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JPH05230431A - ポリウレタン水性分散液 - Google Patents

ポリウレタン水性分散液

Info

Publication number
JPH05230431A
JPH05230431A JP4292873A JP29287392A JPH05230431A JP H05230431 A JPH05230431 A JP H05230431A JP 4292873 A JP4292873 A JP 4292873A JP 29287392 A JP29287392 A JP 29287392A JP H05230431 A JPH05230431 A JP H05230431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
polyurethane
dispersion
acid
groups
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4292873A
Other languages
English (en)
Inventor
Alexander Wallon
アレクサンダー、ヴァロン
Lothar Maempel
ロタル、メムペル
Horst Seibert
ホルスト、ザイベルト
Ruediger Fuessl
リュディガー、フュスル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JPH05230431A publication Critical patent/JPH05230431A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/18Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
    • C08K3/20Oxides; Hydroxides
    • C08K3/22Oxides; Hydroxides of metals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/01Use of inorganic substances as compounding ingredients characterized by their specific function
    • C08K3/013Fillers, pigments or reinforcing additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L63/00Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J175/00Adhesives based on polyureas or polyurethanes; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J175/04Polyurethanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2666/00Composition of polymers characterized by a further compound in the blend, being organic macromolecular compounds, natural resins, waxes or and bituminous materials, non-macromolecular organic substances, inorganic substances or characterized by their function in the composition
    • C08L2666/02Organic macromolecular compounds, natural resins, waxes or and bituminous materials
    • C08L2666/14Macromolecular compounds according to C08L59/00 - C08L87/00; Derivatives thereof
    • C08L2666/16Addition or condensation polymers of aldehydes or ketones according to C08L59/00 - C08L61/00; Derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2666/00Composition of polymers characterized by a further compound in the blend, being organic macromolecular compounds, natural resins, waxes or and bituminous materials, non-macromolecular organic substances, inorganic substances or characterized by their function in the composition
