JPH05317362A - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
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- JPH05317362A JPH05317362A JP4123922A JP12392292A JPH05317362A JP H05317362 A JPH05317362 A JP H05317362A JP 4123922 A JP4123922 A JP 4123922A JP 12392292 A JP12392292 A JP 12392292A JP H05317362 A JPH05317362 A JP H05317362A
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- leak
- disposable diaper
- liquid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液吸収領域の機能を損なうことなく、強い方
向性のある排泄尿や補助パッドから漏れ出た尿に対する
優れた防漏機能を発揮する使い捨ておむつを提供するこ
と。 【構成】 液透過性のトップシートと液不透過性のバッ
クシートと、これら両シートの間に配置される吸収体と
からなり、該吸収体側縁から上記トップシート及びバッ
クシートの一方又は両方のシートが外方に延在するサイ
ドフラップ部を有した使い捨ておむつにおいて、上記ト
ップシートを配した上記吸収体面上に、排泄物の漏れを
防ぐ一対の防漏壁を所定間隔あけて設け、上記防漏壁は
所定幅を有した帯状の液不透過性シートからなり、該防
漏壁の1側端が上記吸収体面上で固定される固定端とし
て形成されると共に、該防漏壁の他側端が自由端として
形成され、上記一対の防漏壁の各自由端は、上記一対の
固定端間の液吸収領域の外側に向けて配置したものであ
ることを特徴とする。
向性のある排泄尿や補助パッドから漏れ出た尿に対する
優れた防漏機能を発揮する使い捨ておむつを提供するこ
と。 【構成】 液透過性のトップシートと液不透過性のバッ
クシートと、これら両シートの間に配置される吸収体と
からなり、該吸収体側縁から上記トップシート及びバッ
クシートの一方又は両方のシートが外方に延在するサイ
ドフラップ部を有した使い捨ておむつにおいて、上記ト
ップシートを配した上記吸収体面上に、排泄物の漏れを
防ぐ一対の防漏壁を所定間隔あけて設け、上記防漏壁は
所定幅を有した帯状の液不透過性シートからなり、該防
漏壁の1側端が上記吸収体面上で固定される固定端とし
て形成されると共に、該防漏壁の他側端が自由端として
形成され、上記一対の防漏壁の各自由端は、上記一対の
固定端間の液吸収領域の外側に向けて配置したものであ
ることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は漏れ防止に優れた使い捨
ておむつに係り、詳しくは、子供用または大人用に好適
な使い捨ておむつに関する。
ておむつに係り、詳しくは、子供用または大人用に好適
な使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】使い捨ておむつには、液透過性のトップ
シートと液不透過性のバックシートと、これら両シート
の間に配置される吸収体とからなり、該吸収体側縁から
上記トップシート及びバックシートの一方又は両方のシ
ートが外方に延在するサイドフラップ部を有したものが
ある。上記使い捨ておむつでは、防漏機能の点で、
(1)排泄された尿が表面で流れておむつ端部に達する
こと、(2)尿の湿潤した表面で尿が滲みおむつ端部に
達すること、及び(3)吸収体に吸収された尿量が吸収
容量を越えて吸収体から溢れでること等が問題となって
いる。
シートと液不透過性のバックシートと、これら両シート
の間に配置される吸収体とからなり、該吸収体側縁から
上記トップシート及びバックシートの一方又は両方のシ
ートが外方に延在するサイドフラップ部を有したものが
ある。上記使い捨ておむつでは、防漏機能の点で、
(1)排泄された尿が表面で流れておむつ端部に達する
こと、(2)尿の湿潤した表面で尿が滲みおむつ端部に
達すること、及び(3)吸収体に吸収された尿量が吸収
容量を越えて吸収体から溢れでること等が問題となって
いる。
【0003】(1)及び(2)はトップシートの濡れ特
性に依存しており、トップシートの重要な機能として尿
を速やかに吸収し、かつ滲み難いことが要求される。ト
ップシートにこのような機能を付与するために、種々の
提案がなされているが、中でもトップシートの中央部を
親水性、側部を撥水性にする方法(特開平2−1759
58号公報)は、吸収機能と滲み防止機能を独立に設計
できることから有力な方法であり、実際に子供用使い捨
ておむつを中心に広く工業化されている。ところで、こ
の優れたトップシートも特に高月齢の幼児、大人用のお
むつにおいては、構造上、2つの課題がある。
性に依存しており、トップシートの重要な機能として尿
を速やかに吸収し、かつ滲み難いことが要求される。ト
ップシートにこのような機能を付与するために、種々の
提案がなされているが、中でもトップシートの中央部を
親水性、側部を撥水性にする方法(特開平2−1759
58号公報)は、吸収機能と滲み防止機能を独立に設計
できることから有力な方法であり、実際に子供用使い捨
ておむつを中心に広く工業化されている。ところで、こ
の優れたトップシートも特に高月齢の幼児、大人用のお
むつにおいては、構造上、2つの課題がある。
【0004】第1に、使い捨ておむつの装着者が男性の
場合、特に高月齢の幼児や成人男性の場合、ペニスから
強い方向性のある尿が多量に排出される。これらの装着
