JPH05346428A - 顆粒球の迅速なカウントのためのキット及び前記キットを使用する方法 - Google Patents
顆粒球の迅速なカウントのためのキット及び前記キットを使用する方法Info
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- JPH05346428A JPH05346428A JP4315414A JP31541492A JPH05346428A JP H05346428 A JPH05346428 A JP H05346428A JP 4315414 A JP4315414 A JP 4315414A JP 31541492 A JP31541492 A JP 31541492A JP H05346428 A JPH05346428 A JP H05346428A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ヒト血液及び任意の他の生物学的液体中の顆粒
球をカウントするキット及び該キットを使用するための
方法を提供すること。 【構成】本キットは、以下の構成要素からできている。 a)任意に標識された特異抗体を含有する決められた量
の顆粒球希釈剤及び標識剤を含む容器。 b)同じ特異性抗体を結合した磁気粒子を含む第二の容
器。及び、 c)磁化された端部を有する測定ロッドと呼ばれるロッ
ド。 更に、本発明は上記キットを使用する方法に関する。
球をカウントするキット及び該キットを使用するための
方法を提供すること。 【構成】本キットは、以下の構成要素からできている。 a)任意に標識された特異抗体を含有する決められた量
の顆粒球希釈剤及び標識剤を含む容器。 b)同じ特異性抗体を結合した磁気粒子を含む第二の容
器。及び、 c)磁化された端部を有する測定ロッドと呼ばれるロッ
ド。 更に、本発明は上記キットを使用する方法に関する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顆粒球を迅速にカウン
トするためのキット及び前記キットを使用する方法に関
する。
トするためのキット及び前記キットを使用する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】顆粒球とも呼ばれる白血球は、3つの部
分集団(subpopulations)、即ち好中球性、好塩基性及
び好酸性顆粒球より成る。
分集団(subpopulations)、即ち好中球性、好塩基性及
び好酸性顆粒球より成る。
【0003】通常、抹消血中に存在する顆粒球は、尿、
髄液、胸膜液又は気管支肺胞の洗浄から生じる液体のよ
うな他の生物学的な液体中において、伝染性の病的条件
で観測され得る。
髄液、胸膜液又は気管支肺胞の洗浄から生じる液体のよ
うな他の生物学的な液体中において、伝染性の病的条件
で観測され得る。
【0004】血液中の多核白血球の通常の平均値は、一
定の環境下で変化させうる。血液中の多核白血球数の異
常な増加は、病的な状態を示しうる。例えば、過顆粒球
増加症(hypergranulocytosis )は、過好酸球増加の
間、又は骨髄性白血病において病原菌によって起こる。
逆に、多核白血球数の異常な減少(顆粒球減少症)は、
薬剤又は化学療法的な治療によって誘導されうる。ある
薬剤は、顆粒球数の実質的な変化を起こすことができ
る。これは例えば、G. Siest et al. 編、試験所及び薬
剤の検査(Examinations of Laboratories and Drugs)
、Expansion Scientifique、1985、163-181 において
P. Tarallo and J. F. Guelfi によって説明されてい
る。これらの薬剤の望まない効果は、血液細胞の数(全
体数及び白血球百分率(differential count) )を数え
ることによって体系的で、定期的に評価されなければな
らない。
定の環境下で変化させうる。血液中の多核白血球数の異
常な増加は、病的な状態を示しうる。例えば、過顆粒球
増加症(hypergranulocytosis )は、過好酸球増加の
間、又は骨髄性白血病において病原菌によって起こる。
逆に、多核白血球数の異常な減少(顆粒球減少症)は、
薬剤又は化学療法的な治療によって誘導されうる。ある
薬剤は、顆粒球数の実質的な変化を起こすことができ
る。これは例えば、G. Siest et al. 編、試験所及び薬
剤の検査(Examinations of Laboratories and Drugs)
、Expansion Scientifique、1985、163-181 において
P. Tarallo and J. F. Guelfi によって説明されてい
る。これらの薬剤の望まない効果は、血液細胞の数(全
体数及び白血球百分率(differential count) )を数え
ることによって体系的で、定期的に評価されなければな
らない。
【0005】従って、血液学で最もしばしば行なわれる
試験の1つは、白血球百分率を確立するための試験であ
る。赤血球と個々の白血球の比に対して、全細胞のカウ
ントの平均値が決定され、他で決定された正常であると
考えられる限界値(下限及び上限)と比較される。
試験の1つは、白血球百分率を確立するための試験であ
る。赤血球と個々の白血球の比に対して、全細胞のカウ
ントの平均値が決定され、他で決定された正常であると
考えられる限界値(下限及び上限)と比較される。
【0006】例として、化学療法治療を受ける前及び治
療中に、患者の状態を観測し、相応した治療に適応させ
るために全顆粒球のカウントを行なう。現代の治療実務
において、化学療法は、たびたび外来患者(hospital d
ay patients )に対して行なわれるので、実質的に即時
結果が容易に得られる、顆粒球を迅速に計測するための
キットを医者が所有することは、非常に有効である。
療中に、患者の状態を観測し、相応した治療に適応させ
るために全顆粒球のカウントを行なう。現代の治療実務
において、化学療法は、たびたび外来患者(hospital d
ay patients )に対して行なわれるので、実質的に即時
結果が容易に得られる、顆粒球を迅速に計測するための
キットを医者が所有することは、非常に有効である。
【0007】従来、全血液細胞のカウントは、顕微鏡検
査によって、または自動装置の助けを借りて行なわれて
いた。例えば、コールトロニクス(Coultronics )(登
録商標)のコールターカウンター型の電子カウンターを
使用することができる。この電子カウンターにおいて、
測定は、細胞が存在する培地の固有抵抗の多様性に基づ
いている。Hematolog D (登録商標)のような他の装置
が、細胞化学的測定に使用される。
査によって、または自動装置の助けを借りて行なわれて
いた。例えば、コールトロニクス(Coultronics )(登
録商標)のコールターカウンター型の電子カウンターを
使用することができる。この電子カウンターにおいて、
測定は、細胞が存在する培地の固有抵抗の多様性に基づ
いている。Hematolog D (登録商標)のような他の装置
が、細胞化学的測定に使用される。
【0008】細胞表面の抗原あるいはマーカーの知識
は、ケーラー及びミルシュタイン(Koehler and Milste
in)(Nature, 1975, 256, 495-497)によるリンパ球ハ
イブリディゼーション方の開発、及びモノクローナル抗
体の発見でおおいに進歩した。国際協定によって、ヒト
白血球の表面のマーカーは、Bulletin de l'Organisati
on Mondiale de la Sante 1984,62(5), 813-815 に記載
され、定期的に改定される1984年のIUIS-WHO小委員会に
よって定義された識別群(differentiation group )や
クラス(CD)に分類されている。
は、ケーラー及びミルシュタイン(Koehler and Milste
in)(Nature, 1975, 256, 495-497)によるリンパ球ハ
イブリディゼーション方の開発、及びモノクローナル抗
体の発見でおおいに進歩した。国際協定によって、ヒト
白血球の表面のマーカーは、Bulletin de l'Organisati
on Mondiale de la Sante 1984,62(5), 813-815 に記載
され、定期的に改定される1984年のIUIS-WHO小委員会に
よって定義された識別群(differentiation group )や
クラス(CD)に分類されている。
【0009】欧州特許出願311492には、細胞集団の特徴
的な表面抗体をアッセイする免疫的測定方法が記載され
ている。これは、一方では、アッセイされる細胞集団の
表面抗原に向けられたモノクローナル抗体が結合される
固体支持体を使用し、他方では、アッセイされる細胞集
団に特異的な他の標識されたモノクローナル抗体を含有
する溶液を使用する。この方法は、1段階で、固体支持
体上の免疫補足によってアッセイされる細胞集団の特異
的な固定化、及び標識化抗体による前記集団の表面抗原
の再認識法に効果がある。
的な表面抗体をアッセイする免疫的測定方法が記載され
ている。これは、一方では、アッセイされる細胞集団の
表面抗原に向けられたモノクローナル抗体が結合される
固体支持体を使用し、他方では、アッセイされる細胞集
団に特異的な他の標識されたモノクローナル抗体を含有
する溶液を使用する。この方法は、1段階で、固体支持
体上の免疫補足によってアッセイされる細胞集団の特異
的な固定化、及び標識化抗体による前記集団の表面抗原
の再認識法に効果がある。
【0010】欧州特許出願311492に記載された幾つかの
使用例には、血液細胞によって運ばれる表面抗原のアッ
セイが含まれている。通常、全血液から血液細胞を分離
するためのステップが、固有のアッセイに優先すること
が見い出されており、例5で、アッセイの結果につい
て、選択された分離方法(赤血球の遠心分離又は細胞溶
解)の影響が研究されている。同様の例において、観測
された結果について、細胞の免疫的補足及び標識のため
の培養時間の影響も決定され、10分間の接触時間の後
に、分析的に使用可能な特異的なシグナルが得られるこ
とが示された。しかし、記載された例にしたがって、効
果的な培養時間は、20分以下にならないことが見い出
された。
使用例には、血液細胞によって運ばれる表面抗原のアッ
セイが含まれている。通常、全血液から血液細胞を分離
するためのステップが、固有のアッセイに優先すること
が見い出されており、例5で、アッセイの結果につい
て、選択された分離方法(赤血球の遠心分離又は細胞溶
解)の影響が研究されている。同様の例において、観測
された結果について、細胞の免疫的補足及び標識のため
の培養時間の影響も決定され、10分間の接触時間の後
に、分析的に使用可能な特異的なシグナルが得られるこ
とが示された。しかし、記載された例にしたがって、効
果的な培養時間は、20分以下にならないことが見い出
された。
【0011】欧州特許出願311492の例15には、免疫補
足のための固体支持体として抗−CD2抗体でコートさ
れた磁気ビーズを使用することによるヒトTリンパ球の
CD5抗原のアッセイが記載されている。この例では、
免疫補足及びアッセイのための培養ステップ以前に、単
核細胞も全血液から分離される。更に、前記の例では、
培養ステップのみに1時間かかる。
足のための固体支持体として抗−CD2抗体でコートさ
れた磁気ビーズを使用することによるヒトTリンパ球の
CD5抗原のアッセイが記載されている。この例では、
免疫補足及びアッセイのための培養ステップ以前に、単
核細胞も全血液から分離される。更に、前記の例では、