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着剤として使用される場合に極めて良好な
耐熱性を示す水性分散液を提供すること。 【構成】 (A)ポリウレタンを45から96.95重
量%、(B)フェノール/ホルムアルデヒド縮合樹脂あ
るいはエポキシド樹脂を3.0から50重量%および
(C)20℃における水溶解性が1g/lより小さい無
機化合物を0.05から5.0重量%(ただし重量%は
構成分(A)、(B)、(C)の合計量に対するもので
ある)含有する水性分散液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は接着剤として使用され得る、ポリ
ウレタンの水性分散液に関するものである。
【0002】
【従来技術】独国特許出願4024567号および西独
特許出願公開3903538号から、ポリウレタンとフ
ェノール/ホルムアルデヒド縮合樹脂あるいはエポキシ
ド樹脂を含有する分散液は公知である。これら分散液は
その良好な初期接着性にかんがみて、ことに接触接着剤
として適する。多くの用途に対して耐熱性、すなわち高
温における接着剤層の耐荷性が特に重要である。
【0003】そこで本発明の目的は、接着剤として使用
される場合に極めて良好な耐熱性を示す水性分散液を提
供することである。
【0004】
【発明の要約】しかるに上記の目的は、(A)ポリウレ
タンを45から96.95重量%、(B)フェノール/
ホルムアルデヒド縮合樹脂あるいはエポキシド樹脂を
3.0から50重量%および(C)20℃における水溶
解性が1g/lより小さい無機化合物を0.05から
5.0重量%(ただし重量%は構成分(A)、(B)、
(C)の合計量に対するものである)含有する水性分散
液により達成されることが本発明者らにより見出され
た。
【0005】
【発明の構成】ポリウレタン(A)は以下の構成分
(a)から(c)により構成されるのが好ましい。
【0006】第1の構成分、有機ポリイソシアネート
(a)としては、ことに脂肪族、脂環式および芳香族ジ
イソシアネートが適当である。ことに一般式X(NC
O)2 で表わされ、Xが炭素原子数4から12の脂肪族
炭化水素、炭素原子数6から15の脂環式炭化水素ある
いは炭素原子数6から15の芳香族炭化水素を意味する
ジイソシアネートが好ましい。
【0007】適当な脂肪族、脂環式あるいは芳香族ジイ
ソシアネートの具体例は、1,4−ブタンジイソシアネ
ート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、2,2,4
−および2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソ
シアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、メチル
シクロヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、4,4′−ジイソシアネートジフェニルメタ
ン、4,4′−ジイソシアネートジシクロヘキシルメタ
ン、2,4−および2,6−トルイレンジイソシアネー
トである。
【0008】またこれらジイソシアネートの混合物も使
用され得る。ことに好ましいのは、脂肪族ないし脂環式
ジイソシアネートと芳香族ジイソシアネートとの、モル
割合1:4から5:1の混合物である。
【0009】分子量調整のために、ジイソシアネートの
ほかに少量のモノイソシアネートを使用し得る。多官能
性イソシアネート、例えばトリイソシアネートあるいは
テトライソシアネートを添加使用することにより分枝構
造のものが得られる。
【0010】第2の構成分(b)としては、分子量50
0から6000のポリヒドロキシル化合物、ことに少く
とも2個のヒドロキシル基を有する、ポリエステル、ポ
リエーテル、ポリチオエーテル、ポリアセトン、ポリア
セテート、ポリカーボネート、ポリエステルアミドが好
ましい。特に有利に使用されるのは、分子量750から
3000のジヒドロキシル化合物である。もちろん、こ
れらジヒドロキシ化合物の混合物も使用され得る。
【0011】ポリウレタン(A)は、以下の構成分
(c)あるいは(d)により水に分散可能になされる。
乳化剤ないし分散助剤は添加する必要がなくなる。構成
分(c)のみの添加により、ポリウレタンは水分散性な
らしめられる。
【0012】構成分(c)としては、イソシアネートに
対して反応性の少くとも1個の基と、少くとも1個のイ
オン基もしくはイオン基に転化し得る基とを有する化合
物が使用される。
【0013】この構成分(c)としては、脂肪族、脂環
式あるいは芳香族のモノ−もしくはジ−ヒドロキシカル
ボン酸が適当である。ことに米国特許3412054号
明細書に記載されているような炭素原子数3から10の
ジヒドロキシアルキルカルボン酸が適当である。特に一
般式
【0014】
【化1】 で表わされ、R1が水素もしくは炭素原子数1から4の
炭化水素を、R2 、R3がC1 −C4 アルキレン基を意
味する場合の化合物、例えば2,2−ジメチロールプロ
ピオン酸が好ましい。
【0015】さらに1個もしくは2個のヒドロキシル基
