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JPH05318756A - インク容器 - Google Patents

インク容器

Info

Publication number
JPH05318756A
JPH05318756A JP4130691A JP13069192A JPH05318756A JP H05318756 A JPH05318756 A JP H05318756A JP 4130691 A JP4130691 A JP 4130691A JP 13069192 A JP13069192 A JP 13069192A JP H05318756 A JPH05318756 A JP H05318756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
container
recording
ink container
recording head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4130691A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Nakajima
一浩 中島
Keiichiro Tsukuda
圭一郎 佃
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4130691A priority Critical patent/JPH05318756A/ja
Priority to US08/063,682 priority patent/US5504511A/en
Priority to EP93108293A priority patent/EP0570981B1/en
Priority to DE69320532T priority patent/DE69320532T2/de
Priority to ES93108293T priority patent/ES2118855T3/es
Priority to AT93108293T priority patent/ATE170133T1/de
Publication of JPH05318756A publication Critical patent/JPH05318756A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インク容器において、インクジェット小型化
に適した、使用効率のよい、姿勢によらずインク洩れの
心配がなく、また姿勢によらず良好な印字が可能なイン
ク容器を提供すること。 【構成】 容器内のインク3を取出すインク取出口4
と、容器内のインク3をインク取出口4に導入するイン
ク導管5と、可動であり容器1内のインク3と大気を仕
切る袋7と、容器1の内圧をほぼ大気圧に保持する大気
連通孔8とを有し、かつインク導管5のインク取出口4
とは反対側の端部であるインク吸出口をインク容器1内
でインク取出口4とを相対する側に具備した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はインク容器、特にイン
クジェットなどの液体インクを用いた記録装置のインク
容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年インクジェット記録装置は、その静
粛性,高速性などの特徴によって多く用いられるように
なってきた。
【0003】画像信号に応じてインク滴を吐出させるい
わゆるオンデマンド型インクジェット記録装置では、非
印字時に記録ヘッドの吐出口からインクが洩れ出さず、
かつ印字時に適正な大きさのインク滴を安定的に吐出さ
せるために、吐出口付近のインクは大気圧よりも若干低
い負圧の圧力状態に保つことが望ましい。
【0004】従来、この状態を作り出すために最も多く
用いられてきた方法を図9に示す。図9は従来例のプリ
ンタにおけるインク容器の配設を示す斜視図である。
【0005】図9において、インク容器91はキャリッ
ジ上の記録ヘッド92とは別に装置内に置き、装置とは
チューブ94で結合し、そのインクの水面が常に記録ヘ
ッド92の吐出口よりも低い位置になるように保持し負
圧状態を実現するというものであった。
【0006】しかしながら、近年プリンタの小型化が要
求されるようになり、チューブ94を引き回す方法より
もキャリッジ上に記録ヘッド94と一緒に搭載する形態
のプリンタが実用化されつつある。このような形態のプ
リンタでは前述のような水位差を利用した負圧発生方法
は適用できない。さらに、プリンタが小型になれば持ち
運ぶ頻度が高くなり、あらゆる姿勢に対してインク洩れ
を起こさない、即ち適正な負圧を発生する手段がインク
容器には必須要件となっている。
【0007】このような要求に応えるインク容器とし
て、次のようなものが知られている。先ず、多孔質体を
インク容器内に充填し、この多孔質体にインクを含浸さ
せ、多孔質体の内部に形成される微小なメニスカスの力
によって負圧を発生するものがある。
【0008】又、容器の開口部をドーム状の可撓性部材
で覆い、前記容器内の負圧に応答して可撓性部材が変形
することによって負圧を維持するもの(特開昭59−9
8857)がある。
【0009】又、インク容器内に可動壁を設けたものが
