JPH05296096A - パワートレインの制御装置 - Google Patents
パワートレインの制御装置Info
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- JPH05296096A JPH05296096A JP12555092A JP12555092A JPH05296096A JP H05296096 A JPH05296096 A JP H05296096A JP 12555092 A JP12555092 A JP 12555092A JP 12555092 A JP12555092 A JP 12555092A JP H05296096 A JPH05296096 A JP H05296096A
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- Japan
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- throttle
- opening
- equivalent
- throttle valve
- throttle opening
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】相当スロットル開度を学習更新することで、量
産ばらつきや経年変化を相殺した状態の適正な相当スロ
ットル開度を得ることを目的とする。 【構成】アクセルペダルに機械的に連動する第1スロッ
トル弁と、エンジンの運転状態を検出する検出手段と、
該検出手段により制御信号を発生する制御手段と、上記
制御信号により所定の開度に駆動され、上記第1スロッ
トル弁と直列に配置された第2スロットル弁と、上記両
スロットル弁を単一のスロットル弁に置き換えた時、上
記両スロットル弁の開度により得られる吸入空気量と同
一の吸入空気量を得る相当スロットル開度を演算する相
当開度演算手段39とを有するパワートレインの制御装
置であって、エンジンの運転状態により相当スロットル
開度に対応するパラメータを検出する相当スロットル開
度検出手段41と、相当開度演算手段39により演算さ
れた相当スロットル開度に対応して相当スロットル開度
を更新する学習制御手段R1と、学習制御手段R1によ
り更新された相当スロットル開度を記憶する記憶手段と
を備えたことを特徴とする。
産ばらつきや経年変化を相殺した状態の適正な相当スロ
ットル開度を得ることを目的とする。 【構成】アクセルペダルに機械的に連動する第1スロッ
トル弁と、エンジンの運転状態を検出する検出手段と、
該検出手段により制御信号を発生する制御手段と、上記
制御信号により所定の開度に駆動され、上記第1スロッ
トル弁と直列に配置された第2スロットル弁と、上記両
スロットル弁を単一のスロットル弁に置き換えた時、上
記両スロットル弁の開度により得られる吸入空気量と同
一の吸入空気量を得る相当スロットル開度を演算する相
当開度演算手段39とを有するパワートレインの制御装
置であって、エンジンの運転状態により相当スロットル
開度に対応するパラメータを検出する相当スロットル開
度検出手段41と、相当開度演算手段39により演算さ
れた相当スロットル開度に対応して相当スロットル開度
を更新する学習制御手段R1と、学習制御手段R1によ
り更新された相当スロットル開度を記憶する記憶手段と
を備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばアクセルペダ
ルに連動する第1スロットル弁(メカニカルスロットル
バルブ)と、ステップモータ(パルスモータと同意)に
より所定の開度に駆動される第2スロットル弁(エレク
トリックスロットルバルブ)との双方を備えたようなパ
ワートレインの制御装置に関する。
ルに連動する第1スロットル弁(メカニカルスロットル
バルブ)と、ステップモータ(パルスモータと同意)に
より所定の開度に駆動される第2スロットル弁(エレク
トリックスロットルバルブ)との双方を備えたようなパ
ワートレインの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のパワートレインの制御装
置としては、例えば、特開昭62−170758号公報
に記載のような装置がある。すなわち、アクセルペダル
に連動する第1スロットル弁と、制御信号によりステッ
プモータを介して所定の開度に駆動させる第2スロット
ル弁との双方を備えたエンジンいわゆるダブルスロット
ルバルブを有する内燃機関において、上述の第1および
第2の両スロットル弁を単一の仮想スロットル弁に置き
換えた時、上述の両スロットル弁による吸入空気量と同
一の吸入空気量を得るスロットル開度を、次に[数1]
で示す関係式に基づいて演算するか或は予め実験により
求めたマップから読出すことで、相当スロットル開度
(等価スロットル開度)を設定するように構成したパワ
ートレインの制御装置である。
置としては、例えば、特開昭62−170758号公報
に記載のような装置がある。すなわち、アクセルペダル
に連動する第1スロットル弁と、制御信号によりステッ
プモータを介して所定の開度に駆動させる第2スロット
ル弁との双方を備えたエンジンいわゆるダブルスロット
ルバルブを有する内燃機関において、上述の第1および
第2の両スロットル弁を単一の仮想スロットル弁に置き
換えた時、上述の両スロットル弁による吸入空気量と同
一の吸入空気量を得るスロットル開度を、次に[数1]
で示す関係式に基づいて演算するか或は予め実験により
求めたマップから読出すことで、相当スロットル開度
(等価スロットル開度)を設定するように構成したパワ
ートレインの制御装置である。