培養ステップのみに1時間かかる。
【0012】例11には、ヒト顆粒球によって運ばれる
CD15のアッセイが記載されている。測定は、全血液
に由来する顆粒球で行なわれた:第一段階では、顆粒球
は、潅流(プラスミオン(Plasmion)(登録商標))で
使用される生理学的培地と混合することによって赤血球
と分離される;次に、45分間放置した後、白血球の懸
濁液を液体培地の表面から除去する。この前懸濁ステッ
プは1時間以上かかる。次に、顆粒球は、CD45抗原
に特異的なモノクローナル抗体によって、ミクロタイタ
ープレートのウェルに固定化される。このCD45抗原
は、全白血球の細胞膜に存在する。ペルオキシダーセに
よって標識された抗−CD15抗体は、アッセイに使用
される。
CD15のアッセイが記載されている。測定は、全血液
に由来する顆粒球で行なわれた:第一段階では、顆粒球
は、潅流(プラスミオン(Plasmion)(登録商標))で
使用される生理学的培地と混合することによって赤血球
と分離される;次に、45分間放置した後、白血球の懸
濁液を液体培地の表面から除去する。この前懸濁ステッ
プは1時間以上かかる。次に、顆粒球は、CD45抗原
に特異的なモノクローナル抗体によって、ミクロタイタ
ープレートのウェルに固定化される。このCD45抗原
は、全白血球の細胞膜に存在する。ペルオキシダーセに
よって標識された抗−CD15抗体は、アッセイに使用
される。
【0013】更に、欧州特許出願311492に記載された種
々の例は、操作の数及び実行時間、即ちアッセイされる
細胞集団が結合される固体支持体を洗浄するためのステ
ップの見地から重要性である。
々の例は、操作の数及び実行時間、即ちアッセイされる
細胞集団が結合される固体支持体を洗浄するためのステ
ップの見地から重要性である。
【0014】従って、前記特許出願において示された速
度に対する懸念にもかかわらず、アッセイの全実行時間
は通常長い。即ち、これは、1時間以下か又は1時間に
等しい。実際に、以下のステップは、アッセイを行なう
ために必要である。
度に対する懸念にもかかわらず、アッセイの全実行時間
は通常長い。即ち、これは、1時間以下か又は1時間に
等しい。実際に、以下のステップは、アッセイを行なう
ために必要である。
【0015】−全血液からの血液細胞の分離に適当であ
れば、アッセイされるサンプルを調製すること。
れば、アッセイされるサンプルを調製すること。
【0016】−少なくとも10分間、好ましくはより長
い培養。
い培養。
【0017】−固体支持体の洗浄。
【0018】及び、 −酵素標識の場合には、酵素活性の発現(ペルオキシダ
ーゼで20から25分、他の酵素でより長く)。
ーゼで20から25分、他の酵素でより長く)。
【0019】これらの操作は全て、当業者によって45
から60分の間の時間で行なわれる。
から60分の間の時間で行なわれる。
【0020】最後に、結果の表示には、選択された測定
方法の関数として標準化が要求される。この標準化は、
定量的な細胞蛍光測定法(cytofluorimetry method)に
よって抗原に関してあらかじめ測定された細胞プレパレ
ーションで行なわれる。
方法の関数として標準化が要求される。この標準化は、
定量的な細胞蛍光測定法(cytofluorimetry method)に
よって抗原に関してあらかじめ測定された細胞プレパレ
ーションで行なわれる。
【0021】
【発明の概要】本発明に従えば、免疫的測定法に基づい
た顆粒球をカウントするシステムであって、迅速な診断
テスト特に、使用の簡便さ、実施の速度、及び結果の信
頼性の基準を満たすシステムが見い出される。即ち −顆粒球の測定は、アッセイされる細胞の補足及び標識
と同様の抗体を用いて行なわれるので、細胞の数が直接
測定される。
た顆粒球をカウントするシステムであって、迅速な診断
テスト特に、使用の簡便さ、実施の速度、及び結果の信
頼性の基準を満たすシステムが見い出される。即ち −顆粒球の測定は、アッセイされる細胞の補足及び標識
と同様の抗体を用いて行なわれるので、細胞の数が直接
測定される。
【0022】−測定は、全血液又は生物学的液体のサン
プルで行なわれる。これにより全血液又は生物学的液体
から多核白血球を分離するための長い予備ステップが回
避される。
プルで行なわれる。これにより全血液又は生物学的液体
から多核白血球を分離するための長い予備ステップが回
避される。
【0023】−適切な磁気粒子の使用、並びに補足のた
め及び測定される細胞を運ぶ前記粒子を洗浄するための
選択された方法が簡略化され、洗浄時間が短縮される。
め及び測定される細胞を運ぶ前記粒子を洗浄するための
選択された方法が簡略化され、洗浄時間が短縮される。
【0024】及び −内部標準を非常に簡単に添加できる可能性があるため
測定結果の直接の表示が可能になる。
測定結果の直接の表示が可能になる。
【0025】本発明に従えば、顆粒球を補足し標識する
ために使用される抗体、以後特異性抗体と呼ぶ、は、顆
粒球に特異的な表面抗原に向けられたモノクローナル抗
体である。
ために使用される抗体、以後特異性抗体と呼ぶ、は、顆
粒球に特異的な表面抗原に向けられたモノクローナル抗
体である。
【0026】従って、前記抗原は、顆粒球の表面に存在
するが、他の細胞表面には存在しない。更に、この抗原
は、顆粒球の表面に十分豊富にあり、後者を特異性抗体
によって補足し、標識することが可能である。
するが、他の細胞表面には存在しない。更に、この抗原
は、顆粒球の表面に十分豊富にあり、後者を特異性抗体
によって補足し、標識することが可能である。
【0027】本発明は、正常又は異常なヒト血液又は他
のヒト生物学的液体中の顆粒球の迅速なカウントのため
のキットに関し、前記キットは以下の構成要素を含有す
る。
のヒト生物学的液体中の顆粒球の迅速なカウントのため
のキットに関し、前記キットは以下の構成要素を含有す
る。
【0028】a)任意に標識された特異性抗原を含有す
る決まったの量の顆粒球の希釈剤及び標識剤を含有する
第一の容器。
る決まったの量の顆粒球の希釈剤及び標識剤を含有する
第一の容器。
【0029】b)標識されていないが、同じ特異性抗原
が結合した磁気粒子を含有する第二の容器。
が結合した磁気粒子を含有する第二の容器。
【0030】及び c)磁化された末端部分を有する測定ロッドと呼ばれる
ロッド。
ロッド。
【0031】有利には、本発明に従ったキットは、以下
の1以上の要素も含んでいる。
の1以上の要素も含んでいる。
【0032】d)決定された量の血液又は生物学的液体
を除去するための装置。
を除去するための装置。
【0033】e)洗浄液を含有する装置。
【0034】f)特異性抗体のマーカーを発現するため
の手段−例えば、酵素プローブで標識された特異性抗原
の場合、酵素の発現器を含有する1以上の容器、即ち酵
素のための基質及び適切であれば、酵素の活性を測定す
るために必要な1以上の試薬を含有する1以上の溶液。
の手段−例えば、酵素プローブで標識された特異性抗原
の場合、酵素の発現器を含有する1以上の容器、即ち酵
素のための基質及び適切であれば、酵素の活性を測定す
るために必要な1以上の試薬を含有する1以上の溶液。
【0035】及び g)少なくとも1つの参照ロッドと呼ばれるロッド。こ
のロッドは、個々のロッドで異なるが、決まった量の抗
種ポリクローナル抗体(anti-specires polyclonal ant
ibodies )であって、前記種が、特異性抗原を生じさせ
る動物種であるポリクローナル抗体、又は決まった量の
特異性抗原のどちらかで、その末端部分がコートされて
いる。
のロッドは、個々のロッドで異なるが、決まった量の抗
種ポリクローナル抗体(anti-specires polyclonal ant
ibodies )であって、前記種が、特異性抗原を生じさせ
る動物種であるポリクローナル抗体、又は決まった量の
特異性抗原のどちらかで、その末端部分がコートされて
いる。
【0036】本発明の他の態様において、本キットは、
測定ロッドも参照ロッドも含まないが、補足剤及び標識
剤を含有する容器の外面に適用するとき、その使用に
は、前記容器の内表面に磁気粒子を固定化することを可
能にする磁気棒が含有される。本キットが参照ロッドを
含まないときは、自動装置の助けを借りてカウントする
ことによって測定された公知の数の顆粒球を各々含有す
る別の参照サンプルをキットに加えることが可能であ
る。
測定ロッドも参照ロッドも含まないが、補足剤及び標識
剤を含有する容器の外面に適用するとき、その使用に
は、前記容器の内表面に磁気粒子を固定化することを可
能にする磁気棒が含有される。本キットが参照ロッドを
含まないときは、自動装置の助けを借りてカウントする
ことによって測定された公知の数の顆粒球を各々含有す
る別の参照サンプルをキットに加えることが可能であ
る。
【0037】”決定された量の血液又は生物学的液体を
除去するための装置”は、静脈血のサンプルを取るため
の、針を装着した決まった容積のシリンジ、又は目盛の
ついたキャピラリー管が取付けられた針を意味し、さも
なければ、存在するサンプルから与えられた容積の血液
あるいは生物学的液体を除去するための任意の適切な装
置を意味すると解される。
除去するための装置”は、静脈血のサンプルを取るため
の、針を装着した決まった容積のシリンジ、又は目盛の
ついたキャピラリー管が取付けられた針を意味し、さも
なければ、存在するサンプルから与えられた容積の血液
あるいは生物学的液体を除去するための任意の適切な装
置を意味すると解される。
【0038】本発明に従ったキットで使用される磁気粒
子は、種々の形、即ち球形又は非球形を有する。これら
の最大の大きさは好ましくは、0. 1から20μmの間
である。例として、サイズが0. 1から10μmまで変
化し、0. 8μmの平均値を有するRhone-Poulenc によ
って売り出されているEstapor (登録商標)粒子のよう
なポリスチレンコートされた磁気粒子を挙げることがで
きる。また、Dynal によって売り出されている約2μm
のサイズを有するDynabeads 粒子のような多層複合磁気
粒子を挙げることもできる。
子は、種々の形、即ち球形又は非球形を有する。これら
の最大の大きさは好ましくは、0. 1から20μmの間
である。例として、サイズが0. 1から10μmまで変
化し、0. 8μmの平均値を有するRhone-Poulenc によ
って売り出されているEstapor (登録商標)粒子のよう
なポリスチレンコートされた磁気粒子を挙げることがで
きる。また、Dynal によって売り出されている約2μm
のサイズを有するDynabeads 粒子のような多層複合磁気
粒子を挙げることもできる。
【0039】更なる可能性は、公知の方法、例えばAmer
ican Chemical Society SymposiumSeries, 1982, 200 R
eprographic Tecnology, 553-576 において、M. Ronay
によって説明された方法を用いて調製された磁気材料の
存在下に、欧州特許104101に従ってガンマー線の照射下
でアクリル誘導体を重合することによって調製された粒
子を使用することである。これらの粒子は1から10μ
mの間のサイズを有する。
ican Chemical Society SymposiumSeries, 1982, 200 R
eprographic Tecnology, 553-576 において、M. Ronay
によって説明された方法を用いて調製された磁気材料の
存在下に、欧州特許104101に従ってガンマー線の照射下
でアクリル誘導体を重合することによって調製された粒
子を使用することである。これらの粒子は1から10μ
