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JPH05336341A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH05336341A
JPH05336341A JP4138858A JP13885892A JPH05336341A JP H05336341 A JPH05336341 A JP H05336341A JP 4138858 A JP4138858 A JP 4138858A JP 13885892 A JP13885892 A JP 13885892A JP H05336341 A JPH05336341 A JP H05336341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
mask
signal
image signal
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4138858A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouichi Kamon
門 宏 一 賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4138858A priority Critical patent/JPH05336341A/ja
Publication of JPH05336341A publication Critical patent/JPH05336341A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 枠消しやセンター消しを特に複写された画像
が不自然とならず、かつ重要な情報を消すことなく行
う。 【構成】 記録シートに対する記録画像の設定された外
枠をマスクする枠消し機能,および記録画像の中央部に
設定された領域をマスクするセンター消し機能を有し、
設定された範囲を最白レベルに限らず所定のレベル信号
でマスクする。また特にセンター消し機能においてマス
クする範囲にある記録画像情報の濃度がしきい値(TH)以
下であればその記録画像情報についてはマスクせず記録
シートに再生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機,ファ
クシミリ等のように、原稿画像情報をCCDなどの画像
読取装置で読み取ってデジタル画像データに変換し、そ
の画像データを処理し、最終的にプリンタ等の記録装置
に出力する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来技術】図16に示すように厚い本などブック物の
原稿を複写する際には、原稿(ブック)を圧板で押さえ
ようとしても原稿の厚みで、圧板はコンタクトガラスに
接近しえずコンタクトガラスから遠くなるため、コピー
上で原稿の外が図17に斜線で示すようにベタ黒とな
る。またページ間の綴じ部分(中央部)による原稿の浮
きにより、コピー上で該中央部も黒く汚れて、コピーの
美観を損なうという問題がある。またトナーを無駄に消
費することにもなる。
【0003】この不要なべタ黒もしくは黒い汚れを防止
するため、アナログ複写機においては、感光体に潜像を
作るための光源とは別の光源を設けて汚れ部分の潜像を
消去する方法が知られている(例えば特開平2−103
064号公報)。またデジタル複写機では、画像信号を
電気信号に変換して電気信号にマスクをかけることによ
り原稿外部および綴じ部分(中央部)の汚れ(図17の
斜線)を防止する(例えば特開昭61−276476号
公報)。原稿外部の汚れ防止は枠消しと呼ばれ、綴じ部
分(中央部)の汚れ防止はセンター消しと呼ばれる。
【0004】図18に、デジタル複写機においてこの種
枠消しを行なうマスク処理回路の一例を示す。LGAT
E,FGATE信号は、図19に示すような主走査方向
および副走査方向のマスク信号である。図19に示す例
では、記録シートとLGATE,FGATEをぴったり
合わせているが、記録シートの外までマスクするときに
はLGATE,FGATEをマスクしたい分長くすれば
よい。逆に、記録シートの内側に留めるときには短くす
ればよい。図20に、この種の画像マスクの様子をタイ
ムチャートに示す。なお、図20においてLSYNCは
ラスタ走査1ライン毎のライン同期信号である。このL
GATE,FGATEのゲート幅およびゲート位置を変
えることにより所望の位置にマスクをかけることがで
き、これにより枠消しやセンター消しを行える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のマスク
処理では、マスク部位の画素に対して最白レベルが与え
られるため黒汚れはなくなるが、原稿地肌と外枠との区
別を複写画像から識別できないという問題や、逆に、原
稿地肌がある程度濃度を有する場合にセンター消しを行
うとマスク箇所がくっきりと浮き上がってしまい不自然
になるという問題がある。
【0006】また、特にセンター消しにおいては、ブッ
ク物の原稿の中央部に残っている必要な画像情報をも消
してしまう恐れがある。
【0007】そこで本発明は、枠消しやセンター消しの
不自然さを可及的に改善することを第1の目的とし、原
稿画像情報の消滅を可及的に回避することを第2の目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の画像処理
装置は、原稿画像情報を光学的に読み取り、画像信号を
出力する画像読取手段(100);該画像信号に対して、原
