JPH0519500A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
- Publication number
- JPH0519500A JPH0519500A JP17239891A JP17239891A JPH0519500A JP H0519500 A JPH0519500 A JP H0519500A JP 17239891 A JP17239891 A JP 17239891A JP 17239891 A JP17239891 A JP 17239891A JP H0519500 A JPH0519500 A JP H0519500A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- layer
- photosensitive
- coating
- liquid
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- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ドラム端部の感光液未塗布部分を極力少なくし
て感光ドラム寸法の縮小により、コストの低減および装
置の縮小化を図るとともに、感光層の弱点部となってい
る電荷発生層での剥離等を防止する。 【構成】円筒状ドラム1の外周面上に感光液2を塗布し
た電子写真感光体において、前記円筒状ドラム1の端部
に残る感光液未塗布部分のドラム軸方向長さlを5mm以
内とする。また、電荷発生層2Bの縁端部分を電荷輸送
層2Aで包囲する。
て感光ドラム寸法の縮小により、コストの低減および装
置の縮小化を図るとともに、感光層の弱点部となってい
る電荷発生層での剥離等を防止する。 【構成】円筒状ドラム1の外周面上に感光液2を塗布し
た電子写真感光体において、前記円筒状ドラム1の端部
に残る感光液未塗布部分のドラム軸方向長さlを5mm以
内とする。また、電荷発生層2Bの縁端部分を電荷輸送
層2Aで包囲する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒状ドラムの外周面
上に感光液を塗布した電子写真感光体に関する。
上に感光液を塗布した電子写真感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒状ドラムの外周面上に感光液を塗布
して電子写真感光体を製造する方法としては、浸漬塗
布、スプレー塗布、ブレード塗布、ロール塗布等種々の
方法が採用されており、このうち前記浸漬塗布が塗布膜
表面の平滑性、塗布膜の均一性に優れるため最も一般的
に行われている。
して電子写真感光体を製造する方法としては、浸漬塗
布、スプレー塗布、ブレード塗布、ロール塗布等種々の
方法が採用されており、このうち前記浸漬塗布が塗布膜
表面の平滑性、塗布膜の均一性に優れるため最も一般的
に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記浸
漬塗布方法においては、円筒ドラム内に感光液が入らな
いように、前記円筒ドラムを完全に浸漬することなく、
円筒体ドラムの上端部分を残して浸漬させるために、製
造上どうしてもドラム上端部に塗残し部分が残ってい
た。そのため、ドラム外面全体を現像部として有効に使
用することができずに、必要現像面積を確保するため
に、未塗布部分の寸法を考慮したドラム長さとしなけれ
ばならず、コストの増大または前記電子写真感光体を内
蔵するファックス、複写機等の装置自体の大型化などの
問題点があった。
漬塗布方法においては、円筒ドラム内に感光液が入らな
いように、前記円筒ドラムを完全に浸漬することなく、
円筒体ドラムの上端部分を残して浸漬させるために、製
造上どうしてもドラム上端部に塗残し部分が残ってい
た。そのため、ドラム外面全体を現像部として有効に使
用することができずに、必要現像面積を確保するため
に、未塗布部分の寸法を考慮したドラム長さとしなけれ
ばならず、コストの増大または前記電子写真感光体を内
蔵するファックス、複写機等の装置自体の大型化などの
問題点があった。
【0004】また、電荷発生層および電荷輸送層とを有
する機能分離型感光体では、前記電荷発生層が非常に弱
い層であるため、この電荷発生層から剥離等が生じ、構
造的な弱点部ともなっている。
する機能分離型感光体では、前記電荷発生層が非常に弱
い層であるため、この電荷発生層から剥離等が生じ、構
