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JPH05297795A - 演奏練習装置 - Google Patents

演奏練習装置

Info

Publication number
JPH05297795A
JPH05297795A JP4122685A JP12268592A JPH05297795A JP H05297795 A JPH05297795 A JP H05297795A JP 4122685 A JP4122685 A JP 4122685A JP 12268592 A JP12268592 A JP 12268592A JP H05297795 A JPH05297795 A JP H05297795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
performance
song
executed
measure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4122685A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Yamaguchi
善登 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP4122685A priority Critical patent/JPH05297795A/ja
Publication of JPH05297795A publication Critical patent/JPH05297795A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Auxiliary Devices For Music (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 演奏不可能な部分を残すことなく曲全体の完
全マスターに好適な練習形態を形成する。 【構成】 小節演奏処理(SA2)では、1曲分の曲デ
ータのうち1小節分の曲データと実際の演奏による演奏
データとを比較し、演奏ミスがあった場合にはミスフラ
グをセットしておく。したがって、当該小節が完全に弾
けた場合にはSA3→SA9→SA10→SA2のルー
プが実行されて次の小節に移行し、小節演奏処理が実行
される。また、完全に弾けなかった場合にはAS3〜S
A8→SA2のループが実行されて、同じ小節にて小節
演奏処理が実行され、同じ小節の練習を繰り返すことに
なる。これにより、ミスした小節が完全に弾けるように
なると、ミスフラグがセットされないことから、SA3
→SA9→SA10→SA2のループが実行されて次の
小節に移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲の演奏練習に用いら
れる演奏練習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、曲の演奏練習に際しては練習者
の演奏レベルに合った曲を選択して、その曲がマスター
できたか否かを第三者が評価し、マスターできたならば
よりレベルの高い曲の演奏練習を行う練習形態が採られ
る。しかし、このような練習形態にあっては、練習者が
当該曲をマスターできたか否の評価を行い得る第三者の
存在が必要となることから、手軽に独習を行うことがで
きない。そこで、第三者がいなくとも、予め記憶された
曲の演奏練習を可能にする演奏練習装置が提案されるに
至っている。
【0003】この演奏練習装置は、一連の音符データか
らなる曲データをもって記憶されている複数の練習曲の
中から、練習者が自己の演奏レベルに応じた難易度の練
習曲を選択すると、その練習曲の曲データを構成する音
符データが読み出される。そして、練習者が演奏操作を
行うとこの演奏操作に対応する演奏データが入力され
て、練習曲の音符データをと比較され、これにより押鍵
の音高ミス、あるいはタイミングミスが検出されてカウ
ントされる。そして、ミス回数の多少により、次により
難易度の高い曲を練習させるか、より難易度の低い曲を
練習させるかが決定されて、当該難易度の曲データが出
力され、練習者がこの曲データに対応する曲の練習を継
続することにより、演奏レベルの向上に伴って難易度の
低い曲から難易度の高い曲を練習する練習形態が形成さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の演奏練習装置にあっては、練習者が曲データ
のどの部分で演奏ミスをしたのかを識別することなく、
曲全体における演奏ミスの多少により難易度の異なる曲
を練習させるように構成されている。したがって、例え
ばある曲において特定の小節が演奏できない場合であっ
ても、全体として演奏ミスが少なければ、その曲はマス
ターできたものとして、次に難易度の高い曲の練習へス
テップアップしてしまう。その結果、ある曲において常
に演奏できない小節が残ってしまい、1曲全体を完全マ
スターするまで練習するには不適なものであった。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、演奏不可能な部分を残すことなく
曲全体の完全マスターに好適な練習形態を形成する演奏
練習装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、曲を構成する曲データを記憶した
記憶手段と、該記憶手段が記憶した曲データを複数の区
間に分割して、各区間ごとに曲データを読み出す読出手
段と、演奏操作に対応する演奏データを入力する演奏デ
ータ入力手段と、該演奏データ入力手段から入力される
演奏データと前記読出手段により読み出される区間ごと
の曲データとを比較する比較手段と、該比較手段の比較
結果に応じて、前記両データが一致したとき次の区間の
曲データを読み出させる一方、不一致であるとき同一区
間の曲データを再び読み出すように前記読出手段を制御
する読み出し制御手段とを備えている。
【0007】
【作用】前記構成において、読出手段が記憶手段に記憶
されている曲データのある区間を読み出し、かつ、演奏
操作により演奏データ入力手段から演奏データが入力さ
れると、比較手段は両データを比較する。そして、該比
較手段の比較結果において、両データが一致した場合、
つまり適正な演奏により演奏データと曲データとが一致
した場合には、読み出し制御手段は読出手段に次の区間
の曲データを読み出させる。しかし、両データが不一致
となった場合、つまり不適正な演奏により演奏データが
曲データに対して不一致となった場合には、読み出し制
御手段は読出手段に再び同一区間の曲データを読み出さ
せる。よって、練習者は、再び読み出される不適正な演
奏を行った同一区間の曲データに対応する部分を演奏練
習し、適正な演奏ができて両データが一致した時点で、
前述と同様に次の区間の曲データの読み出しが開始され
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図にしたがって説明
する。すなわち、図1は本発明の演奏練習装置を適用し
た電子楽器のブロック図であって、CPU1はROM2
内に記憶されたデータ及びプログラム、ワーキングRA
M3内に一時記憶されるデータ等に基づき、この電子楽
器において必要となる全ての制御を実行する。CPU1
には、鍵盤部4とスイッチ部5から各々操作情報が入力
され、前記鍵盤部4は鍵盤と押鍵検出及び発音割り当て
回路よりなる。前記スイッチ部5には、練習曲の難易度
を設定する際に操作される各々レベル値が対応する複数
のレベル選択スイッチや、電子楽器として必要なスイッ
チ類が設けられている。
【0009】また、タイマー6は、練習者の押鍵タイミ
ングを計時する場合等に用いられる一定周波数のクロッ
クを生成してCPU1に入力し、CPU1はタイマー6
からのクロックにより計時するタイマーカウンタを有し
ている。楽音生成部7は、CPU1が行う発音の指示に
従って楽音信号を生成し、該楽音信号はD/A変換器8
及びアンプ9を介してスピーカ10に与えられ、該スピ
ーカ10より外部に放音される。表示部11は、楽曲の
拍子を例えばLED等の点滅で表示するメトロノーム
や、前記鍵盤部4の各鍵ごとに配置され押鍵すべき鍵を
点灯表示するナビゲート用のLED等が設けられてお
り、表示装置12は演奏結果に関する評価を文字表示可
能なLCD及びこのLCDを駆動する回路で構成されて
いる。
【0010】ROM2には、難易度が異なる複数の曲の
曲データが記憶されており、各曲データにはそのレベル
を示す値が記憶されているとともに、図2に示したフォ
ーマットにて曲を構成する音符のノートナンバーと音符
長データが記憶されている。図2に示した曲データは図
3(a)のメロディに対応したものであって、ノートナ
ンバーと音符長データとが交互に書き込まれているとと
もに、小節線Lの存在を示す小節線データ“11 11”が
記憶され、また、曲データの最終部分にはENDマーク
である“00 00”が記憶されている。さらに、ROM2に
は、図4に示したA,Bの文字表示を前記表示装置12
に表示されるための文字データが記憶されている。
【0011】次に、以上の構成にかかる本実施例におけ
る演奏ミスの検出動作について説明する。すなわち、本
実施例では、押鍵すべき鍵の適否つまり音高に関する適
否の他に、押鍵タイミングの適否も判別して演奏ミスと
してカウントするようにしている。先ず、押鍵すべき鍵
の適否に関して説明すると、ROM2から順次読み出さ
れる音高データ、つまり図2のノートナンバーがCPU
1内の音高レジスタに格納される。一方、鍵盤部4から
は演奏データとして押鍵された鍵の音高データが入力さ
れ、この音高データは前述とは異なる音高レジスタに格
納される。そして、この両レジスタに内容がCPU1に
より比較され、両者が一致しなければ練習者の押鍵ミス
があったものとして、ワーキングRAM3内に設けられ
たミスフラグがセットされる。
【0012】また、押鍵タイミングに関しては、ROM
2より前記ノートナンバーと対で記憶されている音符長
データが読み出され、音符長レジスタに格納される。そ
して、この音符長データは1音ごとに累算されるが、こ
の累算値Xは曲の開始時にリセットされるため、曲の開
始時から現在の曲位置までの時間を示すことになる。こ
れに対して、練習者が鍵盤部4を演奏操作すると、鍵盤
部4からは前述のように押鍵された鍵の音高データが出
力されるとともに、その押鍵タイミングで曲の開始時か
ら順次カウントアップしているCPU1内のカウンタの
時間データがタイミングデータTとして出力される。
【0013】このタイミングデータTが、前記音符長デ
ータの累算値Xに対して、許容値t(図3(b)参照)
以内に入るか否かが判別される。すなわち、音符長デー
タの累算値Xと許容値tを用いて、CPU1で上限許容
値X+t/2、及び下限許容値X−t/2が演算され、
これを用いて、タイミングデータTが許容範囲X±t/
2に入っているか否かが判別される。この判別の結果、
タイミングデータTが前記許容範囲に入っていない場合
は、タイミングミスとしてミスフラグがセットされる。
【0014】次に、本発明の第1実施例におけるCPU
1の具体的な動作を図5,6に示したフローチャートに
従って説明する。図5に示した全体動作フローはCPU
1が、ROM2内に記憶されているプログラムを実行す
る処理として実現される。先ずイニシャライズ処理が実
行されて本実施例で用いられるフラグ等が初期化され
(SA1)、引き続き小節演奏処理が実行される(SA
2)。
【0015】この小節演奏処理は、図6に示したフロー
チャートに従った処理であり、カウンタXが0リセット
された後(SB1)、ROM2より練習曲の1音符分の
音符データ、すなわち、音高データであるノートナンバ
ーanと音符長データBnがCPU1内の音高レジスタと
音符長レジスタとにロードされる(SB2)。このと
き、練習者は表示部11のLEDのメトロノームに従っ
て鍵盤部4の鍵を操作するか、あるいは通常のピアノレ
ッスンのように楽譜を見て押鍵する。
【0016】次に、ロードされた1音符分の音符データ
が小節線の存在を示すデータ(an=Bn=11)か否か
が判別され(SB3)、小節線データであればその時点
で図5のメインルーチンにリターンする。小節線データ
でなければ曲の終わりを示すデータ(an=Bn=00)
か否かが判別され(SB4)、曲の終わりを示すデータ
であった場合にはエンドフラグがセットされ(SB
5)、しかる後にメインルーチンに戻る。
【0017】また、曲の終わりを示すデータでない場合
は、SB3からSB6に進み、後述するようにナビゲー
トを実行していることを示すナビフラグがセット状態に
あるか否かが判別される(SB6)。ナビフラグがリセ
ット状態にあれば、SB7の処理が実行されることな
く、鍵盤部4の鍵が走査されて(SB8)、押鍵があっ
たか否かが判別される(SB9)。押鍵があった場合に
は、当該鍵のノートナンバー(a1)に基づき押鍵処理
が実行され(SB11)、このノートナンバー(a1
が音高レジスタにセットされる。さらに、別の音高レジ
スタに読みされた曲データの音符のノートナンバーan
と押鍵された鍵のノートナンバーa1とが等しいか否か
が判別され(SB12)、等しくない場合には誤った鍵
が押されたこととなり、ミスフラグがセットされる(S
B13)。また、SB12の判別において、a1=an
あって、正しい押鍵がなされた場合にはSB13の処理
が実行されることなくSB14に進む。
【0018】他方、SB9の判別において押鍵がなかっ
た場合には、図3(b)をもって説明したように、現在
の時間を示すタイミングデータTが前記上限許容値X+
t/2を越えたか否かが判別される(SB10)。そし
て、この判別がNOであって、未だ上限許容値を越えて
いない場合には、SB6に戻ってさらに押鍵を待つ。こ
れに対して、タイミングデータTが上限許容値以上とな
ると(図3の区間)、SB10の判別はYESとな
る。これにより、押鍵すべきときに練習者の押鍵がなれ
ないことが検出され、SB13に進んでこの場合にもミ
スフラグがセットされる。
【0019】引き続き、いままでの累算値Xの値にCP
U1内のレジスタにセットされている音符長データBが
加算され、図3の点に対応する新たな累算値Xとされ
る(SB14)。次に、鍵盤部4の鍵が走査されて(S
B15)、押鍵があったか否かが判別され(SB1
6)、この判別がYESの場合は、押鍵に基づくノート
ナンバーa2で押鍵処理が実行されてその楽音が発音さ
れる(SB18)。
【0020】しかしこの場合は、次の音符データがRO
M2から読み出される前に、楽譜(図3(a))の音符
ない余分な新たな押鍵があったことになることから、ミ
スフラグがセットされる(SB19)。また、SB16
の判別がNOであれば、押鍵がないことになり、離鍵が
なされたか否かが判別される(SB17)。この判別が
YESの場合には、離鍵処理(SB20)が実行されて
楽音生成部7に対して発音停止が指示され、NOの場合
はSB21に進む。
【0021】そして、SB15、SB19またはSB2
0の処理の後、SB21においては、前述の音符長の累
算値Xから許容値tの1/2を減算した差X−t/2を
下限許容値として、現在の時間を示すタイミングデータ
Tがこの下限許容値X−t/2以上となっているか否か
が判別される。タイミングデータTが下限許容値X−t
/2(図3の点)より小さい間は、SB21の判別は
NOとなりSB15に戻って、次の押鍵を待つ。したが
って、その間SB15→SB16→SB17→SB21
→SB15のループが繰り返され、タイミングデータT
が下限許容値X−t/2以上となると、SB21の判別
がYESとなりナビゲート用のLEDが消灯された後
(SB22)、SB2に戻る。
【0022】再びSB2において、練習曲の次の1音符
分の曲データがロードされて、図3(b)の点から
点までの間にSB8を含んだループの処理が繰り返され
る。その間に押鍵があれば押鍵の音高a1と音符データ
のノートナンバーanとが合っているか否かが判別さ
れ、合っていなければミスフラグがセットされる。その
後、図3(b)の点を過ぎると、次の音のt/2手前
の時点(図3(b)の点)までの間で、余分な新たな
押鍵があったか否かがSB15〜SB21→SB15の
ループの処理で判別される。
【0023】以上のように、1音符ずつ曲データがロー
ドされる度に、SB14におけるXは曲データの音符長
の累算値によって更新され、練習者の押鍵操作のタイミ
ングに関する適否は、タイミングデータTがXに対する
許容範囲内にあるか否かによって行われる。また、前述
したようにSB3において読み出された曲データが小節
線データであればメインルーチンにリターンし、また、
曲の終わりを示すデータであれば、SB4からSB5に
進んでエンドフラグがセットされた後、リターンする。
よって、この小節演奏処理は、ある小節線から次の小節
線または曲の終わりまでの1小節分の曲データが終了す
るまで実行され、その後メインルーチンの処理が開始さ
れる。
【0024】そして、図5のメインルーチンではSA2
に続くSA3において、ミスフラグがセットされている
か否かが判別されるが、前述した小節演奏処理における
1小節内の演奏で全く演奏ミスがなければ、ミスフラグ
はリセットされたままである。よって、この場合には、
ナビフラグがリセットされた後(SA9)、エンドフラ
グがセットされているか否かが判別される(SA1
0)。エンドフラグがセットされていない場合には、引
き続き同じ曲の次の小節に対して小節演奏処理が実行す
べく、SA10からSA2に戻る。
【0025】また、エンドフラグがセットされている場
合には、その曲の最終までの演奏練習が終了したことか
ら、次のレベルの曲データの先頭アドレスがセットされ
た後(SA11)、一定時間A表示「今の曲は完全に弾
けました。次の曲を弾いて下さい。」が表示される(S
A12)。引き続き、ミスフラグがリセットされた後
(SA13)、SA2に戻り次の曲の1小節目に対して
小節演奏処理が実行される。
【0026】これに対し、SA3の判別がYESであっ
て、ミスフラグがセットされていた場合には、小節演奏
処理で演奏した1小節内において演奏ミスがあった場合
であり、この場合にはナビフラグがセットされた後(S
A4)、小節演奏処理でセットされたミスフラグがリセ
ットされる(SA5)。引き続き、次のSA6で、前の
音符データの読み出しが実行されるが、この時点では小
節演奏処理が終了していることから、現在の音符データ
は“11 11”の小節線データ若しくは“00 00”の曲の終
わりを示すデータのいずれかである。そして、SA6で
はその前の音符データが読み出された後、続くSA7で
はそれが小節線データであるか否かが判別され、この判
別がNOである間はSA6とSA7のループが繰り返さ
れる。
【0027】つまり、図3に示した1小節に対して小節
演奏処理(SA2)が実行されたとすると、この小節演
奏処理では図2に示した音符データが“64 24"→ “64
24"→“ 67 24"→“ 71 24"が読み出され、かつ、最後
に小節データ“11 11”が読み出されたはずである。ま
た、現時点のように小節演奏処理が終了した時点では、
“11 11"が読み出されており、この状態でSA6及びS
A7が実行されると、“11 11"から“71 24”→“67 2
4”→“64 24”→“64 24”と小節演奏処理のときとは
逆方向に音符データが読み出される。そして、小節演奏
処理のとき読み出された小節線データ“11 11"よりの1
つ前の小節線データ“11 11"が読み出された時点で、S
A7の判別がYESとなる。
【0028】したがって、SA7の判別がYESとなっ
た時点においては、読み出された音符データの位置は、
小節演奏処理の最終に読み出された小節線より1つ前の
小節線の位置となっている。このようにSA6、SA7
のループにより読み出し位置を小節演奏処理の実行終了
時より1つ前の小節線データの位置まで戻した後、一定
時間B表示「演奏ミスがありました。もう1度弾いて下
さい。」が表示装置12に表示されてから、SA2に戻
って再び小節演奏処理が実行される。
【0029】よって、再び小節演奏処理が実行されて図
6のSB2で次の音符データがロードされると、“11 1
1"の次の音符データ“64 24"が読み出され、前回の小節
演奏処理が実行されたときと同様に、SB2が実行され
るごとに順次“64 24"→ “64 24"→“ 67 24"→“ 71
24"と音符データが読み出されて行く。また、2回目以
降に同じ小節に対して小節演奏処理が実行される場合、
つまり前回の小節演奏処理で演奏ミスがあった場合に
は、図5のSA4でナビフラグがセットされていること
から、図6のSB6の判別がYESとなる。
【0030】したがって、SB6からSB7に進み、読
み出されたノートナンバに対応するナビゲート用のLE
Dが点灯され、かつ、次のノートナンバが読み出される
直前にSB22でLEDが消灯されつつ、小節演奏処理
が実行される。すなわち、同一の小節に対して2回目以
降の小節演奏処理においては、演奏すべき鍵が各鍵に対
応して設けられているナビゲート用のLEDにより順次
指示される。よって、練習者はこのLEDの点灯により
指示された鍵を押鍵することにより、演奏ミスした当該
小節の曲データの部分の演奏練習を行うことができる。
【0031】また、2回目以降に同一小節の小節演奏処
理を行った場合は、LEDにより押鍵すべき鍵が指示さ
れる以外は、前述したと1回目と同様である。つまり、
演奏ミスがあった場合には、SB13またはSB19に
おいてミスフラグがセットされ、また、演奏ミスが全く
なかった場合には、ミスフラグがセットされることなく
図5のメインルーチンにリターンする。したがって、当
該小節が完全に弾けた場合にはSA3→SA9→SA1
0→SA2のループが実行されて次の小節に移行し、ま
た、完全に弾けなかった場合にはAS3〜SA8→SA
2のループが実行されて同じ小節の練習を繰り返すこと
になる。これにより、ミスした小節は完全に弾けるよう
になると、同様にSA3→SA9→SA10→SA2の
ループが実行されて次の小節に移行する。また、ミスし
た小節が完全に弾けて、SA3→SA9→SA10と進
んだ際に、この小節が曲の最終小節であれば、予め図5
のSB5でエンドフラグがセットされていることから、
この場合にはSA3→SA9〜13→SA2進んで、次
のレベルの曲にステップアップされる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、曲データ
を複数の区間に分割して読み出し、各区間ごとに曲デー
タと演奏データとを比較して、両データが一致したとき
次の区間の曲データを読み出させる一方、不一致である
ときは同一区間の曲データを再び読み出すようにした。
よって、1曲分の曲データの各区間において両データが
不一致となる演奏ミスがあった場合には、その区間をミ
スなく演奏できるようになるまで繰り返し練習させて次
の区間に進む練習形態となり、練習者が1曲全体を完全
マスターするに好適な練習が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例にかかる電子楽器の全体構成
を示すブロック図である。
【図2】各実施例の曲データのメモリフォーマットを示
す説明図である。
【図3】楽曲の一例と押鍵時のタイミングとを示す説明
図である。
【図4】同実施例の表示装置に表示される表示形態の一
例を示す図である
【図5】本発明の一実施例の全体動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】同実施例の小節演奏処理の内容を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 ワーキングRAM 4 鍵盤部 11 表示部 12 表示装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲を構成する曲データを記憶した記憶手
    段と、 該記憶手段が記憶した曲データを複数の区間に分割し
    て、各区間ごとに曲データを読み出す読出手段と、 演奏操作に対応する演奏データを入力する演奏データ入
    力手段と、 該演奏データ入力手段から入力される演奏データと前記
    読出手段により読み出される区間ごとの曲データとを比
    較する比較手段と、 該比較手段の比較結果に応じて、前記両データが一致し
    たとき次の区間の曲データを読み出させる一方、不一致
    であるとき同一区間の曲データを再び読み出すように前
    記読出手段を制御する読み出し制御手段と、 を備えたことを特徴とする演奏練習装置。
JP4122685A 1992-04-16 1992-04-16 演奏練習装置 Pending JPH05297795A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4122685A JPH05297795A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 演奏練習装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4122685A JPH05297795A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 演奏練習装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05297795A true JPH05297795A (ja) 1993-11-12

Family

ID=14842093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4122685A Pending JPH05297795A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 演奏練習装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05297795A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007271677A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 練習機能付き電子楽器
JP2007333836A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Casio Comput Co Ltd 演奏練習装置および演奏練習処理のプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007271677A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 練習機能付き電子楽器
JP2007333836A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Casio Comput Co Ltd 演奏練習装置および演奏練習処理のプログラム

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