もしくはアミノ基を有する3級アンモニウム塩ならびに
アミノカルボン酸あるいはアミノスルホン酸、例えばリ
シン、β−アラニン、N−(2−アミノエチル)−2−
アミノエタンスルホン酸および、西独特許出願公開20
34479号公報に記載されているような脂肪族1級ジ
アミンとα−オレフィン性カルボン酸の付加物、例えば
エチレンジアミンとアクリル酸の付加物も使用され得
る。
【0016】構成分(c)はイオン基もしくはイオン基
に転化し得る基を有し、これによりポリウレタンの水分
散性が保証される。この目的を達成するため、その使用
量はイソシアネート基1モルに対して0.03から0.
5グラム当量、ことに0.05から0.4グラム当量と
するのが好ましい。
【0017】潜在的陰イオン基、例えばカルボン酸基、
スルホン酸基を陰イオン基に転化するには、無機および
/あるいは有機塩基、例えば水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、アンモ
ニア、1級、2級、ことに3級アミン、例えばトリエチ
ルアミン、ジメチルアミノプロパノールが使用される。
【0018】潜在的陽イオン基を例えば3級アミノ基を
対応する陽イオン基、例えばアンモニウム基に転化する
には、中性化剤として無機もしくは有機の酸、例えば塩
酸、醋酸、フマル酸、ホスホン酸、乳酸、酒石酸、オキ
サル酸、燐酸、あるいは4級化剤として塩化メチル、沃
化メチル、硫化ジメチル、塩化ベンジル、クロロ醋酸エ
チルエステル、ブロムアセトアミドが適当である。さら
に適当な中性化剤、4級化剤は、例えば米国特許347
9310号明細書6欄に記載されている。
【0019】イオン基ないし潜在的イオン基の中性化な
いし4級化は、イソシアネート重付加反応の前あるいは
その間においても行なわれ得るが、その後に行なうのが
ことに好ましい。
【0020】場合により例えば500から10000g
/モル、ことに1000から5000g/モルの分子量
を有する1価ポリエーテルアルコールのような非イオン
性乳化剤も共に使用され得る。しかしながら非イオン性
乳化剤の使用は、化合物(c)が含有されているため、
一般的には不必要である。
【0021】化合物(d)としては、少くとも3個、あ
るいは好ましくは3個のイソシアネート基もしくはイソ
シアネートと反応性の基を有する化合物が適当である。
例えばトリメチロールプロパン、グリセリンのようなト
リオール、あるいはまたエーテル基、エステル基を有す
るトリヒドロキシル化合物、トリアミン化合物、例えば
ジエタノールアミン、あるいはビウレット、イソシアヌ
レートのようなトリイソシアネート化合物、例えばイソ
ホロンジイソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシア
ネートなどである。化合物(d)の分子量は、一般的に
60から500g/モルであり、イソシアネート反応性
官能基3個を有するものが好ましい。
【0022】構成分(e)は2個のヒドロキシル基、ま
たは2個のアミノ基、あるいは1個のヒドロキシル基と
アミノ基を持っている化合物であって、例えばプロパン
ジオール−(1,3)、ブタンジオール−(1,4)の
ようなジヒドロキシル化合物、エチレンジアミン、ヘキ
サメチレンジアミン、ピペラジン、2,5−ジメチルピ
ペラジン、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5
−トリメチルシクロヘキサン(イソホロンジアミン)、
4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン、2,4−
ジアミノシクロヘキサン、1,2−ジアミノプロパン、
ヒドラジンのようなジアミン、エタノールアミン、イソ
プロパノールアミン、メチルエタノールアミン、アミノ
エトキシエタノールのようなアミノアルコールが挙げら
れる。
【0023】構成分(a)から(e)は、イソシアネー
トの1グラム当量に対して、イソシアネート反応性のヒ
ドロキシル基ないしアミノ基の合計が0.9から1.1
グラム当量、ことに0.95から1.05グラム当量と
なるように選定される。イソシアネート反応性官能基の
個数は、イソシアネート基のそれにほぼ対応するのが好
ましい。
【0024】イソシアネート(a)の1グラム当量に対
し、ポリウレタンを構成する他の構成分の割合は以下の
通りである。すなわち、構成分(b)は0.1から0.
8、ことに0.2から0.8グラム当量、構成分(c)
は0から0.4、ことに0.05から0.4グラム当
量、構成分(d)は0から0.4、ことに0から0.3
グラム当量、構成分(e)は0から0.8、ことに0.
1から0.6グラム当量である。
【0025】ポリウレタンを製造するため、(a)から
(e)の構成分は、水に混和し得る低沸点有機溶媒中に
おいて、公知の態様、例えば西独特許出願公開3437
918号公報に示されるようにして、反応せしめられ
る。溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、メチル
エチルケトン、N−メチルピロリドン、ことにアセトン
が好ましい。反応温度は50から100℃である。ジイ
ソシアネートの反応を促進するため、一般に公知の触
媒、例えば亜鉛(II)オクトエート、1,4−ジアザビ