造的な弱点部ともなっている。
【0005】そこで、本発明の主たる課題は、第1にド
ラム端部の感光液未塗布部分を一定寸法内に抑え、もし
くは無くして感光ドラム寸法の縮小化により、コストの
低減および装置の小型化を図ること、第2に感光層の弱
点部となっている電荷発生層での剥離等を防止し延命化
を図った電子写真感光体を提供するものである。
ラム端部の感光液未塗布部分を一定寸法内に抑え、もし
くは無くして感光ドラム寸法の縮小化により、コストの
低減および装置の小型化を図ること、第2に感光層の弱
点部となっている電荷発生層での剥離等を防止し延命化
を図った電子写真感光体を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、円筒状ドラ
ムの外周面上に感光液を塗布した電子写真感光体におい
て、前記円筒状ドラムの端部に残る感光液未塗布部分の
ドラム軸方向長さを5mm以内としたことで解決できる。
ムの外周面上に感光液を塗布した電子写真感光体におい
て、前記円筒状ドラムの端部に残る感光液未塗布部分の
ドラム軸方向長さを5mm以内としたことで解決できる。
【0007】また、円筒状ドラムの外周面上に2層以上
の感光液が積層された電子写真感光体の場合には、前記
円筒状ドラムの端部に残る感光液未塗布部分のドラム軸
方向長さが5mm以内であるとともに、重なり合う二層の
関係において、相対的に上層の縁端位置は下層縁端位置
からドラム軸方向の中央寄りに5mm以内とする。
の感光液が積層された電子写真感光体の場合には、前記
円筒状ドラムの端部に残る感光液未塗布部分のドラム軸
方向長さが5mm以内であるとともに、重なり合う二層の
関係において、相対的に上層の縁端位置は下層縁端位置
からドラム軸方向の中央寄りに5mm以内とする。
【0008】また、電荷発生層の剥離等を防止するため
には、電荷発生層の縁端部分を電荷輸送層で包囲するこ
とで解決できる。
には、電荷発生層の縁端部分を電荷輸送層で包囲するこ
とで解決できる。
【0009】
【作用】本発明においては、円筒状ドラムの端部に残る
感光液未塗布部分のドラム軸方向長さを5mm以内とする
ため、感光ドラムの寸法の縮小化により、コストの低減
および装置の小型化を図り得る。また、強度的に弱い電
荷発生層の側縁部分を強度的に強い電荷輸送層によって
包囲することにより、前記電荷発生層が現像剤、クリー
ニング部材などとの接触が無くなるとともに、剥離、損
傷等が無くなるため感光体としての耐用期間が長期化す
る。
感光液未塗布部分のドラム軸方向長さを5mm以内とする
ため、感光ドラムの寸法の縮小化により、コストの低減
および装置の小型化を図り得る。また、強度的に弱い電
荷発生層の側縁部分を強度的に強い電荷輸送層によって
包囲することにより、前記電荷発生層が現像剤、クリー
ニング部材などとの接触が無くなるとともに、剥離、損
傷等が無くなるため感光体としての耐用期間が長期化す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳説する。本
発明に係る電子写真感光体を得るための塗布装置として
は、たとえば、特開昭61−25149号公報、および
特開昭58−189061号公報などに開示された中空
ドラムの外面上に、感光液をリング状に供給する塗布装
置により連続的に塗布する塗布装置を用いることができ
る。図5は、後者の公報に係る塗布装置例を示したもの
で、1は被塗布物としての導電性中空ドラムで、これを
引き上げる過程でその外表面に、本発明に係るスライド
ホッパー型塗布装置により感光液を塗布して感光層が形
成される。
発明に係る電子写真感光体を得るための塗布装置として
は、たとえば、特開昭61−25149号公報、および
特開昭58−189061号公報などに開示された中空
ドラムの外面上に、感光液をリング状に供給する塗布装
置により連続的に塗布する塗布装置を用いることができ
る。図5は、後者の公報に係る塗布装置例を示したもの
で、1は被塗布物としての導電性中空ドラムで、これを
引き上げる過程でその外表面に、本発明に係るスライド
ホッパー型塗布装置により感光液を塗布して感光層が形
成される。
【0011】前記中空ドラム1の外周にはこれを連続的
に取り囲むリング状の塗布ヘッド10が設けられてい
る。この塗布ヘッド10には、中空ドラム1側に開口す
る塗布液流出口11を有する幅狭の塗布液分配スリット
12が水平方向に形成されている。このスリット12は
液溜ヘッダ13に連通し、この液溜ヘッダ13には感光