mの間のサイズを有する。
【0040】特に好ましくは、本発明に従ったキットに
使用される磁気粒子は、0. 5から4μmの間の大きさ
を有する。
使用される磁気粒子は、0. 5から4μmの間の大きさ
を有する。
【0041】磁気粒子にモノクローナル抗体を結合させ
るには、物理吸着又は共有結合が有効である。粒子が、
市場で入手可能であれば、製造主によって提案された手
段を用いるか、さもなければ、欧州特許104101で説明さ
れた手段を使用することが可能である。
るには、物理吸着又は共有結合が有効である。粒子が、
市場で入手可能であれば、製造主によって提案された手
段を用いるか、さもなければ、欧州特許104101で説明さ
れた手段を使用することが可能である。
【0042】磁気粒子を含有する容器は、通常の手順で
製造される。即ち、食塩を加えることによって等張にさ
れ、牛血清アルブミン又は牛胎児血清のような蛋白を含
有するリン酸緩衝液中に、モノクローナル抗体を結合す
る磁気粒子が、約7のpHで置かれる。小量のこの溶液
を容器中に置き、この後、後者を凍結乾燥し、栓をし、
次いで低温(5℃以下)で保存する。小量というのは、
容器の容積よりも約100倍小さいことを意味すると解
される。
製造される。即ち、食塩を加えることによって等張にさ
れ、牛血清アルブミン又は牛胎児血清のような蛋白を含
有するリン酸緩衝液中に、モノクローナル抗体を結合す
る磁気粒子が、約7のpHで置かれる。小量のこの溶液
を容器中に置き、この後、後者を凍結乾燥し、栓をし、
次いで低温(5℃以下)で保存する。小量というのは、
容器の容積よりも約100倍小さいことを意味すると解
される。
【0043】標識された特異性抗体は、放射性同位体標
識、酵素標識、蛍光剤を用いた標識のような当業者に公
知の標識法の任意の一つによって、従来の方法で得るこ
とができる。
識、酵素標識、蛍光剤を用いた標識のような当業者に公
知の標識法の任意の一つによって、従来の方法で得るこ
とができる。
【0044】顆粒球は、10から10μmの大きさであ
り、不規則な形である。即ち、顆粒球は、多数の細胞マ
ーカーあるいは抗原をその表面に有している。CD45
抗体のようなこれらのうちの幾つかは、全ての白血球に
存在し、CD15のような他のものは、顆粒球に特異的
なものである。
り、不規則な形である。即ち、顆粒球は、多数の細胞マ
ーカーあるいは抗原をその表面に有している。CD45
抗体のようなこれらのうちの幾つかは、全ての白血球に
存在し、CD15のような他のものは、顆粒球に特異的
なものである。
【0045】本発明に従った免疫的なアッセイの1つの
独特な態様に対して、CD15細胞抗原が顆粒球を補足
及び標識するために選ばれる。この抗原は、顆粒球の表
面に非常に大量に存在する。
独特な態様に対して、CD15細胞抗原が顆粒球を補足
及び標識するために選ばれる。この抗原は、顆粒球の表
面に非常に大量に存在する。
【0046】従って、これらの細胞の数を決定すること
を目的とした顆粒球の補足及び標識は、抗原に対する親
和性が108 M-1よりも大きい抗−CD15モノクロー
ナル抗体で効果がある。
を目的とした顆粒球の補足及び標識は、抗原に対する親
和性が108 M-1よりも大きい抗−CD15モノクロー
ナル抗体で効果がある。
【0047】本発明の1つの独特な態様において、使用
されるモノクローナル抗体は、アイソタイプIgMの免
疫グロブリンである。このような免疫グロブリン分子
は、10の抗体部位を有するが、アイソタイプIgGの
免疫グロブリン分子は、僅か2の抗体部位を有するのみ
である。
されるモノクローナル抗体は、アイソタイプIgMの免
疫グロブリンである。このような免疫グロブリン分子
は、10の抗体部位を有するが、アイソタイプIgGの
免疫グロブリン分子は、僅か2の抗体部位を有するのみ
である。
【0048】これらが有する多数の結合部位(免疫グロ
ブリンIgGの5倍以上)によって、抗−CD15Ig
Mは、顆粒球の表面に存在するCD15抗原を認識する
ための、従って前記顆粒球を補足するためのより大きな
容量を提供する。更に、抗−CD15IgMは、酵素プ
ローブあるいは放射性同位体プローブからなるより多く
のトレーサー分子を付着することができ、これによっ
て、これらに顆粒球上のCD15抗原を標識するための
非常に高い容量が与えられる。
ブリンIgGの5倍以上)によって、抗−CD15Ig
Mは、顆粒球の表面に存在するCD15抗原を認識する
ための、従って前記顆粒球を補足するためのより大きな
容量を提供する。更に、抗−CD15IgMは、酵素プ
ローブあるいは放射性同位体プローブからなるより多く
のトレーサー分子を付着することができ、これによっ
て、これらに顆粒球上のCD15抗原を標識するための
非常に高い容量が与えられる。
【0049】バイオシス(BIOSYS)によって販売されて
いるSMY 15a抗体は、本発明に従ったアッセイを
行なうのに特に適した免疫グロブリンIgMである。Im
munotechによって販売されている80H5クローン抗−
CD15抗体を使用することも可能である。
いるSMY 15a抗体は、本発明に従ったアッセイを
行なうのに特に適した免疫グロブリンIgMである。Im
munotechによって販売されている80H5クローン抗−
CD15抗体を使用することも可能である。
【0050】顆粒球補足剤及び標識剤は、約7のpHを
有する生理食塩水緩衝液、例えば燐酸緩衝生理食塩水で
あって、前記緩衝液が牛血清アルブミン又は牛胎児血清
のような蛋白を含有する緩衝液中に希釈された抗−CD
15抗体(蛍光性か、又は酵素プローブあるいは放射性
同位体プローブで標識されたもの)を含有した試薬を意
味すると解される。
有する生理食塩水緩衝液、例えば燐酸緩衝生理食塩水で
あって、前記緩衝液が牛血清アルブミン又は牛胎児血清
のような蛋白を含有する緩衝液中に希釈された抗−CD
15抗体(蛍光性か、又は酵素プローブあるいは放射性
同位体プローブで標識されたもの)を含有した試薬を意
味すると解される。
【0051】試薬は、この試薬に含まれる抗−CD15
抗体の濃度が、0. 5から5μg/mlとなるように使
用される。
抗体の濃度が、0. 5から5μg/mlとなるように使
用される。
【0052】洗浄液は、約7のpHを有する生理食塩水
緩衝液、例えば食塩を添加することによって等張にされ
たリン酸緩衝液のような、洗浄するための従来の病理学
的液体を意味すると解される。
緩衝液、例えば食塩を添加することによって等張にされ
たリン酸緩衝液のような、洗浄するための従来の病理学
的液体を意味すると解される。
【0053】”蛍光モノクローナル抗体”という表現
は、抗体が、フルオレセインイソシアネートのような適
切な蛍光色素(fluorochrome)で蛍光性にされたことを
意味する。
は、抗体が、フルオレセインイソシアネートのような適
切な蛍光色素(fluorochrome)で蛍光性にされたことを
意味する。
【0054】”放射性同位体プローブで標識されたモノ
クローナル抗体”という表現は、モノクローナル抗体
が、その構造、例えば構成要素をなすチロシン残基の成
分として、あるいはこれらに結合した適切な基として、
放射性同位体を有することを意味する。そして、前記放
射性同位体は、それらに関連した放射能をカウントする
ことによって前記モノクローナル抗体をアッセイするこ
とを可能にする。
クローナル抗体”という表現は、モノクローナル抗体
が、その構造、例えば構成要素をなすチロシン残基の成
分として、あるいはこれらに結合した適切な基として、
放射性同位体を有することを意味する。そして、前記放
射性同位体は、それらに関連した放射能をカウントする
ことによって前記モノクローナル抗体をアッセイするこ
とを可能にする。
【0055】”酵素プローブで標識されたモノクローナ
ル抗体”という表現は、モノクローナル抗体が、適切な
試薬の使用に関連するとき、このモノクローナル抗体の
定量的測定を可能にする酵素と結合されることを意味す
る。
ル抗体”という表現は、モノクローナル抗体が、適切な
試薬の使用に関連するとき、このモノクローナル抗体の
定量的測定を可能にする酵素と結合されることを意味す
る。
【0056】反応の最終生成物、又は酵素及びこれらの
基質に起因する反応順序が、以下のどちらかになるよう
に基質及び試薬が選択される。
基質に起因する反応順序が、以下のどちらかになるよう
に基質及び試薬が選択される。
【0057】−着色物質又は蛍光物質。これらは、細胞
を取り巻く液体培地に分散し、それぞれ最終的な分光光
度測定あるいは蛍光測定の対象であるか、又は標準化さ
れたシェードの範囲に比較して適切であれば、視覚的な
評価の対象である。
を取り巻く液体培地に分散し、それぞれ最終的な分光光
度測定あるいは蛍光測定の対象であるか、又は標準化さ
れたシェードの範囲に比較して適切であれば、視覚的な
評価の対象である。
【0058】−又は、不溶性着色剤。これは、細胞及び
細胞が結合した支持体に堆積し、反射率分光法(reflec
tance photometry)によって測定されるか、又は標準化
されたシェードの範囲に比較して適切であれば、視覚的
な評価の対象となる。
細胞が結合した支持体に堆積し、反射率分光法(reflec
tance photometry)によって測定されるか、又は標準化
されたシェードの範囲に比較して適切であれば、視覚的
な評価の対象となる。
【0059】蛍光性にされた抗体を使用するとき、細胞
に関連した蛍光は、適切な装置で直接に読みあげられ
る。
に関連した蛍光は、適切な装置で直接に読みあげられ
る。
【0060】例えばヨウ素125のような放射性同位体
プローブを使用するとき、細胞に関する放射能は、任意
の適切な形式に従って、例えばアルカリ性溶液(例えば
水酸化ナトリウム溶液)で細胞を可溶化し、吸収性緩衝
液によって放射能を含む溶液を回収した後に、ガンマー
線計測器でカウントされる。
プローブを使用するとき、細胞に関する放射能は、任意
の適切な形式に従って、例えばアルカリ性溶液(例えば
水酸化ナトリウム溶液)で細胞を可溶化し、吸収性緩衝
液によって放射能を含む溶液を回収した後に、ガンマー
線計測器でカウントされる。
【0061】モノクローナル抗体に酵素プローブを使用
するとき、着色生成物及び蛍光性生成物の出現は、アッ
セイされる抗原をもつ細胞集団が結合されている固体支
持体に、酵素に対する基質及び1以上の補助試薬を含有
する溶液を加えることによって達成される。これらの試
薬によって、培地に溶解する着色生成物あるいは不溶性
着色生成物、又は上で説明した可溶性の蛍光性生成物を
最終生成物として得ることが可能になる。次に、この方
法で処理されたサンプルから得られる光シグナルは、個
々の場合に適した装置、即ち透過光度計(transmission
photometer )、反射光度計、蛍光計によってそれぞれ
測定される。そのほかには、標準化した着色溶液の範囲
が適切であれば、得られた着色も視覚的に評価されう
る。
するとき、着色生成物及び蛍光性生成物の出現は、アッ
セイされる抗原をもつ細胞集団が結合されている固体支
持体に、酵素に対する基質及び1以上の補助試薬を含有
する溶液を加えることによって達成される。これらの試
薬によって、培地に溶解する着色生成物あるいは不溶性
着色生成物、又は上で説明した可溶性の蛍光性生成物を
最終生成物として得ることが可能になる。次に、この方
法で処理されたサンプルから得られる光シグナルは、個
々の場合に適した装置、即ち透過光度計(transmission
photometer )、反射光度計、蛍光計によってそれぞれ
測定される。そのほかには、標準化した着色溶液の範囲
が適切であれば、得られた着色も視覚的に評価されう
る。
【0062】アルカリ性ホスファターゼを酵素プローブ
