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JPH05306371A - 歯車用樹脂組成物 - Google Patents

歯車用樹脂組成物

Info

Publication number
JPH05306371A
JPH05306371A JP11129692A JP11129692A JPH05306371A JP H05306371 A JPH05306371 A JP H05306371A JP 11129692 A JP11129692 A JP 11129692A JP 11129692 A JP11129692 A JP 11129692A JP H05306371 A JPH05306371 A JP H05306371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
gear
weight
melt viscosity
polyphenylene sulfide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11129692A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kosuge
匡志 小菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP11129692A priority Critical patent/JPH05306371A/ja
Publication of JPH05306371A publication Critical patent/JPH05306371A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Gears, Cams (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、歯車用樹脂組成物を、所要の成形
精度、耐熱変形性、機械的強度および射出成形性を備え
ると共に、合成樹脂製の相手歯車を損傷させることな
く、しかも耐摩耗性がある歯車を成形できるものとす
る。 【構成】 重合上がりの溶融粘度350〜3000ポイ
ズの未架橋ポリフェニレンサルファイド樹脂を架橋して
得られる溶融粘度1400〜15000ポイズの架橋性
ポリフェニレンサルファイド樹脂100重量部に対し、
数平均分子量10000以上の未焼成ポリテトラフルオ
ロエチレン樹脂10〜50重量部、芳香族ポリアミドパ
ルプ10〜30重量部および酸化亜鉛ウィスカ30〜8
0重量部を配合した歯車用樹脂組成物とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は樹脂製歯車の成形用材
料として用いる歯車用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、音響機器、複写機、自動車用部
品等の様々な分野で合成樹脂製の歯車が用いられている
が、そのような歯車の成形用材料として、寸法安定性や
成形体に優れたポリアセタールやナイロンが知られてい
る。これらポリアセタールやナイロンは、耐熱性および
機械的強度が充分ではなく、この点で優るエンジニアリ
ングプラスチックとしては、ポリフェニレンサルファイ
ド樹脂(以下、PPS樹脂と略記する)も知られてい
る。
【0003】このようなPPS樹脂は、ガラス転移点が
88℃と低いが、ガラス繊維や炭素繊維等の補強材を配
合する事により、機械的強度の低下を防ぐことができ、
またこれらの補強材を配合した組成物は、250℃を越
える耐熱性を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したガラ
ス繊維や炭素繊維は高硬度であるため、このような繊維
補強材を配合したPPS樹脂で歯車を形成すると、この
歯車は、これと噛み合う相手歯車の歯面を削り、著しい
摩耗を起こすという問題点がある。
【0005】一方、比較的軟質の繊維補強材として、芳
香族ポリアミド繊維(以下、アラミド繊維という)、チ
タン酸カリウムウィスカまたは酸化亜鉛ウィスカがあ
り、前記高硬度の繊維補強材に代えてこれらを用いるこ
とも考えられる。
【0006】しかし、このような繊維補強材を配合した
PPS樹脂では、成形された歯車に耐摩耗性が充分に備
わらず、しかも相手歯車(合成樹脂製)を削る、即ち攻
撃性があるという問題点がある。また、上記の繊維補強
材に代えて、アラミドパウダー等の粉末状充填材を配合
したPPS樹脂で歯車を形成すれば、相手歯車に対する
損傷性の点では優れるが、耐摩耗性に劣るという問題点
がある。
【0007】この発明は上記した問題点を解決し、歯車
用樹脂組成物を、所要の成形精度、耐熱変形性、機械的