液Lを圧送ポンプ(図示せず)により供給管14を介し
て供給するようになっている。他方、スリット12の塗
布液流出口11の下側には、連続して下窄まりに傾斜し
中空ドラム1の外寸よりやや大なる寸法で終端をなすよ
うに形成された液スライド面15が形成されている。さ
らに、この液スライド面15終端より下方に延びる唇状
部16が形成されている。唇状部16の下方には、これ
に連なる減圧室17が形成され、減圧ポンプに連なって
いる。減圧室17を減圧すると、唇状部16に感光液を
確実に導くことができ、塗布性が良好となる。
に取り囲むリング状の塗布ヘッド10が設けられてい
る。この塗布ヘッド10には、中空ドラム1側に開口す
る塗布液流出口11を有する幅狭の塗布液分配スリット
12が水平方向に形成されている。このスリット12は
液溜ヘッダ13に連通し、この液溜ヘッダ13には感光
液Lを圧送ポンプ(図示せず)により供給管14を介し
て供給するようになっている。他方、スリット12の塗
布液流出口11の下側には、連続して下窄まりに傾斜し
中空ドラム1の外寸よりやや大なる寸法で終端をなすよ
うに形成された液スライド面15が形成されている。さ
らに、この液スライド面15終端より下方に延びる唇状
部16が形成されている。唇状部16の下方には、これ
に連なる減圧室17が形成され、減圧ポンプに連なって
いる。減圧室17を減圧すると、唇状部16に感光液を
確実に導くことができ、塗布性が良好となる。
【0012】かかる塗布装置において、中空ドラム1を
引き上げる過程で、感光液Lをスリット12から押出
し、液スライド面15に沿って流下させると、唇状部1
6に到った感光液は、その唇状部16と中空ドラム1外
面とのクリアランスに相当する厚みをもって中空ドラム
1外面に塗布される。
引き上げる過程で、感光液Lをスリット12から押出
し、液スライド面15に沿って流下させると、唇状部1
6に到った感光液は、その唇状部16と中空ドラム1外
面とのクリアランスに相当する厚みをもって中空ドラム
1外面に塗布される。
【0013】実際の塗布に際しては、前記塗布ヘッド1
0の他、中空ドラム1の端部における塗布故障を防止す
るために、後述のように、スペーサードラムを用いて感
光液の連続塗布を行うのが望ましい。すなわち、図6の
塗布工程図に示されるように、第1スペーサードラム2
1、第1中空ドラム1A、第2スペーサードラム22、
第2中空ドラム1Bを順に嵌合させておき、第2中空ド
ラム1Bの下方から第3スペーサードラム23および第
3中空ドラム1Cを持込み、第3スペーサードラム23
を第2中空ドラム1Bに嵌合させるとともに、第3スペ
ーサードラム23および第3中空ドラム1Cを同時に上
昇させ、その上昇過程で、第1スペーサードラム21、
第1中空ドラム1A、第2スペーサードラム22および
第2中空ドラム1B外面への感光液の塗布を行う。また
適宜の時点で、たとえば第2中空ドラム1Bの途中まで
塗布を行った時点で、第1スペーサードラム21および
第1中空ドラム1A除去する。塗布は連続的に、さらに
第3スペーサードラム23および第3中空ドラム1Cに
対して行う。なお、塗布ヘッド10と塗布対象物1と
は、相対的に移動すればよく、塗布ヘッド10が移動し
てもよい。また、塗布対象物1を下降させる過程で塗布
するようにしてもよい。また、前記スペーサードラム2
1、22、23への感光液塗布時点において、塗布流量
を下げる制御を行えば、感光液のロスを少なくすること
ができるとともに、下側の中空ドラム1へのタレを防止
することができる。
0の他、中空ドラム1の端部における塗布故障を防止す
るために、後述のように、スペーサードラムを用いて感
光液の連続塗布を行うのが望ましい。すなわち、図6の
塗布工程図に示されるように、第1スペーサードラム2
1、第1中空ドラム1A、第2スペーサードラム22、
第2中空ドラム1Bを順に嵌合させておき、第2中空ド
ラム1Bの下方から第3スペーサードラム23および第
3中空ドラム1Cを持込み、第3スペーサードラム23
を第2中空ドラム1Bに嵌合させるとともに、第3スペ
ーサードラム23および第3中空ドラム1Cを同時に上
昇させ、その上昇過程で、第1スペーサードラム21、
第1中空ドラム1A、第2スペーサードラム22および
第2中空ドラム1B外面への感光液の塗布を行う。また
適宜の時点で、たとえば第2中空ドラム1Bの途中まで
塗布を行った時点で、第1スペーサードラム21および
第1中空ドラム1A除去する。塗布は連続的に、さらに
