JPH05255060A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
- Publication number
- JPH05255060A JPH05255060A JP4086632A JP8663292A JPH05255060A JP H05255060 A JPH05255060 A JP H05255060A JP 4086632 A JP4086632 A JP 4086632A JP 8663292 A JP8663292 A JP 8663292A JP H05255060 A JPH05255060 A JP H05255060A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- cosmetic
- extract
- hair
- viola tricolor
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- Pending
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- Cosmetics (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、皮膚を害することなく血行を促
進して皮膚の新陳代謝を促進し、皮膚の抗炎症作用、傷の
治療、潰瘍や腫物の回復を助ける効果を有する化粧料を
提供することを目的とする。 【構成】この発明に於いては、化粧料基剤に、三色菫の
抽出物若しくは圧搾液を配合したことを特徴とする。
進して皮膚の新陳代謝を促進し、皮膚の抗炎症作用、傷の
治療、潰瘍や腫物の回復を助ける効果を有する化粧料を
提供することを目的とする。 【構成】この発明に於いては、化粧料基剤に、三色菫の
抽出物若しくは圧搾液を配合したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、皮膚及び毛髪の美容
と健康に優れた効果を与える皮膚、毛髪用若しくは浴剤
用化粧料に関するものである。
と健康に優れた効果を与える皮膚、毛髪用若しくは浴剤
用化粧料に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】皮膚の健全な生理機能を維持し、健康な
美肌を維持するため、皮膚化粧料中に、ビタミン、コラー
ゲン、アミノ酸その他各種の添加物を加えることは公知
である。また、薬用化粧料として、皮膚を害することなく
血行を促進して皮膚の新陳代謝を促進し、皮膚の抗炎症
作用、傷の治療、潰瘍や腫物の回復を助ける効果を有する
薬用化粧料も提案されているが、未だ十分満足すべきも
のはない。一方、スミレ科の植物の三色菫(Viola tricolo
r L.、Heartsease= Pansy)には、サリチル酸、サリチル酸
エステル、サポニン、フラボレ配糖体等が含有されている
ことが知られている。しかしながら、スミレ科の植物の三
色菫を化粧料中へ含有させることは知られていないし、
現実にも行われていない。
美肌を維持するため、皮膚化粧料中に、ビタミン、コラー
ゲン、アミノ酸その他各種の添加物を加えることは公知
である。また、薬用化粧料として、皮膚を害することなく
血行を促進して皮膚の新陳代謝を促進し、皮膚の抗炎症
作用、傷の治療、潰瘍や腫物の回復を助ける効果を有する
薬用化粧料も提案されているが、未だ十分満足すべきも
のはない。一方、スミレ科の植物の三色菫(Viola tricolo
r L.、Heartsease= Pansy)には、サリチル酸、サリチル酸
エステル、サポニン、フラボレ配糖体等が含有されている
ことが知られている。しかしながら、スミレ科の植物の三
色菫を化粧料中へ含有させることは知られていないし、
現実にも行われていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、皮膚を害
することなく血行を促進して皮膚の新陳代謝を促進し、
皮膚の抗炎症作用、傷の治療、潰瘍や腫物の回復を助ける
効果を有する薬用化粧料を提供することを目的とする。
することなく血行を促進して皮膚の新陳代謝を促進し、
皮膚の抗炎症作用、傷の治療、潰瘍や腫物の回復を助ける
効果を有する薬用化粧料を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者は鋭意研究の結果、皮膚、毛髪用若しくは
浴剤用化粧料基剤に、三色菫(Viola tricolor L.スミレ
科、Heartsease= Pansy)の全草若しくは花からの抽出物
若しくは圧搾液を配合した化粧料は、外用剤として直接
皮膚に塗布した場合に、皮膚を害することなく血行を促
進して皮膚の新陳代謝を促進し、皮膚の抗炎症作用、傷の
治療、潰瘍や腫物の回復を助ける点で抜群の効果を示す
ことを見いだし、本発明に到達した。
め、本発明者は鋭意研究の結果、皮膚、毛髪用若しくは
浴剤用化粧料基剤に、三色菫(Viola tricolor L.スミレ
