JPH05240118A - 内燃エンジンの蒸発燃料処理系の異常診断装置 - Google Patents
内燃エンジンの蒸発燃料処理系の異常診断装置Info
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- JPH05240118A JPH05240118A JP4080485A JP8048592A JPH05240118A JP H05240118 A JPH05240118 A JP H05240118A JP 4080485 A JP4080485 A JP 4080485A JP 8048592 A JP8048592 A JP 8048592A JP H05240118 A JPH05240118 A JP H05240118A
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- engine
- internal pressure
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- combustion engine
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M25/00—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
- F02M25/08—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
- F02M25/0809—Judging failure of purge control system
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
- Testing Of Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 本発明は、蒸発燃料排出抑止系の異常判定を
正確に行うことができる内燃エンジンの蒸発燃料処理系
の異常診断装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、エンジンの外部から該エンジンの
運転状態を診断する外部診断手段を備え、該外部診断手
段により所定の運転状態が成立していると判断されたと
きに、蒸発燃料排出抑止系を負圧状態S36に設定し、
該負圧状態に設定したときの前記タンク内圧検出手段S
39の出力値に基づいて前記蒸発燃料排出抑止系の異常
を判定する異常判定手段S41を有している。
正確に行うことができる内燃エンジンの蒸発燃料処理系
の異常診断装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、エンジンの外部から該エンジンの
運転状態を診断する外部診断手段を備え、該外部診断手
段により所定の運転状態が成立していると判断されたと
きに、蒸発燃料排出抑止系を負圧状態S36に設定し、
該負圧状態に設定したときの前記タンク内圧検出手段S
39の出力値に基づいて前記蒸発燃料排出抑止系の異常
を判定する異常判定手段S41を有している。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃エンジンの蒸発燃料
処理装置、特に内燃エンジンの燃料タンク内で発生する
蒸発燃料を吸気系に放出(パージ)するようにした蒸発
燃料排出抑止系の異常を診断することができる内燃エン
ジンの蒸発燃料処理装置に関する。
処理装置、特に内燃エンジンの燃料タンク内で発生する
蒸発燃料を吸気系に放出(パージ)するようにした蒸発
燃料排出抑止系の異常を診断することができる内燃エン
ジンの蒸発燃料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、燃料タンクと、吸気口が設け
られたキャニスタと、該キャニスタと前記燃料タンクと
を接続する燃料蒸気流通路に介装された第1の制御弁
と、前記キャニスタと内燃エンジンの吸気系とを接続す
るパージ通路に介装された第2の制御弁とからなる蒸発
燃料排出抑止系を備えた内燃エンジンの蒸発燃料処理装
置が広く用いられている。
られたキャニスタと、該キャニスタと前記燃料タンクと
を接続する燃料蒸気流通路に介装された第1の制御弁
と、前記キャニスタと内燃エンジンの吸気系とを接続す
るパージ通路に介装された第2の制御弁とからなる蒸発
燃料排出抑止系を備えた内燃エンジンの蒸発燃料処理装
置が広く用いられている。
【0003】この種の装置では蒸発燃料がキャニスタに
一時貯えられ、この貯えられた蒸発燃料がエンジンの吸
気系に放出(パージ)される。
一時貯えられ、この貯えられた蒸発燃料がエンジンの吸
気系に放出(パージ)される。
【0004】また、この種の蒸発燃料処理装置の異常判
定手法としては、燃料タンクのタンク内圧を検出するタ
ンク内圧検出手段を設けると共に、前記蒸発燃料排出抑
止系を強制的に所定の負圧状態に設定し、該負圧状態に
設定したときからのタンク内圧の経時的変化を前記タン
ク内圧検出手段により計測することにより異常か否かを
判定する手法が本願出願人によって既に提案されている
(特願平3−262857号)。
定手法としては、燃料タンクのタンク内圧を検出するタ
ンク内圧検出手段を設けると共に、前記蒸発燃料排出抑
止系を強制的に所定の負圧状態に設定し、該負圧状態に
設定したときからのタンク内圧の経時的変化を前記タン
ク内圧検出手段により計測することにより異常か否かを
判定する手法が本願出願人によって既に提案されている
(特願平3−262857号)。
【0005】上記先願技術によれば、前記蒸発燃料排出
抑止系の圧力変動がタンク内圧検出手段により検出さ
れ、前記圧力変動が所定値以下の場合は前記蒸発燃料排
出抑止系からの燃料蒸気のリークは少ないと判断して前
記蒸発燃料排出抑止系は正常と判定され、前記圧力変動
が所定値以上の場合は前記蒸発燃料排出抑止系からの大
量の燃料蒸気がリークしていると判断して前記蒸発燃料
排出抑止系は異常と判定される。
抑止系の圧力変動がタンク内圧検出手段により検出さ
れ、前記圧力変動が所定値以下の場合は前記蒸発燃料排
出抑止系からの燃料蒸気のリークは少ないと判断して前
記蒸発燃料排出抑止系は正常と判定され、前記圧力変動
が所定値以上の場合は前記蒸発燃料排出抑止系からの大
量の燃料蒸気がリークしていると判断して前記蒸発燃料
排出抑止系は異常と判定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料タンク
内の燃料液面は車輌の特定走行状態(例えば、加速運
転、減速運転、旋回運転等)により変化するため、これ
ら車輌の特定走行状態により燃料タンクのタンク内圧も
変動することとなる。
内の燃料液面は車輌の特定走行状態(例えば、加速運
転、減速運転、旋回運転等)により変化するため、これ
ら車輌の特定走行状態により燃料タンクのタンク内圧も
変動することとなる。
【0007】しかしながら、上記先願技術においては、
タンク内圧の圧力変動を基準にして前記蒸発燃料排出抑
止系の異常判定を行っているため、前記特定走行状態に
起因してタンク内圧の圧力変動が生じている場合は、前
記蒸発燃料排出抑止系が正常であるにもかかわらず、異
常であると誤判定する虞があるという問題点が新たに生
じてきた。
タンク内圧の圧力変動を基準にして前記蒸発燃料排出抑
止系の異常判定を行っているため、前記特定走行状態に
起因してタンク内圧の圧力変動が生じている場合は、前
記蒸発燃料排出抑止系が正常であるにもかかわらず、異
常であると誤判定する虞があるという問題点が新たに生
じてきた。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たものであって、前記蒸発燃料排出抑止系の異常判定を
正確に行うことができる内燃エンジンの蒸発燃料処理系
の異常診断装置を提供することを目的とする。
たものであって、前記蒸発燃料排出抑止系の異常判定を
正確に行うことができる内燃エンジンの蒸発燃料処理系
の異常診断装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、燃料タンクと、吸気口が設けられたキャニ
スタと、該キャニスタと前記燃料タンクとを接続する燃
料蒸気流通路に介装された第1の制御弁と、前記キャニ
スタと内燃エンジンの吸気系とを接続するパージ通路に
介装された第2の制御弁とからなる蒸発燃料排出抑止系
を備えた内燃エンジンの蒸発燃料処理系の異常診断装置
において、前記燃料タンクの内圧力を検出するタンク内
圧検出手段と、前記蒸発燃料排出抑止系を負圧状態にす
る減圧処理手段と、エンジンの外部から該エンジンの運
転状態を診断する外部診断手段とを備え、該外部診断手
段により所定の運転状態が成立していると診断されたと
きは、前記減圧処理手段により前記蒸発燃料排出抑止系
を負圧状態にしたときの前記タンク内圧検出手段の出力
値に基づいて前記蒸発燃料排出抑止系の異常を判定する
異常判定手段を有していることを特徴としている。
に本発明は、燃料タンクと、吸気口が設けられたキャニ
スタと、該キャニスタと前記燃料タンクとを接続する燃
料蒸気流通路に介装された第1の制御弁と、前記キャニ
スタと内燃エンジンの吸気系とを接続するパージ通路に
介装された第2の制御弁とからなる蒸発燃料排出抑止系
を備えた内燃エンジンの蒸発燃料処理系の異常診断装置
において、前記燃料タンクの内圧力を検出するタンク内
圧検出手段と、前記蒸発燃料排出抑止系を負圧状態にす
る減圧処理手段と、エンジンの外部から該エンジンの運
転状態を診断する外部診断手段とを備え、該外部診断手
段により所定の運転状態が成立していると診断されたと
きは、前記減圧処理手段により前記蒸発燃料排出抑止系
を負圧状態にしたときの前記タンク内圧検出手段の出力
値に基づいて前記蒸発燃料排出抑止系の異常を判定する
異常判定手段を有していることを特徴としている。
【0010】また、前記外部診断手段は、複数の所定運
転状態を表示する表示手段と、エンジンに対して異常診
断指令を発する指令手段とを有するのが好ましい。
転状態を表示する表示手段と、エンジンに対して異常診
断指令を発する指令手段とを有するのが好ましい。
【0011】また、前記外部診断手段は、複数の所定運
転状態が成立しているか否かを判定する運転状態判定手
段と、該運転状態判定手段により所定の運転状態が成立
したと判定されたときは前記エンジンに対して異常診断
指令を発する指令手段とを有し、さらには前記複数の所
定運転状態のうち未成立の運転状態を表示する表示手段
を有するのも好ましい。
転状態が成立しているか否かを判定する運転状態判定手
段と、該運転状態判定手段により所定の運転状態が成立
したと判定されたときは前記エンジンに対して異常診断
指令を発する指令手段とを有し、さらには前記複数の所
