JPH05242332A - 硬貨選別装置 - Google Patents
硬貨選別装置Info
- Publication number
- JPH05242332A JPH05242332A JP3951192A JP3951192A JPH05242332A JP H05242332 A JPH05242332 A JP H05242332A JP 3951192 A JP3951192 A JP 3951192A JP 3951192 A JP3951192 A JP 3951192A JP H05242332 A JPH05242332 A JP H05242332A
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- Japan
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- coin
- value
- signal
- measuring
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/72—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07D—HANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
- G07D5/00—Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of coins, e.g. for segregating coins which are unacceptable or alien to a currency
- G07D5/08—Testing the magnetic or electric properties
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
- Testing Of Coins (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 硬貨測定センサーにより検査硬貨の特性を測
定して、それにより得られる信号の値と判定値とを判別
装置にて照合することで硬貨を選別する硬貨選別装置に
おいて、温度変化に対して変化の激しい硬貨測定センサ
ーからの信号値をそのときの周囲温度に応じて補正を加
えることで選別精度を確保しようとするものである。 【構成】 あらかじめ判定値設定装置12には、設定す
べき判定値に応じた信号が出力されるような抵抗値を定
められる。この設定後、硬貨選別装置1に硬貨が投入さ
れると、判別装置18に検査硬貨の特性を測定した信号
が与えられると、判別装置18は温度検出装置5からの
周囲温度に応じた信号に基づき、硬貨測定センサーS
1 ,S2 から得られる信号の値を周囲の温度変化に応じ
て補正する。そして、補正した信号の値と判定値設定装
置12の判定値とを照合することで硬貨の判別を行う。
定して、それにより得られる信号の値と判定値とを判別
装置にて照合することで硬貨を選別する硬貨選別装置に
おいて、温度変化に対して変化の激しい硬貨測定センサ
ーからの信号値をそのときの周囲温度に応じて補正を加
えることで選別精度を確保しようとするものである。 【構成】 あらかじめ判定値設定装置12には、設定す
べき判定値に応じた信号が出力されるような抵抗値を定
められる。この設定後、硬貨選別装置1に硬貨が投入さ
れると、判別装置18に検査硬貨の特性を測定した信号
が与えられると、判別装置18は温度検出装置5からの
周囲温度に応じた信号に基づき、硬貨測定センサーS
1 ,S2 から得られる信号の値を周囲の温度変化に応じ
て補正する。そして、補正した信号の値と判定値設定装
置12の判定値とを照合することで硬貨の判別を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機等で用いら
れる硬貨選別装置に関し、特に硬貨の特性を測定してそ
れにより得られる信号の値と判定値とを照合することに
で硬貨の適正を判別する硬貨選別装置に関する。
れる硬貨選別装置に関し、特に硬貨の特性を測定してそ
れにより得られる信号の値と判定値とを照合することに
で硬貨の適正を判別する硬貨選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる硬貨選別装置の従来技術として
は、特開昭62−173585号公報に開示されている
技術がある。これは、判定値を抵抗回路の抵抗値により
設定しておき、硬貨の選別時にはこの抵抗値に応じた信
号の値と硬貨測定センサーが硬貨を測定して得られる信
号の値とを照合することで硬貨の適正を判別するもので
ある。
は、特開昭62−173585号公報に開示されている
技術がある。これは、判定値を抵抗回路の抵抗値により
設定しておき、硬貨の選別時にはこの抵抗値に応じた信
号の値と硬貨測定センサーが硬貨を測定して得られる信