科、Heartsease= Pansy)の全草若しくは花からの抽出物
若しくは圧搾液を配合した化粧料は、外用剤として直接
皮膚に塗布した場合に、皮膚を害することなく血行を促
進して皮膚の新陳代謝を促進し、皮膚の抗炎症作用、傷の
治療、潰瘍や腫物の回復を助ける点で抜群の効果を示す
ことを見いだし、本発明に到達した。
【０００５】本発明に使用する抽出物は、生鮮三色菫の
全草や花を乾燥したのち細切し、水若しくは1,3ーブチレ
ングリコール、エタノール、イソプレングリコール等の有
機溶媒の単独若しくは混合物にて、常温若しくは加熱下
に抽出し、有機溶媒を除去し、黄色若しくは黄褐色の液体
として得られる。また、圧搾液(生の汁)は、生鮮三色菫の
全草や花を細切し、これを圧搾することにより得られる。
上記のようにして得た抽出液の主成分は、サポニン、フラ
ボン配糖体等であることが実験により確認されている。
本発明の化粧料基剤は、公知のものを使用すれば良く特
に限定されない。本発明に使用する化粧料の剤型は、特
に限定されず、例えば、クリーム、シャンプー、リンス、
ローション、パウダー、ヘアートニック、浴剤、石鹸及び
台所用洗剤等が挙げられる。化粧料基剤への三色菫抽出
物若しくは圧搾液の添加量は、広範囲に変化させること
ができるが、例えば、０．５〜３０重量％程度が好まし
い。
全草や花を乾燥したのち細切し、水若しくは1,3ーブチレ
ングリコール、エタノール、イソプレングリコール等の有
機溶媒の単独若しくは混合物にて、常温若しくは加熱下
に抽出し、有機溶媒を除去し、黄色若しくは黄褐色の液体
として得られる。また、圧搾液(生の汁)は、生鮮三色菫の
全草や花を細切し、これを圧搾することにより得られる。
上記のようにして得た抽出液の主成分は、サポニン、フラ
ボン配糖体等であることが実験により確認されている。
本発明の化粧料基剤は、公知のものを使用すれば良く特
に限定されない。本発明に使用する化粧料の剤型は、特
に限定されず、例えば、クリーム、シャンプー、リンス、
ローション、パウダー、ヘアートニック、浴剤、石鹸及び
台所用洗剤等が挙げられる。化粧料基剤への三色菫抽出
物若しくは圧搾液の添加量は、広範囲に変化させること
ができるが、例えば、０．５〜３０重量％程度が好まし
い。
【０００６】
【実施例】次に、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れら実施例に限定されない。例中数量を表す「％」は
「重量％」である。実施例は配合割合のみ示すが、製造
はこの配合割合で常法に従って行った。 実施例１：クリーム 三色菫抽出液 ５．０％ ミッロウ ６．０％ セタノール ５．０％ スクワラン ２０．０％ 脂肪酸グリセリンエステル ４．０％ 乳化剤 ４．０％ プロピレングリコール ３．０％ アルフアービサボロール（エイコー１０１） ０．３％ 精製水 ５２．７％ 香料、酸化防止剤 適量 上記成分を上記の割合で均質に混合し、本発明のクリー
ムを得る。
れら実施例に限定されない。例中数量を表す「％」は
「重量％」である。実施例は配合割合のみ示すが、製造
はこの配合割合で常法に従って行った。 実施例１：クリーム 三色菫抽出液 ５．０％ ミッロウ ６．０％ セタノール ５．０％ スクワラン ２０．０％ 脂肪酸グリセリンエステル ４．０％ 乳化剤 ４．０％ プロピレングリコール ３．０％ アルフアービサボロール（エイコー１０１） ０．３％ 精製水 ５２．７％ 香料、酸化防止剤 適量 上記成分を上記の割合で均質に混合し、本発明のクリー
ムを得る。
【０００７】 実施例２：ヘアトニック 三色菫抽出液 １０．０％ エタノール ５０．０％ メントール ０．４％ アルフアービサボロール（エイコー１０１） ０．３％ 精製水 ３９．３％ 香料、酸化防止剤 適量 上記成分を上記の割合で均質に混合し、本発明のヘアト
ニックを得る。
ニックを得る。
【０００８】 実施例３：シャンプー 三色菫抽出液 １０．０％ アルフアービサボロール（エイコー１０１） ０．５％ ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル 二ナトリウム塩 ３０．０％ アルキルエーテル硫酸ナトリウム ６．０％ ラウリン酸ジエタノルアミド ２．０％ 精製水 ５１．５％ 香料、酸化防止剤 適量 上記成分を上記の割合で均質に混合し、本発明のシャン
プーを得る。
プーを得る。
【０００９】 実施例４：リンス 三色菫抽出液 １０．０％ 塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム ２．０％ ステアリルアルコール ０．６％ 精製水 ８７．４％ 香料、酸化防止剤 適量 上記成分を上記の割合で均質に混合し、本発明のリンス
を得る。
を得る。
【００１０】 実施例５：浴剤 三色菫抽出液 １０．０％ 流動パラフイン ７１．０％ Ｎ−ラウロイルグルタミン酸ポリオキシエチ レンー２ーオクチルドデシルエーテルジエステル ９．５％ モノオレイン酸ポリエチレングリコール ８．０％ ２−アルキル−Ｎ−カルボキシメチル−Ｎ− ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン １．０％ プロピレングリコール ０．５％ 香料、酸化防止剤 適量 上記成分を上記の割合で均質に混合し、本発明の浴剤を