稿の外枠をマスクするためのマスク範囲を設定する手段
と原稿の中央部をマスクするためのマスク範囲を設定す
る手段とマスク範囲内の画像信号を範囲外のものとは別
個に処理するマスク処理手段を含む画像信号処理手段(3
00,400);および、画像信号処理手段(300,400)が出力す
る画像信号に基づいて記録媒体上に画像を記録する画像
記録手段(200);を備える画像処理装置において、マス
ク範囲を表わすゲート信号を生成する手段(51)、およ
び、該ゲート信号に応答してそれが表わすマスク範囲内
の画像信号を非記録レベルより高い所定濃度を表わす信
号に置換する手段(53/53-1,53-2)、を含むマスク処理手
段(図3の50A/図6の50B);を備えることを特徴とする。
【0009】本発明の第2の画像処理装置は、原稿画像
情報を光学的に読み取り、画像信号を出力する画像読取
手段(100);該画像信号に対して、原稿の外枠をマスク
するためのマスク範囲を設定する手段と原稿の中央部を
マスクするためのマスク範囲を設定する手段とマスク範
囲内の画像信号を範囲外のものとは別個に処理するマス
ク処理手段を含む画像信号処理手段(300,400);およ
び、画像信号処理手段(300,400)が出力する画像信号に
基づいて記録媒体上に画像を記録する画像記録手段(20
0);を備える画像処理装置において、中央部をマスクす
るためのマスク範囲を表わすゲート信号を生成する手段
(51),画像信号が設定された通過条件に適合するか否を
検出する手段(61)、および、該検出および上記ゲート信
号に応答して画像信号が通過条件に適合するときには中
央部のマスク範囲内でも画像信号を出力し否のときには
画像信号出力を遮断する手段(62,53H,53A)、を含むマス
ク処理手段(図8の50c);を備えることを特徴とする。
【0010】本発明の第3の画像処理装置は、原稿画像
情報を光学的に読み取り、画像信号を出力する画像読取
手段(100);該画像信号に対して、原稿の外枠をマスク
するためのマスク範囲を設定する手段と原稿の中央部を
マスクするためのマスク範囲を設定する手段とマスク範
囲内の画像信号を範囲外のものとは別個に処理するマス
ク処理手段を含む画像信号処理手段(300,400);およ
び、画像信号処理手段(300,400)が出力する画像信号に
基づいて記録媒体上に画像を記録する画像記録手段(20
0);を備える画像処理装置において、マスク範囲を表わ
すゲート信号を生成する手段(51),原稿地肌レベルを検
出する手段(71)、および、上記ゲート信号に応答してマ
スク範囲内の画像信号を原稿地肌レベルを表わす画像信
号に置換する手段(53D,53A)を含むマスク処理手段(図14
の50D);を備えることを特徴とする。
【0011】
【作用】第1の画像処理装置によれば、マスク処理手段
(図3の50A/図6の50B)が、マスク範囲内の画像信号を非
記録レベルより高い所定濃度を表わす信号に置換するの
で、たとえば該所定濃度を標準的な原稿地肌濃度よりや
や高濃度に設定することにより原稿地肌と外枠との区別
を複写画像から識別でき、また、中央部のマスク領域の
記録濃度とマスク領域外の原稿像領域の記録濃度との差
が小さく中央部のマスク箇所の浮き上がりが抑制され
る。この第1の画像処理装置の実施例(図3,図6)では、
マスク領域の記録濃度を選択設定する手段(53E)を備え
るので、上述の原稿地肌と外枠との区別をより明瞭にす
るためのマスク濃度選択ならびに中央部のマスク箇所の
浮き上がりをより抑制するためのマスク濃度選択が可能
である。好ましい実施例(図6)では、外枠マスク領域と
中央部マスク領域の記録濃度を、マスク濃度選択回路53
-1と53-2で別個に濃度選択するようにしている。
【0012】第2の画像処理装置によれば、マスク処理
手段(図8の50c)が、画像信号が設定された通過条件に適
合するか否を検出し、画像信号が通過条件に適合すると
きには中央部のマスク範囲内でも画像信号を出力し否の
ときには画像信号出力を遮断するので、通過条件を原稿
画像は可及的に摘出したとえば圧板や原稿の浮上りによ
る黒汚れは可及的に排除するものに設定することによ
り、原稿画像の脱漏および黒汚れが可及的に少いコピー
が得られる。第2の画像処理装置の一実施例(図9のa)で
は、中央部のマスク範囲内では、圧板や原稿の浮上りに
よる黒汚れであって原稿画像の視認を難かしくする濃度
をしきい値として画像信号の濃度レベルがそれ以上か否
かを検出し(61A)、以上であると画像信号を遮断し否で
あると画像信号をそのまま出力する。もう1つの実施例
(図9のb)では、画像信号の平均値が前記しきい値対応値
以上であるか否かを検出し(61B)、以上であると画像信
号を遮断し否であると画像信号をそのまま出力する。も
う1つの実施例(図10)では、画像エッジを検出し(66,6
7)、画像エッジの先鋭度がしきい値以上であると画像信
号を通す。更にもう1つの実施例(図13)では、画像信号
の平均値が前記しきい値対応値以上であるか否かを検出
し更に画像エッジを検出し(61D)、画像信号の平均値が
しきい値以下かつ画像エッジがあるときに画像信号を出
力する。
【0013】第3の画像処理装置によれば、マスク処理
手段(図14の50D)が、原稿地肌レベルを検出しマスク範
囲内の画像信号を原稿地肌レベルを表わす画像信号に置
換するので、マスク領域が自動的に原稿地肌濃度とな
り、マスク箇所の浮き上がりが実質上ないコピーが得ら
れる。
【0014】本発明の他の目的および特徴は図面を参照
した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0015】
【実施例】図1に、本発明を実施するデジタル複写機の