ある。図10はこの従来例のインク容器を示す側断面図
である。図10において、インク容器101内に、印字
に伴うインク減少に応じてインク取出口104側に向け
て移動する可動壁110を配設し、該可動壁110とイ
ンク容器101本体の内面との間の摺動面における摩擦
力によって、インク容器101本体内のインクの負圧を
制御するものがある。前記図10の可動壁には、(A)
に示すような摺動面にOリング105を設けた可動壁1
10や、(B)に示すダイヤフラム状の弾性材料製の可
動壁110を用いたもの、さらに本件出願人が出願済の
(C)に示すゲルを可動壁110の摺動面の封止に用い
るものなどがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、キャリッジ
上に記録ヘッドとインクタンクを搭載する場合には、よ
りキャリッジを小型化しつつ印字枚数はできるだけ多く
確保しなければならない。すなわちインク容器の容積に
対する使用可能なインク量(以下使用効率という)がで
きるだけ多いことが望ましい。上記従来例の多孔質体に
インクを含浸させたものやドーム状可とう性部材を用い
たものの場合、インク洩れに対する特性は良好である
が、いずれも使用効率が極めて低いという課題がある。
【0011】一方、従来例図10(A)〜(C)の場合
には、使用効率はかなり良好である。しかしながら図1
0(A)や図10(B)の場合は摺動面のインクに対す
る水密性を高めることと摺動摩擦力を小さくすることは
両立することが難しく、安定的に実現することは難しか
った。しかし、可動壁の摺動部分の摺動摩擦力も図10
(C)のように摺動面にゲルを用いることにより非常に
調整が容易になった。
【0012】このような可動壁を用いたインク容器の場
合、可動壁の摺動摩擦力によって印字中に負圧を発生さ
せるものであるから、ここで発生する負圧は動的なもの
であって、記録ヘッドの吐出口のメニスカスが破壊して
しまった時などには作用しない。従って、プリンタの姿
勢によっては記録ヘッドに直接水頭圧がかかり、さらに
ゴミなどが記録ヘッドの吐出口に接触しメニスカスが破
壊するとインク洩れを起こす危険が残っているという課
題があった。
【0013】この発明は、上記従来例の課題を解決する
ためになされたものであり、インクジェットプリンタの
小型化に適した、使用効率のよい、姿勢によらずインク
洩れの心配がなく、また姿勢によらず良好な印字が可能
なインク容器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の請
求項1においては、容器内のインクを前記容器外へ取り
出すインク取出手段と、前記容器内のインクを前記イン
ク取出手段に導入するインク導入手段と、可動であり前
記容器内のインクと大気を仕切る仕切手段と、前記容器
の内圧をほぼ大気圧に保持する大気圧保持手段と、を有
し、かつ前記インク導入手段の前記インク取出手段とは
反対側の端部であるインク吸出手段を前記インク容器内
で前記インク取出手段と相対する側に具備して成るイン
ク容器により、前記課題を解決し、前記目的を達成しよ
うとするものである。
【0015】また、この発明の請求項2においては、イ
ンク取出手段が多孔質体あるいはメッシュ状の部材で覆
われている請求項1記載のインク容器により、前記課題
を解決し、前記目的を達成しようとするものである。
【0016】また、この発明の請求項3においては、仕
切手段が袋状のフィルムからなる請求項1または2のい
ずれかに記載のインク容器により、前記課題を解決し、
前記目的を達成しようとするものである。
【0017】また、この発明の請求項4においては、仕
切手段が容器内を摺動する可動壁である請求項1または
2のいずれかに記載のインク容器により、前記課題を解
決し、前記目的を達成しようとするものである。
【0018】
【作用】この発明の請求項1であるインク容器は、イン
ク取出手段で容器内のインクを容器外に取り出し、イン
ク導入手段で前記容器内のインクを前記インク取出手段
に導入し、また、可動である仕切手段で容器内のインク
と大気を仕切り、大気圧保持手段で容器の内圧をほぼ大
気圧に保持し、かつインク導入手段のインク取出手段と
は反対側の端部であり、インク容器内でインク取出手段
と相対する側に具備したインク吸出手段により容器内の
インクを吸出する。
【0019】
【実施例】以下この発明の7実施例を図面に基づいて説
明する。先ずこの発明の第1実施例を図1を用いて説明
する。図1はこの発明の第1実施例であるインク容器を
示す図であり、(a)は横向きでの使用状態を示す図、
(b)は逆向きの使用状態を示す図、(c)は直立の使
用状態を示す図である。
【0020】図1において、1はインク容器、2は記録
ヘッド、3はインク、4は容器1内のインク3を容器外
へ取り出すインク取出手段であるインク取出口、5は容
器1内のインク3をインク取出口4に導入するインク導
入手段であるインク導管、6はインク導管5のインク取
出口4とは反対側の端部でありインク容器1内でインク
取出口4と相対する側に具備したインク吸出手段である
インク吸出口である。7は可動であり容器1内のインク
3と大気を仕切る仕切手段である袋、8は容器1の内圧
をほぼ大気圧に保持する大気圧保持手段である大気連通
孔である。
【0021】上記の第1実施例について更に詳細に説明
