JPH05151894A - メタルハライドランプの外球排気方法 - Google Patents
メタルハライドランプの外球排気方法Info
- Publication number
- JPH05151894A JPH05151894A JP33585791A JP33585791A JPH05151894A JP H05151894 A JPH05151894 A JP H05151894A JP 33585791 A JP33585791 A JP 33585791A JP 33585791 A JP33585791 A JP 33585791A JP H05151894 A JPH05151894 A JP H05151894A
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- bulb
- emitting tube
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 メタルハライドランプの初期光束が高く、か
つランプ光束維持率の改善等特性が優れたランプを提供
する。 【構成】 発光管と支持体とからなる外球マウントを封
止し、外球排気時に発光管を点灯し、安定点灯後外球内
に酸素ガスを導入し、その後排気する工程よりなる。
つランプ光束維持率の改善等特性が優れたランプを提供
する。 【構成】 発光管と支持体とからなる外球マウントを封
止し、外球排気時に発光管を点灯し、安定点灯後外球内
に酸素ガスを導入し、その後排気する工程よりなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、外球内に発光管を支持
するメタルハライドランプの製造方法に関し、特に外球
排気方法の改良に関する。
するメタルハライドランプの製造方法に関し、特に外球
排気方法の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】両端に一対の主電極を封着し、内部に水
銀、アルゴンガスおよび金属ハロゲン化物を封入してな
る石英製発光管を外球内に支持してなるメタルハライド
ランプは、通常外球内に窒素などの不活性ガスが充填さ
れており、かつ外球内の不純ガスを除去するためジルコ
ニウムとアルミニウム（Ｚｒ−Ａｌ）などの合金からな
るゲッターが配置されている。かかるゲッターは外球内
の水素、水、一酸化炭素などを物理的あるいは化学反応
により吸着する機能を有する。
銀、アルゴンガスおよび金属ハロゲン化物を封入してな
る石英製発光管を外球内に支持してなるメタルハライド
ランプは、通常外球内に窒素などの不活性ガスが充填さ
れており、かつ外球内の不純ガスを除去するためジルコ
ニウムとアルミニウム（Ｚｒ−Ａｌ）などの合金からな
るゲッターが配置されている。かかるゲッターは外球内
の水素、水、一酸化炭素などを物理的あるいは化学反応
により吸着する機能を有する。
【０００３】この種ランプはゲッターを外球内に配置し
ていないと、ランプの寿命特性に悪影響が生じ点灯後短
時間でランプ光束の低下やランプ始動不良を起こす。
ていないと、ランプの寿命特性に悪影響が生じ点灯後短
時間でランプ光束の低下やランプ始動不良を起こす。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】一方、メタルハライド
ランプの製造方法によると、発光管と発光管支持部材と
からなる外球マウントを外球バルブに組み込み、外球封
止および外球排気する工程において、前記ゲッターによ
り外球内の水が分解され水素が発生するため、発光管の
端部外表面に塗布している酸化ジルコニウム（Ｚｒ
Ｏ2 ）などからなる保温膜が還元されて着色してしま
う。そして、製造後ランプとして用いると、着色した発
光管保温膜によりランプの初期光束が低下し、実用上支
障が生じる。
ランプの製造方法によると、発光管と発光管支持部材と
からなる外球マウントを外球バルブに組み込み、外球封
止および外球排気する工程において、前記ゲッターによ
り外球内の水が分解され水素が発生するため、発光管の
端部外表面に塗布している酸化ジルコニウム（Ｚｒ
Ｏ2 ）などからなる保温膜が還元されて着色してしま
う。そして、製造後ランプとして用いると、着色した発
光管保温膜によりランプの初期光束が低下し、実用上支
障が生じる。
【０００５】本発明は前記の問題点を解決するためにな
されたもので、ランプ外球の排気方法を改良することに
よりランプの初期光束が高く、かつランプ光束維持率の
改善等ランプ特性の優れたメタルハライドランプを提供