内部機構の概要を示す。内部機構はスキャナ部100お
よびプリンタ部200から構成されている。スキャナ部
100とプリンタ部200は図のように一体構造の場合
が多いが、ときに分離され電気的のみに接続されること
もある。
【0016】スキャナ部100の、原稿(図示せず)を
載置するためのコンタクトガラス1は、光源2a,2b
によって照明され、読取原稿からの反射光(原稿像)は
ミラー3,4,5,6,7,およびレンズ8を介してC
CDイメージセンサ9の受光面に結像される。光源2
(2a,2b)およびミラー3は、コンタクトガラス1
の下面をコンタクトガラス1と平行に副走査方向(図1
において左右方向)に移動する走行体10に搭載され、
ミラー4,5はその走行体10に連動して1/2の速度
で副走査方向に移動する走行体11に搭載されている。
主走査方向は、CCDイメージセンサ9の固体走査によ
って行われ、原稿画像はCCDイメージセンサ9によっ
て読み取られ、前述のような光学系が移動することで原
稿全面が走査されるようになっている。本実施例では読
み取りの密度は主,副走査とも16画素/mmに設定さ
れ、A3判(297mm×420mm)の原稿まで読み取ることが
できる。39は、原稿を押圧するための原稿圧板であ
る。
【0017】プリンタ部200は、レーザ書込み系、画
像再生系ならびに給紙系により構成される。レーザ書込
み系は、レーザ出力ユニット21、結像レンズ22なら
びにミラー23を備えている。レーザ出力ユニット21
の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード及び電
気モータによって高速で定速回転する多角形ミラー(ポ
リゴンミラー)が設けられている。レーザ書込み系から
出力されるレーザ光が、画像再生系の感光体ドラム24
に照射される。感光体ドラム24の周囲には、帯電チャ
ーシャ25、イレーサ26、現像ユニット27、転写チ
ャージャ28、分離チャージャ29、分離爪30、クリ
ーニングユニット31などが備わっている。なお、感光
体ドラム24の一端近傍でレーザビームが照射される位
置に主走査同期信号(MSYNC)を発生するビームセ
ンサ(図示せず)が配置されている。
【0018】このプリンタ部200における画像再生プ
ロセスを簡単に説明する。感光体ドラム24の周面は、
帯電チャージャ25によって一様に高電位に帯電され
る。その周面にレーザ光が照射されると、照射された部
分は電位が下がる。レーザ光は記録再生の黒/白に応じ
てオン/オフ制御され、なおかつPWMで階調レベルに
よってレーザダイオードの点灯パルス幅を変え照射面積
を制御する。レーザ光の照射あるいは照射面積によっ
て、感光体ドラム24の周面に記録画像に対応する電位
分布、すなわち静電潜像が形成される。静電潜像が形成
された部分が現像ユニット27を通ると、その電位の高
低に応じてトナーが付着し、静電潜像が可視化したトナ
ー像となる。トナー像が形成された部分に、所定のタイ
ミングで記録シート32がカセットから送り込まれ、ト
ナー像に重なる。このトナー像は転写チャージャ28に
よって記録シート32に転写し、その後分離チャージャ
29ならびに分離爪30によって、感光体ドラム24か
ら分離される。分離された記録シート32は、搬送ベル
ト34によって搬送され、ヒータを内蔵した定着ローラ
35によって加熱着された後、排紙トレイ36に排紙さ
れる。
【0019】本実施例では、レーザプリンタ200は給
紙系を2系統有している。一方の給紙系には、上段給紙
カセット33aおよび手差し給紙台33cが備わってお
り、上段給紙カセット33aまたは手差し給紙台33c
にセットされた記録シート32aは、給紙ローラ37a
によって給紙される。もう一方の給紙系には下段給紙カ
セット33bが備わり、下段給紙カセット33b内の記
録シート32bは、給紙ローラ37bによって給紙され
る。そしていずれかの給紙ローラから給紙された記録シ
ート32は、レジストローラ38に当接した状態で一旦
停止し、記録プロセスの進行に同期したタイミングで感
光体ドラム24に送り込まれる。なお各給紙系にはカセ
ット33a,33bに収納されている記録シート32
a,33bのサイズを検知するセンサ(図示せず)がそ
れぞれ備わっている。
【0020】複写動作の基準となるライン同期信号は、
通常ポリゴンモータの回転を基準とし、ポリゴンの回転
でレーザビームが走査する際、走査開始直前の位置に光
センサを設けビームを検知して得られる信号を画像クロ
ックと同期(厳密にはクロックをビーム検知に同期)さ
せている。この検知信号(PMSYNC)を周期としC
CDイメージセンサ9の駆動信号を作る。
【0021】図2に、図1に示すデジタル複写機の電装
部の構成概要を示す。電装部は主に原稿を読み取って画
像信号を出力するスキャナ部100,画像信号を加工す
る画像処理部300,画像信号に基づいて記録を行うプ
リンタ部200,各種処理モードの入力および表示等を
行うための操作表示部500およびこれらのユニット等
を制御する制御部400等により構成される。
【0022】前述のようにCCDイメージセンサ9で1
6画素/mmのサンプリング密度で読み取られた画像信号
は増幅器101である決められた電圧振幅に増幅され、
その後A/D変換回路102で1画素あたり数階調(本
実施例では256階調)のデジタルデータに変換される。
そしてシェーディング補正回路103で光源2a,2b
の照度ムラ,およびCCDイメージセンサ9の各素子間
の感度ばらつき等を補正するシェーディング補正が施さ
れる。なお103はセンサドライバである。
【0023】その後、画像処理部300の空間フィルタ
回路301で文字や線字の解像力をあげるMTF補正,