する。図1におけるインク容器1と、記録ヘッド2は一
体に結合されている。インク容器1内には仕切部材であ
る袋7がインク容器1の後面に固定されている。さらに
インク3を記録ヘッド2へ導くインク導管5がインク容
器内を貫いており、一端は記録ヘッド2へインクを供給
するインク取出口4に、もう一端であるインク吸出口6
はインク容器後面の近傍に図のように開口している。
【0022】図1(a)に示すようにインク容器1と記
録ヘッド2がほぼ水平におかれた場合には記録ヘッド2
の吐出口2aの部分のインクにかかる圧力は、ほぼ大気
圧か僅か加圧状態になり得るが、インク容器の大きさが
実用的に数cm程度の場合には、袋の素材が若干もつ剛性
(いわゆるコシ)のため吐出口2aのメニスカスが破れ
てしまってもインク洩れを起こすことがない。また、過
剰な水頭圧が加わることもなくこの姿勢では良好な印字
が可能である。
【0023】さらに図1(b)に示すように記録ヘッド
2を下になるようにおかれた場合には、インク3は袋7
の内部でインク容器後面から吊り下げられた状態になっ
ており、記録ヘッド2の吐出口2aの部分のインク3に
かかる圧力は、ほぼ大気圧か大気圧よりも低い負圧状態
になっている。このため吐出口からインク洩れを起こす
こともなく、またこの姿勢でも良好な印字が可能とな
る。
【0024】図1(c)に示すように記録ヘッド2が上
になるような姿勢の場合には、インク3は重力によりイ
ンク容器1後面側により、記録ヘッド2側は相対的に高
い位置にあるためインク洩れを起こすことがない。ま
た、この姿勢でも良好な印字が可能である。
【0025】次に第1実施例を動作を中心にして図1を
用いて説明する。図1において、記録ヘッド2は従来よ
く知られているインクジェット記録の原理によってイン
ク滴を吐出口2aより吐出する。吐出は電気信号伝達手
段(図示せず)によって記録ヘッド2に入力された画像
信号に応じて行われる。そしてこの記録ヘッド2とイン
ク容器1はプリンタ機構(後述)のキャリッジ上に搭載
され、記録紙に印字を行う。
【0026】インク容器1には前記のように外観的に
は、インク3を記録ヘッドに送り出すインク取出口4
と、消費されたインク量に相応した分の空気をインク容
器1内に導入するための大気連通孔8が設けられてい
る。インク容器1の内部は、前記インク取出口4からイ
ンク容器2内をインク容器後端1aまで延びるインク導
管5と、インク容器1内のインク3を容器内の空気と隔
てるための袋7とから構成されている。袋7はインク容
器後面1aの面に設けられたフランジなどによって水密
的に固定されると同時に、インク取出口4付近の導管5
の外周に水密的に固定されている。インク3は図1に示
すように袋7の内側に収容され、袋7の外側の空気は前
記大気連通孔8によって外気と連通しており、大気圧を
維持している。
【0027】第1実施例で用いたインク容器の寸法は、
長さ40mm,断面が20mm×20mmの角柱形で、記録ヘ
ッド2はほぼ等しい断面をもち長さが10mmのものであ
って、インク量は約8cc収容した。また、記録ヘッド
2の吐出口2aは64個あり、その一つの寸法は40μ
m×45μmの矩形のものである。また、袋7の材料と
しては、厚さ約30μmのポリエチレンを用いた。
【0028】このインク容器及び記録ヘッドを用いて、
前記のように各種姿勢で印字を行った。その結果、図1
の(a),(b),(c)のいずれの姿勢においても正
常な印字が可能であった。
【0029】また、通常の状態で吐出口からインクが洩
れることはなかったが、さらに吐出口2aに針状のもの
を軽く接触させ吐出口2aのメニスカスを破壊しても図
1の(a),(b),(c)のいずれの姿勢においても
インク洩れを起こすことはなかった。
【0030】次にこの発明の第2実施例のインク容器に
ついて図2を用いて説明する。図2はこの発明の第2実
施例のインク容器を示す側断面図であり、(a)は記録
ヘッドの側断面図、(b)はインク容器の側断面図であ
る。
【0031】この第2従来例が前記第1従来例と相異す
る点は第1従来例は記録ヘッドとインク容器は1体であ
るのに対し、第2従来例では記録ヘッド12とインク容
器11とが分離可能な点である。
【0032】図2において、第2実施例のインク容器1
1の内部は前記第1実施例とほぼ同一,同寸法に構成さ
れており、第1実施例と異なるのは、前記のように記録
ヘッド12とインク容器11との脱着のために記録ヘッ
ド12には結合用の中空の突起12bが設けられてお
り、インク容器11側にはこの突起12bを受けるため
の大きさのインク取出口14が設けられていることであ
る。この突起12bの中空部は吐出口12aに連通して
おり、インクの供給路として機能する。さらにインク取
出口14には図2に示すようにポリウレタン製の多孔質
体19が設けられている。この多孔質体19の空孔量
(1インチ当りの空孔の数)はインク取出口14に組み
込んだ状態で、約100ないし150/インチになるよ
うに設定されている。
【0033】このインク容器11と記録ヘッド12を前
記第1実施例と同様に印字を行ったところ、いずれの姿
勢でも良好な印字が可能であった。また、吐出口12a
のメニスカスを破壊した場合もインクが洩れ出してくる
ことはなかった。
【0034】さらに、このインク容器11を記録ヘッド
12からとりはずす場合にも、結合部よりインク13が
