JPH05288087A - スロットル・アクチュエータ - Google Patents
スロットル・アクチュエータInfo
- Publication number
- JPH05288087A JPH05288087A JP4051110A JP5111092A JPH05288087A JP H05288087 A JPH05288087 A JP H05288087A JP 4051110 A JP4051110 A JP 4051110A JP 5111092 A JP5111092 A JP 5111092A JP H05288087 A JPH05288087 A JP H05288087A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link member
- throttle
- motor
- stator
- throttle valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D11/00—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
- F02D11/06—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
- F02D11/10—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D11/00—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
- F02D11/06—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
- F02D11/10—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
- F02D2011/101—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
- F02D2011/102—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D11/00—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
- F02D11/06—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
- F02D11/10—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
- F02D2011/101—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
- F02D2011/103—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being alternatively mechanically linked to the pedal or moved by an electric actuator
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機械と電子を共存させても、軽量、小型で取
付が簡単であり、フェールセーフ機構の付いたスロット
ル・アクチュエータを提供する。 【構成】 第1のリンク部材7と上限用リンク部材9
a、下限用リンク部材9bを回転可能に同軸に結合させ
る。スロットルを開ける場合は、アクセル開度センサ3
からの出力でモータ4を制御して電気的にスロットル弁
5を制御するとともに、ワイヤー12によりアクセル開
度に応じてリンク部材7、9a、9bを通じて機械的に
スロットル弁5を制御する。 【効果】 通常時は、トラクション制御、アイドル制御
、定速走行制御等の高度なスロットルワークが実現で
き、異常時にはフェールセーフ機能が働いてスロットル
弁5が閉じる。
付が簡単であり、フェールセーフ機構の付いたスロット
ル・アクチュエータを提供する。 【構成】 第1のリンク部材7と上限用リンク部材9
a、下限用リンク部材9bを回転可能に同軸に結合させ
る。スロットルを開ける場合は、アクセル開度センサ3
からの出力でモータ4を制御して電気的にスロットル弁
5を制御するとともに、ワイヤー12によりアクセル開
度に応じてリンク部材7、9a、9bを通じて機械的に
スロットル弁5を制御する。 【効果】 通常時は、トラクション制御、アイドル制御
、定速走行制御等の高度なスロットルワークが実現で
き、異常時にはフェールセーフ機能が働いてスロットル
弁5が閉じる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等のスロットル弁
の開閉制御を行うスロットル・アクチュエータに関し、
特に電動機とワイヤーの両方により制御されるスロット
ル・アクチュエータに関する。
の開閉制御を行うスロットル・アクチュエータに関し、
特に電動機とワイヤーの両方により制御されるスロット
ル・アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年自動車は、ただ走れば良いという乗
り物から、乗り心地がよいもの、より快適な乗り物へと
変化してきた。そのようなニーズから、走行システムに
おいても4WD、4WS、クルーズコントロール(定速
走行)など高度な制御を用いて、様々な走行の仕組みが
考えられている。その中でも、燃料の供給口であるスロ
ットル弁を制御して、走行の安定性、安全性、高燃費等
を実現しようとする試みがある。
り物から、乗り心地がよいもの、より快適な乗り物へと
変化してきた。そのようなニーズから、走行システムに
おいても4WD、4WS、クルーズコントロール(定速
走行)など高度な制御を用いて、様々な走行の仕組みが
考えられている。その中でも、燃料の供給口であるスロ
ットル弁を制御して、走行の安定性、安全性、高燃費等
を実現しようとする試みがある。
【0003】従来の自動車のエンジンでは、スロットル
の開度はアクセルペダルの踏み込み量に連動していれば
良かった。このため、スロットルバルブとアクセルペダ
ルの間をワイヤやリンクで機械的に接続していた。しか
し上述したように、最近は自動車の走行状態に応じてス
ロットル開度を電子制御化するケースが多い。この電子
制御により、エンジンの出力を加減して車速を一定に保
つクルーズコントロール機能、エンジンの出力を絞って
駆動輪のスリップを防ぐTCS(トラクション・コント
ロール・システム)、アイドリング時のエンジン回転ス
ピードを制御するISC(アイドル・スピード・コント
ロール)が実現できるようになってきた。
の開度はアクセルペダルの踏み込み量に連動していれば
良かった。このため、スロットルバルブとアクセルペダ
ルの間をワイヤやリンクで機械的に接続していた。しか
し上述したように、最近は自動車の走行状態に応じてス
ロットル開度を電子制御化するケースが多い。この電子
制御により、エンジンの出力を加減して車速を一定に保
つクルーズコントロール機能、エンジンの出力を絞って
駆動輪のスリップを防ぐTCS(トラクション・コント
ロール・システム)、アイドリング時のエンジン回転ス
ピードを制御するISC(アイドル・スピード・コント
ロール)が実現できるようになってきた。
【0004】しかしながら、スロットルを電子制御しよ
うとすると様々な問題が生ずる。その問題について以下
説明する。スロットルを電子制御化するアプローチには
幾通りかの方法がある。その端的なものとしてあげられ
るのが、スロットルの制御を行うアクチュエータをすべ
て電子化する方法である。これは、スロットルバルブと
アクセルペダルは機械的には完全に切り離されており、
ペダルの踏み込み量をセンサで読みとってバルブをモー
タで駆動する構成により実現している。
うとすると様々な問題が生ずる。その問題について以下
説明する。スロットルを電子制御化するアプローチには
幾通りかの方法がある。その端的なものとしてあげられ
るのが、スロットルの制御を行うアクチュエータをすべ
て電子化する方法である。これは、スロットルバルブと
アクセルペダルは機械的には完全に切り離されており、
ペダルの踏み込み量をセンサで読みとってバルブをモー
タで駆動する構成により実現している。
【0005】もう一つ代表的なアプローチとしては、ペ
ダルでスロットルバルブを操作するための機械的な連結
機構は残しておいて、それに電子制御機能を付加すると
いう方法である。
ダルでスロットルバルブを操作するための機械的な連結
機構は残しておいて、それに電子制御機能を付加すると
いう方法である。
【0006】上述の2つの方法を比較すると、前者の方
法は部品点数が少なくてすみ、機械的な連結機構が不要
で、アクチュエータが1つで済むという利点がある。こ
れに対し後者の方法では連結機構のほかに1個(または
2個)のアクチュエータを必要とする。
法は部品点数が少なくてすみ、機械的な連結機構が不要
で、アクチュエータが1つで済むという利点がある。こ
れに対し後者の方法では連結機構のほかに1個(または
2個)のアクチュエータを必要とする。
【0007】しかしこれとは逆に、前者の方法はコスト
が高いという欠点がある。例えばオプションの機能とし
てクルーズコントロールだけを登載する場合を考える
と、クルーズコントロール機能だけを満足させるにもス
テッピングモータ等のアクチュエータは必須であり、結
局はたった1つの機能を登載するのにも、TCS等の他
の機能を併せて付加するのにもコスト的には余り変わら
ないことになる。また、もっとも重要な要素である安全
性(フェールセーフ機能)を考えると、前者の方法では
その確保が非常にむずかしい。そのようは背景から、こ
れまで長く使われ、信頼性の点で実績のある機械系を残
した方が安全であると判断されている。
が高いという欠点がある。例えばオプションの機能とし
てクルーズコントロールだけを登載する場合を考える
と、クルーズコントロール機能だけを満足させるにもス
テッピングモータ等のアクチュエータは必須であり、結
局はたった1つの機能を登載するのにも、TCS等の他
の機能を併せて付加するのにもコスト的には余り変わら
ないことになる。また、もっとも重要な要素である安全
性(フェールセーフ機能)を考えると、前者の方法では
その確保が非常にむずかしい。そのようは背景から、こ
れまで長く使われ、信頼性の点で実績のある機械系を残
した方が安全であると判断されている。
【0008】機械と電子を共存させる場合、機構が複雑
になりがちである。図8に従来のスロットルバルブを示
す。これはスロットルボディの中に2つのバルブを設け
るという構成になっている。図8に示すように、この従
来例は、一方のバルブをアクセルペダルで機械的に動か
し、もう一方のバルブをステッピングモータを用いて電
子制御する仕組みになっている。
になりがちである。図8に従来のスロットルバルブを示
す。これはスロットルボディの中に2つのバルブを設け
るという構成になっている。図8に示すように、この従
来例は、一方のバルブをアクセルペダルで機械的に動か
し、もう一方のバルブをステッピングモータを用いて電
子制御する仕組みになっている。
【0009】また、他の従来技術として例えば特開昭6
4−12038号公報に記載のものがある。図7にこの
従来例を示す。図7に示すようにこの従来例ではアクセ
ルペダル71を矢印Aの方向に踏み込むと、ワイヤー7
2を通じてリンク部材73が矢印Bの方向に回転し、バ
ネ74を通じてスロットルバルブ75が矢印Cの方向に
開く。この状態でスロットルバルブ75をもう少し閉じ
たい場合には、モータ76を駆動してモータ軸をDの方
向に回転させ、連結棒77を通じてリンク部材78がE
の方向に回転し、バネ74を押し縮めながらスロットル
バルブ75を閉じる方向に制御する仕組みになってい
る。
4−12038号公報に記載のものがある。図7にこの
従来例を示す。図7に示すようにこの従来例ではアクセ
ルペダル71を矢印Aの方向に踏み込むと、ワイヤー7
2を通じてリンク部材73が矢印Bの方向に回転し、バ
ネ74を通じてスロットルバルブ75が矢印Cの方向に
開く。この状態でスロットルバルブ75をもう少し閉じ
たい場合には、モータ76を駆動してモータ軸をDの方
向に回転させ、連結棒77を通じてリンク部材78がE
の方向に回転し、バネ74を押し縮めながらスロットル
バルブ75を閉じる方向に制御する仕組みになってい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、まず第
1の従来例では、2つのバルブを設けて構成されている
のでスロットルは全体として大きく、重いものになって
しまう。また第2の従来例では通常走行時にアクセル7
1の開度をしっかりスロットルに伝える必要があるので
必然的にバネ74をかなり強めに設定する必要がある
が、このような状態からモータ76でスロットルを絞ろ
うとすると、強めに設定されたバネ74をさらに圧縮す
る必要があるので、結果としてモータは高トルクで大型
のものが必要になる。
1の従来例では、2つのバルブを設けて構成されている
のでスロットルは全体として大きく、重いものになって
しまう。また第2の従来例では通常走行時にアクセル7
1の開度をしっかりスロットルに伝える必要があるので
必然的にバネ74をかなり強めに設定する必要がある
が、このような状態からモータ76でスロットルを絞ろ
うとすると、強めに設定されたバネ74をさらに圧縮す
る必要があるので、結果としてモータは高トルクで大型
のものが必要になる。
【0011】また、モータのトルクを低減させる為には
他に機構が必要になり、メカ的に大きく複雑なものにな
ってしまう。さらに、TCS等の機能のないスロットル
とは基本構造が異なるため完全に別設計となり、コスト
高になる。
他に機構が必要になり、メカ的に大きく複雑なものにな
ってしまう。さらに、TCS等の機能のないスロットル
とは基本構造が異なるため完全に別設計となり、コスト
高になる。
【0012】本発明は上記のような課題を解決するもの
で、機械と電子を共存させても、軽量、小型で取付が簡
単であり、フェールセーフ機構の付いたスロットル・ア
クチュエータを提供することを目的とする。
で、機械と電子を共存させても、軽量、小型で取付が簡
単であり、フェールセーフ機構の付いたスロットル・ア
クチュエータを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、エンジンへ気化燃料を供給する吸気管と、前
記吸気管の中に配置され、回転して開閉をするスロット
ル弁と、前記スロットル弁を支持し車両の固定部に回転
可能に取り付けられたスロットル軸と、前記スロットル
軸に回転力を供給するモータと、前記スロットル軸に固
定され、前記スロットル軸に回転力を伝達する第1のリ
ンク部材と、前記スロットル軸と同軸に回転可能に取り
付けられ、前記第1のリンク部材と当接可能であるスト
ッパ−部を2つ有し、アクセルペダルからの踏み込み量
に応じて移動するワイヤーに連結された第2のリンク部
材と、アクセルペダルの開度を検出するアクセル開度セ
ンサと、前記モータを制御するモータ制御手段と、スロ
ットル弁が閉じる方向に、前記スロットル軸に回転力を
常に供給するアクセル復帰手段とを備え、前記第1のリ
ンク部材と前記第2のリンク部材の結合は、前記2つの
ストッパー部の間を回転許容範囲とする同軸の結合であ
り、前記モータ制御手段は前記アクセル開度センサから
の出力に応じて、前記モータを駆動して前記スロットル
弁を前記回転許容範囲内で制御することを特徴とするス
ロットル・アクチュエータである。
本発明は、エンジンへ気化燃料を供給する吸気管と、前
記吸気管の中に配置され、回転して開閉をするスロット
ル弁と、前記スロットル弁を支持し車両の固定部に回転
可能に取り付けられたスロットル軸と、前記スロットル
軸に回転力を供給するモータと、前記スロットル軸に固
定され、前記スロットル軸に回転力を伝達する第1のリ
ンク部材と、前記スロットル軸と同軸に回転可能に取り
付けられ、前記第1のリンク部材と当接可能であるスト
ッパ−部を2つ有し、アクセルペダルからの踏み込み量
に応じて移動するワイヤーに連結された第2のリンク部
材と、アクセルペダルの開度を検出するアクセル開度セ
ンサと、前記モータを制御するモータ制御手段と、スロ
ットル弁が閉じる方向に、前記スロットル軸に回転力を
常に供給するアクセル復帰手段とを備え、前記第1のリ
ンク部材と前記第2のリンク部材の結合は、前記2つの
ストッパー部の間を回転許容範囲とする同軸の結合であ
り、前記モータ制御手段は前記アクセル開度センサから
の出力に応じて、前記モータを駆動して前記スロットル
弁を前記回転許容範囲内で制御することを特徴とするス
ロットル・アクチュエータである。
【0014】また、モータのステータに接続され、異常
事態に前記ステータを回転させて、スロットル弁を全閉
状態に導くステータ復帰バネと、通常時は前記ステータ
を固定しておき、異常時には前記ステータ開放するステ
ータ固定手段を備え、モータ制御手段は、モータがロッ
ク状態であると判断したときに、前記ステータ固定手段
にステータ開放命令を出して、ステータを回転させるこ
とを特徴とするスロットル・アクチュエータである。
事態に前記ステータを回転させて、スロットル弁を全閉
状態に導くステータ復帰バネと、通常時は前記ステータ
を固定しておき、異常時には前記ステータ開放するステ
ータ固定手段を備え、モータ制御手段は、モータがロッ
ク状態であると判断したときに、前記ステータ固定手段
にステータ開放命令を出して、ステータを回転させるこ
とを特徴とするスロットル・アクチュエータである。
【0015】また、モータのステータに接続され、前記
ステータを回転させて、スロットル弁を全閉状態に導く
ステータ復帰バネと、アクセルペダルからの踏み込み量
に応じて移動する第2のワイヤーを備え、前記第2のワ
イヤーを、モータのステータに接続したことを特徴とす
るスロットル・アクチュエータである。
ステータを回転させて、スロットル弁を全閉状態に導く
ステータ復帰バネと、アクセルペダルからの踏み込み量
に応じて移動する第2のワイヤーを備え、前記第2のワ
イヤーを、モータのステータに接続したことを特徴とす
るスロットル・アクチュエータである。
【0016】また、第2のリンク部材は、上限用リンク
部材と下限用リンク部材の2つの部分を具備し、前記上
限用リンク部材と前記下限用リンク部材はそれぞれワイ
ヤーに接続され、アクセルペダルの踏み込みに対して独
立して回転することを特徴とするスロットル・アクチュ
エータである。
部材と下限用リンク部材の2つの部分を具備し、前記上
限用リンク部材と前記下限用リンク部材はそれぞれワイ
ヤーに接続され、アクセルペダルの踏み込みに対して独
立して回転することを特徴とするスロットル・アクチュ
エータである。
【0017】また、上限用リンク部材の回転と下限用リ
ンク部材の回転を伝える回転力伝達手段を備え、アクセ
ルペダルからのワイヤーは前記上限用リンク部材と下限
用リンク部材のどちらか一方に接続され、ワイヤーが接
続されていないリンク部材は、前記回転力伝達手段を用
い、他方のリンク部材から、回転力を伝達されることを
特徴とするスロットル・アクチュエータである。
ンク部材の回転を伝える回転力伝達手段を備え、アクセ
ルペダルからのワイヤーは前記上限用リンク部材と下限
用リンク部材のどちらか一方に接続され、ワイヤーが接
続されていないリンク部材は、前記回転力伝達手段を用
い、他方のリンク部材から、回転力を伝達されることを
特徴とするスロットル・アクチュエータである。
【0018】またモータはステッピングモータを用いる
ことを特徴とするスロットル・アクチュエータである。
ことを特徴とするスロットル・アクチュエータである。
【0019】また、弁はS字型の弁を用いることを特徴
とするスロットル・アクチュエータである。
とするスロットル・アクチュエータである。
【0020】また、定速走行制御装置を備え、定速走行
時は前記定速走行制御装置からの出力によりモータを制
御する事を特徴とするスロットル・アクチュエータであ
る。
時は前記定速走行制御装置からの出力によりモータを制
御する事を特徴とするスロットル・アクチュエータであ
る。
【0021】また、エンジンへ気化燃料を供給する吸気
管と、前記吸気管の中に配置され、回転して開閉をする
スロットル弁と、前記スロットル弁を支持し車両の固定
部に回転可能に取り付けられたスロットル軸と、前記ス
ロットル軸に回転力を供給するモータと、前記スロット
ル軸に固定され、前記スロットル軸に回転力を伝達する
第1のリンク部材と、前記スロットル軸と同軸に回転可
能に取り付けられ、前記第1のリンク部材と当接可能で
ある第1のストッパ部を有し、アクセルペダルからの踏
み込み量に応じて移動するワイヤーに連結され、第1の
リンク部材の回転許容範囲の上限位置を制御する上限用
リンク部材と、前記スロットル軸と同軸に回転可能に取
り付けられ、前記第1のリンク部材と当接可能である第
2のストッパ部を有し、アクセルペダルからの踏み込み
量に応じて移動するワイヤーに連結され、第1のリンク
部材の回転許容範囲の下限位置を制御する下限用リンク
部材と、アクセルペダルの開度を検出するアクセル開度
センサと、前記モータを制御するモータ制御手段と、ス
ロットル弁が閉じる方向に、前記スロットル軸に回転力
を常に供給するアクセル復帰手段と、モータのステータ
に接続され、スロットル弁が開く方向に常に回転力をス
テータに供給するステータ押さえバネと、前記モータの
ステータを固定するステータ用ストッパと、定速走行時
に前記上限用リンク部材を制御して、回転許容範囲の上
限を変更するオートクルーズ用アクチュエータと、前記
回転許容範囲の中において、スロットル弁を制御するコ
ントロールユニットを備え、前記第1のリンク部材と前
記上限用リンク部材及び下限用リンク部材の結合は、前
記第1のストッパと前記第2のストッパの間を回転許容
範囲とする同軸の結合であり、前記モータ制御手段は前
記アクセル開度センサからの出力および前記コントロー
ルユニットからの出力に応じて、前記モータを駆動して
前記スロットル弁を前記回転許容範囲内で制御すること
を特徴とするスロットル・アクチュエータである。
管と、前記吸気管の中に配置され、回転して開閉をする
スロットル弁と、前記スロットル弁を支持し車両の固定
部に回転可能に取り付けられたスロットル軸と、前記ス
ロットル軸に回転力を供給するモータと、前記スロット
ル軸に固定され、前記スロットル軸に回転力を伝達する
第1のリンク部材と、前記スロットル軸と同軸に回転可
能に取り付けられ、前記第1のリンク部材と当接可能で
ある第1のストッパ部を有し、アクセルペダルからの踏
み込み量に応じて移動するワイヤーに連結され、第1の
リンク部材の回転許容範囲の上限位置を制御する上限用
リンク部材と、前記スロットル軸と同軸に回転可能に取
り付けられ、前記第1のリンク部材と当接可能である第
2のストッパ部を有し、アクセルペダルからの踏み込み
量に応じて移動するワイヤーに連結され、第1のリンク
部材の回転許容範囲の下限位置を制御する下限用リンク
部材と、アクセルペダルの開度を検出するアクセル開度
センサと、前記モータを制御するモータ制御手段と、ス
ロットル弁が閉じる方向に、前記スロットル軸に回転力
を常に供給するアクセル復帰手段と、モータのステータ
に接続され、スロットル弁が開く方向に常に回転力をス
テータに供給するステータ押さえバネと、前記モータの
ステータを固定するステータ用ストッパと、定速走行時
に前記上限用リンク部材を制御して、回転許容範囲の上
限を変更するオートクルーズ用アクチュエータと、前記
回転許容範囲の中において、スロットル弁を制御するコ
ントロールユニットを備え、前記第1のリンク部材と前
記上限用リンク部材及び下限用リンク部材の結合は、前
記第1のストッパと前記第2のストッパの間を回転許容
範囲とする同軸の結合であり、前記モータ制御手段は前
記アクセル開度センサからの出力および前記コントロー
ルユニットからの出力に応じて、前記モータを駆動して
前記スロットル弁を前記回転許容範囲内で制御すること
を特徴とするスロットル・アクチュエータである。
【0022】
【作用】上記のような構成により、第1の本発明ではス
ロットルが1つでかつモータの負荷が軽負荷のスロット
ル復帰バネに打ち勝つだけでよいので小型、軽量に出来
る。さらにスロットルモータが駆動不能となってもアク
セルにつながる第2のリンク部材でメカ的に第1のリン
ク部材が駆動できるのでフェールセーフの機能を実現で
きる。
ロットルが1つでかつモータの負荷が軽負荷のスロット
ル復帰バネに打ち勝つだけでよいので小型、軽量に出来
る。さらにスロットルモータが駆動不能となってもアク
セルにつながる第2のリンク部材でメカ的に第1のリン
ク部材が駆動できるのでフェールセーフの機能を実現で
きる。
【0023】また、第2発明では第1の発明に対してさ
らにモータのステータを回転可能とし、かつこのロータ
をアクセルにつながるワイヤーで第2のリンク部材と同
一回転量だけ回転できるので、モータのロータとステー
タがゴミ詰まり等の理由でロックした場合でもフェール
セーフ機能が実現できる。
らにモータのステータを回転可能とし、かつこのロータ
をアクセルにつながるワイヤーで第2のリンク部材と同
一回転量だけ回転できるので、モータのロータとステー
タがゴミ詰まり等の理由でロックした場合でもフェール
セーフ機能が実現できる。
【0024】また、第3の発明では第1の発明での第
1、第2のリンク部材に設けた長穴とピンの関係を変更
するだけで、アクセルの開度に対して第1のリンク部材
に設けた長穴の範囲だけモータでスロットルを開放出来
るので、クルーズコントロール、TCS、ISC等の高
度な制御を行うことができ、高信頼性で乗り心地がよ
く、高機能な車両を提供できる。
1、第2のリンク部材に設けた長穴とピンの関係を変更
するだけで、アクセルの開度に対して第1のリンク部材
に設けた長穴の範囲だけモータでスロットルを開放出来
るので、クルーズコントロール、TCS、ISC等の高
度な制御を行うことができ、高信頼性で乗り心地がよ
く、高機能な車両を提供できる。
【0025】また、第4の発明では、第2のリンク部材
を上限用と下限用の2つの部材により構成することによ
り、回転許容範囲を任意に設定することが出来るので、
フェールセーフ時における様々な要望に答えることが出
来る。
を上限用と下限用の2つの部材により構成することによ
り、回転許容範囲を任意に設定することが出来るので、
フェールセーフ時における様々な要望に答えることが出
来る。
【0026】
(実施例1)以下、図面を参照しながら本発明の実施例
について説明する。図1は本発明第1の実施例を示す図
である。同図において1はアクセルペダル、2はアクセ
ルペダルの回転運動の軸になるアクセル回転軸である。
3はアクセル回転軸2の回転角度を検出するアクセル開
度センサであり、本実施例ではアクセル回転軸2に着磁
によるマーキングを施しエンコーダを構成し、この磁気
を磁気センサーを用いて検出する構成にしている。アク
セル開度センサ3の精度としてはかなり高精度のものが
必要であり、非接触のものの方が望ましい。非接触のも
のとしては他に光センサを用いても良い。また接触式の
ものならポテンショメータを用いることも可能である。
について説明する。図1は本発明第1の実施例を示す図
である。同図において1はアクセルペダル、2はアクセ
ルペダルの回転運動の軸になるアクセル回転軸である。
3はアクセル回転軸2の回転角度を検出するアクセル開
度センサであり、本実施例ではアクセル回転軸2に着磁
によるマーキングを施しエンコーダを構成し、この磁気
を磁気センサーを用いて検出する構成にしている。アク
セル開度センサ3の精度としてはかなり高精度のものが
必要であり、非接触のものの方が望ましい。非接触のも
のとしては他に光センサを用いても良い。また接触式の
ものならポテンショメータを用いることも可能である。
【0027】4はスロットル弁を電気的に開閉するため
のモータであり、本実施例ではステッピングモータを使
用している。本実施例で用いたステッピングモータは松
下製39SHM-32Bを用いている。このモータの仕様を以下
に示す。
のモータであり、本実施例ではステッピングモータを使
用している。本実施例で用いたステッピングモータは松
下製39SHM-32Bを用いている。このモータの仕様を以下
に示す。
【0028】39SHM-32Bの仕様 定格電圧 12V 電流 80mA /相 巻線抵抗 150オーム インダクタンス 150mH ステップ角 1.8度 ロータ・イナーシャ15g・cm 保持トルク 670g・cm 角度ー保持力特性 40g・cm/0.1度 重量 180g 5はスロットル弁であり、本実施例では平型の円形の弁
を使用している。この弁5は平型の他、例えばS字状に
形成した弁を用いると弁を回転させるためのトルクがか
なり小さくてすむ。なお、この弁の形状は吸気管14内
の気流を解析し、計算により求めることが出来る。図6
にこのS字弁の一例を示す。
を使用している。この弁5は平型の他、例えばS字状に
形成した弁を用いると弁を回転させるためのトルクがか
なり小さくてすむ。なお、この弁の形状は吸気管14内
の気流を解析し、計算により求めることが出来る。図6
にこのS字弁の一例を示す。
【0029】6はスロットル弁5を回転させ、開閉する
スロットル軸である。7はスロットル軸6に回転力を与
える第1のリンク部材であり、スロットル軸と溶接によ
り同軸に固定されている。8は第1のリンク部材7にと
りつけられたピンであり、後に説明する長穴10の中を
移動可能に結合する様になっている。9はスロットル軸
6にアクセルペダル1からの動力を回転力として伝える
第2のリンク部材であり、回転可能なように、軸受け
(図3に指示)によりスロットル軸6と同軸に指示され
ている。10は第2のリンク部材9に設けられた長穴で
あり、ピン8が勘合するよういなっている。11は第2
のリンク部材の回転軸である。また第2のリンク部材9
はワイヤ12によりアクセルペダルのレバー17に接続
されており、アクセルペダル1の踏み込み量に応じて回
転するようになっている。図2に本実施例のスロットル
アクチュエータとアクセル開度の関係を示す。
スロットル軸である。7はスロットル軸6に回転力を与
える第1のリンク部材であり、スロットル軸と溶接によ
り同軸に固定されている。8は第1のリンク部材7にと
りつけられたピンであり、後に説明する長穴10の中を
移動可能に結合する様になっている。9はスロットル軸
6にアクセルペダル1からの動力を回転力として伝える
第2のリンク部材であり、回転可能なように、軸受け
(図3に指示)によりスロットル軸6と同軸に指示され
ている。10は第2のリンク部材9に設けられた長穴で
あり、ピン8が勘合するよういなっている。11は第2
のリンク部材の回転軸である。また第2のリンク部材9
はワイヤ12によりアクセルペダルのレバー17に接続
されており、アクセルペダル1の踏み込み量に応じて回
転するようになっている。図2に本実施例のスロットル
アクチュエータとアクセル開度の関係を示す。
【0030】なお、本実施例において、スロットル弁の
閉状態とはエンジンのアイドリング状態に対応してい
る。よってスロットル弁は閉状態と記していても適当な
手段により必要最低限の吸気量は確保されている。適当
な手段の具体例としては吸気管に設けられたバイパス通
路(図示せず)で最小限の吸気量を確保する方法等があ
る。
閉状態とはエンジンのアイドリング状態に対応してい
る。よってスロットル弁は閉状態と記していても適当な
手段により必要最低限の吸気量は確保されている。適当
な手段の具体例としては吸気管に設けられたバイパス通
路(図示せず)で最小限の吸気量を確保する方法等があ
る。
【0031】また、アクセルペダル1につながるレバー
17は第2のリンク部材9の回転半径より長くなってい
るので、アクセルペダル1を45度踏み込むと第2のリ
ンク部材9が90度回転する様に構成されている。
17は第2のリンク部材9の回転半径より長くなってい
るので、アクセルペダル1を45度踏み込むと第2のリ
ンク部材9が90度回転する様に構成されている。
【0032】13はスロットル開度センサーであり、ス
ロットル軸6の回転角度を検出する。本実施例において
は、このスロットル開度センサ13にアクセル開度セン
サ3と同様のものを使用している。14は円筒型の吸気
管である。16はスロットル復帰バネであり、スロット
ル軸6にモータ4から回転力が加わらない場合に、第1
のリンク部材7と第2のリンク部材9との関係を、図2
に示す補正上限位置になるように作用する。言い換えれ
ばスロットル復帰バネ16は、図1においてピン8が長
穴10の左端に位置している状態に保つよう作用するも
のである。なお、このスロットル復帰バネ16は第1の
リンク部材7にワイヤーにより接続されている。18は
モータ制御装置であり、アクセル開度センサー3からの
信号と、コントロールユニット19からの信号を基にモ
ータ4を制御してスロットル弁5の動きを制御する。2
0はアクセル復帰バネである。
ロットル軸6の回転角度を検出する。本実施例において
は、このスロットル開度センサ13にアクセル開度セン
サ3と同様のものを使用している。14は円筒型の吸気
管である。16はスロットル復帰バネであり、スロット
ル軸6にモータ4から回転力が加わらない場合に、第1
のリンク部材7と第2のリンク部材9との関係を、図2
に示す補正上限位置になるように作用する。言い換えれ
ばスロットル復帰バネ16は、図1においてピン8が長
穴10の左端に位置している状態に保つよう作用するも
のである。なお、このスロットル復帰バネ16は第1の
リンク部材7にワイヤーにより接続されている。18は
モータ制御装置であり、アクセル開度センサー3からの
信号と、コントロールユニット19からの信号を基にモ
ータ4を制御してスロットル弁5の動きを制御する。2
0はアクセル復帰バネである。
【0033】図3に本実施例のスロットル・アクチュエ
ータの組立断面図を示す。図3において、31は軸受け
であり、本実施例ではボールベアリングによる軸受けを
使用している。図1に示すものと同一のものには同一の
番号が付してある。なお、本実施例では用いていない
が、軸受け31の部分にシール部材を設けても良い。
ータの組立断面図を示す。図3において、31は軸受け
であり、本実施例ではボールベアリングによる軸受けを
使用している。図1に示すものと同一のものには同一の
番号が付してある。なお、本実施例では用いていない
が、軸受け31の部分にシール部材を設けても良い。
【0034】次に本実施例についてその動作を図を用い
て説明する。図2に本実施例のスロットル・アクチュエ
ータにおけるスロットル弁の開度とアクセル開度との関
係をしめす。
て説明する。図2に本実施例のスロットル・アクチュエ
ータにおけるスロットル弁の開度とアクセル開度との関
係をしめす。
【0035】図2にしめす斜線部分は、ピン8回転と長
穴10が移動する領域であり、モータ4により制御する
ことが可能な領域である。
穴10が移動する領域であり、モータ4により制御する
ことが可能な領域である。
【0036】図1はスロットルが全閉状態にある時を想
定して描いたものである。図1の状態において、スロッ
トル軸6には、スロットルバルブ5を閉じる方向に働く
力としてアクセル復帰バネ20による回転力と、スロッ
トルバルブ5を開ける方向に働く力としてスロットル復
帰バネ16による回転力が働いている。ここでアクセル
復帰バネ20の復原力の方がスロットル復帰バネの復原
力よりも大きく設定してあるので、結果的にアクセル復
帰バネ20の力が勝り、スロットル軸6にはスロットル
バルブ5を閉じる方向に力が働いている。この状態で、
第1のリンク部材7に設けられたストッパーに当接して
図1の状態になっている。なお、本実施例ではアクセル
復帰バネ20の復原力をスロットル復帰バネ16の復原
力より大きくして、スロットル軸6に働く回転力を調節
したが、バネの復原力は等しくしておいて、その接続位
置を変更することで、スロットル軸6に働く回転力を調
節するようにしても良い。
定して描いたものである。図1の状態において、スロッ
トル軸6には、スロットルバルブ5を閉じる方向に働く
力としてアクセル復帰バネ20による回転力と、スロッ
トルバルブ5を開ける方向に働く力としてスロットル復
帰バネ16による回転力が働いている。ここでアクセル
復帰バネ20の復原力の方がスロットル復帰バネの復原
力よりも大きく設定してあるので、結果的にアクセル復
帰バネ20の力が勝り、スロットル軸6にはスロットル
バルブ5を閉じる方向に力が働いている。この状態で、
第1のリンク部材7に設けられたストッパーに当接して
図1の状態になっている。なお、本実施例ではアクセル
復帰バネ20の復原力をスロットル復帰バネ16の復原
力より大きくして、スロットル軸6に働く回転力を調節
したが、バネの復原力は等しくしておいて、その接続位
置を変更することで、スロットル軸6に働く回転力を調
節するようにしても良い。
【0037】また、図1に示す全閉状態ではモータ4に
は電流が流れていない(保持トルクがない)状態になっ
ている。
は電流が流れていない(保持トルクがない)状態になっ
ている。
【0038】また図2からもわかるように、本実施例で
はフェールセーフとして、たとえスロットル弁を制御し
ている電気系統が故障してもアクセルとスロットル弁と
のメカ的な連結により車が暴走することなく、また、そ
のような場合に陥っても少なくともアイドリング状態に
復帰するようになっている。
はフェールセーフとして、たとえスロットル弁を制御し
ている電気系統が故障してもアクセルとスロットル弁と
のメカ的な連結により車が暴走することなく、また、そ
のような場合に陥っても少なくともアイドリング状態に
復帰するようになっている。
【0039】さて今、スロットル弁5を全閉状態から徐
々に開いていくわけであるが、まずスロットルを開くた
めにアクセルペダル1を踏み込む。するとアクセルレバ
ー17を動かし、ワイヤー12が引っ張られ、第2のリ
ンク部材9が図1に示す反時計方向に回転する。これと
同時にアクセル開度センサー3がアクセル開度を検出
し、モータ制御装置18に伝達する。また、第2のリン
ク部材9が開方向に回転するので、第1のリンク部材7
もスロットル復帰バネ16作用により、スロットル弁5
が開く方向に回転する。これと同時にスロットル開度セ
ンサ13によりスロットル軸6の回転角度を検出し、こ
の検出した信号をモータ制御装置18に伝達する。モー
タ制御装置18はアクセル開度センサ3からの出力と、
スロットル開度センサ13からの出力及びコントロール
ユニット19からの信号を基にモータ4を回転する信号
を出力する。モータ4を回転させるに際には、スロット
ル開度センサ13によりモータ4の初期位置を検知して
おく必要がある。しかし前回までのモータ4の回転位置
を正確に記憶しておけば、この初期位置の検出は不要で
ある。
々に開いていくわけであるが、まずスロットルを開くた
めにアクセルペダル1を踏み込む。するとアクセルレバ
ー17を動かし、ワイヤー12が引っ張られ、第2のリ
ンク部材9が図1に示す反時計方向に回転する。これと
同時にアクセル開度センサー3がアクセル開度を検出
し、モータ制御装置18に伝達する。また、第2のリン
ク部材9が開方向に回転するので、第1のリンク部材7
もスロットル復帰バネ16作用により、スロットル弁5
が開く方向に回転する。これと同時にスロットル開度セ
ンサ13によりスロットル軸6の回転角度を検出し、こ
の検出した信号をモータ制御装置18に伝達する。モー
タ制御装置18はアクセル開度センサ3からの出力と、
スロットル開度センサ13からの出力及びコントロール
ユニット19からの信号を基にモータ4を回転する信号
を出力する。モータ4を回転させるに際には、スロット
ル開度センサ13によりモータ4の初期位置を検知して
おく必要がある。しかし前回までのモータ4の回転位置
を正確に記憶しておけば、この初期位置の検出は不要で
ある。
【0040】以上の様にしてスロットル弁5はアクセル
ペダル1を踏み込むことにより制御されるわけである
が、例えば急激なアクセルペダルの踏み込みを行った場
合は、駆動輪のタイヤがスピンしてしまう。この状態を
回避するため、タイヤの回転速度や加速度等からタイヤ
のスリップ具合を判定し、もしスリップ状態であればコ
ントロールユニット19がスロットル弁5をもう少し閉
じるようにモータ制御装置18に指令する。なお、タイ
ヤのスリップ具合の判定については既知の様々な判定手
段を用いれば良い。
ペダル1を踏み込むことにより制御されるわけである
が、例えば急激なアクセルペダルの踏み込みを行った場
合は、駆動輪のタイヤがスピンしてしまう。この状態を
回避するため、タイヤの回転速度や加速度等からタイヤ
のスリップ具合を判定し、もしスリップ状態であればコ
ントロールユニット19がスロットル弁5をもう少し閉
じるようにモータ制御装置18に指令する。なお、タイ
ヤのスリップ具合の判定については既知の様々な判定手
段を用いれば良い。
【0041】モータ制御装置18はコントロールユニッ
ト19の指令によりスロットル弁5を閉じる方向へモー
タ4を回転させる。つまり、ひとたびアクセルペダルを
踏み込むと、あとは図2に示す斜線部分の領域の中をモ
ータ制御装置18により、スロットル開度が制御され
る。本実施例では特に発進時のオーバーパワーによるタ
イヤのスリップを制御するトラクション・コントロール
を実現するのに適している。
ト19の指令によりスロットル弁5を閉じる方向へモー
タ4を回転させる。つまり、ひとたびアクセルペダルを
踏み込むと、あとは図2に示す斜線部分の領域の中をモ
ータ制御装置18により、スロットル開度が制御され
る。本実施例では特に発進時のオーバーパワーによるタ
イヤのスリップを制御するトラクション・コントロール
を実現するのに適している。
【0042】次に本実施例のフェールセーフについて説
明する。本実施例におけるフェールセーフとは、たとえ
スロットル弁を制御している電気系統が故障してもアク
セルとスロットル弁とのメカ的な連結により車が暴走す
ることなく、また、そのような場合に陥ってもアイドリ
ング状態になることを考えている。
明する。本実施例におけるフェールセーフとは、たとえ
スロットル弁を制御している電気系統が故障してもアク
セルとスロットル弁とのメカ的な連結により車が暴走す
ることなく、また、そのような場合に陥ってもアイドリ
ング状態になることを考えている。
【0043】スロットル・アクチュエータにおいて、も
っとも重要なことは、どんな状況であっても決して危険
な状態に陥ってはならないということである。例えばモ
ータ制御回路18に使用されているICが何らかの原因
で故障した場合、図2に示すように、モータ4によって
制御される範囲は斜線の部分のみであるのでアクセルペ
ダルを戻すと、スロットル弁5は全閉の状態まで戻る構
成になっている。このフェールセーフ時の動作を以下に
説明する。まずモータ制御回路18とモータ4を結ぶ導
線が断線しているとする。するとモータ4は電流が全く
流れないので、保持トルクを持たず、スロットル軸6に
働く回転力は、上記全閉状態の説明で述べたのと同様、
アクセル復帰バネ20による回転力が働いている。これ
は万が一、電気系統が故障したとしても機械系統だけで
スロットルを閉じることが出来るようにするためであ
る。
っとも重要なことは、どんな状況であっても決して危険
な状態に陥ってはならないということである。例えばモ
ータ制御回路18に使用されているICが何らかの原因
で故障した場合、図2に示すように、モータ4によって
制御される範囲は斜線の部分のみであるのでアクセルペ
ダルを戻すと、スロットル弁5は全閉の状態まで戻る構
成になっている。このフェールセーフ時の動作を以下に
説明する。まずモータ制御回路18とモータ4を結ぶ導
線が断線しているとする。するとモータ4は電流が全く
流れないので、保持トルクを持たず、スロットル軸6に
働く回転力は、上記全閉状態の説明で述べたのと同様、
アクセル復帰バネ20による回転力が働いている。これ
は万が一、電気系統が故障したとしても機械系統だけで
スロットルを閉じることが出来るようにするためであ
る。
【0044】このように本実施例によれば、通常はアク
セルペダルによるアクセル開度を上限としてモータ4に
よりスロットルバルブ5を制御するので、万が一、電気
系統が故障した場合にも、危険な状態に陥ることなく、
通常はきめ細かな制御をする事が出来、最も効率の良い
トラクションコントロールを実現することが出来る。
セルペダルによるアクセル開度を上限としてモータ4に
よりスロットルバルブ5を制御するので、万が一、電気
系統が故障した場合にも、危険な状態に陥ることなく、
通常はきめ細かな制御をする事が出来、最も効率の良い
トラクションコントロールを実現することが出来る。
【0045】しかしながら本実施例において、まだ他の
フェールセーフに対する要望もある。
フェールセーフに対する要望もある。
【0046】この場合のフェールセーフとは本発明によ
り新たに付加されたメカ部、すなわち信頼性の実績がな
い新たなメカ部の故障を想定し、この故障が発生して
も、アクセルとスロットル弁とのメカ的な連結により車
が暴走することなく、アイドリング状態になることを考
えている。なお、新たなメカ部の故障としてはモータの
機械的不具合を想定しており、具体的には、モータのロ
ータ間の異物の噛み込み等がある。このような状態では
ロータとステータが強く固着することが予想されるの
で、アクセルを戻すときのメカ的な力をスロットル弁、
すなわちこれと直結したロータに作用させてもスロット
ル弁は閉方向へ回転できない状態が想定される。したが
ってモータがロックするということへの対策も講じてお
かなければならない時も存在する。そこで次の実施例を
説明する。
り新たに付加されたメカ部、すなわち信頼性の実績がな
い新たなメカ部の故障を想定し、この故障が発生して
も、アクセルとスロットル弁とのメカ的な連結により車
が暴走することなく、アイドリング状態になることを考
えている。なお、新たなメカ部の故障としてはモータの
機械的不具合を想定しており、具体的には、モータのロ
ータ間の異物の噛み込み等がある。このような状態では
ロータとステータが強く固着することが予想されるの
で、アクセルを戻すときのメカ的な力をスロットル弁、
すなわちこれと直結したロータに作用させてもスロット
ル弁は閉方向へ回転できない状態が想定される。したが
ってモータがロックするということへの対策も講じてお
かなければならない時も存在する。そこで次の実施例を
説明する。
【0047】(実施例2)この実施例は実施例1で述べ
たようにモータが何らかの影響でロックしてしまった場
合にも、フェールセーフが働くようにしたものである。
たようにモータが何らかの影響でロックしてしまった場
合にも、フェールセーフが働くようにしたものである。
【0048】図4に本実施例の構成図を示す。本実施例
で実施例1と異なるところはモータ4のステータがステ
ータ復帰バネ15とステータ固定手段23とにより固定
されていることである。他の構成部分については実施例
1と同様であるのでここでは説明を省略する。ステータ
復帰バネ15はステータ4に対し、スロットルバルブ5
が閉じる方向への回転力を与えている。ステータ固定手
段23は前記ステータ復帰バネ15により与えられる回
転力に対して反するように作用して、ステータ4を固定
するためのストッパーである。このステータ固定手段2
3は電磁弁を備えており、コントロールユニット19の
指令に基づいて、固定/開放の切り換えが出来るように
なっている。固定/開放の切り換え手段は電磁的なもの
に限らず、例えば形状記憶合金と電熱線とを組み合わせ
たようなものであっても良い。
で実施例1と異なるところはモータ4のステータがステ
ータ復帰バネ15とステータ固定手段23とにより固定
されていることである。他の構成部分については実施例
1と同様であるのでここでは説明を省略する。ステータ
復帰バネ15はステータ4に対し、スロットルバルブ5
が閉じる方向への回転力を与えている。ステータ固定手
段23は前記ステータ復帰バネ15により与えられる回
転力に対して反するように作用して、ステータ4を固定
するためのストッパーである。このステータ固定手段2
3は電磁弁を備えており、コントロールユニット19の
指令に基づいて、固定/開放の切り換えが出来るように
なっている。固定/開放の切り換え手段は電磁的なもの
に限らず、例えば形状記憶合金と電熱線とを組み合わせ
たようなものであっても良い。
【0049】また、このステータを回転させる機構につ
いては、例えば図14に示すようにステータにバネを取
り付けておき、通常は図14(c)の状態でステータは
固定しながらアクセルワークを行い、異常時には図14
(a)の状態の様にバネが図14(c)のセンターライ
ンSを通り越して、通常時とは反対の方向に回転力を与
えることになり、図4に示すステータ復帰バネ15と同
じ役目を果たす。
いては、例えば図14に示すようにステータにバネを取
り付けておき、通常は図14(c)の状態でステータは
固定しながらアクセルワークを行い、異常時には図14
(a)の状態の様にバネが図14(c)のセンターライ
ンSを通り越して、通常時とは反対の方向に回転力を与
えることになり、図4に示すステータ復帰バネ15と同
じ役目を果たす。
【0050】また、図15に示すようにステータの1部
に突起を設けて起き、通常時は突起に爪を引っかけるこ
とによりステータを固定し、異常時には、ステータ復帰
バネ15の回転力でフェールセーフが働く。
に突起を設けて起き、通常時は突起に爪を引っかけるこ
とによりステータを固定し、異常時には、ステータ復帰
バネ15の回転力でフェールセーフが働く。
【0051】また図16に示すように空気圧バネを利用
するものも考えられる。これは、あらかじめ組立時に、
空気圧によりバネを構成してステータを固定しておき、
異常時には、このあらかじめ与えた予圧を爆薬等の手段
で開口部を形成し、この開口部から空気を抜いてフェー
ルセーフを行うものである。
するものも考えられる。これは、あらかじめ組立時に、
空気圧によりバネを構成してステータを固定しておき、
異常時には、このあらかじめ与えた予圧を爆薬等の手段
で開口部を形成し、この開口部から空気を抜いてフェー
ルセーフを行うものである。
【0052】さて、次に本実施例の動作の説明である
が、通常時は、実施例1の動作と同様である。また、電
気系統の故障時においても実施例1と同様であるので、
ここでは説明を省略する。
が、通常時は、実施例1の動作と同様である。また、電
気系統の故障時においても実施例1と同様であるので、
ここでは説明を省略する。
【0053】本実施例でのポイントは、モータがゴミ詰
まり等の原因でロックした状況におけるフェールセーフ
である。この点について、以下に説明する。
まり等の原因でロックした状況におけるフェールセーフ
である。この点について、以下に説明する。
【0054】スロットルバルブ5が例えば45度開いて
いる状況を考える。スロットルバルブ5が45度開いて
いる状態とは、図2において波線Aで示した部分であ
る。モータ4の動作がない場合は補正上限位置の地点、
すなわち波線Aの左端の状態である。また、トラクショ
ン・コントロールを行った場合、モータによりスロット
ルバルブ5を目いっぱい絞った状況では、補正下限位置
つまり波線Aの右端の状況になっている。このような状
況において、モータのステータ4とロータ(スロットル
軸6)がロックしてしまった場合、ステータ4が固定さ
れていると、スロットルバルブ5も結局は固定されてし
まい、スロットルバルブ5が閉じないという状況に陥っ
てしまう。そこで本実施例では、モータのステータ4を
通常は固定しておくが、例えばモータがロックする等の
異常事態が発生した場合はモータのステータ4自体を回
転させて、フェールセーフを確保しようというものであ
る。
いる状況を考える。スロットルバルブ5が45度開いて
いる状態とは、図2において波線Aで示した部分であ
る。モータ4の動作がない場合は補正上限位置の地点、
すなわち波線Aの左端の状態である。また、トラクショ
ン・コントロールを行った場合、モータによりスロット
ルバルブ5を目いっぱい絞った状況では、補正下限位置
つまり波線Aの右端の状況になっている。このような状
況において、モータのステータ4とロータ(スロットル
軸6)がロックしてしまった場合、ステータ4が固定さ
れていると、スロットルバルブ5も結局は固定されてし
まい、スロットルバルブ5が閉じないという状況に陥っ
てしまう。そこで本実施例では、モータのステータ4を
通常は固定しておくが、例えばモータがロックする等の
異常事態が発生した場合はモータのステータ4自体を回
転させて、フェールセーフを確保しようというものであ
る。
【0055】このモータロックという異常事態に対する
フェールセーフ時の動作について説明する。まず、コン
トロールユニット19は、アクセル開度センサ3とスロ
ットル開度センサ13からの出力を基にモータがロック
しているかどうかを判断する。もしモータがロックして
いれば、ステータ固定手段23ステータ4を開放する様
に指令する。開放命令を受けたステータ固定手段23は
ステータを開放し、ステータ4はステータ復帰バネ15
の作用で、スロットルバルブ5が閉じる方向に作用す
る。したがって、万が一モータがロックしても、スロッ
トルバルブ5が開放した状態のままになることはなく、
暴走等の危険な状態に陥ることはない。
フェールセーフ時の動作について説明する。まず、コン
トロールユニット19は、アクセル開度センサ3とスロ
ットル開度センサ13からの出力を基にモータがロック
しているかどうかを判断する。もしモータがロックして
いれば、ステータ固定手段23ステータ4を開放する様
に指令する。開放命令を受けたステータ固定手段23は
ステータを開放し、ステータ4はステータ復帰バネ15
の作用で、スロットルバルブ5が閉じる方向に作用す
る。したがって、万が一モータがロックしても、スロッ
トルバルブ5が開放した状態のままになることはなく、
暴走等の危険な状態に陥ることはない。
【0056】しかし、本実施例においても、まだフェー
ルセーフに対する要望がある。それは、電気系統の故障
やモータのロック等の本発明の機構に何らかの不具合が
生じても、少なくとも自力走行が出来る様にすることで
ある(以下この機能をリンプホーム機能と称する。)。
ルセーフに対する要望がある。それは、電気系統の故障
やモータのロック等の本発明の機構に何らかの不具合が
生じても、少なくとも自力走行が出来る様にすることで
ある(以下この機能をリンプホーム機能と称する。)。
【0057】そこで、以下にそれを実現するための様々
な態様について述べる。まず、上記のリンプホーム機能
を実現するためには、図4における回転許容範囲を変更
する必要がある。この回転許容範囲の変更を実現するた
めの手段を図9に示す。図9は第2のリンク部材9を上
限用リンク部材9aと下限用リンク部材9bに分割して
構成し、補正上限位置と補正下限位置とをそれぞれ別々
に設定しようというものである。このように構成した場
合の補正許容範囲を図10に示す。図10に示すように
補正上限位置と補正下限位置を決定する直線C、Dの傾
きを変更することが出来る。この直線C、Dの傾きの変
更は図9に示す第2のリンク部材9a、9bへのワイヤ
ー12の接続部を変更することで実現できる。つまりワ
イヤー12から第2のリンク部材9a、9bへのレバー
比を変更すれば良い。なお、ワイヤー12は図9に示す
ように上限用ワイヤー12a、下限用ワイヤー12bに
分割してアクセルレバー17が引っ張るような構成で実
現できる。また、図11に示すように、上限用リンク部
材9aのみにワイヤーを接続し、この動きをギヤ比で減
速して下限用リンク部材9bに伝えるようにしても良
い。また、その他の変速手段(例えばベルト等)を使う
ことも出来る。
な態様について述べる。まず、上記のリンプホーム機能
を実現するためには、図4における回転許容範囲を変更
する必要がある。この回転許容範囲の変更を実現するた
めの手段を図9に示す。図9は第2のリンク部材9を上
限用リンク部材9aと下限用リンク部材9bに分割して
構成し、補正上限位置と補正下限位置とをそれぞれ別々
に設定しようというものである。このように構成した場
合の補正許容範囲を図10に示す。図10に示すように
補正上限位置と補正下限位置を決定する直線C、Dの傾
きを変更することが出来る。この直線C、Dの傾きの変
更は図9に示す第2のリンク部材9a、9bへのワイヤ
ー12の接続部を変更することで実現できる。つまりワ
イヤー12から第2のリンク部材9a、9bへのレバー
比を変更すれば良い。なお、ワイヤー12は図9に示す
ように上限用ワイヤー12a、下限用ワイヤー12bに
分割してアクセルレバー17が引っ張るような構成で実
現できる。また、図11に示すように、上限用リンク部
材9aのみにワイヤーを接続し、この動きをギヤ比で減
速して下限用リンク部材9bに伝えるようにしても良
い。また、その他の変速手段(例えばベルト等)を使う
ことも出来る。
【0058】また、回転許容範囲を広げる上で有効な方
法が他にもある。これは、スロットル開度と、アクセル
踏み込み量(アクセル開度)との関係に着目したもので
ある。上記の実施例ではアクセル開度45度に対してス
ロットル弁が90度開く構成になっている。しかし、こ
れでは増速比が最大2倍以上とれないので上限補正位置
が広げられないという問題がある。これを解決するため
には、図12に示すようにワイヤーと第2のリンク部材
7とのレバー比を3倍に設定すれば良い。図12の用に
構成した場合の回転許容範囲を図13に示す。さて、上
記の様な様々な態様が考え得るわけであるが、このよう
な様々な態様をふまえた実施例を以下に示す。
法が他にもある。これは、スロットル開度と、アクセル
踏み込み量(アクセル開度)との関係に着目したもので
ある。上記の実施例ではアクセル開度45度に対してス
ロットル弁が90度開く構成になっている。しかし、こ
れでは増速比が最大2倍以上とれないので上限補正位置
が広げられないという問題がある。これを解決するため
には、図12に示すようにワイヤーと第2のリンク部材
7とのレバー比を3倍に設定すれば良い。図12の用に
構成した場合の回転許容範囲を図13に示す。さて、上
記の様な様々な態様が考え得るわけであるが、このよう
な様々な態様をふまえた実施例を以下に示す。
【0059】(実施例3)図5に本実施例の構成図を示
す。本実施例で実施例2と異なるところは、ワイヤー2
1設けられていることである。ワイヤー21はアクセル
レバー17とモータのステータ4とを結んである。ワイ
ヤー21はワイヤー12と並列にとりつけられており、
ステータ4と第2のリンク部材9を同一の角度で回転さ
せる。本実施例での特徴はモータのステータ部分が回転
可能にステータ復帰バネ15とワイヤー20により固定
されていることである。
す。本実施例で実施例2と異なるところは、ワイヤー2
1設けられていることである。ワイヤー21はアクセル
レバー17とモータのステータ4とを結んである。ワイ
ヤー21はワイヤー12と並列にとりつけられており、
ステータ4と第2のリンク部材9を同一の角度で回転さ
せる。本実施例での特徴はモータのステータ部分が回転
可能にステータ復帰バネ15とワイヤー20により固定
されていることである。
【0060】また、スロットル復帰バネ16が上記実施
例とは逆向きに取り付けてある。その他の構成は実施例
2と同様であり、同一のものには同一の番号が付してあ
る。
例とは逆向きに取り付けてある。その他の構成は実施例
2と同様であり、同一のものには同一の番号が付してあ
る。
【0061】次に本実施例の動作を説明する。本実施例
におけるアクセル開度とスロットル開度との関係は図2
に示すものと同じである。さて本実施例では、まず図5
に示す様にスロットル弁5が全閉の状態において、スロ
ットル軸6にはスロットル復帰バネ16の回転力で全閉
状態を保持している。スロットル軸6にはスロットル用
ストッパ22が付いており、スロットルバルブ5が全閉
状態よりもさらに閉じる方向に回転しないようになって
いる。モータにはロータ4を保持すべく、励磁電流が流
れている。
におけるアクセル開度とスロットル開度との関係は図2
に示すものと同じである。さて本実施例では、まず図5
に示す様にスロットル弁5が全閉の状態において、スロ
ットル軸6にはスロットル復帰バネ16の回転力で全閉
状態を保持している。スロットル軸6にはスロットル用
ストッパ22が付いており、スロットルバルブ5が全閉
状態よりもさらに閉じる方向に回転しないようになって
いる。モータにはロータ4を保持すべく、励磁電流が流
れている。
【0062】さて、この実施例においてスロットルを開
けていくわけであるが、まずアクセルペダル1を踏み込
むとワイヤー12が引っ張られ、実施例1と同様に第2
のリンク部材9が回転する。これと同時にワイヤー21
も同様に引っ張られ、モーターをステータ4ごと回転さ
せる。このとき、ステータの回転角度と第2のリンク部
材9の回転角度は等しくなっている。また、アクセル開
度センサー3はアクセル開度を検知して、モータ制御装
置8に信号を送り、モータ制御装置8がモータ4を制御
する。この場合、モーター制御装置8はモータ4にロー
タを固定しておくべく、励磁電流を流すよう指令する。
つまりモータ4はロータとステータを固定した状態を保
持しているだけである。この状態でワイヤー12及び2
1を引っ張るので、スロットル軸6は、スロットル弁5
が開く方向に回転し、エンジンの回転数が上がる。逆に
スロットルを離せばスロットル復帰バネ16が与える回
転力により、スロットル弁5は閉じる方向に回転し、や
がて全閉の状態になる。
けていくわけであるが、まずアクセルペダル1を踏み込
むとワイヤー12が引っ張られ、実施例1と同様に第2
のリンク部材9が回転する。これと同時にワイヤー21
も同様に引っ張られ、モーターをステータ4ごと回転さ
せる。このとき、ステータの回転角度と第2のリンク部
材9の回転角度は等しくなっている。また、アクセル開
度センサー3はアクセル開度を検知して、モータ制御装
置8に信号を送り、モータ制御装置8がモータ4を制御
する。この場合、モーター制御装置8はモータ4にロー
タを固定しておくべく、励磁電流を流すよう指令する。
つまりモータ4はロータとステータを固定した状態を保
持しているだけである。この状態でワイヤー12及び2
1を引っ張るので、スロットル軸6は、スロットル弁5
が開く方向に回転し、エンジンの回転数が上がる。逆に
スロットルを離せばスロットル復帰バネ16が与える回
転力により、スロットル弁5は閉じる方向に回転し、や
がて全閉の状態になる。
【0063】このような通常のアクセルワークにおいて
トラクションコントロールを行う場合には、図2で示す
斜線部分の範囲内でスロットル弁5の制御を行うことが
出来る。スロットル弁5の制御方法は実施例1と同様で
あるのでここでは説明を省略する。
トラクションコントロールを行う場合には、図2で示す
斜線部分の範囲内でスロットル弁5の制御を行うことが
出来る。スロットル弁5の制御方法は実施例1と同様で
あるのでここでは説明を省略する。
【0064】さて本実施例におけるフェールセーフであ
るが、万が一モーターがロックしても、ステータにはス
テータ固定バネ15が接続されておりステータ自体が回
転可能であるのでスロットル弁を全閉の状態へ導くこと
が出来る。
るが、万が一モーターがロックしても、ステータにはス
テータ固定バネ15が接続されておりステータ自体が回
転可能であるのでスロットル弁を全閉の状態へ導くこと
が出来る。
【0065】また、ステータ自体を回転可能にして、ワ
イヤー12及びワイヤー21を同時に引っ張るので、た
とえモータがロックしてもリンプホーム機能をを実現す
ることが出来る。
イヤー12及びワイヤー21を同時に引っ張るので、た
とえモータがロックしてもリンプホーム機能をを実現す
ることが出来る。
【0066】このように本実施例によれば、モーターが
万が一ロックしたとしても、スロットル弁を全閉に導く
ことが出来、より安全性の高いスロットル・アクチュエ
ータを提供することが出来る。
万が一ロックしたとしても、スロットル弁を全閉に導く
ことが出来、より安全性の高いスロットル・アクチュエ
ータを提供することが出来る。
【0067】なお、図2における回転許容範囲は長穴1
0の大きさ(角度)により決まるものであり、この長穴
10の大きさを変えると回転許容範囲を変更することが
出来る。
0の大きさ(角度)により決まるものであり、この長穴
10の大きさを変えると回転許容範囲を変更することが
出来る。
【0068】またモータ4のステータと第2のリンク部
材とを一体にする構成にすればワイヤーを1本にする事
もできる。
材とを一体にする構成にすればワイヤーを1本にする事
もできる。
【0069】この場合、第2のリンク部材9を吸気管1
4に対してモータと同じ側に持ってくるようにしても良
い。
4に対してモータと同じ側に持ってくるようにしても良
い。
【0070】(実施例4)次に本発明第4の実施例につ
いて説明する。本実施例は発進時等におけるトラクショ
ン・コントロールのみならず、オートクルーズ機能や他
の高度な制御をも実現させるためのものである。図17
に本実施例の構成図を示す。図17において上の実施例
と同一のものには同一の番号が付してある。本実施例に
おいて特徴があるのは第2のリンク部材9である。本実
施例では、第2のリンク部材を上限用リンク部材9aと
下限用リンク部材9bにより構成してある。これにより
図18に示すような補正許容範囲を実現できる。
いて説明する。本実施例は発進時等におけるトラクショ
ン・コントロールのみならず、オートクルーズ機能や他
の高度な制御をも実現させるためのものである。図17
に本実施例の構成図を示す。図17において上の実施例
と同一のものには同一の番号が付してある。本実施例に
おいて特徴があるのは第2のリンク部材9である。本実
施例では、第2のリンク部材を上限用リンク部材9aと
下限用リンク部材9bにより構成してある。これにより
図18に示すような補正許容範囲を実現できる。
【0071】この上限用リンク部材9aと下限用リンク
部材9bとワイヤー12a、12bとのつながり、及び
その動作は上述の図9の説明の通りであるのでここでは
省略する。次に本実施例の特徴はオートクルーズ用のア
クチュエータ30が付加してあることである。このオー
トクルーズ用のアクチュエータ30はワイヤー12cに
より上限用リンク部材9aに接続されている。また、こ
のオートクルーズ用アクチュエータは例えば電磁石によ
り、オートクルーズ制御のON/OFFの2つの状態を
とることが出来、オートクルーズOFFの状態では、図
18に示す通常制御目標のところに上限補正位置が存在
するが、オートクルーズON状態では、オートクルーズ
用アクチュエータ30がワイヤー12cを引っ張って、
上限補正位置を図18に示す上限補正位置のところまで
上に引き上げる。このことにより回転許容範囲が図18
に示すような範囲で広がり、図18に示す加速領域にお
いて加速制御を行うことが出来るので、モータによりオ
ートクルーズ制御を実現することが出来る。
部材9bとワイヤー12a、12bとのつながり、及び
その動作は上述の図9の説明の通りであるのでここでは
省略する。次に本実施例の特徴はオートクルーズ用のア
クチュエータ30が付加してあることである。このオー
トクルーズ用のアクチュエータ30はワイヤー12cに
より上限用リンク部材9aに接続されている。また、こ
のオートクルーズ用アクチュエータは例えば電磁石によ
り、オートクルーズ制御のON/OFFの2つの状態を
とることが出来、オートクルーズOFFの状態では、図
18に示す通常制御目標のところに上限補正位置が存在
するが、オートクルーズON状態では、オートクルーズ
用アクチュエータ30がワイヤー12cを引っ張って、
上限補正位置を図18に示す上限補正位置のところまで
上に引き上げる。このことにより回転許容範囲が図18
に示すような範囲で広がり、図18に示す加速領域にお
いて加速制御を行うことが出来るので、モータによりオ
ートクルーズ制御を実現することが出来る。
【0072】次に本実施例の第3の特徴であるがステー
タ4はステータ押さえバネ25とステータ用ストッパ2
4により通常は固定されている。本実施例では、ステー
タ押さえバネ25の復原力とアクセル復帰バネ16aの
復原力とでは、アクセル復帰バネ16aによる復原力の
方が大きな値に設定してある。これにより、もしモータ
のステータ4とロータがロックしても、アクセルペダル
を離せば、アクセル復帰バネ16aの復原力により、ス
ロットルは全閉状態に復帰する。本実施例におけるそれ
ぞれのバネの復原力とモータのトルクとの関係を以下に
示す。スロットル復帰バネ<モータのトルク<ステータ
押さえバネ<アクセル復帰バネ以上のような関係のバネ
で実現するので、モータがロックした場合のフェールセ
ーフを的確かつ迅速に行うことが出来る。
タ4はステータ押さえバネ25とステータ用ストッパ2
4により通常は固定されている。本実施例では、ステー
タ押さえバネ25の復原力とアクセル復帰バネ16aの
復原力とでは、アクセル復帰バネ16aによる復原力の
方が大きな値に設定してある。これにより、もしモータ
のステータ4とロータがロックしても、アクセルペダル
を離せば、アクセル復帰バネ16aの復原力により、ス
ロットルは全閉状態に復帰する。本実施例におけるそれ
ぞれのバネの復原力とモータのトルクとの関係を以下に
示す。スロットル復帰バネ<モータのトルク<ステータ
押さえバネ<アクセル復帰バネ以上のような関係のバネ
で実現するので、モータがロックした場合のフェールセ
ーフを的確かつ迅速に行うことが出来る。
【0073】次に本実施例の動作について説明する。本
実施例において、まず通常時の動作について説明する。
通常時においては、図18に示す回転許容範囲の内、減
速領域のみ、モータより駆動する事が出来るので、トラ
クション・コントロールを実現できる。次にオートクル
ーズ時の動作であるが、運転者が「定速走行」のスイッ
チを入れることにより、コントロールユニット19はオ
ートクルーズ用アクチュエータ30にオートクルーズが
ON状態になったことを知らせ、ワイヤー12cを引っ
張るよう命令する。ワイヤー12cを引っ張る距離は図
18による補正上限位置に来るように一定の距離だけ引
っ張る。なお、このワイヤー12cを引っ張る距離を制
御してオートクルーズ時の制御を行うことも可能であ
る。
実施例において、まず通常時の動作について説明する。
通常時においては、図18に示す回転許容範囲の内、減
速領域のみ、モータより駆動する事が出来るので、トラ
クション・コントロールを実現できる。次にオートクル
ーズ時の動作であるが、運転者が「定速走行」のスイッ
チを入れることにより、コントロールユニット19はオ
ートクルーズ用アクチュエータ30にオートクルーズが
ON状態になったことを知らせ、ワイヤー12cを引っ
張るよう命令する。ワイヤー12cを引っ張る距離は図
18による補正上限位置に来るように一定の距離だけ引
っ張る。なお、このワイヤー12cを引っ張る距離を制
御してオートクルーズ時の制御を行うことも可能であ
る。
【0074】以上のように本実施例によれば、第2のリ
ンク部材9を、上限用リンク部材9aと下限用リンク部
材9bの2つの部材から構成して、回転許容範囲を図1
8に示すように変更することが出来るので、オートクル
ーズ、アイドルコントロール等様々な高度なエンジン制
御を、スロットルバルブの制御により実現することが出
来る。
ンク部材9を、上限用リンク部材9aと下限用リンク部
材9bの2つの部材から構成して、回転許容範囲を図1
8に示すように変更することが出来るので、オートクル
ーズ、アイドルコントロール等様々な高度なエンジン制
御を、スロットルバルブの制御により実現することが出
来る。
【0075】また、従来から問題になっていたオートク
ルーズ開始時に起こっていた一瞬の速度の落ち込みが、
本実施例のスロットル・アクチュエータを用いることに
よりなくすことが出来る。
ルーズ開始時に起こっていた一瞬の速度の落ち込みが、
本実施例のスロットル・アクチュエータを用いることに
よりなくすことが出来る。
【0076】また、オートクルーズ用アクチュエータの
機能としては、従来は、スロットルワイヤーをモータに
よりリニアに制御していたが、本実施例では上述のよう
に、ON/OFFの2段階の動きをするものでよい。
機能としては、従来は、スロットルワイヤーをモータに
よりリニアに制御していたが、本実施例では上述のよう
に、ON/OFFの2段階の動きをするものでよい。
【0077】なお、本実施例では上限用リンク部材9a
と下限用リンク部材9bの2つをワイヤー12a、12
b、12cで引っ張ることにより図18に示す補正許容
範囲を実現していたが、これはこれに限らず、例えば図
19に示すように、ワイヤー12を上限用リンク部材9
aにのみ接続し、下限用リンク部材9bは上限用リンク
部材9aの回転をギヤで減速しつつ伝わる構成にすれば
良い。また下限用リンク部材9bに長穴を構成し、上限
用リンク部材9aに爪を設けて図19に示すような構成
にしても良い。このときの回転許容範囲を図20に示
