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JPH05246866A - 脳代謝促進・脳機能改善剤 - Google Patents

脳代謝促進・脳機能改善剤

Info

Publication number
JPH05246866A
JPH05246866A JP4084725A JP8472592A JPH05246866A JP H05246866 A JPH05246866 A JP H05246866A JP 4084725 A JP4084725 A JP 4084725A JP 8472592 A JP8472592 A JP 8472592A JP H05246866 A JPH05246866 A JP H05246866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cerebral
metabolism
improving
agent
extract
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4084725A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Kato
邦彦 加藤
Masatoshi Nakano
昌俊 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RUIBOSUTEII JAPAN KK
Original Assignee
RUIBOSUTEII JAPAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RUIBOSUTEII JAPAN KK filed Critical RUIBOSUTEII JAPAN KK
Priority to JP4084725A priority Critical patent/JPH05246866A/ja
Publication of JPH05246866A publication Critical patent/JPH05246866A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 アスパラサス・リネアリス抽出物を有効成分
とする脳代謝促進・脳機能改善治療剤。 【効果】 ヒトを含む哺乳動物の脳代謝を活発にして記
憶、脳機能を改善し、老年性痴呆およびパーキンソン病
等の脳・神経疾患を副作用なく治療または改善をするこ
とができる。また、副作用がないため飲食等による服用
によって、迅速に脳機能を改善治療することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マメ科に属するアスパ
ラサス・リネアリスの含有成分を有効成分とする脳代謝
促進および脳機能改善治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より,老人性痴呆、パーキンソン病
など脳機能に関わる脳代謝促進・脳機能改善治療剤とし
て、アバン(武田薬品)、L−ドーパなどが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アバン等の老
人性痴呆改善剤あるいはL−ドーパなどのパーキンソン
病改善治療剤は、短期的には脳代謝は促進されるもの
の、根本的に脳代謝を改善するに至っていない。またア
バンやL−ドーパの副作用としては、手足のしびれ、め
まい、ふらつき感、頭痛などの神経系障害と興奮、せん
妄、不穏、不眠などの精神障害、さらには軟便、下痢、
はき気、食欲不振、胃痛、腹部不快感などの消化器系の
障害が知られている。
【0004】また、老人性痴呆、パーキンソン病の治療
は難しく、効果が薄いか長時間を要するため、十分な効
果のあるものは知られていなかった。
【0005】本発明は、副作用が少なく、神経伝達物質
の代謝、蛋白質代謝等、老年者の脳代謝を活発にして記
憶、脳機能を改善する脳代謝促進剤・脳機能改善治療剤
を提供することを目的とする。
【0006】そこで、本発明者らは、前記目的を解決す
るために鋭意研究を重ねた結果、マメ科に属するアスパ
ラサス・リネアリス抽出物が、副作用なく脳代謝促進・
脳機能改善治療に有効であることを見いだし、本発明を
完成した。
【0007】本発明の有効成分は、アスパラサス・リネ
アリスの抽出液からなり、抽出法としては、アスパラサ
ス・リネアリスの葉または茎を水及び/または有機溶媒
で抽出し、該抽出液より抽出溶媒を留去する方法、また
はアスパラサス・リネアリスの葉または茎を粉砕するこ
とによって得ることができる。また、通常の日本茶、中
国茶、紅茶などの製法と同様に抽出してもよい。
【0008】水で抽出する場合には、アスパラサス・リ
ネアリスの50〜1000倍の水を加え、沸騰後、さら
に5〜30分程度沸騰抽出するのが好ましい。また、通
常の茶と同様抽出するときは、アスパラサス・リネアリ
スの乾燥葉の50〜500倍の80〜100度の湯で3
〜30分程度放置して抽出液を得る。
【0009】有機溶媒の具体例としては、メタノール、
エタノール、アセトン等が挙げられ、抽出にあたって、
温時抽出等慣用手段を用いることができる。また、抽出
液の分離も、デカンテーションや遠心分離等の慣用手段
を用いることができる。
【0010】抽出溶媒の留去も凍結乾燥等の慣用手段を
用いることができる。また、アスパラサス・リネアリス
そのものを粉砕し、粉末化して用いることもできる。