洩れ出すことがどの姿勢で外してもなかった。さらに、
再び記録ヘッド12と取り外したインク容器11とを結
合し印字を行ったが、直ちに印字が可能であった。
【0035】なお、第2実施例との比較のために、前記
多孔質体19を取り外したインク容器も試作したが、こ
の場合、インク容器11を記録ヘッド12から取り外し
たときにインク取出口14より空気がインク容器内に吸
い込まれてしまい、次に再結合し印字を行おうとしたが
インクが供給されず印字が不能となった。即ち、インク
容器11と記録ヘッド12が着脱可能な構成の場合、多
孔質体19はインク容器を外したときに外部の空気がイ
ンク取出口からインク容器内に侵入することを防止する
ことがわかった。
【0036】次にこの発明の第3実施例を図3を用いて
説明する。図3はこの発明の第3実施例であるインク容
器の側断面図である。第3実施例は前記第2実施例と同
様に記録ヘッドとインク容器とが分離可能に構成されて
いる。前記第2実施例でも明らかにしたように容易に前
記第1実施例のようなインク容器と記録ヘッドが一体型
の場合にも適用可能である。そのため第3実施例ではイ
ンク容器についてのみ説明し、記録ヘッドに関する説明
は省略する。
【0037】図3において、インク容器21は、前記第
2実施例と同様に袋27によってインク23が空気と隔
てられている。しかし、第3実施例ではインク取出口2
4から延びるインク導管25がインク容器21の壁面に
沿ってインク容器後端面近くまで達し、インク吸出口2
6の部分で袋27はインク導管25につながっている。
【0038】第3実施例でも前記第2実施例と同様の評
価を行ったが同様の作用と効果が得られた。第3実施例
は、袋27をインク容器21に固定する際にインク容器
後端面付近のみで済むので、前記第1,第2実施例それ
ぞれに比較して製作が容易である。
【0039】次にこの発明の第4実施例について図4を
用いて説明する。図4はこの発明の第4実施例であるイ
ンク容器の側断面図である。第4実施例は前記第3実施
例と同様に記録ヘッドとインク容器は分離可能に構成さ
れている。
【0040】図4において、袋37はインク容器31の
インク取出口34側の面にフランジ様の手段によって固
定され、一方インク容器31後端面付近に導かれたイン
ク導管35のインク吸出口36の部分で袋37とつなが
っており、インク33は図4に示すように袋の外側に収
容されている。
【0041】第3実施例でも前記第2実施例と同様の評
価を行ったが同様の作用と効果が得られた。第3実施例
は、袋37をインク容器31に固定する際にインク容器
31のインク取出口34側のみで済み、第1,第2実施
例に比べて製作が容易である。
【0042】次にこの発明の第5実施例について図5を
用いて説明する。図5はこの発明の第5実施例であるイ
ンク容器の側断面図、図6は図5のインク容器を組立て
る場合を示す図である。
【0043】第5実施例では、これまでの第1ないし第
4実施例のそれぞれとは異なり、インク43を収容する
袋47はインク容器41には固定されておらず、インク
取出口44から延びるインク導管45の一端であるイン
ク吸出口46に袋47は固定されているのみである。第
5実施例でも第2実施例と同様の評価を行ったが同様の
作用と効果が得られた。第5実施例では、袋47をイン
ク容器31に固定しないため、図6に示すように組み立
てたものをインク容器41の外箱の中に収容すればよ
く、さらに製造が容易である。
【0044】次にこの発明の第6実施例について図7を
用いて説明する。図7はこの発明の第6実施例のインク
容器の側断面図である。図7において、インク容器51
の内部には前記の第4,第5実施例のそれぞれと同様に
インク取出口54とそこから直線的に延びるインク導管
55が設けられ、インク導管55の一端はインク容器後
端面51aの近傍に開口している。インク53はインク
容器51内を摺動する可動壁57によって空気と隔てら
れている。インク導管55は可動壁57の中央部に開口
した穴を貫いている。
【0045】可動壁57とインク容器51との摺動面及
び可動壁57とインク導管55との摺動面はインクに対
して水密的かつより低い摩擦力で摺動可能である必要が
ある。その手段として前述の従来例図10(C)に示し
たゲル状物質をそれぞれの摺動面に用いることができ
る。また、インク導管55は剛性の高い材料で構成し可
動壁57の摺動に障害にならないように位置を正確に作
り込んでもよいが、むしろ非常に柔軟な合成樹脂などの
材料で導管55を構成し、摺動に追随するようにする方
が設計上容易である。
【0046】この第6実施例のインク容器についても前
記第2実施例と同様に評価を行ったが、ほぼ同様の作用
と効果が得られた。また、第6実施例では、インク容器
は外箱を透明な素材で構成した場合にインク残量がわか
りやすいという特徴をもっている。
【0047】次にこの発明の第7実施例について図8を
用いて説明する。図8はこの発明の第7実施例であるイ
ンク容器の側断面図である。図8において、第7実施例
は前記第6実施例と同様に可動壁を用いるが、導管65
は可動壁67の中を貫かず、インク容器61の内壁に沿
ってインク容器後端面まで延びて、インク吸出口66が
その近傍で開口している。その他摺動面の構成などにつ
いては第6実施例と同様であるのでその重複説明は省略
する。