として使用する場合、この酵素は、Boehringer Mannhei
m-Biochemicaによって提案された方法によってモノクロ
ーナル抗体と結合される。この酵素に対する好ましい基
質は、分光光度法で最終的な読み取りをするためのパラ
ニトロフェニルホスフェート、蛍光計で読み取るための
4−メチルウンベリフェリルホスフェート、又は、不溶
性の反応生成物を与える5−ブロモ−4−クロロインド
ール−3−イルホスフェートである。同様に、β−ガラ
クトシダーゼを酵素プローブとして使用することもでき
る。この場合に、好ましい基質は、β−ガラクトピラノ
シド又は4−メチルウンベリフェリルβ−ガラクトピラ
ノシドである。
として使用する場合、この酵素は、Boehringer Mannhei
m-Biochemicaによって提案された方法によってモノクロ
ーナル抗体と結合される。この酵素に対する好ましい基
質は、分光光度法で最終的な読み取りをするためのパラ
ニトロフェニルホスフェート、蛍光計で読み取るための
4−メチルウンベリフェリルホスフェート、又は、不溶
性の反応生成物を与える5−ブロモ−4−クロロインド
ール−3−イルホスフェートである。同様に、β−ガラ
クトシダーゼを酵素プローブとして使用することもでき
る。この場合に、好ましい基質は、β−ガラクトピラノ
シド又は4−メチルウンベリフェリルβ−ガラクトピラ
ノシドである。
【0063】好ましくは、モノクローナル抗体は、ペル
オキシダーゼと結合されうる。この場合、結合過程は、
W. Knapp, K. Kolubar及びG. Wicks編、免疫蛍光及び関
連染色技術(Immunofluorescence and Related Stainin
g Techniques)Elsebier/North Holland, Amsterdam, 1
978, p.215-224において、M. B. WILSON及びP. K. NAKA
NEによって説明された方法から導かれる。酵素接合体の
調製のための初期プロトコルと比較することによって導
入される変更は、以下の点に関連する。即ち、 −ペルオキシダーゼ/抗体が3に等しく、これはプロト
コルでは2に対比されること、及び −提案された過ヨウ素酸ナトリウム中での33%還元に
よるペルオキシダーゼの糖鎖ユニットの厳密性の低い酸
化、である。
オキシダーゼと結合されうる。この場合、結合過程は、
W. Knapp, K. Kolubar及びG. Wicks編、免疫蛍光及び関
連染色技術(Immunofluorescence and Related Stainin
g Techniques)Elsebier/North Holland, Amsterdam, 1
978, p.215-224において、M. B. WILSON及びP. K. NAKA
NEによって説明された方法から導かれる。酵素接合体の
調製のための初期プロトコルと比較することによって導
入される変更は、以下の点に関連する。即ち、 −ペルオキシダーゼ/抗体が3に等しく、これはプロト
コルでは2に対比されること、及び −提案された過ヨウ素酸ナトリウム中での33%還元に
よるペルオキシダーゼの糖鎖ユニットの厳密性の低い酸
化、である。
【0064】モノクローナル抗体と接合したペルオキシ
ダーゼを発現するために使用される試薬には、酵素に対
する基質である過酸化水素、及び適切なクロモゲン(chr
omogen) 、例えば培地中に溶解し得る着色した最終反応
生成物を得るためのオルトフェニレンジアミン又は2,
2−アジノビス(3−エチルチアゾリン−6−スルホニ
ック)アシッド(ABTS)が含まれ、さもなければ、
不溶性の最終反応生成物を得るための3,3’−ジアミ
ノベンジジ、3−アミノ−9−エチルカルバゾールある
いは4−クロロ−α−ナフトールが含まれ、そのほかに
は、培地に溶解する蛍光性最終反応生成物を得るための
パラヒドロキシフェニルプロピオン酸が含まれる。
ダーゼを発現するために使用される試薬には、酵素に対
する基質である過酸化水素、及び適切なクロモゲン(chr
omogen) 、例えば培地中に溶解し得る着色した最終反応
生成物を得るためのオルトフェニレンジアミン又は2,
2−アジノビス(3−エチルチアゾリン−6−スルホニ
ック)アシッド(ABTS)が含まれ、さもなければ、
不溶性の最終反応生成物を得るための3,3’−ジアミ
ノベンジジ、3−アミノ−9−エチルカルバゾールある
いは4−クロロ−α−ナフトールが含まれ、そのほかに
は、培地に溶解する蛍光性最終反応生成物を得るための
パラヒドロキシフェニルプロピオン酸が含まれる。
【0065】本発明の他の態様はアセチルコリンエステ
ラーゼと結合されたモノクローナル抗体の使用である。
ラーゼと結合されたモノクローナル抗体の使用である。
【0066】アセチルコリンエステラーゼは、好ましく
は、フランス特許No2550799 に記載されたものから誘導
される方法を使用して抗体と結合されるか、又は概略と
して、公知の技術、即ち適切なヘテロ二官能性試薬(he
terobifunctional agent)との反応によって酵素を変化
することによって抗体のフラグメントを調製し、そし
て、最後に、これによって得られた生成物をカップリン
グすることを具備した方法を使用して抗体と結合され
る。免疫酵素接合を構築するための他の公知の方法もこ
の場合使用することができる。
は、フランス特許No2550799 に記載されたものから誘導
される方法を使用して抗体と結合されるか、又は概略と
して、公知の技術、即ち適切なヘテロ二官能性試薬(he
terobifunctional agent)との反応によって酵素を変化
することによって抗体のフラグメントを調製し、そし
て、最後に、これによって得られた生成物をカップリン
グすることを具備した方法を使用して抗体と結合され
る。免疫酵素接合を構築するための他の公知の方法もこ
の場合使用することができる。
【0067】アセチルコリンエステラーゼ接合によって
認識される細胞抗原と特異的に関連した酵素活性の発現
は、好ましくは、酵素に対する基質及びエルマンズ試薬
としてアセチルチオコリンを使用する良く知られた技術
にしたがって行なわれるか、又は実験に即した、例えば
Pradelles 等Anal. Chem., 1985,57,1170-1173に記載さ
れた変化に従ってクロモゲンとして5,5’−ジチオ−
2−ニトロ安息香酸を使用する良く知られた技術にした
がって行なわれる。
認識される細胞抗原と特異的に関連した酵素活性の発現
は、好ましくは、酵素に対する基質及びエルマンズ試薬
としてアセチルチオコリンを使用する良く知られた技術
にしたがって行なわれるか、又は実験に即した、例えば
Pradelles 等Anal. Chem., 1985,57,1170-1173に記載さ
れた変化に従ってクロモゲンとして5,5’−ジチオ−
2−ニトロ安息香酸を使用する良く知られた技術にした
がって行なわれる。
【0068】引用したクロモゲンは、そのものか、又は
水溶性の塩の形で使用される。
水溶性の塩の形で使用される。
【0069】本発明に従った、ロッド(測定ロッド及び
参照ロッド)は、大きさが磁気粒子を含有する容器の大
きさに適した固体支持体である。実際、このロッドは、
前記容器に部分的に浸され、次に容易に引き出せること
が意図されている。従って、末端に磁気を帯した測定ロ
ッドは、アッセイキットの第二の容器に含まれる全ての
磁気粒子を補足することができる。
参照ロッド)は、大きさが磁気粒子を含有する容器の大
きさに適した固体支持体である。実際、このロッドは、
前記容器に部分的に浸され、次に容易に引き出せること
が意図されている。従って、末端に磁気を帯した測定ロ
ッドは、アッセイキットの第二の容器に含まれる全ての
磁気粒子を補足することができる。
【0070】測定ロッドとして、例えば溶血管の大きさ
に適した、約10センチメートルの長さ、約1センチメ
ートルの幅、及び1から2ミリメートルの厚さの平たい
スパチュラが選ばれ得る。
に適した、約10センチメートルの長さ、約1センチメ
ートルの幅、及び1から2ミリメートルの厚さの平たい
スパチュラが選ばれ得る。
【0071】磁気部はスパチュラの両側で約1cm2 の
表面積を覆っている。例えば、アレレック(Arelec)に
よって販売されているFlexor 15 (登録商標)磁気テー
プの適切な形のパッチを用意することが可能である。ま
たロッドの末端部分の内側に磁石をモールドすることも
可能である。
表面積を覆っている。例えば、アレレック(Arelec)に
よって販売されているFlexor 15 (登録商標)磁気テー
プの適切な形のパッチを用意することが可能である。ま
たロッドの末端部分の内側に磁石をモールドすることも
可能である。
【0072】1又は2以上の参照ロッドは、好ましくは
測定ロッドと同じ長さを有するが、それよりもほそい。
また、それらの横断面は、例えば円形(直径で約2m
m)である。更に、測定ロッド及び参照ロッドは、これ
らを補足、標識、及び洗浄操作で一緒に操作することが
可能となるように一端でしっかりと固定されている。こ
れらは、本来の測定前に容易に分離することができる。
言い換えれば、それぞれのロッドで、免疫酵素標識の場
合には、抗体と結合された酵素活性の発現が行なえ、ま
た、放射性同位元素標識の場合には放射能のカウントが
行なえる。
測定ロッドと同じ長さを有するが、それよりもほそい。
また、それらの横断面は、例えば円形(直径で約2m
m)である。更に、測定ロッド及び参照ロッドは、これ
らを補足、標識、及び洗浄操作で一緒に操作することが
可能となるように一端でしっかりと固定されている。こ
れらは、本来の測定前に容易に分離することができる。
言い換えれば、それぞれのロッドで、免疫酵素標識の場
合には、抗体と結合された酵素活性の発現が行なえ、ま
た、放射性同位元素標識の場合には放射能のカウントが
行なえる。
【0073】決められた量の精製又は未精製CD15抗
原は参照ロッドの末端部に、例えば、物理吸着あるいは
共有結合で結合される。また、決まった量の抗種抗体
(anti-species antibody )であって、前記種が、使用
されるCD15モノクローナル抗体を発生する動物種で
ある抗体(例えば抗−CD15抗体がねずみ由来である
場合には、抗−マウス免疫グロブリン抗体)を結合する
ことも可能である。
原は参照ロッドの末端部に、例えば、物理吸着あるいは
共有結合で結合される。また、決まった量の抗種抗体
(anti-species antibody )であって、前記種が、使用
されるCD15モノクローナル抗体を発生する動物種で
ある抗体(例えば抗−CD15抗体がねずみ由来である
場合には、抗−マウス免疫グロブリン抗体)を結合する
ことも可能である。
【0074】実際に、本発明に従えば、希釈剤及び標識
剤に存在する、酵素又は放射性同位元素プローブで標識
した既知量の抗−CD15抗体を参照ロッドで補足する
ことが意図される。
剤に存在する、酵素又は放射性同位元素プローブで標識
した既知量の抗−CD15抗体を参照ロッドで補足する
ことが意図される。
【0075】参照ロッドに結合したCD15抗原及び非
同種抗体の量は、あらかじめ決定される。その結果、本
発明に従った方法の最後で決定され得るシグナルは、分
析を受けたサンプル中の顆粒球の数の閾値に対応する。
同種抗体の量は、あらかじめ決定される。その結果、本
発明に従った方法の最後で決定され得るシグナルは、分
析を受けたサンプル中の顆粒球の数の閾値に対応する。
【0076】幾つかの参照ロッドを使用するとき、個々
の1つは異なった量のCD15抗原又は抗種抗体でコー
トされる。その結果、本工程の最後でそれぞれの参照ロ
ッドに対して測定されうるシグナルは、顆粒球の数に関