第3スペーサードラム23および第3中空ドラム1Cに
対して行う。なお、塗布ヘッド10と塗布対象物1と
は、相対的に移動すればよく、塗布ヘッド10が移動し
てもよい。また、塗布対象物1を下降させる過程で塗布
するようにしてもよい。また、前記スペーサードラム2
1、22、23への感光液塗布時点において、塗布流量
を下げる制御を行えば、感光液のロスを少なくすること
ができるとともに、下側の中空ドラム1へのタレを防止
することができる。
【0014】かかる環状の塗布ヘッド10を用いた塗布
を行うことにより、図1に示されるように、中空ドラム
1の端部の未塗布部分のドラム軸方向の寸法lを5mm以
内とすることができる。また、好ましくは前述したよう
にスペーサードラム21、22、23を含め連続的に塗
布を行うか、または中空ドラム1の端部が塗布ヘッド1
0に差し掛かる少し手前で塗布を行うことにより、前記
寸法lを0mmとすることができる。また、図2に示され
るように、下層より下引層2C、電荷発生層2B、電荷
輸送層2Aの三層が積層された機能分離型感光層の場合
にも同様に、未塗布部分のドラム軸方向寸法lを5〜0
mmとするとともに、それぞれ下層との縁端位置のズレ寸
法m、nを同様に5〜0mmとすることができる。なお、
前記多層塗布の場合には、さらに最上層の縁端位置から
ドラムの縁端位置までの距離、図2の例ではl+m+n
は15mm以内、好ましくは0mmとすることが望ましい。
を行うことにより、図1に示されるように、中空ドラム
1の端部の未塗布部分のドラム軸方向の寸法lを5mm以
内とすることができる。また、好ましくは前述したよう
にスペーサードラム21、22、23を含め連続的に塗
布を行うか、または中空ドラム1の端部が塗布ヘッド1
0に差し掛かる少し手前で塗布を行うことにより、前記
寸法lを0mmとすることができる。また、図2に示され
るように、下層より下引層2C、電荷発生層2B、電荷
輸送層2Aの三層が積層された機能分離型感光層の場合
にも同様に、未塗布部分のドラム軸方向寸法lを5〜0
mmとするとともに、それぞれ下層との縁端位置のズレ寸
法m、nを同様に5〜0mmとすることができる。なお、
前記多層塗布の場合には、さらに最上層の縁端位置から
ドラムの縁端位置までの距離、図2の例ではl+m+n
は15mm以内、好ましくは0mmとすることが望ましい。
【0015】一方、図3に示されるように、電荷発生層
2B、電荷輸送層2Aの二層が積層された機能分離型感
光層の場合に、弱い電荷発生層2Bの縁端部を表層の強
度的に強い電荷輸送2Aで包囲することによって、弱い
電荷発生層2Bの損傷、剥離等を防止することができ
る。かかる場合の塗布要領は、図6に示される中空ドラ
ム1A〜1Cの上下移動の過程において、塗布ヘッド1
1から塗布液流出を制御して各塗布層の縁端位置をコン
トロールすることによって容易にかかる断面形状の塗布
層を構成することができる。なお、係る断面構成の場合
にも未塗布部分の寸法lは5〜0mmであることが望まし
いが、電荷発生層2Bの保護を主目的とするのであれ
ば、浸漬塗布によっても、かかる断面形状とすることが
できる。すなわち、電荷発生層2Bを塗布する際に浸漬
液位を少し浅めにして浸漬を行った後、その上層の電荷
輸送層2Aを浸漬塗布する際に前記電荷発生層2B部分
を完全に浸漬させることによって前記電荷発生層2Bを
電荷輸送層2Aによって包囲することができる。また、
図4に示されるように、最下層に下引層2Cを加えた三
層構成の場合にも、同様の塗布方法により、弱い電荷発
生層2Bの縁端部を表層の強度的に強い電荷輸送2Aで
包囲することができる。
2B、電荷輸送層2Aの二層が積層された機能分離型感
光層の場合に、弱い電荷発生層2Bの縁端部を表層の強
度的に強い電荷輸送2Aで包囲することによって、弱い
電荷発生層2Bの損傷、剥離等を防止することができ
る。かかる場合の塗布要領は、図6に示される中空ドラ
ム1A〜1Cの上下移動の過程において、塗布ヘッド1
1から塗布液流出を制御して各塗布層の縁端位置をコン
トロールすることによって容易にかかる断面形状の塗布
層を構成することができる。なお、係る断面構成の場合
にも未塗布部分の寸法lは5〜0mmであることが望まし
いが、電荷発生層2Bの保護を主目的とするのであれ
ば、浸漬塗布によっても、かかる断面形状とすることが
できる。すなわち、電荷発生層2Bを塗布する際に浸漬
液位を少し浅めにして浸漬を行った後、その上層の電荷
輸送層2Aを浸漬塗布する際に前記電荷発生層2B部分