強度および射出成形性を備えると共に、合成樹脂製の相
手歯車を損傷させることなく、しかも耐摩耗性があり、
安定してトルク伝達を行ない得る歯車を成形できるもの
とすることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においてはポリフェニレンサルファイド樹
脂100重量部に対し、ポリテトラフルオロエチレン樹
脂10〜50重量部、芳香族ポリアミドパルプ10〜3
0重量部および酸化亜鉛ウィスカ30〜80重量部を配
合して成る構成を採用したのである。
【0009】また、上記ポリフェニレンサルファイド樹
脂が、重合上がりの溶融粘度350〜3000ポイズの
未架橋ポリフェニレンサルファイド樹脂を架橋して得ら
れる溶融粘度1400〜15000ポイズの架橋性ポリ
フェニレンサルファイド樹脂であってよく、上記ポリテ
トラフルオロエチレン樹脂が数平均分子量10000以
上の未焼成ポリテトラフルオロエチレン樹脂であってよ
い。以下、その詳細を述べる。
【0010】まず、この発明におけるPPS樹脂は、下
記式〔化1〕で示されるものである。
【0011】
【化1】
【0012】上記のPPS樹脂の代表例としては下記式
〔化2〕で示される重合体が挙げられる。
【0013】
【化2】
【0014】この重合体は、Na2 Sとp−ジクロロベ
ンゼンを、n−メチルピロリドンやジメチルアセトアミ
ド等のアミド系溶媒、もしくはスルホラン等のスルホン
系溶媒中で縮合させて得られ、この段階をPPS樹脂の
重合上がりとしている。この重合上がりの低分子量PP
S樹脂を熱処理等の工程にかけると、樹脂中に交差結合
の全くないものから部分的交差結合を有するものに至る
まで、任意の重合度のものを自由に製造することができ
る。すなわち、溶融ブレンドに最適な溶融粘度特性を有
する樹脂を、任意に選択使用できる。
【0015】また重合上がりの溶融粘度については、3
50〜3000ポイズのものが好適である。例えば、3
50ポイズ未満のPPS樹脂を架橋させた、架橋性PP
S樹脂は、機械的強度、特に柔軟性に劣るため、衝撃強
度や靭性を要求される部位での使用は適さず、また、3
000ポイズを越える場合には高温雰囲気下での耐クリ
ープ性に劣るため、PPS樹脂の耐熱性を生かした高温
での使用性が阻害されるからである。
【0016】一方、直鎖状のPPS樹脂を使用すると、
添加したポリテトラフルオロエチレン樹脂(以下、PT
FE樹脂と略記する)が繊維化されず、また、充填材の
アラミドパルプも解砕されないので、潤滑性、耐摩耗性
が低下する。
【0017】重合上がりのPPS樹脂を架橋するために
は、既述の架橋方法と同様に熱処理等により処理する。
具体的には酸素存在下における融点以下の加熱、もしく
は架橋剤、分岐剤の添加により行われる。このようにし
て得られた架橋性PPS樹脂で好ましいものは、溶融粘
度が1400〜15000ポイズのものである。なぜな
ら、溶融粘度が1400ポイズ未満の架橋性PPS樹脂
は、150℃以上の高温領域で耐クリープ性が低下し、
塑性変形しやすくなる。また、20000ポイズを越え
る架橋性PPS樹脂は、重合上がりの溶融粘度が350
〜3000ポイズであっても成形性が著しく劣り、柔軟
性においても劣るので好ましくない。
【0018】この発明で用いるPTFE樹脂は、特にそ
の分子量を限定することなく用いることも可能である
が、数平均分子量が10000以上で未焼成のものが好
ましい。なぜなら、低分子量のPTFE樹脂を用いた場
合、溶融粘度が過度に低くなり、さらにPPS樹脂との
界面エネルギーの差が大きくなって、溶融ブレンドやイ
ンジェクションに際して層分離を起こす事があるからで
ある。
【0019】一方、分子量10000以上のものは、溶
融粘度が高いため、溶融ブレンド時やインジェクション
時に層分離しにくく、好ましいものである。また未焼成
PTFE樹脂を用いると、インジェクション時のせん断
応力により、PTFE樹脂の繊維化を促す。このように
繊維化したPTFE樹脂は、均一にマトリックス中に分
散して後述するアラミドパルプと強固に絡み合うので、
良好な摩擦・摩耗特性を得ることができる。
【0020】この発明に用いる芳香族ポリアミドパルプ
(以下、アラミドパルプと記す)は、パルプ状であれば
特に限定するものではないが、例えば、繊維長6mm、繊
維径12μmのアラミド繊維を擦り潰し、羽毛状にした
ものである。このものは、マトリックスであるPPS樹
脂によく濡れて親和性を示し、パルプの羽毛状の3次元
的な微細繊維がPPS樹脂を取り込み、さらにテトラポ
ット状の酸化亜鉛ウィスカおよびPTFE樹脂と絡み合
って、3次元網目構造を形成する。またパルプ中の繊維
は微細であるために、摺動時における相手歯車に対する
攻撃性は、殆ど無い。
【0021】この様な羽毛状の3次元的な微細繊維が充