号の値とを照合することで硬貨の適正を判別するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
硬貨選別装置は、周囲の温度変化に対する硬貨測定セン
サーが硬貨を測定して得られる信号の値の変化と、判定
値設定装置の信号の値の変化とが一様でなく、激しい高
低温下で使用されると判別が狂うという問題点があっ
た。これは、硬貨測定センサーは、検査硬貨に磁界に当
ててその渦電流損による電気伝導度に基づき硬貨の特性
を検出するものであるが、温度変化が大きいと渦電流の
量が異なり、それに応じて電気伝導度も変化するからで
ある。
硬貨選別装置は、周囲の温度変化に対する硬貨測定セン
サーが硬貨を測定して得られる信号の値の変化と、判定
値設定装置の信号の値の変化とが一様でなく、激しい高
低温下で使用されると判別が狂うという問題点があっ
た。これは、硬貨測定センサーは、検査硬貨に磁界に当
ててその渦電流損による電気伝導度に基づき硬貨の特性
を検出するものであるが、温度変化が大きいと渦電流の
量が異なり、それに応じて電気伝導度も変化するからで
ある。
【0004】これに対処するには、判定値を設定するに
当り、あらかじめ温度変化による特性変化量を加味した
設定を行うことにより、実際の選別動作時における温度
変化に伴う変化量を吸収する方法が採られている。しか
しながら、この方法は判定値の範囲を本来の範囲よりも
広く設定するために、真偽の判別が微妙な場合には不適
切となる欠点がある。
当り、あらかじめ温度変化による特性変化量を加味した
設定を行うことにより、実際の選別動作時における温度
変化に伴う変化量を吸収する方法が採られている。しか
しながら、この方法は判定値の範囲を本来の範囲よりも
広く設定するために、真偽の判別が微妙な場合には不適
切となる欠点がある。
【0005】上記点から本発明は、温度変化に対して変
化の激しい硬貨測定センサーからの信号値にそのときの
周囲温度に応じて補正を加えることで選別精度を確保し
ようとするものである。
化の激しい硬貨測定センサーからの信号値にそのときの
周囲温度に応じて補正を加えることで選別精度を確保し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、硬貨測定センサーにより検査硬貨の特性
を測定して、それにより得られる信号の値と判定値とを
判別装置にて照合することで硬貨を選別する硬貨選別装
置において、抵抗回路を含み抵抗値を決めることにより
前記判定値が設定されてこの抵抗値に応じた信号を前記
判別装置に供給する判定値設定装置と、周囲温度に応じ
た信号を前記判別装置に供給する温度検出装置とを備え
て、前記判別装置は前記硬貨測定センサーから得られる
信号の値を周囲の温度変化に応じて補正するよう構成す
るものである。
に、本発明は、硬貨測定センサーにより検査硬貨の特性
を測定して、それにより得られる信号の値と判定値とを
判別装置にて照合することで硬貨を選別する硬貨選別装
置において、抵抗回路を含み抵抗値を決めることにより
前記判定値が設定されてこの抵抗値に応じた信号を前記
判別装置に供給する判定値設定装置と、周囲温度に応じ
た信号を前記判別装置に供給する温度検出装置とを備え
て、前記判別装置は前記硬貨測定センサーから得られる
信号の値を周囲の温度変化に応じて補正するよう構成す
るものである。
【0007】
【作用】あらかじめ判定値設定装置には、設定すべき判
定値に応じた信号が出力されるような抵抗値を定める。
この場合の判定値は、大きな温度変化は考慮しない範囲
で設定される。この設定後、硬貨選別装置に硬貨が投入
されて、判別装置に検査硬貨の特性を測定した信号が与
えられると、判別装置は温度検出装置からの周囲温度に
応じた信号に基づき、硬貨測定センサーから得られる信
号の値を周囲の温度変化に応じて補正する。そして、補
正した信号の値と判定値設定装置の判定値とを照合する
ことで硬貨の判別を行う。
定値に応じた信号が出力されるような抵抗値を定める。
この場合の判定値は、大きな温度変化は考慮しない範囲
で設定される。この設定後、硬貨選別装置に硬貨が投入
されて、判別装置に検査硬貨の特性を測定した信号が与
えられると、判別装置は温度検出装置からの周囲温度に
応じた信号に基づき、硬貨測定センサーから得られる信
号の値を周囲の温度変化に応じて補正する。そして、補
正した信号の値と判定値設定装置の判定値とを照合する
ことで硬貨の判別を行う。
【0008】
【実施例】図1は硬貨選別装置1の構成を示し、硬貨投
入口2に連通する硬貨通路3は開閉自在な一組の側壁8
(一方のみ図示している)の閉止により形成される。そ
して、硬貨レール4上を転動して硬貨通路3を通過する
硬貨は側壁に配設される硬貨測定センサーS1 ,S2 に
よりその特性が測定され、測定結果に基づき硬貨の適正
が判定される。硬貨レール4の終端には転動してくる硬
貨を受け入れ或るいは返却するための振り分けゲート7
を設けており、通常、側壁8より突出して硬貨を返却通
路11に導くようになっている。したがって、硬貨レー
