JPH05309888A - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
- Publication number
- JPH05309888A JPH05309888A JP4148235A JP14823592A JPH05309888A JP H05309888 A JPH05309888 A JP H05309888A JP 4148235 A JP4148235 A JP 4148235A JP 14823592 A JP14823592 A JP 14823592A JP H05309888 A JPH05309888 A JP H05309888A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- roll
- sheet
- roller
- discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録済切断記録材後端と未記録の記録材先端
間の間隔を大きくして記録済切断記録材を確実に排出す
る。ロール状記録材のセット性を改善すると共に、ジャ
ム解除の容易化を図る。 【構成】 次の印字に備えて未記録のシート材19先端
を印字位置Kまで引き戻す際に、排出ローラ38を記録
済のシート材19を所定量排出する方向に駆動制御する
ことを特徴とする。記録カバー2と排出ローラ38a,
bとコロ39a,b間の圧接解除が連動し、記録カバ−
2を開けた時に、排出ローラ38a,bとコロ39a,
b間の圧接が解除され、記録カバー2を閉めた時に排出
ローラ38a,bとコロ39a,bが圧接されることを
特徴とする。
間の間隔を大きくして記録済切断記録材を確実に排出す
る。ロール状記録材のセット性を改善すると共に、ジャ
ム解除の容易化を図る。 【構成】 次の印字に備えて未記録のシート材19先端
を印字位置Kまで引き戻す際に、排出ローラ38を記録
済のシート材19を所定量排出する方向に駆動制御する
ことを特徴とする。記録カバー2と排出ローラ38a,
bとコロ39a,b間の圧接解除が連動し、記録カバ−
2を開けた時に、排出ローラ38a,bとコロ39a,
b間の圧接が解除され、記録カバー2を閉めた時に排出
ローラ38a,bとコロ39a,bが圧接されることを
特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ,プリンタ
等の記録装置に関し、特に記録材に情報記録後記録材を
排出する為の排出手段を備えた記録装置に関する。
等の記録装置に関し、特に記録材に情報記録後記録材を
排出する為の排出手段を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロール状記録材を用いて、印字後
カッターにより切断し、排出手段により排出される記録
装置においては、サーマルヘッド等の記録手段によって
任意のページの情報を記録後、記録情報後端をカッター
まで搬送する。次いで、切断後次ページの情報記録に備
えて記録材先端を記録位置迄引き戻すが、その際に排出
手段は駆動されず停止した状態であった。
カッターにより切断し、排出手段により排出される記録
装置においては、サーマルヘッド等の記録手段によって
任意のページの情報を記録後、記録情報後端をカッター
まで搬送する。次いで、切断後次ページの情報記録に備
えて記録材先端を記録位置迄引き戻すが、その際に排出
手段は駆動されず停止した状態であった。
【0003】従って、未記録の記録材と記録済み切断記
録材間の間隔(以下、記録材のページ間隔という)は記
録手段の記録位置とカッター間の距離にほぼ等しく、通
常約20mm程度であった。
録材間の間隔(以下、記録材のページ間隔という)は記
録手段の記録位置とカッター間の距離にほぼ等しく、通
常約20mm程度であった。
【0004】以下に、このようなロール状記録紙を用
い、かつ排紙ローラを有する従来の記録装置としてファ
クシミリを2例挙げて説明を行なう。第1の従来例とし
て、図16に示すように、ロールホルダー104は、上
部が開放された形状に形成され、これが記録系本体10
1の右側に配置されている。このロールホルダー104
にはシートロール105aが装填され、このロール10
5aの外周面とホルダー104の内周面とが接触するこ
とで、摩擦抵抗を生ずる。
い、かつ排紙ローラを有する従来の記録装置としてファ
クシミリを2例挙げて説明を行なう。第1の従来例とし
て、図16に示すように、ロールホルダー104は、上
部が開放された形状に形成され、これが記録系本体10
1の右側に配置されている。このロールホルダー104
にはシートロール105aが装填され、このロール10
5aの外周面とホルダー104の内周面とが接触するこ
とで、摩擦抵抗を生ずる。
【0005】即ち、シート材105が引き出されるとき
にロール105aの径が大きく、重量が重いときは大き
な摩擦抵抗を生じ、シート材105が引き出されてロー
ル105aの重量が減少するにつれて前記摩擦抵抗も減
少する。この摩擦抵抗はシート材105が引き出される
ときの該シート材105にテンションを付与する作用を
もつものであり、摩擦抵抗の大小に比例して引き出され
るシート材105にかかるテンションも変化する。
にロール105aの径が大きく、重量が重いときは大き
な摩擦抵抗を生じ、シート材105が引き出されてロー
ル105aの重量が減少するにつれて前記摩擦抵抗も減
少する。この摩擦抵抗はシート材105が引き出される
ときの該シート材105にテンションを付与する作用を
もつものであり、摩擦抵抗の大小に比例して引き出され
るシート材105にかかるテンションも変化する。
【0006】前記シート材105に所定画像を記録する
ための記録手段106の構成は、プラテンローラ106
aと記録ヘッド106bとからなる。プラテンローラ1
06aは硬質ゴム等の摩擦係数の高い部材をローラ状に
形成したものを本体101に回動可能に取り付けたもの
であり、これを駆動源となるモーター20で駆動するよ
うに構成している。
ための記録手段106の構成は、プラテンローラ106
aと記録ヘッド106bとからなる。プラテンローラ1
06aは硬質ゴム等の摩擦係数の高い部材をローラ状に
形成したものを本体101に回動可能に取り付けたもの
であり、これを駆動源となるモーター20で駆動するよ
うに構成している。
【0007】このプラテンローラ106aの回転によっ
てシート材105が搬送され、前記プラテンローラ10
6aはシート材105の搬送手段も兼ねている。
てシート材105が搬送され、前記プラテンローラ10
6aはシート材105の搬送手段も兼ねている。
【0008】記録ヘッド106bは画信号に応じて前記
シート材105を加熱することにより、該シート材10
5に画像を形成するものであり、シート材105を介し
てプラテンローラ106aを押圧する如く構成されてい
る。具体的には軸106cにより蓋体102に回動可能
に取り付けられ、この蓋体102を閉じたときに圧縮バ
ネ106dによってプラテンローラ106aを押圧する
如く構成されている。
シート材105を加熱することにより、該シート材10
5に画像を形成するものであり、シート材105を介し
てプラテンローラ106aを押圧する如く構成されてい
る。具体的には軸106cにより蓋体102に回動可能
に取り付けられ、この蓋体102を閉じたときに圧縮バ
ネ106dによってプラテンローラ106aを押圧する
如く構成されている。
【0009】従って、プラテンローラ106aと記録ヘ
ッド106b間にシート材105を挿通した状態でプラ
テンローラ106aが回転すると、シート材105が搬
送されるものである。
ッド106b間にシート材105を挿通した状態でプラ
テンローラ106aが回転すると、シート材105が搬
送されるものである。
【0010】記録ヘッド106bはシート材105と接
触する面に、通電により発熱する多数の発熱素子106
b1 をシート材105の幅方向に配列した、所謂ライン
型のサーマルヘッドを使用しており、前記発熱素子10
6b1 へ画信号に応じた通電を行うことによりシート材
105を選択的に加熱し、感熱シート材105を発色さ
せて記録を行うものである。
触する面に、通電により発熱する多数の発熱素子106
b1 をシート材105の幅方向に配列した、所謂ライン