【0011】本組成物は、有効成分を生理学的に許容さ
れうる担体、賦形剤、結合剤、希釈剤と混合し、たとえ
ば顆粒剤、粉剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤、塗布
剤、シロップ、坐剤、注射剤として経口または非経口的
に、または、混合してそのまま溶液、粉末顆粒、錠剤、
乳剤、ゼリー状など任意の形態で単独投与、濃縮液を利
用、または他の飲食物に混合して飲食することもでき
る。
【0012】投与量は、対象となる疾患の種類、程度に
より異なるが、飲料として常用する場合には、1〜5g
乾燥葉/1溶液を100〜1500ml/日飲食するの
が好ましい。
【0013】アスパラサス・リネアリスは、ラットに対
する急性毒性で死亡例は皆無であり、生化学検査および
病理組織学的検査においても異常が認められなかった。
【0014】
【効果】本発明は、ヒトを含む哺乳動物の脳代謝を活発
にして記憶、脳機能を改善し、老年性痴呆およびパーキ
ンソン病等の脳・神経疾患を副作用なく治療または改善
をすることができる。また、副作用がないため飲食等に
よる服用によって、迅速に脳機能を改善治療することが
できる。
【0015】
【実施例】
製造例 採取したアスパラス・リネアリスの葉(茎つき)を、5
mm長に切断後、ローリング、酵素醗酵、天日乾燥の工
程を経て乾燥葉とする。乾燥は1〜5gを水1.5〜2
リットルで5〜30分間沸騰させ抽出液を得た。
【0016】
【実施例】
実施例1[脳代謝促進実験] 製造例で得た抽出液をラット(SD系、雄)に日常摂取
する水のかわりに飲ませた抽出液投与群と、通常の水を
飲ませたラット(コントロール群)に分け、ラットの脳
に微小透析チューブ用のガイドカニューレを手術的にに
埋め込み、手術後、20時間以上経過後に微小透析チュ
ーブを挿入して、透析によって脳内ニューロトランスミ
ッター(神経伝達物質)を取りだし、高速液体クロマト
グラフィー(HPLC)に接続して、電気化学検出器で
脳代謝促進の状況を検出した。その結果を表1に示す。
【表1】 表1より、抽出液投与群ではドパミン代謝物等が増加し
脳代謝が促進していることが明らかになった。
【0017】実施例2[痴呆症状改善実験] 製造例で得た抽出液を凍結乾燥器で乾燥した乾燥粉末
(1g;3g乾燥葉相当)を、食欲無く、散歩を忘れ、
ボーッとした状態の高齢な犬5匹に投与して症状の改善
を調べた。その結果を表2に示す。
【表2】 投与後、5匹中4匹の高齢犬の元気が回復し、食欲もで
て散歩に行きたがるようになった。
【0018】アスパラサス・リネアリスの化学分析結果
は下記の通りである。 鉄 23.40mg/100g カルシウム 187.00mg/100g カリウム 398.00mg/100g マグネシウム 207.00mg/100g 銅 2.25ppm 亜鉛 6.74ppm セレン 0.13ppm ビタミンE 17.00mg/100g たんぱく質 8.00% フラボノイド 41.00mg/100g 抗酸化能・SOD様力価 69,000unit/g 酸不溶性蛋白成分 150mg/100g 香気成分 100mg/100g 糖含有化合物 690mg/100g
【0019】また香気成分として、カルボニル化合物
(15%)、カロチノイド分解物(17%)、炭素数2
〜12の有機酸(22%)、フェノール化合物(13
%)、芳香族含酸素化合物(7%)、芳香族炭化水素
(5.5%)、テルペノイド(4%)などを含有する。
なお、酸不溶性蛋白質とは比較的分子量の大きな蛋白成
分である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスパラサス・リネアリス抽出物を有効
    成分とする脳代謝促進・脳機能改善治療剤。
JP4084725A 1992-03-06 1992-03-06 脳代謝促進・脳機能改善剤 Pending JPH05246866A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4084725A JPH05246866A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 脳代謝促進・脳機能改善剤

Applications Claiming Priority (1)

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JP4084725A JPH05246866A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 脳代謝促進・脳機能改善剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05246866A true JPH05246866A (ja) 1993-09-24

Family

ID=13838667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4084725A Pending JPH05246866A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 脳代謝促進・脳機能改善剤

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JP (1) JPH05246866A (ja)

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