分に形成されているアラミドパルプは、その比表面積が
大きく、具体的には3m2 /g以上のものが好ましく、
特に5m2 /g以上のものが好ましい。
【0022】この発明の用いる酸化亜鉛ウィスカは、結
晶1単位当りがテトラポット型の針状結晶であるゆえ
に、微細なマトリックスの欠落を防ぐ事が出来る。また
針状ウィスカでは、インジェクション時に樹脂の流動に
より異方性が生ずるが、3次元ウィスカであるがゆえ
に、異方性が緩和された状態になって寸法精度が良い。
また酸化亜鉛ウィスカは制振特性を持つので、駆動時に
発生するノイズが抑制できる。
【0023】上記した原材料の配合割合をそれぞれ所定
範囲内とするのは、以下の理由による。すなわち、固体
潤滑材のPTFE樹脂が、PPS樹脂100重量部に対
して10重量未満の場合、摩耗係数が大きくなり、トル
ク伝達に支障を来す。また逆に50重量部を越す場合
は、強度が低下し高荷重に耐えかねる。
【0024】補強充填剤の1つであるアラミドパルプ
が、PPS樹脂100重量部に対して10重量部未満の
場合、耐摩耗性が著しく低下する。また、50重量部を
越えると溶融ブレンドやインジェクションに際し、流動
性が悪く、成形出来ない。
【0025】もう一つの補強充填材酸化亜鉛ウィスカ
が、PPS樹脂100重量部に対して30重量部未満の
場合には特に強度が劣り、歯車が歯こぼれを起こし易く
なる。70重量部を越えると、プラスチックや軟質金属
相手にアブレーシブな摩耗を引き起こす。
【0026】ここで、前述の原材料を混合する方法は、
特に限定するものではなく、通常広く用いられている方
法、例えば主成分となる樹脂その他の諸原料をそれぞれ
個別に、またはヘンシェルミキサー、ボールミル、タン
ブラーミキサー等の混合機によって適宜に乾式混合した
後、溶融混合性のよい射出成形機もしくは溶融押出成形
機に供給するか、または、予め熱ロール、ニーダ、バン
バリーミキサー、溶融押出機などで溶融混合するなどの
方法を利用すればよい。さらに、この発明の歯車用樹脂
組成物は、その成形方法を限定するものではなく、射出
成形その他汎用の方法を採用できる。
【0027】なお、この発明のPPS樹脂を主成分とす
る組成物に対して、潤滑性、耐摩耗性、および非攻撃性
等の所期の目的とする特性を悪化させない範囲内におい
て、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、難
燃剤、帯電防止剤、結晶化促進剤等の、各種の添加剤を
配合することもできる。
【0028】
【作用】この発明に係る歯車用樹脂組成物は、PPS樹
脂本来の耐熱性、耐候性、射出成形性と、PTFE樹脂
の良好な潤滑性とを有すると共に、アラミドパルプの羽
毛状で3次元的な微細繊維塊が親和性よくPPS樹脂を
取り込み、さらにテトラポット状の酸化亜鉛ウィスカと
絡み合って、3次元網目構造を形成するので、耐摩耗性
があり、かつ相手歯車を損傷させない。また、繊維充填
材の配向に起因する強度のばらつきがないので、安定し
た機械的強度が備わる。
【0029】
【実施例】実施例および比較例に使用した原材料を一括
して示すと次のとおりである。なお、P1 は重合上がり
の溶融粘度、P2 は架橋後の溶融粘度、Mは数平均分子
量を示す。
【0030】(1) 直鎖状PPS樹脂(呉羽化学工業社
製:KPS−#214、P1 =1400ポイズ) (2) 架橋性PPS樹脂(トープレン社製:T−4(2) 、
1 =700ポイズ、P2 =1840ポイズ) (3) 架橋性PPS樹脂(トープレン社製:K−4、P1
=100ポイズ、P2 =2000ポイズ) (4) PTFE樹脂(ダイキン工業社製:M−12、M=
7000000) (5) PTFE樹脂(ダイキン工業社製:ルブロンL−
2、M=30000) (6) 酸化亜鉛ウィスカ(松下電器工業社製) (7) アラミドパルプ(日本アラミド社製:トワロン−A
R−1097pulp) (8) チタン酸カリウム繊維(大塚化学社製:ティスモD
101) (9) 炭素繊維(東レ社製:トレカMLD−100) (10) アラミドファイバー(帝人社製:コーネックスカ
ットファイバー1mm) 上記の諸原材料(1) 〜(7) を表1に示す割合で配合し、
ヘンシェルミキサーで乾式混合した後、溶融押出機(池
貝社製:PCM45)に供給し、シリンダー温度290
℃、スクリュー回転数100rpmにて溶融ブレンドし
た。その後、シリンダー温度325℃射出圧力1000
kg/cm2 の条件で射出成形機にかけて所定の試験片
を作製し、得られた試験片の曲げ強度、摩擦係数、比摩
耗量、相手材損傷性、歯先摩耗、相手歯車損傷度を以下
に示す試験方法によって求めた。
【0031】曲げ試験 ASTM−D790による曲げ強度(10g/cm2
の測定を行なった。曲げ強度の単位は、kgf/cm2
とした。