者は低月齢の幼児に比べてペニスが長く、装着時の向き
も一定しない。このため排出部位(ペニスから先)が上
記トップシートの親水部と側部(撥水部)の境界近傍、
更に悪い場合には、中央部(親水部)表面から外れてし
まうことがある。このため、排泄された尿は側部表面を
流れおむつから漏れる危険性が極めて高くなる。第2
に、大人用の使い捨ておむつでは、おむつ交換時の介護
者の肉体的経済的負荷を低減するために補助パッドを併
用することが一般に広く行われている。補助パッドは多
くの場合、おむつの最も幅の狭い股間部にあてがわれ、
排泄された尿はまず補助パッドに吸収され、補助パッド
が吸収容量を越えると尿は補助パッド部から溢れおむつ
の吸収体で吸収される。
場合、特に高月齢の幼児や成人男性の場合、ペニスから
強い方向性のある尿が多量に排出される。これらの装着
者は低月齢の幼児に比べてペニスが長く、装着時の向き
も一定しない。このため排出部位(ペニスから先)が上
記トップシートの親水部と側部(撥水部)の境界近傍、
更に悪い場合には、中央部(親水部)表面から外れてし
まうことがある。このため、排泄された尿は側部表面を
流れおむつから漏れる危険性が極めて高くなる。第2
に、大人用の使い捨ておむつでは、おむつ交換時の介護
者の肉体的経済的負荷を低減するために補助パッドを併
用することが一般に広く行われている。補助パッドは多
くの場合、おむつの最も幅の狭い股間部にあてがわれ、
排泄された尿はまず補助パッドに吸収され、補助パッド
が吸収容量を越えると尿は補助パッド部から溢れおむつ
の吸収体で吸収される。
【0005】しかし、補助パッドの幅がおむつの股間部
の吸収体幅より大きいと、補助パッドから漏れた尿はお
むつの吸収体の外側(液を吸収しないフラップ部分等)
に直接流れ、おむつの吸収体が使用されないまま紙おむ
つの股間から漏れてしまう。特に、トップシートが中央
親水部と側部撥水部として形成されている場合には、該
撥水部が吸収体上の一部を覆うため、更に補助パッドの
設置可能範囲が狭められる。このため、補助パッドから
尿が側部に流れ出た場合、その流出部分が撥水性である
がために更に漏れる危険性が増加する。また、補助パッ
ドの幅がおむつの股間部の吸収体幅より小さくても、大
人用の場合、ずれて装着されることが多く、補助パッド
のいずれかの側縁がおむつの吸収体幅をはみ出す場合が
ある。
の吸収体幅より大きいと、補助パッドから漏れた尿はお
むつの吸収体の外側(液を吸収しないフラップ部分等)
に直接流れ、おむつの吸収体が使用されないまま紙おむ
つの股間から漏れてしまう。特に、トップシートが中央
親水部と側部撥水部として形成されている場合には、該
撥水部が吸収体上の一部を覆うため、更に補助パッドの
設置可能範囲が狭められる。このため、補助パッドから
尿が側部に流れ出た場合、その流出部分が撥水性である
がために更に漏れる危険性が増加する。また、補助パッ
ドの幅がおむつの股間部の吸収体幅より小さくても、大
人用の場合、ずれて装着されることが多く、補助パッド
のいずれかの側縁がおむつの吸収体幅をはみ出す場合が
ある。
【0006】ところで、従来の使い捨ておむつにおい
て、吸収体の外側に物理的障壁、即ち、液不透過性シー
トからなる堰き止め用防漏壁を有するものが提案されて
いる(特開昭62−250201号公報、特開昭62−
223303号公報)。この防漏壁は、従来帯状のシー
トであり、その1側端は腰当接側から腹当接側に至る吸
収体の外側のサイドフラップ部に固定したものであり、
その他側端は立設した防漏壁の自由端となっている。そ
して、このような防漏壁を有したものは、その機能上、
上記問題である強い方向性のある排泄尿や補助パッドか
ら漏れでた尿を物理的な障壁で堰き止めることが期待さ
れた。
て、吸収体の外側に物理的障壁、即ち、液不透過性シー
トからなる堰き止め用防漏壁を有するものが提案されて
いる(特開昭62−250201号公報、特開昭62−
223303号公報)。この防漏壁は、従来帯状のシー
トであり、その1側端は腰当接側から腹当接側に至る吸
収体の外側のサイドフラップ部に固定したものであり、
その他側端は立設した防漏壁の自由端となっている。そ
して、このような防漏壁を有したものは、その機能上、
上記問題である強い方向性のある排泄尿や補助パッドか
ら漏れでた尿を物理的な障壁で堰き止めることが期待さ
れた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
62−250201号公報、及び特開昭62−2233
03号公報に記載された使い捨ておむつは、防漏壁が吸
収体の両側縁より外側のサイドフラップ上にあることを
特徴とするため、上記問題を解決することに困難な点が
多々みられた。
62−250201号公報、及び特開昭62−2233
03号公報に記載された使い捨ておむつは、防漏壁が吸
収体の両側縁より外側のサイドフラップ上にあることを
特徴とするため、上記問題を解決することに困難な点が
多々みられた。
【0008】たとえば、防漏壁の固定端が吸収体の外側
にあるため、その防漏壁の自由端は股間を覆うおむつ面
からはみ出すおそれがあり、また股間部フラップに設置
したレッグギャザーの上を防漏壁が覆ってしまい股間へ
のおむつのフィット性を著しく損なう場合がある。この
ような不都合を解消するために、防漏壁の高さ(または
液不透過性シートの帯状幅)を低くすることが考えられ
るが、一般に股間部のフラップの幅は小さいため、これ
を覆わない程度の防漏壁の高さにしたものは充分な防漏
効果を発揮することができないこがある。また、特開昭
62−250201号公報の使い捨ておむつにおいて
は、上記自由端を固定端より内側に位置する工夫を種々
提案し上記課題の解決に当たっている。しかし、このよ
うな自由端の配置では、実際の装着時、防漏壁は液吸収