型のサーマルヘッドを使用しており、前記発熱素子10
6b1 へ画信号に応じた通電を行うことによりシート材
105を選択的に加熱し、感熱シート材105を発色さ
せて記録を行うものである。
【0011】次にカッター107は固定刃107aと駆
動刃107bとからなる回転式カッターを使用してい
る。具体的には固定刃107aは本体101に固定され
ており、駆動刃107bは軸107cを中心として回動
可能に取り付けられ、前記駆動刃107bが駆動手段に
よって回動すると固定刃107aと擦り合ってシート材
105をカットするものである。
動刃107bとからなる回転式カッターを使用してい
る。具体的には固定刃107aは本体101に固定され
ており、駆動刃107bは軸107cを中心として回動
可能に取り付けられ、前記駆動刃107bが駆動手段に
よって回動すると固定刃107aと擦り合ってシート材
105をカットするものである。
【0012】尚、前記駆動刃107bはプラテンローラ
106aを駆動するモーター20で駆動するように構成
されることもあり、他の独立したモーターで駆動される
こともある。
106aを駆動するモーター20で駆動するように構成
されることもあり、他の独立したモーターで駆動される
こともある。
【0013】前記カッター107でカットされたシート
材105は図示しない駆動手段によって駆動する排出ロ
ーラ108でスタッカ109に排出される一方、蓋体2
は支点10によって本体1に回動自在に支持され、シー
トロール5aの交換時には、図17に示す様に上方に開
放する構成となっており、シートロール105a,プラ
テンローラ106aの上部からカッター107の固定刃
107aと回転刃107bの間を通し、排出ローラ10
8の上部を通してシートロール105aよりシート材1
05を引き出し蓋体102を閉めることによってシート
ロール105aのセットは完了する。
材105は図示しない駆動手段によって駆動する排出ロ
ーラ108でスタッカ109に排出される一方、蓋体2
は支点10によって本体1に回動自在に支持され、シー
トロール5aの交換時には、図17に示す様に上方に開
放する構成となっており、シートロール105a,プラ
テンローラ106aの上部からカッター107の固定刃
107aと回転刃107bの間を通し、排出ローラ10
8の上部を通してシートロール105aよりシート材1
05を引き出し蓋体102を閉めることによってシート
ロール105aのセットは完了する。
【0014】また、第2の従来例として、図18に示す
ように、シートロール105aが回転自在に蓋体102
に支持され、蓋体102は支点110によって回動自在
に本体101に取り付けられたファクシミリについて説
明する。
ように、シートロール105aが回転自在に蓋体102
に支持され、蓋体102は支点110によって回動自在
に本体101に取り付けられたファクシミリについて説
明する。
【0015】シートロール105aよりシート材105
をプラテンローラ106aとサーマルヘッド106b間
にセットし、図示しないスイッチを操作することによ
り、図示しないモーターが回転してプラテンローラ10
6aを駆動する。その結果、シート材105の先端はカ
ッター107の固定刃107aと回転刃107bの間を
通過し排出ローラ108に至る。
をプラテンローラ106aとサーマルヘッド106b間
にセットし、図示しないスイッチを操作することによ
り、図示しないモーターが回転してプラテンローラ10
6aを駆動する。その結果、シート材105の先端はカ
ッター107の固定刃107aと回転刃107bの間を
通過し排出ローラ108に至る。
【0016】その後、蓋体102を時計方向に閉じる事
により、シートロール105aセットは終了する。
により、シートロール105aセットは終了する。
【0017】
(第1の課題)一般に排出ローラには、図13に示すよ
うに、かき落し部65が設けられている。ここで、例え
ば排出ローラの外径(かき落し部を除く外径)をφ14
とし、かき落し部65が周上に6箇所設けられていたと
すると、かき落し部65のピッチは約7.3mmとなる。
うに、かき落し部65が設けられている。ここで、例え
ば排出ローラの外径(かき落し部を除く外径)をφ14
とし、かき落し部65が周上に6箇所設けられていたと
すると、かき落し部65のピッチは約7.3mmとなる。
【0018】前述した様に、従来例によると記録材のペ
ージ間隔は約20mm程度であるから、何ページか連続し
て印字が行なわれた場合、次ページ先端が来る迄に、ペ
ージ後端が前記排出ローラのかき落し部65によって下
方にかき落される回数は最低2回しかない事になる。
ージ間隔は約20mm程度であるから、何ページか連続し
て印字が行なわれた場合、次ページ先端が来る迄に、ペ
ージ後端が前記排出ローラのかき落し部65によって下
方にかき落される回数は最低2回しかない事になる。
【0019】特に高温高湿環境下においては、記録材の
コシがなくなり、また、湿気によって貼り付き易くなる
為、上記2回程度のかき落し回数では確実に記録材を落
下させる事ができず、次のページが前ページの下に入り
込んで順序性が狂ったり、又、前ページが押し出されて
積載不良となる不具合があった。 (第2の課題)第1の従来例においては、サーマルヘッ
ド106bとプラテンローラ106aおよび排出ローラ
108の圧接が図17に示す様に解除される為、シート
ロール105aのセット性は良好であるが、装置本体の
半分以上を上方に持ち上げないとシートロール105a
の交換をする事ができない。
コシがなくなり、また、湿気によって貼り付き易くなる
為、上記2回程度のかき落し回数では確実に記録材を落
下させる事ができず、次のページが前ページの下に入り
込んで順序性が狂ったり、又、前ページが押し出されて
積載不良となる不具合があった。 (第2の課題)第1の従来例においては、サーマルヘッ
ド106bとプラテンローラ106aおよび排出ローラ
108の圧接が図17に示す様に解除される為、シート
ロール105aのセット性は良好であるが、装置本体の
半分以上を上方に持ち上げないとシートロール105a
の交換をする事ができない。
【0020】従ってユーザが蓋体102を上方に持ち上
げるのに大きな力を要するか、或は、力を軽減する為に
補助的なバネ等を用いる必要があった。また、蓋体10
2を上方に持ち上げた状態では、重量物が上方に移動し
た状態で重心が高いので不安定であり、倒れ等の危険が
あった。又、蓋体102を支持する為の支持部材の強度
も必要となり、装置自体が大型化,複雑化するという欠
点があった。
げるのに大きな力を要するか、或は、力を軽減する為に
補助的なバネ等を用いる必要があった。また、蓋体10
2を上方に持ち上げた状態では、重量物が上方に移動し
た状態で重心が高いので不安定であり、倒れ等の危険が
あった。又、蓋体102を支持する為の支持部材の強度
も必要となり、装置自体が大型化,複雑化するという欠
点があった。
【0021】一方、第2の従来例においては、シートロ
ール105aよりシート材105をプラテンローラ10
6aとサーマルヘッド106bの間に差し込んでセット
する。この様なセット方法の場合、図19に示す様に、
シート材の引き出し量が少ない為、正規の位置に対し巾
方向でHだけずれてセットされた場合の角度Iは、引き
出し量の多い場合の角度Jに較べI>Jであって、シー
ト材が搬送されるにつれ巾方向のズレ量が大きくなっ
て、装置の許容するシート材巾を超え、ジャムに至る危
険性があった。
ール105aよりシート材105をプラテンローラ10
6aとサーマルヘッド106bの間に差し込んでセット
する。この様なセット方法の場合、図19に示す様に、
シート材の引き出し量が少ない為、正規の位置に対し巾
方向でHだけずれてセットされた場合の角度Iは、引き
出し量の多い場合の角度Jに較べI>Jであって、シー
ト材が搬送されるにつれ巾方向のズレ量が大きくなっ
て、装置の許容するシート材巾を超え、ジャムに至る危
険性があった。
【0022】また、シート材105の先端がちぎれた状
態や折れ曲がった状態の時も、排出ローラ108に至る
迄にジャムとなる場合があった。
態や折れ曲がった状態の時も、排出ローラ108に至る
迄にジャムとなる場合があった。
【0023】更に、シート材105がプラテンローラ1
06aと排出ローラ108間でジャムした場合に、シー
ト材パスが開放しない為ジャムしたシート材105を取