【0032】摩砕摩耗試験 摩擦係数、比摩耗量、相手材損傷性について、NTN式
スラスト型摩擦摩耗試験機により測定を行なった。
【0033】摺動条件 周速 :128m/min 面圧 :3.9kg/cm2 雰囲気:R.Tドライ 相手材:SUS303鋼 なお、上述の試験結果の単位について、摩擦係数は無次
元数、比摩耗量は×10-10 cm3 /kg・mで表し
た。相手材損傷性については、相手材SUS303鋼の
摺動痕の深さにより以下に示す基準で4段階評価を行な
った。
【0034】評価基準 ◎:摩耗深さ≦1μm 〇:1μm<摩耗深さ≦5μm △:5μm<摩耗深さ≦10μm ×:10μm<摩耗深さ ギヤ実機耐久試験 試験片から成形した歯車について、NTN精密樹脂製歯
車強度試験機により、耐久試験を行なった。
【0035】試験条件 試験時間:200hr 回転数 :470rpm 350rpm トルク :4.5〜5.5kgf・cm 雰囲気 :R.T. 駆動歯車:各PPS系歯車(NTN精密樹脂社製:PC
D47) 相手歯車:ポリアセタール歯車(ポリプラスチック社
製:PCD35) 試験結果における歯先摩耗および相手歯車損傷度は、下
記の基準により評価した。
【0036】評価基準 ◎:摩耗深さ≦10μm 〇:10μm<摩耗深さ≦50μm △:50μm<摩耗深さ≦100μm ×:100μm<摩耗深さ
【0037】
【表1】
【0038】〔比較例1〜8〕前記した諸原料(1) 、
(4) 、(6) 〜(10)を表4に示す割合で配合した以外は実
施例1〜10と全く同様にして試験片を作製し、また前
記した試験方法と全く同様にして評価し、この結果を表
2中に併記した。
【0039】
【表2】
【0040】表1および表2の結果から明らかなよう
に、酸化亜鉛ウィスカを使用しても、アラミドパルプを
使わなかった比較例2、3、酸化亜鉛ウィスカを用いて
もアラミドパルプ以外のアラミド繊維を用いた比較例
4、アラミドパルプを用いても酸化亜鉛ウィスカを使用
しなかった比較例5、これらはいずれも耐摩耗性に劣
り、また相手損傷性が大きい。
【0041】また、酸化亜鉛ウィスカおよびアラミドパ
ルプを用いてもPTFE樹脂を使用しなかった比較例6
は、摩擦係数が大きく、耐摩耗性に劣る。さらにまた、
この発明における4つの必須成分が配合されていても、
酸化亜鉛ウィスカの配合量が少量の比較例7は耐摩耗性
に劣り、添加量が過量の比較例8は、相手損傷性に劣っ
ていた。
【0042】一方、4つの必須成分が所定の割合で配合
された実施例1〜10は、優れた物性を示し、特に、架
橋性PPS樹脂で所定溶融粘度のものを用い、数平均分
子量が7000000の高分子量のPTFE配合した実
施例2のものが、耐摩耗性に最も優れていた。また、実
施例2と実施例4を比較すると、高分子量のPTFE樹
脂を用いた組成物の方が低摩擦係数であり、かつ耐摩耗
性に優れることが判明した。
【0043】
【効果】この発明は、以上説明したように、PPS樹脂
およびPTFE樹脂を主要材料として、所定量のアラミ
ドパルプおよび酸化亜鉛ウィスカといったそれぞれ特性
ある3次元構造の補強材を所定量配合したので、繊維状
補強材の配向に起因した強度のばらつきがなく、成形に
よる寸法精度、耐熱変形性、機械的強度および射出成形
性を満足すると共に、相手歯車を損傷させることなく、
耐摩耗性がある。したがって、安定してトルク伝達を行
ない得る歯車成形用の成形用材料として最適のものであ
るといえる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 27:18 77:00)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリフェニレンサルファイド樹脂100
    重量部に対し、ポリテトラフルオロエチレン樹脂10〜
    50重量部、芳香族ポリアミドパルプ10〜30重量部
    および酸化亜鉛ウィスカ30〜80重量部を配合して成
    る歯車用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 上記ポリフェニレンサルファイド樹脂
    が、重合上がりの溶融粘度350〜3000ポイズの未
    架橋ポリフェニレンサルファイド樹脂を架橋して得られ
    る溶融粘度1400〜15000ポイズの架橋性ポリフ
    ェニレンサルファイド樹脂である請求項1記載の歯車用
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 上記ポリテトラフルオロエチレン樹脂が
    数平均分子量10000以上の未焼成ポリテトラフルオ
    ロエチレン樹脂である請求項1記載の歯車用樹脂組成
    物。
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