定運転状態のうち未成立の運転状態を表示する表示手段
を有するのも好ましい。
【0012】また、エンジンの作動状態を検出する作動
状態検出手段と、前記キャニスタの前記吸気口を開閉す
る第3の制御弁とを備え、前記減圧処理手段は、前記作
動状態検出手段によりエンジンの作動が検出されている
ときに前記第1〜第3の制御弁を制御して前記蒸発燃料
排出抑止系を負圧状態に設定している。
状態検出手段と、前記キャニスタの前記吸気口を開閉す
る第3の制御弁とを備え、前記減圧処理手段は、前記作
動状態検出手段によりエンジンの作動が検出されている
ときに前記第1〜第3の制御弁を制御して前記蒸発燃料
排出抑止系を負圧状態に設定している。
【0013】さらに、前記異常判定手段は、前記減圧処
理手段により前記蒸発燃料排出抑止系が所定の負圧状態
に移行するときのタンク内圧の経時的変化率と前記所定
の負圧状態に保持されたときからのタンク内圧の経時的
変化率に基づいて前記蒸発燃料排出抑止系の異常を判定
している。
理手段により前記蒸発燃料排出抑止系が所定の負圧状態
に移行するときのタンク内圧の経時的変化率と前記所定
の負圧状態に保持されたときからのタンク内圧の経時的
変化率に基づいて前記蒸発燃料排出抑止系の異常を判定
している。
【0014】
【作用】上記構成によれば、外部診断手段により所定の
運転状態が成立しているときのみ蒸発燃料排出抑止系の
異常判定が行なわれる。また、前記外部診断手段が、複
数の所定運転状態を表示する表示手段と、前記所定運転
状態が成立しているときにエンジンに対して異常診断指
令を発する指令手段とを有することにより、操作者(運
転者)は表示手段による表示に基づいて自ら異常判定を
行うための条件設定を行うことができ、かかる条件が充
足した後に異常判定手段による異常診断が実行される。
運転状態が成立しているときのみ蒸発燃料排出抑止系の
異常判定が行なわれる。また、前記外部診断手段が、複
数の所定運転状態を表示する表示手段と、前記所定運転
状態が成立しているときにエンジンに対して異常診断指
令を発する指令手段とを有することにより、操作者(運
転者)は表示手段による表示に基づいて自ら異常判定を
行うための条件設定を行うことができ、かかる条件が充
足した後に異常判定手段による異常診断が実行される。
【0015】また、前記外部診断手段が、複数の所定運
転状態が成立しているか否かを判定する運転状態判定手
段と、該運転状態判定手段により所定の運転状態が成立
したと判定されたときは前記エンジンに対して異常診断
指令を発する指令手段とを有し、さらには前記複数の所
定運転状態のうち未成立の運転状態を表示する表示手段
を有することにより、複数の所定運転状態のうち所要条
件を充たしていない未成立の運転状態が前記所要条件を
充たすように操作者(運転者等)自らが所定の操作を行
った後、異常判定手段による異常診断が実行される。
転状態が成立しているか否かを判定する運転状態判定手
段と、該運転状態判定手段により所定の運転状態が成立
したと判定されたときは前記エンジンに対して異常診断
指令を発する指令手段とを有し、さらには前記複数の所
定運転状態のうち未成立の運転状態を表示する表示手段
を有することにより、複数の所定運転状態のうち所要条
件を充たしていない未成立の運転状態が前記所要条件を
充たすように操作者(運転者等)自らが所定の操作を行
った後、異常判定手段による異常診断が実行される。
【0016】また、負圧状態の設定はエンジンが作動し
ているときに第1〜第3の制御弁を制御することにより
行うことができる。
ているときに第1〜第3の制御弁を制御することにより
行うことができる。
【0017】また、蒸発燃料排出抑止系の異常判定は、
蒸発燃料排出抑止系が所定の負圧状態に移行してからの
圧力変動に基づいてなされる。
蒸発燃料排出抑止系が所定の負圧状態に移行してからの
圧力変動に基づいてなされる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳説す
る。
る。
【0019】図1は本発明に係る内燃エンジンの蒸発燃
料処理系の異常診断装置の一実施例を示す全体構成図で
ある。
料処理系の異常診断装置の一実施例を示す全体構成図で
ある。
【0020】図中、1は例えば4気筒を有する内燃エン
ジン(以下、単に「エンジン」という)であって、該エ
ンジン1の吸気管2の途中にはスロットルボディ3が設
けられ、その内部にはスロットル弁3′が配されてい
る。また、スロットル弁3′にはスロットル弁開度(θ
TH)センサ4が連結されており、当該スロットル弁
3′の開度に応じた電気信号を出力して電子コントロー
ルユニット(以下「ECU」という)5に供給する。
ジン(以下、単に「エンジン」という)であって、該エ
ンジン1の吸気管2の途中にはスロットルボディ3が設
けられ、その内部にはスロットル弁3′が配されてい
る。また、スロットル弁3′にはスロットル弁開度(θ
TH)センサ4が連結されており、当該スロットル弁
3′の開度に応じた電気信号を出力して電子コントロー
ルユニット(以下「ECU」という)5に供給する。
【0021】燃料噴射弁6は、吸気管2の途中であって
エンジン1とスロットル弁3′との間の図示しない吸気
弁の少し上流側に各気筒毎に設けられている。また、各
燃料噴射弁6は燃料供給管7を介して燃料ポンプ8に接
続されると共にECU5に電気的に接続され、該ECU
5からの信号により燃料噴射の開弁時期が制御される。
エンジン1とスロットル弁3′との間の図示しない吸気
弁の少し上流側に各気筒毎に設けられている。また、各
燃料噴射弁6は燃料供給管7を介して燃料ポンプ8に接
続されると共にECU5に電気的に接続され、該ECU
5からの信号により燃料噴射の開弁時期が制御される。
【0022】吸気管2のスロットル弁3′の下流側には
負圧連通路9及びパージ管10が夫々分岐して設けら
れ、これら負圧連通路9及びパージ管10は後述する燃
料蒸気排出抑止系11に接続されている。
負圧連通路9及びパージ管10が夫々分岐して設けら
れ、これら負圧連通路9及びパージ管10は後述する燃
料蒸気排出抑止系11に接続されている。
【0023】さらに、吸気管2の前記パージ管10下流
側には分岐管12が設けられ、該分岐管12の先端には
絶対圧(PBA)センサ13が配設されている。また、
PBAセンサ13はECU5に電気的に接続され、PB
Aセンサ13により検出された吸気管2内の絶対圧PB
Aは電気信号に変換されてECU5に供給される。
側には分岐管12が設けられ、該分岐管12の先端には
絶対圧(PBA)センサ13が配設されている。また、
PBAセンサ13はECU5に電気的に接続され、PB
Aセンサ13により検出された吸気管2内の絶対圧PB
Aは電気信号に変換されてECU5に供給される。
【0024】また、分岐管12の下流側の吸気管2には
吸気温(TA)センサ14が装着され、該TAセンサ1
4により検出された吸気温TAは電気信号に変換され、
ECU5に供給される。
吸気温(TA)センサ14が装着され、該TAセンサ1
4により検出された吸気温TAは電気信号に変換され、
ECU5に供給される。
【0025】エンジン1のシリンダブロックの冷却水が
充満した気筒周壁にはサーミスタ等からなるエンジン水
温(TW)センサ15が挿着され、該TWセンサ15に
より検出されたエンジン冷却水温TWは電気信号に変換
されてECU5に供給される。
充満した気筒周壁にはサーミスタ等からなるエンジン水
温(TW)センサ15が挿着され、該TWセンサ15に
より検出されたエンジン冷却水温TWは電気信号に変換
されてECU5に供給される。
【0026】エンジン1の図示しないカム軸周囲または
クランク軸周囲にはエンジン回転数(NE)センサ16
が取り付けられている。
クランク軸周囲にはエンジン回転数(NE)センサ16
が取り付けられている。
【0027】NEセンサ16はエンジン1のクランク軸
の180度回転毎に所定のクランク角度位置で信号パル
ス(以下、「TDC信号パルス」という)を出力し、該
TDC信号パルスはECU5に供給される。
の180度回転毎に所定のクランク角度位置で信号パル
ス(以下、「TDC信号パルス」という)を出力し、該
TDC信号パルスはECU5に供給される。
【0028】変速機17は、車輪(図示せず)とエンジ
ン1との間に介装され、前記車輪は変速機17を介して
エンジン1により駆動される。
ン1との間に介装され、前記車輪は変速機17を介して
エンジン1により駆動される。
【0029】また、前記車輪には車速(VSP)センサ
18が取り付けられ、該VSPセンサ18により検出さ
れた車速VSPは電気信号に変換され、ECU5に供給
される。
18が取り付けられ、該VSPセンサ18により検出さ
れた車速VSPは電気信号に変換され、ECU5に供給
される。
【0030】また、エンジン1の排気管19の途中には
酸素濃度センサ(以下、「O2センサ」と称する)20
が設けられており、該O2センサ20により検出された
排気ガス中の酸素濃度は電気信号に変換されてECU5
に供給される。
酸素濃度センサ(以下、「O2センサ」と称する)20
が設けられており、該O2センサ20により検出された
排気ガス中の酸素濃度は電気信号に変換されてECU5
に供給される。
【0031】イグニッション・スイッチ(IGSW)セ
ンサ21はエンジン1が作動状態であることを示すIG
SWのオン状態を検出してその電気信号をECU5に供
給する。
ンサ21はエンジン1が作動状態であることを示すIG
SWのオン状態を検出してその電気信号をECU5に供
給する。
【0032】また、ECU5にはエアコンディショナ等
の電気装置100が接続され、該電気装置100からの
オン・オフ指令信号がECU5に供給される。
の電気装置100が接続され、該電気装置100からの
オン・オフ指令信号がECU5に供給される。
【0033】しかして、燃料蒸気排出抑止系11(以
下、「排出抑止系」という)は、燃料給油時に開蓋され
るフィラーキャップ22を備えた燃料タンク23と、吸
着剤としての活性炭24が内蔵されると共に上部に吸気
口(外気取入口)25が設けられたキャニスタ26と、
該キャニスタ26と前記燃料タンク23とを接続する燃
料蒸気流通路27と、該燃料蒸気流通路27に介装され
た第1の制御弁28とを備えている。
下、「排出抑止系」という)は、燃料給油時に開蓋され
るフィラーキャップ22を備えた燃料タンク23と、吸
着剤としての活性炭24が内蔵されると共に上部に吸気
口(外気取入口)25が設けられたキャニスタ26と、
該キャニスタ26と前記燃料タンク23とを接続する燃
料蒸気流通路27と、該燃料蒸気流通路27に介装され
た第1の制御弁28とを備えている。
【0034】また、前記燃料タンク23は、燃料ポンプ
8及び燃料供給管7を介して燃料噴射弁6に接続される
と共に、その上部にはタンク内圧(PT)センサ29及