領域であるトップシートを覆い易くなり、防漏壁も立ち
難くなる。また、このような状態は、防漏壁の高さを高
くするほど生じやすく、防漏壁の高さも制約される。更
に、防漏壁がトップシートを覆ってしまうと、トップシ
ート面の液吸収領域が減少し、吸収能も著しく低下す
る。このような状態は補助パッドを装着する場合も同様
に生じ、補助パッドの側縁が防漏壁からはみ出すことに
つながる。また、補助パッドの側縁が防漏壁からはみ出
すと、補助パッドの側縁が撥水性であるため致命的な濡
れにつながる。従って、本発明の目的は、液吸収領域の
機能を損なうことなく、強い方向性のある排泄尿や補助
パッドから漏れでた尿に対する優れた防漏機能を発揮す
る使い捨ておむつを提供することにある。
にあるため、その防漏壁の自由端は股間を覆うおむつ面
からはみ出すおそれがあり、また股間部フラップに設置
したレッグギャザーの上を防漏壁が覆ってしまい股間へ
のおむつのフィット性を著しく損なう場合がある。この
ような不都合を解消するために、防漏壁の高さ(または
液不透過性シートの帯状幅)を低くすることが考えられ
るが、一般に股間部のフラップの幅は小さいため、これ
を覆わない程度の防漏壁の高さにしたものは充分な防漏
効果を発揮することができないこがある。また、特開昭
62−250201号公報の使い捨ておむつにおいて
は、上記自由端を固定端より内側に位置する工夫を種々
提案し上記課題の解決に当たっている。しかし、このよ
うな自由端の配置では、実際の装着時、防漏壁は液吸収
領域であるトップシートを覆い易くなり、防漏壁も立ち
難くなる。また、このような状態は、防漏壁の高さを高
くするほど生じやすく、防漏壁の高さも制約される。更
に、防漏壁がトップシートを覆ってしまうと、トップシ
ート面の液吸収領域が減少し、吸収能も著しく低下す
る。このような状態は補助パッドを装着する場合も同様
に生じ、補助パッドの側縁が防漏壁からはみ出すことに
つながる。また、補助パッドの側縁が防漏壁からはみ出
すと、補助パッドの側縁が撥水性であるため致命的な濡
れにつながる。従って、本発明の目的は、液吸収領域の
機能を損なうことなく、強い方向性のある排泄尿や補助
パッドから漏れでた尿に対する優れた防漏機能を発揮す
る使い捨ておむつを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性のト
ップシートと液不透過性のバックシートと、これら両シ
ートの間に配置される吸収体とからなり、該吸収体側縁
から上記トップシート及びバックシートの一方又は両方
のシートが外方に延在するサイドフラップ部を有した使
い捨ておむつにおいて、上記トップシートを配した上記
吸収体面上に、排泄物の漏れを防ぐ一対の防漏壁を所定
間隔あけて設け、上記防漏壁は所定幅を有した帯状の液
不透過性シートからなり、該防漏壁の1側端が上記吸収
体面上で固定される固定端として形成されると共に、該
防漏壁の他側端が自由端として形成され、上記一対の防
漏壁の各自由端は、上記一対の固定端間の液吸収領域の
外側に向けて配置したものであることを特徴とする使い
捨ておむつを提供することにより上記目的を達成したも
のである。
ップシートと液不透過性のバックシートと、これら両シ
ートの間に配置される吸収体とからなり、該吸収体側縁
から上記トップシート及びバックシートの一方又は両方
のシートが外方に延在するサイドフラップ部を有した使
い捨ておむつにおいて、上記トップシートを配した上記
吸収体面上に、排泄物の漏れを防ぐ一対の防漏壁を所定
間隔あけて設け、上記防漏壁は所定幅を有した帯状の液
不透過性シートからなり、該防漏壁の1側端が上記吸収
体面上で固定される固定端として形成されると共に、該
防漏壁の他側端が自由端として形成され、上記一対の防
漏壁の各自由端は、上記一対の固定端間の液吸収領域の
外側に向けて配置したものであることを特徴とする使い
捨ておむつを提供することにより上記目的を達成したも
のである。
【0010】
【作用】本発明の使い捨ておむつによれば、その装着の
際に、上記防漏壁の自由端は上記液吸収領域の外側に向
いているため、防漏壁が上記液吸収領域を覆うおそれが
すくない。また、防漏壁の上記固定端は吸収体上に位置
しており、おむつの股間フラップ端部までの距離が充分
にあり、防漏壁の高さ、即ち上記液不透過性のシートの
幅を広くすることが可能となる。また、上記吸収体面の
上は、吸収体の外側のようにヨレ易い面と相違して、上
記固定端の設置面として安定している。即ち、おむつ等
が少しヨレた場合でも、上記固定端が設置される面は安
定しており、上記自由端の外側に向いた立ち状態は比較
的維持されやすくなる。したがって、尿等の漏れをカバ
ーする防漏壁のエリアは広がり、補助パッドが簡単に防
漏壁内に収まると共に、補助パッドから溢れる尿等に対
しても防漏壁は充分に機能する。
際に、上記防漏壁の自由端は上記液吸収領域の外側に向
いているため、防漏壁が上記液吸収領域を覆うおそれが
すくない。また、防漏壁の上記固定端は吸収体上に位置
しており、おむつの股間フラップ端部までの距離が充分
にあり、防漏壁の高さ、即ち上記液不透過性のシートの
幅を広くすることが可能となる。また、上記吸収体面の
上は、吸収体の外側のようにヨレ易い面と相違して、上
記固定端の設置面として安定している。即ち、おむつ等
が少しヨレた場合でも、上記固定端が設置される面は安
定しており、上記自由端の外側に向いた立ち状態は比較
的維持されやすくなる。したがって、尿等の漏れをカバ
ーする防漏壁のエリアは広がり、補助パッドが簡単に防
漏壁内に収まると共に、補助パッドから溢れる尿等に対
しても防漏壁は充分に機能する。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る使い捨ておむつの実施例