シクロ−(2,2,2)−オクタンが使用され得る。
【0026】実質的にもはやイソシアネート基を含まな
い生成ポリウレタンは、接着性改善ポリマーを添加して
から、水中に分散せしめられ、有機溶媒は蒸留により任
意の量、一般的には完全に除去される。
【0027】ポリウレタンを製造するため、また水に混
和し得る低沸点有機溶媒中においてまずポリウレタンプ
レポリマーを形成してもよい。このためには少くとも構
成分(a)、(b)および(c)の一部分を反応させ
る。接着性改善ポリマーの添加後、未だイソシアネート
基を含有するプレポリマーを水中に分散させてから、さ
らに他の構成分と反応させてポリウレタン水性分散液を
得る。次いで上述したように、有機溶媒を除去する。
【0028】本発明による分散液は、上述したポリウレ
タンのほかに、さらに3.0から50重量%、好ましく
は5.0から35重量%、ことに5から30重量%のフ
ェノール/ホルムアルデヒド縮合樹脂もしくはエポキシ
ド樹脂(B)を含有する。前者の方が好ましい。
【0029】フェノール/ホルムアルデヒド縮合樹脂
は、500から2000の分子量(重量平均MW )と8
0から130℃の軟化点(DIN53736により測
定)を有するのが好ましい。フェノール/ホルムアルデ
ヒド縮合樹脂の具体例としては、フェノール類、ことに
フェノールとホルムアルデヒドの酸性触媒反応により得
られるノボラック、ことにホルムアルデヒド1モルに対
しフェノール1.05から1.3モルを反応させて得ら
れるノボラックが挙げられる。
【0030】エポキシド樹脂としては、ことにエポキシ
ド、例えばエピクロロヒドリンとビスフェノールとの反
応生成物、ことに500から5000の分子量(重量平
均MW )と80から130℃の軟化点を示すものが好ま
しい。
【0031】本発明分散液のさらに他の組成分(C)と
しては、0.05から5.0重量%、好ましくは0.2
から3.0、ことに1から2重量%の、水に難溶性の無
機化合物が使用される。この溶解性は20℃において水
1lに対し0.5g以下、ことに0.1g以下であるの
が好ましい。
【0032】無機化合物としては、周期表II −V主族
金属ならびに遷移金属の硫化物、砒化物、テルル化物、
セレン化物、硫塩化物、酸化物、水酸化物、炭酸塩、燐
酸塩、モリブデン酸塩、硫酸塩、硼酸塩、沃化物、錫酸
塩および珪酸塩である。ことに好ましいのは金属、こと
に2価金属の酸化物であって、酸化錫、特に酸化マグネ
シウムが好ましい。同様に有機カルボン酸、スルホン
酸、ホスホン酸の各金属塩、ことにオキサル酸のアルカ
リ土類金属塩も使用され得る。ことにオキサル酸カルシ
ウムが好ましい。これら化合物は粉末形態で使用される
が、その平均粒径(d50値)は500μmから50n
m、ことに250μmから50nmが好ましい。
【0033】本発明分散液における固体含有分は10か
ら70重量%、ことに20から50重量%である。これ
はポリウレタン水性分散液と、フェノール/ホルムアル
デヒド縮合樹脂もしくはエポキシド樹脂および無機化合
物の水性分散液ないし水溶液とを混合して製造される。
【0034】無機化合物は原則としてポリウレタン分散
液の調製の間あるいはその後のいずれかの時点におい
て、例えば固体粉末状で添加される。しかしながら、好
ましい実施態様において、これはすでに調製されている
ポリウレタン分散液に、5−30重量%の固体分を含有
するスラリーの形態で添加される。このスラリーの調製
は、乳化剤、例えば分子量Mn 100から4000のポ
リアクリル酸ないしそのNa塩、Mn 10000から7
0000のマレイン酸無水物/メチルビニルエーテル共
重合体、Mn 8000から12000のマレイン酸/オ
レフィン共重合体ないしそのNa塩の存在下に、強剪断
力を以て水中で乳化することにより行なわれるれる。
【0035】本発明ポリウレタン分散液は、水に分散さ
せる前に、ポリウレタン分散液ないしポリウレタンプレ
ポリマー分散液に、フェノール/ホルムアルデヒド縮合
樹脂ないしエポキシド樹脂を添加して調製するのが好ま
しい。プレポリマーの場合には、水中においてさらに反
応させてポリウレタンに転化する。このようにして安定
な水性分散液が得られるが、添加されたフェノール/ホ
ルムアルデヒド縮合樹脂ないしエポキシド樹脂は分散粒
子中に存在し、安定化されたポリウレタン層に包摂され
るものと考えられる。この製造方法自体は西独特許出願
公開3903538号公報に記載されている。
【0036】本発明による分散液は、接触接着剤として
使用し、ことに木材、合成樹脂、ガラスあるいは金属を
接着するために適する。特別の特性をもたらすために、
この分散液にはさらに他の添加剤、例えば可塑剤、被膜
形成助剤、充填剤等が添加され得る。接触接着する場
合、接着されるべき両基体の各面に分散液で層を形成す
るのが好ましい。
【0037】形成される接着剤層は、良好な初期接着強
さのほかに、極めて良好な耐熱性を有する。
【0038】
【実施例】
略語の説明 TDI トルイレンジイソシアネート HDI ヘキサメチレンジイソシアネート DBT ジブチル錫ジラウレート PUD塩 アクリル酸とエチレンジアミンのミハエル付
加物のナトリウム塩 DMPA ジメチロールプロピオン酸
【0039】
【対比例1】アジピン酸から製造される無水ポリエステ
ルオール、アセトン(I)および触媒から成る混合物
に、60℃においてTDIを添加し、65℃で1時間反
応させた後、HDIを添加して70℃でさらに反応を継
続した。アセトンを添加した反応混合物は0.7重量%
のNCO含有分を示した。
【0040】50℃において40%のPUD塩溶液で連
鎖延長させ、5分後、アセトン(III)とフェノール/ホ
ルムアルデヒドから製造された樹脂溶液を添加し、50
℃で5分間撹拌し、これを水に分散させ、アセトンを蒸
留除去した。
【0041】生成微細粒分散液は41重量%の固体含有
分を示した。
【0042】
【表1】
【0043】
【対比例2】無水ポリテトラヒドロフラン、DMPA、
1,4−ジヒドロキシブタン、トリメチロールプロパ
ン、アセトン(I)および触媒から成る混合物に、TD
Iを添加し、65℃において1時間反応させた後、HD
Iを添加してさらに90分間反応を継続した。アセトン
(II) を添加した反応混合物は0.60重量%のNCO
含有分を示した。
【0044】40%水溶液の形態におけるPUD塩によ
り、50℃で連鎖延長させた。5分後、アセトン(III)
とフェノール/ホルムアルデヒド縮合物から製造された
樹脂溶液を添加し、50℃で5分間撹拌して、これを水
中に分散させ、アセトンを蒸留除去した。
【0045】生成微細粒分散液は41重量%の固体含有
分を示した。
【0046】
【表2】
【0047】
【対比例3】アジピン酸およびブタンジオールから製造
された無水ポリエステルオール、DMPA、トリメチロ
ールプロパン、アセトン(I)および触媒から成る混合
物に、60℃においてTDIを添加し、65℃において
1時間反応させた後、HDIを添加して70℃でさらに
2時間反応を継続した。アセトン(II) を添加した反応
混合物は0.56重量%の固体含有分を示した。
【0048】40%のPUD塩水溶液により50℃で連
鎖延長させ、5分後にアセトン(III)とフェノール/ホ
ルムアルデヒド縮合物から製造された樹脂溶液を添加
し、50℃で5分間撹拌し、これを水中に分散させ、ア
セトンを蒸留除去した。
【0049】生成微細粒分散液は、41重量%の固体含
有分を示した。
【0050】
【表3】
【0051】
【対比例4】アジピン酸および1,4−ブタンジオール
から製造された無水ポリエステルオール、1,4−ブタ
ンジオール、アセトン(I)および触媒から成る混合物
に、TDIを添加し、65℃で1時間反応させた後、H
DIを添加してさらに90分間反応を継続した。アセト
ン(II) を添加した反応混合物は0.75重量%の固体
含有分を示した。
【0052】40%のPUD塩水溶液により50℃で連
鎖延長させ、5分後、アセトン(III)とビスフェノール
Aおよびエピクロロヒドリンの縮合物から製造された合
成樹脂溶液を添加し、50℃で5分間撹拌し、これを水
中に分散させ、アセトンを蒸留除去した。
【0053】
【表4】
【0054】
【実施例1−4】上記対比例1−4の各分散液に、使用
特性試験の直前、10重量%MgOの水中スラリーをそ
れぞれ添加し、分散液固体含有分に対し1重量%のMG
Dを附与した。
【0055】(室温における接触接着層の検査) (剪断強さ)分散液固体分に対して5重量%の発熱性珪
酸で濃密化された分散液を、1mm鋸歯を有するドクタ
により、150×50mm2 の表面積を有するブナ材板
体上に塗布し、室温で60分間乾燥させた。次いでこれ
ら2枚の板体相互を接着し、室温において0.5N/m
2 の圧力で30秒間押圧した。剪断強さはその後直ち
に、また室温において7日放置した後に、それぞれ板体
を長手方向において引離すに必要な力(N/mm2 )に
より決定した。
【0056】(耐熱性)200×200mm2 の表面積
を有するハードボード板体とPVCシートを接着(室温
における接触接着)した。180°の剥離角度でPVC
シートに300gの力を賦課し、温度を30分ごとに1
0℃ずつ上げた。この各30分内の剥離長さをmmで表
わす。
【0057】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホルスト、ザイベルト ドイツ連邦共和国、6701、フスゲンハイ ム、ボランダー、ヴェーク、7 (72)発明者 リュディガー、フュスル ドイツ連邦共和国、6730、ノイシュタッ ト、ノイベルクシュトラーセ、30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリウレタンを45から96.9
    5重量%、(B)フェノール/ホルムアルデヒド縮合樹
    脂あるいはエポキシド樹脂を3.0から50重量%およ
    び(C)20℃における水溶解性が1g/lより小さい
    無機化合物を0.05から5.0重量%(ただし重量%
    は構成分(A)、(B)、(C)の合計量に対するもの
    である)含有する水性分散液。
  2. 【請求項2】 請求項(1)による水性分散液を使用し
    て得られる接着剤層体。
JP4292873A 1991-11-15 1992-10-30 ポリウレタン水性分散液 Withdrawn JPH05230431A (ja)

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