び燃料量(FV)センサ30が設けられ、さらにその側
部には燃料温度(TF)センサ31が設けられている。
また、これらPTセンサ29、FVセンサ30及びTF
センサ31はいずれもECU5に電気的に接続されてい
る。そして、PTセンサ29は燃料タンク23の内圧
(PT)を検出してその電気信号をECU5に供給し、
FVセンサ30は燃料タンク23内の燃料量(FV)を
検出してその電気信号をECU5に供給し、さらにTF
センサ31は燃料タンク23内の燃料温度(TF)を検
出してその電気信号をECU5に供給する。
8及び燃料供給管7を介して燃料噴射弁6に接続される
と共に、その上部にはタンク内圧(PT)センサ29及
び燃料量(FV)センサ30が設けられ、さらにその側
部には燃料温度(TF)センサ31が設けられている。
また、これらPTセンサ29、FVセンサ30及びTF
センサ31はいずれもECU5に電気的に接続されてい
る。そして、PTセンサ29は燃料タンク23の内圧
(PT)を検出してその電気信号をECU5に供給し、
FVセンサ30は燃料タンク23内の燃料量(FV)を
検出してその電気信号をECU5に供給し、さらにTF
センサ31は燃料タンク23内の燃料温度(TF)を検
出してその電気信号をECU5に供給する。
【0035】第1の制御弁28は、正圧バルブ32と負
圧バルブ33とからなる2方向弁34と、該2方向弁3
4に一体的に付設された第1の電磁弁35とからなる。
すなわち、第1の電磁弁35のロッド35aの先端は前
記正圧バルブ32のダイヤフラム32aに当着され、前
記第1の制御弁28は2方向弁34と第1の電磁弁35
とが一体化されてなる。また、前記第1の電磁弁35は
ECU5に電気的に接続され、ECU5からの信号によ
り第1の電磁弁35の作動状態が制御される。そして、
第1の電磁弁35が励磁(オン)されると2方向弁34
の正圧バルブ32が強制的に押し開かれて第1の制御弁
28は開弁する一方、第1の電磁弁35が消磁(オフ)
しているときは第1の制御弁28は2方向弁34により
その開閉動作が制御される。
圧バルブ33とからなる2方向弁34と、該2方向弁3
4に一体的に付設された第1の電磁弁35とからなる。
すなわち、第1の電磁弁35のロッド35aの先端は前
記正圧バルブ32のダイヤフラム32aに当着され、前
記第1の制御弁28は2方向弁34と第1の電磁弁35
とが一体化されてなる。また、前記第1の電磁弁35は
ECU5に電気的に接続され、ECU5からの信号によ
り第1の電磁弁35の作動状態が制御される。そして、
第1の電磁弁35が励磁(オン)されると2方向弁34
の正圧バルブ32が強制的に押し開かれて第1の制御弁
28は開弁する一方、第1の電磁弁35が消磁(オフ)
しているときは第1の制御弁28は2方向弁34により
その開閉動作が制御される。
【0036】キャニスタ26に接続されるパージ管10
の管路にはパージ制御弁36(第2の制御弁)が介装さ
れ、さらに該パージ制御弁36のソレノイドはECU5
に接続されている。そして、パージ制御弁36はECU
5からの信号に応じて制御され、その開弁量をリニアに
変化させる。すなわち、ECU5から所望の制御量を出
力してパージ制御弁36の開弁量を制御する。
の管路にはパージ制御弁36(第2の制御弁)が介装さ
れ、さらに該パージ制御弁36のソレノイドはECU5
に接続されている。そして、パージ制御弁36はECU
5からの信号に応じて制御され、その開弁量をリニアに
変化させる。すなわち、ECU5から所望の制御量を出
力してパージ制御弁36の開弁量を制御する。
【0037】また、キャニスタ26とパージ制御弁36
との間には熱線式流量計(質量流量計)37が介装され
ている。この熱線式流量計37は、電流を通して加熱さ
れた白金線が気流にさらされると温度が低下してその電
気抵抗が減少することを利用したものであって、その出
力特性は燃料蒸気の濃度、流量及びパージ流量に応じて
変化し、これらの変化に応じた出力信号をECU5に供
給する。
との間には熱線式流量計(質量流量計)37が介装され
ている。この熱線式流量計37は、電流を通して加熱さ
れた白金線が気流にさらされると温度が低下してその電
気抵抗が減少することを利用したものであって、その出
力特性は燃料蒸気の濃度、流量及びパージ流量に応じて
変化し、これらの変化に応じた出力信号をECU5に供
給する。
【0038】また、キャニスタ26の吸気口25に接続
される負圧連通路9にはドレンシャット弁38が介装さ
れ、さらに該ドレンシャット弁38の下流側には第2の
電磁弁39が介装され、ドレンシャット弁38と第2の
電磁弁39とで第3の制御弁40を構成している。
される負圧連通路9にはドレンシャット弁38が介装さ
れ、さらに該ドレンシャット弁38の下流側には第2の
電磁弁39が介装され、ドレンシャット弁38と第2の
電磁弁39とで第3の制御弁40を構成している。
【0039】ドレンシャット弁38は、ダイアフラム4
1を介して大気室42と負圧室43とに画成されてい
る。さらに、大気室42は、弁体44aが内有された第
1室44と、大気導入口45aが設けられた第2室45
と、該第2室45と前記第1室44とを接続する狭窄部
47とからなり、弁体44aはロッド48を介してダイ
アフラム41に接続されている。また、負圧室43は、
第2の電磁弁39に連通されると共に矢印A方向に弾発
付勢するスプリング49が着座されている。
1を介して大気室42と負圧室43とに画成されてい
る。さらに、大気室42は、弁体44aが内有された第
1室44と、大気導入口45aが設けられた第2室45
と、該第2室45と前記第1室44とを接続する狭窄部
47とからなり、弁体44aはロッド48を介してダイ
アフラム41に接続されている。また、負圧室43は、
第2の電磁弁39に連通されると共に矢印A方向に弾発
付勢するスプリング49が着座されている。
【0040】第2の電磁弁39は、そのソレノイドが消
磁(オフ)されているときには大気供給口50を介して
負圧室43に大気が導入可能とされ、ソレノイドが励磁
(オン)されたときには負圧連通路9を介して吸気管2
に連通可能とされている。尚、51は逆止弁である。
磁(オフ)されているときには大気供給口50を介して
負圧室43に大気が導入可能とされ、ソレノイドが励磁
(オン)されたときには負圧連通路9を介して吸気管2
に連通可能とされている。尚、51は逆止弁である。
【0041】しかして、ECU5は、上述の各種センサ
からの入力信号波形を整形して電圧レベルを所定レベル
に修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する
等の機能を有する入力回路と、中央演算処理回路(以下
「CPU」という)と、該CPUで実行する演算プログ
ラムや演算結果等を記憶する記憶手段と、前記燃料噴射
弁6、第1及び第2の電磁弁35,39及びパージ制御
弁36に駆動信号を供給する出力回路とを備えている。
からの入力信号波形を整形して電圧レベルを所定レベル
に修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する
等の機能を有する入力回路と、中央演算処理回路(以下
「CPU」という)と、該CPUで実行する演算プログ
ラムや演算結果等を記憶する記憶手段と、前記燃料噴射
弁6、第1及び第2の電磁弁35,39及びパージ制御
弁36に駆動信号を供給する出力回路とを備えている。
【0042】また、ECU5にはリード線52を介して
外部診断機53が着脱自在に装着される。
外部診断機53が着脱自在に装着される。
【0043】外部診断機53は、具体的には図2に示す
ように、所定の運転状態の設定条件等が格納されたプロ
グラムカード54が挿入される挿入口55を有する液晶
パネル等の表示部56と、キーボード等を備えた操作部
57とからなる。そして、前記外部診断機53は、両端
がコネクタ58a,58bに固着されたリード線52を
介して車輌の計器板(ダッシュボード)下部に設けられ
た診断機用コネクタ59に着脱自在に取付可能とされ、
外部診断機53からの指令信号がエンジンのECU5に
供給可能とされている。尚、60はサービスチェックシ
グナル(SCS)端子であって、該SCS端子をジャン
プワイア等で短絡させることによりコンビネーションメ
ータ内の警告灯(図示せず)が特定回数点滅可能とされ
て車輌の異常箇所の推定が可能とされている。すなわ
ち、SCS端子の短絡をさせることにより前記警告灯を
特定回数点滅させ、かかる点滅回数に応じて車輌の異常
箇所が推定可能とされている。
ように、所定の運転状態の設定条件等が格納されたプロ
グラムカード54が挿入される挿入口55を有する液晶
パネル等の表示部56と、キーボード等を備えた操作部
57とからなる。そして、前記外部診断機53は、両端
がコネクタ58a,58bに固着されたリード線52を
介して車輌の計器板(ダッシュボード)下部に設けられ
た診断機用コネクタ59に着脱自在に取付可能とされ、
外部診断機53からの指令信号がエンジンのECU5に
供給可能とされている。尚、60はサービスチェックシ
グナル(SCS)端子であって、該SCS端子をジャン
プワイア等で短絡させることによりコンビネーションメ
ータ内の警告灯(図示せず)が特定回数点滅可能とされ
て車輌の異常箇所の推定が可能とされている。すなわ
ち、SCS端子の短絡をさせることにより前記警告灯を
特定回数点滅させ、かかる点滅回数に応じて車輌の異常
箇所が推定可能とされている。
【0044】次に、上記排出抑止系11の異常診断処理
手順について詳述する。
手順について詳述する。
【0045】図3は、前記異常診断処理手順の第1の実
施例を示すフローチャートである。まず、リード線52
を介して外部診断機53とECU5とを接続する(ステ
ップS1)。次いで、異常診断を行うべく運転状態の設
定条件が格納されたプログラムカード54がその挿入口
55を介して外部診断機53に装着されると前記所定の
運転状態が表示部56に表示される(ステップS2
2)。ここで、所定の運転状態としては、エンジン水温
TW、車速VSP、エンジン回転数NE、吸気管内絶対
圧PBA、エアコンディショナ等電気装置100の負荷
等について所定の設定条件を有しており、これら所定の
設定条件が表示部56に表示される。次いで、操作者
(運転者)が表示部56の表示内容に応じて前記設定条
件を充足するように条件操作(例えば、エアコンディシ
ョナのオフからオンへの切換)を行った後(ステップS
3)、外部診断機53からECU5に異常診断指令が発
せられたか否かを判別し(ステップS4)、その答が否
定(NO)のときはそのまま処理を終了する一方、その
答が肯定(YES)のときはステップS5に進んで、E
CU5でモニタ許可判断ルーチンを実行した後、該EC
U5で異常判定処理を実行して(ステップS6)処理を
終了する。
施例を示すフローチャートである。まず、リード線52