ル4を転動してくる硬貨が偽貨である場合には、振り分
けゲート7は突出状態に維持されてこの硬貨は返却通路
11を通して返却される。一方、正貨であると振り分け
ゲート7は退出し、硬貨は正貨通路9へ導入される。振
り分けゲート7の下方には、正貨通路9に導入された硬
貨をその金種に応じて振り分ける振り分けゲート10を
更に設けており、正貨通路9に導入された硬貨はその種
類に応じた振り分けゲート10の動作にて、硬貨選別装
置1の下部に設けた硬貨種類毎の所定の硬貨パイプ(図
示せず)へと導かれるようになっている。
入口2に連通する硬貨通路3は開閉自在な一組の側壁8
(一方のみ図示している)の閉止により形成される。そ
して、硬貨レール4上を転動して硬貨通路3を通過する
硬貨は側壁に配設される硬貨測定センサーS1 ,S2 に
よりその特性が測定され、測定結果に基づき硬貨の適正
が判定される。硬貨レール4の終端には転動してくる硬
貨を受け入れ或るいは返却するための振り分けゲート7
を設けており、通常、側壁8より突出して硬貨を返却通
路11に導くようになっている。したがって、硬貨レー
ル4を転動してくる硬貨が偽貨である場合には、振り分
けゲート7は突出状態に維持されてこの硬貨は返却通路
11を通して返却される。一方、正貨であると振り分け
ゲート7は退出し、硬貨は正貨通路9へ導入される。振
り分けゲート7の下方には、正貨通路9に導入された硬
貨をその金種に応じて振り分ける振り分けゲート10を
更に設けており、正貨通路9に導入された硬貨はその種
類に応じた振り分けゲート10の動作にて、硬貨選別装
置1の下部に設けた硬貨種類毎の所定の硬貨パイプ(図
示せず)へと導かれるようになっている。
【0009】図2は選別処理回路の構成をブロックにて
示している。同図で、硬貨測定センサーS1 ,S2 は硬
貨通路中にそれぞれ発振磁界を誘起して、硬貨が通過し
たときにその硬貨が発振磁界に及ぼす影響度を電圧信号
で捉えて判別装置18に出力する。この場合、各硬貨測
定センサーS1 ,S2 は、それぞれが硬貨の異なる特性
例えば材質・板厚・直径等に感応するよう、その形状や
発振周波数に設定される。硬貨測定センサーS1 ,S2
は切換装置16を介してCPUにて構成される判別装置
18のA/D変換入力端子に接続されており、切換装置
16は判別装置18からの切換信号に応じて硬貨測定セ
ンサーS1 ,S2 のいずれかの信号を判別装置18に出
力するようになっている。
示している。同図で、硬貨測定センサーS1 ,S2 は硬
貨通路中にそれぞれ発振磁界を誘起して、硬貨が通過し
たときにその硬貨が発振磁界に及ぼす影響度を電圧信号
で捉えて判別装置18に出力する。この場合、各硬貨測
定センサーS1 ,S2 は、それぞれが硬貨の異なる特性
例えば材質・板厚・直径等に感応するよう、その形状や
発振周波数に設定される。硬貨測定センサーS1 ,S2
は切換装置16を介してCPUにて構成される判別装置
18のA/D変換入力端子に接続されており、切換装置
16は判別装置18からの切換信号に応じて硬貨測定セ
ンサーS1 ,S2 のいずれかの信号を判別装置18に出
力するようになっている。
【0010】判定値設定装置12は、直流定電圧電源V
cに抵抗R1 ,R2 の直列回路を接続して成る第1設定
部13と、直流定電圧電源Vcに抵抗R3 ,R4 の直列
回路を接続して成る第2設定部14とから成る。第1設
定部13の抵抗R1 は可変抵抗であり、抵抗R1 ,R2
の接続点の電圧値が硬貨測定センサーS1 により検査硬
貨の特性を測定して得られる信号の値と照合するための
第1判定値に対応するよう抵抗R1 の抵抗値は決められ
る。また、第2設定部14においては抵抗R3が可変抵
抗であり、抵抗R3 ,R4 の接続点の電圧値が硬貨測定
センサーS2 により検査硬貨の特性を測定して得られる
信号の値と照合するための第2判定値となるよう抵抗R
3 の抵抗値は決められる。
cに抵抗R1 ,R2 の直列回路を接続して成る第1設定
部13と、直流定電圧電源Vcに抵抗R3 ,R4 の直列
回路を接続して成る第2設定部14とから成る。第1設
定部13の抵抗R1 は可変抵抗であり、抵抗R1 ,R2
の接続点の電圧値が硬貨測定センサーS1 により検査硬
貨の特性を測定して得られる信号の値と照合するための
第1判定値に対応するよう抵抗R1 の抵抗値は決められ
る。また、第2設定部14においては抵抗R3が可変抵
抗であり、抵抗R3 ,R4 の接続点の電圧値が硬貨測定
センサーS2 により検査硬貨の特性を測定して得られる
信号の値と照合するための第2判定値となるよう抵抗R
3 の抵抗値は決められる。
【0011】そして、判定値設定装置12は、抵抗
R1,R2 の接続点及び抵抗R3,R4 の接続点がそれぞ
れ切換装置15を介して判別装置18のA/D変換入力
端子に接続されている。この場合も、切換装置15は判
別装置18に制御されて各接続点の電圧信号のいずれか
を判別装置18に出力するようになっている。図示しな
