JPH0524403Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0524403Y2 JPH0524403Y2 JP1986190182U JP19018286U JPH0524403Y2 JP H0524403 Y2 JPH0524403 Y2 JP H0524403Y2 JP 1986190182 U JP1986190182 U JP 1986190182U JP 19018286 U JP19018286 U JP 19018286U JP H0524403 Y2 JPH0524403 Y2 JP H0524403Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- fitted
- flange portion
- main shaft
- center hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は工作機械主軸の工具装着装置の改良に
関する。
関する。
(従来技術とその問題点)
従来、工作機械の主軸に工具を装着する装置と
しては、第3図に示すように、主軸1の中心孔1
aのテーパ前部に工具2のテーパ部を嵌入させる
とともに、該中心孔1aに嵌合された引きねじ棒
3を後部ハンドル4で回して、前端おねじ部3a
を工具2のめねじ部2aに螺合させるようにした
ものが提案されている(実開昭58−184238号公報
参照)。
しては、第3図に示すように、主軸1の中心孔1
aのテーパ前部に工具2のテーパ部を嵌入させる
とともに、該中心孔1aに嵌合された引きねじ棒
3を後部ハンドル4で回して、前端おねじ部3a
を工具2のめねじ部2aに螺合させるようにした
ものが提案されている(実開昭58−184238号公報
参照)。
しかしながら、この装置では、引きねじ棒3を
緩めて工具2を中心孔1aのテーパ前部から外す
ときに、引きねじ棒3を後部からハンマー等でた
たく必要があるので、工具交換に時間がかかると
ともに、各ねじ部2a,3aを損壊したり、軸受
5,6の精度に悪影響を与える等の問題があつ
た。
緩めて工具2を中心孔1aのテーパ前部から外す
ときに、引きねじ棒3を後部からハンマー等でた
たく必要があるので、工具交換に時間がかかると
ともに、各ねじ部2a,3aを損壊したり、軸受
5,6の精度に悪影響を与える等の問題があつ
た。
(考案の目的)
本考案は上記従来の問題を解消するためになさ
れたもので、工具を迅速かつ安全に交換できるよ
うにすることを目的とするものである。
れたもので、工具を迅速かつ安全に交換できるよ
うにすることを目的とするものである。
(考案の構成)
このため本考案は、工作機械の主軸に明けられ
た中心孔の後部に、ナツト部材が回転自在に嵌合
され、該中心孔に、ロツク部材が回転かつ前後移
動自在に嵌合されていて、該ロツク部材の後部に
は上記ナツト部材に螺合するおねじ部が形成さ
れ、該ロツク部材の前部には略小判状に切欠かれ
たフランジ部が形成される一方、上記主軸の中心
孔の前部に嵌合して支持される工具に、上記ロツ
ク部材のフランジ部へ軸方向から嵌入可能な略小
判状孔と、該フランジ部が所定角度で回転された
ときに、該フランジ部に係止される係止部とが形
成されていることを特徴とするものである。
た中心孔の後部に、ナツト部材が回転自在に嵌合
され、該中心孔に、ロツク部材が回転かつ前後移
動自在に嵌合されていて、該ロツク部材の後部に
は上記ナツト部材に螺合するおねじ部が形成さ
れ、該ロツク部材の前部には略小判状に切欠かれ
たフランジ部が形成される一方、上記主軸の中心
孔の前部に嵌合して支持される工具に、上記ロツ
ク部材のフランジ部へ軸方向から嵌入可能な略小
判状孔と、該フランジ部が所定角度で回転された
ときに、該フランジ部に係止される係止部とが形
成されていることを特徴とするものである。
(考案の効果)
本考案によれば、ナツト部材の緩め方向回りの
回転操作でロツク部材をつれ回してフランジ部を
工具の孔に一致させることにより、工具を主軸か
ら軸方向に取外せる一方、ナツト部材の締め方向
回りの回転操作でロツク部材をつれ回してフラン
ジ部を工具の係止部に係止させることにより、工
具を主軸に取付けることができる。
回転操作でロツク部材をつれ回してフランジ部を
工具の孔に一致させることにより、工具を主軸か
ら軸方向に取外せる一方、ナツト部材の締め方向
回りの回転操作でロツク部材をつれ回してフラン
ジ部を工具の係止部に係止させることにより、工
具を主軸に取付けることができる。
したがつて、工具の脱着がナツト部材の回転操
作だけで確実に行なうことができ、従来のよう
に、ロツク部材をハンマー等でたたく必要がない
ので、工具交換が迅速に行なえるとともに、ねじ
部の損壊や軸受の精度に悪影響を与えることもな
い。
作だけで確実に行なうことができ、従来のよう
に、ロツク部材をハンマー等でたたく必要がない
ので、工具交換が迅速に行なえるとともに、ねじ
部の損壊や軸受の精度に悪影響を与えることもな
い。
(実施例)
以下、本考案の実施例を添付図面について詳細
に説明する。
に説明する。
第1図に示すように、工作機械10の主軸台1
1には、前ベアリング12と後ベアリング13と
で主軸14が回転自在に支承され、該主軸14に
キー15で固定された歯車16に、モータ(不図
示)に連動する歯車17が噛合されていて、モー
タにより主軸14が回転されるようになる。
1には、前ベアリング12と後ベアリング13と
で主軸14が回転自在に支承され、該主軸14に
キー15で固定された歯車16に、モータ(不図