を介して外部診断機53とECU5とを接続する(ステ
ップS1)。次いで、異常診断を行うべく運転状態の設
定条件が格納されたプログラムカード54がその挿入口
55を介して外部診断機53に装着されると前記所定の
運転状態が表示部56に表示される(ステップS2
2)。ここで、所定の運転状態としては、エンジン水温
TW、車速VSP、エンジン回転数NE、吸気管内絶対
圧PBA、エアコンディショナ等電気装置100の負荷
等について所定の設定条件を有しており、これら所定の
設定条件が表示部56に表示される。次いで、操作者
(運転者)が表示部56の表示内容に応じて前記設定条
件を充足するように条件操作(例えば、エアコンディシ
ョナのオフからオンへの切換)を行った後(ステップS
3)、外部診断機53からECU5に異常診断指令が発
せられたか否かを判別し(ステップS4)、その答が否
定(NO)のときはそのまま処理を終了する一方、その
答が肯定(YES)のときはステップS5に進んで、E
CU5でモニタ許可判断ルーチンを実行した後、該EC
U5で異常判定処理を実行して(ステップS6)処理を
終了する。
【0046】また、図4は前記異常診断処理手順の第2
の実施例を示すフローチャートである。
の実施例を示すフローチャートである。
【0047】まず、第1の実施例と同様、リード線52
を介して外部診断機53とECU5とを接続する(ステ
ップS11)。外部診断機53は、ECU5からの情報
(エンジンの運転状態に関する情報)に基づいてモニタ
許可判断ルーチンを実行し(ステップS12)、モニタ
許可がなされなかった場合は、未成立の運転状態の設定
条件を表示部56に表示する(ステップS13)。そし
て、操作者が未成立の運転状態に対して所定の設定条件
が成立するように操作部57を操作した後(ステップS
14)、ステップS15に進みモニタ許可されたか否
か、すなわちフラグFMONが「1」か否かを判別す
る。そして、その答が否定(NO)のときはステップS
12に戻る一方、その答が肯定(YES)になるとステ
ップS16に進み、外部診断機53からECU5に異常
診断指令が発せられたか否かを判別し、その答が否定
(NO)のときはそのまま処理を終了する一方、その答
が肯定(YES)のときは異常判定処理を実行して(ス
テップS17)処理を終了する。尚、上記実施例では、
SCS端子60が短絡中であると否とにかかわらず異常
診断処理手順が実行されているが、SCS端子60が短
絡中であって、車輌の故障検知モードにあるときに前記
異常診断処理手順を実行するように構成してもよい。こ
の場合においては、車輌の他の箇所の異常診断と同時に
排出抑止系11の異常診断を行うことが可能となる。
を介して外部診断機53とECU5とを接続する(ステ
ップS11)。外部診断機53は、ECU5からの情報
(エンジンの運転状態に関する情報)に基づいてモニタ
許可判断ルーチンを実行し(ステップS12)、モニタ
許可がなされなかった場合は、未成立の運転状態の設定
条件を表示部56に表示する(ステップS13)。そし
て、操作者が未成立の運転状態に対して所定の設定条件
が成立するように操作部57を操作した後(ステップS
14)、ステップS15に進みモニタ許可されたか否
か、すなわちフラグFMONが「1」か否かを判別す
る。そして、その答が否定(NO)のときはステップS
12に戻る一方、その答が肯定(YES)になるとステ
ップS16に進み、外部診断機53からECU5に異常
診断指令が発せられたか否かを判別し、その答が否定
(NO)のときはそのまま処理を終了する一方、その答
が肯定(YES)のときは異常判定処理を実行して(ス
テップS17)処理を終了する。尚、上記実施例では、
SCS端子60が短絡中であると否とにかかわらず異常
診断処理手順が実行されているが、SCS端子60が短
絡中であって、車輌の故障検知モードにあるときに前記
異常診断処理手順を実行するように構成してもよい。こ
の場合においては、車輌の他の箇所の異常診断と同時に
排出抑止系11の異常診断を行うことが可能となる。
【0048】図5は、ECU5又は外部診断機53で実
行されるモニタ許可判断ルーチンのフローチャートであ
る(図3、ステップS5、又は図4、ステップS12参
照)。
行されるモニタ許可判断ルーチンのフローチャートであ
る(図3、ステップS5、又は図4、ステップS12参
照)。
【0049】まず、TWセンサ15により検出された現
在の冷却水温TWが所定下限値TWL(例えば、50
℃)と所定上限値TWH(例えば、90℃)の範囲内に
あるか否かを判別し(ステップS21)、その答が肯定
(YES)のときはTAセンサ14により検出される吸
気温が所定下限値TAL(例えば、70℃)と所定上限
値TAH(例えば、90℃)の範囲内にあるかを判別す
る(ステップS22)。そして、その答が肯定(YE
S)のときは、エンジンは暖機状態にあると判断してス
テップS23に進む。
在の冷却水温TWが所定下限値TWL(例えば、50
℃)と所定上限値TWH(例えば、90℃)の範囲内に
あるか否かを判別し(ステップS21)、その答が肯定
(YES)のときはTAセンサ14により検出される吸
気温が所定下限値TAL(例えば、70℃)と所定上限
値TAH(例えば、90℃)の範囲内にあるかを判別す
る(ステップS22)。そして、その答が肯定(YE
S)のときは、エンジンは暖機状態にあると判断してス
テップS23に進む。
【0050】ステップS23ではNEセンサ16により
検出されたエンジン回転数NEが所定下限値NEL(例
えば2000rpm)と所定上限値(例えば4000r
pm)の範囲内にあるか否かを判別する。そして、その
答が肯定(YES)のときはPBAセンサ13により検
出された吸気管内絶対圧PBAが所定下限値PBAL
(例えば350mmHG)と所定上限値PBAH(例えば−
150mmHG)の範囲内にあるか否かを判別する(ステッ
プS24)。そして、その答が肯定(YES)のときは
θTH(例えば1°)と所定上限値θTHH(例えば5
°)の範囲内にあるか否かを判別する(ステップS2
5)。そして、その答が肯定(YES)のときはVSP
センサ21により検出される車速VSPが所定値VX
(例えば、2km/hr)以下か否かを判別する(ステップ
S26)。そして、その答が肯定(YES)のときは車
輌は停止していると判断してステップS27に進む。
検出されたエンジン回転数NEが所定下限値NEL(例
えば2000rpm)と所定上限値(例えば4000r
pm)の範囲内にあるか否かを判別する。そして、その
答が肯定(YES)のときはPBAセンサ13により検
出された吸気管内絶対圧PBAが所定下限値PBAL
(例えば350mmHG)と所定上限値PBAH(例えば−
150mmHG)の範囲内にあるか否かを判別する(ステッ
プS24)。そして、その答が肯定(YES)のときは
θTH(例えば1°)と所定上限値θTHH(例えば5
°)の範囲内にあるか否かを判別する(ステップS2
5)。そして、その答が肯定(YES)のときはVSP
センサ21により検出される車速VSPが所定値VX
(例えば、2km/hr)以下か否かを判別する(ステップ
S26)。そして、その答が肯定(YES)のときは車
輌は停止していると判断してステップS27に進む。
【0051】ステップS27では、PTセンサ29及び
第1〜第3の制御弁28,36,39が正常に作動して
いるか否かを判別し、その答が肯定(YES)のときは
モニタ条件が成立したと判断してフラグFMONを
「1」に設定して(ステップS28)本プログラムを終
了する。一方、S21〜S27の各判断ステップの答の
うち少なくとも1つの答が否定(NO)となったときは
モニタ条件が成立していないと判断してフラグFMON
を「0」に設定し(ステップS29)、本プログラムを
終了する。
第1〜第3の制御弁28,36,39が正常に作動して
いるか否かを判別し、その答が肯定(YES)のときは
モニタ条件が成立したと判断してフラグFMONを
「1」に設定して(ステップS28)本プログラムを終
了する。一方、S21〜S27の各判断ステップの答の
うち少なくとも1つの答が否定(NO)となったときは
モニタ条件が成立していないと判断してフラグFMON
を「0」に設定し(ステップS29)、本プログラムを
終了する。
【0052】以下、異常判定処理(図3、ステップS6
又は図4、ステップS16)について詳述する。
又は図4、ステップS16)について詳述する。
【0053】図6は本実施例における第1、第2の電磁
弁35,39及びドレンシャット弁38並びに第2の制
御弁36の作動パターンとそのときのタンク内圧PTの
変化状態を示す図であって、本作動パターンはECU5
(CPU)からの信号により実行される。
弁35,39及びドレンシャット弁38並びに第2の制
御弁36の作動パターンとそのときのタンク内圧PTの
変化状態を示す図であって、本作動パターンはECU5
(CPU)からの信号により実行される。
【0054】まず、通常運転時(通常パージモード)に
おいては(図6、で示す)、第1の電磁弁35がオン
状態とされる一方、第2の電磁弁39はオフ状態とさ
れ、IGSWがオンしてIGSWセンサ18によりエン
ジンの作動が検出されるとパージ制御弁36がオンして
開弁する。そして、燃料タンク23内で発生した蒸発燃
料は燃料蒸気流通路27を経てキャニスタ26に流入
し、該キャニスタ26の吸着剤24によって一時吸着貯
蔵される。そして、上述の如く通常運転時には第2の電
磁弁39がオフしているためドレンシャット弁38は開
弁状態となり、大気導入口45aから外気がキャニスタ
26に供給され、キャニスタ26に流入した燃料蒸気
は、かかる外気と共に第2の制御弁36を介してパージ
管10にパージされる。尚、外気の影響などで燃料タン
ク23が冷却され該燃料タンク23内の負圧が増すと、
2方向弁34の負圧バルブ33が開弁し、キャニスタ2
6に貯蔵されている燃料蒸気は燃料タンク23に戻され
る。
おいては(図6、で示す)、第1の電磁弁35がオン
状態とされる一方、第2の電磁弁39はオフ状態とさ
れ、IGSWがオンしてIGSWセンサ18によりエン
ジンの作動が検出されるとパージ制御弁36がオンして
開弁する。そして、燃料タンク23内で発生した蒸発燃
料は燃料蒸気流通路27を経てキャニスタ26に流入
し、該キャニスタ26の吸着剤24によって一時吸着貯
蔵される。そして、上述の如く通常運転時には第2の電
磁弁39がオフしているためドレンシャット弁38は開
弁状態となり、大気導入口45aから外気がキャニスタ
26に供給され、キャニスタ26に流入した燃料蒸気
は、かかる外気と共に第2の制御弁36を介してパージ
管10にパージされる。尚、外気の影響などで燃料タン
ク23が冷却され該燃料タンク23内の負圧が増すと、
2方向弁34の負圧バルブ33が開弁し、キャニスタ2
6に貯蔵されている燃料蒸気は燃料タンク23に戻され