【0048】このインク容器についても前記第2実施例
と同様の評価を行ったが、ほぼ同様の作用と効果が得ら
れた。第7実施例のインク容器は外箱を透明な素材で構
成した場合にインク63残量がわかりやすいという特徴
をもち、さらに可動壁67に貫通口を設ける必要がない
ため製造が容易という特徴をもっている。
【0049】なお、以上の第1ないし第7実施例につい
て、インク導管は1本の場合についてのみ説明したが必
ずしも限定されず、2本以上あっても構わない。また、
インク吸出口はインク取出口と反対側の面の近傍に開口
されているが、その厳密な位置は限定されない。また、
インク吸出口にフィルタを設けてもよい。これはインク
中のゴミによる記録ヘッドの目詰まりなどのトラブルを
防止するとともに、インク容器中のインク内に発生した
気泡が導管内に入り込むことを防止する効果もある。
【0050】次にこの発明のインク容器が適用されるイ
ンクジェット記録装置について図11を用いて説明す
る。図11はこの発明が適用されるインクジェット記録
装置(IJRA)の外観斜視図である。
【0051】図11において、駆動モータ5013の正
逆回転に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を
介して回転するリードスクリュー5005のら線溝50
04に対して結合するキャリッジHCはピン(不図示)
を有し、矢印a,b方向に往復移動される。5002は
紙押え板であり、キャリッジ移動方向にわたって紙をプ
ラテン5000に対して押圧する。5007,5008
はフォトカプラでキャリッジのレバー5006のこの域
での存在を確認してモータ5013の回転方向切換等を
行うためのホームポジション検知手段である。5016
は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材502
2を支持する部材で、5015はこのキャップ内を吸引
する吸引手段でキャップ内開口5023を介して記録ヘ
ッドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレー
ドで、5019はこのブレードを前後方向に移動可能に
する部材であり、本体支持板5018にこれらは支持さ
れている。ブレードは、この形態でなく周知のクリーニ
ングブレードが本例に適用できることは言うまでもな
い。又、5021は、吸引回復の吸引を開始するための
レバーで、キャリッジと結合するカム5020の移動に
伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切換
等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0052】これらのキャッピング,クリーニング,吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側領域にきた
ときにリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例には何れも適用できる。上述における各構成は
単独でも複合的に見ても優れた発明であり、本発明にと
って好ましい構成例を示している。
【0053】次に本実施例に関する記録装置を組み込ん
だ情報処理装置に関して、その構成と電気回路について
説明する。図12は本発明に関する記録装置を組み込ん
だ情報処理装置604の外観を表わす模式的斜視図であ
る。同図において、601は上述のプリンタ部、602
は文字や数字およびその他のキャラクタを入力するため
のキーや、各種指令を与えるためのキーなどを備えたキ
ーボード部、603は表示器を備える表示部である。図
13は本実施例に関する情報処理装置の電気回路構成を
表わすブロック図である。
【0054】図13において、501は主制御をなすコ
ントローラであり、502はある手順を実行する例えば
マイクロコンピュータ形態のCPU、503はテキスト
データや画像データを展開したりする領域や作業用など
を設けたRAM、504は前記手順に対応したプログラ
ムやその他フォントデータなどの固定データを格納した
ROM、505はCPU502の実行サイクルを作り出
したりプリンタ部601による記録動作の際必要なタイ
ミングを作り出したりするタイマ、506はCPU50
2からの信号と周辺装置を結ぶインターフェイス部であ
る。
【0055】また、507はプリンタ部601のコント
ローラであり、508はヘッドカートリッジ101に記
録信号や電力などを送出するヘッドドライバ、509
a,bはそれぞれキャリアモータ402a、搬送モータ
402bを駆動するのに必要な信号や電力などを送出す
るモータドライバ、510はキャリア102の位置を検
出し例えばホームポジションにキャリア102があるか
どうか判断するためのキャリアセンサ、511は記録媒
体6が未挿入であったりページ終端まで記録が終了して
しまったときに記録媒体6以外のところに記録を行わせ
ないために記録媒体6の有無を検出するペーパーセンサ
である。
【0056】さらに、605は例えばFDD,HDD,
RAMカードなどの外部記録装置、512は例えば他の
情報処理装置と通信を行ったり、内部のバスに直接接続
して周辺機器を制御したりするための外部インターフェ
イスである。
【0057】なお、図13のブロック図には含まれてい
ないが、他に上記の電気回路に電力を供給するための電
