JPH0523713A - H形鋼の圧延用エツジングロール - Google Patents
H形鋼の圧延用エツジングロールInfo
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- JPH0523713A JPH0523713A JP18258291A JP18258291A JPH0523713A JP H0523713 A JPH0523713 A JP H0523713A JP 18258291 A JP18258291 A JP 18258291A JP 18258291 A JP18258291 A JP 18258291A JP H0523713 A JPH0523713 A JP H0523713A
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- flange
- roll
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- rolls
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Abstract
(57)【要約】
【目的】H形鋼圧延用のエッジングロールにおいて、幅
変更及び径方向の寸法も変更可能として、脚長寸法の変
動のない、寸法形状の安定したH形鋼を製造する。 【構成】ウエブ拘束ロール3a,3bは軸方向に2分割
され軸方向に移動可能に主軸2に取付けられており、フ
ランジ圧延ロール4a,4bは主軸2に回動可能に取付
けられた偏心スリーブ6a,6bの外径上に軸受5a,
5bを介して取付けられている。H形鋼1のウエブ長L
に従ってウエブ拘束ロール3a,3bの幅方向位置を定
め、H形鋼1のフランジの幅又は脚長Hに応じて偏心ス
リーブ6a,6bの偏心量を定める。ウエブ拘束ロール
3a,3bとフランジ圧延ロール4a,4bは一体に軸
方向に移動させることができる。
変更及び径方向の寸法も変更可能として、脚長寸法の変
動のない、寸法形状の安定したH形鋼を製造する。 【構成】ウエブ拘束ロール3a,3bは軸方向に2分割
され軸方向に移動可能に主軸2に取付けられており、フ
ランジ圧延ロール4a,4bは主軸2に回動可能に取付
けられた偏心スリーブ6a,6bの外径上に軸受5a,
5bを介して取付けられている。H形鋼1のウエブ長L
に従ってウエブ拘束ロール3a,3bの幅方向位置を定
め、H形鋼1のフランジの幅又は脚長Hに応じて偏心ス
リーブ6a,6bの偏心量を定める。ウエブ拘束ロール
3a,3bとフランジ圧延ロール4a,4bは一体に軸
方向に移動させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、H形鋼の圧延用エッジ
ングロールに関し、特にH形鋼等を熱間圧延する場合に
使用されるユニバーサル圧延機とエッジヤ圧延機の組合
わせからなるコンビネーション圧延材のエッジヤ圧延機
に設置して好適なエッジヤロールに関するものである。
ングロールに関し、特にH形鋼等を熱間圧延する場合に
使用されるユニバーサル圧延機とエッジヤ圧延機の組合
わせからなるコンビネーション圧延材のエッジヤ圧延機
に設置して好適なエッジヤロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】主に連続鋳造によって製造されたブルー
ムやビームブランクから熱間圧延によってH形鋼を製造
する場合には、形鋼用の圧延素材を目標とする寸法、形
状に効率的に圧延するため、普通は、ユニバーサル圧延
機とエッジャ圧延機の組合わせからなるユニバーサル圧
延機群(以下Uミル群と称す)が使用されてきた。
ムやビームブランクから熱間圧延によってH形鋼を製造
する場合には、形鋼用の圧延素材を目標とする寸法、形
状に効率的に圧延するため、普通は、ユニバーサル圧延
機とエッジャ圧延機の組合わせからなるユニバーサル圧
延機群(以下Uミル群と称す)が使用されてきた。
【0003】エッジャ圧延機は特にH形鋼の圧延におい
てはフランジ部分の倒れ込みを抑えながら所定の幅寸法
になるように、圧下、圧延する役目をもっている。この
ような圧延機としては例えば、ユニバーサル圧延機のハ
ウジングとは別体のハウジングからなり、圧延素材のウ
エブ面、フランジ面及びフランジ端面を1度に拘束する
ロール41,42を備えた特開昭63−260610号
公報に開示された形状のもの(図4、図5参照)、ある