す。
と下限用リンク部材9bの2つをワイヤー12a、12
b、12cで引っ張ることにより図18に示す補正許容
範囲を実現していたが、これはこれに限らず、例えば図
19に示すように、ワイヤー12を上限用リンク部材9
aにのみ接続し、下限用リンク部材9bは上限用リンク
部材9aの回転をギヤで減速しつつ伝わる構成にすれば
良い。また下限用リンク部材9bに長穴を構成し、上限
用リンク部材9aに爪を設けて図19に示すような構成
にしても良い。このときの回転許容範囲を図20に示
す。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1のリ
ンク部材と、第2のリンク部材の回転許容範囲を、ピン
と長穴の形状を工夫することにより最適に決定し、モー
タをバネにより固定することで、通常は、オートクルー
ズ、トラクション・コントロール、アイドル・コントロ
ール等のきめ細かで、もっとも効率の良いスロットル制
御を行うことが出来る。また万が一、電気系統の故障や
モータのゴミづまりによるロックが起きた場合でも、常
に安全側に作用するスロットル・アクチュエータを提供
することが出来る。
ンク部材と、第2のリンク部材の回転許容範囲を、ピン
と長穴の形状を工夫することにより最適に決定し、モー
タをバネにより固定することで、通常は、オートクルー
ズ、トラクション・コントロール、アイドル・コントロ
ール等のきめ細かで、もっとも効率の良いスロットル制
御を行うことが出来る。また万が一、電気系統の故障や
モータのゴミづまりによるロックが起きた場合でも、常
に安全側に作用するスロットル・アクチュエータを提供
することが出来る。
【図1】本発明のスロットルアクチュエータの実施例1
の構成を示す斜視図
の構成を示す斜視図
【図2】本発明のスロットルアクチュエータの実施例1
の動作の説明図
の動作の説明図
【図3】本発明のスロットルアクチュエータの実施例1
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図4】本発明のスロットルアクチュエータの実施例2
の構成を示す斜視図
の構成を示す斜視図
【図5】本発明のスロットルアクチュエータの実施例3
の構成を示す斜視図
の構成を示す斜視図
【図6】本発明の実施例で使用するS字弁の形状の一例
を示す図
を示す図
【図7】従来のスロットルアクチュエータの構成を示す
斜視図
斜視図
【図8】他の従来のスロットルアクチュエータの構成を
示す斜視図
示す斜視図
【図9】本発明の実施例の第2のリンク部材の他の実施
形態を示す図
形態を示す図
【図10】図9の構成で実現できる回転許容範囲の説明
図
図
【図11】本発明の実施例の第2のリンク部材の他の実
施形態を示す図
施形態を示す図
【図12】本発明の実施例の第2のリンク部材の他の実
施形態を示す図
施形態を示す図
【図13】図12の構成で実現できる回転許容範囲の説
明図
明図
【図14】本発明の実施例におけるステータ固定方法の
一例を示す図
一例を示す図
【図15】本発明の実施例におけるステータ固定方法の
一例を示す図
一例を示す図
【図16】図15の構成で実現できる回転許容範囲の説
明図
明図
【図17】本発明のスロットルアクチュエータの実施例
4の構成を示す斜視図
4の構成を示す斜視図
【図18】第4の実施例の動作の説明図
【図19】本発明の実施例4の他の構成例を示す斜視図
【図20】図19の構成における回転許容範囲の説明図
1 アクセルペダル 2 アクセル回転軸 3 アクセル開度センサ 4 モータのステータ 5 スロットル弁 6 スロットル軸 7 第1のリンク部材 8 ピン 9 第2のリンク部材 9a 上限用リンク部材 9b 下限用リンク部材 10 長穴 11 第2のリンク部材の回転軸 12 ワイヤ 13 スロットル開度センサ 14 吸気管 15 ステータ復帰バネ 16 スロットル復帰バネ 17 アクセルレバー 18 モータ制御装置 19 コントロールユニット 20 アクセル復帰バネ 21 ワイヤ 22 ストッパ 23 ステータ固定手段 24 ステータ用ストッパ 30 オートクルーズ用アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱田 力 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 丸山 照雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 増尾 明雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】エンジンへ気化燃料を供給する吸気管と、
前記吸気管の中に配置され、回転して開閉をするスロッ
トル弁と、前記スロットル弁を支持し車両の固定部に回
転可能に取り付けられたスロットル軸と、前記スロット
ル軸に回転力を供給するモータと、前記スロットル軸に
固定され、前記スロットル軸に回転力を伝達する第1の
リンク部材と、前記スロットル軸と同軸に回転可能に取
り付けられ、前記第1のリンク部材と当接可能であるス
トッパ−部を2つ有し、アクセルペダルからの踏み込み
量に応じて移動するワイヤーに連結された第2のリンク
部材と、アクセルペダルの開度を検出するアクセル開度
センサと、前記モータを制御するモータ制御手段と、ス
ロットル弁が閉じる方向に、前記スロットル軸に回転力
を常に供給するアクセル復帰手段とを備え、前記第1の
リンク部材と前記第2のリンク部材の結合は、前記2つ
のストッパー部の間を回転許容範囲とする同軸の結合で
あり、前記モータ制御手段は前記アクセル開度センサか
らの出力に応じて、前記モータを駆動して前記スロット
ル弁を前記回転許容範囲内で制御することを特徴とする
スロットル・アクチュエータ。 - 【請求項2】モータのステータに接続され、異常事態に
前記ステータを回転させて、スロットル弁を全閉状態に
導くステータ復帰バネと、通常時は前記ステータを固定
しておき、異常時には前記ステータ開放するステータ固
定手段を備え、モータ制御手段は、モータがロック状態
であると判断したときに、前記ステータ固定手段にステ
ータ開放命令を出して、ステータを回転させることを特
徴とする請求項1記載のスロットル・アクチュエータ。 - 【請求項3】モータのステータに接続され、前記ステー
タを回転させて、スロットル弁を全閉状態に導くステー
タ復帰バネと、アクセルペダルからの踏み込み量に応じ
て移動する第2のワイヤーを備え、前記第2のワイヤー
を、モータのステータに接続したことを特徴とする請求
項1記載のスロットル・アクチュエータ。 - 【請求項4】第2のリンク部材は、上限用リンク部材と
下限用リンク部材の2つの部分を具備し、前記上限用リ
ンク部材と前記下限用リンク部材はそれぞれワイヤーに
接続され、アクセルペダルの踏み込みに対して独立して
回転することを特徴とする請求項1、2または3記載の
スロットル・アクチュエータ。 - 【請求項5】上限用リンク部材の回転と下限用リンク部
材の回転を伝える回転力伝達手段を備え、アクセルペダ
ルからのワイヤーは前記上限用リンク部材と下限用リン
ク部材のどちらか一方に接続され、ワイヤーが接続され
ていないリンク部材は、前記回転力伝達手段を用い、他
方のリンク部材から、回転力を伝達されることを特徴と
する請求項4記載のスロットル・アクチュエータ。 - 【請求項6】モータはステッピングモータを用いること
を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のスロッ
トル・アクチュエータ。 - 【請求項7】弁はS字型の弁を用いることを特徴とする
請求項1から6のいずれかに記載のスロットル・アクチ
ュエータ。 - 【請求項8】定速走行制御装置を備え、定速走行時は前
記定速走行制御装置からの出力によりモータを制御する
事を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のスロ
ットル・アクチュエータ。 - 【請求項9】エンジンへ気化燃料を供給する吸気管と、
前記吸気管の中に配置され、回転して開閉をするスロッ
トル弁と、前記スロットル弁を支持し車両の固定部に回
転可能に取り付けられたスロットル軸と、前記スロット
ル軸に回転力を供給するモータと、前記スロットル軸に
固定され、前記スロットル軸に回転力を伝達する第1の
リンク部材と、前記スロットル軸と同軸に回転可能に取
り付けられ、前記第1のリンク部材と当接可能である第
1のストッパ部を有し、アクセルペダルからの踏み込み
量に応じて移動するワイヤーに連結され、第1のリンク
部材の回転許容範囲の上限位置を制御する上限用リンク
部材と、前記スロットル軸と同軸に回転可能に取り付け
られ、前記第1のリンク部材と当接可能である第2のス
トッパ部を有し、アクセルペダルからの踏み込み量に応
じて移動するワイヤーに連結され、第1のリンク部材の
回転許容範囲の下限位置を制御する下限用リンク部材
と、アクセルペダルの開度を検出するアクセル開度セン
サと、前記モータを制御するモータ制御手段と、スロッ
トル弁が閉じる方向に、前記スロットル軸に回転力を常
に供給するアクセル復帰手段と、モータのステータに接
続され、スロットル弁が開く方向に常に回転力をステー
タに供給するステータ押さえバネと、前記モータのステ
ータを固定するステータ用ストッパと、定速走行時に前
記上限用リンク部材を制御して、回転許容範囲の上限を
変更するオートクルーズ用アクチュエータと、前記回転
許容範囲の中において、スロットル弁を制御するコント
ロールユニットを備え、前記第1のリンク部材と前記上
限用リンク部材及び下限用リンク部材の結合は、前記第
1のストッパと前記第2のストッパの間を回転許容範囲
とする同軸の結合であり、前記モータ制御手段は前記ア
クセル開度センサからの出力および前記コントロールユ
ニットからの出力に応じて、前記モータを駆動して前記
スロットル弁を前記回転許容範囲内で制御することを特
徴とするスロットル・アクチュエータ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP93101895A EP0557770B1 (en) | 1992-02-10 | 1993-02-08 | Throttle actuator |
DE69314199T DE69314199T2 (de) | 1992-02-10 | 1993-02-08 | Drosselklappenstelleinrichtung |
KR1019930001786A KR0133042B1 (ko) | 1992-02-10 | 1993-02-10 | 드로틀 작동기 |
US08/123,384 US5367997A (en) | 1992-02-10 | 1993-08-18 | Throttle actuator |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-23505 | 1992-02-10 | ||
JP2350592 | 1992-02-10 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05288087A true JPH05288087A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=12112331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4051110A Pending JPH05288087A (ja) | 1992-02-10 | 1992-03-10 | スロットル・アクチュエータ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5367997A (ja) |
JP (1) | JPH05288087A (ja) |
