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JPH0525549U - 係止確認機構 - Google Patents

係止確認機構

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Publication number
JPH0525549U
JPH0525549U JP7442591U JP7442591U JPH0525549U JP H0525549 U JPH0525549 U JP H0525549U JP 7442591 U JP7442591 U JP 7442591U JP 7442591 U JP7442591 U JP 7442591U JP H0525549 U JPH0525549 U JP H0525549U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
card
shaft
head
slide member
Prior art date
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Granted
Application number
JP7442591U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2569265Y2 (ja
Inventor
洋三 白鳥
賢司 平沢
Original Assignee
株式会社三協精機製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社三協精機製作所 filed Critical 株式会社三協精機製作所
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Publication of JPH0525549U publication Critical patent/JPH0525549U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設置スペースを小さく且つ構造をコンパクト
にする。 【構成】 開閉部材45と本体47のように開閉自在の
結合体の一方に固定係止部(87)を、他方に可動係止
部(80,84)を備えた機構において、可動係止部
を、係止位置とこの係止位置から退避した解除位置との
間で回動自在の係止軸80と、軸80に固定した偏心部
84で構成し、固定係止部(87)を、係止軸80及び
偏心部84が貫通し、軸80を係止位置に回すと偏心部
84が通過不能の係合孔87aで構成し、軸80が係止
位置と解除位置の何れにあるかを検知するセンサーを、
軸80を回すと偏心部95に押されて変位するスライド
部材91と、このスライド部材91fによって作動させ
られるセンサー本体92とで構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、本体とこの本体に対して回動自在に設けられたカバーやユニット 等の開閉部材からなる結合体の、互いの係止を確認する係止確認機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
本体に対して開閉自在に設けられた開閉部材が、本体に対して確実に係止され ていることを要求される機構がある。例えば、一旦使用したカードを再使用する ための機構いわゆるリサイクリカードリーダにおいては、カードに表示された可 視像を形成する印字ヘッドと、この可視像を消すための消字ヘッドを保持したヘ ッドユニットが設けられていて、当該ユニットは本体に対して開閉自在に設けら れている。ヘッドユニットに支持された各ヘッドは、搬送通路を搬送されるカー ドに対して接離自在に設けられている。なお、印字ヘッドと消字ヘッドを支持す るヘッドユニットがそれぞれ独立したものもあり、この場合には個々のヘッドユ ニットが開閉部材となる。
【0003】 ヘッドユニットは、カードに対する印字品質や消字品質のチェック、ヘッドや プラテンローラのクリーニング、ジャムカードの除去等のメンテナンスに際して 開閉される。印字ヘッドや消字ヘッドは、カードとの間に所定の接触圧を必要と するので、これらヘッドを保持したヘッドユニットは、本体に対して適宜の係止 機構で係止されるようになっている。係止機構の一例としては、カード搬送通路 の両側に位置する側板とヘッドユニットとを係止するものが考えられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