る。
【0055】しかして、エンジン1が上記モニタ許可判
断ルーチン(図5)でFMON=1に設定されたとき、
すなわち所定のモニタ許可条件を充足しているときは、
上記第1、第2の電磁弁35,39及びパージ制御弁3
6は以下の如く作動し、排出抑止系11の異常診断を行
う。
断ルーチン(図5)でFMON=1に設定されたとき、
すなわち所定のモニタ許可条件を充足しているときは、
上記第1、第2の電磁弁35,39及びパージ制御弁3
6は以下の如く作動し、排出抑止系11の異常診断を行
う。
【0056】まず、タンク内圧PTを大気に開放する
(図6、で示す)。すなわち、第1の電磁弁35をオ
ン状態に維持して燃料タンク23とキャニスタ26とを
連通状態にすると共に、第2の電磁弁39をオフ状態に
維持してドレンシャット弁38の開弁状態を維持し、さ
らにパージ制御弁36を開弁状態(オン状態)に維持し
てタンク内圧PTを大気に開放する。
(図6、で示す)。すなわち、第1の電磁弁35をオ
ン状態に維持して燃料タンク23とキャニスタ26とを
連通状態にすると共に、第2の電磁弁39をオフ状態に
維持してドレンシャット弁38の開弁状態を維持し、さ
らにパージ制御弁36を開弁状態(オン状態)に維持し
てタンク内圧PTを大気に開放する。
【0057】次いで、タンク内圧の変動量を計測する
(図6、で示す)。
(図6、で示す)。
【0058】すなわち、第2の電磁弁39をオフ状態に
維持してドレンシャット弁38を開弁状態に維持し、且
つパージ制御弁36を開弁状態に維持する一方、第1の
電磁弁35をオフ状態に切換えて大気開放時からのタン
ク内圧の変動量を計測し、燃料タンク23内の蒸気発生
量をチェックする。
維持してドレンシャット弁38を開弁状態に維持し、且
つパージ制御弁36を開弁状態に維持する一方、第1の
電磁弁35をオフ状態に切換えて大気開放時からのタン
ク内圧の変動量を計測し、燃料タンク23内の蒸気発生
量をチェックする。
【0059】次に排出抑止系11を減圧する(図6、
で示す)。すなわち、第1の電磁弁35及びパージ制御
弁36を開弁状態に維持する一方、第2の電磁弁39を
オンしてドレンシャット弁38を閉弁し、パージ管10
を介して生ずる吸気管2からの吸引力により排出抑止系
11を負圧状態にする。図中、TRは減圧処理時間を示
す。
で示す)。すなわち、第1の電磁弁35及びパージ制御
弁36を開弁状態に維持する一方、第2の電磁弁39を
オンしてドレンシャット弁38を閉弁し、パージ管10
を介して生ずる吸気管2からの吸引力により排出抑止系
11を負圧状態にする。図中、TRは減圧処理時間を示
す。
【0060】次に、リークダウンチェックを行う(図
6、で示す)。
6、で示す)。
【0061】すなわち、排出抑止系11が所定の負圧状
態になるとパージ制御弁36を閉弁し、PTセンサ29
によりタンク内圧PTの変化状況を調べる。そして、排
出抑止系11からのリークが無い場合は二点鎖線で示す
ようにタンク内圧PTの変化は殆ど生じず排出抑止系1
1は正常であると判定される一方、蒸発燃料が排出抑止
系11からリークしている場合は実線で示すようにタン
ク内圧が大気圧に近付くため、排出抑止系11に異常が
生じていると判定される。尚、排出抑止系11が所定時
間内に所定の負圧状態に到達しない場合は、後述するよ
うにこのリークダウンチェックは行なわない。
態になるとパージ制御弁36を閉弁し、PTセンサ29
によりタンク内圧PTの変化状況を調べる。そして、排
出抑止系11からのリークが無い場合は二点鎖線で示す
ようにタンク内圧PTの変化は殆ど生じず排出抑止系1
1は正常であると判定される一方、蒸発燃料が排出抑止
系11からリークしている場合は実線で示すようにタン
ク内圧が大気圧に近付くため、排出抑止系11に異常が
生じていると判定される。尚、排出抑止系11が所定時
間内に所定の負圧状態に到達しない場合は、後述するよ
うにこのリークダウンチェックは行なわない。
【0062】そして、異常判定終了後、通常パージに移
行する(図6、で示す)。
行する(図6、で示す)。
【0063】すなわち、第1の電磁弁35をオン状態に
維持したまま第2の電磁弁39をオフ状態に、またパー
ジ制御弁36を開弁状態に切換えて通常パージを行う。
尚、このとき、タンク内圧PTは大気開放状態となり大
気圧に略等しくなる。
維持したまま第2の電磁弁39をオフ状態に、またパー
ジ制御弁36を開弁状態に切換えて通常パージを行う。
尚、このとき、タンク内圧PTは大気開放状態となり大
気圧に略等しくなる。
【0064】以下、図示のフローチャートに基づき排出
抑止系11の異常判定処理について詳述する。
抑止系11の異常判定処理について詳述する。
【0065】図7は、上記排出抑止系11の異常判定処
理の制御手順を示すフローチャートであって、該制御手
順の実行はECU5(CPU)においてなされる。
理の制御手順を示すフローチャートであって、該制御手
順の実行はECU5(CPU)においてなされる。
【0066】まず、ステップS31で異常診断のモニタ
が許可されたか否か、すなわちフラグFMONが「1」
に設定されているか否かを判別する。そして、その答が
否定(NO)のときは第1〜第3の制御弁28,36,
40を通常パージモードに設定して処理を終了する一
方、その答が肯定(YES)のときは大気開放時のタン
ク内圧をチェックし(ステップS32)、そのチェック
が終了したか否かを判別する(ステップS33)。そし
て、その答が否定(NO)のときはそのまま処理を終了
する一方、その答が肯定(YES)、すなわちタンク内
圧のチェックが終了したと判断された場合は、次に第1
の電磁弁35をオフしてタンク内圧の変動をチェックし
(ステップS34)、そのチェックが終了したか否かを
判別する(ステップS35)。そして、その答が否定
(NO)のときは処理を終了する一方、その答が肯定
(YES)のときは第1〜第3の制御弁28,36,4
0を操作して燃料タンク23を含む排出抑止系11を減
圧処理する(ステップS36)。一方、前記減圧処理の
開始と同時にECU5に内蔵された第1のタイマtmP
RGをスタートさせ、そのタイマ値が所定時間T1を経
過したか否かを判断する(ステップS37)。ここで、
所定時間T1としては通常の状態にあるときに排出抑止
系11を所定の負圧状態にするに充分な時間に設定され
る。そして、ステップS37の答が肯定(YES)のと
きは燃料タンク23等に「穴明き」などが発生している
ため排出抑止系11を所定の負圧状態に設定することが
できない場合であると判断してステップS41に進む。
一方、ステップS37の答が否定(NO)のときは減圧
処理が終了したか否かを判別する(ステップS38)。
そして、その答が否定(NO)のときは処理を終了する
一方、その答が肯定(YES)のときは後述するリーク
ダウンチェックルーチンに基づき排出抑止系11から燃
料蒸気のリークが生じているか否かをチェックし(ステ
ップS39)、次いで、そのチェックが終了したか否か
を判別する(ステップS40)。そして、その答が否定
(NO)のときは処理を終了する一方、その答が肯定
(YES)のときはステップS41に進む。
が許可されたか否か、すなわちフラグFMONが「1」
に設定されているか否かを判別する。そして、その答が
否定(NO)のときは第1〜第3の制御弁28,36,
40を通常パージモードに設定して処理を終了する一
方、その答が肯定(YES)のときは大気開放時のタン
ク内圧をチェックし(ステップS32)、そのチェック
が終了したか否かを判別する(ステップS33)。そし
て、その答が否定(NO)のときはそのまま処理を終了
する一方、その答が肯定(YES)、すなわちタンク内
圧のチェックが終了したと判断された場合は、次に第1
の電磁弁35をオフしてタンク内圧の変動をチェックし
(ステップS34)、そのチェックが終了したか否かを
判別する(ステップS35)。そして、その答が否定
(NO)のときは処理を終了する一方、その答が肯定
(YES)のときは第1〜第3の制御弁28,36,4
0を操作して燃料タンク23を含む排出抑止系11を減
圧処理する(ステップS36)。一方、前記減圧処理の
開始と同時にECU5に内蔵された第1のタイマtmP
RGをスタートさせ、そのタイマ値が所定時間T1を経
過したか否かを判断する(ステップS37)。ここで、
所定時間T1としては通常の状態にあるときに排出抑止
系11を所定の負圧状態にするに充分な時間に設定され
る。そして、ステップS37の答が肯定(YES)のと
きは燃料タンク23等に「穴明き」などが発生している
ため排出抑止系11を所定の負圧状態に設定することが
できない場合であると判断してステップS41に進む。
一方、ステップS37の答が否定(NO)のときは減圧
処理が終了したか否かを判別する(ステップS38)。
そして、その答が否定(NO)のときは処理を終了する
一方、その答が肯定(YES)のときは後述するリーク
ダウンチェックルーチンに基づき排出抑止系11から燃
料蒸気のリークが生じているか否かをチェックし(ステ
ップS39)、次いで、そのチェックが終了したか否か
を判別する(ステップS40)。そして、その答が否定
(NO)のときは処理を終了する一方、その答が肯定
(YES)のときはステップS41に進む。
【0067】しかして、ステップS41では排出抑止系
11のシステム状態の判定処理を行ない、次に該判定処
理が終了したか否かを判別する(ステップS42)。そ
して、その答が否定(NO)のときは処理を終了する一
方、その答が肯定(YES)のときは排出抑止系11を
通常パージモードに設定して(ステップS43)処理を
終了する。
11のシステム状態の判定処理を行ない、次に該判定処
理が終了したか否かを判別する(ステップS42)。そ
して、その答が否定(NO)のときは処理を終了する一
方、その答が肯定(YES)のときは排出抑止系11を
通常パージモードに設定して(ステップS43)処理を
終了する。
【0068】次に、上記各処理ステップについて順次説
明する。
明する。
【0069】(1) 大気開放時のタンク内圧チェック(図
7、ステップS32) 図8は、大気開放時のタンク内圧チェックルーチンを示
すフローチャートであって、本プログラムはバックグラ
ウンド処理時に実行される。
7、ステップS32) 図8は、大気開放時のタンク内圧チェックルーチンを示
すフローチャートであって、本プログラムはバックグラ
ウンド処理時に実行される。
【0070】まず、ステップS51では排出抑止系11
をタンク内圧開放モードに設定し、第2のタイマtmA
TMPをスタートさせる。すなわち、第1の電磁弁35
をオン状態にすると共に、第2の電磁弁39をオフ状態
にしてドレンシャット弁38を開弁状態にし、さらにパ
ージ制御弁36を開弁状態にしてタンク内圧を大気に開
放する(図6、参照)。
をタンク内圧開放モードに設定し、第2のタイマtmA