り出せないという不具合を生ずる可能性がある。
06aと排出ローラ108間でジャムした場合に、シー
ト材パスが開放しない為ジャムしたシート材105を取
り出せないという不具合を生ずる可能性がある。
【0024】第1の発明は、上記した第1の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
記録済みの切断記録材後端と未記録のロール状記録材先
端の間隔を大きくして、記録済み切断記録材を確実に排
出し得る記録装置を提供することにある。
するためになされたもので、その目的とするところは、
記録済みの切断記録材後端と未記録のロール状記録材先
端の間隔を大きくして、記録済み切断記録材を確実に排
出し得る記録装置を提供することにある。
【0025】第2の発明は、上記した第2の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
ロール状記録材のセット性を改善し、ジャム解除の容易
に行なえる記録装置を提供することにある。
するためになされたもので、その目的とするところは、
ロール状記録材のセット性を改善し、ジャム解除の容易
に行なえる記録装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、記録手段により記録材に情報を記録
しながら順次送り出し、記録された情報後端をカッター
まで搬送して切断し、切断された情報記録済み切断記録
材を排出手段により排出し、一方、未記録の記録材先端
を次の情報記録に備えて記録手段による記録位置まで引
き戻す記録装置において、前記未記録の記録材先端を記
録位置まで引き戻す際に、前記排出手段を記録済み記録
材を所定量排出する方向に駆動制御して成ることを特徴
とする。
に、第1の発明は、記録手段により記録材に情報を記録
しながら順次送り出し、記録された情報後端をカッター
まで搬送して切断し、切断された情報記録済み切断記録
材を排出手段により排出し、一方、未記録の記録材先端
を次の情報記録に備えて記録手段による記録位置まで引
き戻す記録装置において、前記未記録の記録材先端を記
録位置まで引き戻す際に、前記排出手段を記録済み記録
材を所定量排出する方向に駆動制御して成ることを特徴
とする。
【0027】第2の発明は、記録材を順次送り出しなが
ら記録手段によって情報を記録し、下流側に設けられた
排出ローラ対によって、記録材を排出する記録装置であ
って、記録装置本体を覆う開閉自在の記録カバーと、記
録カバーとは別体に設けられた排出ローラ対の圧接解除
が連動し、記録カバーを開けた時に、排出ローラ対の圧
接が解除され、記録カバーを閉めた時に排出ローラ対が
圧接されることを特徴とする。
ら記録手段によって情報を記録し、下流側に設けられた
排出ローラ対によって、記録材を排出する記録装置であ
って、記録装置本体を覆う開閉自在の記録カバーと、記
録カバーとは別体に設けられた排出ローラ対の圧接解除
が連動し、記録カバーを開けた時に、排出ローラ対の圧
接が解除され、記録カバーを閉めた時に排出ローラ対が
圧接されることを特徴とする。
【0028】排出ローラ対は、高摩擦係数のローラと低
摩擦係数のローラによって構成され、排出ローラ対の圧
接が解除された際に高摩擦係数のローラ側が記録材の搬
送面よりも沈み込む事を特徴とする。
摩擦係数のローラによって構成され、排出ローラ対の圧
接が解除された際に高摩擦係数のローラ側が記録材の搬
送面よりも沈み込む事を特徴とする。
【0029】前記高摩擦係数のローラが駆動側であっ
て、低摩擦係数のローラが従動側であることを特徴とす
る。
て、低摩擦係数のローラが従動側であることを特徴とす
る。
【0030】
(第1の発明の作用)本第1の発明によれば、ロール状
記録材に情報記録後、記録情報後端をカッター迄搬送し
て切断し、次情報の記録に備えてロール状記録材先端を
引き戻す際に、排紙手段を記録材を排出する方向に駆動
させることにより、切断記録材と未記録ロール状記録材
との間隔を約2倍程度に増大させるものである。 (第2の発明の作用)第2の発明によれば、記録カバー
の開閉に連動させて排出ローラ対の圧接を解除する。す
なわち記録カバーを開けた時に排出ローラ対の圧接が解
除され、記録カバーを閉めた時に排出ローラ対を圧接す
ることにより、記録材のセット性を改善し、ジャム解除
が容易に行なえる様にすると共に、記録材セット時の装
置の不安定さを解消するものである。
記録材に情報記録後、記録情報後端をカッター迄搬送し
て切断し、次情報の記録に備えてロール状記録材先端を
引き戻す際に、排紙手段を記録材を排出する方向に駆動
させることにより、切断記録材と未記録ロール状記録材
との間隔を約2倍程度に増大させるものである。 (第2の発明の作用)第2の発明によれば、記録カバー
の開閉に連動させて排出ローラ対の圧接を解除する。す
なわち記録カバーを開けた時に排出ローラ対の圧接が解
除され、記録カバーを閉めた時に排出ローラ対を圧接す
ることにより、記録材のセット性を改善し、ジャム解除
が容易に行なえる様にすると共に、記録材セット時の装
置の不安定さを解消するものである。
【0031】さらに、排出ローラ対の押圧解除する際に
高摩擦係数のローラ側が記録材搬送面より沈み込むよう
に解除する事により、記録材セット時の先端の引っかか
りを防止するものである。
高摩擦係数のローラ側が記録材搬送面より沈み込むよう
に解除する事により、記録材セット時の先端の引っかか
りを防止するものである。
【0032】
【実施例】図1は本発明の特徴を最もよく表わすファク
シミリ装置における主断面図である。
シミリ装置における主断面図である。
【0033】本体は大きく読取系(A部)と記録系(B
部)とに大別できる。
部)とに大別できる。
【0034】記録系の概略は、原稿台1の上に画情報が
下側に載置された1枚もしくは複数枚の原稿2は送信,
コピー等の原稿を読み取る操作をキーボード3で入力す
ると、予備搬送ローラ4と分離ローラ5、原稿搬送ロー
ラ6、原稿排出ローラ7が、図示しないモーターからの
駆動により、矢印の方向に回転する。その結果、予備搬
送ローラ4と圧接アーム8により搬送され、分離ローラ
5と逆転ローラ9により複数枚の原稿は一枚づつ下側よ
り分離される。分離された原稿2は、原稿搬送ローラ6
とピンチローラ10及び原稿排紙ローラ7とピンチコロ
11により搬送され、原稿排出トレイ43上に順次積載
される。
下側に載置された1枚もしくは複数枚の原稿2は送信,
コピー等の原稿を読み取る操作をキーボード3で入力す
ると、予備搬送ローラ4と分離ローラ5、原稿搬送ロー
ラ6、原稿排出ローラ7が、図示しないモーターからの
駆動により、矢印の方向に回転する。その結果、予備搬
送ローラ4と圧接アーム8により搬送され、分離ローラ
5と逆転ローラ9により複数枚の原稿は一枚づつ下側よ
り分離される。分離された原稿2は、原稿搬送ローラ6
とピンチローラ10及び原稿排紙ローラ7とピンチコロ
11により搬送され、原稿排出トレイ43上に順次積載
される。
【0035】その間、原稿読取り位置12において光源
13によって光照射され、その反射画像光がミラー14
及びレンズ15を介してCCD等の光電変換素子16に
至り、電気信号に変換される。この信号は、コピーモー
ドの場合は自己の記録系Bに伝達され、ファクシミリモ
ードの場合には他機の記録系に伝達される如く構成され
ている。
13によって光照射され、その反射画像光がミラー14
及びレンズ15を介してCCD等の光電変換素子16に
至り、電気信号に変換される。この信号は、コピーモー
ドの場合は自己の記録系Bに伝達され、ファクシミリモ
ードの場合には他機の記録系に伝達される如く構成され
ている。
【0036】次に記録系(B部)について説明する。
【0037】シートロール17を保持するためのロール
ホルダー18は上部が開放された形状に形成され、これ
が本体内部の右側に配置されている。記録材としてのシ
ート材19はシートロール17の下側より画情報を記録
する面が下側となった状態で繰り出される。このため、
シート材19を繰り出そうとする方向Cとシートロール
17が回転し、転がろうとする方向Dは、左右相反する
方向になっている。その結果、シートロール17からシ
ート材19を繰り出す瞬間や、繰り出しを止めた瞬間に
は、シートロール17の挙動は極めて不安定な状態とな
る。