を完全に浸漬させることによって前記電荷発生層2Bを
電荷輸送層2Aによって包囲することができる。また、
図4に示されるように、最下層に下引層2Cを加えた三
層構成の場合にも、同様の塗布方法により、弱い電荷発
生層2Bの縁端部を表層の強度的に強い電荷輸送2Aで
包囲することができる。
【0016】ところで、本発明において用いられる感光
液としては、酸化亜鉛や硫化カドミウム等の無機感光材
料、ポリビニルカルバゾールとトリニトロフルオレン等
の有機感光材料を高分子バインダーに分散させたものを
用いることができる。また、機能分離側感光層の場合、
電荷発生層はアゾ顔料、キノン顔料、ペリレン顔料、フ
タロシアニン顔料、アンスアンスロン顔料等をポリカー
ボネートなどの高分子バインダーに分散して得ることが
できる。また電荷輸送層は多環芳香族化合物、含窒素環
式化合物等を高分子バインダーに分散して得ることがで
きる。
液としては、酸化亜鉛や硫化カドミウム等の無機感光材
料、ポリビニルカルバゾールとトリニトロフルオレン等
の有機感光材料を高分子バインダーに分散させたものを
用いることができる。また、機能分離側感光層の場合、
電荷発生層はアゾ顔料、キノン顔料、ペリレン顔料、フ
タロシアニン顔料、アンスアンスロン顔料等をポリカー
ボネートなどの高分子バインダーに分散して得ることが
できる。また電荷輸送層は多環芳香族化合物、含窒素環
式化合物等を高分子バインダーに分散して得ることがで
きる。
【0017】電荷発生層の厚さは、0.01〜1μ好ましく
は0.05〜0.5μであり、電荷輸送層の厚さは好ましくは
5〜20μである。感光液の粘度は0.5〜 700cpの範囲
で、好ましくは1〜 500cpの範囲である。
は0.05〜0.5μであり、電荷輸送層の厚さは好ましくは
5〜20μである。感光液の粘度は0.5〜 700cpの範囲
で、好ましくは1〜 500cpの範囲である。
【0018】また、下引層2Cとしては、カゼイン、ポ
リビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−ア
クリル酸コポリマー、ポリアミド(ナイロン6、ナイロ
ン66、ナイロン610、共重合ナイロン、アルコキシ
メチル化ナイロンなど)、ポリウレタン、ゼラチン、酸
化アルミニウムなどを用いることができる。前記下引層
2Cの厚さは、0.1〜5μ好ましくは0.3〜3μの範囲
が適当とされる。
リビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−ア
クリル酸コポリマー、ポリアミド(ナイロン6、ナイロ
ン66、ナイロン610、共重合ナイロン、アルコキシ
メチル化ナイロンなど)、ポリウレタン、ゼラチン、酸
化アルミニウムなどを用いることができる。前記下引層
2Cの厚さは、0.1〜5μ好ましくは0.3〜3μの範囲
が適当とされる。
【0019】なお、本発明に用いる円筒形状の被塗布物
としては、アルミニウム、ステンレス、導電層が形成さ
れたプラスチック等を用いることができる。
としては、アルミニウム、ステンレス、導電層が形成さ
れたプラスチック等を用いることができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ドラム
端部の感光液未塗布部分を一定寸法内に抑え、または未
塗布部分を無くすことによる感光ドラム寸法の縮小化に
より、コストの低減および装置の小型化を図ることがで
きる。また感光層の縁端部において電荷輸送層が電荷発
生層を包囲することにより電荷発生層での損傷、剥離等
を防止することができる。
端部の感光液未塗布部分を一定寸法内に抑え、または未
塗布部分を無くすことによる感光ドラム寸法の縮小化に
より、コストの低減および装置の小型化を図ることがで
きる。また感光層の縁端部において電荷輸送層が電荷発
生層を包囲することにより電荷発生層での損傷、剥離等
を防止することができる。
【図1】本発明に係る一層構成の場合の電子写真感光体
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図2】本発明に係る三層構成の場合の電子写真感光体
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図3】本発明に係る二層構成の場合の電子写真感光体
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図4】本発明に係る三層構成の場合の電子写真感光体