いはユニバーサル圧延機のハウジングに鼓形のエッジャ
ロールを組み込み、圧延素材のフランジ端面のみを拘束
する圧延ロール43を備えたアタッチドエッジャ形式に
なる特開昭63−303604号公報に開示のもの(図
6参照)などが従来知られていた。
てはフランジ部分の倒れ込みを抑えながら所定の幅寸法
になるように、圧下、圧延する役目をもっている。この
ような圧延機としては例えば、ユニバーサル圧延機のハ
ウジングとは別体のハウジングからなり、圧延素材のウ
エブ面、フランジ面及びフランジ端面を1度に拘束する
ロール41,42を備えた特開昭63−260610号
公報に開示された形状のもの(図4、図5参照)、ある
いはユニバーサル圧延機のハウジングに鼓形のエッジャ
ロールを組み込み、圧延素材のフランジ端面のみを拘束
する圧延ロール43を備えたアタッチドエッジャ形式に
なる特開昭63−303604号公報に開示のもの(図
6参照)などが従来知られていた。
【0004】図4、図5に示す如きロールについては、
圧延素材のサイズによってはウエブ部を拘束できない場
合があり、案内が不安定となり寸法のばらつきが生ずる
おそれがある。さらに、以上のようなロールを適用した
エッジング圧延では以下に述べるような問題があった。
連続鋳造にて得られた図7に示すようなスラブ44、ブ
ルーム45又はビームブランク46等の圧延素材を、図
8に示すように、加熱炉50で所定の温度に加熱し、こ
れを粗圧延機で圧延し、ウエブ及びフランジを有する形
鋼用の粗鋼片まで圧延し、次いで粗Uミル51群、エッ
ジャ圧延機52にて複数回のリバース圧延を行い、さら
に仕上圧延機53によって圧延素材のウエブ及びフラン
ジ部の厚みを徐々に減じながら、図9(a)、(b)、
(c)に示すように、順次圧延し、所望寸法のH形鋼に
仕上げる。この場合、特に建築・土木等で用いられてい
るような形鋼では、使用材料の削減を図るため等の要請
から、同一呼称寸法(ウエブ高さ一定、フランジ幅一
定)の形鋼であってもフランジ厚みやウエブ厚みの種々
異なるものを使用する傾向にある。前述の特開昭63−
260610号公報に開示の如きロールを備えたエッジ
ャ圧延機を使用してエッジング圧延する場合は、H形鋼
の寸法が固定化される。従って、同一のラインでウエブ
厚みやフランジ厚みが異なるウエブ高さの一定したH形
鋼を圧延するには、肉厚等を変更するたびにロールの組
替えを必要とする。これにかかる時間や作業工数がかさ
み、ライン停止による生産性の著しい低下を招く不利が
あった。
圧延素材のサイズによってはウエブ部を拘束できない場
合があり、案内が不安定となり寸法のばらつきが生ずる
おそれがある。さらに、以上のようなロールを適用した
エッジング圧延では以下に述べるような問題があった。
連続鋳造にて得られた図7に示すようなスラブ44、ブ
ルーム45又はビームブランク46等の圧延素材を、図
8に示すように、加熱炉50で所定の温度に加熱し、こ
れを粗圧延機で圧延し、ウエブ及びフランジを有する形
鋼用の粗鋼片まで圧延し、次いで粗Uミル51群、エッ
ジャ圧延機52にて複数回のリバース圧延を行い、さら
に仕上圧延機53によって圧延素材のウエブ及びフラン
ジ部の厚みを徐々に減じながら、図9(a)、(b)、
(c)に示すように、順次圧延し、所望寸法のH形鋼に
仕上げる。この場合、特に建築・土木等で用いられてい
るような形鋼では、使用材料の削減を図るため等の要請
から、同一呼称寸法(ウエブ高さ一定、フランジ幅一
定)の形鋼であってもフランジ厚みやウエブ厚みの種々
異なるものを使用する傾向にある。前述の特開昭63−
260610号公報に開示の如きロールを備えたエッジ
ャ圧延機を使用してエッジング圧延する場合は、H形鋼
の寸法が固定化される。従って、同一のラインでウエブ
厚みやフランジ厚みが異なるウエブ高さの一定したH形
鋼を圧延するには、肉厚等を変更するたびにロールの組
替えを必要とする。これにかかる時間や作業工数がかさ
み、ライン停止による生産性の著しい低下を招く不利が
あった。
【0005】ちなみに、ウエブ高さ600mm、フラン
ジ幅200mmのH形鋼においては、フランジ厚みが1
2〜28mm、ウエブ厚みが6〜12mmのものがあ
る。フランジ厚みについては最大16mm、ウエブ厚み
については最大6mmの差がある。例えば、図10に示
すように、ウエブ高さhが同一寸法のH形鋼であっても
フランジ厚みt1 〜t3 が異なる形鋼では、例えばそれ
を複数本接合して建築構造物などを製作する場合、H形