示)に連動する歯車17が噛合されていて、モー
タにより主軸14が回転されるようになる。
該主軸14には軸方向に貫通する中心孔18が
明けられ、該中心孔18の前部18aと後部18
cは大径に設定され、中間部18bは小径に設定
されている。
明けられ、該中心孔18の前部18aと後部18
cは大径に設定され、中間部18bは小径に設定
されている。
該中心孔18の後部18cには、中心部にめね
じ部19aを有するナツト部材19が回転自在に
嵌合されて、止め輪20で軸方向に抜けないよう
に係止されている。
じ部19aを有するナツト部材19が回転自在に
嵌合されて、止め輪20で軸方向に抜けないよう
に係止されている。
該中心孔18の中間部18bには、ロツク部材
21が回転自在かつ前後移動自在に嵌合され、該
ロツク部材21の後部には、上記ナツト部材19
のめねじ部19aに螺合するおねじ部21aが形
成されている。
21が回転自在かつ前後移動自在に嵌合され、該
ロツク部材21の後部には、上記ナツト部材19
のめねじ部19aに螺合するおねじ部21aが形
成されている。
該ロツク部材21の前部には、第2図aに詳細
に示すように、略小判状に切欠かれたフランジ部
21bが形成されている。
に示すように、略小判状に切欠かれたフランジ部
21bが形成されている。
上記中心孔18の前部18aには、工具22の
端部22aが軸方向から嵌合されて支持される。
端部22aが軸方向から嵌合されて支持される。
該工具22の端部には、軸方向のセツト孔23
が明けられ、該セツト孔23の外側部は、上記ロ
ツク部材21のフランジ部21bへ軸方向から嵌
入可能な小判状孔23aに形成され、内側部はロ
ツク部材21のフランジ部21bが回転しうる円
状孔23bに形成されていて、該円状孔23bと
小判状孔23aとの境壁23cがフランジ部21
bに係止される係止部として作用する。
が明けられ、該セツト孔23の外側部は、上記ロ
ツク部材21のフランジ部21bへ軸方向から嵌
入可能な小判状孔23aに形成され、内側部はロ
ツク部材21のフランジ部21bが回転しうる円
状孔23bに形成されていて、該円状孔23bと
小判状孔23aとの境壁23cがフランジ部21
bに係止される係止部として作用する。
該境壁23cには、第2図a及び第2図bに詳
細に示すように、ロツク部材21のフランジ部2
1bを、工具21の小判状孔23aに一致させる
ように当て止めるとともに、ロツク部材21を90
度回転させたときにフランジ部21bを工具21
の小判状孔23aに対して直交する位置、つまり
係止部である境壁23cを係止する位置に当て止
めるストツパーピン24,24が植設されてい
る。
細に示すように、ロツク部材21のフランジ部2
1bを、工具21の小判状孔23aに一致させる
ように当て止めるとともに、ロツク部材21を90
度回転させたときにフランジ部21bを工具21
の小判状孔23aに対して直交する位置、つまり
係止部である境壁23cを係止する位置に当て止
めるストツパーピン24,24が植設されてい
る。
上記のような構成であれば、今、第1図の工具
取付け状態から工具22を取外すには、ナツト部
材19の後部にある六角孔19bにレンチを差込
んでナツト部材19を緩め方向回りFに回転操作
すると、めねじ部19aとおねじ部21aの噛合
い抵抗によりロツク部材21が同方向につれ回さ
れて、フランジ部21bが工具22のストツパー
ピン24,24に当て止められ、フランジ部21
bが工具22の小判状孔23aに一致する。
取付け状態から工具22を取外すには、ナツト部
材19の後部にある六角孔19bにレンチを差込
んでナツト部材19を緩め方向回りFに回転操作
すると、めねじ部19aとおねじ部21aの噛合
い抵抗によりロツク部材21が同方向につれ回さ
れて、フランジ部21bが工具22のストツパー
ピン24,24に当て止められ、フランジ部21
bが工具22の小判状孔23aに一致する。
そして、ナツト部材19をさらに回転操作する
と、めねじ部19aとおねじ部21aの噛合いに
より、ロツク部材21が前方に押し出されてフラ
ンジ部21bが境壁23cから離れる(第2図a
の状態)。
と、めねじ部19aとおねじ部21aの噛合いに
より、ロツク部材21が前方に押し出されてフラ
ンジ部21bが境壁23cから離れる(第2図a
の状態)。
その後、工具22を軸方向に引くと、小判状孔
23aがフランジ部21bから抜けるので、主軸
14から工具22を取外すことができる。
23aがフランジ部21bから抜けるので、主軸
14から工具22を取外すことができる。
一方、工具22を取付けるには、上記と逆の手
順、即ち、工具22を軸方向に押して小判状孔2
3aをフランジ部21bに嵌入させながら端部2
2aを主軸14の中心孔18の前部18aに嵌合
させる。
順、即ち、工具22を軸方向に押して小判状孔2
3aをフランジ部21bに嵌入させながら端部2
2aを主軸14の中心孔18の前部18aに嵌合
させる。
ついで、ナツト部材19を締め方向回りLに回
転操作すると、めねじ部19aとおねじ部21a
の噛合い抵抗によりロツク部材21が同方向につ
れ回されて、フランジ部21bが工具22のスト
ツパーピン24,24の反対側に当て止められ、
フランジ部21bが工具22の小判状孔23aに
対して直交する。
転操作すると、めねじ部19aとおねじ部21a
の噛合い抵抗によりロツク部材21が同方向につ
れ回されて、フランジ部21bが工具22のスト
ツパーピン24,24の反対側に当て止められ、
フランジ部21bが工具22の小判状孔23aに
対して直交する。
そして、ナツト部材19をさらに回転操作する