【0003】
【数1】
【0004】ここにθXは単一パラメータ化されたスロ
ットル開度 θ1は第1スロットル弁のスロットル開度 θ2は第2スロットル弁のスロットル開度 Kは定数 expは指数関数(exponential functionの略) MIN(θ1,θ2)はθ1>θ2の時にθ2を選定
し、θ1<θ2の時にθ1を選定することを意味する。
ットル開度 θ1は第1スロットル弁のスロットル開度 θ2は第2スロットル弁のスロットル開度 Kは定数 expは指数関数(exponential functionの略) MIN(θ1,θ2)はθ1>θ2の時にθ2を選定
し、θ1<θ2の時にθ1を選定することを意味する。
【0005】この従来装置によれば、上述の両スロット
ル弁による吸入空気量と等価になる単一の相当スロット
ル開度θXが求められるので、単一のパラメータ化によ
りエンジンの空燃比制御や燃料噴射量制御などのエンジ
ンの各種電子制御にスロットル開度を用いる時に極めて
有用であると共に、ドライバビリティの向上を図ること
ができる利点がある反面、各種パワートレインの量産ば
らつきや経年変化に対応することができないので、パワ
ートレインに製造上のばらつきがある場合、または各ス
ロットル弁にシール性劣化などの経年変化が生じた場合
には適正な相当スロットル開度θXを得ることが困難と
なり、エンジンの各種電子制御に誤差が発生する問題点
があった。
ル弁による吸入空気量と等価になる単一の相当スロット
ル開度θXが求められるので、単一のパラメータ化によ
りエンジンの空燃比制御や燃料噴射量制御などのエンジ
ンの各種電子制御にスロットル開度を用いる時に極めて
有用であると共に、ドライバビリティの向上を図ること
ができる利点がある反面、各種パワートレインの量産ば
らつきや経年変化に対応することができないので、パワ
ートレインに製造上のばらつきがある場合、または各ス
ロットル弁にシール性劣化などの経年変化が生じた場合
には適正な相当スロットル開度θXを得ることが困難と
なり、エンジンの各種電子制御に誤差が発生する問題点
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、相当スロットル開度(等価スロットル開
度)を学習更新することで、量産ばらつきや経年変化を
相殺した状態の適正な相当スロットル開度を得ることが
できるパワートレインの制御措置の提供を目的とする。
載の発明は、相当スロットル開度(等価スロットル開
度)を学習更新することで、量産ばらつきや経年変化を
相殺した状態の適正な相当スロットル開度を得ることが
できるパワートレインの制御措置の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、アクセルペダルに連
動するスロットル弁のスロットル開度変化率に基づい
て、演算された相当スロットル開度を変更することで、
過渡時の吸入空気量の応答遅れに対応して適正な相当ス
ロットル開度を得ることができるパワートレインの制御
装置の提供を目的とする。
求項1記載の発明の目的と併せて、アクセルペダルに連
動するスロットル弁のスロットル開度変化率に基づい
て、演算された相当スロットル開度を変更することで、
過渡時の吸入空気量の応答遅れに対応して適正な相当ス
ロットル開度を得ることができるパワートレインの制御
装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、アクセルペダルに機械的に連動する第1スロ
ットル弁と、エンジンの運転状態を検出する検出手段
と、該検出手段により制御信号を発生する制御手段と、
上記制御信号により所定の開度に駆動され、上記第1ス
ロットル弁と直列に配置された第2スロットル弁と、上
記両スロットル弁を単一のスロットル弁に置き換えた
時、上記両スロットル弁の開度により得られる吸入空気
量と同一の吸入空気量を得る相当スロットル開度を演算
する相当開度演算手段とを有するパワートレインの制御
装置であって、エンジンの運転状態により相当スロット
ル開度に対応するパラメータを検出する相当スロットル
開度検出手段と、上記相当開度演算手段により演算され
た相当スロットル開度に対応して相当スロットル開度を
更新する学習制御手段と、該学習制御手段により更新さ
れた相当スロットル開度を記憶する記憶手段とを備えた
パワートレインの制御装置であることを特徴とする。
の発明は、アクセルペダルに機械的に連動する第1スロ
ットル弁と、エンジンの運転状態を検出する検出手段
と、該検出手段により制御信号を発生する制御手段と、
上記制御信号により所定の開度に駆動され、上記第1ス
ロットル弁と直列に配置された第2スロットル弁と、上
記両スロットル弁を単一のスロットル弁に置き換えた
時、上記両スロットル弁の開度により得られる吸入空気
量と同一の吸入空気量を得る相当スロットル開度を演算
する相当開度演算手段とを有するパワートレインの制御
装置であって、エンジンの運転状態により相当スロット
ル開度に対応するパラメータを検出する相当スロットル
開度検出手段と、上記相当開度演算手段により演算され
た相当スロットル開度に対応して相当スロットル開度を
更新する学習制御手段と、該学習制御手段により更新さ
れた相当スロットル開度を記憶する記憶手段とを備えた
パワートレインの制御装置であることを特徴とする。
【0009】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の構成と併せて、上記第1スロットル弁のス
ロットル開度変化率を演算する変化率演算手段と、上記
変化率演算手段により演算されたスロットル開度変化率
に基づいて上記相当スロットル開度を変更する変更手段