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図5】環状の塗布装置の縦断面図である。
【図6】塗布工程を順に示す概要図である。
1、1A、1B、1C…中空ドラム、10…塗布ヘッド
11…塗布液流出口12…スリット、15…液スライ
ド面、16…唇状部、21、22、23…スペーサード
ラム、L…感光液
11…塗布液流出口12…スリット、15…液スライ
ド面、16…唇状部、21、22、23…スペーサード
ラム、L…感光液
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 工藤 浩一
東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株
式会社内
(72)発明者 小林 信昭
東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株
式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】円筒状ドラムの外周面上に感光液を塗布し
た電子写真感光体において、 前記円筒状ドラムの端部に残る感光液未塗布部分のドラ
ム軸方向長さが5mm以内であることを特徴とする電子写
真感光体。 - 【請求項2】円筒状ドラムの外周面上に2層以上の感光
液が積層された電子写真感光体において、 前記円筒状ドラムの端部に残る感光液未塗布部分のドラ
ム軸方向長さが5mm以内であるとともに、重なり合う上
下二層の関係において、相対的に上層の縁端位置は下層
縁端位置からドラム軸方向の中央寄りに5mm以内である
ことを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項3】円筒状ドラムの外周面上に電荷発生層とそ
の上層に電荷輸送層とが積層された電子写真感光体にお
いて、 前記電荷発生層の縁端部分を電荷輸送層で包囲したこと
を特徴とする電子写真感光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17239891A JPH0519500A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17239891A JPH0519500A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 電子写真感光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0519500A true JPH0519500A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=15941204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17239891A Pending JPH0519500A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0519500A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0670526A2 (en) * | 1994-03-02 | 1995-09-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic apparatus, process cartridge and phototsensitive member |
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JP2014182198A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法及び画像形成装置 |
JP2017142369A (ja) * | 2016-02-10 | 2017-08-17 | キヤノン株式会社 | 電子写真装置、およびプロセスカートリッジ |
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1991
- 1991-07-12 JP JP17239891A patent/JPH0519500A/ja active Pending
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