開いたヘッドユニットは、これを確実に閉じて係止する必要があるも、かかる 装置が設置された環境条件によっては、ユニットの係止を確認するのが困難な場 合がある。しかも、印字ヘッドは、ソレノイド等の駆動機構を利用してカード搬 送通路に対して進退させるようになっていて、このヘッドの進退をマイクロスイ ッチで検知して印字動作可否の信号源にしている。そのために、ユニットが確実 に係止されているか否かに拘らず、印字ヘッドは作動可能であり、カードに対す る接触圧が不充分なままで印字が行なわれ、実用に供せない印字品質となる不具 合が発生する。従って、開閉部材の係止を確認する機構が必要となるが、上記し たようなカード搬送通路の両側板に係止する係止機構の場合、係止確認機構を設 けるスペースがきわめて小さく、しかも片側にのみ確認機構を設けたのでは、カ ードに対する接触圧が偏る、 という問題も出て来るので構造が複雑になる。ま た、開閉部材の係止機構と独立して設けることも開閉部材周辺の構造を複雑にす る、という問題がある。
【0005】 そこで、本考案の目的は、開閉部材を係止する機構の作動に連動させるように することで、設置スペースを小さく且つ構造をコンパクトにした係止確認機構の 提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の係止確認機構は、開閉部材と本体等のように開閉自在の結合体の一方 に固定係止部を、他方に可動係止部を備えた機構において、可動係止部を、係止 位置とこの係止位置から退避した解除位置との間で回動自在の係止軸と、この係 止軸に固定した偏心部で構成し、 固定係止部を、上記係止軸及び偏心部が貫通 し、係止軸を上記係止位置に回すと上記偏心部が通過不能の係合孔で構成し、上 記係止軸が上記係止位置と解除位置の何れにあるかを検知するセンサーを、上記 係止軸を回すと上記偏心部に押されて変位するスライド部材と、このスライド部 材によって作動させられるセンサー本体とで構成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
開き位置に置かれた開閉部材を、閉じ位置に回動させて係止軸を係合孔に挿通 し、該係止軸を係止位置に回転させると、偏心部が係合孔に係合して軸を孔から 抜けなくする。これで開閉部材は本体に対して係止されたことになる。係止軸の 係止位置への回転に伴ってその偏心部がスライド部材を変位させて、センサー本 体を作動させる。このセンサー本体は、開閉部材が係止されたことを検知する。 係止位置に置かれた係止軸を解除位置まで回転させると、この軸は係合孔から 抜け出すことができる。 このとき、係止軸の偏心部はスライド部材を変位させ て、センサー本体を作動させて、開閉部材の係止が解除されたことを検知する。
【0008】
【実施例】
以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。 はじめに、本考案を適用するのに適した機構の一例として、リサイクルカード リーダを説明する。 例えばパチンコ遊技場では、景品交換の省力化を図るために、磁気カードを利 用することが考えられている。すなわち、遊技者が獲得した賞球を計数器に投入 すると、賞球数に応じた持ち点を磁気記録し且つこれを印字して可視表示した磁 気カードを発行するようにし、遊技者がこの磁気カードを景品交換機に挿入して 所望の景品を指定すると、持ち点に応じた数量の景品が放出されるようにしてお く。景品交換に供した磁気カードは、その磁気記録を消去すると共に可視表示を 消字して景品交換機内部に取り込むようにする。 取り込んだ磁気カードを、賞球計数器に組み込まれたカード発行機に装着して おけば、新たに発行する磁気カードとして再利用することができる。このような システムで用いられる磁気カードは、繰り返して使用することからリサイクルカ ードと称され、カードを再利用するための処理を行なう装置はリサイクルカード リーダと称される。
【0009】 リサイクルカードの構成の一例を説明する。カードの表面又は裏面の適宜の位 置に磁性材からなる磁気記録部を形成して磁気カードとすると共に、適宜の色に 着色した背景部とこの背景部の上に貼られた特殊フィルムとからなる印字部を形 成したものが提案されている。上記特殊フィルムは、例えば120度以上の熱を 集中して加えられると白濁し、80〜90度程度の熱を全体に加えると透明にな る特性を有する公知のフィルムである。