写真等のノイズを除去する平滑化処理等が施される。そ
して出力変調回路302ではプリンタのγ特性を考慮し
たγ補正,プリンタの階調再現性を考慮した中間調表現
処理,およびプリンタ部200で作る書き込み信号(実
施例ではPWM)に対応するコードデータ(実施例では
PWMのパルス幅と位相を表すコード)に変換しこれを
出力回路303からプリンタ部200に出力する。な
お、加工・編集回路304にマスク処理回路50が含ま
れ、回路304ではコードデータに、マスク処理を含め
て種々の加工処理や編集処理が施される。この処理につ
いては後述する。
【0024】LDドライバ回路201はLD202を付
勢し、LDからは変調されたレーザ光が出射される。
【0025】制御部400は、CPU401,ROM4
02,RAM403,およびI/Oポート404等を備
えるマイクロコンピュータであって、この複写機全体の
制御を行う。
【0026】前記のように画像処理の完了した画像信号
はプリンタ部200に送られるが、記録シートの範囲を
越える部分の感光体ドラム24に像を形成することはト
ナーの無駄になる。また、記録シート全面に画像を作る
場合はよいが記録シートの周囲(縁の部分)を記録禁止
にすることにより複写された画像の美観を上げたり,記
録シートが感光体ドラム24に接触する瞬間に記録シー
トの先端で感光体上のトナーを削り落したりしないよう
にすることがある。また、図16および図17で示した
ようにブック物の原稿を複写する際には、枠消しおよび
センター消しを行う必要がある。このような場合には、
記録シートに相当する範囲で画像信号をマスクする必要
があり、この処理は加工・編集回路304のマスク処理
回路50にて行われる。なお、本実施例では画像信号の
マスク処理(50)を加工・編集回路304で行うよう
にしたがこれに限らずシェーディング補正後,空間フィ
ルタ後,あるいはプリンタ部200へ画像信号が転送さ
れた後であってもよい。
【0027】本発明に関わる枠消し,センター消しのマ
スク処理について説明する。ブック物の原稿を複写する
際の枠消しおよびセンター消しの範囲は、オペレータに
より操作表示部500を介して入力され、図5に示すよ
うに、アドレスP1,P2,Q1,Q2,Q3,Q4を
CPU401が認識する。これによりマスク範囲が決定
される。なおマスク範囲の決定については、詳細は省略
するがオペレータの指定がなくとも原稿圧板39が閉じ
られずに複写動作がスタートとしたときに実行させる方
法,オペレータの指示後原稿サイズの検出を行いマスク
を自動的に決める方法,原稿サイズとともに原稿周囲及
び中央の黒部分の範囲まで検出する方法がある。
【0028】マスク処理回路50の第1例(図3の50
A):図3に、加工・編集回路304に含まれるマスク
処理回路50の第1例50Aの構成を示す。アドレス設
定等に基づいてマスク信号生成回路51により生成され
る枠消し,センター消しのための2つのマスク信号ML
GATE,MFGATEの論理積をANDゲート52で
とって画像データをマスクする。すなわち、MLGAT
E信号およびMFGATE信号がともにアクティブのと
き画像データはANDゲート群53を通過するが、ML
GATE信号およびMFGATE信号のうちいずれかが
ノンアクティブのときは画像データは第1ANDゲート
群53Aを通過せず、すべてのビットは「0」となり最
白レベルとなる。
【0029】ここでマスク対象画素を最白レベルにせ
ず、ある所定値のレベルに置き換えるために第2AND
ゲート群53B,第3ANDゲート群53Cおよびデー
タセレクタ53Eが加えられている。第1ANDゲート
群53Aと対比して、第2ANDゲート群53Bは画像
データの下位第2ビットの信号ラインにオアゲートが用
いられている点が異なり、第3ANDゲート群53Cは
画像データの下位第3ビットの信号ラインにオアゲート
が用いられている点が異なる。マスク領域(ANDゲー
ト53Dの出力=「L」)において、第1ANDゲート
群53Aは最白レベルを示す全ビットが0(=「L」)
のデータを出力するのに対して、第2ANDゲート群5
3Bは10進表現で記録濃度2を示す画像データを出力
し、第3ANDゲート群53Cは10進表現で記録濃度
4を示す画像データを出力する。マスク領域外(AND
ゲート53Dの出力=「H」)ではすべてのANDゲー
ト群53A〜53Bが同一の画像データすなわち入力画
像データを出力する。
【0030】オペレータにより操作表示部500を介し
て入力されたマスク濃度指定に対応してCPU401が
ANDゲート群(53A〜53Bの1つ)を指定する濃
度選択信号を発生してデータセレクタ53Eに与え、デ
ータセレクタ53Eは、濃度選択信号で指定されたAN
Dゲート群(53A〜53Bの1つ)の出力データを、
マスク処理した画像データとして出力する。すなわちマ
スク濃度レベルの設定はオペレータにより操作表示部5
00を介して入力される。なお、D7〜0はCPU40
1のデータバス,A2〜0はマスク信号生成回路51内
のレジスタアドレス,WRは書き込み信号,およびCS
はセレクト信号である。
【0031】図4に、マスク信号生成回路51の構成の
概要を示す。この回路はデコーダ511,レジスタ51
2a〜512f,Xカウンタ513,Yカウンタ51
4,コンパレータ515a〜515f,JKフリップフ
ロップ516a〜516cなどから構成される。CPU
401が認識したアドレスP1,P2,Q1,Q2,Q
3,Q4がそれぞれに対応するレジスタ512a〜51
2fに書き込まれる。Xカウンタ513は主走査方向の
カウンタでライン同期信号LSYNCを起点にして画素
クロックCLKでカウントアップしていく。Yカウンタ
514は副走査方向のカウンタでFGATE(記録シー