しては異なった値に対応する。
の1つは異なった量のCD15抗原又は抗種抗体でコー
トされる。その結果、本工程の最後でそれぞれの参照ロ
ッドに対して測定されうるシグナルは、顆粒球の数に関
しては異なった値に対応する。
【0077】血液サンプル中の顆粒球がカウントされる
とき、例えば、健康な験体中でカウントされる顆粒球の
平均値に対する最小値に対応する閾値、即ち1mm3 の
血液当たり約2000の細胞を選択することができる。
また、より厳密な顆粒球減少症に対応するより低い値、
即ち例えば、1mm3 の血液当たり500から1000
のあいだの細胞を選択することもできる。
とき、例えば、健康な験体中でカウントされる顆粒球の
平均値に対する最小値に対応する閾値、即ち1mm3 の
血液当たり約2000の細胞を選択することができる。
また、より厳密な顆粒球減少症に対応するより低い値、
即ち例えば、1mm3 の血液当たり500から1000
のあいだの細胞を選択することもできる。
【0078】測定ロッドの磁化部分への細胞の接近を妨
げてはならない。この前提のために、参照ロッドが測定
ロッドより細くなっており、またこれ等のロッドは、夫
々が適切な幾何学的配置を取ることによって、お互いに
接触することを防止するようになっている。例えば、他
のロッドに向けて突き出ている一つのロッドのふくらみ
があることによって、これらのロッドを所定の距離、例
えば1から2ミリメーター離して保持することが可能に
なる。
げてはならない。この前提のために、参照ロッドが測定
ロッドより細くなっており、またこれ等のロッドは、夫
々が適切な幾何学的配置を取ることによって、お互いに
接触することを防止するようになっている。例えば、他
のロッドに向けて突き出ている一つのロッドのふくらみ
があることによって、これらのロッドを所定の距離、例
えば1から2ミリメーター離して保持することが可能に
なる。
【0079】ロッドを互いに一時的に固定する装置は、
測定ロッドの磁化部分とは反対側の端部上か、又は抗種
抗体あるいはCD15抗原を付着した部分とは反対側の
参照ロッド上のどちらかに配置される。
測定ロッドの磁化部分とは反対側の端部上か、又は抗種
抗体あるいはCD15抗原を付着した部分とは反対側の
参照ロッド上のどちらかに配置される。
【0080】2つのロッドの1つの独特の態様は、図1
及び1aに示されている。ここで、(1)は、その低部
に磁化部分(2)を有する測定ロッドを表わす。(3)
は、抗マウス免疫グロブリン抗体でコートした領域
(4)をその低部に具備した参照ロッドを表わす。
及び1aに示されている。ここで、(1)は、その低部
に磁化部分(2)を有する測定ロッドを表わす。(3)
は、抗マウス免疫グロブリン抗体でコートした領域
(4)をその低部に具備した参照ロッドを表わす。
【0081】ロッド(1)及び(3)は、これらを分離
できる方法でお互いを固定することが可能な雄部及び雌
部からなる結合手段(5a及び5b)を具備している。
できる方法でお互いを固定することが可能な雄部及び雌
部からなる結合手段(5a及び5b)を具備している。
【0082】図1aは、アッセイ操作中にお互いを固定
するロッド(1)及び(3)を示しており、前記ロッド
は、反応培地又は洗浄液(7)を含有する管のような容
器(6)に挿入される。更に、ロッドの1つは、他のロ
ッドに向けて突き出しているふくらみ(8)を有してい
る。このロッドは、半球状のグリップ(9)を有しう
る。
するロッド(1)及び(3)を示しており、前記ロッド
は、反応培地又は洗浄液(7)を含有する管のような容
器(6)に挿入される。更に、ロッドの1つは、他のロ
ッドに向けて突き出しているふくらみ(8)を有してい
る。このロッドは、半球状のグリップ(9)を有しう
る。
【0083】本発明の一つの態様において、使用される
洗浄装置は、洗浄液を含有した別の容器からなる。この
容器には、測定ロッド及びもし適切であれば1又は2以
上の参照ロッドが浸され、それ(又はそれら)がしっか
りと固定される。選択される洗浄容器の大きさは、磁気
粒子を含有するアッセイキットの第2の容器の大きさと
同じであり得る。更に洗浄は、測定ロッド及びもし適切
であれば、1又は2以上の参照ロッドを、洗浄液を含有
した個々の容器に順次浸すことによって行なわれる。
洗浄装置は、洗浄液を含有した別の容器からなる。この
容器には、測定ロッド及びもし適切であれば1又は2以
上の参照ロッドが浸され、それ(又はそれら)がしっか
りと固定される。選択される洗浄容器の大きさは、磁気
粒子を含有するアッセイキットの第2の容器の大きさと
同じであり得る。更に洗浄は、測定ロッド及びもし適切
であれば、1又は2以上の参照ロッドを、洗浄液を含有
した個々の容器に順次浸すことによって行なわれる。
【0084】他の態様として、使用される洗浄装置は、
1回のアッセイに必要な洗浄液の全量を含有する容器か
らなり得、前記装置は循環システムを有している。更
に、これは、洗浄溶液が流れる磁気粒子を含有した容器
(第二の容器)にはめることができうる。その場合に、
磁気粒子を含有する容器も循環装置を具備する。洗浄液
の流れは、アッセイキットの第二の容器に置かれる測定
ロッド及び、もし適切であれば、1又は2以上の参照ロ
ッドを洗浄することができる。
1回のアッセイに必要な洗浄液の全量を含有する容器か
らなり得、前記装置は循環システムを有している。更
に、これは、洗浄溶液が流れる磁気粒子を含有した容器
(第二の容器)にはめることができうる。その場合に、
磁気粒子を含有する容器も循環装置を具備する。洗浄液
の流れは、アッセイキットの第二の容器に置かれる測定
ロッド及び、もし適切であれば、1又は2以上の参照ロ
ッドを洗浄することができる。
【0085】本発明は、更に本発明に従ったキットを使
用して顆粒球を迅速にカウントするための方法に関す
る。これには、以下のことが包含される。
用して顆粒球を迅速にカウントするための方法に関す
る。これには、以下のことが包含される。
【0086】a)決まった量のヒト血液あるいは生物学
的液体を、特異性抗体であって、この特異性抗体が従来
の方法で標識されているものを含有する固定された量の
顆粒細胞希釈剤及び標識剤と混合すること。
的液体を、特異性抗体であって、この特異性抗体が従来
の方法で標識されているものを含有する固定された量の
顆粒細胞希釈剤及び標識剤と混合すること。
【0087】b)得られたサンプルを、同じ特異性抗体
であるが、標識されていない抗体を結合した磁気粒子を
含有する装置中に移動し、該容器内でそれらを振るこ
と。 c)磁化末端部分に与えられた測定ロッド、及び、もし
適切であれば、少なくとも1つの参照ロッドを容器に導
入すること。ここで、前記参照ロッドは、その末端部分
が、決まった量の抗種ポリクローナル抗体であって、前
記種が特異性抗体を発生する動物種である抗体か、又は
決まった量の特異性抗原のどちらかでコートされた参照
ロッドである。
であるが、標識されていない抗体を結合した磁気粒子を
含有する装置中に移動し、該容器内でそれらを振るこ
と。 c)磁化末端部分に与えられた測定ロッド、及び、もし
適切であれば、少なくとも1つの参照ロッドを容器に導
入すること。ここで、前記参照ロッドは、その末端部分
が、決まった量の抗種ポリクローナル抗体であって、前
記種が特異性抗体を発生する動物種である抗体か、又は
決まった量の特異性抗原のどちらかでコートされた参照
ロッドである。
【0088】d)反応時間の後に、測定ロッド及び適切
であれば、1又は2以上の参照ロッドを引き出し、測定
ロッド及び適切であれば参照ロッド又はロッド等を洗浄
すること。及び e)顆粒球を実際にカウントすること。
であれば、1又は2以上の参照ロッドを引き出し、測定
ロッド及び適切であれば参照ロッド又はロッド等を洗浄
すること。及び e)顆粒球を実際にカウントすること。
【0089】本発明に従った方法の他の態様において、
ステップa)及びb)は交換しうる。
ステップa)及びb)は交換しうる。
【0090】ステップd)に記載した反応時間は1から
5分の間である。
5分の間である。
【0091】ステップd)で、洗浄は、洗浄溶液の流れ
で、又は洗浄液を含有する容器中に順次沈めることによ
って、それぞれの容器中で5から10秒間で行なわれ
る。
で、又は洗浄液を含有する容器中に順次沈めることによ
って、それぞれの容器中で5から10秒間で行なわれ
る。
【0092】本発明の1つの独特の態様において、使用
される特異性抗原は抗−CD15モノクローナル抗体で
ある。これは、物理吸着又は共有結合によって磁気粒子
に結合する。特異性抗原が酵素プローブで標識された場
合、本発明に従った方法も酵素に対する基質、及び、も
し必要であれば、1以上の補助試薬を有する測定ロッド
を処理することが包含される。もし適切であれば、次に
参照ロッドにも同様な処理が適用される。
される特異性抗原は抗−CD15モノクローナル抗体で
ある。これは、物理吸着又は共有結合によって磁気粒子
に結合する。特異性抗原が酵素プローブで標識された場
合、本発明に従った方法も酵素に対する基質、及び、も
し必要であれば、1以上の補助試薬を有する測定ロッド
を処理することが包含される。もし適切であれば、次に
参照ロッドにも同様な処理が適用される。
【0093】測定ロッドに結合した顆粒球の実際の測定
は、特異性抗原を標識した方法に依存する。例えば、実
際の測定は、結合した放射能をカウントすることによっ
て、又は別の方法として、伝導あるいは反射光測定法、
蛍光放出の測定、標準化シグナルの範囲と比較して適当
であれば視覚的評価によって行なわれる。適切であれ
ば、1又は2以上の参照ロッドから生じる光測定シグナ
ル又は放射能シグナルの測定は、同様な方法で行なわ
れ、その後、1又は2以上の参照ロッドから生じる光測
定シグナル又は放射能シグナルを測定ロッドからのシグ
ナルと比較する。
は、特異性抗原を標識した方法に依存する。例えば、実
際の測定は、結合した放射能をカウントすることによっ
て、又は別の方法として、伝導あるいは反射光測定法、
蛍光放出の測定、標準化シグナルの範囲と比較して適当
であれば視覚的評価によって行なわれる。適切であれ
ば、1又は2以上の参照ロッドから生じる光測定シグナ
ル又は放射能シグナルの測定は、同様な方法で行なわ
れ、その後、1又は2以上の参照ロッドから生じる光測
定シグナル又は放射能シグナルを測定ロッドからのシグ
ナルと比較する。
【0094】本発明の1つの独特の態様では、使用され
る1又は2以上の参照ロッドは、測定ロッドにしっかり
固定される。この場合、別のロッドの分離は、ステップ
d)に続いてステップd1)で行なわれる。
る1又は2以上の参照ロッドは、測定ロッドにしっかり
固定される。この場合、別のロッドの分離は、ステップ
d)に続いてステップd1)で行なわれる。
【0095】本発明に従って、幾つかのロッドが使用さ
れ得る。一つは、測定ロッドと呼ばれるものであり、も
う一方あるいはほかのものは、参照ロッドと呼ばれる。
後者によって、顆粒球の数に対する1又は幾つかの値の
結果を知ることが可能になる。従って、サンプルに存在
する顆粒球を正確にカウントすることが望まれるとき、
測定ロッドによって付着された標識細胞による吸光度が
本方法の最後で測定され、もし適切であれば、1又は2
以上の参照ロッドで発生した吸光度の測定値が、内部標
準として使用される。アッセイされたサンプル中の顆粒
球の数を、選ばれた1又は2以上の閾値と比較すること
が望まれる場合には、それぞれのロッドで得られた着色
を視覚的に比較することで十分である。
れ得る。一つは、測定ロッドと呼ばれるものであり、も
う一方あるいはほかのものは、参照ロッドと呼ばれる。
後者によって、顆粒球の数に対する1又は幾つかの値の
結果を知ることが可能になる。従って、サンプルに存在