鋼の一方のフランジ外面に他のH形鋼のフランジ外面を
揃えると、他方のフランジ外面に大きなずれzを生じて
施工上問題となることがあった。
ジ幅200mmのH形鋼においては、フランジ厚みが1
2〜28mm、ウエブ厚みが6〜12mmのものがあ
る。フランジ厚みについては最大16mm、ウエブ厚み
については最大6mmの差がある。例えば、図10に示
すように、ウエブ高さhが同一寸法のH形鋼であっても
フランジ厚みt1 〜t3 が異なる形鋼では、例えばそれ
を複数本接合して建築構造物などを製作する場合、H形
鋼の一方のフランジ外面に他のH形鋼のフランジ外面を
揃えると、他方のフランジ外面に大きなずれzを生じて
施工上問題となることがあった。
【0006】この点、前述の特開昭63−303604
号公報に開示のエッジングロールではフランジ幅の変更
等があってもロールの開度を調整するだけで圧延すべき
形鋼のサイズに応じたエッジング圧延ができる。しかし
ながら、このようなエッジングロールでは圧延素材のフ
ランジ端面のみを拘束する構造であるから、圧延素材の
案内が不安定となり圧延素材のウエブ面からフランジ先
端に至るまでの寸法(以下脚長と記す)が上下左右にお
いてばらつきを生じたり、またフランジが倒れ込んだり
する恐れがあるため、寸法精度の面で劣る欠点があっ
た。
号公報に開示のエッジングロールではフランジ幅の変更
等があってもロールの開度を調整するだけで圧延すべき
形鋼のサイズに応じたエッジング圧延ができる。しかし
ながら、このようなエッジングロールでは圧延素材のフ
ランジ端面のみを拘束する構造であるから、圧延素材の
案内が不安定となり圧延素材のウエブ面からフランジ先
端に至るまでの寸法(以下脚長と記す)が上下左右にお
いてばらつきを生じたり、またフランジが倒れ込んだり
する恐れがあるため、寸法精度の面で劣る欠点があっ
た。
【0007】すなわち、図6に示すような圧延素材のフ
ランジ端部のみを拘束する鼓形のロールを適用する場合
には、ロールと圧延素材との間に隙間を生じるから、圧
延素材の幅中心とエッジングロールのロール中心がずれ
た場合にエッジングの際の圧下量が上下、左右で不正確
になるし、また圧延素材が左右に振れ、その案内が不安
定となり、脚長のばらつき等の寸法不良やフランジの倒
れ込み等の形状不良が生じるおそれがあり、時にはエッ
ジング圧延が不能になる恐れがある。
ランジ端部のみを拘束する鼓形のロールを適用する場合
には、ロールと圧延素材との間に隙間を生じるから、圧
延素材の幅中心とエッジングロールのロール中心がずれ
た場合にエッジングの際の圧下量が上下、左右で不正確
になるし、また圧延素材が左右に振れ、その案内が不安
定となり、脚長のばらつき等の寸法不良やフランジの倒
れ込み等の形状不良が生じるおそれがあり、時にはエッ
ジング圧延が不能になる恐れがある。
【0008】なお、フランジ厚みを増減してもウエブ高
さの一定したH形鋼を圧延できる設備としては例えば特
開昭59−202101号公報、特開昭61−1726
05号公報あるいは特開昭61−262407号公報に
開示のものがあるが、エッジング圧延の際の上述したよ
うな問題の解決を図ることについての提案は今のところ
ない。
さの一定したH形鋼を圧延できる設備としては例えば特
開昭59−202101号公報、特開昭61−1726
05号公報あるいは特開昭61−262407号公報に
開示のものがあるが、エッジング圧延の際の上述したよ
うな問題の解決を図ることについての提案は今のところ
ない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】例えば図3に示すよう
なウエブ厚みhaやフランジ厚みhbが異なってもウエ
ブ高さHbやフランジ幅Haが一定になる、いわゆる外
法寸法が一定のH形鋼を圧延ロールの取替え等の煩雑な
作業を伴うことなしに製造するためには、前述の如きエ
ッジング圧延機では種々の問題がある。本発明は、需要
家の要望に応えることができるような、外径寸法が一定
で、肉厚が異なるH形鋼をロール取替を行うことなく圧
延することができ、構造の比較的簡単な新規なエッジン
グロールを提案することを目的とする。
なウエブ厚みhaやフランジ厚みhbが異なってもウエ
ブ高さHbやフランジ幅Haが一定になる、いわゆる外
法寸法が一定のH形鋼を圧延ロールの取替え等の煩雑な
作業を伴うことなしに製造するためには、前述の如きエ
ッジング圧延機では種々の問題がある。本発明は、需要