ホルダー18は上部が開放された形状に形成され、これ
が本体内部の右側に配置されている。記録材としてのシ
ート材19はシートロール17の下側より画情報を記録
する面が下側となった状態で繰り出される。このため、
シート材19を繰り出そうとする方向Cとシートロール
17が回転し、転がろうとする方向Dは、左右相反する
方向になっている。その結果、シートロール17からシ
ート材19を繰り出す瞬間や、繰り出しを止めた瞬間に
は、シートロール17の挙動は極めて不安定な状態とな
る。
【0038】そこで、シートロール17を常に転がろう
とする方向Dに安定させるために、ロールホルダー18
の底面はシートロール17を右側の壁に当接させるため
に右に下がった傾斜を設けてある。
とする方向Dに安定させるために、ロールホルダー18
の底面はシートロール17を右側の壁に当接させるため
に右に下がった傾斜を設けてある。
【0039】シートロール17の径が大きく重量も重い
時は、その慣性モーメントも大きい事から、ロールホル
ダー18の底面の傾斜により比較的シートロール17の
挙動は安定している。
時は、その慣性モーメントも大きい事から、ロールホル
ダー18の底面の傾斜により比較的シートロール17の
挙動は安定している。
【0040】しかしながら、シートロール17の径が小
さくなってくると、この傾きだけでは安定した挙動を得
ることが困難となってくる。そこでシートロール17を
自重だけでなく、強制的にロールホルダー18の右壁に
押付けるためにロール押え20を備えてある。
さくなってくると、この傾きだけでは安定した挙動を得
ることが困難となってくる。そこでシートロール17を
自重だけでなく、強制的にロールホルダー18の右壁に
押付けるためにロール押え20を備えてある。
【0041】前記ロール押え20は、本体に取付けた押
え支点21の一部を中心軸として、シートロール17の
径が最大から最小まで圧接可能な範囲で回転可能となっ
ている(図3,図4)。
え支点21の一部を中心軸として、シートロール17の
径が最大から最小まで圧接可能な範囲で回転可能となっ
ている(図3,図4)。
【0042】ロール押え20をシートロール17に圧接
させるために、本実施例ではロール押え20と押え支点
21とに引張りコイルバネ22をロール押えの回転中心
23の下側を通る様に引っ掛け、圧接力を得ている。
させるために、本実施例ではロール押え20と押え支点
21とに引張りコイルバネ22をロール押えの回転中心
23の下側を通る様に引っ掛け、圧接力を得ている。
【0043】ロール径が大きい時には、シートロール1
7の挙動は比較的安定しているため、ロール押え20に
よる圧接力はさほど必要がない。このため図3に示す様
に、引張りコイルバネ22によって発生するロール押え
20を引張る力F1 のうち、ロール押え21の回転中心
23を支点としてシートロール17を圧接する方向の成
分f1 は小さくなる様に、ロール押え20とロール押え
の回転中心23,引張りコイルバネ22の引掛けの位置
が構成されている。
7の挙動は比較的安定しているため、ロール押え20に
よる圧接力はさほど必要がない。このため図3に示す様
に、引張りコイルバネ22によって発生するロール押え
20を引張る力F1 のうち、ロール押え21の回転中心
23を支点としてシートロール17を圧接する方向の成
分f1 は小さくなる様に、ロール押え20とロール押え
の回転中心23,引張りコイルバネ22の引掛けの位置
が構成されている。
【0044】シートロール17のロール径が大きい時
は、その重量自体でシート材19の繰り出し力が大きい
のでロール押え20による圧接力を小さくする事で、シ
ートロール17の繰り出し力の増加が少なくてすむ事に
なる。
は、その重量自体でシート材19の繰り出し力が大きい
のでロール押え20による圧接力を小さくする事で、シ
ートロール17の繰り出し力の増加が少なくてすむ事に
なる。
【0045】一方、シートロール17のロール径が小さ
い時には、ロール押え20の圧接力が必要となるため、
図4に示す様に引張りコイルバネ22によって発生する
ロール押え20を引張る力F2 のうち、ロール押えの回
転中心23を支点として、シートロール17を圧接する
方向の成分f2 は大きくなる様ロール押え20とロール
押えの回転中心23,引張りコイルバネ22の引掛けの
位置は構成されている。
い時には、ロール押え20の圧接力が必要となるため、
図4に示す様に引張りコイルバネ22によって発生する
ロール押え20を引張る力F2 のうち、ロール押えの回
転中心23を支点として、シートロール17を圧接する
方向の成分f2 は大きくなる様ロール押え20とロール
押えの回転中心23,引張りコイルバネ22の引掛けの
位置は構成されている。
【0046】シートロール17のロール径が小さい時に
は、シート材5の繰出し力は小さいため大径ロール時と
比べて、その分圧接力を大きくしても問題が無い。
は、シート材5の繰出し力は小さいため大径ロール時と
比べて、その分圧接力を大きくしても問題が無い。
【0047】本実施例においては、図5に示す様にロー
ルホルダー18とシートロール17が大径ロールから小
径ロールに至るまで接触する部分を、ロールホルダー1
8側を2ケ所、一段出張らす事により、あえて設けてあ
る(斜線の面)。
ルホルダー18とシートロール17が大径ロールから小
径ロールに至るまで接触する部分を、ロールホルダー1
8側を2ケ所、一段出張らす事により、あえて設けてあ
る(斜線の面)。
【0048】本装置は、シートロール17としてA4幅
とB4幅の2種類のシートロール17の使用を想定して
あり、B4幅の位置を中心基準位置として、A4幅の時
は片側を基準に装填する様に切換板34の位置が変更可
能となっている。
とB4幅の2種類のシートロール17の使用を想定して
あり、B4幅の位置を中心基準位置として、A4幅の時
は片側を基準に装填する様に切換板34の位置が変更可
能となっている。
【0049】また、シートロール17とロールホルダー
18の2ケ所の接触部は、B4幅の中心に関して対称か
つA4幅でも2ケ所の接触をもち、さらにシートロール
17が安定する様に最大限に距離をあけて位置する。
18の2ケ所の接触部は、B4幅の中心に関して対称か
つA4幅でも2ケ所の接触をもち、さらにシートロール
17が安定する様に最大限に距離をあけて位置する。
【0050】また、シートロール17とロールホルダー
18の接触部には、こすれによる発色や傷、汚れ等を防
ぐために摩擦係数の低い超高分子量ポリエチレンシート
25をシートロール17と接する表面に設けてある。
18の接触部には、こすれによる発色や傷、汚れ等を防
ぐために摩擦係数の低い超高分子量ポリエチレンシート
25をシートロール17と接する表面に設けてある。
【0051】また、超高分子量ポリエチレンシート25
とロールホルダー18の間には、シート材19を繰出し
た時にシートロール17に生じるシート材19の斜行,
たるみを防止するために弾性部材である発泡ポリウレタ
ン26を設けてある。
とロールホルダー18の間には、シート材19を繰出し
た時にシートロール17に生じるシート材19の斜行,
たるみを防止するために弾性部材である発泡ポリウレタ
ン26を設けてある。
【0052】これはシート材19の引出し方向に対し
て、ロールホルダー18に装填されたシートロール17
の軸の直角度が部品の製造・加工上、ぴったり合う事が
ないため、シートロール17とロールホルダー18の間
に弾性部材を設けることで、シート材19の引出し方向
に対してシートロール17の軸は自動的に調整され、シ
ート材19の斜行,たるみを防止している。
て、ロールホルダー18に装填されたシートロール17
の軸の直角度が部品の製造・加工上、ぴったり合う事が
ないため、シートロール17とロールホルダー18の間
に弾性部材を設けることで、シート材19の引出し方向
に対してシートロール17の軸は自動的に調整され、シ
ート材19の斜行,たるみを防止している。
【0053】また、弾性部材を設けることで、ほとんど
剛体であるロールホルダー18との接触に比べ接触面積
が増加し、接触圧力が減少するため引っかき作用が減少
し、シートの発色,傷,汚れ等のこすれをやわらげる。
さらにシートロール17のたるみ防止にも効果を発揮し
ている。弾性部材26はシートロール17の重量におい
て(大径時で約1.5kg)弾性変形し得るものである。