する顆粒球を正確にカウントすることが望まれるとき、
測定ロッドによって付着された標識細胞による吸光度が
本方法の最後で測定され、もし適切であれば、1又は2
以上の参照ロッドで発生した吸光度の測定値が、内部標
準として使用される。アッセイされたサンプル中の顆粒
球の数を、選ばれた1又は2以上の閾値と比較すること
が望まれる場合には、それぞれのロッドで得られた着色
を視覚的に比較することで十分である。
【0096】従来的には、例えば、ペルオキシダーゼの
活性は20分間で発現される。一方、アルカリ性ホスフ
ァターゼの活性は約2時間で発現される(欧州特許3114
92)。得られた着色の強度(吸光度)は、次に光測定器
によって測定される。
活性は20分間で発現される。一方、アルカリ性ホスフ
ァターゼの活性は約2時間で発現される(欧州特許3114
92)。得られた着色の強度(吸光度)は、次に光測定器
によって測定される。
【0097】本発明に従って、測定ロッドと1又は2以
上の参照ロッドの間の吸光度の差を視覚的に測定するた
めには、ペルオキシダーゼの発現時間は2分で十分であ
ることが見い出された。また、この発現時間は、測定ロ
ッドによって運ばれる細胞の吸光度を測定するのにも十
分である。その上、標識に使用された任意の酵素に対し
て、免疫測定的アッセイに従来提案された発現時間は、
実質的に短縮されうる。
上の参照ロッドの間の吸光度の差を視覚的に測定するた
めには、ペルオキシダーゼの発現時間は2分で十分であ
ることが見い出された。また、この発現時間は、測定ロ
ッドによって運ばれる細胞の吸光度を測定するのにも十
分である。その上、標識に使用された任意の酵素に対し
て、免疫測定的アッセイに従来提案された発現時間は、
実質的に短縮されうる。
【0098】本発明の1つの独特の態様において、血液
サンプル中の顆粒球は、測定ロッド及び参照ロッドを含
有し、しかも抗−CD15モノクローナル抗体が、ペル
オキシダーゼで標識されたアイソタイプMの免疫グロブ
リンである本発明に従ったキットを使用して、本発明に
従った方法によってカウントされる。この場合、本方法
の種々のステップが以下に示した近似時間で行なわれ
る。
サンプル中の顆粒球は、測定ロッド及び参照ロッドを含
有し、しかも抗−CD15モノクローナル抗体が、ペル
オキシダーゼで標識されたアイソタイプMの免疫グロブ
リンである本発明に従ったキットを使用して、本発明に
従った方法によってカウントされる。この場合、本方法
の種々のステップが以下に示した近似時間で行なわれ
る。
【0099】ステップa):15秒 ステップb):15秒 ステップd):2分30秒 抗−CD15抗体が酵素プローブで標識される場合、測
定ロッドが酵素に対する基質で処理されるステップは2
分以下である。同様なことが、もし適切であれば、1又
は2以上の参照ロッドの処理に適用される。
定ロッドが酵素に対する基質で処理されるステップは2
分以下である。同様なことが、もし適切であれば、1又
は2以上の参照ロッドの処理に適用される。
【0100】従って、予備実行時間は6分以下である。
【0101】
【実施例】以下の例では、次の用語、又は略語を無差別
に使用する。
に使用する。
【0102】BSA: 牛血清アルブミン PBS: pH7.4での燐酸緩衝生理食塩水 IgG: 免疫グロブリンG IgM: 免疫グロブリンM cpm: 1分当たりのカウント数 dpm: 1分当たりの崩壊数 EDTA: エチレンジアミン四酢酸 POD: ペルオキシダーゼ 例1 ヒト血液サンプル中の顆粒球の測定 A)アッセイキットの調製 a)磁気粒子の調製 手順は、欧州特許104101と同じであり磁気酸化物を添加
した。
した。
【0103】以下のものを含んだ溶液が調製された。
【0104】−3. 8mlのメタアクリル酸 −121. 9mlの、N,N’−メチレンビスアクリル
アミドを1リットル当たり20g含有する水溶液 −88. 1mlのアクロレイン −93. 2mlのヒドロキシエチルメタアクリレート −193mlの水。
アミドを1リットル当たり20g含有する水溶液 −88. 1mlのアクロレイン −93. 2mlのヒドロキシエチルメタアクリレート −193mlの水。
【0105】従って、保存溶液と呼ばれるこの溶液は、
37. 5容積%のモノマーを含有する。
37. 5容積%のモノマーを含有する。
【0106】1リットル当たり18. 8gに希釈された
Atochem −Forafac (登録商標)1157−によって標
識されたフッ素化された界面活性剤。
Atochem −Forafac (登録商標)1157−によって標
識されたフッ素化された界面活性剤。
【0107】Ferrofluidics から販売されているEGM
805(登録商標)が磁気酸化物として使用される。
805(登録商標)が磁気酸化物として使用される。
【0108】以下のものが18. 8mlの密封管中で混
合される。
合される。
【0109】−2. 5mlの保存溶液 −0. 1mlの界面活性剤溶液 −1mlのEGM805(登録商標) −必要な量の水 窒素気流が通された後、反応媒体を液体窒素で凍らせ、
アンプルを真空下で密封する。
アンプルを真空下で密封する。
【0110】コバルトの入った鉛容器(60Co)からの
γ線を用い、60krad/hour で3時間照射することによ
って重合を行なう。
γ線を用い、60krad/hour で3時間照射することによ
って重合を行なう。
【0111】得られた磁気粒子の直径は1から10μm
であった。
であった。
【0112】b)磁気粒子を含有する管の調製。
【0113】使用される磁気粒子は、ステップa)で調
製された粒子か、又はEstapor (登録商標)0. 8μm
の平均直径を有するRhone-Poulenc によって販売されて
いる、商品番号M1 .070/40のラテックス粒子で
ある。これらの粒子は、CD15に特異的な抗体と結合
される。選ばれる抗体は、Biosysから発売されているア
イソタイプMの抗体SMY 15aである。ラテックス
粒子は、以下に示した手段で抗体に結合される。
製された粒子か、又はEstapor (登録商標)0. 8μm
の平均直径を有するRhone-Poulenc によって販売されて
いる、商品番号M1 .070/40のラテックス粒子で
ある。これらの粒子は、CD15に特異的な抗体と結合
される。選ばれる抗体は、Biosysから発売されているア
イソタイプMの抗体SMY 15aである。ラテックス
粒子は、以下に示した手段で抗体に結合される。
【0114】0. 1mlの10%ラテックス粒子懸濁液
を硝子管に置く。1mlのPBSの抗体の溶液1mgを
加え、次に混合物を30分56℃で振とうする。4℃で
1日後、これを30から60分遠心器にかけ(15・1
03 rpm,4℃)、次に1mlのPBSで洗浄し、再
度遠心した。最後に、残渣を、0. 2%のBSAを含有
する1mlのPBSで飽和した。
を硝子管に置く。1mlのPBSの抗体の溶液1mgを
加え、次に混合物を30分56℃で振とうする。4℃で
1日後、これを30から60分遠心器にかけ(15・1
03 rpm,4℃)、次に1mlのPBSで洗浄し、再
度遠心した。最後に、残渣を、0. 2%のBSAを含有
する1mlのPBSで飽和した。
【0115】これによって得られた粒子を、0. 2%の
牛アルブミンを含有する1mlの燐酸緩衝生理食塩水に
置いた。25μlのこの混合物を、5mlの容積を有す
る溶血反応管に導入した。この方法で調製された管は、
凍結乾燥され、栓をされ、次いで、封をされたプラスチ
ックバッグ中で、+4℃で保存される。
牛アルブミンを含有する1mlの燐酸緩衝生理食塩水に
置いた。25μlのこの混合物を、5mlの容積を有す
る溶血反応管に導入した。この方法で調製された管は、
凍結乾燥され、栓をされ、次いで、封をされたプラスチ
ックバッグ中で、+4℃で保存される。
【0116】c)モノクローナル抗体/ペルオキシダー
ゼ接合体の溶液を含有する装置の調製。
ゼ接合体の溶液を含有する装置の調製。
【0117】Boeringer Mannheim Biochemica (商品番
号814393)によって販売されているペルオキシダーゼ
(POD)を使用した。
号814393)によって販売されているペルオキシダーゼ
(POD)を使用した。
【0118】抗体とペルオキシダーゼを結合する方法
は、0. 36mlの蒸留水中の1. 5mgのPODをペ
ルオキシダーゼの酸化に使用したこと、及び50μlの
過塩素酸ナトリウム溶液を加えたこと以外、免疫蛍光及
び関連染色技術(Immunofluorescence and Related Sta
ining Techniques)(W. Knapp, K. Kolubar 及びG. Wic
ks編、Elsebier/North Holland, Amsterdam, 1978, p.2
15-224) において、M. B. WILSON及びP. K. NAKANEによ
って説明されたものである。生成物は、500μlの炭
酸塩緩衝液に含まれる2mgの抗−CD15抗体IgM
と結合される。水素化硼素ナトリウムで処理し、PBS
に対して透析した後、IgM/POD接合物は、0. 2
2μmの膜で濾過することによって殺菌される。
は、0. 36mlの蒸留水中の1. 5mgのPODをペ
ルオキシダーゼの酸化に使用したこと、及び50μlの
過塩素酸ナトリウム溶液を加えたこと以外、免疫蛍光及
び関連染色技術(Immunofluorescence and Related Sta
ining Techniques)(W. Knapp, K. Kolubar 及びG. Wic
ks編、Elsebier/North Holland, Amsterdam, 1978, p.2
15-224) において、M. B. WILSON及びP. K. NAKANEによ
って説明されたものである。生成物は、500μlの炭
酸塩緩衝液に含まれる2mgの抗−CD15抗体IgM
と結合される。水素化硼素ナトリウムで処理し、PBS
に対して透析した後、IgM/POD接合物は、0. 2
2μmの膜で濾過することによって殺菌される。
【0119】SMY 15a抗体/ペルオキシダーゼ接
合体は、PBSと牛胎児血清の等量混合物の1mlあた
り2μlの抗体の濃度で、400μlの、いつでも使用
できる試薬の単位投与量でパッケージ化される。これ
は、5mlの溶血反応管か、Becton-Dickinsonによって
販売されている商品番号5826のUnopette(登録商標)装
置にパッケージ化される。
合体は、PBSと牛胎児血清の等量混合物の1mlあた
り2μlの抗体の濃度で、400μlの、いつでも使用
できる試薬の単位投与量でパッケージ化される。これ
は、5mlの溶血反応管か、Becton-Dickinsonによって
販売されている商品番号5826のUnopette(登録商標)装
置にパッケージ化される。
【0120】d)発現試薬の調製 810mgのオルトフェニレンジアミン二塩酸塩を25
mlのPBSに溶解し、50μlのこの溶液をそれぞれ
含有する5mlの溶血反応管を調製した。この管を凍結
乾燥し、栓をし、+4℃で封をしたプラスチックバッグ
に保存した。使用する直前に、Pasteur Sanofi Diagnos
ticsによって販売されている600μlの発現溶液、即
ちクエン酸緩衝液及び過酸化水素(酵素に対する基質)
をそれぞれの管に添加した。
mlのPBSに溶解し、50μlのこの溶液をそれぞれ
含有する5mlの溶血反応管を調製した。この管を凍結
乾燥し、栓をし、+4℃で封をしたプラスチックバッグ
に保存した。使用する直前に、Pasteur Sanofi Diagnos
ticsによって販売されている600μlの発現溶液、即
ちクエン酸緩衝液及び過酸化水素(酵素に対する基質)