TMPをスタートさせる。すなわち、第1の電磁弁35
をオン状態にすると共に、第2の電磁弁39をオフ状態
にしてドレンシャット弁38を開弁状態にし、さらにパ
ージ制御弁36を開弁状態にしてタンク内圧を大気に開
放する(図6、参照)。
【0071】そして、ステップS52では第2のタイマ
tmATMPのタイマ値が所定時間T2を経過したか否
かを判別する。ここで、所定時間T2としては排出抑止
系11の内圧力が安定し得る時間、例えば4secに設定
される。そして、その答が否定(NO)のときは本プロ
グラムを終了する一方、その答が肯定(YES)になっ
たときは、ステップS53に進み、PTセンサ29によ
り大気開放時のタンク内圧PATMを計測してECU5
に記憶させた後(ステップS53)、チェック終了フラ
グを立てて(ステップS54)本プログラムを終了す
る。
tmATMPのタイマ値が所定時間T2を経過したか否
かを判別する。ここで、所定時間T2としては排出抑止
系11の内圧力が安定し得る時間、例えば4secに設定
される。そして、その答が否定(NO)のときは本プロ
グラムを終了する一方、その答が肯定(YES)になっ
たときは、ステップS53に進み、PTセンサ29によ
り大気開放時のタンク内圧PATMを計測してECU5
に記憶させた後(ステップS53)、チェック終了フラ
グを立てて(ステップS54)本プログラムを終了す
る。
【0072】(2) タンク内圧変動チェック(図7、ステ
ップS34) 図9はタンク内圧変動チェックルーチンを示すフローチ
ャートであって、本プログラムはバックグラウンド処理
時に実行される。
ップS34) 図9はタンク内圧変動チェックルーチンを示すフローチ
ャートであって、本プログラムはバックグラウンド処理
時に実行される。
【0073】まず、ステップS61では排出抑止系11
をタンク内圧変動チェックモードに設定し、第3のタイ
マtmTPをスタートさせる。すなわち、パージ制御弁
36及びドレンシャット弁38を開弁状態に維持したま
ま第1の電磁弁35をオフ状態に切り換えて排出抑止系
11をタンク内圧変動チェックモードに設定する(図
6、参照)。
をタンク内圧変動チェックモードに設定し、第3のタイ
マtmTPをスタートさせる。すなわち、パージ制御弁
36及びドレンシャット弁38を開弁状態に維持したま
ま第1の電磁弁35をオフ状態に切り換えて排出抑止系
11をタンク内圧変動チェックモードに設定する(図
6、参照)。
【0074】そして、ステップS62では第3のタイマ
tmTPが所定時間T3(例えば10sec)経過したか
否かを判別する。そして、その答が否定(NO)のとき
はそのまま本プログラムを終了する一方、その答が肯定
(YES)のときは所定時間T3経過時のタンク内圧力
PCLSを計測してECU5に記憶させ(ステップS6
3)、数式(1)に基づき第1のタンク内圧変化率PV
ARIAを算出する(ステップ654)。
tmTPが所定時間T3(例えば10sec)経過したか
否かを判別する。そして、その答が否定(NO)のとき
はそのまま本プログラムを終了する一方、その答が肯定
(YES)のときは所定時間T3経過時のタンク内圧力
PCLSを計測してECU5に記憶させ(ステップS6
3)、数式(1)に基づき第1のタンク内圧変化率PV
ARIAを算出する(ステップ654)。
【0075】
【数1】 そして、上述の如く算出された第1のタンク内圧変化率
PVARIAをECU5に記憶してチェック終了フラグ
を立て(ステップS65)、本プログラムを終了する。
PVARIAをECU5に記憶してチェック終了フラグ
を立て(ステップS65)、本プログラムを終了する。
【0076】(3) タンク内圧減圧処理(図7、ステップ
S36) 図10は、タンク内圧減圧処理ルーチンを示すフローチ
ャートであって、本プログラムはバックグラウンド処理
時に実行される。
S36) 図10は、タンク内圧減圧処理ルーチンを示すフローチ
ャートであって、本プログラムはバックグラウンド処理
時に実行される。
【0077】まず、ステップS71では排出抑止系11
をタンク内圧減圧処理モードに設定する。すなわち、パ
ージ制御弁36を開弁状態に維持すると共に、第1の電
磁弁35をオン状態に、また第2の電磁弁をオンしてド
レンシャット弁38を閉弁状態に切換え(図6、参
照)、エンジン1の作動による吸引力によって排出抑止
系11を所定の負圧状態に設定する。次に、このときの
タンク内圧力PCHKが所定の負圧力P1(例えば、−
20mmHg)以上か否かを判別する(ステップS72)。
そして、その答が否定(NO)のときは本プログラムを
終了する一方、その答が肯定(YES)になったときは
処理終了フラグを立てて(ステップS73)、本プログ
ラムを終了する。
をタンク内圧減圧処理モードに設定する。すなわち、パ
ージ制御弁36を開弁状態に維持すると共に、第1の電
磁弁35をオン状態に、また第2の電磁弁をオンしてド
レンシャット弁38を閉弁状態に切換え(図6、参
照)、エンジン1の作動による吸引力によって排出抑止
系11を所定の負圧状態に設定する。次に、このときの
タンク内圧力PCHKが所定の負圧力P1(例えば、−
20mmHg)以上か否かを判別する(ステップS72)。
そして、その答が否定(NO)のときは本プログラムを
終了する一方、その答が肯定(YES)になったときは
処理終了フラグを立てて(ステップS73)、本プログ
ラムを終了する。
【0078】(4) リークダウンチェック(図7、ステッ
プS39) 図11は、リークダウンチェックルーチンを示すフロー
チャートであって、本プログラムはバックグラウンド処
理時に実行される。
プS39) 図11は、リークダウンチェックルーチンを示すフロー
チャートであって、本プログラムはバックグラウンド処
理時に実行される。
【0079】まず、ステップS81では排出抑止系11
をリークダウンチェックモードに設定する。すなわち、
第1の電磁弁35をオン状態に、またドレンシャット弁
38を閉弁状態に維持したままパージ制御弁36を閉弁
して排出抑止系11とエンジン1の吸気管2とを遮断す
る(図6、参照)。
をリークダウンチェックモードに設定する。すなわち、
第1の電磁弁35をオン状態に、またドレンシャット弁
38を閉弁状態に維持したままパージ制御弁36を閉弁
して排出抑止系11とエンジン1の吸気管2とを遮断す
る(図6、参照)。
【0080】次に、ステップS82に進み、リークダウ
ンチェック時のタンク内圧PSTが計測されたか否かを
判別する。最初のループではステップS82の答は否定
(NO)となるためステップS83に進み、タンク内圧
PSTを計測すると共に、第4のタイマtmLEAKを
「0」にセットしてスタートさせる。
ンチェック時のタンク内圧PSTが計測されたか否かを
判別する。最初のループではステップS82の答は否定
(NO)となるためステップS83に進み、タンク内圧
PSTを計測すると共に、第4のタイマtmLEAKを
「0」にセットしてスタートさせる。
【0081】次に、第4のタイマtmLEAKが所定時
間T4(例えば、10sec)を経過したか否かを判別す
る(ステップS84)。そして、最初のループではその
答は否定(NO)となるためそのまま本プログラムを終
了する。
間T4(例えば、10sec)を経過したか否かを判別す
る(ステップS84)。そして、最初のループではその
答は否定(NO)となるためそのまま本プログラムを終
了する。
【0082】一方、次回ループにおいては、上記したス
テップS82の答が肯定(YES)となるためステップ
S84に進み、第4のタイマtmLEAKが所定時間T
4を経過したか否かを判別する。そして、その答が否定
(NO)のときはそのまま本プログラムを終了する一
方、その答が肯定(YES)になるとリークダウンチェ
ックを行っている現在のタンク内圧PENDを計測して
ECU5に記憶させ(ステップS85)、数式(2)に
基づき第2のタンク内圧変化率PVARIBを算出する
(ステップS86)。
テップS82の答が肯定(YES)となるためステップ
S84に進み、第4のタイマtmLEAKが所定時間T
4を経過したか否かを判別する。そして、その答が否定
(NO)のときはそのまま本プログラムを終了する一
方、その答が肯定(YES)になるとリークダウンチェ
ックを行っている現在のタンク内圧PENDを計測して
ECU5に記憶させ(ステップS85)、数式(2)に
基づき第2のタンク内圧変化率PVARIBを算出する
(ステップS86)。
【0083】
【数2】 そして、上述の如く算出された第2のタンク内圧変化率
PVARIBをECU5に記憶してチェック終了フラグ
を立て(ステップS87)、本プログラムを終了する。
PVARIBをECU5に記憶してチェック終了フラグ
を立て(ステップS87)、本プログラムを終了する。
【0084】(5) システム状態判定処理(図7、ステッ
プS41) 図12は、異常判定処理ルーチンを示すフローチャート
であって、本プログラムはバックグラウンド処理時に実
行される。
プS41) 図12は、異常判定処理ルーチンを示すフローチャート
であって、本プログラムはバックグラウンド処理時に実
行される。
【0085】まず、ステップS91では減圧処理中に第
1のタイマtmPGRが所定時間T1を経過したか否か
を判別する。そして、その答が肯定(YES)のときは
燃料タンク23の「穴明き」等により排出抑止系11か
ら燃料蒸気の大量リークが発生していると判断してステ
ップS92に進み、第1のタンク内圧変化率PVARI
Aが所定値P2より大きいか否かを判別する。そして、
その答が否定(NO)のときはタンク内圧変動チェック
時におけるタンク内圧の上昇が低い場合であり、燃料タ
ンク23や配管接続部等から大量の燃料蒸気がリークし
ていると判断して排出抑止系11の異常を検出し(ステ
ップS93)、処理終了フラグを立てて(ステップS9
8)本プログラムを終了する。また、ステップS92の
答が否定(NO)のときはタンク内圧変動チェック時に
は多量の燃料蒸気が発生してタンク内圧が上昇(変動)
しているため、排出抑止系11を所定の負圧状態とする
ことができない場合であり、判定を保留して(ステップ
S94)処理終了フラグを立て(ステップS98)、本
プログラムを終了する。
1のタイマtmPGRが所定時間T1を経過したか否か
を判別する。そして、その答が肯定(YES)のときは
燃料タンク23の「穴明き」等により排出抑止系11か
ら燃料蒸気の大量リークが発生していると判断してステ
ップS92に進み、第1のタンク内圧変化率PVARI
Aが所定値P2より大きいか否かを判別する。そして、
その答が否定(NO)のときはタンク内圧変動チェック
時におけるタンク内圧の上昇が低い場合であり、燃料タ
ンク23や配管接続部等から大量の燃料蒸気がリークし
ていると判断して排出抑止系11の異常を検出し(ステ
ップS93)、処理終了フラグを立てて(ステップS9