することを目的とする。
されたもので、ランプ外球の排気方法を改良することに
よりランプの初期光束が高く、かつランプ光束維持率の
改善等ランプ特性の優れたメタルハライドランプを提供
することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、メタルハライ
ドランプの製造方法において、外球排気工程時に発光管
を点灯し安定点灯後外球内に酸素ガスを導入して短時間
のうちに再度排気することを特徴とする。又、前記酸素
ガスは酸素と窒素の混合ガスであってもよい。
ドランプの製造方法において、外球排気工程時に発光管
を点灯し安定点灯後外球内に酸素ガスを導入して短時間
のうちに再度排気することを特徴とする。又、前記酸素
ガスは酸素と窒素の混合ガスであってもよい。
【０００７】
【作用】このように構成することにより、発光管端部の
着色した保温膜を白色化すると共に、発光管保温膜や外
球内面の蛍光膜等の着色化に影響する炭素および炭素化
合物（ＣＯなど）を外球内から低減することが可能とな
る。
着色した保温膜を白色化すると共に、発光管保温膜や外
球内面の蛍光膜等の着色化に影響する炭素および炭素化
合物（ＣＯなど）を外球内から低減することが可能とな
る。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図１はメタルハライドランプの側面図であり、石英
製発光管１の端部には一対の主電極２ａ，２ｂおよび補
助電極３が封着され内部には水銀、アルゴンガスおよび
金属ハロゲン化物が封入されている。又、発光管１の端
部外表面にはＺｒＯ2 の白色保温膜４が塗布されてい
る。そして、このような発光管は一端に口金１１を有す
る外球６内に一対の発光管支持金具１０ａ，１０ｂを介
して機械的に支持され、かつリード線５を介して電気的
に接続されている。なお、図中７は始動抵抗、８はバイ
メタルスイッチを示す。又、前記支持金具１０ａ，１０
ｂの発光管支持部分にはＺｒ−Ａｌゲッター９ａ，９ｂ
が取り付けてある。
る。図１はメタルハライドランプの側面図であり、石英
製発光管１の端部には一対の主電極２ａ，２ｂおよび補
助電極３が封着され内部には水銀、アルゴンガスおよび
金属ハロゲン化物が封入されている。又、発光管１の端
部外表面にはＺｒＯ2 の白色保温膜４が塗布されてい
る。そして、このような発光管は一端に口金１１を有す
る外球６内に一対の発光管支持金具１０ａ，１０ｂを介
して機械的に支持され、かつリード線５を介して電気的
に接続されている。なお、図中７は始動抵抗、８はバイ
メタルスイッチを示す。又、前記支持金具１０ａ，１０
ｂの発光管支持部分にはＺｒ−Ａｌゲッター９ａ，９ｂ
が取り付けてある。
【０００９】このようなランプの製造方法特に、外球製
作工程においては、まず前記発光管１と発光管支持金具
１０ａ，１０ｂ等からなる外球マウントを外球内に封止
する工程より始まる。次に、外球排気工程に移り真空排
気時に発光管を点灯し、数分の安定点灯後外球内に所定
量の酸素ガスを導入する。そして、数分後再度真空排気
することにより次工程に移す。
作工程においては、まず前記発光管１と発光管支持金具
１０ａ，１０ｂ等からなる外球マウントを外球内に封止
する工程より始まる。次に、外球排気工程に移り真空排
気時に発光管を点灯し、数分の安定点灯後外球内に所定
量の酸素ガスを導入する。そして、数分後再度真空排気
することにより次工程に移す。
【００１０】以下、本発明の具体的実施例を、定格電力
４００Ｗメタルハライドランプを用いて行なった実験に
ついて説明する。発光管を含む外球マウントを外球バル
ブに封止後、真空に排気しながら約４００℃雰囲気中で
５分間点灯し、酸素と窒素の混合ガス（Ｏ2 ：Ｎ2 ＝２
０：８０）を１×１０4 〜７×１０5 Ｐａ導入する。そ
して、所要時間保持した後再び３分間排気を行なう。
４００Ｗメタルハライドランプを用いて行なった実験に
ついて説明する。発光管を含む外球マウントを外球バル
ブに封止後、真空に排気しながら約４００℃雰囲気中で
５分間点灯し、酸素と窒素の混合ガス（Ｏ2 ：Ｎ2 ＝２
０：８０）を１×１０4 〜７×１０5 Ｐａ導入する。そ
して、所要時間保持した後再び３分間排気を行なう。
【００１１】表１に混合ガス導入圧力１×１０4 Ｐａ、
表２に７×１０5 Ｐａの場合の、混合ガス導入後の保持
時間と外球内残留不純ガス（水素、一酸化炭素）の関係
を示す。
表２に７×１０5 Ｐａの場合の、混合ガス導入後の保持
時間と外球内残留不純ガス（水素、一酸化炭素）の関係
を示す。
【００１２】
【表１】