家の要望に応えることができるような、外径寸法が一定
で、肉厚が異なるH形鋼をロール取替を行うことなく圧
延することができ、構造の比較的簡単な新規なエッジン
グロールを提案することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はウエブ及びフラ
ンジを有する形鋼を圧延する際に用いるエッジングロー
ルであって、次の特徴を有する形鋼の圧延用エッジング
ロールである。 (1) 軸方向に2分割され、軸方向に摺動可能に主軸
に外嵌しているウエブ拘束ロールを備える。 (2) 主軸に回動可能に外嵌した偏心スリーブの外径
上に回転可能に外嵌し、圧延素材のフランジの幅寸法を
規制するフランジ圧延ロールを備える。
ンジを有する形鋼を圧延する際に用いるエッジングロー
ルであって、次の特徴を有する形鋼の圧延用エッジング
ロールである。 (1) 軸方向に2分割され、軸方向に摺動可能に主軸
に外嵌しているウエブ拘束ロールを備える。 (2) 主軸に回動可能に外嵌した偏心スリーブの外径
上に回転可能に外嵌し、圧延素材のフランジの幅寸法を
規制するフランジ圧延ロールを備える。
【0011】本発明の形鋼の圧延用エッジングロールは
さらに、偏心スリーブを主軸に対して相対的に回動させ
て偏心量を調整する偏心スリーブ回動駆動装置を備える
と好適であり、さらに、左右のウエブ拘束ロールとフラ
ンジ圧延ロールとを一体に軸長方向に移動させ、ウエブ
拘束ロールの幅変更を行う幅調整装置を備えると一層好
ましい。
さらに、偏心スリーブを主軸に対して相対的に回動させ
て偏心量を調整する偏心スリーブ回動駆動装置を備える
と好適であり、さらに、左右のウエブ拘束ロールとフラ
ンジ圧延ロールとを一体に軸長方向に移動させ、ウエブ
拘束ロールの幅変更を行う幅調整装置を備えると一層好
ましい。
【0012】
【作用】本発明のウエブ拘束ロールは左右2分割されて
おり、主軸上に軸方向に摺動自在に外嵌しているので、
左右のロールの開度を調整することにより、ウエブ高さ
の異なるH形鋼の製造に直ちに対応することができる。
フランジ圧延ロールは偏心スリーブ外径上に回転自在に
外嵌しており、偏心スリーブは主軸に対して相対的に回
動自在であるから、フランジ圧延ロールは偏心スリーブ
の偏心量eの範囲で偏心量調整自在になっている。従っ
て、H形鋼のフランジの幅を所定の寸法に圧延すること
ができると共にフランジ脚長Hを任意に調整することが
できる。
おり、主軸上に軸方向に摺動自在に外嵌しているので、
左右のロールの開度を調整することにより、ウエブ高さ
の異なるH形鋼の製造に直ちに対応することができる。
フランジ圧延ロールは偏心スリーブ外径上に回転自在に
外嵌しており、偏心スリーブは主軸に対して相対的に回
動自在であるから、フランジ圧延ロールは偏心スリーブ
の偏心量eの範囲で偏心量調整自在になっている。従っ
て、H形鋼のフランジの幅を所定の寸法に圧延すること
ができると共にフランジ脚長Hを任意に調整することが
できる。
【0013】
【実施例】図1、図2に本発明の実施例のエッジングロ
ールの一例を示す。図においてH形鋼1はウエブ部を拘
束するウエブ拘束ロール3a,3b、フランジの幅を規
制するフランジ圧延ロール4a,4bによって圧延され
る。これらのロール3a,3b,4a,4bは主軸2に
外嵌している。フランジ圧延ロール4a,4bは軸受5
a,5bを介して偏心スリーブ6a,6bに外嵌し、こ
れに対して自由に回転可能に構成されている。偏心スリ
ーブ6a,6bはウエブ拘束ロール3a,3bに隣接し
てそのボスの外径に回動自在に外嵌している。すなわち
主軸と相対回動自在に主軸に外嵌している。
ールの一例を示す。図においてH形鋼1はウエブ部を拘
束するウエブ拘束ロール3a,3b、フランジの幅を規
制するフランジ圧延ロール4a,4bによって圧延され
る。これらのロール3a,3b,4a,4bは主軸2に
外嵌している。フランジ圧延ロール4a,4bは軸受5
a,5bを介して偏心スリーブ6a,6bに外嵌し、こ
れに対して自由に回転可能に構成されている。偏心スリ
ーブ6a,6bはウエブ拘束ロール3a,3bに隣接し
てそのボスの外径に回動自在に外嵌している。すなわち
主軸と相対回動自在に主軸に外嵌している。
【0014】ウエブ拘束ロール3a,3bは圧延中にお
けるH形鋼1のウエブ1aの水平レベル変化を規制する
と共に、ロールの開度を調整することによりH形鋼1の
ウエブ高さを所定の高さに規制する。フランジ圧延ロー