8)本プログラムを終了する。また、ステップS92の
答が否定(NO)のときはタンク内圧変動チェック時に
は多量の燃料蒸気が発生してタンク内圧が上昇(変動)
しているため、排出抑止系11を所定の負圧状態とする
ことができない場合であり、判定を保留して(ステップ
S94)処理終了フラグを立て(ステップS98)、本
プログラムを終了する。
【0086】一方、ステップS91の答が否定(NO)
のとき、すなわち排出抑止系11を所定の負圧状態とす
ることができる場合は、ステップS95に進み、第2の
タンク内圧変化率PVARIBと第1のタンク内圧変化
率PVARIAとの偏差が所定値P3より大きいか否か
を判別する。
のとき、すなわち排出抑止系11を所定の負圧状態とす
ることができる場合は、ステップS95に進み、第2の
タンク内圧変化率PVARIBと第1のタンク内圧変化
率PVARIAとの偏差が所定値P3より大きいか否か
を判別する。
【0087】すなわち、タンク内圧変化率PVARIB
が排出抑止系11からのリークに起因するものなのか、
又は燃料タンク23内の蒸気発生量に起因するものなの
かを判別するため、第2のタンク内圧変化率PVARI
Bと第1のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所
定値P3より大きいか否かを判別する。そして、ステッ
プS95の答が否定(NO)のときは排出抑止系11は
正常であると判定して(ステップS96)、処理を終了
する。一方、ステップS95の答が肯定(YES)、す
なわち、第2のタンク内圧変化率PVARIBと第1の
タンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所定値P3よ
り大きいときは排出抑止系11から外部へリーク量が多
いために第2のタンク内圧変化率PVARIBが大きい
と判断し、排出抑止系11は異常であると判定し(ステ
ップS97)、処理を終了する。
が排出抑止系11からのリークに起因するものなのか、
又は燃料タンク23内の蒸気発生量に起因するものなの
かを判別するため、第2のタンク内圧変化率PVARI
Bと第1のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所
定値P3より大きいか否かを判別する。そして、ステッ
プS95の答が否定(NO)のときは排出抑止系11は
正常であると判定して(ステップS96)、処理を終了
する。一方、ステップS95の答が肯定(YES)、す
なわち、第2のタンク内圧変化率PVARIBと第1の
タンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所定値P3よ
り大きいときは排出抑止系11から外部へリーク量が多
いために第2のタンク内圧変化率PVARIBが大きい
と判断し、排出抑止系11は異常であると判定し(ステ
ップS97)、処理を終了する。
【0088】(6) 通常パージ(図7、ステップS43) 図14は、通常パージモードの各弁類の設定条件を示し
たフローチャートである。
たフローチャートである。
【0089】すなわち、第1の電磁弁35をオン状態に
又ドレンシャット弁39及びパージ制御弁36を開弁状
態にして通常パージモードに設定し、エンジン1からエ
ア吸引が可能な状態として(ステップS111)本プロ
グラムを終了する。
又ドレンシャット弁39及びパージ制御弁36を開弁状
態にして通常パージモードに設定し、エンジン1からエ
ア吸引が可能な状態として(ステップS111)本プロ
グラムを終了する。
【0090】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、燃料タン
クと、吸気口が設けられたキャニスタと、該キャニスタ
と前記燃料タンクとを接続する燃料蒸気流通路に介装さ
れた第1の制御弁と、前記キャニスタと内燃エンジンの
吸気系とを接続するパージ通路に介装された第2の制御
弁とからなる蒸発燃料排出抑止系を備えた内燃エンジン
の蒸発燃料処理系の異常診断装置において、前記燃料タ
ンクの内圧力を検出するタンク内圧検出手段と、前記蒸
発燃料排出抑止系を負圧状態にする減圧処理手段と、エ
ンジンの外部から該エンジンの運転状態を診断する外部
診断手段とを備え、該外部診断手段により所定の運転状
態が成立していると診断されたときは、前記減圧処理手
段により前記蒸発燃料排出抑止系を負圧状態にしたとき
の前記タンク内圧検出手段の出力値に基づいて前記蒸発
燃料排出抑止系の異常を判定する異常判定手段を有して
いるので、前記外部診断手段により所定の運転状態が成
立したのを確認した後、蒸発燃料排出抑止系の異常判定
が行なわれる。すなわち、車輌の走行状態をモニタする
ことにより、所望の運転状態が成立したときのみ蒸発燃
料排出抑止系の異常判定を実行することが可能となり前
記異常判定における誤判定を回避することができる。
クと、吸気口が設けられたキャニスタと、該キャニスタ
と前記燃料タンクとを接続する燃料蒸気流通路に介装さ
れた第1の制御弁と、前記キャニスタと内燃エンジンの
吸気系とを接続するパージ通路に介装された第2の制御
弁とからなる蒸発燃料排出抑止系を備えた内燃エンジン
の蒸発燃料処理系の異常診断装置において、前記燃料タ
ンクの内圧力を検出するタンク内圧検出手段と、前記蒸
発燃料排出抑止系を負圧状態にする減圧処理手段と、エ
ンジンの外部から該エンジンの運転状態を診断する外部
診断手段とを備え、該外部診断手段により所定の運転状
態が成立していると診断されたときは、前記減圧処理手
段により前記蒸発燃料排出抑止系を負圧状態にしたとき
の前記タンク内圧検出手段の出力値に基づいて前記蒸発
燃料排出抑止系の異常を判定する異常判定手段を有して
いるので、前記外部診断手段により所定の運転状態が成
立したのを確認した後、蒸発燃料排出抑止系の異常判定
が行なわれる。すなわち、車輌の走行状態をモニタする
ことにより、所望の運転状態が成立したときのみ蒸発燃
料排出抑止系の異常判定を実行することが可能となり前
記異常判定における誤判定を回避することができる。
【0091】具体的には、前記外部診断手段が、複数の
所定運転状態を表示する表示手段と、エンジンに対して
異常診断指令を発する指令手段とを有しているので、又
は複数の所定運転状態が成立しているか否かを判定する
運転状態判定手段と、該運転状態判定手段により所定の
運転状態が成立したと判定されたときは前記エンジンの
対して異常診断指令を発する指令手段とを有し、さらに
前記複数の所定運転状態のうち未成立の運転状態を表示
する表示手段を有しているので、操作者(運転者)自ら
の操作により異常判定手段実行のための条件設定を行う
ことができ、したがって、車輌の走行状態により液面変
化が生じていると推定される場合には、異常判定手段の
実行を禁止することが可能となり、車輌の走行状態に起
因した蒸発燃料排出抑止系11の異常診断の誤判定を確
実に回避することができる。
所定運転状態を表示する表示手段と、エンジンに対して
異常診断指令を発する指令手段とを有しているので、又
は複数の所定運転状態が成立しているか否かを判定する
運転状態判定手段と、該運転状態判定手段により所定の
運転状態が成立したと判定されたときは前記エンジンの
対して異常診断指令を発する指令手段とを有し、さらに
前記複数の所定運転状態のうち未成立の運転状態を表示
する表示手段を有しているので、操作者(運転者)自ら
の操作により異常判定手段実行のための条件設定を行う
ことができ、したがって、車輌の走行状態により液面変
化が生じていると推定される場合には、異常判定手段の
実行を禁止することが可能となり、車輌の走行状態に起
因した蒸発燃料排出抑止系11の異常診断の誤判定を確
実に回避することができる。
【0092】また、エンジンの作動状態を検出する作動
状態検出手段と、前記キャニスタの前記吸気口を開閉す
る第3の制御弁とを備え、前記減圧処理手段が、前記作
動状態検出手段によりエンジンの作動が検出されている
ときに第1〜第3の制御弁を制御することのみで蒸発燃
料排出抑止系を所定の負圧状態にすることができる。
状態検出手段と、前記キャニスタの前記吸気口を開閉す
る第3の制御弁とを備え、前記減圧処理手段が、前記作
動状態検出手段によりエンジンの作動が検出されている
ときに第1〜第3の制御弁を制御することのみで蒸発燃
料排出抑止系を所定の負圧状態にすることができる。
【0093】また、前記異常判定手段は、前記減圧処理
手段により前記蒸発燃料排出抑止系が所定の負圧状態に
移行するときのタンク内圧の経時的変化率と前記所定の
負圧状態に保持されたときからのタンク内圧の経時的変
化率に基づいて前記蒸発燃料排出抑止系の異常を判定す
ることにより、車輌停止中等に実行される異常診断処理
において異常診断の誤判定を防止することができる。
手段により前記蒸発燃料排出抑止系が所定の負圧状態に
移行するときのタンク内圧の経時的変化率と前記所定の
負圧状態に保持されたときからのタンク内圧の経時的変
化率に基づいて前記蒸発燃料排出抑止系の異常を判定す
ることにより、車輌停止中等に実行される異常診断処理
において異常診断の誤判定を防止することができる。
【図1】本発明に係る内燃エンジンの蒸発燃料処理系の
異常診断装置の一実施例を示す全体構成図である。
異常診断装置の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】外部診断装置の車輌の運転台への組込状態を説
明する説明図である。
明する説明図である。
【図3】異常診断処理手順を示す第1の実施例のフロー
チャートである。
チャートである。
【図4】異常診断処理手順を示す第2の実施例のフロー
チャートである。
チャートである。
【図5】モニタ許可判断ルーチンのフローチャートであ
る。
る。
【図6】第1,第2の電磁弁及びドレンシャット弁並び
にパージ制御弁の作動パターンを示す図である。
にパージ制御弁の作動パターンを示す図である。
【図7】異常判定処理ルーチンのフローチャートであ
る。
る。
【図8】大気開放時のタンク内圧チェックルーチンのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図9】タンク内圧変動チェックルーチンのフローチャ
ートである。
ートである。
【図10】タンク内圧減圧処理ルーチンのフローチャー
トである。
トである。
【図11】リークダウンチェックルーチンのフローチャ
ートである。
ートである。
【図12】システム状態判定処理ルーチンのフローチャ
ートである。
ートである。
【図13】異常判定マップ図である。
【図14】通常パージの設定手順を示すフローチャート
である。
である。