ロールホルダー18のシートロール17と接触する2ケ
所の出張り部が、B4幅のシートロール17の中央に関
して対称なため、ロール押え20は幅が約25mmでB4
幅のシートロール17の中央部を圧接する様に構成され
ており、シート材19を繰り出した際に回転するシート
ロール17の挙動が安定するよう構成されている(図5
参照)。
剛体であるロールホルダー18との接触に比べ接触面積
が増加し、接触圧力が減少するため引っかき作用が減少
し、シートの発色,傷,汚れ等のこすれをやわらげる。
さらにシートロール17のたるみ防止にも効果を発揮し
ている。弾性部材26はシートロール17の重量におい
て(大径時で約1.5kg)弾性変形し得るものである。
ロールホルダー18のシートロール17と接触する2ケ
所の出張り部が、B4幅のシートロール17の中央に関
して対称なため、ロール押え20は幅が約25mmでB4
幅のシートロール17の中央部を圧接する様に構成され
ており、シート材19を繰り出した際に回転するシート
ロール17の挙動が安定するよう構成されている(図5
参照)。
【0054】繰り出されたシート材19は、シートロー
ル17にて保管されているために巻きぐせ(カール)が
ついている。このカールを矯正するためにデカールシャ
フト27とガイドシャフト28からなるカール矯正機構
を設けてある。
ル17にて保管されているために巻きぐせ(カール)が
ついている。このカールを矯正するためにデカールシャ
フト27とガイドシャフト28からなるカール矯正機構
を設けてある。
【0055】ガイドシャフト28はガイドアーム29を
介して支軸30に連結されており、支軸30を回転中心
として回動可能となっている。これによりシート材19
をデカールシャフト27に巻付ける角度が調整できる様
になっている。
介して支軸30に連結されており、支軸30を回転中心
として回動可能となっている。これによりシート材19
をデカールシャフト27に巻付ける角度が調整できる様
になっている。
【0056】ガイドシャフト28がシート材19をデカ
ールシャフト27に巻付ける角度は、シート材19にか
かるテンションに応じて変化する様になっている。
ールシャフト27に巻付ける角度は、シート材19にか
かるテンションに応じて変化する様になっている。
【0057】シート材19にかかるテンションは、ロー
ルホルダー18とシートロール17の接触部に発生する
摩擦抵抗により生じる。シートロール17の径が大きく
重量が重い時は、大きな摩擦抵抗を生じシート材19が
引き出されてシートロール17の重量が減少するにつれ
て前記摩擦抵抗も減少する。
ルホルダー18とシートロール17の接触部に発生する
摩擦抵抗により生じる。シートロール17の径が大きく
重量が重い時は、大きな摩擦抵抗を生じシート材19が
引き出されてシートロール17の重量が減少するにつれ
て前記摩擦抵抗も減少する。
【0058】即ちシート材19には、シートロール17
の径が大きい時には大きなテンションがかかり、径が小
さい時には小さなテンションがかかる。
の径が大きい時には大きなテンションがかかり、径が小
さい時には小さなテンションがかかる。
【0059】一方、ガイドシャフト28はガイドアーム
29に取付けた図示しない付勢バネにより矢印の方向に
付勢されている。
29に取付けた図示しない付勢バネにより矢印の方向に
付勢されている。
【0060】図3に示す如く、シートロール17の径が
大きい時にはシート材19にかかるテンションT1 も大
きいため、ガイドシャフト28がシート材19をデカー
ルシャフト27に巻付ける角度もθ1 程度となり、カー
ル矯正効果はあまり大きくはない。
大きい時にはシート材19にかかるテンションT1 も大
きいため、ガイドシャフト28がシート材19をデカー
ルシャフト27に巻付ける角度もθ1 程度となり、カー
ル矯正効果はあまり大きくはない。
【0061】しかしながら図4に示す様に、シートロー
ル17の径が小さい時はシート材19にかかるテンショ
ンT2 は小さくなり、ガイドシャフト28はシート材1
9をよりデカールシャフト27に巻付ける位置まで動い
て巻付ける角度もθ2 と小さくなって大きなカール矯正
効果を得る。シートロール17自身の巻きぐせは、シー
トロール17の径が大きいと小さく、径が小さいと大き
い。
ル17の径が小さい時はシート材19にかかるテンショ
ンT2 は小さくなり、ガイドシャフト28はシート材1
9をよりデカールシャフト27に巻付ける位置まで動い
て巻付ける角度もθ2 と小さくなって大きなカール矯正
効果を得る。シートロール17自身の巻きぐせは、シー
トロール17の径が大きいと小さく、径が小さいと大き
い。
【0062】即ち、シートロール17のロール径が大き
くカールが小さい時はそれなりの低いカール矯正を行
い、ロール径が小さくカールが大きい時には高いカール
矯正効果を発揮する構成となっている。
くカールが小さい時はそれなりの低いカール矯正を行
い、ロール径が小さくカールが大きい時には高いカール
矯正効果を発揮する構成となっている。
【0063】カール矯正機構を経たシート材19は、上
下の通紙ガイド31を通過して記録部へ至る。この際上
側の通紙ガイド31にシート材19の裏側の白色及びエ
ンド・マークの黒色を検知するための反射型のフォトセ
ンサ32を備えてある。
下の通紙ガイド31を通過して記録部へ至る。この際上
側の通紙ガイド31にシート材19の裏側の白色及びエ
ンド・マークの黒色を検知するための反射型のフォトセ
ンサ32を備えてある。
【0064】記録部においては上側にプラテンローラ3
5,下側にサーマルヘッド33を備えている。
5,下側にサーマルヘッド33を備えている。
【0065】プラテンローラはシートロール17からシ
ート材19を繰り出すための搬送ローラを兼ねているの
で、シリコンゴムを用いたゴムローラである。
ート材19を繰り出すための搬送ローラを兼ねているの
で、シリコンゴムを用いたゴムローラである。
【0066】サーマルヘッド33は下側より本体に取付
けられた圧接バネ34により、約3kgfの力でプラテン
ローラ35に押付けられている。コピーもしくは受信動
作により本体制御部から信号が送られてくると、サーマ
ルヘッド33は発熱し、本装置では感熱紙である記録面
が下側となったシート材19に熱を加え、画像情報が記
録される。
けられた圧接バネ34により、約3kgfの力でプラテン
ローラ35に押付けられている。コピーもしくは受信動
作により本体制御部から信号が送られてくると、サーマ
ルヘッド33は発熱し、本装置では感熱紙である記録面
が下側となったシート材19に熱を加え、画像情報が記
録される。
【0067】更にシート材19は、プラテンローラ35
の搬送によりカッター36を通過し、排紙搬送路37へ
と導かれている。
の搬送によりカッター36を通過し、排紙搬送路37へ
と導かれている。
【0068】排紙搬送路37の入口と出口には、それぞ
れ下側に排紙ローラ38a,38b、上側にコロ39
a,39bを設けており、確実な排紙搬送を実現してい
る。排紙ローラ38a,38bとコロ39a,39bに
より2対の排出ローラ対を構成している。
れ下側に排紙ローラ38a,38b、上側にコロ39
a,39bを設けており、確実な排紙搬送を実現してい
る。排紙ローラ38a,38bとコロ39a,39bに
より2対の排出ローラ対を構成している。
【0069】排紙搬送路37の途中には、シート材19
が通過したかどうかを検出するためのセンサ40が設け
てあり、本実施例においてはセンサとして発光素子と受
光素子を一体としたフォトインタラプタを用いており、
排紙搬送路37の下側に取り付けられている。シート材
19が通過すると、排紙搬送路37の上側についたアク
チュエータ41が動作し、センサ40出力が変化する様
に構成されている。
が通過したかどうかを検出するためのセンサ40が設け
てあり、本実施例においてはセンサとして発光素子と受
光素子を一体としたフォトインタラプタを用いており、
排紙搬送路37の下側に取り付けられている。シート材
19が通過すると、排紙搬送路37の上側についたアク
チュエータ41が動作し、センサ40出力が変化する様
に構成されている。
【0070】排紙搬送路37は読取系Aの下側に配置し
ており、シート材19は読取系Aの下側を通過し、記録
排紙トレイ42上に積載される。記録排紙トレイ42は