とを備えたパワートレインの制御装置であることを特徴
とする。
求項1記載の構成と併せて、上記第1スロットル弁のス
ロットル開度変化率を演算する変化率演算手段と、上記
変化率演算手段により演算されたスロットル開度変化率
に基づいて上記相当スロットル開度を変更する変更手段
とを備えたパワートレインの制御装置であることを特徴
とする。
【0010】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明によれ
ば、図7にクレーム対応図で示すように上述の相当開度
演算手段は、アクセルペダルに連動する第1スロットル
弁と、エンジンの運転状態を検出する検出手段および制
御手段を介して出力される制御信号により所定の開度に
駆動される第2スロットル弁とを単一のスロットル弁
(仮想スロットル弁)に置き換えた場合に、上述の両ス
ロットル弁による吸入空気量と同一の吸入空気量を得る
相当スロットル開度を演算し、上述の相当スロットル開
度検出手段は、エンジンの運転状態により相当スロット
ル開度に対応するパラメータを検出し、上述の学習制御
手段は相当開度演算手段により演算された相当スロット
ル開度を学習して更新し、記憶手段は学習制御手段によ
り更新された相当スロットル開度を記憶する。この結
果、量産ばらつきや経年変化を相殺した状態の適正な相
当スロットル開度を得ることができる効果がある。した
がって単一パラメータ化された上述の相当スロットル開
度をエンジンまたはパワートレインの各種電子制御に用
いても誤差が生ずることはない。
ば、図7にクレーム対応図で示すように上述の相当開度
演算手段は、アクセルペダルに連動する第1スロットル
弁と、エンジンの運転状態を検出する検出手段および制
御手段を介して出力される制御信号により所定の開度に
駆動される第2スロットル弁とを単一のスロットル弁
(仮想スロットル弁)に置き換えた場合に、上述の両ス
ロットル弁による吸入空気量と同一の吸入空気量を得る
相当スロットル開度を演算し、上述の相当スロットル開
度検出手段は、エンジンの運転状態により相当スロット
ル開度に対応するパラメータを検出し、上述の学習制御
手段は相当開度演算手段により演算された相当スロット
ル開度を学習して更新し、記憶手段は学習制御手段によ
り更新された相当スロットル開度を記憶する。この結
果、量産ばらつきや経年変化を相殺した状態の適正な相
当スロットル開度を得ることができる効果がある。した
がって単一パラメータ化された上述の相当スロットル開
度をエンジンまたはパワートレインの各種電子制御に用
いても誤差が生ずることはない。
【0011】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果とは併せて、上述の変化
率演算手段は第1スロットル弁のスロットル開度変化率
を演算し、この演算されたスロットル開度変化率に基づ
いて上述の変更手段が相当スロットル開度を変更するの
で、過渡時の吸入空気量の応答遅れに対応して適正な相
当スロットル開度を得ることができる効果がある。例え
ば、上述の第1スロットル弁を定常状態から全開に操作
した場合には吸入空気量の応答遅れは僅少で、第1スロ
ットル弁を略全閉から全開に操作する急加速時には吸入
空気量の応答遅れが大となるが、上述のように第1スロ
ットル弁の開度変化率に対応した変更補正を行なうの
で、応答遅れを見込んだ状態での適正な相当スロットル
開度を得ることができる効果がある。
上記請求項1記載の発明の効果とは併せて、上述の変化
率演算手段は第1スロットル弁のスロットル開度変化率
を演算し、この演算されたスロットル開度変化率に基づ
いて上述の変更手段が相当スロットル開度を変更するの
で、過渡時の吸入空気量の応答遅れに対応して適正な相
当スロットル開度を得ることができる効果がある。例え
ば、上述の第1スロットル弁を定常状態から全開に操作
した場合には吸入空気量の応答遅れは僅少で、第1スロ
ットル弁を略全閉から全開に操作する急加速時には吸入
空気量の応答遅れが大となるが、上述のように第1スロ
ットル弁の開度変化率に対応した変更補正を行なうの
で、応答遅れを見込んだ状態での適正な相当スロットル
開度を得ることができる効果がある。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はパワートレインの制御装置を示し、図1
において、吸入空気を浄化するエアクリーナ1の後位に
エアフロセンサ2を接続して、このエアフロセンサ2で
吸入空気量Qを検出すべく構成している。
述する。図面はパワートレインの制御装置を示し、図1
において、吸入空気を浄化するエアクリーナ1の後位に
エアフロセンサ2を接続して、このエアフロセンサ2で
吸入空気量Qを検出すべく構成している。
【0013】上述のエアフロセンサ2の後位にはスロッ
トルボディ3を接続し、このスロットルボディ3内のス
ロットルチャンバ4には、アクセルペダル5に連動する
メインスロットル弁6と、制御信号によりステップモー
タ7を介して所定の開度に駆動されるサブスロットル弁
8とを直列に配設している。この実施例ではメインスロ
ットル弁6を上流に、サブスロットル弁8を下流にそれ
ぞれ配設したが、上流下流の各配設位置はこの逆であっ
てもよい。そして、上述のスロットルチャンバ4下流の
吸気通路には、所定容積を有する拡大室としてのサージ
タンク9を接続し、このサージタンク9下流に吸気ポー
ト10と連通する吸気マニホルド11を接続すると共
に、この吸気マニホルド11にはインジェクタ12を配
設している。
トルボディ3を接続し、このスロットルボディ3内のス
ロットルチャンバ4には、アクセルペダル5に連動する
メインスロットル弁6と、制御信号によりステップモー
