JPH05159744A - アークチューブ用電極アッシー及びその製造方法 - Google Patents
アークチューブ用電極アッシー及びその製造方法Info
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- JPH05159744A JPH05159744A JP3324496A JP32449691A JPH05159744A JP H05159744 A JPH05159744 A JP H05159744A JP 3324496 A JP3324496 A JP 3324496A JP 32449691 A JP32449691 A JP 32449691A JP H05159744 A JPH05159744 A JP H05159744A
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Abstract
クチューブ用電極アッシー及びその製造方法の提供。 【構成】 電極棒14の端部をモリブデン箔に重合し、
この重合部をスポット溶接して電極棒14とモリブデン
箔12を接合一体化するが、電極棒14の先端をわずか
に余して溶接し、電極棒14の先端を溶接しないように
して(非溶接部L2を設け)、モリブデン箔12が電極
棒の端縁部14aの直角コーナ部14a1によって傷つ
かないようにした。
Description
あるアークチューブ内に封着される電極アッシーに係
り、特にモリブデン箔と電極棒とがスポット溶接により
接合一体化された構造の電極アッシー及びその製造方法
に関する。
ークチューブ1は、ガラス管内に一対の電極アッシー3
が挿通された状態でガラス管の両端部がピンチシールさ
れ、ピンチシール部2aに封着された電極アッシー3の
電極棒5がガラス管中央の密閉ガラス球2b内に突出
し、ピンチシール部2aからはリード線6が外部に導出
した構造となっている。電極アッシー3は、図6に示さ
れるように、モリブデン箔4の長手方向端部に電極棒5
とリード線6が溶接されて接合一体化された構造となっ
ている。図6符号7はスポット溶接領域を示す。
るには、図7に示されるように、スポット溶接用の対向
電極8a,8bによりモリブデン箔4と電極棒5の重合
部7全域を挟圧した状態でスポット溶接が行われる。そ
して電極棒は一般にタングステン製で、モリブデン箔と
の溶接性(馴染み)はあまりよくない。このため電極棒
5とモリブデン箔4間の接触圧を大きく保持した状態で
溶接を行う。その結果、電極棒端縁部5aの直角コーナ
部5a1によって柔らかいモリブデン箔が傷つき、クラ
ックが生じる場合があり、特に電極棒5は長尺の電極棒
材料を所定寸法に切断したもので、電極棒5の端縁部5
aにはバリが残っていたり、切断端面が鋭角状に鋭って
いたりすることがあり、このような場合にこの傾向が著
しい。そしてモリブデン箔4にクラックが生じている
と、アークチューブ製造工程の1つであるピンチシール
工程において、図8に示されるように、モリブデン箔4
がクラック位置において切れてしまう、いわゆる箔切れ
という問題が発生するおそれがあった。
れたもので、その目的は、ピンチシール工程において箔
切れしないアークチューブ用電極アッシー及びその製造
方法を提供することにある。
に、請求項1に係るアークチューブ用電極アッシーにお
いては、電極棒の端部がモリブデン箔に重合され、この
重合部がスポット溶接されて電極棒とモリブデン箔が接
合一体化されたアークチューブ用電極アッシーにおい
て、モリブデン箔と重合する電極棒の先端に非溶接部を
設けるようにしたものである。
アッシーの製造方法においては、スポット溶接用対向電
極でモリブデン箔と電極棒の端部とを重合状態に挟持
し、この重合部を溶接するアークチューブ用電極アッシ
ーの製造方法において、電極棒の先端をわずかに余して
挟持し溶接するようにしたものである。
スポット溶接用対向電極の挟持力が電極棒の端縁部には
作用しないので、電極棒端縁部の直角コーナ部が電極棒
より柔らかいモリブデン箔を傷つけるおそれがない。
する。図1及び図2は本発明の一実施例を示す図で、図
1はモリブデン箔を水平にして見たアークチューブ用電
極アッシーの要部正面図、図2は図1に示す電極アッシ
ーの製造方法を示す図である。
は、矩形状のモリブデン箔12の長手方向端部にタング
ステン製の電極棒14とモリブデン製のリード線16と
が直列状態にスポット溶接されて接合一体化された構造