【0010】 図7及び図8において、 リサイクルカードリーダ1は、カード挿入口2を有 し、該カードリーダ1内には、カード搬送通路Oに沿って、カード挿入口2側か ら順に、磁気記録再生部3,加熱印字部4,加熱消字部5及びカードホッパ6が それぞれ配設されている。上記各ユニットは本体1Aに収納され、この本体1A に対して支点Bを中心として矢印C方向に開閉自在に設けられたカバー1Bで覆 われている。
【0011】 磁気記録再生部3は、送りローラ対3a,3bで搬送されるカードの磁気記録 部にデータを記録し、またこの記録を再生するための磁気ヘッド(図示せず)を 有している。
【0012】 加熱印字部4は、カードを送るための送りローラ対4a,4bと、カードの印 字部を加熱して可視表示を形成する印字ヘッド4cと、このヘッドにカードを押 圧するプラテンローラ4dを有している。印字ヘッド4cは、後述する支持手段 によって、カード搬送通路Oに対して進退自在に支持されている。
【0013】 加熱消字部5は、送りローラ対4bで送られるカードを加熱するヒータユニッ ト5aと、 このユニットにカードを押圧するプラテンローラ5bとを有してい る。ヒータユニット5aは、カード搬送通路Oに対して接離自在に設けられてい て、可視表示を消字するときにのみプランジャ等によって移動させられてカード に接触するようになっている。
【0014】 カードホッパ6は、カードを積層状態で収容するものであって、加熱消字部5 側の下部に設けられてカード出入り口から挿入されたカードを下から順に積み重 ねながら収納し、或いは積層されたカードを下の方から順に送り出されるように なっている。カードホッパ6の下位には、ホッパ下部に送り込まれたカードを取 り込むローラ6aと、収納されているカードをホッパ外に送り出すローラ6bが それぞれ設けられている。カードホッパ6は、本体に対して着脱自在に設けられ ていて、これを本体に装着したとき、ローラ6a,ローラ6bの一部がホッパの 底部の切欠きからホッパ内部に進入する。ローラ6bは、ホッパ6内のカードを 押し上げて最下位のカードとホッパの底板との間に空間を形成し、ローラ6aの 駆動によって送られて来るカードを上記空間に収納するようになっている。
【0015】 各ユニットのカード搬送通路Oには、搬送されるカードの処理を制御するため のセンサが設けられているのであるが、これらの図示は省略されている。
【0016】 カードホッパ6の下位には、読取不能等の異常が発生したカードを収納するリ ジェクトカードホッパ7が配設されている。リジェクトカードは、加熱消字部5 のカード搬送通路Oから分岐されたリジェクト通路Oaを介して取り込まれる。 カード搬送通路Oとリジェクト通路Oaとの分岐部には、図示されない通路切替 機構が配設されている。
【0017】 加熱印字部4と加熱消字部5は、開閉部材としてのヘッドユニット45のユニ ットフレーム46に支持されていて、 このフレーム46は、本体側の固定フレ ーム47(図1参照)に対して枢軸48で矢印a方向に開閉自在に支持されてい る。すなわち、ヘッドユニット45は、図7に示すように、枢軸48を中心とし て開閉自在であって、ユニットフレーム46の先端部に設けられた係止機構8に よって本体フレームに係止されるように成っている。この係止機構8には、後述 する係止確認機構9が併設されている。
【0018】 ここで、図5及び図6において、ヘッドユニット45の構成を詳しく説明して おく。加熱印字部4はサーマルプリンタであって、サーマルヘッドからなる印字 ヘッド4cは、ユニットフレーム46の両側板に軸4eで揺動自在に支持された ヘッド支持アーム4fを含む支持機構4hに保持されている。支持機構4hに固 植されたピン4kには、図示されない付勢ばねが巻装されていて、印字ヘッド4 cの下端部をカード搬送通路O(図7参照)に向けて付勢している。支持機構4 hには、コロ4m,4mが設けられている。このコロ4mには、図7に示す閉じ 位置に置かれた加熱印字部の印字ヘッド4cを所定の圧力でカードに接触させる ための加圧レバー(図示せず)が係合するようになっている。
【0019】 加熱消字部5の消字ヘッド5aは、ユニットフレーム46に軸5cで揺動自在 に支持された支持板5dの先端部に保持されている。消字ヘッド5aは、ピン5 eに巻装された図示されない付勢ばねによって、ヘッド先端部をカード搬送通路 Oから離間させる向きに付勢されている。カードの可視表示を消字する必要の有 る場合には、図示されないプランジャによって消字ヘッド5aがその習性に抗し て下降させられてカードに当接させられ、これを加熱するようになっている。
