容される被処理体を吸
着保持する静電チャック装置において、一側面に静電吸
着用導電層が形成されると共に他側面に前記被処理体を
保持させる絶縁保持板と、前記処理容器内に収容される
べきプラズマ用電極と、両面に接着剤が形成されると共
に前記導電層の形成された絶縁保持板の面と前記プラズ
マ用電極との間に介在されて接合する絶縁性フィルムと
を備えるようにしたものである。
【0008】
【作用】本発明は、以上のように構成されたので、絶縁
保持板の静電吸着用導電層の形成されている面とプラズ
マ用電極との間に両面に接着剤が形成されている絶縁性
フィルムを挟み込んで積層する。そして、これら積層し
たものを加熱しつつその上下方向より圧力を加えて圧着
し全体を接合する。これにより、製造工程を複雑化する
ことなく全体の厚さの薄いチャック装置を製造すること
ができ、プラズマ効率等の処理特性を改善することが可
能となる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係る静電チャック装置の一
実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は本発明に
係る静電チャック装置の一実施例を示す平面図、図2は
本発明の静電チャック装置が適用されるプラズマ処理装
置を示す断面図である。本実施例にあっては、静電チャ
ック装置をプラズマ処理装置としてのプラズマエッチン
グ装置に適用した場合について説明する。図示するよう
にこのプラズマエッチング装置は、例えばアルミニウム
等により円筒体状に成型された処理容器22と、この処
理容器22内で被処理体、例えば半導体ウエハWを吸着
保持する静電チャック装置24と、処理容器22内のウ
エハ面と平行する方向に磁界を発生させるためのマグネ
ット部26と、処理容器22内にプラズマを発生させる
ための高周波電源28とにより主に構成されている。
【0010】上記処理容器22は、天井部を有し下方が
開放された上側容器22Aとその開放部を開閉可能に塞
ぐ底部22Bとよりなり、この上側容器22Aの下部側
壁には排気口30が形成されると共にこの排気口30に
は真空ポンプ32が接続されており、処理容器22内を
例えば10-6Torr程度まで真空引きできるように構
成される。また、上側容器22Aの上部側壁にはエッチ
ングガスを供給するためのガス導入口34が形成される
と共にこのガス導入口34には例えば塩素ガス等のエッ
チングガスの供給源であるエッチングガス供給ユニット
36が接続される。また、上記マグネット部26は、処
理容器22内の電極間においてウエハ表面に平行な水平
磁場を形成する機能を有し、支持部材37に支持された
永久磁石39とこれを水平面内に回転させるモータ41
とにより構成されている。
【0011】上記静電チャック装置24は、上記底部2
2B上に例えばセラミックス等により容器状に成型され
た電気絶縁部38及び温度調整ブロック40を介して処
理容器22内に位置されている。上記温度調整ブロック
40には冷却流体等を循環させる流体通路42が形成さ
れる。上記静電チャック装置24は、プラズマ用電極と
して、例えばアルミニウム等により中央部が突出成形さ
れた肉厚な円板状の下部電極44を有し、この下部電極
は、開閉スイッチ46、コンデンサ48を介して前記高
周波電源28へ接続されている。また、処理容器22の
上側容器22Aは接地されており、上部電極50として
構成されている。従って、この上部電極50と下部電極
44とにより平行平板電極が構成されることになる。
【0012】そして、下部電極44の上部には、図1に
示すように両面に接着剤52を形成した絶縁性フィルム
54を介して例えばセラミックス等よりなる絶縁保持板
56が接着固定されている。この絶縁保持板56の上面
はウエハWと直接的に接触してこれを吸着保持する保持
面として構成され、保持板56の下面には、例えば銅箔
等よりなる静電吸着用導電層58がスパッタリングや印
刷等によりその周縁部を僅かに残して形成されている。
この導電層58は、周辺部から絶縁されたリード60に
より開閉スイッチ62を介して、例えば2KVの高圧直
流源64へ接続されており、これによって発生する電界
によってウエハWに正・負の電荷の分離が生じ、導電層
58に近いウエハ下面には導電層58に集まる電荷と逆
の電荷が集まり、従って、ウエハWは、導電層58側へ
クーロン力により吸着保持されることになる。
【0013】このような、静電チャック装置24を形成
する方法を図3に基づいて説明する。まず、絶縁材料、
例えばセラミックスを所定の厚さの円板状に形成して絶
縁保持板56を形成する。この保持板56の大きさは、
この上面にウエハWを十分に載置し得る大きさ、例えば
ウエハWの直径と略等しくし、また、この保持板56の
厚さL1は、後述するようにプラズマ処理特性を向上さ
せるためにできるだけ小さくするのがよいが、少なくと
も成型時に必要とされる機械的強度を確保できる程度の
大きさ、例えば1mm以上とするのが好ましい。そし
て、このセラミックスよりなる絶縁保持板56の裏面
に、導電性材料、例えば銅箔等をスパッタリング法や印
刷法等により形成し、静電吸着用導電層58を設ける。
この時の銅箔の厚さは、例えば20μm程度に設定し、
また、この周縁部は、絶縁保持板56の周縁部よりも僅