をそれぞれの管に添加した。
【0121】e)測定ロッドの調製。
【0122】Safaa によって販売されている白色のプラ
スチック製の10センチの長さのスパチュラを使用し
た。個々のスパチュラの端で、Arelec(商品番号:Flex
or 15,15/10e )によって販売されている、直径で8m
mの、のりや水を使わずに接着できる1パッチの磁気テ
ープを両側に固定した。スパチュラを1分間蒸留水及び
Paragem (フランス)によって販売されているManisoft
(登録商標)洗浄剤で洗浄し、蒸留水で軽く洗浄し、次
に乾燥して、アルミニウムバッグに保存する。
スチック製の10センチの長さのスパチュラを使用し
た。個々のスパチュラの端で、Arelec(商品番号:Flex
or 15,15/10e )によって販売されている、直径で8m
mの、のりや水を使わずに接着できる1パッチの磁気テ
ープを両側に固定した。スパチュラを1分間蒸留水及び
Paragem (フランス)によって販売されているManisoft
(登録商標)洗浄剤で洗浄し、蒸留水で軽く洗浄し、次
に乾燥して、アルミニウムバッグに保存する。
【0123】f)参照ロッドの調製。
【0124】Somater によって販売されている10cm
の長さで、2ミリメートルの直径のプラスチック製のス
パチュラを使用した。抗−マウス免疫グロブリン抗体
を、以下の手段によってこのロッドの一端に吸着した。
即ち、ロッドの一端(5mmの高さ)を、PBSに溶解
した抗体の4μg/mlを含有する溶液に4℃で12時
間浸し、次にロッドをPBS中の0. 2%牛アルブミン
溶液に10分間浸して、最後に乾燥した。
の長さで、2ミリメートルの直径のプラスチック製のス
パチュラを使用した。抗−マウス免疫グロブリン抗体
を、以下の手段によってこのロッドの一端に吸着した。
即ち、ロッドの一端(5mmの高さ)を、PBSに溶解
した抗体の4μg/mlを含有する溶液に4℃で12時
間浸し、次にロッドをPBS中の0. 2%牛アルブミン
溶液に10分間浸して、最後に乾燥した。
【0125】g)洗浄管の調製。
【0126】4mlのPBSを何本かの5ml溶血反応
管に導入し、次にこの管を閉じた。これによってこの管
はいつでも使用できる。
管に導入し、次にこの管を閉じた。これによってこの管
はいつでも使用できる。
【0127】B)血液サンプルのアッセイ a)顆粒球の標識及び補足。
【0128】抗凝固剤に採取された44μlの血液を抗
体/POD接合体を含有するステップAのc)で調製し
た管に置き、内容物を5秒間混合した。血液は、針を取
付けたシリンジによって採取された静脈血か、又はBect
on-Dickinsonによって販売されている装置である商品番
号6357のMicrotainer (登録商標)針によって指の先か
ら採取された毛細管血である。
体/POD接合体を含有するステップAのc)で調製し
た管に置き、内容物を5秒間混合した。血液は、針を取
付けたシリンジによって採取された静脈血か、又はBect
on-Dickinsonによって販売されている装置である商品番
号6357のMicrotainer (登録商標)針によって指の先か
ら採取された毛細管血である。
【0129】抗体/POD接合体溶液を含有するUnopet
te(登録商標)装置を使用するとき、製造元(Becton-D
ickinson)によって提案されている毛細管は44μlの
血液を導入するために使用される。
te(登録商標)装置を使用するとき、製造元(Becton-D
ickinson)によって提案されている毛細管は44μlの
血液を導入するために使用される。
【0130】ステップAのb)で調製された磁気粒子を
含有する栓をされた管をあけ、あらかじめ調製した血液
と抗体/POD接合体の混合物、即ち全量で444μl
を素早くその中に置く。内容物を15秒間振とうし、次
いでステップAのe)で調製した測定ロッド及びステッ
プAのf)で調製した参照ロッドを管に導入し、ロッド
を2分30秒間管中に放置する。
含有する栓をされた管をあけ、あらかじめ調製した血液
と抗体/POD接合体の混合物、即ち全量で444μl
を素早くその中に置く。内容物を15秒間振とうし、次
いでステップAのe)で調製した測定ロッド及びステッ
プAのf)で調製した参照ロッドを管に導入し、ロッド
を2分30秒間管中に放置する。
【0131】操作は2×8のサンプルで行なわれる。
【0132】b)洗浄及び酵素活性の発現。
【0133】ロッドを標識管から引き出し、次いで4秒
間上下にゆすることによって洗浄し、順次1管当たり5
秒の割合、即ち全体で20秒で管を洗浄する。
間上下にゆすることによって洗浄し、順次1管当たり5
秒の割合、即ち全体で20秒で管を洗浄する。
【0134】ロッドはまた、20秒間洗浄液の流れでも
洗浄され得る。次に個々のロッドを600μlの発現溶
液を加えたステップAのd)で調製したオルトフェニレ
ンジアミンを含有した発現管に浸す。
洗浄され得る。次に個々のロッドを600μlの発現溶
液を加えたステップAのd)で調製したオルトフェニレ
ンジアミンを含有した発現管に浸す。
【0135】c)結果。
【0136】2分後、測定されたサンプルのための測定
ロッドから発生する発現培地の黄色い発色が、参照ロッ
ドから発生するものよりも非常に濃くなることが見い出
される。
ロッドから発生する発現培地の黄色い発色が、参照ロッ
ドから発生するものよりも非常に濃くなることが見い出
される。
【0137】更に、発現培地の吸光度を、450nmの
波長で、校正された分光光度計によって200μlの溶
液で測定した。
波長で、校正された分光光度計によって200μlの溶
液で測定した。
【0138】健康な提供者から採取された2×8のサン
プルを測定した。個々の提供者には、2つのサンプル、
即ち静脈血及び毛細管血を設定した。
プルを測定した。個々の提供者には、2つのサンプル、
即ち静脈血及び毛細管血を設定した。
【0139】また、1mm3 の血液に含まれる顆粒球の
数は、自動測定器によって個々のサンプルの静脈血に対
して測定された。この測定は、Diagnostic System によ
って販売されているOrtho ELT 8 装置で細胞を自動的に
カウントすることによって行なわれた。Hematrak(登録
商標)装置も白血球部分集団の割合を決定するために使
用される。
数は、自動測定器によって個々のサンプルの静脈血に対
して測定された。この測定は、Diagnostic System によ
って販売されているOrtho ELT 8 装置で細胞を自動的に
カウントすることによって行なわれた。Hematrak(登録
商標)装置も白血球部分集団の割合を決定するために使
用される。
【0140】結果を以下の表1に示した。
【0141】
【表1】 表1は、測定結果が静脈血及び毛細管血で同じであるこ
とを示す。更に、それぞれのサンプルに対して測定され
た吸光度と同じサンプルに対してカウントされた顆粒球
細胞の数との間の相関係数の値rを計算した。この係数
rは静脈血のサンプルに対して0. 955であり、毛細
管血のサンプルで0. 943である。
とを示す。更に、それぞれのサンプルに対して測定され
た吸光度と同じサンプルに対してカウントされた顆粒球
細胞の数との間の相関係数の値rを計算した。この係数
rは静脈血のサンプルに対して0. 955であり、毛細
管血のサンプルで0. 943である。
【0142】例2 全血液中の顆粒球を補足する方法の有効性 まず最初に、1mm3 中に存在する顆粒球の数は、健康
な提供者から採取した5つの血液サンプルを自動測定す
ることによって測定した。次に、同様な測定を、例1で
示したような磁気粒子による補足法を適用した後に行っ
た。それぞれのサンプルに対して、補足された顆粒球の
割合を、磁気粒子による細胞の補足の前後でカウントさ
れた顆粒球数の差として得た。
な提供者から採取した5つの血液サンプルを自動測定す
ることによって測定した。次に、同様な測定を、例1で
示したような磁気粒子による補足法を適用した後に行っ
た。それぞれのサンプルに対して、補足された顆粒球の
割合を、磁気粒子による細胞の補足の前後でカウントさ
れた顆粒球数の差として得た。
【0143】これらの実験で、磁気粒子及び顆粒球は、
例1で説明した手段によって磁化ロッドを用いて、ある
いは管の外に置かれた磁気棒からなる固定された磁石に
よって反応培地から分離される。
例1で説明した手段によって磁化ロッドを用いて、ある
いは管の外に置かれた磁気棒からなる固定された磁石に
よって反応培地から分離される。
【0144】得られた結果を以下の表2に示した。
【0145】
【表2】 表2に示された結果の観測から、本発明に従った技術に
よって補足された顆粒球の割合が、血液サンプルに存在
する顆粒球の数に関係なく、更に補足のために選択され
た磁石のタイプに関係なく高い(97から100%)こ
とがわかる。
よって補足された顆粒球の割合が、血液サンプルに存在
する顆粒球の数に関係なく、更に補足のために選択され
た磁石のタイプに関係なく高い(97から100%)こ
とがわかる。
【0146】例3 感染された尿培地中の顆粒球のアッセイ。
【0147】40μlの感染された尿及び400μl
の、例1のステップAのc)で調製されたようなペルオ
キシダーゼで標識された抗−CD15抗体接合体を、例
1のステップAのb)で調製された磁気粒子を含有する
管に導入した。30秒間振とうした後、例1のステップ
Aのe)で調製された測定ロッドを2分30秒間導入し
た。次に、前記ロッドを、4mlのPBSを含有する4
つの管に順次浸し、ロッドを5秒間それぞれの管中で振
とうすることによって洗浄した。最後に、ロッドを、例
1のステップAのd)で調製した600μlのペルオキ
シダーゼ発現試薬に浸した。2分後、吸光度を450n
mの波長で分光光度計によって測定した。結果を、同様
な条件下で、感染されていない尿のサンプルに対して測
定された結果と比較した。
の、例1のステップAのc)で調製されたようなペルオ
キシダーゼで標識された抗−CD15抗体接合体を、例
1のステップAのb)で調製された磁気粒子を含有する
管に導入した。30秒間振とうした後、例1のステップ
Aのe)で調製された測定ロッドを2分30秒間導入し
た。次に、前記ロッドを、4mlのPBSを含有する4
つの管に順次浸し、ロッドを5秒間それぞれの管中で振
とうすることによって洗浄した。最後に、ロッドを、例
1のステップAのd)で調製した600μlのペルオキ
シダーゼ発現試薬に浸した。2分後、吸光度を450n
mの波長で分光光度計によって測定した。結果を、同様
な条件下で、感染されていない尿のサンプルに対して測
定された結果と比較した。
【0148】また、感染された尿のサンプル中に含まれ
る顆粒球の数は、セルカウンターで測定した。
る顆粒球の数は、セルカウンターで測定した。
【0149】結果を以下の表3に示した。
【0150】
【表3】 例4 種々の血液サンプル中の顆粒球のカウント。
【0151】例1で調製したような測定ロッド及び参照
ロッドを具備した本発明に従ったアッセイキットが使用
され、8つの血液サンプルに対して得られた結果物を4
50nmでの分光光度法で測定した。比較のために、1
mm3 の血液当たりの顆粒球の数をカウンターによって
測定した。結果を表4に与えた。
ロッドを具備した本発明に従ったアッセイキットが使用
され、8つの血液サンプルに対して得られた結果物を4
50nmでの分光光度法で測定した。比較のために、1
mm3 の血液当たりの顆粒球の数をカウンターによって
測定した。結果を表4に与えた。
【0152】
【表4】 それぞれのサンプルに対して、測定ロッドの黄色い着色
が、参照ロッドの着色よりも非常に濃くなることが肉眼
で観測される。