タ7を介して所定の開度に駆動されるサブスロットル弁
8とを直列に配設している。この実施例ではメインスロ
ットル弁6を上流に、サブスロットル弁8を下流にそれ
ぞれ配設したが、上流下流の各配設位置はこの逆であっ
てもよい。そして、上述のスロットルチャンバ4下流の
吸気通路には、所定容積を有する拡大室としてのサージ
タンク9を接続し、このサージタンク9下流に吸気ポー
ト10と連通する吸気マニホルド11を接続すると共
に、この吸気マニホルド11にはインジェクタ12を配
設している。
【0014】一方、エンジン13の燃焼室と適宜連通す
る上述の吸気ポート10および排気ポート14には、動
弁機構(図示せず)により開閉操作される吸気弁15と
排気弁16とをそれぞれ取付け、またシリンダヘッドに
はスパークギャップを上述の燃焼室に臨ませた点火プラ
グ(図示せず)を取付けている。
る上述の吸気ポート10および排気ポート14には、動
弁機構(図示せず)により開閉操作される吸気弁15と
排気弁16とをそれぞれ取付け、またシリンダヘッドに
はスパークギャップを上述の燃焼室に臨ませた点火プラ
グ(図示せず)を取付けている。
【0015】上述の排気ポート14と連通する排気通路
17にO2 センサ18を配設すると共に、この排気通路
17の後位には有害ガスを無害化する触媒コンバータい
わゆるキャタリスト(図示せず)を接続している。
17にO2 センサ18を配設すると共に、この排気通路
17の後位には有害ガスを無害化する触媒コンバータい
わゆるキャタリスト(図示せず)を接続している。
【0016】また、エアクリーナ1のエレメント19下
流側には吸気温センサ20を、スロットルボディ3には
メインスロットル弁6の開度を検出するスロットルセン
サ21を、ウォータジャケットには水温センサ22をそ
れぞれ配設している。
流側には吸気温センサ20を、スロットルボディ3には
メインスロットル弁6の開度を検出するスロットルセン
サ21を、ウォータジャケットには水温センサ22をそ
れぞれ配設している。
【0017】図2はパワートレインの制御装置の制御回
路を示し、CPU30は、エアフロセンサ2からの吸入
空気量Q、ディストリビュータ23からのエンジン回転
数Ne、AT車の変速位置を検出するインヒビタスイッ
チ24からのシフト位置sh、スロットルセンサ21か
らのメインスロットル弁6のスロットル開度tvo、ア
クセル開度センサ25からのアクセル開度θの各信号入
力に基づいて、ROM26に格納したプログラムに従っ
て、ステップモータ駆動回路27およびステップモータ
7を介してサブスロットル弁8を駆動制御し、またAT
コントロールユニット29を駆動制御し、さらにRAM
28は、メインスロットル弁6とサブスロットル弁8と
を単一のスロットル弁(仮想スロットル弁)に置き換え
た時、これら両スロットル弁6,8による吸入空気量と
同一の吸入空気量を得る相当スロットル開度を演算する
場合の演算式データ、図3に示す1バルブ相当開度マッ
プなどの必要なデータやマップを記憶する。
路を示し、CPU30は、エアフロセンサ2からの吸入
空気量Q、ディストリビュータ23からのエンジン回転
数Ne、AT車の変速位置を検出するインヒビタスイッ
チ24からのシフト位置sh、スロットルセンサ21か
らのメインスロットル弁6のスロットル開度tvo、ア
クセル開度センサ25からのアクセル開度θの各信号入
力に基づいて、ROM26に格納したプログラムに従っ
て、ステップモータ駆動回路27およびステップモータ
7を介してサブスロットル弁8を駆動制御し、またAT
コントロールユニット29を駆動制御し、さらにRAM
28は、メインスロットル弁6とサブスロットル弁8と
を単一のスロットル弁(仮想スロットル弁)に置き換え
た時、これら両スロットル弁6,8による吸入空気量と
同一の吸入空気量を得る相当スロットル開度を演算する
場合の演算式データ、図3に示す1バルブ相当開度マッ
プなどの必要なデータやマップを記憶する。
【0018】ここで、上述の1バルブ相当開度マップ
(図3参照)は、横軸にエンジン回転数Neをとり、縦
軸に吸入空気量Qをとって、これら各変数Ne,Qに対
応する多数の1バルブ相当開度tvotmを基準データ
としてマトリクス状に設定したマップである。
(図3参照)は、横軸にエンジン回転数Neをとり、縦
軸に吸入空気量Qをとって、これら各変数Ne,Qに対
応する多数の1バルブ相当開度tvotmを基準データ
としてマトリクス状に設定したマップである。
【0019】また上述のCPU30は、メインスロット
ル弁6およびサブスロットル弁8の両弁を単一の仮想ス
ロットル弁に置き換えた時、これら両スロットル弁6,
8による吸入空気量と同一の吸入空気量を得る相当スロ
ットル開度を演算する相当開度演算手段(図4のフロー
チャートにおける第9ステップ39参照)と、エンジン
の運転状態により相当スロットル開度に対応するパラメ
ータ(実施例では吸入空気量Q)を検出する相当スロッ
トル開度検出手段(図4のフローチャートにおける第1
1ステップ41参照)と、上述の相当開度演算手段によ
り演算された相当スロットル開度に対応して相当スロッ
トル開度を更新する学習更新手段(図4のフローチャー
トにおける各ステップ42,43,44からなるルーチ
ンR1参照)と、メインスロットル弁6のスロットル開
度変化率を演算する変化率演算手段(図4のフローチャ
ートにおける第15ステップ45参照)と、上述の変化
率演算手段により演算されたスロットル開度変化率(実
施例ではスロットル開度変化速度tvod)に基づいて
上記相当スロットル開度を変更補正する変更手段(図4
のフローチャートにおける第18ステップ48および第
20ステップ50参照)とを兼ねる。