【００１３】
【表２】
【００１４】表１及び表２に示すように、混合ガスを導
入することでＨ2 を１／３以下、ＣＯを１／５以下に減
らすことができる。又、混合ガスの導入圧力の違いによ
っても外球内残留ガスに差がないことがわかる。次に、
表３に混合ガス導入圧力が１×１０4 Ｐａの場合の、導
入後の保持時間とランプ初期光束値及びランプ内を目視
した結果を示す。
入することでＨ2 を１／３以下、ＣＯを１／５以下に減
らすことができる。又、混合ガスの導入圧力の違いによ
っても外球内残留ガスに差がないことがわかる。次に、
表３に混合ガス導入圧力が１×１０4 Ｐａの場合の、導
入後の保持時間とランプ初期光束値及びランプ内を目視
した結果を示す。
【００１５】
【表３】
【００１６】表３から明らかなように、混合ガスを導入
することでランプ初期光束が約１０％上昇することがわ
かる。又、保持時間によってランプ初期光束に差はない
が、３分間保持した場合は発光管はマウント材料及びゲ
ッターまでが酸化してしまい、ゲッターの機能が低下す
ることがあるので、３分以内が望ましい。
することでランプ初期光束が約１０％上昇することがわ
かる。又、保持時間によってランプ初期光束に差はない
が、３分間保持した場合は発光管はマウント材料及びゲ
ッターまでが酸化してしまい、ゲッターの機能が低下す
ることがあるので、３分以内が望ましい。
【００１７】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るメタルハラ
イドランプの外球排気方法は、比較的簡単な構成によ
り、ランプ初期光束を約１０％上げることができるばか
りでなく、外球内の不純ガスも低減することが可能であ
り、産業上の利用価値は大きい。
イドランプの外球排気方法は、比較的簡単な構成によ
り、ランプ初期光束を約１０％上げることができるばか
りでなく、外球内の不純ガスも低減することが可能であ
り、産業上の利用価値は大きい。
【図１】本発明に係るメタルハライドランプの側面図。
１ 発光管 ２ａ 主電極 ２ｂ 主電極 ３ 始動補助電極 ４ 保温膜 ５ 外球リード ６ 外球バルブ ７ 始動補助抵抗 ８ バイメタルスイッチ ９ａ Ｚｒ−Ａｌゲッター ９ｂ Ｚｒ−Ａｌゲッター １０ａ 発光管支持金具 １０ｂ 発光管支持金具
Claims (2)
- 【請求項１】 メタルハライドランプの製造方法におい
て、発光管と支持体とからなる外球マウントを封止し、
外球排気時に発光管を点灯し、安定点灯後外球内に酸素
ガスを導入し、その後排気する工程よりなるメタルハラ
イドランプの外球排気方法。 - 【請求項２】 前記酸素ガスは、酸素と窒素の混合ガス
からなる請求項１記載のメタルハライドランプの外球排
気方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33585791A JPH05151894A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | メタルハライドランプの外球排気方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33585791A JPH05151894A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | メタルハライドランプの外球排気方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05151894A true JPH05151894A (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=18293164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33585791A Pending JPH05151894A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | メタルハライドランプの外球排気方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05151894A (ja) |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP33585791A patent/JPH05151894A/ja active Pending
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