を図面を参照して説明する。図1乃至図4は本発明に係
る使い捨ておむつの一実施例を示しており、図1は実施
例に係る使い捨ておむつの股間当接部における要部断面
の説明図、図2乃至4は別の実施例における使い捨てお
むつのそれぞれの要部断面の説明図である。
を図面を参照して説明する。図1乃至図4は本発明に係
る使い捨ておむつの一実施例を示しており、図1は実施
例に係る使い捨ておむつの股間当接部における要部断面
の説明図、図2乃至4は別の実施例における使い捨てお
むつのそれぞれの要部断面の説明図である。
【0012】本実施例に係る使い捨ておむつおいて、図
1に示す如く液透過性のトップシート2と液不透過性の
バックシート3と、これら両シート2、3の間に配置さ
れる吸収体4とからなり、該吸収体4側縁から上記トッ
プシート2及びバックシート3の一方又は両方のシート
が外方に延在するサイドフラップ部を有した構成は、公
知の使い捨ておむつと同じである。而して、本実施例に
係る使い捨ておむつは、図1に示す如く、上記トップシ
ート2を配した上記吸収体4面上に、排泄物漏れを防ぐ
一対の防漏壁5、5を所定間隔あけて設け、上記防漏壁
5は所定幅を有した帯状の液不透過性シートからなり、
該防漏壁5の1側端が上記吸収体面上で固定される固定
端5Aとして形成されると共に、該防漏壁5の他側端が
自由端5Bとして形成され、上記一対の防漏壁の各自由
端5Bは、上記一対の固定端間の液吸収領域2Aの外側
に向けて(図1の矢印A及びBの方向)配置したもので
ある。
1に示す如く液透過性のトップシート2と液不透過性の
バックシート3と、これら両シート2、3の間に配置さ
れる吸収体4とからなり、該吸収体4側縁から上記トッ
プシート2及びバックシート3の一方又は両方のシート
が外方に延在するサイドフラップ部を有した構成は、公
知の使い捨ておむつと同じである。而して、本実施例に
係る使い捨ておむつは、図1に示す如く、上記トップシ
ート2を配した上記吸収体4面上に、排泄物漏れを防ぐ
一対の防漏壁5、5を所定間隔あけて設け、上記防漏壁
5は所定幅を有した帯状の液不透過性シートからなり、
該防漏壁5の1側端が上記吸収体面上で固定される固定
端5Aとして形成されると共に、該防漏壁5の他側端が
自由端5Bとして形成され、上記一対の防漏壁の各自由
端5Bは、上記一対の固定端間の液吸収領域2Aの外側
に向けて(図1の矢印A及びBの方向)配置したもので
ある。
【0013】また、図1に示す実施例においては、上記
固定端5Aの近傍で上記固定端5Aと上記吸収体側縁部
4Aとの間の一部が液吸収領域2Bとなっており、更に
上記トップシート2は、上記一対の防漏壁5、5の間の
上記液吸収領域2A及び防漏壁5が設けられる固定端近
傍の液吸収領域2Bを除いて、液不透過性の撥水部2C
で形成されて、該撥水部2Cが上記吸収体4の側縁4A
を覆って上記バックシート3と接合されている。更に、
本実施例においては、上記防漏壁5の図示しない腰当接
側の一部分または腰当接側の自由端5Bの一部が上記液
吸収領域2Aの外側のトップシート2面或いは吸収体4
面上に固着され、上記自由端5Bが上記外側に配置する
ようになっている。また、図1に示す実施例において
は、上記防漏壁5の自由端5Bは弾性伸縮部材6を有し
ている。
固定端5Aの近傍で上記固定端5Aと上記吸収体側縁部
4Aとの間の一部が液吸収領域2Bとなっており、更に
上記トップシート2は、上記一対の防漏壁5、5の間の
上記液吸収領域2A及び防漏壁5が設けられる固定端近
傍の液吸収領域2Bを除いて、液不透過性の撥水部2C
で形成されて、該撥水部2Cが上記吸収体4の側縁4A
を覆って上記バックシート3と接合されている。更に、
本実施例においては、上記防漏壁5の図示しない腰当接
側の一部分または腰当接側の自由端5Bの一部が上記液
吸収領域2Aの外側のトップシート2面或いは吸収体4
面上に固着され、上記自由端5Bが上記外側に配置する
ようになっている。また、図1に示す実施例において
は、上記防漏壁5の自由端5Bは弾性伸縮部材6を有し
ている。
【0014】本実施例について更に説明すると、図1に
示す使い捨ておむつ1において、トップシート2は液透
過性の親水部(液吸収領域2A及び2B:図1の実線の
細い部分で示してある。)と液不透過性の撥水部2C
(図1の実線の太い部分で示してある。)とからなり、
トップシート2は、親水性のシートに撥水部2Cを撥水
処理して製造することができ、逆に、撥水性のシートに
親水部2A、2Bを親水処理し製造するこができる。ま
た、両方の処理をそれぞれの箇所に行って製造すること
ができる。本実施例では親水性のウエブと撥水性のウエ
ブを一部重ね合わせて一体に形成することによって製造
してある。。
示す使い捨ておむつ1において、トップシート2は液透
過性の親水部(液吸収領域2A及び2B:図1の実線の
細い部分で示してある。)と液不透過性の撥水部2C
(図1の実線の太い部分で示してある。)とからなり、
トップシート2は、親水性のシートに撥水部2Cを撥水
処理して製造することができ、逆に、撥水性のシートに
親水部2A、2Bを親水処理し製造するこができる。ま
た、両方の処理をそれぞれの箇所に行って製造すること
ができる。本実施例では親水性のウエブと撥水性のウエ
ブを一部重ね合わせて一体に形成することによって製造
してある。。
【0015】上記トップシート2は、吸収体4の上面を
覆っており、バックシート3は吸収体4の下面を覆って
いる(尚、図において説明のため、トップシート、バッ
クシート及び吸収体の各隙間を強調して示してあるが、
実際は隙間が殆どなく密着している。)。また、トップ
シート2の側端部とバックシート3の側端部は接着剤1
1(図において接着剤の厚みが強調されている。)で互
いに固着されている。
覆っており、バックシート3は吸収体4の下面を覆って
いる(尚、図において説明のため、トップシート、バッ
クシート及び吸収体の各隙間を強調して示してあるが、
実際は隙間が殆どなく密着している。)。また、トップ
シート2の側端部とバックシート3の側端部は接着剤1
1(図において接着剤の厚みが強調されている。)で互
いに固着されている。
【0016】上記トップシート2の親水部、即ち吸収体
4の上には、一定間隔をおいて一対の防漏壁5、5が設
けられ、一対の防漏壁5、5の離間部は使い捨ておむつ
1の液吸収領域2Aとなっている。防漏壁5は、略帯状
の液不透過性シートからなり、その1側端が上記トップ
シート2面に接着剤12を介して固着され、その固定端
5Aは、図示しないが使い捨ておむつの腹当接側から腰
当接側に至る吸収体4上に固定されている。防漏壁5の
他側端は自由端5Bとなっており、自由端5Bには弾性
伸縮部材であるギャザー6が設けられ、ギャザー6は防
漏壁5の立ち上がり性を良くしている。また、固定端5
A部での曲げ癖、または本実施例のように図示しない腰
当接側に至る自由端5Bの一部を液吸収領域2Aの外側
(或いは反対側)のトップシート2面に固着させること
により、自由端5Bの全体は液吸収領域2Aの外側に配
置されるようになっている。
4の上には、一定間隔をおいて一対の防漏壁5、5が設
けられ、一対の防漏壁5、5の離間部は使い捨ておむつ
1の液吸収領域2Aとなっている。防漏壁5は、略帯状
の液不透過性シートからなり、その1側端が上記トップ
シート2面に接着剤12を介して固着され、その固定端
5Aは、図示しないが使い捨ておむつの腹当接側から腰
当接側に至る吸収体4上に固定されている。防漏壁5の
他側端は自由端5Bとなっており、自由端5Bには弾性
伸縮部材であるギャザー6が設けられ、ギャザー6は防
漏壁5の立ち上がり性を良くしている。また、固定端5
A部での曲げ癖、または本実施例のように図示しない腰
当接側に至る自由端5Bの一部を液吸収領域2Aの外側
(或いは反対側)のトップシート2面に固着させること
により、自由端5Bの全体は液吸収領域2Aの外側に配
置されるようになっている。
【0017】本実施例のトップシート2としては、排泄
物を吸収体4へ透過させる液透過性シートで肌着に近い
感触を有したものが好ましく、このような液透過性シー
トとしては、例えば織布、不織布、多孔性フイルム等が
好ましい。また、トップシート2の撥水部2Cにシリコ
ン系油剤、パラフィンワックス等の疎水性化合物を塗布
する方法や、予めアルキルリン酸エステルのような親水
性化合物を塗布し、その撥水部2Cとなる部分を温水で
洗浄するこにより撥水処理を施し、撥水部2Cに於ける
尿などの滲みによる漏れを防止することができる。
物を吸収体4へ透過させる液透過性シートで肌着に近い
感触を有したものが好ましく、このような液透過性シー
トとしては、例えば織布、不織布、多孔性フイルム等が
好ましい。また、トップシート2の撥水部2Cにシリコ
ン系油剤、パラフィンワックス等の疎水性化合物を塗布
する方法や、予めアルキルリン酸エステルのような親水
性化合物を塗布し、その撥水部2Cとなる部分を温水で
洗浄するこにより撥水処理を施し、撥水部2Cに於ける
尿などの滲みによる漏れを防止することができる。
【0018】バックシート3は、熱可塑性樹脂にフィラ
ーを加えて延伸した液不透過性且つ蒸気を透過させる蒸
気透過性のシートが用いられ、肌着に近い感触を有した
もの、例えば、フィルムと不織布との複合材、或いはフ
ィルムと織布との複合材料等が用いられる。
ーを加えて延伸した液不透過性且つ蒸気を透過させる蒸
気透過性のシートが用いられ、肌着に近い感触を有した
もの、例えば、フィルムと不織布との複合材、或いはフ
ィルムと織布との複合材料等が用いられる。
【0019】吸収体4の材料としては、解繊パルプを主
材とし、高吸水ポリマーを併用したものが好ましく、そ
のほか、熱可塑性樹脂、セルロース繊維、高分子吸水性
ポリマーの混合物に熱処理を加えたものなどが好まし
い。高分子吸水ポリマーの存在位置は、吸収体4の上
層、中層、下層のいずれであってもよく、解繊パルプと
混合しあったものであってもよい。高分子吸水ポリマー
としては、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合
体、デンプン−アクリロニトリル共重合体のケン化物、
ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、アク
リル酸(塩)重合体などが好ましい。形状としては、略
中央がくびれた砂時計型形状に形成されることが好まし
い。
材とし、高吸水ポリマーを併用したものが好ましく、そ
のほか、熱可塑性樹脂、セルロース繊維、高分子吸水性
ポリマーの混合物に熱処理を加えたものなどが好まし
い。高分子吸水ポリマーの存在位置は、吸収体4の上
層、中層、下層のいずれであってもよく、解繊パルプと
混合しあったものであってもよい。高分子吸水ポリマー
としては、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合
体、デンプン−アクリロニトリル共重合体のケン化物、
ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、アク
リル酸(塩)重合体などが好ましい。形状としては、略
中央がくびれた砂時計型形状に形成されることが好まし
い。
【0020】防漏壁5は所定幅を有した帯状の液不透過
性シートからなり、シートの幅(又は高さ)としては2
0乃至80mmの範囲が望ましく、本実施例においてはシ
ートの幅が35mmとなっている。また、具体的な液不透
過性シートとしては、スパンボンド不織布、ポリオレフ
ィン系フィルム、不織布とフィルムのラミネート材等が
挙げられる。
性シートからなり、シートの幅(又は高さ)としては2
0乃至80mmの範囲が望ましく、本実施例においてはシ
ートの幅が35mmとなっている。また、具体的な液不透
過性シートとしては、スパンボンド不織布、ポリオレフ
ィン系フィルム、不織布とフィルムのラミネート材等が
挙げられる。
【0021】以上のように構成した本実施例の使い捨て
おむつにおいて、防漏壁5の固定端5Aは吸収体4上に
位置しており、おむつの股間フラップ端部までの距離が
充分にあり、防漏壁5の高さ、即ち上記液不透過性のシ
ートの幅を広く形成することができる。また吸収体4面
の上は、吸収体4の外側のようにヨレ易い面(剛性のな
い面)と相違して、固定端5Aの設置面として安定して
いる。このため、自由端5Bは、その一部が腰当接側の
近傍における液吸収領域2A外側のトップシート2面に
固着されていることと相まって、液吸収領域2Aの外側
に向けて立った状態での配置が容易となっている。更
に、自由端5Bはギャザー6の収縮により全体に立ち上
がり易くなっている。
おむつにおいて、防漏壁5の固定端5Aは吸収体4上に
位置しており、おむつの股間フラップ端部までの距離が
充分にあり、防漏壁5の高さ、即ち上記液不透過性のシ
ートの幅を広く形成することができる。また吸収体4面
の上は、吸収体4の外側のようにヨレ易い面(剛性のな
い面)と相違して、固定端5Aの設置面として安定して
いる。このため、自由端5Bは、その一部が腰当接側の
近傍における液吸収領域2A外側のトップシート2面に
固着されていることと相まって、液吸収領域2Aの外側
に向けて立った状態での配置が容易となっている。更
に、自由端5Bはギャザー6の収縮により全体に立ち上
がり易くなっている。
【0022】このような防漏壁5の設置状態で、おむつ
の液吸収領域2Aは防漏壁5を介して幅広い排泄域の尿
漏れ等を防止する。また、上記のような自由端5Bの立
ち状態では、装着の際に、防漏壁5が液吸収領域2Aを
覆うおそれが少なく、補助パッド等の装着が簡単にな
る。更に、自由端5Bのギャザー6等により補助パッド
等の位置ずれなどのおそれがすくなくなっている。ま
た、本実施例においては、装着時の上記防漏作用が充分
に見られる他に、使用時においても好適な防漏作用を発
揮する。即ち、排泄部位や補助パッド等が防漏壁5、5
内に収まっていても、排泄速度、排泄量が極めて多いと
きや横向き寝の体位での排泄するとき等の厳しい排泄条
件下では、尿などが防漏壁5を越える場合があるが、し
かし、本実施例のおむつ1では、越えてくる尿が撥水部
2Cに滞留しないように防漏壁5の固定端5Aの近傍の
液吸収領域2Bで吸収することができるようになってい
る。したがって、本実施例の使い捨ておむつ1は、尿の
漏れ等を二重に防止している。
の液吸収領域2Aは防漏壁5を介して幅広い排泄域の尿
漏れ等を防止する。また、上記のような自由端5Bの立
ち状態では、装着の際に、防漏壁5が液吸収領域2Aを
覆うおそれが少なく、補助パッド等の装着が簡単にな
る。更に、自由端5Bのギャザー6等により補助パッド
等の位置ずれなどのおそれがすくなくなっている。ま
た、本実施例においては、装着時の上記防漏作用が充分
に見られる他に、使用時においても好適な防漏作用を発
揮する。即ち、排泄部位や補助パッド等が防漏壁5、5
内に収まっていても、排泄速度、排泄量が極めて多いと
きや横向き寝の体位での排泄するとき等の厳しい排泄条
件下では、尿などが防漏壁5を越える場合があるが、し
かし、本実施例のおむつ1では、越えてくる尿が撥水部
2Cに滞留しないように防漏壁5の固定端5Aの近傍の
液吸収領域2Bで吸収することができるようになってい
る。したがって、本実施例の使い捨ておむつ1は、尿の
漏れ等を二重に防止している。
【0023】次に、本発明の別の実施例を図2にしたが
って説明する。図2は、別の実施例に係る使い捨ておむ
つの股間当接部に於ける要部断面の説明図である。本実
施例に係る使い捨ておむつは、図1に示す実施例とほぼ
同様に構成されており、図1に示す実施例における部材
と同様な部材については図2において同一符号を付して
その詳しい説明を省略するが、図1の実施例と相違する
ところは、上記トップシート2が上記一対の防漏壁5、
5の間の液吸収領域2A及び防漏壁5が設けられる固定
端5A近傍の液吸収領域2Bまでの上記吸収体4を覆
い、かつ上記トップシート2は上記吸収体4の側縁4A
を覆う液不透過性の撥水シート7に接合されて、上記吸
収体4面上に上記トップシート2と、上記防漏壁5を形
成するシートと、上記撥水シート7との3部材を接着剤
13、13、13または超音波融着またはヒートエンボ
ス等で張り合わせて一体化したこと点である。従って、
この実施例による場合も、先の実施例の使い捨ておむつ
による場合と同様な効果が奏されるものである。
って説明する。図2は、別の実施例に係る使い捨ておむ
つの股間当接部に於ける要部断面の説明図である。本実
施例に係る使い捨ておむつは、図1に示す実施例とほぼ
同様に構成されており、図1に示す実施例における部材
と同様な部材については図2において同一符号を付して
その詳しい説明を省略するが、図1の実施例と相違する
ところは、上記トップシート2が上記一対の防漏壁5、
5の間の液吸収領域2A及び防漏壁5が設けられる固定
端5A近傍の液吸収領域2Bまでの上記吸収体4を覆
い、かつ上記トップシート2は上記吸収体4の側縁4A
を覆う液不透過性の撥水シート7に接合されて、上記吸
収体4面上に上記トップシート2と、上記防漏壁5を形
成するシートと、上記撥水シート7との3部材を接着剤
13、13、13または超音波融着またはヒートエンボ
ス等で張り合わせて一体化したこと点である。従って、
この実施例による場合も、先の実施例の使い捨ておむつ
による場合と同様な効果が奏されるものである。
【0024】更に、本発明の別の実施例を図3にしたが
って説明する。図3は、別の実施例に係る使い捨ておむ
つの股間当接部に於ける要部断面の説明図である。本実
施例に係る使い捨ておむつは、図1に示す実施例とほぼ
同様に構成されており、図1に示す実施例における部材
と同様な部材については図3において同一符号を付して
その詳しい説明を省略するが、図1の実施例と相違する
ところは、上記防漏壁5、5を形成するシート素材が、
その固定端5Aを更に延在させて吸収体4の側縁4Aを
覆って上記バックシート3と接合されている点である。
しかして、防漏壁5の延在部8は、液不透過性の撥水シ
ート部となっており、延在部8の固定端5Aの近傍には
開口9が形成され、開口9からは液吸収領域2Bが表出
するようになっている。このような実施例による場合
も、先の実施例の使い捨ておむつによる場合と同様な効
果が奏されるものである。
って説明する。図3は、別の実施例に係る使い捨ておむ
つの股間当接部に於ける要部断面の説明図である。本実
施例に係る使い捨ておむつは、図1に示す実施例とほぼ
同様に構成されており、図1に示す実施例における部材
と同様な部材については図3において同一符号を付して
その詳しい説明を省略するが、図1の実施例と相違する
ところは、上記防漏壁5、5を形成するシート素材が、
その固定端5Aを更に延在させて吸収体4の側縁4Aを
覆って上記バックシート3と接合されている点である。
しかして、防漏壁5の延在部8は、液不透過性の撥水シ
ート部となっており、延在部8の固定端5Aの近傍には
開口9が形成され、開口9からは液吸収領域2Bが表出
するようになっている。このような実施例による場合
も、先の実施例の使い捨ておむつによる場合と同様な効
果が奏されるものである。
【0025】また、本発明の別の実施例を図4にしたが
って説明する。図4は、別の実施例に係る使い捨ておむ
つの股間当接部に於ける要部断面のである。本実施例に
係る使い捨ておむつは、図3に示す実施例とほぼ同様に
構成されており、図3に示す実施例における部材と同様
な部材については図4において同一符号を付してその詳
しい説明を省略するが、図3の実施例と相違するところ
は、開口9がないことである。従って、この実施例によ
る場合は、先の実施例の使い捨ておむつによる場合と同
様に装着時における効果が充分に奏されるものである。
って説明する。図4は、別の実施例に係る使い捨ておむ
つの股間当接部に於ける要部断面のである。本実施例に
係る使い捨ておむつは、図3に示す実施例とほぼ同様に
構成されており、図3に示す実施例における部材と同様
な部材については図4において同一符号を付してその詳
しい説明を省略するが、図3の実施例と相違するところ
は、開口9がないことである。従って、この実施例によ
る場合は、先の実施例の使い捨ておむつによる場合と同
様に装着時における効果が充分に奏されるものである。
【0026】尚、上記各実施例においては、防漏壁5と
トップシート2の張り合わせ、及びトップシート2とバ
ックシート3の張り合わせに、接着剤11、12、13
を用いたがこれに限るものではなく、張り合わせ接着が
可能である限り、超音波融着、ヒートエンボス、その他
の方法によって行うことができる。
トップシート2の張り合わせ、及びトップシート2とバ
ックシート3の張り合わせに、接着剤11、12、13
を用いたがこれに限るものではなく、張り合わせ接着が
可能である限り、超音波融着、ヒートエンボス、その他
の方法によって行うことができる。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る使い捨ておむつは、体液吸
収領域の機能を損なうことなく、強い方向性のある排泄
尿や補助パッドから漏れでた尿に対する優れた防漏機能
を発揮することができる。
収領域の機能を損なうことなく、強い方向性のある排泄
尿や補助パッドから漏れでた尿に対する優れた防漏機能
を発揮することができる。
【図1】本実施例に係る使い捨ておむつの股間当接部に
おける要部断面の説明図である。
おける要部断面の説明図である。
【図2】本実施例に係る別の使い捨ておむつの股間当接
部における要部断面の説明図である。
部における要部断面の説明図である。
【図3】本実施例に係る別の使い捨ておむつの股間当接
部における要部断面の説明図である。
部における要部断面の説明図である。
【図4】本実施例に係る別の使い捨ておむつの股間当接
部における要部断面の説明図である。
部における要部断面の説明図である。
1 使い捨ておむつ 2 トップシート 2A、2B 液吸収領域(親水部) 2C 撥水部 3 バックシート 4 吸収体 5 防漏壁 6 弾性伸縮部材(ギャザー) 7 撥水シート 8 延在部 9 開口
Claims (7)
- 【請求項1】 液透過性のトップシートと液不透過性の
バックシートと、これら両シートの間に配置される吸収
体とからなり、該吸収体側縁から上記トップシート及び
バックシートの一方又は両方のシートが外方に延在する
サイドフラップ部を有した使い捨ておむつにおいて、 上記トップシートを配した上記吸収体面上に、排泄物の
漏れを防ぐ一対の防漏壁を所定間隔あけて設け、 上記防漏壁は所定幅を有した帯状の液不透過性シートか
らなり、該防漏壁の1側端が上記吸収体面上で固定され
る固定端として形成されると共に、該防漏壁の他側端が
自由端として形成され、 上記一対の防漏壁の各自由端は、上記一対の固定端間の
液吸収領域の外側に向けて配置したものであることを特
徴とする使い捨ておむつ。 - 【請求項2】 上記防漏壁の腰当接側の一部分または腰
当接側の自由端の一部が上記液吸収領域の外側のトップ
シート面或いは吸収体面上に固着され、上記自由端が上
記液吸収領域の外側に配置するようになっていることを
特徴とする請求項1記載の使い捨ておむつ。 - 【請求項3】 上記防漏壁の自由端は弾性伸縮部材を有