【0020】 さて、図7において、リサイクルカードリーダの作用を簡単に説明する。 いま、カード挿入口2からカードを挿入すると、磁気記録再生部3で磁気記録 データを読み取る。データの読み取りが正常であれば、加熱印字部4の手前位置 までカードを送り、この位置で一旦待機させる。カードに異常があればこのカー ドは、送りローラ3aを逆転させてカード挿入口2から送り出す。
【0021】 一時待機しているカードに対する処理指令が出ると、このカードは加熱消字部 5に送られる。このとき、消字ヘッド5aが下降されていて、カードに接触して 可視表示を消字する。そのあと、カード処理完了(例えば持ち点が零になった場 合)であれば、このカードはカードホッパ6に取り込む。カード処理未完了(残 り持ち点がある場合)であれば、カードを逆向きに搬送しながら加熱印字部4の 印字ヘッド4cにカードを接触させてデータを印字し、更に、磁気記録再生部3 でライトベリファイし、異常がなければカード挿入口2からこのカードを排出す る。このとき異常があれば、記録データを記録再生したのち、カードを印字ヘッ ド4c手前の待機位置で保留する。この場合、記録の確認のために記録データを 読み取らせるだけの目的でカードを挿入する場合があるから、その場合には保留 したカードは挿入口2に向けて送られて排出される。
【0022】 さて、開閉部材としてのヘッドユニット45の先端部には、該ユニットを閉じ 位置に係止するための係止機構8と、これに併設された係止確認機構9が配設さ れている。
【0023】 図1乃至図6において、係止機構8及び係止確認機構9の構成を説明する。 はじめに、係止機構8について説明すると、枢軸48で固定フレーム47に開 閉自在に支持されたユニットフレーム46の先端折曲部46aには、係止軸80 の小径の下端部80aを回転自在且つ挿脱可能に挿通された支持孔81が形成さ れている。係止軸80の上端部には、操作用のつまみ82が固定ねじ83で固着 されている。
【0024】 係止軸80の下端部には、該軸に直交する向きに偏心部としての係合ピン84 が圧入されている。係止軸80の大径部下端には、 ばね座85が設けられてい て、折曲部46aとの間に付勢ばね86が巻装されている。このばねの弾力によ って、係止軸80には、係合ピン84を支持孔81に近付ける向きの移動習性が 与えられている。
【0025】 つまみ82は、これと実質一体の係合ピン84が、固定係止部(後述する)に 係合する係止位置(図1(a)参照)と、この位置から退避して固定係止部との 係合を解除される解除位置(図2(a)参照)との間で回動自在である。すなわ ち、係止軸80と、これに形成された偏心部としての係合ピン84で可動係止部 を構成している。
【0026】 一方、固定フレーム47には、カード搬送通路Oの下ガイド板47aが固定さ れていて、これの上位に係止板47bが支架されている。係止板47bには、固 定係止部としての係合孔87aを形成された係止部材87が固着されている。係 合孔87aは、図4に示すように、係止軸80の下端部が通過可能且つ回転可能 な中央部分と、係合ピン84が貫通可能であって、軸を回すと係合ピン84が貫 通することを不能にする切欠き部87bを有する形状に形成されている。係合孔 87aの底部には、図4(b)に示すように、係止位置に置かれた係合ピン84 が係合して、 係止軸80が妄りに回転するのを防止する係止溝87c(図3参 照)が形成されている。
【0027】 図1(a)に示す係止軸80は、支持孔81で回転自在に支持されているが、 該軸のぐらつきを防止するために、該軸80は図5及び図6に示すようなガイド 板88で案内されるようになっている。ガイド板88は、その基端部88aをユ ニットフレームの折曲部46aの垂直部に固定されていて、そのU字状切欠き8 8b(図6参照)に係止軸80の大径部を回動自在に係合させている。 係止機構8の作用については後述する。
【0028】 次に、係止機構8が係止モードに置かれているか解除モードに置かれているか を確認する係止確認機構9について説明する。 図1乃至図3において、 折曲部46aには比較的長いガイドピン90aが、 折曲部46aと段違いの折曲部46bには短いガイドピン90bが固植されてい る。これらガイドピンには、それぞれの長孔91a,91bを嵌合させたスライ ド部材91が摺動自在に支持されている。各ガイドピン90a,90bには、抜 け止め用のEリング90c(図6参照)が係合させられている。
【0029】 スライド部材91には、係止軸80を迂回するための切欠き部91cと、この 切欠き部の一辺を上方に切り起こされた切り起し部91dと、下方に折り曲げら れたばね掛け部91eと、長孔91aを設けられた部分を長手方向において延出 されたアクチュエータ部91fとをそれぞれ形成されている。