本体の左側に水平面から約10°の角度をもって備え付
けてある。
ており、シート材19は読取系Aの下側を通過し、記録
排紙トレイ42上に積載される。記録排紙トレイ42は
本体の左側に水平面から約10°の角度をもって備え付
けてある。
【0071】原稿排紙トレイ43と記録排紙トレイ42
は、両方とも本体の左側に装着されているため、装置を
設置した際の実質的なスペースを小さくしている。
は、両方とも本体の左側に装着されているため、装置を
設置した際の実質的なスペースを小さくしている。
【0072】所定の記録画像の記録を終えると、シート
材19はカッター36により切断され、複数枚の時は順
次下から上に記録排紙トレイ42上に積載される。
材19はカッター36により切断され、複数枚の時は順
次下から上に記録排紙トレイ42上に積載される。
【0073】本装置においては、記録画像がシート材1
9の下側に記録され、そのまま装置外へ排出され、複数
枚のシート材19を積載した際、下から順次積載される
ので積載したシート材19の順序性を保つことができ
る。
9の下側に記録され、そのまま装置外へ排出され、複数
枚のシート材19を積載した際、下から順次積載される
ので積載したシート材19の順序性を保つことができ
る。
【0074】これはファクシミリ通信が増加しつつある
現在、いちいち順序を入れかえる手間を省くもので、ユ
ーザーにとっては使い勝手の良いものになっている。
現在、いちいち順序を入れかえる手間を省くもので、ユ
ーザーにとっては使い勝手の良いものになっている。
【0075】図7及び図8に示すように、シートロール
17の交換や記録系内部のメンテナンス時には、軸44
を中心として原稿台を兼ねたカバー1が約90°開放す
る様になっている。
17の交換や記録系内部のメンテナンス時には、軸44
を中心として原稿台を兼ねたカバー1が約90°開放す
る様になっている。
【0076】図2の解除ボタン45を押す事により、図
1及び図8のフック46が本体に取付けたフック軸47
から外れ、跳ね上げバネ48により軸44を中心に所定
量開く構造となっている。
1及び図8のフック46が本体に取付けたフック軸47
から外れ、跳ね上げバネ48により軸44を中心に所定
量開く構造となっている。
【0077】プラテンローラ35とガイドシャフト2
8、モータを含む記録駆動ユニット49はカバー1側に
取付けられており、カッター36より手前のシート材1
9の搬送路は完全に開放されるようになっている。
8、モータを含む記録駆動ユニット49はカバー1側に
取付けられており、カッター36より手前のシート材1
9の搬送路は完全に開放されるようになっている。
【0078】また、ロール押え20はカバー1に回転可
能に取付けたアーム50に連結されており、カバー1を
開放した際にはロール押え20も開放し、シートロール
17の交換時にロール押え20を手で解除する必要はな
い。
能に取付けたアーム50に連結されており、カバー1を
開放した際にはロール押え20も開放し、シートロール
17の交換時にロール押え20を手で解除する必要はな
い。
【0079】排出ローラ38a,38bは、EPDM,
クロロプレン等の高摩擦係数の材質によってなり、又コ
ロ39a,39bはポリアセタール等の低摩擦係数の材
質によって形成されている。
クロロプレン等の高摩擦係数の材質によってなり、又コ
ロ39a,39bはポリアセタール等の低摩擦係数の材
質によって形成されている。
【0080】排出ローラ38a,38bは図11に示す
様に、側方よりガイド軸受51a,51bを介して軸5
2a,52bを中心に排紙フレーム53に回動自在に支
持され、さらにガイド軸受51a,51bにはフックが
設けられており、フックに押圧バネ54を引っかける事
により、排紙ローラ38a,38bを上方に押圧してい
る。
様に、側方よりガイド軸受51a,51bを介して軸5
2a,52bを中心に排紙フレーム53に回動自在に支
持され、さらにガイド軸受51a,51bにはフックが
設けられており、フックに押圧バネ54を引っかける事
により、排紙ローラ38a,38bを上方に押圧してい
る。
【0081】一方、スライドカム55は軸56aと56
bに対して横方向に移動可能となっており、又解除バネ
57によって図中右側に付勢されている。スライドカム
先端部55aはカム形状となっており、スライドカム5
5が図中右方向に移動するとガイド軸受51a,51b
を押し下げる様になっている。
bに対して横方向に移動可能となっており、又解除バネ
57によって図中右側に付勢されている。スライドカム
先端部55aはカム形状となっており、スライドカム5
5が図中右方向に移動するとガイド軸受51a,51b
を押し下げる様になっている。
【0082】解除アーム58は軸59を中心に回動自在
に支持され、時計方向に回転させると、フライドカム5
5が押されて左側に移動する様に構成されている。
に支持され、時計方向に回転させると、フライドカム5
5が押されて左側に移動する様に構成されている。
【0083】図9に示される様に、カバー1が閉められ
るとカバー1上のカバーステー60によって解除アーム
58が時計方向に押し下げられ、それによってスライド
カム55が左方に移動し、図1,図10に示す様に、排
出ローラ38a,38bは上方に押圧され、コロ39
a,39bと接触する。
るとカバー1上のカバーステー60によって解除アーム
58が時計方向に押し下げられ、それによってスライド
カム55が左方に移動し、図1,図10に示す様に、排
出ローラ38a,38bは上方に押圧され、コロ39
a,39bと接触する。
【0084】コロ39a,39bは軸61a,61bを
中心にして回転自在であって板バネ62によって押圧さ
れ、図示しない駆動モータによって排紙ローラ38a,
38bが駆動される事により、シート材19は順次記録
排出トレイ42上に積載される。
中心にして回転自在であって板バネ62によって押圧さ
れ、図示しない駆動モータによって排紙ローラ38a,
38bが駆動される事により、シート材19は順次記録
排出トレイ42上に積載される。
【0085】次にシートロール交換時等でカバー1のフ
ックを解除しカバー1を上方に開放すると、カバーステ
ー60も上方に移動し解除アーム58はフリー状態とな
ってスライドカム55は解除バネ57のバネ力によって
右方に移動し、ガイド軸受51a,51bを押し下げ、
排紙ローラ38a,38bが下方に移動する。
ックを解除しカバー1を上方に開放すると、カバーステ
ー60も上方に移動し解除アーム58はフリー状態とな
ってスライドカム55は解除バネ57のバネ力によって
右方に移動し、ガイド軸受51a,51bを押し下げ、
排紙ローラ38a,38bが下方に移動する。
【0086】この時、排紙ローラ38a,38bが記録
紙搬送ガイド63よりも下となる様にスライドカム55
のカム部形状は構成され、コロ61a,61bと排紙ロ
ーラ38a,38bは非接触状態となる。
紙搬送ガイド63よりも下となる様にスライドカム55
のカム部形状は構成され、コロ61a,61bと排紙ロ
ーラ38a,38bは非接触状態となる。
【0087】すなわち、スライドカムの押し下げ量Eと
排紙ローラの記録紙搬送ガイドからの出張り量FはE>
Fの関係となっている。
排紙ローラの記録紙搬送ガイドからの出張り量FはE>
Fの関係となっている。
【0088】従ってカバー1を開放する事により、サー
マルヘッド33とプラテンローラ35の押圧が解除さ
れ、更に上述した様に排紙ローラ38a,38bとコロ
の押圧が解除される。
マルヘッド33とプラテンローラ35の押圧が解除さ
れ、更に上述した様に排紙ローラ38a,38bとコロ
の押圧が解除される。
【0089】以上説明した様にカバー2の開閉と連動し
て排紙ローラ38a,38bとコロ39a,39bの押
圧と押圧解除がなされる。すなわちカバー2を閉じた時
は排紙ローラ38a,38bとコロ39a,39bが押
圧され、カバー2を開けた時は排紙ローラ38a,38
bとコロ39a,39bの押圧が解除され、排紙ローラ
38a,38bとコロ39a,39bは非接触状態とな
る。
て排紙ローラ38a,38bとコロ39a,39bの押
圧と押圧解除がなされる。すなわちカバー2を閉じた時
は排紙ローラ38a,38bとコロ39a,39bが押
圧され、カバー2を開けた時は排紙ローラ38a,38
bとコロ39a,39bの押圧が解除され、排紙ローラ