いが、この硬貨選別装置1は硬貨種類毎の分別を行うた
めに、硬貨種類に応じた第1設定部13及び第2設定部
14があり、硬貨種類に応じた第1判定値及び第2判定
値が設定される。
R1,R2 の接続点及び抵抗R3,R4 の接続点がそれぞ
れ切換装置15を介して判別装置18のA/D変換入力
端子に接続されている。この場合も、切換装置15は判
別装置18に制御されて各接続点の電圧信号のいずれか
を判別装置18に出力するようになっている。図示しな
いが、この硬貨選別装置1は硬貨種類毎の分別を行うた
めに、硬貨種類に応じた第1設定部13及び第2設定部
14があり、硬貨種類に応じた第1判定値及び第2判定
値が設定される。
【0012】温度検出装置5は、ダイオード6,抵抗R
5 ,R6 及びツェナ−ダイオード17から成り、ダイオ
ード6の温度特性を利用して、周囲温度に応じた信号を
判別装置18のA/D変換入力端子に出力する。抵抗R
5 とツェナ−ダイオード17は電源電圧Vcの変動分を
吸収することを目的にしている。かかる、温度検出装置
5によれば、電圧Vcを5Vで周囲温度が25℃のとき
にダイオード6のアノ−ド端の電圧が200mVとする
と、周囲温度が約50℃上昇するとダイオード6のアノ
−ド端の電圧は100mVまで低下し、また周囲温度が
約50℃低下するとダイオードのアノ−ド端の電圧は3
00mVまで上昇する。
5 ,R6 及びツェナ−ダイオード17から成り、ダイオ
ード6の温度特性を利用して、周囲温度に応じた信号を
判別装置18のA/D変換入力端子に出力する。抵抗R
5 とツェナ−ダイオード17は電源電圧Vcの変動分を
吸収することを目的にしている。かかる、温度検出装置
5によれば、電圧Vcを5Vで周囲温度が25℃のとき
にダイオード6のアノ−ド端の電圧が200mVとする
と、周囲温度が約50℃上昇するとダイオード6のアノ
−ド端の電圧は100mVまで低下し、また周囲温度が
約50℃低下するとダイオードのアノ−ド端の電圧は3
00mVまで上昇する。
【0013】判別装置18は、硬貨測定センサーS1 ,
S2 から得られる信号の値を温度検出装置が検出した周
囲の温度変化に応じて補正し、補正した信号の値と判定
値設定装置の判定値とを照合することで硬貨の判別を行
う。
S2 から得られる信号の値を温度検出装置が検出した周
囲の温度変化に応じて補正し、補正した信号の値と判定
値設定装置の判定値とを照合することで硬貨の判別を行
う。
【0014】この補正について説明する。図3は、周囲
温度の変化に対する判定値の変化を表す特性aと、真正
硬貨を検査したときに硬貨測定センサーS1 ,S2 から
得られる信号値の変化を表す特性bとを示している。こ
の特性図から、周囲温度が変動すると特性bは特性aと
比べて大きく変化することがわかる。そこで、判別装置
18は、硬貨測定センサーから測定信号が得られると、
そのときの周囲温度が25℃の基準温度からどの程度変
動したかにより測定信号の値Yに補正を加える。
温度の変化に対する判定値の変化を表す特性aと、真正
硬貨を検査したときに硬貨測定センサーS1 ,S2 から
得られる信号値の変化を表す特性bとを示している。こ
の特性図から、周囲温度が変動すると特性bは特性aと
比べて大きく変化することがわかる。そこで、判別装置
18は、硬貨測定センサーから測定信号が得られると、
そのときの周囲温度が25℃の基準温度からどの程度変
動したかにより測定信号の値Yに補正を加える。
【0015】具体的な補正の方法としては、測定信号の
値Yに、そのときの周囲温度に対応する特性aの値Aか
ら基準温度25℃のときの特性aの値Bを引いた値を加
算(Y+(A−B)=Y1)する演算を行う。そして、
判別装置18は、補正した測定信号の値Y1と判定値設
定装置25からの信号の値とを照合して検査硬貨の適正
を判別する。従って、判別装置18は、硬貨測定センサ
ーS1 ,S2 毎に、各硬貨種類の真正硬貨についての周
囲温度の変化に対する各硬貨測定センサーS1,S2 か
ら得られる信号値の変化を表す特性bをテーブルデータ
としてメモリ19に記憶しており、判別時にメモリ19
から上記補正式の演算で用いるAの値を読み取って補正
を行うようになっている。
値Yに、そのときの周囲温度に対応する特性aの値Aか
ら基準温度25℃のときの特性aの値Bを引いた値を加
算(Y+(A−B)=Y1)する演算を行う。そして、
判別装置18は、補正した測定信号の値Y1と判定値設
定装置25からの信号の値とを照合して検査硬貨の適正
を判別する。従って、判別装置18は、硬貨測定センサ
ーS1 ,S2 毎に、各硬貨種類の真正硬貨についての周
囲温度の変化に対する各硬貨測定センサーS1,S2 か
ら得られる信号値の変化を表す特性bをテーブルデータ
としてメモリ19に記憶しており、判別時にメモリ19
から上記補正式の演算で用いるAの値を読み取って補正
を行うようになっている。
【0016】そして、判別装置18は、硬貨測定センサ
ーS1 ,S2 のいずれの測定結果に基づく照合にても硬
貨の種類の判別が一致していると、最終的に検査硬貨は