【0030】 固定フレーム47の一方には、発光素子と受光素子とからなるセンサー本体9 2が固定して配設されている。このセンサー本体92は、スライド部材91のア クチュエータ部91fの移動軌跡上に位置させられていて、スライド部材とで係 止軸80の係止位置と解除位置とを検出するセンサーを構成している。
【0031】 折曲部46aにはピン93が固植されていて、このピンとばね掛け部91fと の間には、付勢ばね94が張架されていて、スライド部材91をセンサー本体9 2から離間させる向き(解除位置に向かう向き)に付勢している。
【0032】 一方、係止軸80には、スライド部材の切り起し部91dに対向していて、こ れに係脱する偏心部としての押動ピン95が圧入して設けられている。この押動 ピン95は、係止軸80の回転に連れて回動し、図1(a)に示すように、係合 ピン84が係合孔87aの係止溝87cに係合している係止位置に置かれている ときには、その先端部を切り起し部91dに係合させてスライド部材91をばね 94の弾力に抗して押動し、該部材のアクチュエータ部91fをセンサー本体9 2の光路を遮る係止確認位置に置かれる。
【0033】 図2(a)に示すように、係合ピン84が係合孔87aから抜け出ることを許 される解除位置に係止軸80が回動されると、これと共に押動ピン95も回動す るので、スライド部材91は、付勢ばね94の弾力によって、移動変位してその アクチュエータ部91fをセンサー本体92の検出用光軸から退避させる。
【0034】 さて、以上のように構成された実施例の作用を説明する。 図1は、ヘッドユニット45が印字ヘッド4cと消字ヘッド5aをカード搬送 通路Oに近接させた作動可能な位置(図7参照)に置かれた状態を示していて、 係止機構8がこの位置を保持している。すなわち、係止軸80は、その係合ピン 84を係合孔87aに係合させていて、カード搬送通路Oに対して各ヘッドを所 定の位置に位置させている。ヘッドユニットが解除位置から係止位置に置かれる 過程の作用は後述する。
【0035】 図1に示すように、係止位置に置かれた係止軸80は、その係合ピン84を係 合孔87aに係合させている。つまみ83を90度回転させて、図2(a)に示 すように、係止軸80の係合ピン84と係合孔の切欠き部87bとを対向させる と、ヘッドユニット45は、その係止作用を解除されたことになり、枢軸48( 図7参照)を中心として開き方向に回動させることができる。
【0036】 係止軸80が解除方向に回動させられると、これと一体の押動ピン95が回動 してスライド部材91に対する押動作用を解除する。すると、スライド部材91 は、図2(b)に示すように、付勢ばね94の弾力によって移動してそのアクチ ュエータ部91fをセンサー本体92から退避させる。これによって、センサー 本体92は、ヘッドユニット45の係止機構8が解除モードに置かれたことの信 号を出力する。すなわち、係止機構8の係止作用を解除すると、これに連動して 係止確認機構9が作動して開閉部材の係止が解除されたことを検知する。係止作 用が解除されたことを検知した信号は、リサイクルカードリーダ1の作動を制限 する信号として利用される。
【0037】 係止機構8の係止作用が解除されたのち、ヘッドユニット45は、図3に示す ように、枢軸48(図7参照)を中心として開放され、所定の位置まで回動させ られたのち、ヘッド等のメンテナンスのための作業を実施される。なお、図3に おいて、回動されたヘッドユニット45は、図示の都合上、正対した端面を示し てある。
【0038】 さて、図3に示すように、開かれているヘッドユニット45を閉じてこれを係 止する作用を説明する。ヘッドユニット45を閉じる向きに回動させて、図2( a)に示すように、ユニットフレーム46の折曲部46aを係止部材87の上面 に当接させた状態でつまみ83を回動させ、係合ピン84が係合孔の切欠き部8 7bに合致したところで、 ばね86の弾力に抗して係止軸80を押し下げると 、ピン84が係合孔87aを貫通する。図2(a)に示す状態でつまみ82を9 0度回転させたのち、つまみ82に対する押圧力を解くと、ばね86で付勢され ている係止軸80と一体の係合ピン84は、図1(a)に示すように、係止溝8 7c(図4(b)参照)に係合する。これで係止軸80は、係合孔87aから抜 けることができなくなり、ヘッドユニット45を係止位置に保持する。