トの副走査方向の長さを示す信号,図19)のアサート
を起点に1ライン(LSYNC)毎にカウントアップし
ていく。Xカウンタ513がP1まで上がるとアサート
されP2まで上がるとネゲートされる。この信号がML
GATEである。Yカウンタ514がQ1まで上がると
アサートされQ4まで上がるとネゲートされるのがSF
GATE信号であり枠消しのための信号である。またY
カウンタ514がQ2まで上がるとアサートされQ3ま
で上がるとネゲートされるのがCMASK信号でありセ
ンター消しのための信号である。CMASK信号は他の
マスク信号と異なり「H」でマスクをかけるという論理
である。SFGATE信号とCMASK信号(負)との
論理積のとられた信号がMFGATEである。これらの
信号すなわちマスクゲ−ト信号と指定領域との相関を図
5に示す。
【0032】図4および図5に示すゲート信号MLGA
TE,MFGATEが図3に示すANDゲート53Dに
印加されるので、ANDゲート53Dの出力は、図5に
示す原稿領域A1,A2の内部で1(=「H」)、外部
で0(=「L」)となり、したがって、原稿領域A1,
A2の画像データは、第1ANDゲート群53A〜53
Cの1つとデータセレクタ53Eを通してそのまま出力
される。原稿領域A1,A2の外では、濃度選択信号が
第1ANDゲート群53Aを指定するものであるときに
はその出力をデータセレクタ53Eが出力し、この場合
は従来(図18)のマスク処理と同様に、最白レベルを
示す画像データとなる。しかし、濃度選択信号が第2A
NDゲート群53Bを指定するものであるときには10
進表記で濃度2を示す画像データをデータセレクタ53
Eが出力し、原稿領域A1,A2の外側が濃度2の記録
となる。濃度選択信号が第3ANDゲート群53Cを指
定するものであるときには10進表記で濃度4を示す画
像データをデータセレクタ53Eが出力し、原稿領域A
1,A2の外側が濃度4の記録となる。
【0033】マスク処理回路50の第2例(図6の50
B):上述の図3に示すマスク処理回路50Aによれ
ば、原稿領域A1,A2の外側がオペレータが指定した
濃度の記録となり、枠消しとセンター消し(マスク領域
全体)が同一濃度の記録となる。ところで、枠部(記録
紙縁部)には原稿地肌との濃度コントラストを大きく又
は小さくするマスク濃度を設定し、センター部(図5の
X,Yの間)には原稿領域Xの右縁およびYの左端の濃
度(これは地肌濃度より濃い)とのコントラストが小さ
いマスク濃度を設定するなど、枠部とセンター部でマス
ク濃度を別個に設定するのが好ましい場合がある。これ
に適合するマスク処理回路50Bを図6に示す。この例
では、図3に示すマスク濃度選択回路53と同一構成の
マスク濃度選択回路1(53−1)、および、そのAN
Dゲート53Dをナンドゲート53Nに置換したマスク
濃度選択回路2(53−2)が備わっており、前者(5
3−1)には枠部(記録紙縁部)のマスク濃度を指定す
る濃度選択信号1が、後者(53−2)にはセンター部
のマスク濃度を指定する濃度選択信号2が与えられる。
また、マスク濃度選択回路2(53−2)のナンドゲー
ト53Nには、MLGATEおよびCMASKが与えら
れるので、マスク濃度選択回路2(53−2)はセンタ
ー部の外の領域では、それに入力される画像データ(図
3のデータセレクタ53Eの出力と同じ)をそのまま出
力するが、センター部では濃度選択信号2に対応して、
記録濃度0(最白レベル),記録濃度2又は記録濃度4
を示すデータを出力する。つまりセンター部のマスク濃
度は濃度選択信号2で定まる。この濃度選択信号2も、
オペレータにより操作表示部500を介して入力された
センター部マスク濃度指定に対応してCPU401がマ
スク濃度選択回路2(53−2)のデータセレクタ(5
3E相当のもの)に与える。
【0034】マスク処理回路50の第3例(図8の50
C):以上に説明した図3および図6に示すマスク処理
回路50Aおよび50Bによれば、原稿領域A1,A2
の外側がオペレータが指定した濃度の記録となる。とこ
ろで、厚い本(原稿)に対する枠消し,センター消しの
範囲は副走査方向でみると図7に示すようになる。地肌
レベルの推移(図7の中央部)から原稿の外側とセンタ
ー部で地肌が黒くなっていることがわかる。原稿の外側
には通常、伝達情報としての画像は存在しないがセンタ
ー部には伝達情報としての画像がおおいに存在しうる。
特に、Q2,Q3に近いところほど画像情報が存在する
可能性が高い。したがって、画像情報の脱漏を極力回避
するのが好ましいが、Q2,Q3の位置を決める際に幅
(Q2−Q3間)を広くとれば画像情報が失われ逆に狭
くすると地汚れが残ってしまう。図7に示す不確定領域
の部分は画像情報を救いだしたいが地汚れもあるという
領域で、ある値(TH)よりも地肌濃度が大きい(暗
い)領域では画像情報を救いだすことができない。
【0035】そこで図8に示すマスク処理回路50C
は、不確定領域の部分の画像情報を極力摘出しようとす
るものである。このマスク処理回路50cは、不確定領
域(図7中のCMASK=H)では通常は画像マスクを
かけるが、通過条件を設定しその条件を満足する画素は
不確定領域内のなかでもマスクをかけない。すなわち画
像データをそのまま出力する。不確定領域内での通過条
件を定める条件設定回路61に画像データを入力し、条
件を満足しないときには条件設定回路61から遮断を指
示する「H」をNANDゲート62に出力し、不確定領
域を示すCMASK=Hと共同でANDゲート53Hに
遮断を指示するLを与える。通過条件を満足するときに
は条件設定回路61が通過指示信号Lを出力しこれによ
りNANDゲート62の出力がHとなりMLGATEお