ル4a,4bはH形鋼1のフランジ1bの幅を所定の寸
法に規制するものであると共にフランジ脚長Hを調整す
るため、偏心スリーブ6a,6bをウエブ拘束ロール3
a,3bの胴部外周まわりに回転させ、偏心量eの範囲
で上下に移動させることにより、フランジ幅及びフラン
ジ脚長寸法の異なるH形鋼の圧延に対応できるようにな
っている。なお、偏心スリーブ6a,6bは軸受7a,
7bを介してウエブ拘束ロール3a,3bに回転可能に
保持されている。
けるH形鋼1のウエブ1aの水平レベル変化を規制する
と共に、ロールの開度を調整することによりH形鋼1の
ウエブ高さを所定の高さに規制する。フランジ圧延ロー
ル4a,4bはH形鋼1のフランジ1bの幅を所定の寸
法に規制するものであると共にフランジ脚長Hを調整す
るため、偏心スリーブ6a,6bをウエブ拘束ロール3
a,3bの胴部外周まわりに回転させ、偏心量eの範囲
で上下に移動させることにより、フランジ幅及びフラン
ジ脚長寸法の異なるH形鋼の圧延に対応できるようにな
っている。なお、偏心スリーブ6a,6bは軸受7a,
7bを介してウエブ拘束ロール3a,3bに回転可能に
保持されている。
【0015】また主軸2の1端は圧延に必要なトルクを
キー8によりウエブ拘束ロール3a,3bを介してH形
鋼1に伝えるため駆動源のスピンドルSに接続されてい
る。フランジ脚長Hの調整は偏心スリーブ6a,6bを
ウエブ拘束ロール3a,3bに対して相対的に回動する
ことにより達成される。この回動は偏心スリーブ外周上
に設けたギア9と噛合っているピニオン10の回動によ
り行われる。又、H形鋼1のウエブ高さLの変動に対応
するため幅調整装置20が設けられている。この幅調整
装置20は主軸2に設けたネジ11と噛合ったスリーブ
ナット21の外周上の1端にギア22を設け、このスリ
ーブナット21はスラストプレート23を介して偏心ス
リーブ6bに固定されている。偏心スリーブ6bはナッ
ト18によりウエブ拘束ロール3bに軸方向に固定され
ている。
キー8によりウエブ拘束ロール3a,3bを介してH形
鋼1に伝えるため駆動源のスピンドルSに接続されてい
る。フランジ脚長Hの調整は偏心スリーブ6a,6bを
ウエブ拘束ロール3a,3bに対して相対的に回動する
ことにより達成される。この回動は偏心スリーブ外周上
に設けたギア9と噛合っているピニオン10の回動によ
り行われる。又、H形鋼1のウエブ高さLの変動に対応
するため幅調整装置20が設けられている。この幅調整
装置20は主軸2に設けたネジ11と噛合ったスリーブ
ナット21の外周上の1端にギア22を設け、このスリ
ーブナット21はスラストプレート23を介して偏心ス
リーブ6bに固定されている。偏心スリーブ6bはナッ
ト18によりウエブ拘束ロール3bに軸方向に固定され
ている。
【0016】このスリーブナット21は図示しない回転
装置がギア22を回動させることによりウエブ拘束ロー
ル3b、フランジ圧延ロール4bを一体のまま軸長手方
向にシフトさせる。ピニオン10を回動させる駆動源3
1及び駆動軸の軸受34はロールチョック32a,32
bに取りつけたサポート33a,33b上に載置されて
いる。35はクラッチである。なお、図2の15はスケ
ールシールである。ウエブ拘束ロール3a,3bと偏心
スリーブ6a,6bはクランプキー12によって軸方向
の動きを固定されている。クランプキー12は押えプレ
ート13,14で固定されている。偏心スリーブ6a,
6bとフランジ圧延ロール4a,4bとの相対滑りのた
めのライナプレート14が設けられている。
装置がギア22を回動させることによりウエブ拘束ロー
ル3b、フランジ圧延ロール4bを一体のまま軸長手方
向にシフトさせる。ピニオン10を回動させる駆動源3
1及び駆動軸の軸受34はロールチョック32a,32
bに取りつけたサポート33a,33b上に載置されて
いる。35はクラッチである。なお、図2の15はスケ
ールシールである。ウエブ拘束ロール3a,3bと偏心
スリーブ6a,6bはクランプキー12によって軸方向
の動きを固定されている。クランプキー12は押えプレ
ート13,14で固定されている。偏心スリーブ6a,
6bとフランジ圧延ロール4a,4bとの相対滑りのた
めのライナプレート14が設けられている。
【0017】なお、特に図示していないが圧延中にロー
ルが軸長方向に移動しないように主軸2とスリーブナッ
ト21間にはロック装置が備えられている。本発明にお
いては、エッジングロールをウエブ拘束ロール3a,3