かに小さくなるように間隔Sを設ける。そして、この吸
着用導電層58に高周波電源28(図2参照)へ接続さ
れるべきリード60を取り付ける。
【0014】このように吸着用導電層58を絶縁保持板
56の一側面に形成したならば、これと予め形成されて
いる下部電極44の突出部44Aとの間に、両面に接着
剤52、52が予め形成されている絶縁性フィルム54
を挟み込んで積層し、これを図1に示すように加熱しつ
つ上下方向から圧力を加えて全体を圧着する。この時、
下部電極44の突出部44Aの大きさ、絶縁フィルム5
4の大きさ及び絶縁保持板56の大きさをそれぞれ同一
に設定し、上記静電吸着用導電層56を絶縁性フィルム
の周縁部により確実に絶縁する。また、絶縁性フィルム
54及び下部電極には、リード60を挿通するための挿
通孔66、68がそれぞれ設けられており、また、リー
ド60にはこれを下部電極44から電気的に絶縁するた
めに所定の絶縁処理が施されている。
【0015】上記絶縁性フィルム54は、柔軟性を有
し、図1にも示すように厚さ例えば25μm程度の例え
ばポリイミドフィルムよりなる絶縁性フィルム本体70
の両面全面に揮発性溶媒に溶解された例えばポリイミド
系樹脂よりなる接着剤52、52を塗布して形成されて
いる。圧着成形時には、まず、絶縁保持板56、絶縁フ
ィルム54及び下部電極44を積層した状態で、所定の
温度、すなわち接着剤52中の溶媒が十分揮発する温
度、例えば120℃程度に全体を加熱して溶媒を十分に
揮散させる。そして、樹脂が溶融する温度以上の温度、
例えば180℃程度まで加熱すると共に同時に積層体を
その上下方向から加圧してこの状態を所定時間維持し、
全体を圧着する。この樹脂の溶融硬化中に発生する空気
や残留揮発性分は加圧力により潰されて排出されること
になる。
【0016】このようにして構成される静電チャック装
置は、使用される接着剤及びフィルムがポリイミド系樹
脂であることから耐熱性に優れ、例えば連続で300℃
の高温にも耐えることができるのみならず、加熱されて
も化学的に安定しており、ウエハWの嫌う不純物を発生
することもない。尚、この絶縁性フィルム54として、
従来使用されていたエポキシ系樹脂の絶縁性フィルム本
体の両面にエポキシ系接着剤を塗布して形成したものを
用いてもよいのは勿論である。尚、図2中において、7
0は、ガス供給路72を介して静電チャック装置24と
ウエハWとの間に、例えばHe、O2 、Ar、N2 等の
熱伝達ガスを供給するための熱伝達ガス供給ユニットで
ある。
【0017】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、図示しないゲートバルブ
等を介して処理容器22内へ搬入されたウエハWは、静
電チャック装置24の絶縁保持板56上に載置されて、
ここに静電チャックされて吸着保持される。そして、エ
ッチングガス供給ユニット36からエッチングガスを容
器内へ供給しつつ真空ポンプ32によって処理容器22
内を真空引きする。そして、容器内圧力を例えば10-2
〜10-3Torr程度に維持しつつ高周波電源28によ
り上部及び下部電極50、44間に高周波を印加し、プ
ラズマを発生させてウエハWに対してプラズマ処理を施
す。
【0018】この時、処理容器22の上方の永久磁石3
9を回転させて電極間に水平磁場を形成することによ
り、ここに存在する電子がサイクロン運動を行い、電子
がエッチングガスの分子に衝突することによって分子の
電離が加速されてプラズマ化が促進される。そして、発
生したプラズマ等がウエハ表面に作用し、ケミカルエッ
チングが行われる。ここで、静電チャック装置24によ
りウエハWと吸着保持するときには、高圧直流電源64
に接続された開閉スイッチ62を閉じることにより絶縁
保持板56の下面に設けた静電吸着用導電層58に図示
例にあっては例えばプラス高電圧を印加してこれにプラ
スの電荷を集め、これにより絶縁保持板56の上面に載
置されるウエハWは、プラスとマイナスに電離し、マイ
ナス電荷がウエハ下面に集まることになり、結果的にウ
エハWはクーロン力により導電層58側、すなわち絶縁
保持板56に吸着保持されることになる。この吸着保持
は、ウエハのプラズマ処理の間、維続して行われること
になる。
【0019】ここで、本実施例にあっては、絶縁保持板
56の下面に静電吸着用導電層58を形成し、これを下
部電極44へ取り付ける際に、両面に接着剤52、52
の塗布された厚さの非常に薄い絶縁性フィルム54を用
いるようにしたので、従来装置のように導電層を上下2
つのセラミックス10、12(図6参照)間に挟み込ん
で一体成形した場合と比較して全体の厚さを小さくする
ことができ、従って、その分だけ上部電極50と下部電
極44との間の距離を短くすることができるので、プラ
ズマ処理効率を向上させることができる。
【0020】また、上記した理由によりウエハWの下面
と下部電極44との間の距離は、少なくとも図6に示す
従来装置における下部絶縁セラミックス12の厚さに相
当する長さだけ短くすることができるので、これらの間
の熱伝導効率が向上し、温度調整ブロック40からの冷
熱をウエハW側に効率的に供給することができるので、
ウエハWを効率的に冷却乃至温度調整することが可能と
なり、この点からもプラズマ処理特性を向上させること
ができる。また、この静電チャック装置を組み立てる場
合には、従来装置の場合に必要とされた工程、すなわち
2つのセラミックスで導電層を挟み込んで一体成形する
という複雑な工程を用いることなく簡単に組み立てるこ
とができるので、組み立て工程数及び部品点数も削除す
ることができ、大幅にコスト削減を図ることができる。
【0021】更に、絶縁保持板56と下部電極44とを
接着させる材料として耐熱性の優れたポリイミド系の接
着剤52及びポリイミド系のフィルム本体70を用いる
ようにしたので、これがプラズマ処理時に高温に晒され
ても剥離が生ずることなく、例えば連続300℃での高
温処理も行うことができる。特に、最近のようにウエハ
の処理工程が複雑化し、エッチング時の垂直形状の特性
を改良したり反応成分の容器内壁への付着の防止を図る
ために処理温度を上昇させる傾向にある状況下において
は、上記したようなポリイミド系樹脂の接着剤等を用い
ることにより、この高温化傾向に対応することが可能と
なる。尚、上記ポリイミド系樹脂の接着剤及び絶縁性フ
ィルム本体に換えて他の樹脂、例えばエポキシ系樹脂の
接着剤や絶縁性フィルム本体を用いてもよいが、この場
合には処理温度は最高150℃程度に設定する。
【0022】また、ウエハWのプラズマ処理時におい
て、ウエハWを加熱したり或いはこの温度制御を行うた
めに加熱手段、例えばセラミックスヒータをウエハ近傍
に設置する場合があるが、この場合には、図4に示すよ
うに、図1に示した絶縁性フィルム54と下部電極44
との間にセラミックスヒータ74と、上記絶縁性フィル
ム54と同様に構成された、すなわち絶縁性フィルム本
体76の両面に接着剤78、78を塗布してなる第2の
絶縁性フィルム80とを順次介在させて積層し、積層体
を前述と同様に加熱圧着成形するようにしてもよい。上
記実施例にあっては、本発明をプラズマエッチング装置
に適用した場合について説明したが、これに限定され
ず、プラズマCVD装置、スパッタリング装置、アッシ
ング装置等にも適用し得るのは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような優れた作用効果を発揮することができる。両面
に接着剤の塗布された絶縁性フィルムを用いるようにし
たので、組み立て工程数及び部品点数を削減することが
でき、装置のコストの削減に寄与することができる。上
記した理由により、被処理体と下部電極との間の距離を
短くすることができるので、プラズマ処理効率を向上さ
せることができるのみならず、被処理体の冷却効率も向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る静電チャック装置の一実施例を示
す組み立て平面図である。
【図2】本発明の静電チャック装置が適用されるプラズ
マ処理装置を示す断面図である。
【図3】本発明の静電チャック装置の製造方法を説明す
るための組立図である。
【図4】本発明の静電チャック装置の他の実施例の製造
方法を説明するための組立図である。
【図5】従来の静電チャック装置を示す構成図である。
【図6】図5に示す静電チャック装置の組立図である。
【符号の説明】
22 処理容器 24 静電チャック装置 28 高周波電源 44 下部電極(プラズマ用電極) 50 上部電極 52 接着剤 54 絶縁性フィルム 56 絶縁保持板 58 静電吸着用導電層 70 絶縁性フィルム本体 W 半導体ウエハ(被処理体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器内に収容される被処理体を吸着
    保持する静電チャック装置において、一側面に静電吸着
    用導電層が形成されると共に他側面に前記被処理体を保
    持させる絶縁保持板と、前記処理容器内に収容されるべ
    きプラズマ用電極と、両面に接着剤が形成されると共に
    前記導電層の形成された絶縁保持板の面と前記プラズマ
    用電極との間に介在されて接合する絶縁性フィルムとを
    備えたことを特徴とする静電チャック装置。
  2. 【請求項2】 前記接着剤は、耐熱性ポリイミド系接着
    剤よりなることを特徴とする請求項1記載の静電チャッ
    ク装置。
  3. 【請求項3】 処理容器内に収容される被処理体を吸着
    保持する静電チャック装置を製造する方法において、一
    側面に静電吸着用導電層が形成されると共に他側面に前
    記被処理体を保持させる絶縁保持板と、前記処理容器内
    に収容されるべきプラズマ用電極との間に、両面に接着
    剤が形成された絶縁性フィルムを介在させて加熱しつつ
    圧着するように構成したことを特徴とする静電チャック
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記接着剤は、耐熱性ポリイミド接着剤
    よりなることを特徴とする請求項3記載の静電チャック
    装置の製造方法。
JP18033592A 1992-06-15 1992-06-15 静電チャック装置及びその製造方法 Withdrawn JPH05347352A (ja)

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