となっている。符号13はモリブデン箔12と電極棒1
4との溶接部、符号15はモリブデン箔12とリード線
16との溶接部をそれぞれ示しており、電極棒14及び
リード線16の端縁部14a,16aをわずかに余した
領域が溶接されている。符号L1はスポット溶接領域、
符号L2は非溶接領域を示す。
には、まず下部電極23の上にモリブデン箔12の端部
を載せ、さらにこのモリブデン箔12の上に電極棒14
の端部を載せる。次いで上部電極21を下降させ、上下
の電極21,23によってモリブデン箔12と電極棒1
4との重合部の電極棒端縁部14aをわずかに余した部
位(符号L1参照)を挟持するとともに、電極21,2
3間に電流を通し、モリブデン箔12と電極棒14の重
合部をスポット溶接する。次いで、電極棒14を溶接す
る場合と同様に、モリブデン箔12の他端側にリード線
の端縁部16aをわずかに余してモリブデン箔12とリ
ード線16の重合部を挟持しスポット溶接する。
4aは上部電極の端縁部21aの外側に位置するため、
両部材12,14間に作用する挟持力が電極棒端縁部1
4aとモリブデン箔12間には作用せず、従ってタング
ステン製の電極棒端縁部14aの角部14a1がタング
ステンに比べて柔らかいモリブデン箔14を傷つけてク
ラックを生ぜしめるという不具合がない。またモリブデ
ン箔12とリード線16間の溶接部においても、同様に
モリブデン箔12が傷ついたりクラックが生じたりする
という不具合がない。
リード線16の溶接する手順は、リード線16を先に溶
接し、その後電極棒14を溶接するようにするようにし
てもよく、或いは両者を同時に溶接するようにしてもよ
い。
すもので、図1及び図2にそれぞれ対応する図である。
この第2の実施例における電極アッシー10は、電極棒
14(リード線16)の端縁部14a(16a)及びモ
リブデン箔12の端縁部12aの双方に非溶接部L2が
設けられており、即ちモリブデン箔12と電極棒14
(リード線16)の重合部における両部材の端縁部12
a,14a(16a)をわずかに余した領域L1がスポ
ット溶接された構造となっている。
は、図4に示されるように、モリブデン箔12側の下部
電極23の先端部を一部切除して下部電極23のモリブ
デン箔12との接触面を小さくし、電極棒14(リード
線16)の端縁部14a(16a)及びモリブデン箔の
端縁部12aをそれぞれわずかに余す位置を挟持し溶接
する。
縁部4aに電極からの挟持力が作用する場合にはタング
ステン製電極5より柔らかいモリブデン箔の端縁部の角
部4a1が電極棒5によって押し潰されて、仮想線で示
されるように電極棒5とモリブデン箔4がθだけ傾斜し
た状態に接合一体化されるおそれがある。しかし本実施
例では、モリブデン箔12と電極棒14(又はリード線
16)の溶接工程において、電極棒14(リード線1
6)の端縁部14a(16a)の他、モリブデン箔12
の端縁部12aにも両部材12,14(16)間に作用
する挟持力が作用しないようにされて溶接されるので、
モリブデン箔が端縁部14a(16a)で傷つくことな
く、さらにモリブデン箔12と電極棒14(リード線1
6)が傾斜することなく真直ぐに接合一体化される。
に係るアークチューブ用電極アッシーによれば、電極棒
とモリブデン箔との溶接工程において、溶接用対向電極
の挟持力が電極棒の端縁部には作用しないので、電極棒
の直角コーナ部が電極棒より柔らかいモリブデン箔を傷
つけるおそれがなく、アークチューブのピンチシール工
程において箔切れしない電極アッシーが得られる。
によれば、アークチューブのピンチシール工程において
箔切れのおそれがないので、品質の安定したアークチュ
ーブを提供することができる。
電極アッシーの正面図
面図
Claims (2)
- 【請求項1】 電極棒の端部がモリブデン箔に重合さ
れ、この重合部がスポット溶接されて電極棒とモリブデ
ン箔が接合一体化されたアークチューブ用電極アッシー
において、モリブデン箔と重合する電極棒の先端に非溶
接部が設けられたことを特徴とするアークチューブ用電
極アッシー。 - 【請求項2】 スポット溶接用対向電極でモリブデン箔
と電極棒の端部とを重合状態に挟持し、この重合部を溶
接するアークチューブ用電極アッシーの製造方法におい
て、電極棒の先端をわずかに余して挟持し溶接すること
を特徴とするアークチューブ用電極アッシーの製造方
法。
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