得る。
得る。
【００１１】実施例６ 皮膚の状態が外観上明らかに肌荒れ若しくはニキビで悩
んでいる１５〜２４才の女性１０人を被験者とし、実施
例１で得たクリームを１日朝夕２回通常の使用量で塗布
し、経過を肉眼観察した。結果を次表ー１に示す。
んでいる１５〜２４才の女性１０人を被験者とし、実施
例１で得たクリームを１日朝夕２回通常の使用量で塗布
し、経過を肉眼観察した。結果を次表ー１に示す。
【００１２】
【表−１】
【００１３】上記結果より明らかなように、本発明の化
粧料を塗布すると、１０日目以降から皮膚の状態が改善
され、ニキビがなおり、肌が滑らかになる。前記実施例
で得た本発明のクリーム、シャンプーを使用すると、き
めの細かい泡立ちが肌や髪に滑らかに広がり、汚れをき
れいに落とすだけでなく、しっとりとしていきいきとし
た艶の素肌や髪に仕上げることが実験で確認されてい
る。
粧料を塗布すると、１０日目以降から皮膚の状態が改善
され、ニキビがなおり、肌が滑らかになる。前記実施例
で得た本発明のクリーム、シャンプーを使用すると、き
めの細かい泡立ちが肌や髪に滑らかに広がり、汚れをき
れいに落とすだけでなく、しっとりとしていきいきとし
た艶の素肌や髪に仕上げることが実験で確認されてい
る。
【００１４】
【効果】以上述べたごとく、本発明の化粧料は、外用剤
として直接皮膚に塗布した場合、皮膚を害することな
く、血行を促進し、皮膚の新陳代謝を促進し、皮膚の抗
炎作用、傷の治療、潰瘍や腫物の回復を助ける作用を示
し、その結果、ニキビの低減や皮膚を滑らかにすると共
に、肌荒れや老化の治療、予防をも兼ねた優れた美容効
果を示す等この種従来の薬用化粧料には見られない優れ
た効果を示す。
として直接皮膚に塗布した場合、皮膚を害することな
く、血行を促進し、皮膚の新陳代謝を促進し、皮膚の抗
炎作用、傷の治療、潰瘍や腫物の回復を助ける作用を示
し、その結果、ニキビの低減や皮膚を滑らかにすると共
に、肌荒れや老化の治療、予防をも兼ねた優れた美容効
果を示す等この種従来の薬用化粧料には見られない優れ
た効果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ａ６１Ｋ 7/08 8615−4Ｃ 35/78 ＡＤＡ Ｃ 7180−4Ｃ
Claims (1)
- 【請求項１】皮膚、毛髪用若しくは浴剤用化粧料基剤
に、三色菫(Violatricolor L.スミレ科、Heartsease= Pa
nsy)の全草若しくは花からの抽出物若しくは圧搾液を配
合したことを特徴とする化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4086632A JPH05255060A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4086632A JPH05255060A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05255060A true JPH05255060A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=13892405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4086632A Pending JPH05255060A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05255060A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999011223A3 (en) * | 1997-08-29 | 1999-05-06 | Unilever Plc | Hair treatment compositions |
| EP1213025A1 (de) * | 2000-12-06 | 2002-06-12 | Laboratoires Serobiologiques(Societe Anonyme) | Kosmetische und/oder dermopharmazeutische Zubereitungen enthaltend Extrakte aus den Blättern der Pflanze Argania spinosa |
| FR2882653A1 (fr) * | 2005-03-03 | 2006-09-08 | Silab Sa | Procede d'obtention d'un principe actif hydratant, principe actif obtenu et compositions cosmetiques l'incluant |