よびSFGATE(枠消しのための信号,Q1ーQ4間
「H」)が与えられるANDゲート53Hの出力がHと
なりANDゲート群53Aが入力画像データをそのまま
出力する。よって、CMASKがアクティブで通過条件
を画像データが満足しないときにはMLGATEおよび
SFGATEがともにアクティブでも画像マスクがかけ
られ、逆にCMASKがアクティブで通過条件を画像デ
ータが満足すれば不確定領域内(CMASK=H内)で
マスクはかけられず画像データが再生される。
【0036】次に条件設定回路61の数例を図9の
(a),(b)、図11および図13に示す。
【0037】(1) 図9の(a)に示す条件設定回路61
Aは、画像データそのものがある濃度値TH(図7)以
下であることを通過条件とするものである。画像データ
をA,THをBとしたとき、両者を比較回路64で比較
してA>Bのときは遮断を指示するHを、そうでないと
通過を指示するLを出力する。
【0038】(2) 図9の(b)に示す条件設定回路61
Bは、画像データそのものだけでなく、その周囲を含め
た平均値がTH以下であることを通過条件とするもので
ある。条件設定回路61Aでは画像データがTHを越え
ているとき情報はマスクされ救いだすことができなくな
るが、それを平均値で平滑化することにより脱漏を防止
する。平均値を算出する平滑化フィルタ65は、例え
ば、図10の(a)に示すように、3×3画素マトリク
ス単位で平滑化する。中央が注目画素であり、注目画素
とその隣接画素をそれぞれ1倍してたし合わせ、その結
果を1/9して平均値を得る。また、図10の(b)に
示すように、5×3画素マトリクス単位で平滑化する領
域を大きくしてもよい。この領域を大きくするほど注目
画素が伝達情報(原稿画像情報)を含んでいるときに漏
らしてしまうことがより防止される。ただし、平滑化領
域を大きくするほど処理が複雑になり回路も大きくな
る。
【0039】(3) 図11に示す条件設定回路61Cは、
濃度を通過条件とするのではなくエッジ抽出フィルタ6
6により濃度変化を検出し濃度変化の大きいところを伝
達情報として通過させるものである。比較回路67は、
フィルタ計算で得るエッジ先鋭度としきい値EDGとを
比較して、先鋭度がEDGよりも小さいとき遮断を指示
するHを、大きいとき通過を指示するLを出力する。エ
ッジ抽出フィルタ66は、例えば、図12に示すように
画素マトリクス単位で、注目画素に正の係数を、隣接画
素に負の係数をかけ、たし合わせた値の絶対値をとして
得る。係数の合計は0となるので濃度変化のないところ
ではたし合わせた値が小さく、濃度変化の大きいところ
では±で数値が大きくなる。図12の(a)は正の係数
として2、負の係数として−1/2をかける場合を、図
12の(b)は正の係数として8を、負の係数として−
1をかける場合を示す。なお、伝達情報が地肌よりも必
ず黒いと限定すれば+側のエッジのみ抽出すればよいこ
とになるが、+側のエッジと−側のエッジは情報のある
ところでは隣接する。したがって絶対値ではなく+値又
は−値のみを用いてもよい。
【0040】(4) 図13に示す条件設定回路61Dは、
条件設定回路61B(図9のb)と条件設定回路61C
(図11)を組み合わせたものである。平滑化フィルタ
65の平均値出力がTH以下であり、かつエッジ抽出フ
ィルタ66のエッジ検出値がEDG以上であることを通
過条件としたものであり条件設定回路61Dは、この通
過条件が満されたとき、通過を指示するLを出力する。
【0041】なお、上述の、マスク処理回路50の第3
例(図8の50C)によれば、外枠部では最白レベルを
表わすデータを、内枠(センター)部は通過条件を満す
と入力画像データを満さないと最白レベルを表わすデー
タを出力するようにしているが、図3,図6等に示すマ
スク濃度選択回路53,53−2等を併用して、外枠部
で所定濃度を表わすデータを出力するようにしてもよ
く、また、内枠部では通過条件を満さないと所定濃度を
表わすデータを出力するようにしてもよい。
【0042】例えば、図6のANDゲート群53Aおよ
びANDゲート53Hを図3に示すマスク濃度選択回路
53に置換することにより、外枠部で所定濃度を表わす
データが出力され内枠部では通過条件を満さないと所定
濃度を表わすデータを出力する。
【0043】また、図6に示すマスク処理回路50Bに
図8に示す条件設定回路61およびナンドゲート62を
加え、マスク選択回路1(53−1)のアンドゲート5
3DにはMFGATEに代えてSFGATEを与え、か
つ濃度選択回路2(53−2)のナンドゲート53Nに
ナンドゲート62の出力を与えるようにすることによ
り、外枠部で所定濃度を表わすデータが出力され内枠部
では通過条件を満さないと所定濃度を表わすデータを出
力し、外枠部と内枠部の所定濃度を別個に設定もしくは
選択しうる。
【0044】マスク処理回路50の第4例(図14の5
0D):図7に示すように原稿の地肌レベルは必ずしも
信号レベルで「0」(最白レベル)になるわけでなく、
ある程度の濃度をもつことがある。原稿の外側、すなわ
ち枠消しで「0」にマスクする分にはよいが原稿の真中
でマスクするセンター消しで、しかも前述の第3例(図
8の50C)のようにマスク(内枠部)の中にある原稿
画像情報を再現させようとするときにマスク部分だけ地
肌が周囲より白くなるのは不自然である。これは通常、
原稿地肌と原稿外側とは若干の濃度差がある方が好まし
く、逆に中央部のマスク後の地肌と原稿地肌とは濃度差
がないほうが好ましいからである。特にCMASK=H
(内枠)の幅を狭くしたとき、マスク前後の地肌レベル
はCMASKを狭くするほど上がりマスク範囲とのギャ
ップが際だつ。