が、参照ロッドの着色よりも非常に濃くなることが肉眼
で観測される。
【図1】本発明の1つの態様を表わした図。
【符号の説明】 1…測定ロッド。2…磁化部分。3…参照ロッド。4…
抗マウス免疫グロブリン抗体でコートした部分。5a…
結合手段の雌部。5b…結合手段の雄部。6…容器。7
…反応培地又は洗浄液。8…ふくらみ。9…半球状のグ
リップ。
抗マウス免疫グロブリン抗体でコートした部分。5a…
結合手段の雌部。5b…結合手段の雄部。6…容器。7
…反応培地又は洗浄液。8…ふくらみ。9…半球状のグ
リップ。
Claims (14)
- 【請求項1】 ヒト血液又は任意のたのヒト生物学的液
体中の顆粒球をカウントするためのキットであって、 a)従来法で標識された特異性抗体を含有する決まった
量の顆粒球希釈剤及び標識剤を含有する第一の容器; b)標識されていないが、同じ特異性抗原が結合された
磁気粒子を含有する第二の容器;及び c)磁化された末端部分を有する測定ロッドと呼ばれる
ロッド;を具備したキット。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたキットであって、 d)決められた量の血液又は生化学的液体を除去するた
めの装置; e)洗浄液を含有する装置; f)特異性抗体のマーカーを発現するための手段;及び g)少なくとも1つの参照ロッドと呼ばれるロッドであ
って、個々のロッドで異なるが、決まった量の抗種ポリ
クローナル抗体(anti-species polyclonalantibodie
s)であり、前記種が特異性抗原を生じさせる動物種で
あるポリクローナル抗体か、又は決まった量の特異性抗
原のどちらかで、その末端部分がコートされているロッ
ド;をも具備するキット。 - 【請求項3】 請求項2に記載されたキットであって、
1又は2以上の前記参照ロッドが、測定ロッドに固定す
るための分離可能な手段を具備したキット。 - 【請求項4】 請求項1から3の任意の1つに記載され
たキットであって、磁気粒子が0. 1から20μmの間
のザイズを有するキット。 - 【請求項5】 請求項4に記載されたキットであって、
磁気粒子が0. 5から4μmの間のザイズを有するキッ
ト。 - 【請求項6】 請求項1から5の任意の1つに記載され
たキットであって、特異性抗体が蛍光試薬、酵素プロー
ブ、又は放射性同位体プローブで標識されたキット。 - 【請求項7】 請求項2から6の任意の1つに記載され
たキットであって、特異性抗体が、酵素プローブで、並
びに、酵素に対する基質及び、適切であれば、酵素の活
性を測定するために必要な1以上の試薬を含有する1以
上の容器からなる手段f)で標識されたキット。 - 【請求項8】 請求項1から7の任意の1つに記載され
たキットであって、特異性抗体が抗−CD15モノクロ
ーナル抗体であるキット。 - 【請求項9】 請求項8に記載されたキットであって、
抗−CD15モノクローナル抗体がアイソタイプIgM
の免疫グロブリンであるキット。 - 【請求項10】 顆粒球の迅速な計数のための方法であ
って、 a)決まった量のヒト血液あるいは生物学的液体を、特
異性抗体であって、前記特異性抗体が従来の方法で標識
されているものを含有する固定された量の顆粒細胞希釈
剤及び標識剤と混合; b)生じたサンプルを移動、及び標識されていないが、
同じ特異性抗体を結合した磁気粒子を含有する装置中で
それらを振とう; c)磁化末端部分に与えられる測定ロッド、及び、もし
適切であれば、少なくとも1つの参照ロッドであって、
前記参照ロッドが決まった量の抗種ポリクローナル抗体
であり、前記種が、特異性抗体を発生する動物種である
ものか、又は決まった量の特異性抗原のどちらかでその
末端部分をコートした参照ロッドの容器への導入; d)反応時間の後に、測定ロッド及び適切であれば、1
又は2以上の参照ロッドの引き出し、測定ロッド及び適
切であれば、1又は2以上の参照ロッドの洗浄;及び e)顆粒球の実際のカウント;を具備した方法。 - 【請求項11】 請求項10に記載された方法であっ
て、ステップa)及びb)が入れ替えられる方法。 - 【請求項12】 請求項10又は請求項11に記載され
た方法であって、特異性モノクローナル抗体が抗−CD
15モノクローナル抗体である方法。 - 【請求項13】 請求項12に記載された方法であっ
て、抗−CD15モノクローナル抗体がアイソタイプI
gMの免疫グロブリンである方法。 - 【請求項14】 請求項10から13の任意の1つに記
載された方法であって、ステップd)の反応時間が1か
ら5分の間である方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9114508 | 1991-11-25 | ||
FR9114508A FR2684186B1 (fr) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | Trousse pour le denombrement rapide des granulocytes, et procede utilisant ladite trousse. |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05346428A true JPH05346428A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=9419286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4315414A Pending JPH05346428A (ja) | 1991-11-25 | 1992-11-25 | 顆粒球の迅速なカウントのためのキット及び前記キットを使用する方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0544578B1 (ja) |
JP (1) | JPH05346428A (ja) |
AT (1) | ATE154846T1 (ja) |
CA (1) | CA2083424A1 (ja) |
DE (1) | DE69220557T2 (ja) |
FR (1) | FR2684186B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003512625A (ja) * | 1999-10-15 | 2003-04-02 | ウェーブセンス エルエルシー | 磁気クロマトグラフィ測定法を行うためのシステムおよび方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5795784A (en) | 1996-09-19 | 1998-08-18 | Abbott Laboratories | Method of performing a process for determining an item of interest in a sample |
US5856194A (en) | 1996-09-19 | 1999-01-05 | Abbott Laboratories | Method for determination of item of interest in a sample |
DE19838429C2 (de) * | 1998-08-24 | 2001-07-26 | Fraunhofer Ges Forschung | Anordnung zum schnellen Nachweis von mikrobiologischen oder biochemischen Stoffen |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IL85921A0 (en) * | 1987-06-10 | 1988-09-30 | Miles Inc | Method,test system and test kit for magnetic separation of labeled reagent in an immunometric binding assay |
FR2621128B1 (fr) * | 1987-09-30 | 1994-05-06 | Sanofi | Trousse et methode de dosage immunometrique applicables a des cellules entieres |
ES2035317T5 (es) * | 1987-11-09 | 1998-03-16 | Becton Dickinson Co | Metodo para analizar celulas hematopoyeticas en una muestra. |
EP0413758A1 (en) * | 1988-05-04 | 1991-02-27 | Cambridge Biotech Corporation | Capillary flow device and double capture assay method |
AU5825790A (en) * | 1989-06-06 | 1991-01-07 | Ampcor, Inc. | Improved immunoassay |
-
1991
- 1991-11-25 FR FR9114508A patent/FR2684186B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-11-20 CA CA002083424A patent/CA2083424A1/en not_active Abandoned
- 1992-11-24 EP EP92403152A patent/EP0544578B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1992-11-24 AT AT92403152T patent/ATE154846T1/de not_active IP Right Cessation
- 1992-11-24 DE DE69220557T patent/DE69220557T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-11-25 JP JP4315414A patent/JPH05346428A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003512625A (ja) * | 1999-10-15 | 2003-04-02 | ウェーブセンス エルエルシー | 磁気クロマトグラフィ測定法を行うためのシステムおよび方法 |
JP4683806B2 (ja) * | 1999-10-15 | 2011-05-18 | ウェーブセンス エルエルシー | 磁気クロマトグラフィ測定法を行うためのシステムおよび方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ATE154846T1 (de) | 1997-07-15 |
FR2684186A1 (fr) | 1993-05-28 |
DE69220557D1 (de) | 1997-07-31 |
EP0544578B1 (fr) | 1997-06-25 |
FR2684186B1 (fr) | 1994-02-25 |
EP0544578A1 (fr) | 1993-06-02 |
DE69220557T2 (de) | 1998-02-05 |
CA2083424A1 (en) | 1993-05-26 |
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