源部があり、これには例えば充電式のバッテリーや、使
い捨ての乾電池、あるいは情報処理装置本体を固定して
使用する場合のAC電源用変換器でなどがある。
【0058】上述の電気回路構成により記録装置部で記
録媒体6に記録を行う訳であるが、以下に記録動作制御
シーケンスの概略を図14のフローチャートを用いて説
明する。プリンタ本体の表示操作部による記録指令キー
による記録開始指示や、あるいは外部インターフェイス
による外部からの記録開始指示により以下の一連の手順
がスタートする。初めにステップS1で表示操作部がオ
ンライン状態になっているかどうかを判断する。これは
主に通信などによって外部から記録動作開始指示が送ら
れてきたときに、プリンタ側の準備ができていないまま
記録動作を開始しないための処置であり、ここで表示操
作部がオンライン状態と判断されると次にステップS2
に進む。
【0059】ステップS2では記録媒体6がプリンタ部
にセットされているかどうかをペーパーセンサ511な
どの信号により判断する。これは、特にインクジェット
プリンタ等の記録装置においては記録媒体なしで印字開
始した場合にプリンタ部内にインクが飛散し装置自身が
汚染してしまったり、あるいは記録媒体であるインクな
どを無駄に消費してしまったりすることを防ぐためであ
る。
【0060】さらにこのステップS2において記録媒体
の有無だけで無くピンチローラ202と搬送ローラ20
1のリリースがされているか否かの判断をしても良い。
これは記録媒体210がセットされていてもピンチロー
ラ202がリリースされている場合には正常な記録媒体
の搬送が行われないのでこれを防止するためである。ピ
ンチローラ202のリリースの判断には例えばリリース
レバーにメカニカルなスイッチを設けるなどの手段によ
ることができる。ここで記録媒体が正常にセットされて
いないと判断されると次にステップS3に進む。
【0061】ステップS3では操作者の注意を喚起し記
録媒体をセットさせるようにするためにメッセージを発
する。メッセージの発生方法は例えば表示操作部にライ
トをつけてメッセージを表示したり、あるいはブザーを
鳴らすような方法で表示するようにしても良い。
【0062】またステップS3で記録媒体6がセットさ
れていると判断されたならば次にステップS4に進む。
ステップS4では記録動作を開始する。CPU502か
らの指示によりヘッドドライバ508がヘッドカートリ
ッジ101を駆動し、またこれに同期してモータドライ
バ509a,bがそれぞれキャリアモータ402a、搬
送モータ402bを駆動して、キャリア102の主走査
方向移動、記録媒体の副走査方向移動およびヘッド記録
ヘッド1のクリーニングなどを行いながら記録を行う。
【0063】最後にステップS5では例えばCPU50
2からの信号により記録動作終了が指示されたり、ある
いは1ページ内の所定の副走査方向の記録ライン数に達
しこれ以上記録媒体上に記録ができないと判断された場
合や、ペーパーセンサ511により記録媒体6の記録化
の領域が終了したことが検知された場合などに、記録動
作終了と判定し記録動作手順を終了と判断する。
【0064】ステップS6の記録動作終了の手順として
まずキャリア102をホームポジションに復帰させる。
これは記録動作終了後に電源を切る場合に備え、記録ヘ
ッド1のインク吐出面を保護するためにキャップをして
おくためである。次に例えば搬送モータ402bを所定
量駆動するか、あるいはペーパーセンサ510により記
録媒体6が排出されたことが確認されるようになるまで
搬送モータ402bを駆動することにより記録媒体を排
出する。そして、記録終了をCPU502が表示操作部
に表示したり、外部インターフェイスを通して周辺装置
に通知したりして記録動作完了となる。
【0065】以上、本実施例のように記録ヘッドとイン
クタンクが分離可能であり、この分離あるいは一体化作
業をキャリアに乗せたままの状態か、あるいはキャリア
から取り外した状態で行えるようにインクジェット記録
装置を構成することにより、以下のような効果が得られ
る。
【0066】すなわち、キャリア上にインクタンクを搭
載するのでインク供給のためのチューブなどが不要にな
り装置を小型化できる。また、インクがなくなった場合
には、ヘッドと一体になったカートリッジではなく、イ
ンクタンクのみを交換すれば良いので、ランニングコス
トを低減できる。
【0067】また、記録ヘッドあるいはインクタンクの
どちらか一方に交換が必要となった場合、交換が必要な
ほうだけ交換すればよいので、経済性が向上する。ま
た、キャリア上でレバー等によって記録ヘッドとインク
タンクを分離する際には、引き抜き速度をコントロール
することができ、インク被供給孔10やインク供給孔1
1からのインクの飛散を防止することができる。また、
キャリア上で記録ヘッドとインクタンクを分離する際に
は、記録ヘッドを直接手で持つ必要がないので記録ヘッ
ド1のインク吐出ノズル付近を手で触ることがなく、印
字に悪影響を及ぼす無用な汚染を防ぐことができる。
【0068】また、キャリア上で記録ヘッドとインクタ
ンクを分離する際には、インクタンクの力のかかる部分
が特定されるため、その部分だけ力に耐える構造にすれ
ばよいので、他の部分は薄肉にでき軽量化、内容積の増
加をすることができる。また、インク色の交換が必要な