と、めねじ部19aとおねじ部21aとの噛合い
により、ロツク部材21が後方に引き戻されてフ
ランジ部21bが境壁23cに当接し、境壁23
cを係止する。換言すれば、工具22の端部22
aが主軸14の中心孔18の前部18aから抜け
ないようにロツクする(第2図bの状態)。
と、めねじ部19aとおねじ部21aとの噛合い
により、ロツク部材21が後方に引き戻されてフ
ランジ部21bが境壁23cに当接し、境壁23
cを係止する。換言すれば、工具22の端部22
aが主軸14の中心孔18の前部18aから抜け
ないようにロツクする(第2図bの状態)。
これにより、主軸14に工具22が取付けられ
る。
る。
第1図は本考案に係る工作機械主軸の工具装着
装置の断面図、第2図aは工具取外し時の第1図
の−線断面図、第2図bは工具取付け時の第
1図の−線断面図、第3図は従来の工具装着
装置の断面図である。 10……工作機械、14……主軸、18……中
心孔、18a……前部、18b……中間部、18
c……後部、19……ナツト部材、21……ロツ
ク部材、21a……おねじ部、21b……フラン
ジ部、22……工具、22a……端部、23……
セツト孔、23a……小判状孔、23b……円状
孔、23c……境壁(係止部)。
装置の断面図、第2図aは工具取外し時の第1図
の−線断面図、第2図bは工具取付け時の第
1図の−線断面図、第3図は従来の工具装着
装置の断面図である。 10……工作機械、14……主軸、18……中
心孔、18a……前部、18b……中間部、18
c……後部、19……ナツト部材、21……ロツ
ク部材、21a……おねじ部、21b……フラン
ジ部、22……工具、22a……端部、23……
セツト孔、23a……小判状孔、23b……円状
孔、23c……境壁(係止部)。
Claims (1)
- 工作機械の主軸に明けられた中心孔の後部に、
ナツト部材が回転自在に嵌合され、該中心孔に、
ロツク部材が回転かつ前後移動自在に嵌合されて
いて、該ロツク部材の後部には上記ナツト部材に
螺合するおねじ部が形成され、該ロツク部材の前
部には略小判状に切欠かれたフランジ部が形成さ
れる一方、上記主軸の中心孔の前部に嵌合して支
持される工具に、上記ロツク部材のフランジ部へ
軸方向から嵌入可能な略小判状孔と、該フランジ
部が所定角度で回転されたときに、該フランジ部
に係止される係止部とが形成されていることを特
徴とする工作機械主軸の工具装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986190182U JPH0524403Y2 (ja) | 1986-12-09 | 1986-12-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986190182U JPH0524403Y2 (ja) | 1986-12-09 | 1986-12-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6394608U JPS6394608U (ja) | 1988-06-18 |
JPH0524403Y2 true JPH0524403Y2 (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=31143167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986190182U Expired - Lifetime JPH0524403Y2 (ja) | 1986-12-09 | 1986-12-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524403Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56119345A (en) * | 1980-02-20 | 1981-09-18 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | Tool fixing device |
JPS6239942B2 (ja) * | 1981-05-26 | 1987-08-26 | Intaanashonaru Bijinesu Mashiinzu Corp |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0337850Y2 (ja) * | 1985-08-28 | 1991-08-09 |
-
1986
- 1986-12-09 JP JP1986190182U patent/JPH0524403Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56119345A (en) * | 1980-02-20 | 1981-09-18 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | Tool fixing device |
JPS6239942B2 (ja) * | 1981-05-26 | 1987-08-26 | Intaanashonaru Bijinesu Mashiinzu Corp |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6394608U (ja) | 1988-06-18 |
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