【0045】これを改善する第4例を図14に示す。こ
れは、センター消しに関連してCMASK=H(内枠)
直前の地肌レベルを保持し、マスク(内枠)部分に、該
保持した地肌信号を出力する構成としたものである。地
肌検出回路71が検出した地肌レベルと画像データがセ
レクタ72に入力され、NANDゲート62からの出力
信号によっていずれかのデータ(地肌レベルあるいは画
像データ)が出力される。すなわちCMASK=H(内
枠)以外では画像データが選ばれる。またCMASK=
H(内枠)内において通過条件が満されない場合(条件
設定回路61の出力=H)では保持された地肌レベル信
号が選ばれ、通過条件が満される場合(条件設定回路6
1の出力=L)では画像データが選ばれる。選択された
信号はMLGATEとSFGATEの論理積でマスクさ
れる。すなわち、原稿領域A1,A2およびそれらの間
の内枠領域ではセレクタ72の出力がANDゲート群5
3Aから出力されるが、外枠領域では最白レベルを示す
データが出力される。
【0046】図15に、地肌検出回路71の構成を示
す。地肌検出回路71はSFGATEのアサートからC
MASKのアサートまで地肌レベルを検出対象とする。
まず、SFGATEのアサートの前でDF/F712を
プリセットする。そして、SFGATEのアサート期間
中、MLGATEアサート範囲内において最も値(濃度
値)の小さいものを比較回路713で決定し、その地肌
画像信号をセレクタ711が選択しDF/F712がマ
スク部分として使用される地肌画像信号として保持す
る。なおCMASKのアサート間も検出期間になるが実
際、CMASK間の地肌レベルは高くなるので検出上問
題ない。CMASKのネゲート後は実動作に影響ないの
で地肌画像信号を保持してもしなくても、または更新し
てもしなくてもよい。CMASKのアサート直前の値を
とるためにはSFGATEの代わりにCMASKアサー
トの1ラインもしくは数ライン(地肌検出に必要なライ
ン数)前にアサートする信号を作りDF/F712のプ
リセットに入力すればよい。
【0047】なお、外枠消しについてはマスク対象画素
を最白レベルとしたが、これに限らず、図3に示す第1
例と同様にある所定値のレベルに置き換えてもよい。例
えば、図13のANDゲート群53Aおよびアンドゲー
ト53Dを図3に示すマスク濃度選択回路53に置換
し、そのANDゲート53DにMLGATEおよびSF
GATEを与えるようにする。
【0048】図8に示す第3例および図14に示す第4
例において、条件設定回路61で通過条件を満すか否か
の判定に使う画像データは、実際にマスク処理する段階
の画像データである必要はない。例えば上述のマスク処
理は画像処理完了後に行い、そのための通過条件の判定
を、シェーディング補正103の直後や空間フィルタ処
理301後に行ってもよい。ただし判定用の画像データ
とマスク処理対象の画像データは、原稿上で物理的位置
が同じものとする。
【0049】
【発明の効果】第1の画像処理装置(図3の50A/図6の50
B)によれば、マスク範囲内の画像信号を非記録レベルよ
り高い所定濃度を表わす信号に置換するので、たとえば
該所定濃度を標準的な原稿地肌濃度よりやや高濃度に設
定することにより原稿地肌と外枠との区別を複写画像か
ら識別でき、また、中央部のマスク領域の記録濃度とマ
スク領域外の原稿像領域の記録濃度との差が小さく中央
部のマスク箇所の浮き上がりが抑制される。
【0050】第2の画像処理装置(図8の50c)によれば、
通過条件を原稿画像は可及的に摘出したとえば圧板や原
稿の浮上りによる黒汚れは可及的に排除するものに設定
することにより、原稿画像の脱漏および黒汚れが可及的
に少いコピーが得られる。
【0051】第3の画像処理装置(図14の50D)によれ
ば、マスク領域が自動的に原稿地肌濃度となり、マスク
箇所の浮き上がりが実質上ないコピーが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の機構部の構成概要を示す
断面図である。
【図2】 図1に示すデジタル複写機の電装部の構成概
要を示すブロック図である。
【図3】 図2に示すマスク処理回路50の第1例の構
成を示すブロック図である。
【図4】 図3に示すマスク信号生成回路51の構成を
示すブロック図である。
【図5】 記録媒体上における原稿領域A1,A2、外
枠領域および内枠領域と、マスクゲート信号の関係を示
す平面図である。
【図6】 図2に示すマスク処理回路50の第2例の構
成を示すブロック図である。
【図7】 厚い本を複写する場合の、副走査方向に対す
る地肌濃度の推移および枠消し,センター消し範囲を設
定するマスクゲート信号を示すグラフである。
【図8】 図2に示すマスク処理回路50の第3例の構
成を示すブロック図である。
【図9】 図8に示す条件設定回路61の2例を示すブ
ロック図である。
【図10】 図9の(b)に示す平滑化フィルタ65で
の平滑化処理単位の画素マトリクスを示す平面図であ
り、図10の(a)は3×3画素マトリクスを、(b)
は5×3画素マトリクスを示し、マス目内には係数値を
示す。
【図11】 図8に示す条件設定回路61の第3例を示
すブロック図である。
【図12】 図11に示すエッジ抽出フィルタ66のエ
ッジ抽出処理単位の画素マトリクスを示す平面図であ
り、マス目内にはエッジ抽出計算のための係数値を示
す。
【図13】 図8に示す条件設定回路61の第4例を示
すブロック図である。
【図14】 図2に示すマスク処理回路50の第4例の
構成を示すブロック図である。
【図15】 図14に示す地肌検出回路71の構成概要
を示すブロック図である。
【図16】 複写機で厚い本を複写する様子を示す外観