KR (1) | KR0133042B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007088A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Keihin Corp | 多連スロットルボディにおけるスロットル弁の同調装置 |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2708045B1 (fr) * | 1993-07-22 | 1995-09-15 | Sagem | Système d'alimentation en gaz comburant d'un moteur à combustion interne de véhicule. |
WO1996038682A1 (en) * | 1995-06-02 | 1996-12-05 | Potis Michael R | Electronically actuated auxiliary throttle control system |
US5584273A (en) * | 1995-12-04 | 1996-12-17 | Coltec Industries Inc. | Throttle valve actuator with non-linear to linear cam operation |
JPH10121992A (ja) * | 1996-10-18 | 1998-05-12 | Mitsubishi Electric Corp | 機関のスロットル弁制御装置 |
JP3648344B2 (ja) * | 1997-01-20 | 2005-05-18 | 株式会社ケーヒン | 絞弁制御装置 |
DE19707868B4 (de) * | 1997-02-27 | 2008-10-30 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Überwachung eines Systems zur Steuerung einer Brennkraftmaschine |
US6089208A (en) * | 1997-09-19 | 2000-07-18 | Hitachi, Ltd. | Throttle valve opening and closing apparatus for a vehicle, and vehicle internal combustion engine using the apparatus |
KR100325161B1 (ko) * | 1999-03-12 | 2002-02-25 | 이계안 | 내연기관의 스로틀 밸브 개도 제어장치 |
US6481415B1 (en) * | 1999-03-25 | 2002-11-19 | Siemens Canada Limited | Electronic throttle control |
JP3826672B2 (ja) * | 2000-05-12 | 2006-09-27 | トヨタ自動車株式会社 | アクセルの全閉位置の学習制御装置およびその方法 |
JP2004225538A (ja) * | 2003-01-20 | 2004-08-12 | Mitsubishi Electric Corp | スロットルバルブ制御装置 |
WO2004079467A1 (en) | 2003-03-07 | 2004-09-16 | Siemens Vdo Automotive Inc. | An improved integrated pressure management apparatus |
JP4634355B2 (ja) * | 2006-09-26 | 2011-02-16 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車用内燃機関のスロットル制御装置 |
JP4745258B2 (ja) * | 2007-01-29 | 2011-08-10 | 川崎重工業株式会社 | 電子制御スロットル装置及び自動二輪車 |
US8099229B2 (en) * | 2008-03-03 | 2012-01-17 | GM Global Technology Operations LLC | Method and apparatus for limiting wheel slip |
WO2014009965A1 (en) | 2012-07-09 | 2014-01-16 | Amrish Chopra | Fail-safe actuating system |
US9212754B2 (en) * | 2013-03-12 | 2015-12-15 | A. Raymond Et Cie | Shape memory alloy valve |
US10087857B2 (en) * | 2016-09-13 | 2018-10-02 | Ford Global Technologies, Llc | Secondary system and method for controlling an engine |
US10323599B2 (en) | 2016-09-13 | 2019-06-18 | Ford Global Technologies, Llc | Secondary system and method for controlling an engine |
DE102017209458A1 (de) * | 2017-06-05 | 2018-12-06 | Siemens Schweiz Ag | Stellantrieb mit einer vom Stellbetrieb unabhängig auf einen Stellanschluss einwirkenden Rückstellfeder |
US11486319B2 (en) * | 2018-11-27 | 2022-11-01 | Kohler Co. | Engine with remote throttle control and manual throttle control |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3618982A1 (de) * | 1986-06-05 | 1987-12-10 | Bosch Gmbh Robert | Stelleinrichtung fuer eine drosselklappe |
JPH086611B2 (ja) * | 1987-03-26 | 1996-01-29 | 日産自動車株式会社 | 車載エンジン制御装置 |
JPH057472Y2 (ja) * | 1987-06-03 | 1993-02-25 | ||
JPH01237330A (ja) * | 1988-03-14 | 1989-09-21 | Honda Motor Co Ltd | スロットルバルブ駆動装置 |
DE3900437C1 (ja) * | 1989-01-10 | 1989-11-16 | Vdo Adolf Schindling Ag, 6000 Frankfurt, De | |
DE3927043A1 (de) * | 1989-08-16 | 1991-02-21 | Vdo Schindling | Lastverstelleinrichtung |
DE3927004A1 (de) * | 1989-08-16 | 1991-02-21 | Vdo Schindling | Lastverstelleinrichtung |
US5040508A (en) * | 1989-11-09 | 1991-08-20 | Ford Motor Company | Throttle valve actuator |
JPH04224241A (ja) * | 1990-12-26 | 1992-08-13 | Aisin Seiki Co Ltd | スロットル制御装置 |
JP2864746B2 (ja) * | 1990-12-26 | 1999-03-08 | アイシン精機株式会社 | スロットル制御装置 |
JPH04231631A (ja) * | 1990-12-27 | 1992-08-20 | Aisin Seiki Co Ltd | スロットル制御装置 |
-
1992
- 1992-03-10 JP JP4051110A patent/JPH05288087A/ja active Pending
-
1993
- 1993-02-10 KR KR1019930001786A patent/KR0133042B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1993-08-18 US US08/123,384 patent/US5367997A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007088A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Keihin Corp | 多連スロットルボディにおけるスロットル弁の同調装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR930018146A (ko) | 1993-09-21 |
US5367997A (en) | 1994-11-29 |
KR0133042B1 (ko) | 1998-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05288087A (ja) | スロットル・アクチュエータ | |
US4892071A (en) | Throttle valve controlling apparatus employing electrically controlled actuator | |
US5429090A (en) | Fail safe throttle positioning system | |
US5215057A (en) | Electrically-operated throttle actuator | |
US5163402A (en) | Throttle control apparatus | |
US5131364A (en) | Throttle-valve connection | |
WO1991015669A1 (en) | Throttle valve | |
JP3648344B2 (ja) | 絞弁制御装置 | |
JPH05248275A (ja) | 制御弁制御装置 | |
US5467751A (en) | Throttle valve control system | |
US4872435A (en) | Throttle valve controlling apparatus including relative position limiting means for throttle valves | |
US5035218A (en) | Throttle valve control apparatus for vehicles | |
US4785781A (en) | Device for transmitting the position of a control element which can be actuated by the driver of a vehicle | |
KR0171211B1 (ko) | 내연기관의 드로틀 개방도 제어장치 | |
US4889093A (en) | Throttle opening controller | |
JP2000145481A (ja) | 電子スロットル装置及びこの装置を用いたエアフロ―形成方法 | |
JPH07324640A (ja) | 内燃機関のスロットル制御装置 | |
EP0557770B1 (en) | Throttle actuator | |
JPH0579354A (ja) | 内燃機関の絞り弁開度制御装置 | |
JPH0625648Y2 (ja) | エンジンの吸気制御装置 | |
JPS6294471A (ja) | ステアリング制御器 | |
JPH04228842A (ja) | エンジン制御機構 | |
JPH02102330A (ja) | 絞り弁制御装置 | |
JPH0571364A (ja) | スロツトル弁制御装置 | |
JPH01116255A (ja) | スロットル弁開閉制御機構 |