【0039】 さて、図2(a)に示すように、ヘッドユニット45を閉じただけの段階にお いて、係止軸80の係合ピン95は、同図(b)に示すように、スライド部材9 1を押動していない。係止軸80が係止位置に回転させられると、押動ピン95 が回動して、図1(a),(b)に示すようにスライド部材91を押動する。ス ライド部材91は、そのアクチュエータ部91fがセンサー本体92の検知光路 を遮ることにより、ヘッドユニット45が係止位置に置かれたことを検知する信 号を出力する。スライド部材91の変位位置は、係止軸80が係止位置に保持さ れることにより維持される。すなわち、係止機構8がヘッドユニット45を閉じ 位置に係止すると、この動作に連れて係止確認機構9が作動してヘッドユニット が係止されたことを検出し確認する。
【0040】 図示の実施例におけるセンサー本体は、光学式センサーであってスライド部材 91のオーバーストロークの調整が不要であるという利点があるが、かかるセン サー本体としては、マイクロスイッチやリードスイッチ等の他の形式のセンサー であっても良い。
【0041】 また、係止軸80に設ける偏心部としての係合ピン84と押動ピン95は、ス ライド部材91と係止板47bとを重合させて配置すると、両ピンを一つのピン で兼用させることができる。
【0042】 図示の実施例においては、センサー本体92を固定フレーム47に設け、これ を作動させるアクチュエータ部91fを可動のフレーム側に設けたが、この本体 92は、可動側のユニットフレーム46の適所に設けても良い。
【0043】 図示の実施例においては、開閉部材としてのヘッドユニット45に加熱印字部 4と加熱消字部5を支持させてあるから、ヘッドのメンテナンスやジャムカード の処理のため開閉動作とその係止確認が一度で済む。本願考案は、個々のヘッド を支持していて独立して開閉させられる部材毎に設けられる係止機構に併設され ても良いこと勿論である。
【0044】
【考案の効果】 以上のように、本考案の係止確認機構によれば、構造が簡単であって、開閉部 材を係止する係止機構の作動に連動して作動するので、開閉部材の係止とその確 認を同一動作で確実に行うことができる。また、回転する係止軸の偏心部でスラ イド部材を変位させるので、操作力が小さくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の一実施例を示す係止確認機構
であって、開閉部材が係止された状態を示す部分断面正
面図、(b)は(a)の平面図である。
【図2】(a)は開閉部材が閉じていて、係止軸を解除
位置に回動させた状態を示す部分断面正面図、(b)は
係止軸が解除位置に置かれたときのスライド部材とセン
サー本体の相対位置を示す平面図である。
【図3】開閉部材を開いた状態を示す正面図である。
【図4】(a)は固定係止部としての係合孔を形成され
た係合板を示す斜視図、(b)は係合板の底面を示す斜
視図である。
【図5】開閉部材の一例としてのヘッドユニットの側面
図である。
【図6】開閉部材の一例としてのヘッドユニットの平面
図である。
【図7】開閉部材を備えた機構の一例としてのリサイク
ルカードリーダの概略側面図である。
【図8】図7の概略平面図である。
【符号の説明】
45・・・ヘッドユニット 46・・・ヘッドフレーム 80・・・係止軸 84・・・係合ピン 87・・・係止板 87a・・・係合孔 91・・・スライド部材 92・・・センサー本体 95・・・押動ピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉部材と本体等のように開閉自在の結合
    体の一方に固定係止部を、他方に可動係止部を備えた機
    構において、 可動係止部を、係止位置とこの係止位置から退避した解
    除位置との間で回動自在の係止軸と、この係止軸に固定
    した偏心部で構成し、 固定係止部を、上記係止軸及び偏心部が貫通し、係止軸
    を上記係止位置に回すと上記偏心部が通過不能の係合孔
    で構成し、 上記係止軸が上記係止位置と解除位置の何れにあるかを
    検知するセンサーを、上記係止軸を回すと上記偏心部に
    押されて変位するスライド部材と、このスライド部材に
    よって作動させられるセンサー本体とで構成した係止確
    認機構。
  2. 【請求項2】上記偏心部が、上記係合孔に係脱する係合
    ピンと、上記スライド部材を押動する押動ピンとの分け
    た請求項1の係止確認機構。
JP1991074425U 1991-09-17 1991-09-17 係止確認機構 Expired - Fee Related JP2569265Y2 (ja)

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