斜視図である。
【図17】 図16に示す複写機で厚い本を複写した後
の記録シートを示す平面である。
【図18】 従来のデジタル複写機が備えるマスク処理
回路50Pの一例を示すブロック図である。
【図19】 図18に示すLGATE,FGATE信号
で規定されるゲート幅と記録シートの位置関係を示す状
態図である。
【図20】 図18に示すLGATE信号およびFGA
TE信号と画像データの関係を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
9:CCDイメージセンサ 24:感光体ドラ
ム 39:原稿圧板 50,50A,50B,・・・:マスク処理回路 51:マスク信号生成回路 53,53−1,53−2:マスク濃度選択回路 61,61A〜61D:条件設定回路 64,67,713:比較回路 65:平滑化フィ
ルタ 66:エッジ抽出フィルタ 71:地肌検出回
路 72,711:セレクタ 100:スキャナ部 200:プリンタ
部 300:画像処理部 304:加工・編
集回路 400:制御部 401:CPU 500:操作表示部 712:DF/F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像情報を光学的に読み取り、画像信
    号を出力する画像読取手段;該画像信号に対して、原稿
    の外枠をマスクするためのマスク範囲を設定する手段と
    原稿の中央部をマスクするためのマスク範囲を設定する
    手段とマスク範囲内の画像信号を範囲外のものとは別個
    に処理するマスク処理手段を含む画像信号処理手段;お
    よび、画像信号処理手段が出力する画像信号に基づいて
    記録媒体上に画像を記録する画像記録手段;を備える画
    像処理装置において、 マスク範囲を表わすゲート信号を生成する手段、およ
    び、該ゲート信号に応答してそれが表わすマスク範囲内
    の画像信号を非記録レベルより高い所定濃度を表わす信
    号に置換する手段、を含むマスク処理手段;を備えるこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】原稿画像情報を光学的に読み取り、画像信
    号を出力する画像読取手段;該画像信号に対して、原稿
    の外枠をマスクするためのマスク範囲を設定する手段と
    原稿の中央部をマスクするためのマスク範囲を設定する
    手段とマスク範囲内の画像信号を範囲外のものとは別個
    に処理するマスク処理手段を含む画像信号処理手段;お
    よび、画像信号処理手段が出力する画像信号に基づいて
    記録媒体上に画像を記録する画像記録手段;を備える画
    像処理装置において、 中央部をマスクするためのマスク範囲を表わすゲート信
    号を生成する手段,画像信号が設定された通過条件に適
    合するか否を検出する手段、および、該検出および上記
    ゲート信号に応答して画像信号が通過条件に適合すると
    きには中央部のマスク範囲内でも画像信号を出力し否の
    ときには画像信号出力を遮断する手段、を含むマスク処
    理手段;を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】通過条件に適合するか否を検出する手段
    は、画像信号が指定されたしきい値よりも低記録濃度で
    あると適合と、高記録濃度であると否と検出する、請求
    項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】通過条件に適合するか否を検出する手段
    は、注目画素の画像信号と周辺画素の画像信号の平均値
    が指定されたしきい値よりも低記録濃度であると適合
    と、高記録濃度であると否と検出する請求項2記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】通過条件に適合するか否を検出する手段は
    エッジ検出手段であり、エッジであると適合と、エッジ
    でないと否と検出する、請求項2記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】原稿画像情報を光学的に読み取り、画像信
    号を出力する画像読取手段;該画像信号に対して、原稿
    の外枠をマスクするためのマスク範囲を設定する手段と
    原稿の中央部をマスクするためのマスク範囲を設定する
    手段とマスク範囲内の画像信号を範囲外のものとは別個
    に処理するマスク処理手段を含む画像信号処理手段;お
    よび、画像信号処理手段が出力する画像信号に基づいて
    記録媒体上に画像を記録する画像記録手段;を備える画
    像処理装置において、 マスク範囲を表わすゲート信号を生成する手段,原稿地
    肌レベルを検出する手段、および、上記ゲート信号に応
    答してマスク範囲内の画像信号を原稿地肌レベルを表わ
    す画像信号に置換する手段を含むマスク処理手段;を備
    えることを特徴とする画像処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6188492B1 (en) 1997-01-06 2001-02-13 Minolta Co., Ltd. Image reading apparatus
KR100944002B1 (ko) * 2006-07-14 2010-02-24 삼성전자주식회사 이미지 처리 장치 및 이미지 처리 방법

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