ル弁6およびサブスロットル弁8の両弁を単一の仮想ス
ロットル弁に置き換えた時、これら両スロットル弁6,
8による吸入空気量と同一の吸入空気量を得る相当スロ
ットル開度を演算する相当開度演算手段(図4のフロー
チャートにおける第9ステップ39参照)と、エンジン
の運転状態により相当スロットル開度に対応するパラメ
ータ(実施例では吸入空気量Q)を検出する相当スロッ
トル開度検出手段(図4のフローチャートにおける第1
1ステップ41参照)と、上述の相当開度演算手段によ
り演算された相当スロットル開度に対応して相当スロッ
トル開度を更新する学習更新手段(図4のフローチャー
トにおける各ステップ42,43,44からなるルーチ
ンR1参照)と、メインスロットル弁6のスロットル開
度変化率を演算する変化率演算手段(図4のフローチャ
ートにおける第15ステップ45参照)と、上述の変化
率演算手段により演算されたスロットル開度変化率(実
施例ではスロットル開度変化速度tvod)に基づいて
上記相当スロットル開度を変更補正する変更手段(図4
のフローチャートにおける第18ステップ48および第
20ステップ50参照)とを兼ねる。
【0020】さらに、上述のRAM28はステップモー
タ7の脱調(step-out、同期はずれ)を防止する目的
で、例えばA相、A′相、B相、B′相の合計4相のス
テータ巻線を有するステップモータ7に対して、1相励
磁を行なうパターンと、2相励磁を行なうパターンと、
これら1相励磁および2相励磁を順次繰返す1−2相励
磁を行なうパターンとのステップモータ駆動信号パター
ンデータを記憶すると共に、上述の学習制御手段により
更新された相当スロットル開度を記憶する記憶手段を兼
ねる。
タ7の脱調(step-out、同期はずれ)を防止する目的
で、例えばA相、A′相、B相、B′相の合計4相のス
テータ巻線を有するステップモータ7に対して、1相励
磁を行なうパターンと、2相励磁を行なうパターンと、
これら1相励磁および2相励磁を順次繰返す1−2相励
磁を行なうパターンとのステップモータ駆動信号パター
ンデータを記憶すると共に、上述の学習制御手段により
更新された相当スロットル開度を記憶する記憶手段を兼
ねる。
【0021】このように構成したパワートレインの制御
装置の作用を、図4のフローチャートを参照して以下に
詳述する。なお、以下の説明に用いる各種符号の内容は
次の通りである。
装置の作用を、図4のフローチャートを参照して以下に
詳述する。なお、以下の説明に用いる各種符号の内容は
次の通りである。
【0022】Q…吸入空気量 Ne…エンジン回転数 sh…シフト位置 α,β…定数 θ…アクセル開度 tvo…メインスロットル弁6のスロットル開度 tvoeo…サブスロットル弁8の目標スロットル開度
(目標開度) tvoe…サブスロットル弁8の実際のスロットル開度
(実開度) tvotB…1バルブ相当開度ベース値(演算式により
求めた補正用の値) tvotm…1バルブ相当開度(マップから読込む基準
値) tvotd…1バルブ相当開度偏差 tvotdlrn…学習補正値 tvod…メインスロットル弁6のスロットル開度変化
速度 tvo[i]…メインスロットル弁6の今回のスロット
ル開度(今回値) tvo[i−1]…メインスロットル弁6の前回のスロ
ットル開度(前回値) tvots…スロットル変化補正値 tvot…1バルブ相当開度の最終値 第1ステップ31で、CPU30はスロットルセンサ2
1からメインスロットル弁6のスロットル開度tvoを
読込み、次の第2ステップ32で、CPU30はディス
トリビュータ23から現行のエンジン回転数Neを読込
み、次の第3ステップ33で、CPU30はインヒビタ
スイッチ24からシフト位置shを読込む。
(目標開度) tvoe…サブスロットル弁8の実際のスロットル開度
(実開度) tvotB…1バルブ相当開度ベース値(演算式により
求めた補正用の値) tvotm…1バルブ相当開度(マップから読込む基準
値) tvotd…1バルブ相当開度偏差 tvotdlrn…学習補正値 tvod…メインスロットル弁6のスロットル開度変化
速度 tvo[i]…メインスロットル弁6の今回のスロット
ル開度(今回値) tvo[i−1]…メインスロットル弁6の前回のスロ
ットル開度(前回値) tvots…スロットル変化補正値 tvot…1バルブ相当開度の最終値 第1ステップ31で、CPU30はスロットルセンサ2
1からメインスロットル弁6のスロットル開度tvoを
読込み、次の第2ステップ32で、CPU30はディス
トリビュータ23から現行のエンジン回転数Neを読込
み、次の第3ステップ33で、CPU30はインヒビタ
スイッチ24からシフト位置shを読込む。
【0023】この実施例ではAT車を例示しているの
で、上述のインヒビタスイッチ24からのシフト位置s
hを読込むことで、例えば図5、図6に示す自動変速線
図における現行の変速位置を検出する。
で、上述のインヒビタスイッチ24からのシフト位置s
hを読込むことで、例えば図5、図6に示す自動変速線
図における現行の変速位置を検出する。
【0024】次に第4ステップ34で、CPU30はエ
ンジン回転数Ne、シフト位置shおよびアクセル開度
θに基づいて演算式あるいは予め設定されたマップ(図
示せず)によりサブスロットル弁8の目標開度tvoe
oを演算あるいは読込み処理する。
ンジン回転数Ne、シフト位置shおよびアクセル開度
θに基づいて演算式あるいは予め設定されたマップ(図
示せず)によりサブスロットル弁8の目標開度tvoe
oを演算あるいは読込み処理する。
【0025】次に第5ステップ35で、CPU30はス
テップモータ7の脱調を防止する目的で、同ステップモ