38a,38bとコロ39a,39bは非接触状態とな
る。
【0090】又この時高摩擦係数である排紙ローラ38
a,38bはシート材搬送面よりも下方に位置するよう
に構成されている。
a,38bはシート材搬送面よりも下方に位置するよう
に構成されている。
【0091】従ってシートロール17交換時、サーマル
ヘッド33上からカッター36,排紙ローラ38a,3
8bを通し排出トレイ42側に迄シート材先端が引っか
かる事なく容易に引き出す事が可能となる。よってシー
トロール17から引き出されたシート材19は比較的正
確にセットされることになり、斜めセットによるシート
材19ジャムを皆無にすることができる。
ヘッド33上からカッター36,排紙ローラ38a,3
8bを通し排出トレイ42側に迄シート材先端が引っか
かる事なく容易に引き出す事が可能となる。よってシー
トロール17から引き出されたシート材19は比較的正
確にセットされることになり、斜めセットによるシート
材19ジャムを皆無にすることができる。
【0092】又、他の何らかの原因でシート材19がジ
ャムした場合においても、上述した様に排紙ローラ38
a,38bとコロ39a,39bの圧接が解除される
為、簡単にジャム解除を行う事ができる。
ャムした場合においても、上述した様に排紙ローラ38
a,38bとコロ39a,39bの圧接が解除される
為、簡単にジャム解除を行う事ができる。
【0093】また、排紙部は排紙フレーム53に記録ガ
イド上64、記録紙搬送ガイド63、排紙ローラ38
a,38b、コロ39a,39b、ガイド軸受51a,
51b、スライドカム55、解除アーム58が一体とな
って組込まれて1つのユニットを構成し、そのユニット
G部が図12に示す様に、下方より本体にビス止めされ
ている。従って排紙部を一括して組立てる事が可能であ
り、排紙部は原稿搬送系,読取系の下に位置しているに
もかかわらず組立性,サービス性を考慮した構造となっ
ている。
イド上64、記録紙搬送ガイド63、排紙ローラ38
a,38b、コロ39a,39b、ガイド軸受51a,
51b、スライドカム55、解除アーム58が一体とな
って組込まれて1つのユニットを構成し、そのユニット
G部が図12に示す様に、下方より本体にビス止めされ
ている。従って排紙部を一括して組立てる事が可能であ
り、排紙部は原稿搬送系,読取系の下に位置しているに
もかかわらず組立性,サービス性を考慮した構造となっ
ている。
【0094】次に、プラテンローラ35と排紙搬送ロー
ラ対38の動作について説明する。排紙ローラ38bの
外周には、記録紙後端を確実に排紙トレー42上に排出
し、シート材19の順序性を保って積載する為にかき落
し部65が円周上に6ケ所程度設けられている。
ラ対38の動作について説明する。排紙ローラ38bの
外周には、記録紙後端を確実に排紙トレー42上に排出
し、シート材19の順序性を保って積載する為にかき落
し部65が円周上に6ケ所程度設けられている。
【0095】かき落し部65の内周はゴム厚0.3〜
0.5mm程度でザグってあり、排紙ローラ38bとコロ
39b間に記録紙がある場合はかき落し部65が内側に
変形し、ローラの搬送速度には影響を及ぼさない様十分
剛性を落してある。
0.5mm程度でザグってあり、排紙ローラ38bとコロ
39b間に記録紙がある場合はかき落し部65が内側に
変形し、ローラの搬送速度には影響を及ぼさない様十分
剛性を落してある。
【0096】プラテンローラ35は図示せぬプラテンロ
ーラ駆動モータによって駆動され、一方排出ローラ38
a,38bは、カッター・排紙モータによって駆動され
る。
ーラ駆動モータによって駆動され、一方排出ローラ38
a,38bは、カッター・排紙モータによって駆動され
る。
【0097】すなわちカッタ・排紙モータからカッター
36,排出ローラ38a,38bへの駆動の伝達は、中
間にクラッチング手段を介して行なわれ、モータの逆転
時はカット動作が、正転時には排出ローラ対38の駆動
が行なわれる様駆動系が構成されている。
36,排出ローラ38a,38bへの駆動の伝達は、中
間にクラッチング手段を介して行なわれ、モータの逆転
時はカット動作が、正転時には排出ローラ対38の駆動
が行なわれる様駆動系が構成されている。
【0098】ここで上述したプラテンローラ35と排紙
ローラ対38の制御系のブロック図について、図14を
参照して説明する。
ローラ対38の制御系のブロック図について、図14を
参照して説明する。
【0099】66はCPUであって装置全体の制御を行
うものである。67はROMであって、図15に示すタ
イムチャートの制御内容等が記憶されている。68はR
AMであって入力データ等の記憶やCPU66の作業記
憶領域等として用いられる。69はインターフェースで
あって各モータ等に制御信号を出力するものである。
うものである。67はROMであって、図15に示すタ
イムチャートの制御内容等が記憶されている。68はR
AMであって入力データ等の記憶やCPU66の作業記
憶領域等として用いられる。69はインターフェースで
あって各モータ等に制御信号を出力するものである。
【0100】次に上記制御系によるプラテンローラ駆動
モータとカッタ・排紙モータの動作について図15に示
すタイムチャートを用いて説明する。
モータとカッタ・排紙モータの動作について図15に示
すタイムチャートを用いて説明する。
【0101】シート材19にサーマルヘッド33によっ
て画情報を印字中は、プラテンローラ駆動モータとカッ
タ・排紙モータは同期して正転し順次シート材19を搬
送する。
て画情報を印字中は、プラテンローラ駆動モータとカッ
タ・排紙モータは同期して正転し順次シート材19を搬
送する。
【0102】1ページ分の画情報の印字が終了すると、
そのページの後端はカッター36迄搬送され、カッタ・
排紙モータが逆転し記録紙がカットされる。
そのページの後端はカッター36迄搬送され、カッタ・
排紙モータが逆転し記録紙がカットされる。
【0103】その後、次ページの先端は次の印字に備え
てプラテンローラ駆動モータの逆転により印字位置迄戻
される。。同時にカッタ・排紙モータは正転し、印字さ
れた前ページは排紙され、ページ間隔はカッター36と
印字位置Kとの距離よりも大となる。
てプラテンローラ駆動モータの逆転により印字位置迄戻
される。。同時にカッタ・排紙モータは正転し、印字さ
れた前ページは排紙され、ページ間隔はカッター36と
印字位置Kとの距離よりも大となる。
【0104】カッター36とサーマルヘッド印字位置K
との距離は通常約20mm程度であるが、上記制御を行う
事によりシート材のページ間隔は約30〜40mm程度と
することが可能となる。
との距離は通常約20mm程度であるが、上記制御を行う
事によりシート材のページ間隔は約30〜40mm程度と
することが可能となる。
【0105】従って高温高湿環境下等のシート材19が
排紙トレー42等に貼りつき、後端を確実に排紙トレー
42上に落下させて積載することが困難な環境下におい
ても、ページ間隔が増すことで排出ローラ対38のかき
落し部65によるかき落し回数が増し、確実にシート材
19を積載する事が可能となって、ページ順序が保たれ
る。
排紙トレー42等に貼りつき、後端を確実に排紙トレー
42上に落下させて積載することが困難な環境下におい
ても、ページ間隔が増すことで排出ローラ対38のかき
落し部65によるかき落し回数が増し、確実にシート材
19を積載する事が可能となって、ページ順序が保たれ
る。
【0106】本実施例ではプラテンローラ35を1個の
モータで、カッターと排紙ローラを別の1個のモータで
駆動する場合について述べたが、プラテンローラ35と
排出ローラ対38を1個のモータで駆動し、プラテンロ
ーラ35の逆転時に排出ローラ対38が正転する様クラ
ッチング手段を介して駆動系を構成し、カッター36は
別のモータによって駆動するといった構成も可能であ
る。
モータで、カッターと排紙ローラを別の1個のモータで
駆動する場合について述べたが、プラテンローラ35と
排出ローラ対38を1個のモータで駆動し、プラテンロ
ーラ35の逆転時に排出ローラ対38が正転する様クラ
ッチング手段を介して駆動系を構成し、カッター36は
別のモータによって駆動するといった構成も可能であ
る。
【0107】また、本実施例は記録材として感熱紙を用
いた場合について説明したが、普通紙でインクシートを
用いた熱転写記録であっても同様である。
いた場合について説明したが、普通紙でインクシートを
用いた熱転写記録であっても同様である。
【0108】また、排出ローラ対が2対の場合について
説明したが1対の場合又、2対以上の構成も可能であ
る。
説明したが1対の場合又、2対以上の構成も可能であ
る。
【0109】
(第1発明の効果)以上説明した様に、第1の発明によ
れば記録材に情報を記録後、記録情報後端をカッター迄
搬送して切断し、次の情報記録に備えて記録材先端を記
録位置迄引き戻す際に、排出手段を記録材が排出される
方向に駆動させる為、未記録の記録材と記録済の切断記
録材間の間隔を約2倍程度にすることが可能となる。
れば記録材に情報を記録後、記録情報後端をカッター迄
搬送して切断し、次の情報記録に備えて記録材先端を記
録位置迄引き戻す際に、排出手段を記録材が排出される
方向に駆動させる為、未記録の記録材と記録済の切断記
録材間の間隔を約2倍程度にすることが可能となる。
【0110】この結果排出手段の排出動作も約2倍とな
って記録材後端をより確実に排紙トレー上に落下させる
ことができ、ページ順序が保たれ又、前ページ後端を次
ページ先端が押し出すという事もなくなり、記録材を正
常に積載できる様になるという効果を有する。 (第2発明の効果)第2の発明によれば、記録カバーの
開閉に連動させて、記録カバーを開けた時に排出ローラ
対の圧接が解除され、記録カバーを閉めた時に排出ロー
ラ対を圧接する構成としたので、記録材のセット性が改
善され、斜めセットによる記録材ジャムを皆無にするこ
とができる。
って記録材後端をより確実に排紙トレー上に落下させる
ことができ、ページ順序が保たれ又、前ページ後端を次
ページ先端が押し出すという事もなくなり、記録材を正
常に積載できる様になるという効果を有する。 (第2発明の効果)第2の発明によれば、記録カバーの
開閉に連動させて、記録カバーを開けた時に排出ローラ
対の圧接が解除され、記録カバーを閉めた時に排出ロー
ラ対を圧接する構成としたので、記録材のセット性が改
善され、斜めセットによる記録材ジャムを皆無にするこ
とができる。
【0111】又、他の何らかの原因で記録材がジャムし
た場合においても、上述した様に排出ローラ対の圧接が
解除される為簡単にジャム解除を行う事ができる。
た場合においても、上述した様に排出ローラ対の圧接が
解除される為簡単にジャム解除を行う事ができる。
【0112】さらに、排出ローラ対の押圧解除する際
に、高摩擦係数のローラ側が記録材搬送面より沈み込む
ように解除するようにしたので、記録材セット時の先端
の引っかかりを防止することができる。
に、高摩擦係数のローラ側が記録材搬送面より沈み込む
ように解除するようにしたので、記録材セット時の先端
の引っかかりを防止することができる。
【図1】本発明を実施した記録装置の主断面図である。
【図2】本装置の外観図である。
【図3】大径ロール時の主断面図である。
【図4】小径ロール時の主断面図である。
【図5】ロールホルダー概略図である。
【図6】ロールホルダー断面図である。
【図7】カバー開放時の外観図である。
【図8】カバー開放時の断面図である。
【図9】解除機構とカバーの関係を示す断面図である。
【図10】排紙部断面図である。
【図11】排紙部側面図である。
【図12】排紙部の構成を示す断面図である。
【図13】排紙ローラ斜視図である。
【図14】ブロック図である。
【図15】モータの動作を示すタイムチャートである。
【図16】従来例を示す図である。
【図17】従来例を示す図である。
【図18】従来例を示す図である。
【図19】従来例を示す図である。
17 シートロール 18 ロールホルダー 19 シート材 20 ロール押え 22,31 引張りコイルバネ 24 切換板 25 超高分子量ポリエチレンシート 26 発泡ポリウレタン 27 デカールシャフト 28 ガイドシャフト 29 ガイドアーム 33 サーマルヘッド 35 プラテンローラ 36 カッター 37 排紙搬送路 38a,38b 排紙ローラ 39a,39b コロ 40 センサ 42 記録排紙トレイ 43 原稿排紙トレイ 49 記録駆動ユニット 50 アーム 51a,51b ガイド軸受 54 押圧バネ 55 スライドカム 57 押圧解除バネ 58 解除アーム 60 カバーステー 62 板バネ 63 記録紙搬送ガイド 64 記録ガイド上 65 かき落し部
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 29/22 Z 35/06 9037−3F H04N 1/00 108 Q 7046−5C
Claims (4)
- 【請求項1】 記録手段により記録材に情報を記録しな
がら順次送り出し、記録された情報後端をカッターまで
搬送して切断し、切断された情報記録済み切断記録材を
排出手段により排出し、一方、未記録の記録材先端を次
の情報記録に備えて記録手段による記録位置まで引き戻
す記録装置において、 前記未記録の記録材先端を記録位置まで引き戻す際に、
前記排出手段を記録済み記録材を所定量排出する方向に
駆動制御して成ることを特徴とする記録装置。 - 【請求項2】 記録材を順次送り出しながら記録手段に
よって情報を記録し、下流側に設けられた排出ローラ対
によって、記録材を排出する記録装置であって、 記録装置本体を覆う開閉自在の記録カバーと、記録カバ
ーとは別体に設けられた排出ローラ対の圧接解除が連動
し、記録カバーを開けた時に、排出ローラ対の圧接が解
除され、記録カバーを閉めた時に排出ローラ対が圧接さ
れることを特徴とする記録装置。 - 【請求項3】 排出ローラ対は、高摩擦係数のローラと
低摩擦係数のローラによって構成され、排出ローラ対の
圧接が解除された際に高摩擦係数のローラ側が記録材の
搬送面よりも沈み込む事を特徴とする請求項2記載の記
録装置。 - 【請求項4】 前記高摩擦係数のローラが駆動側であっ
て、低摩擦係数のローラが従動側であることを特徴とす
る請求項2記載の記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4148235A JPH05309888A (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4148235A JPH05309888A (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05309888A true JPH05309888A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=15448279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4148235A Pending JPH05309888A (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05309888A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012091242A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-17 | Duplo Seiko Corp | 用紙加工装置 |
JP2016002756A (ja) * | 2014-06-19 | 2016-01-12 | 株式会社リコー | 搬送制御装置、画像形成装置、搬送制御方法及び制御プログラム |
-
1992
- 1992-05-14 JP JP4148235A patent/JPH05309888A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012091242A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-17 | Duplo Seiko Corp | 用紙加工装置 |
JP2016002756A (ja) * | 2014-06-19 | 2016-01-12 | 株式会社リコー | 搬送制御装置、画像形成装置、搬送制御方法及び制御プログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020618 |