1 内燃エンジン 5 ECU(減圧処理手段、異常判定手段) 10 パージ通路 11 蒸発燃料排出抑止系 21 IGSWセンサ(作動状態検出手段) 23 燃料タンク 25 吸気口 26 キャニスタ 27 燃料蒸気流通路 28 第1の制御弁 29 PAセンサ(タンク内圧検出手段) 36 パージ制御弁(第2の制御弁) 40 第3の制御弁 53 外部診断機(外部診断手段、運転状態判定手段) 56 表示部(表示手段)
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】まず、ステップS91では減圧処理中に第
1のタイマtmPGRが所定時間T1を経過したか否か
を判別する。そして、その答が肯定(YES)のときは
燃料タンク23の「穴明き」等により排出抑止系11か
ら燃料蒸気の大量リークが発生していると判断してステ
ップS92に進み、第1のタンク内圧変化率PVARI
Aが所定値P2より小さいか否かを判別する。そして、
その答が肯定(YES)のときはタンク内圧変動チェッ
ク時におけるタンク内圧の上昇が低い場合であり、燃料
タンク23や配管接続部等から大量の燃料蒸気がリーク
していると判断して排出抑止系11の異常を検出し(ス
テップS93)、処理終了フラグを立てて(ステップS
98)本プログラムを終了する。また、ステップS92
の答が否定(NO)のときはタンク内圧変動チェック時
には多量の燃料蒸気が発生してタンク内圧が上昇(変
動)しているため、排出抑止系11を所定の負圧状態と
することができない場合であり、判定を保留して(ステ
ップS94)処理終了フラグを立て(ステップS9
8)、本プログラムを終了する。
1のタイマtmPGRが所定時間T1を経過したか否か
を判別する。そして、その答が肯定(YES)のときは
燃料タンク23の「穴明き」等により排出抑止系11か
ら燃料蒸気の大量リークが発生していると判断してステ
ップS92に進み、第1のタンク内圧変化率PVARI
Aが所定値P2より小さいか否かを判別する。そして、
その答が肯定(YES)のときはタンク内圧変動チェッ
ク時におけるタンク内圧の上昇が低い場合であり、燃料
タンク23や配管接続部等から大量の燃料蒸気がリーク
していると判断して排出抑止系11の異常を検出し(ス
テップS93)、処理終了フラグを立てて(ステップS
98)本プログラムを終了する。また、ステップS92
の答が否定(NO)のときはタンク内圧変動チェック時
には多量の燃料蒸気が発生してタンク内圧が上昇(変
動)しているため、排出抑止系11を所定の負圧状態と
することができない場合であり、判定を保留して(ステ
ップS94)処理終了フラグを立て(ステップS9
8)、本プログラムを終了する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】すなわち、タンク内圧変化率PVARIB
が排出抑止系11からのリークに起因するものなのか、
又は燃料タンク23内の蒸気発生量に起因するものなの
かを判別するため、第2のタンク内圧変化率PVARI
Bと第1のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所
定値P3より大きいか否かを判別する。ここで、所定値
P3は減圧処理時間TRに応じて図13に示す如く設定
される。すなわち、所定値P3は、減圧処理時間TRが
所定時間TR1より長いときは「P31」に設定され、
減圧処理時間TR1が前記所定時間TRより短いときは
「P32」(>P31)に設定される。そして、ステッ
プS95の答が否定(NO)のときは排出抑止系11は
正常であると判定して(ステップS96)、処理を終了
する。一方、ステップS95の答が肯定(YES)、す
なわち、第2のタンク内圧変化率PVARIBと第1の
タンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所定値P3よ
り大きいときは排出抑止系11から外部へリーク量が多
いために第2のタンク内圧変化率PVARIBが大きい
と判断し、排出抑止系11は異常であると判定し(ステ
ップS97)、処理を終了する。
が排出抑止系11からのリークに起因するものなのか、
又は燃料タンク23内の蒸気発生量に起因するものなの
かを判別するため、第2のタンク内圧変化率PVARI
Bと第1のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所
定値P3より大きいか否かを判別する。ここで、所定値
P3は減圧処理時間TRに応じて図13に示す如く設定
される。すなわち、所定値P3は、減圧処理時間TRが
所定時間TR1より長いときは「P31」に設定され、
減圧処理時間TR1が前記所定時間TRより短いときは
「P32」(>P31)に設定される。そして、ステッ
プS95の答が否定(NO)のときは排出抑止系11は
正常であると判定して(ステップS96)、処理を終了
する。一方、ステップS95の答が肯定(YES)、す
なわち、第2のタンク内圧変化率PVARIBと第1の
タンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所定値P3よ
り大きいときは排出抑止系11から外部へリーク量が多
いために第2のタンク内圧変化率PVARIBが大きい
と判断し、排出抑止系11は異常であると判定し(ステ
ップS97)、処理を終了する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 將嘉 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】 燃料タンクと、吸気口が設けられたキャ
ニスタと、該キャニスタと前記燃料タンクとを接続する
燃料蒸気流通路に介装された第1の制御弁と、前記キャ
ニスタと内燃エンジンの吸気系とを接続するパージ通路
に介装された第2の制御弁とからなる蒸発燃料排出抑止
系を備えた内燃エンジンの蒸発燃料処理系の異常診断装
置において、 前記燃料タンクの内圧力を検出するタンク内圧検出手段
と、前記蒸発燃料排出抑止系を負圧状態にする減圧処理
手段と、エンジンの外部から該エンジンの運転状態を診
断する外部診断手段とを備え、該外部診断手段により所
定の運転状態が成立していると診断されたときは、前記
減圧処理手段により前記蒸発燃料排出抑止系を負圧状態
にしたときの前記タンク内圧検出手段の出力値に基づい
て前記蒸発燃料排出抑止系の異常を判定する異常判定手
段を有していることを特徴とする内燃エンジンの蒸発燃
料処理系の異常診断装置。 - 【請求項2】 前記外部診断手段は、複数の所定運転状
態を表示する表示手段と、エンジンに対して異常診断指
令を発する指令手段とを有していることを特徴とする請
求項1記載の内燃エンジンの蒸発燃料処理系の異常診断
装置。 - 【請求項3】 前記外部診断手段は、複数の所定運転状
態が成立しているか否かを判定する運転状態判定手段
と、該運転状態判定手段により所定の運転状態が成立し
たと判定されたときは前記エンジンの対して異常診断指
令を発する指令手段とを有していることを特徴とする請
求項1記載の内燃エンジンの蒸発燃料処理系の異常診断
装置。 - 【請求項4】 前記外部診断手段は、前記複数の所定運
転状態のうち未成立の運転状態を表示する表示手段を有
していることを特徴とする請求項3記載の内燃エンジン
の蒸発燃料処理系の異常診断装置。 - 【請求項5】 エンジンの作動状態を検出する作動状態
検出手段と、前記キャニスタの前記吸気口を開閉する第
3の制御弁とを備え、前記減圧処理手段は、前記作動状
態検出手段によりエンジンの作動が検出されているとき
に前記第1〜第3の制御弁を制御して前記蒸発燃料排出
抑止系を負圧状態に設定することを特徴とする請求項1
乃至請求項4のいずれかに記載の内燃エンジンの蒸発燃
料処理系の異常診断装置。 - 【請求項6】 前記異常判定手段は、前記減圧処理手段
により前記蒸発燃料排出抑止系が所定の負圧状態に移行
するときのタンク内圧の経時的変化率と前記所定の負圧
状態に保持されたときからのタンク内圧の経時的変化率
に基づいて前記蒸発燃料排出抑止系の異常を判定するこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
の内燃エンジンの蒸発燃料処理系の異常診断装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4080485A JPH05240118A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 内燃エンジンの蒸発燃料処理系の異常診断装置 |
US08/020,831 US5485596A (en) | 1992-03-02 | 1993-02-22 | Abnormality diagnostic system for evaporative fuel-processing system of internal combustion engine for vehicles |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4080485A JPH05240118A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 内燃エンジンの蒸発燃料処理系の異常診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05240118A true JPH05240118A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=13719594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4080485A Pending JPH05240118A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 内燃エンジンの蒸発燃料処理系の異常診断装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5485596A (ja) |
JP (1) | JPH05240118A (ja) |
Cited By (2)
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1992
- 1992-03-02 JP JP4080485A patent/JPH05240118A/ja active Pending
-
1993
- 1993-02-22 US US08/020,831 patent/US5485596A/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
US5485596A (en) | 1996-01-16 |
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