場合には、記録ヘッドとインクタンクを一体としたまま
で交換できるので、インク色が混色することがなく、容
易な交換ができる、などの効果がある。
【0069】本発明は、特にインクジェット記録装置の
中でも、インクの吐出を行わせるために利用されるエネ
ルギーとして熱エネルギーを発生する手段を備え、前記
熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式
の記録ヘッド、記録装置において、優れた効果をもたら
すものである。かかる方式によれば記録の高密度化、高
精細化が達成できるからである。
【0070】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや流路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少くとも一つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを
発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結
果的にこの駆動信号に一対一に対応し液体(インク)内
の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長、
収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出さ
せて、少くとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパ
ルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われ
るので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達
成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号とし
ては、米国特許第4463359号明細書、同第434
5262号明細書に記載されているようなものが適して
いる。なお、前述熱作用面の温度上昇率に関する発明の
米国特許第4313244号明細書に記載されている条
件を採用すると、更に優れた記録を行うことができる。
【0071】記録ヘッドの構成としては、前述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
ほかに熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許
第4459600号明細書を用いた構成も本発明に有効
である。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通す
るスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示す
る特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基づいた構成とし
ても本発明は有効である。
【0072】更に、実施例ではシリアルタイプのインク
ジェット記録装置を示したが、記録可能な最大幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対し
ても本発明は有効に適用できる。フルラインタイプの記
録ヘッドとしては、前述した明細書に開示されているよ
うな複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを
満たす構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとし
ての構成のいずれでもよいが、本発明は、前述した効果
を一層有効に発揮することができる。
【0073】また、本発明のインクジェット記録装置の
構成として設けられる、記録ヘッドに対しての回復手
段、予備的な補助手段を付加することは本発明の効果を
一層安定できるので好ましいものである。これらを具体
的に挙げれば、記録ヘッドに対しての、キャッピング手
段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱
変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの
組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行
う予備吐出モードを行うことも安定した記録を行うため
に有効である。
【0074】また、搭載される記録ヘッド、インクの種
類ないし個数についても、例えば単色のインクおよび1
個の記録ヘッドが設けられたもののほか、記録色や濃度
を異にする複数のインクに対応して複数のヘッドが設け
られるものであってもよく、任意の組み合わせにおいて
も有効である。記録装置の記録モードとしては黒色など
の記録モードだけでなく、異なる色の複色カラー、また
は混色によるフルカラーの各記録モードにおいても本発
明は有効である。
【0075】以上、説明した本発明の実施例において
は、インクを液体として説明しているが、室温やそれ以
下で凝固するインクであって、室温で軟化もしくは融解
するものや、あるいは、前述のインクジェットではイン
ク自体を30℃以上70℃以下の範囲で温度調整を行っ
てインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御す
るものが一般的であるから、使用記録信号付与時にイン
クが液状をなすものであればよい。加えて、熱エネルギ
ーによる昇温を防止するため、積極的にインクの固体状
態から液体状態への相変化のエネルギーとして使用せし
めるか、または、インクの蒸発防止を目的として放置状
態で固化するインクを用いるかして、いずれにしても熱
エネルギーの記録信号に応じた付与によってインクが液
化してインク液状として吐出するものや記録媒体に到達
する時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エ
ネルギーによって初めて液化する性質のインク使用も本
発明には適用可能である。本発明においては、前述した
各インクに対して最も有効なものは、前述した膜沸騰方
式を実行するものである。
【0076】また、本発明は電気を力に変換させてイン
クを吐出させるピエゾジェット方式等、記録媒体と被接
触に記録ヘッドを配設させ、インクを噴射させて記録す
る記録方式等のインクジェット方式において有効であ
る。
【0077】更に加えて、本発明の記録装置の形態とし
ては、前述のようなワードプロセッサやコンピュータ等
の情報処理機器の出力端末として一体あるいは別体に設
けられるもののほかスキャナー等と組み合わせた複写装
置、さらには送信受信機能を有するファクシミリ装置の
形態をとるものであってもよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
インクジェットプリンタなどの小型化に適した、使用効
率のよい、いかなる姿勢にもインク洩れの心配がなく、
またいかなる姿勢にもよらず良好な印字が可能なインク
容器が実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例であるインク容器の側
断面図
【図2】 この発明の第2実施例であるインク容器の側
断面図
【図3】 この発明の第3実施例であるインク容器の側
断面図
【図4】 この発明の第4実施例であるインク容器の側
断面図
【図5】 この発明の第5実施例であるインク容器の側
断面図
【図6】 図5のインク容器を組み立てる場合を示す斜
視図
【図7】 この発明の第6実施例であるインク容器の側
断面図
【図8】 この発明の第7実施例であるインク容器の側
断面図
【図9】 従来のプリンタにおけるインク容器の配設を
示す斜視図
【図10】 従来例のインク容器を示す側断面図
【図11】 この発明が適用されるインクジェット記録
装置の外観斜視図
【図12】 この発明に関する記録装置を組み込んだ情
報処理装置の模式的斜視図
【図13】 本実施例に関する情報処理装置の電気回路
構成を表わすブロック図
【図14】 本実施例の記録動作シーケンスを示すフロ
ーチャート
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51,61 インク容器 2,12 記録ヘッド 3,13,23,33,43,53,63 インク 4,14,24,34,44,54,64 インク取出
口 5,15,25,35,45,55,65 導管 6,16,26,36,46,56,66 インク吸出
口 7,17,27,37,47 袋 57,67 可動壁 8,18,28,38,48,58,68 大気連通孔 19,29,39,49,59,69 多孔質体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内のインクを前記容器外へ取り出す
    インク取出手段と、前記容器内のインクを前記インク取
    出手段に導入するインク導入手段と、可動であり前記容
    器内のインクと大気を仕切る仕切手段と、前記容器の内
    圧をほぼ大気圧に保持する大気圧保持手段と、を有し、
    かつ前記インク導入手段の前記インク取出手段とは反対
    側の端部であるインク吸出手段を前記インク容器内で前
    記インク取出手段と相対する側に具備して成ることを特
    徴とするインク容器。
  2. 【請求項2】 インク取出手段が多孔質体あるいはメッ
    シュ状の部材で覆われていることを特徴とする請求項1
    記載のインク容器。
  3. 【請求項3】 仕切手段が袋状のフィルムからなること
    を特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のイン
    ク容器。
  4. 【請求項4】 仕切手段が容器内を摺動する可動壁であ
    ることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載
    のインク容器。
JP4130691A 1992-05-22 1992-05-22 インク容器 Pending JPH05318756A (ja)

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ES93108293T ES2118855T3 (es) 1992-05-22 1993-05-21 Contenedor de tinta.
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