| KR100794518B1 (ko) * | 2006-06-22 | 2008-01-16 | (주)더페이스샵코리아 | 팬지 추출물을 함유하는 화장료 조성물 |
| KR100955388B1 (ko) * | 2009-05-25 | 2010-04-29 | (주)바이오에프디엔씨 | 염증 및 피부노화 방지용 화장료 조성물 및 그 제조방법 |
| CN103169643A (zh) * | 2011-10-11 | 2013-06-26 | 沈志荣 | 一种含天然植物提取物的免洗睡眠面膜组合物 |
| JP2019530754A (ja) * | 2016-10-06 | 2019-10-24 | ハイア, ガブリエラHAIAS, Gabriela | 化粧品組成物の調製のためのぶどうの樹液の新しい使い方 |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP4086632A patent/JPH05255060A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999011223A3 (en) * | 1997-08-29 | 1999-05-06 | Unilever Plc | Hair treatment compositions |
| EP1213025A1 (de) * | 2000-12-06 | 2002-06-12 | Laboratoires Serobiologiques(Societe Anonyme) | Kosmetische und/oder dermopharmazeutische Zubereitungen enthaltend Extrakte aus den Blättern der Pflanze Argania spinosa |
| WO2002045728A1 (de) * | 2000-12-06 | 2002-06-13 | Cognis France S.A. | Kosmetische und/oder dermopharmazeutische zubereitungen enthaltend extrakte aus den blättern der pflanze argania spinosa |
| US7105184B2 (en) | 2000-12-06 | 2006-09-12 | Cognis France S.A. | Cosmetic and/or dermopharmaceutical preparations containing leaf extracts of the plant Argania spinosa |
| FR2882653A1 (fr) * | 2005-03-03 | 2006-09-08 | Silab Sa | Procede d'obtention d'un principe actif hydratant, principe actif obtenu et compositions cosmetiques l'incluant |
| WO2006092534A2 (fr) * | 2005-03-03 | 2006-09-08 | Societe Industrielle Limousine D'application Biologique, Dite Silab | Procede d ' obtention d ' un principe actif hydratant issu de viola tricolor, principe actif obtenu et compositions cosmetiques l ' incluant |
| WO2006092534A3 (fr) * | 2005-03-03 | 2007-04-05 | Silab Sa | Procede d ' obtention d ' un principe actif hydratant issu de viola tricolor, principe actif obtenu et compositions cosmetiques l ' incluant |
| KR100794518B1 (ko) * | 2006-06-22 | 2008-01-16 | (주)더페이스샵코리아 | 팬지 추출물을 함유하는 화장료 조성물 |
| KR100955388B1 (ko) * | 2009-05-25 | 2010-04-29 | (주)바이오에프디엔씨 | 염증 및 피부노화 방지용 화장료 조성물 및 그 제조방법 |
| CN103169643A (zh) * | 2011-10-11 | 2013-06-26 | 沈志荣 | 一种含天然植物提取物的免洗睡眠面膜组合物 |
| JP2019530754A (ja) * | 2016-10-06 | 2019-10-24 | ハイア, ガブリエラHAIAS, Gabriela | 化粧品組成物の調製のためのぶどうの樹液の新しい使い方 |
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