していることを特徴とする請求項1又は2記載の使い捨
ておむつ。 - 【請求項4】 上記固定端の近傍で上記固定端と上記サ
イドフラップ部との間の一部が液吸収領域となっている
請求項1乃至3記載の使い捨ておむつ。 - 【請求項5】 上記防漏壁を形成するシート素材は、そ
の固定端を更に延在させてサイドフラップ部を覆って上
記バックシートと接合されていることを特徴とする請求
項1乃至4記載の使い捨ておむつ。 - 【請求項6】 上記トップシートは、上記一対の防漏壁
の間の液吸収領域及び防漏壁が設けられる固定端近傍の
液吸収領域を除いて、液不透過性の撥水部で形成され
て、該撥水部が上記サイドフラップ部を覆って上記バッ
クシートと接合されていることを特徴とする請求項1乃
至5記載の使い捨ておむつ。 - 【請求項7】 上記トップシートは、上記一対の防漏壁
の間の液吸収領域及び防漏壁が設けられる固定端近傍の
液吸収領域までの上記吸収体を覆い、かつ上記トップシ
ートは上記サイドフラップ部を覆う液不透過性の撥水シ
ートと接合されて、上記吸収体面上に上記トップシート
と、上記防漏壁を形成するシートと、上記撥水シートと
の3部材を張り合わせて一体化したことを特徴とする請
求項1乃至6記載の使い捨ておむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12392292A JP3372051B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12392292A JP3372051B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 使い捨ておむつ |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002211871A Division JP3844719B2 (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | 使い捨ておむつ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05317362A true JPH05317362A (ja) | 1993-12-03 |
JP3372051B2 JP3372051B2 (ja) | 2003-01-27 |
Family
ID=14872665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12392292A Expired - Fee Related JP3372051B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 使い捨ておむつ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH11128269A (ja) * | 1997-10-29 | 1999-05-18 | Pigeon Corp | 吸収性製品 |
WO2001039713A1 (fr) * | 1999-12-01 | 2001-06-07 | Toyo Eizai Kabushiki Kaisha | Couche jetable |
JP2001198158A (ja) * | 1999-11-10 | 2001-07-24 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP2002165836A (ja) * | 2000-12-01 | 2002-06-11 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
JP2002291804A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-08 | Uni Charm Corp | 吸収性物品 |
JP2002360629A (ja) * | 2001-06-13 | 2002-12-17 | Kao Corp | 使い捨ておむつ |
JP2003070834A (ja) * | 2002-07-22 | 2003-03-11 | Kao Corp | 使い捨ておむつ |
WO2004112673A1 (ja) * | 2003-06-23 | 2004-12-29 | Uni-Charm Co., Ltd. | パンツ型の使い捨て着用物品 |
JP2005013756A (ja) * | 2004-09-13 | 2005-01-20 | Uni Charm Corp | パンツ型の使い捨て着用物品 |
WO2005087162A1 (ja) * | 2004-03-15 | 2005-09-22 | Livedo Corporation | 使い捨て吸収性物品 |
US7520874B2 (en) | 2000-12-28 | 2009-04-21 | Kao Corporation | Disposable diaper with improved leak prevention properties |
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JP5384747B1 (ja) * | 2012-09-24 | 2014-01-08 | 大王製紙株式会社 | 新規なレッグギャザーを備えた吸収体物品 |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP12392292A patent/JP3372051B2/ja not_active Expired - Fee Related
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