当該硬貨種であるとの断を下し、その金種を示すデータ
を振り分けゲート駆動装置20及び硬貨信号出力装置2
1に出力する。これにより、振り分けゲート駆動装置2
0はその種類に応じて振り分けゲート7,9の駆動を制
御して、硬貨レール4を転動してくる検査硬貨を対応す
る硬貨パイプへ導入する。
ーS1 ,S2 のいずれの測定結果に基づく照合にても硬
貨の種類の判別が一致していると、最終的に検査硬貨は
当該硬貨種であるとの断を下し、その金種を示すデータ
を振り分けゲート駆動装置20及び硬貨信号出力装置2
1に出力する。これにより、振り分けゲート駆動装置2
0はその種類に応じて振り分けゲート7,9の駆動を制
御して、硬貨レール4を転動してくる検査硬貨を対応す
る硬貨パイプへ導入する。
【0017】
【発明の効果】本発明による硬貨選別装置は、硬貨測定
センサーにて得られた信号値で温度変化による変化分を
補正した後に判定値と照合するために、周囲温度の変動
による影響を受けることなく高精度に判別を行うことが
できる。
センサーにて得られた信号値で温度変化による変化分を
補正した後に判定値と照合するために、周囲温度の変動
による影響を受けることなく高精度に判別を行うことが
できる。
【図1】硬貨選別装置の構成図である。
【図2】硬貨選別装置の回路構成をブロックにて示す図
である。
である。
【図3】周囲温度の変化に対する判定値の変化を表す特
性a、及び真正硬貨を検査したときに硬貨測定センサー
から得られる信号値の変化を表す特性bとを示す図であ
る。
性a、及び真正硬貨を検査したときに硬貨測定センサー
から得られる信号値の変化を表す特性bとを示す図であ
る。
S1 ,S2 硬貨測定センサー 5 温度検出装置 12 判定値設定装置 18 判別装置
Claims (1)
- 【請求項1】 硬貨測定センサーにより検査硬貨の特性
を測定して、それにより得られる信号の値と判定値とを
判別装置にて照合することで硬貨を選別する硬貨選別装
置において、 抵抗回路を含み抵抗値を決めることにより前記判定値が
設定されてこの抵抗値に応じた信号を前記判別装置に供
給する判定値設定装置と、周囲温度に応じた信号を前記
判別装置に供給する温度検出装置とを備えて、前記判別
装置は前記硬貨測定センサーから得られる信号の値を周
囲の温度変化に応じて補正することを特徴とする硬貨選
別装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3951192A JPH05242332A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 硬貨選別装置 |
KR1019930002526A KR970000249B1 (ko) | 1992-02-26 | 1993-02-24 | 경화 선별 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3951192A JPH05242332A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 硬貨選別装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05242332A true JPH05242332A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=12555068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3951192A Pending JPH05242332A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 硬貨選別装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05242332A (ja) |
KR (1) | KR970000249B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6211404B2 (ja) * | 2013-12-03 | 2017-10-11 | 株式会社日本コンラックス | 硬貨処理装置 |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP3951192A patent/JPH05242332A/ja active Pending
-
1993
- 1993-02-24 KR KR1019930002526A patent/KR970000249B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR970000249B1 (ko) | 1997-01-08 |
KR930018427A (ko) | 1993-09-21 |
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