bとフランジ圧延ロール4a,4bにて構成して、ウエ
ブ拘束ロール3a,3bのロール幅は幅調整装置20に
て調整することができ、、またフランジ圧延ロール4
a,4bとウエブ拘束ロール3a,3bとのレベル差H
(フランジ脚長に相当)を偏心量eの2倍の範囲で調整
することによって種々のサイズになるH形鋼のエッジン
グ圧延に適用できるようにした。従って、フランジ脚長
が異なりフランジ厚みが異なり、しかもウエブ高さが一
定のH形鋼を圧延するような場合においてもロール組替
えを行う必要はない。またエッジング圧延の際にH形鋼
の形状が変形することはない。
ルが軸長方向に移動しないように主軸2とスリーブナッ
ト21間にはロック装置が備えられている。本発明にお
いては、エッジングロールをウエブ拘束ロール3a,3
bとフランジ圧延ロール4a,4bにて構成して、ウエ
ブ拘束ロール3a,3bのロール幅は幅調整装置20に
て調整することができ、、またフランジ圧延ロール4
a,4bとウエブ拘束ロール3a,3bとのレベル差H
(フランジ脚長に相当)を偏心量eの2倍の範囲で調整
することによって種々のサイズになるH形鋼のエッジン
グ圧延に適用できるようにした。従って、フランジ脚長
が異なりフランジ厚みが異なり、しかもウエブ高さが一
定のH形鋼を圧延するような場合においてもロール組替
えを行う必要はない。またエッジング圧延の際にH形鋼
の形状が変形することはない。
【0018】なお、本発明におけるエッジングロールは
構造が比較的簡単であり、エッジングロールの幅及び上
下レベルの設定についてはプロセスコンピュータなどを
用い自動的に調整することができる。フランジ脚長(上
下レベル差)Hを変える時には駆動源31の回動により
ピニオン10を回動することによってピニオン10と噛
合っている偏心スリーブに設けたギア9が回転し、偏心
スリーブがウエブ拘束ロール3a,3bの1端の外周上
を回動することによって任意にフランジ脚長Hを調整す
ることができる。
構造が比較的簡単であり、エッジングロールの幅及び上
下レベルの設定についてはプロセスコンピュータなどを
用い自動的に調整することができる。フランジ脚長(上
下レベル差)Hを変える時には駆動源31の回動により
ピニオン10を回動することによってピニオン10と噛
合っている偏心スリーブに設けたギア9が回転し、偏心
スリーブがウエブ拘束ロール3a,3bの1端の外周上
を回動することによって任意にフランジ脚長Hを調整す
ることができる。
【0019】ロール幅Lを調整する時は図示していない
回転装置によりスリーブナット21に設けたギア22を
回動さすと内側に設けたネジと主軸1上に設けたネジ1
1が嵌合しているため、ウエブ拘束ロール3a、フラン
ジ圧延ロール4a、偏心スリーブ6aが一体となって軸
長方向に移動する。
回転装置によりスリーブナット21に設けたギア22を
回動さすと内側に設けたネジと主軸1上に設けたネジ1
1が嵌合しているため、ウエブ拘束ロール3a、フラン
ジ圧延ロール4a、偏心スリーブ6aが一体となって軸
長方向に移動する。
【0020】
【発明の効果】かくして本発明によればエッジングロー
ルを構成するウエブ拘束ロールのロール幅及びフランジ
幅圧延ロールの上下レベルをプロセスコンピュータなど
の指示により任意に変更できるので、例えばサイズの異
なるH形鋼を圧延する場合があっても圧延素材のウエブ
部及びフランジ部を確実に拘束しつつエッジング圧延で
きるので、これに起因した品質の劣化を防止することが
できる。
ルを構成するウエブ拘束ロールのロール幅及びフランジ
幅圧延ロールの上下レベルをプロセスコンピュータなど
の指示により任意に変更できるので、例えばサイズの異
なるH形鋼を圧延する場合があっても圧延素材のウエブ
部及びフランジ部を確実に拘束しつつエッジング圧延で
きるので、これに起因した品質の劣化を防止することが
できる。
【図1】本発明の実施例のエッジャ圧延ロールの全体構
成図である。
成図である。
【図2】図1のエッジャロールの詳細図である。
【図3】H形鋼の断面図である。
【図4】従来のエッジングロールの模式図である。
【図5】従来のエッジングロールの模式図である。
【図6】従来のエッジングロールの模式図である。
【図7】H形鋼用圧延素材の断面図である。
【図8】H形鋼を製造する好適な圧延設備の模式図であ
る。
る。
【図9】H形鋼圧延状況の説明図である。
【図10】ウエブ高さの異なるH形鋼を接続した状況を