ータ7の駆動パターンを決定した後に、次の第6ステッ
プ36で、CPU30は決定された駆動パターンに従っ
て上述のステップモータ駆動回路27を介してステップ
モータ7を駆動する。
テップモータ7の脱調を防止する目的で、同ステップモ
ータ7の駆動パターンを決定した後に、次の第6ステッ
プ36で、CPU30は決定された駆動パターンに従っ
て上述のステップモータ駆動回路27を介してステップ
モータ7を駆動する。
【0026】上述のステップモータ7のロータシャフト
(図示せず)にはサブスロットル弁8が連結されている
ので、このステップモータ7の駆動によりサブスロット
ル弁8は開閉制御される。
(図示せず)にはサブスロットル弁8が連結されている
ので、このステップモータ7の駆動によりサブスロット
ル弁8は開閉制御される。
【0027】次に第7ステップ37で、CPU30は例
えばCPU内蔵カウンタにより駆動ステップ数をカウン
トした後に、次の第8ステップ38で、CPU30はサ
ブスロットル弁8の実際のスロットル開度tvoeを演
算する。
えばCPU内蔵カウンタにより駆動ステップ数をカウン
トした後に、次の第8ステップ38で、CPU30はサ
ブスロットル弁8の実際のスロットル開度tvoeを演
算する。
【0028】次に第9ステップ39で、CPU30は上
述のサブスロットル弁8の実開度tvoeと、第1ステ
ップ31で既に読込んだメインスロットル弁6のスロッ
トル開度tvoとの両開度に基づいて、これら各スロッ
トル弁6,8を単一の仮想スロットル弁に置き換えた場
合、上述の両スロットル弁6,8による吸入空気量と同
一の吸入空気量を得る1バルブ相当開度ベース値tvo
tBを図示しない演算式に基づいて演算する。
述のサブスロットル弁8の実開度tvoeと、第1ステ
ップ31で既に読込んだメインスロットル弁6のスロッ
トル開度tvoとの両開度に基づいて、これら各スロッ
トル弁6,8を単一の仮想スロットル弁に置き換えた場
合、上述の両スロットル弁6,8による吸入空気量と同
一の吸入空気量を得る1バルブ相当開度ベース値tvo
tBを図示しない演算式に基づいて演算する。
【0029】次に第10ステップ40で、CPU30は
定常判定を実行する。すなわち、1バルブ相当開度ベー
ス値tvotBの変化量が所定値に対して小か否かを判
定し、かつ[tvotBの変化量<所定値]の条件が一
定時間継続した場合には定常と判定し、それ以外の時に
は非定常と判定する。
定常判定を実行する。すなわち、1バルブ相当開度ベー
ス値tvotBの変化量が所定値に対して小か否かを判
定し、かつ[tvotBの変化量<所定値]の条件が一
定時間継続した場合には定常と判定し、それ以外の時に
は非定常と判定する。
【0030】そして上述の第10ステップ40で定常で
あると判定された時には次の第11ステップ41に移行
し、非定常であると判定された時には、別の第15ステ
ップ45にスキップする。
あると判定された時には次の第11ステップ41に移行
し、非定常であると判定された時には、別の第15ステ
ップ45にスキップする。
【0031】上述の第11ステップ41で、CPU30
はエアフロセンサ2から現行の吸入空気量Qを読込んだ
後に、次の第12ステップ42で、CPU30はエンジ
ン回転数Neと吸入空気量Qとに基づいて図3に示す1
バルブ相当開度マップから対応する1バルブ相当開度t
votmを読込む。
はエアフロセンサ2から現行の吸入空気量Qを読込んだ
後に、次の第12ステップ42で、CPU30はエンジ
ン回転数Neと吸入空気量Qとに基づいて図3に示す1
バルブ相当開度マップから対応する1バルブ相当開度t
votmを読込む。
【0032】次に第13ステップ43で、CPU30は
次の演算式に基づいて1バルブ相当開度偏差tvotd
を演算する。 tvotd=tvotB−tvotm 次に第14ステップ44で、CPU30は上述の1バル
ブ相当開度偏差tvotdを学習補正値tvotdlr
nに設定し、次の第15ステップ45で、CPU30は
次式に基づいてメインスロットル弁6のスロットル開度
変化速度tvodを演算する。 tvod=tvo[i]−tvo[i−1] 次に第16ステップ46で、CPU30はスロットル変
化補正値tvotsを100%に設定し、次に第17ス
テップ47で、CPU30は加速判定を実行する。
次の演算式に基づいて1バルブ相当開度偏差tvotd
を演算する。 tvotd=tvotB−tvotm 次に第14ステップ44で、CPU30は上述の1バル
ブ相当開度偏差tvotdを学習補正値tvotdlr
nに設定し、次の第15ステップ45で、CPU30は
次式に基づいてメインスロットル弁6のスロットル開度
変化速度tvodを演算する。 tvod=tvo[i]−tvo[i−1] 次に第16ステップ46で、CPU30はスロットル変
化補正値tvotsを100%に設定し、次に第17ス
テップ47で、CPU30は加速判定を実行する。
【0033】つまりtvod>0で、かつ|tvod|
所定値の時には加速と判定し、それ以外の時には非加速
と判定する。そして加速判定時には次の第18ステップ
48に移行する一方、非加速判定時には別の第19ステ
ップ49に移行する。
所定値の時には加速と判定し、それ以外の時には非加速
と判定する。そして加速判定時には次の第18ステップ
48に移行する一方、非加速判定時には別の第19ステ
ップ49に移行する。
【0034】上述の第18ステップ48で、CPU30
はtvots=α・tvod[%]の演算式に基づいて
加速時に対応したスロットル変化補正値tvotsを演
算する。
はtvots=α・tvod[%]の演算式に基づいて
加速時に対応したスロットル変化補正値tvotsを演
算する。
【0035】次に第19ステップ49で、CPU30は
減速判定を実行する。すなわち、tvod<0で、かつ
|tvod|>所定値の時には減速と判定し、それ以外
の時には非減速と判定する。そして、減速判定時には次
の第20ステップ50に移行する一方、非減速判定時に
は別の第21ステップ51に移行する。
減速判定を実行する。すなわち、tvod<0で、かつ
|tvod|>所定値の時には減速と判定し、それ以外
の時には非減速と判定する。そして、減速判定時には次
の第20ステップ50に移行する一方、非減速判定時に
は別の第21ステップ51に移行する。
【0036】上述の第20ステップ50で、CPU30
はtvots=β(−tvod)[%]の演算式に基づ
いて減速時に対応したスロットル変化補正値tvots
を演算する。
はtvots=β(−tvod)[%]の演算式に基づ
いて減速時に対応したスロットル変化補正値tvots
を演算する。
【0037】次に第21ステップ51で、CPU30は
次式に基づいて1バルブ相当開度の最終値tvotを演
算する。 tvot=(tvotB−tvotd)×tvots このように、上述の相当開度演算手段(第9ステップ3
9参照)は、アクセルペダル5に連動するメインスロッ
トル弁6と、制御信号により所定の開度に駆動されるサ
ブスロットル弁8とを単一の仮想スロットル弁に置き換
えた場合、上述の両スロットル弁6,8による吸入空気
量と同一の吸入空気量を得る1バルブ相当開度ベース値
tvotBを演算し、上述の学習制御手段(ルーチンR
1参照)は相当開度演算手段により演算された1バルブ
相当開度ベース値tvotBを学習して更新する。
次式に基づいて1バルブ相当開度の最終値tvotを演
算する。 tvot=(tvotB−tvotd)×tvots このように、上述の相当開度演算手段(第9ステップ3
9参照)は、アクセルペダル5に連動するメインスロッ
トル弁6と、制御信号により所定の開度に駆動されるサ
ブスロットル弁8とを単一の仮想スロットル弁に置き換
えた場合、上述の両スロットル弁6,8による吸入空気
量と同一の吸入空気量を得る1バルブ相当開度ベース値
tvotBを演算し、上述の学習制御手段(ルーチンR
1参照)は相当開度演算手段により演算された1バルブ
相当開度ベース値tvotBを学習して更新する。
【0038】この結果、量産ばらつきや経年変化を相殺
した状態の適正な相当スロットル開度(1バルブ相当開
度の最終値tvot参照)を得ることができる効果があ
る。したがって、単一パラメータ化された上述の1バル
ブ相当開度の最終値tvotをエンジンまたはパワート
レインの各種電子制御に用いても誤差が生ずることはな
い。
した状態の適正な相当スロットル開度(1バルブ相当開
度の最終値tvot参照)を得ることができる効果があ
る。したがって、単一パラメータ化された上述の1バル
ブ相当開度の最終値tvotをエンジンまたはパワート
レインの各種電子制御に用いても誤差が生ずることはな
い。
【0039】加えて、上述の変化率演算手段(第15ス
テップ45参照)はメインスロットル弁6のスロットル
開度変化率(実施例ではスロットル開度変化速度tvo
d)を演算し、この演算されたスロットル開度変化率
(tvod参照)に基づいて加速判定時の変更手段(第
18ステップ48参照)および減速判定時の変更手段
(第20ステップ50参照)が1バルブ相当開度を変更
するので、過渡時の吸入空気量の応答遅れに対して適正
な1バルブ相当開度を得ることができる効果がある。つ
まり、上述のメインスロットル弁6を定常状態から全開
に操作した場合には吸入空気量の応答遅れは僅少である
が、メインスロットル弁6を略全閉から全開に操作する
急加速時には吸入空気量の応答遅れが大となるが、定常
以外の加速判定時および減速判定時にはメインスロット
ル弁6の開度変化率に対応した変更補正を行なうので、
このような応答遅れを見込んだ状態の適正な1バルブ相
当開度を得ることができる効果がある。
テップ45参照)はメインスロットル弁6のスロットル
開度変化率(実施例ではスロットル開度変化速度tvo
d)を演算し、この演算されたスロットル開度変化率
(tvod参照)に基づいて加速判定時の変更手段(第
18ステップ48参照)および減速判定時の変更手段
(第20ステップ50参照)が1バルブ相当開度を変更
するので、過渡時の吸入空気量の応答遅れに対して適正
な1バルブ相当開度を得ることができる効果がある。つ
まり、上述のメインスロットル弁6を定常状態から全開
に操作した場合には吸入空気量の応答遅れは僅少である
が、メインスロットル弁6を略全閉から全開に操作する
急加速時には吸入空気量の応答遅れが大となるが、定常
以外の加速判定時および減速判定時にはメインスロット
ル弁6の開度変化率に対応した変更補正を行なうので、
このような応答遅れを見込んだ状態の適正な1バルブ相
当開度を得ることができる効果がある。
【0040】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の第1スロットル弁は、実施例のメ
カニカルスロットルバルブとしてのメインスロットル弁
6に対応し、以下同様に、検出手段は、エアフロセンサ
2、ディストリビュータ23、スロットルセンサ21に
対応し、制御手段は、CPU30に対応し、第2スロッ
トル弁は、エレクトリックスロットバルブとしてのサブ
スロットル弁8に対応し、相当開度演算手段は、CPU
30制御による第9ステップ39に対応し、相当スロッ
トル開度検出手段は、CPU30制御による第11ステ
ップ41に対応し、学習制御手段は、CPU30制御に
よるルーチンR1に対応し、変化率演算手段は、CPU
30制御による第15ステップ45に対応し、変更手段
は、CPU30制御による第18ステップ48および第
20ステップ50に対応し、記憶手段は、RAM28に
対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限
定されるものではない。
において、この発明の第1スロットル弁は、実施例のメ
カニカルスロットルバルブとしてのメインスロットル弁
6に対応し、以下同様に、検出手段は、エアフロセンサ
2、ディストリビュータ23、スロットルセンサ21に
対応し、制御手段は、CPU30に対応し、第2スロッ
トル弁は、エレクトリックスロットバルブとしてのサブ
スロットル弁8に対応し、相当開度演算手段は、CPU
30制御による第9ステップ39に対応し、相当スロッ
トル開度検出手段は、CPU30制御による第11ステ
ップ41に対応し、学習制御手段は、CPU30制御に
よるルーチンR1に対応し、変化率演算手段は、CPU
30制御による第15ステップ45に対応し、変更手段
は、CPU30制御による第18ステップ48および第
20ステップ50に対応し、記憶手段は、RAM28に
対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限
定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパワートレインの制御装置を示す系統
図。
図。
【図2】制御回路ブロック図。
【図3】RAMに記憶された1バルブ相当開度マップの
説明図。
説明図。
【図4】相当スロットル開度の学習制御を示すフローチ
ャート。
ャート。
【図5】エコノミモードにおける自動変速線図。
【図6】パワーモードにおける自動変速線図。
【図7】クレーム対応図。
2…エアフロセンサ 5…アクセルペダル 6…メインスロットル弁 8…サブスロットル弁 21…スロットルセンサ 23…ディストリビュータ 28…RAM(記憶手段) 39…相当開度演算手段 41…相当スロットル開度検出手段 45…変化率演算手段 48,50…変更手段 R1…学習制御手段
Claims (2)
- 【請求項1】アクセルペダルに機械的に連動する第1ス
ロットル弁と、エンジンの運転状態を検出する検出手段
と、該検出手段により制御信号を発生する制御手段と、
上記制御信号により所定の開度に駆動され、上記第1ス
ロットル弁と直列に配置された第2スロットル弁と、上
記両スロットル弁を単一のスロットル弁に置き換えた
時、上記両スロットル弁の開度により得られる吸入空気
量と同一の吸入空気量を得る相当スロットル開度を演算
する相当開度演算手段とを有するパワートレインの制御
装置であって、エンジンの運転状態により相当スロット
ル開度に対応するパラメータを検出する相当スロットル
開度検出手段と、上記相当開度演算手段により演算され
た相当スロットル開度に対応して相当スロットル開度を
更新する学習制御手段と、該学習制御手段により更新さ
れた相当スロットル開度を記憶する記憶手段とを備えた
パワートレインの制御装置。 - 【請求項2】上記第1スロットル弁のスロットル開度変
化率を演算する変化率演算手段と、上記変化率演算手段
により演算されたスロットル開度変化率に基づいて上記
相当スロットル開度を変更する変更手段とを備えた請求
項1記載のパワートレインの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12555092A JPH05296096A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | パワートレインの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12555092A JPH05296096A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | パワートレインの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05296096A true JPH05296096A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14912981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12555092A Pending JPH05296096A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | パワートレインの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05296096A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010144555A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 内燃機関のスロットル開口面積学習装置および方法および燃料制御装置 |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP12555092A patent/JPH05296096A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010144555A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 内燃機関のスロットル開口面積学習装置および方法および燃料制御装置 |
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