示した説明図である。
示した説明図である。
1 H形鋼 2 主軸
3a,3b ウエブ拘束ロール 4a,4b
フランジ圧延ロール 5a,5b 軸受 6a,6b
偏心スリーブ 7a,7b 軸受 9 ギア 10 ピニオン 12 クラン
プキー 20 幅調整装置 21 スリー
ブナット 31 駆動源 32a,32b
ロールチョック
フランジ圧延ロール 5a,5b 軸受 6a,6b
偏心スリーブ 7a,7b 軸受 9 ギア 10 ピニオン 12 クラン
プキー 20 幅調整装置 21 スリー
ブナット 31 駆動源 32a,32b
ロールチョック
Claims (3)
- 【請求項1】 ウエブ及びフランジを有する形鋼を圧延
するエッジングロールにおいて、軸方向に2分割され軸
方向に摺動移動可能に主軸に外嵌したウエブ拘束ロール
と、主軸に回動可能に外嵌した偏心スリーブの外径上に
回転可能に外嵌したフランジ圧延ロールとを備えたこと
を特徴とするH形鋼の圧延用エッジングロール。 - 【請求項2】 偏心スリーブを主軸に対して相対回動さ
せる偏心スリーブ回動駆動装置を備えた請求項1記載の
H形鋼の圧延用エッジングロール。 - 【請求項3】 左右のウエブ拘束ロールとフランジ圧延
ロールとを一体に軸長方向に移動させる幅調整装置を備
えた請求項1又は2記載のH形鋼の圧延用エッジングロ
ール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18258291A JPH0523713A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | H形鋼の圧延用エツジングロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18258291A JPH0523713A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | H形鋼の圧延用エツジングロール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523713A true JPH0523713A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16120808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18258291A Withdrawn JPH0523713A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | H形鋼の圧延用エツジングロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523713A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0621088A1 (en) * | 1993-04-23 | 1994-10-26 | Kawasaki Steel Corporation | Edging roll for rolling shape |
WO2022064556A1 (ja) * | 2020-09-23 | 2022-03-31 | 株式会社TERAUCHI ENDO institute | 歯科用組成物 |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP18258291A patent/JPH0523713A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0621088A1 (en) * | 1993-04-23 | 1994-10-26 | Kawasaki Steel Corporation | Edging roll for rolling shape |
US5533374A (en) * | 1993-04-23 | 1996-07-09 | Kawasaki Steel Corporation | Edging roll for rolling shape |
WO2022064556A1 (ja) * | 2020-09-23 | 2022-03-31 | 株式会社TERAUCHI ENDO institute | 歯科用組成物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |