JPH05122910A - 電動機の製造方法 - Google Patents
電動機の製造方法Info
- Publication number
- JPH05122910A JPH05122910A JP10753592A JP10753592A JPH05122910A JP H05122910 A JPH05122910 A JP H05122910A JP 10753592 A JP10753592 A JP 10753592A JP 10753592 A JP10753592 A JP 10753592A JP H05122910 A JPH05122910 A JP H05122910A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- interphase insulating
- insulation
- projection region
- diameter side
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- Pending
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- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 相間絶縁部材を電動機の異相巻線間に挿入す
る際、機械挿入が正しくかつ作業性良く行われるととも
に絶縁材の板厚が薄くて良く、経済的で信頼性の高い電
動機の製造方法を得る。 【構成】 円弧状の複数個の相間絶縁板の両端部を折り
重ねて順次接合して円錐環状の相間絶縁部材を形成する
とともにこの相間絶縁部材の接合部の内径側に突起部を
形成し、この相間絶縁部材を内径側が固定子鉄心側とな
るように電動機の異相巻線間に挿入するようにしたもの
である。
る際、機械挿入が正しくかつ作業性良く行われるととも
に絶縁材の板厚が薄くて良く、経済的で信頼性の高い電
動機の製造方法を得る。 【構成】 円弧状の複数個の相間絶縁板の両端部を折り
重ねて順次接合して円錐環状の相間絶縁部材を形成する
とともにこの相間絶縁部材の接合部の内径側に突起部を
形成し、この相間絶縁部材を内径側が固定子鉄心側とな
るように電動機の異相巻線間に挿入するようにしたもの
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機の製造方法に係わ
り、特にその固定子巻線のコイルエンドの異相巻線間に
電気絶縁を施す電動機の相間絶縁に関するものである。
り、特にその固定子巻線のコイルエンドの異相巻線間に
電気絶縁を施す電動機の相間絶縁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1〜図4は従来装置を示し、このうち
図1は相間絶縁板4を用いた固定子の展開図で、固定子
鉄心1に第1相コイル2と第2相コイル3を施し、各コ
イル2,3のコイルエンド間に図2に示す円環状の相間
絶縁板4を装着している。相間絶縁板4は各コイル2,
3がコイルエンドで接触するのを防止し、耐絶縁性の信
頼度を高める役割をしている。
図1は相間絶縁板4を用いた固定子の展開図で、固定子
鉄心1に第1相コイル2と第2相コイル3を施し、各コ
イル2,3のコイルエンド間に図2に示す円環状の相間
絶縁板4を装着している。相間絶縁板4は各コイル2,
3がコイルエンドで接触するのを防止し、耐絶縁性の信
頼度を高める役割をしている。
【0003】又、図3と図4は相間絶縁板4を第2相コ
イル3とともに機械挿入する状態を示し、相間絶縁板4
は第2相コイル3の挿入時に機械インサータにより図3
の矢印方向から第2相コイル3とともに第1相コイル2
と第2相コイル3との間に挿入される。このとき、相間
絶縁板4の内径側突起部6はウエッジガイド7の上部溝
に係合され、ウエッジガイド7の上昇とともに口出し線
側コイルエンド部における第1相コイル2と第2相コイ
ル3の間に相間絶縁板4の内径側が図3および図4での
上方即ち固定子鉄心1側に位置するように装着される。
また、この際、相間絶縁板4は外径側の切欠き部5の外
側がつぼまって重なり合う形で図3で下側となり、最初
円環状だった相間絶縁板4は装着後は概ね円筒状とな
る。尚、8はワイヤガイドブレードである。
イル3とともに機械挿入する状態を示し、相間絶縁板4
は第2相コイル3の挿入時に機械インサータにより図3
の矢印方向から第2相コイル3とともに第1相コイル2
と第2相コイル3との間に挿入される。このとき、相間
絶縁板4の内径側突起部6はウエッジガイド7の上部溝
に係合され、ウエッジガイド7の上昇とともに口出し線
側コイルエンド部における第1相コイル2と第2相コイ
ル3の間に相間絶縁板4の内径側が図3および図4での
上方即ち固定子鉄心1側に位置するように装着される。
また、この際、相間絶縁板4は外径側の切欠き部5の外
側がつぼまって重なり合う形で図3で下側となり、最初
円環状だった相間絶縁板4は装着後は概ね円筒状とな
る。尚、8はワイヤガイドブレードである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来装置で
は、相間絶縁板4をコイル3と同時に機械挿入できると
いうメリットを有する反面、次のような欠点を有してい
た。即ち、相間絶縁板4は初期形状が厚さの薄い(0.
125〜0.3mm程度)平面的円環形状であるため、
内径側突起部6が機械挿入の際にウエッジガイド7の上
部溝に係合された場合に相間絶縁上必要な厚さだけでは
機械強度的に充分でなく、挿入途中で容易に折れ曲がっ
てウエッジガイド7から脱落し、各コイル2,3のコイ
ルエンド間の奥まで充分に挿入されないという欠点があ
った。また、上記脱落防止に充分な強度を持たせるため
には絶縁上必要な厚さの倍程度の厚さを必要として不経
済になると共に、この場合には機械挿入の際に外径側に
放射状に設けられた切欠き部5の底部から亀裂が入り易
いという欠点があった。また、通常用いられる相間絶縁
板4の材料は静電気を帯び易く、例えば、相間絶縁板4
を積み重ねておき、そこから1枚を取り出す場合相互に
静電気により吸着しているため作業性が悪く、誤って2
枚以上を同時に機械インサータにセットすることも起こ
り易く、この場合も切欠き部5の底部から亀裂が入った
り、挿入されるコイル2,3の量が多い場合には機械イ
ンサータが上昇途中でロックしてしまうなどの製造工程
でのトラブルの原因になる欠点を有していた。
は、相間絶縁板4をコイル3と同時に機械挿入できると
いうメリットを有する反面、次のような欠点を有してい
た。即ち、相間絶縁板4は初期形状が厚さの薄い(0.
125〜0.3mm程度)平面的円環形状であるため、
内径側突起部6が機械挿入の際にウエッジガイド7の上
部溝に係合された場合に相間絶縁上必要な厚さだけでは
機械強度的に充分でなく、挿入途中で容易に折れ曲がっ
てウエッジガイド7から脱落し、各コイル2,3のコイ
ルエンド間の奥まで充分に挿入されないという欠点があ
った。また、上記脱落防止に充分な強度を持たせるため
には絶縁上必要な厚さの倍程度の厚さを必要として不経
済になると共に、この場合には機械挿入の際に外径側に
放射状に設けられた切欠き部5の底部から亀裂が入り易
いという欠点があった。また、通常用いられる相間絶縁
板4の材料は静電気を帯び易く、例えば、相間絶縁板4
を積み重ねておき、そこから1枚を取り出す場合相互に
静電気により吸着しているため作業性が悪く、誤って2
枚以上を同時に機械インサータにセットすることも起こ
り易く、この場合も切欠き部5の底部から亀裂が入った
り、挿入されるコイル2,3の量が多い場合には機械イ
ンサータが上昇途中でロックしてしまうなどの製造工程
でのトラブルの原因になる欠点を有していた。
【0005】本発明は上記した従来の欠点を除去するた
めに成されたものであり、機械挿入が正しくかつ作業性
良く行われるとともに絶縁材の板厚が薄くて良く、経済
的で信頼性の高い電動機の製造方法を提供することを目
的とする。
めに成されたものであり、機械挿入が正しくかつ作業性
良く行われるとともに絶縁材の板厚が薄くて良く、経済
的で信頼性の高い電動機の製造方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電動機の
製造方法は、円弧状の複数個の相間絶縁板の両端部を折
り重ねて順次接合して円錐環状の相間絶縁部材を形成す
るとともに、この相間絶縁部材の接合部の内径側に突起
部を形成し、この相間絶縁部材を内径側が固定子鉄心側
となるように電動機の異相巻線間に挿入するようにした
ものである。
製造方法は、円弧状の複数個の相間絶縁板の両端部を折
り重ねて順次接合して円錐環状の相間絶縁部材を形成す
るとともに、この相間絶縁部材の接合部の内径側に突起
部を形成し、この相間絶縁部材を内径側が固定子鉄心側
となるように電動機の異相巻線間に挿入するようにした
ものである。
【0007】
【作用】この発明の電動機の製造方法は、相間絶縁の形
状を段階的に変えて組立る。
状を段階的に変えて組立る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面とともに説明す
る。図5は相間絶縁板9を示し、相間絶縁板9は外周円
と内周円に囲まれたほぼ180゜の半円環状の平板であ
って、その内周側長さが内周の円周長さの半分以上で外
周側長さが外周の円周長さの半分未満となるように形成
し、その両端部は内径側に夫々内方に突出した突起部
6’を設けるとともに、この突起部6’を含めて点線位
置から折り曲げる。また、相間絶縁板9の内径寸法は固
定子鉄心1の内径より若干大きくするとともに外径半径
は概ね内径半径にコイル2,3のコイルエンド高さ寸法
を加えた寸法にする。また、相間絶縁板9の中央部には
外径側から径方向に切欠き部5を設け、切欠き部5は外
径側に次第に幅が広くなり、その底部5aは円弧状に形
成される。そして、この相間絶縁板9を2個設け、各々
の両端折り曲げ部分を重ね合わせて誘導加熱等により加
熱して接合し、内径側と外径側とで平面的な円弧状でな
く、立体的な概ね円錐環状の相間絶縁部材10を形成す
る。11は前記接合部を示し、突起部6’即ち内径側は
充分接合されているが、外径側は接合されていない。ま
た、接合部11は外側に突出している。
る。図5は相間絶縁板9を示し、相間絶縁板9は外周円
と内周円に囲まれたほぼ180゜の半円環状の平板であ
って、その内周側長さが内周の円周長さの半分以上で外
周側長さが外周の円周長さの半分未満となるように形成
し、その両端部は内径側に夫々内方に突出した突起部
6’を設けるとともに、この突起部6’を含めて点線位
置から折り曲げる。また、相間絶縁板9の内径寸法は固
定子鉄心1の内径より若干大きくするとともに外径半径
は概ね内径半径にコイル2,3のコイルエンド高さ寸法
を加えた寸法にする。また、相間絶縁板9の中央部には
外径側から径方向に切欠き部5を設け、切欠き部5は外
径側に次第に幅が広くなり、その底部5aは円弧状に形
成される。そして、この相間絶縁板9を2個設け、各々
の両端折り曲げ部分を重ね合わせて誘導加熱等により加
熱して接合し、内径側と外径側とで平面的な円弧状でな
く、立体的な概ね円錐環状の相間絶縁部材10を形成す
る。11は前記接合部を示し、突起部6’即ち内径側は
充分接合されているが、外径側は接合されていない。ま
た、接合部11は外側に突出している。
【0009】図7は上記構成の相間絶縁部材10を機械
挿入により第2相コイル3とともに装着する状態を示
し、この場合接合部11が既に固定子鉄心1に挿入され
ている第1相コイル2の極間部分に位置するようにし、
また突起部6’をウエッジガイド7の上部溝に係合し、
従来同様機械インサータにより第2相コイル3と同時挿
入する。突起部6’はセット時にウエッジガイド7の上
部溝に直角に係合する形状となっていて挿入方向に折れ
曲がり難い方向に突出しており、また絶縁材が2枚重ね
合わせて接合されているので絶縁材の厚さを必要以上に
厚くしなくても充分な強度を有しており、機械挿入時に
突起部6’が折れ曲がって相間絶縁部材10が脱落する
ことはない。また、相間絶縁部材10が円錐状であるた
め、従来の平面的円環状のものに比べて機械インサータ
へのセット作業が容易であり、静電気による吸着に際し
ても一つ一つの分離が容易である。さらに、相間絶縁部
材10は最終的にはコイル2,3のコイルエンド間に概
ね円筒状に装着されるが、従来のように平面的円環形状
から切欠き部5により外径側をつぼめて円筒状になるの
に比べて、円錐環状から外径側が切欠き部5が重なるこ
とおよび接合部11が第1相コイル2の極間部の外側に
出て行くことによりつぼまって円筒状に形状変化して行
くもので形状変化がスムーズであり、厚さを薄くできる
ことと相まって挿入時に機械インサータに加わる負荷を
軽減し作業性を高めるとともに、相間絶縁板10や各コ
イル2,3に挿入時に与えるダメージを軽減することが
できる。
挿入により第2相コイル3とともに装着する状態を示
し、この場合接合部11が既に固定子鉄心1に挿入され
ている第1相コイル2の極間部分に位置するようにし、
また突起部6’をウエッジガイド7の上部溝に係合し、
従来同様機械インサータにより第2相コイル3と同時挿
入する。突起部6’はセット時にウエッジガイド7の上
部溝に直角に係合する形状となっていて挿入方向に折れ
曲がり難い方向に突出しており、また絶縁材が2枚重ね
合わせて接合されているので絶縁材の厚さを必要以上に
厚くしなくても充分な強度を有しており、機械挿入時に
突起部6’が折れ曲がって相間絶縁部材10が脱落する
ことはない。また、相間絶縁部材10が円錐状であるた
め、従来の平面的円環状のものに比べて機械インサータ
へのセット作業が容易であり、静電気による吸着に際し
ても一つ一つの分離が容易である。さらに、相間絶縁部
材10は最終的にはコイル2,3のコイルエンド間に概
ね円筒状に装着されるが、従来のように平面的円環形状
から切欠き部5により外径側をつぼめて円筒状になるの
に比べて、円錐環状から外径側が切欠き部5が重なるこ
とおよび接合部11が第1相コイル2の極間部の外側に
出て行くことによりつぼまって円筒状に形状変化して行
くもので形状変化がスムーズであり、厚さを薄くできる
ことと相まって挿入時に機械インサータに加わる負荷を
軽減し作業性を高めるとともに、相間絶縁板10や各コ
イル2,3に挿入時に与えるダメージを軽減することが
できる。
【0010】図8は相間絶縁部材10を各コイル2,3
の口出し線側のコイルエンド間に装着した状態を示し、
接合部11は第1相コイル2の極間部に位置してこの極
間部の接触を防止している。図8では第1相コイル2の
極間部は離れているが、コイルエンドの外観寸法を小さ
く押さえる成形処理を施すとこの極間部は接触し易く突
出した接合部11により絶縁されることにより極間での
レヤショートが防止される。また、切欠き部5は装着後
は従来同様斜線部で重なり合い相間絶縁部材10の円筒
状への変形に役立つ。もちろん、相間絶縁部材10はコ
イル2,3のコイルエンド間の絶縁に役立つ。
の口出し線側のコイルエンド間に装着した状態を示し、
接合部11は第1相コイル2の極間部に位置してこの極
間部の接触を防止している。図8では第1相コイル2の
極間部は離れているが、コイルエンドの外観寸法を小さ
く押さえる成形処理を施すとこの極間部は接触し易く突
出した接合部11により絶縁されることにより極間での
レヤショートが防止される。また、切欠き部5は装着後
は従来同様斜線部で重なり合い相間絶縁部材10の円筒
状への変形に役立つ。もちろん、相間絶縁部材10はコ
イル2,3のコイルエンド間の絶縁に役立つ。
【0011】尚、上記実施例では2極電動機を対象とし
た相間絶縁について述べたが、相間絶縁板9を1/4円
環状にして接合部11を4ヶ所にすれば4極(同心巻
き)電動機に、また、6ヶ所にすれば6極電動機に夫々
適用可能であり、接合個所が増せば加工費は若干アップ
するが材料取りの歩止まりが良くなるのは言うまでもな
い。また、第1相コイル2と第2相コイル3との相間絶
縁について述べたが、第2相コイルと第3相コイルの相
間絶縁にも適用可能であることは言うまでもない。
た相間絶縁について述べたが、相間絶縁板9を1/4円
環状にして接合部11を4ヶ所にすれば4極(同心巻
き)電動機に、また、6ヶ所にすれば6極電動機に夫々
適用可能であり、接合個所が増せば加工費は若干アップ
するが材料取りの歩止まりが良くなるのは言うまでもな
い。また、第1相コイル2と第2相コイル3との相間絶
縁について述べたが、第2相コイルと第3相コイルの相
間絶縁にも適用可能であることは言うまでもない。
【0012】以上のように本発明においては、円弧状平
板に形成した相間絶縁板の両端部の内径側に内方に突出
した突起部を設けるとともに前記両端部は突起部も含め
て折り曲げ、この相間絶縁板の複数個を折り曲げ部分を
接合することにより概ね円錐環状の相間絶縁部材を形成
し、この相間絶縁部材を異相巻線間に内径側が固定し鉄
心側になるように挿入しており、機械挿入時にウエッジ
ガイドの上部溝部に係合する突起部は2枚重ねて接合さ
れているので厚さを絶縁上必要な厚さより厚くしなくて
も充分な強度を有しており、挿入時折れ曲がって機械イ
ンサータから脱落することはなく、正確な挿入を行うこ
とができる。また、板厚が薄くて済むので経済的であ
る。また、相間絶縁部材が円錐環状であるので、機械イ
ンサータへのセットが容易であると共にその複数個が静
電気により吸着した場合に分離が容易であり、かつ装着
最終時の円筒状への変形も円滑に行われて挿入時に相間
絶縁部材、各相巻線および機械インサータへの負荷を軽
減することができ、挿入作業性を高めることができると
ともに絶縁の信頼性を高めることができる。
板に形成した相間絶縁板の両端部の内径側に内方に突出
した突起部を設けるとともに前記両端部は突起部も含め
て折り曲げ、この相間絶縁板の複数個を折り曲げ部分を
接合することにより概ね円錐環状の相間絶縁部材を形成
し、この相間絶縁部材を異相巻線間に内径側が固定し鉄
心側になるように挿入しており、機械挿入時にウエッジ
ガイドの上部溝部に係合する突起部は2枚重ねて接合さ
れているので厚さを絶縁上必要な厚さより厚くしなくて
も充分な強度を有しており、挿入時折れ曲がって機械イ
ンサータから脱落することはなく、正確な挿入を行うこ
とができる。また、板厚が薄くて済むので経済的であ
る。また、相間絶縁部材が円錐環状であるので、機械イ
ンサータへのセットが容易であると共にその複数個が静
電気により吸着した場合に分離が容易であり、かつ装着
最終時の円筒状への変形も円滑に行われて挿入時に相間
絶縁部材、各相巻線および機械インサータへの負荷を軽
減することができ、挿入作業性を高めることができると
ともに絶縁の信頼性を高めることができる。
【0013】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されるの
で、機械挿入が正しくかつ作業性良く行われるとともに
絶縁材の板厚が薄くても良く、経済的で信頼性の高い電
動機の製造方法が得られるという効果がある。
で、機械挿入が正しくかつ作業性良く行われるとともに
絶縁材の板厚が薄くても良く、経済的で信頼性の高い電
動機の製造方法が得られるという効果がある。
【図1】従来の電動機の固定子の展開図である。
【図2】従来の相間絶縁板の平面図である。
【図3】従来の相間絶縁板の挿入作業を説明する正面図
である。
である。
【図4】図3の要部斜視図である。
【図5】本発明に係る相間絶縁板の平面図である。
【図6】本発明に係る相間絶縁部材の正面図である。
【図7】本発明に係る相間絶縁部材の挿入作業を説明す
る正面図である。
る正面図である。
【図8】本発明に係る電動機固定子のコイルエンド部分
の斜視図である。
の斜視図である。
1 固定子鉄心 2 第1相コイル 3 第2相コイル 5 切欠き部 5a 底部 6’ 突起部 7 ウエッジガイド 9 相間絶縁板 10 相間絶縁部材 11 接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村松 繁 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 中根 和広 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 電動機固定子の巻線に際し、コイルエン
ド異相巻線間に相間絶縁処理を施すようにした電動機の
製造方法において、円弧状平板の両端部の内径側に内方
に突出した突起部を設けるとともに中央部外周側から径
方向に切欠き部を設けて相間絶縁板を形成するステップ
と、複数の相間絶縁板の各々の両端部を突起部を含めて
折り曲げ、この折り曲げ部を順次重ね合せ接合して円錐
環状の相間絶縁部材を形成するステップと、この相間絶
縁部材を巻線相間に内径側が固定子鉄心側になりかつ最
終的に円筒状となるように挿入するステップと、を備え
たことを特徴とする電動機の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10753592A JPH05122910A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 電動機の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10753592A JPH05122910A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 電動機の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05122910A true JPH05122910A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=14461656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10753592A Pending JPH05122910A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 電動機の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05122910A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011078311A (ja) * | 2011-01-18 | 2011-04-14 | Mitsubishi Electric Corp | 電動機の固定子及び圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
JP2011097791A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Aisin Aw Co Ltd | ステータの製造方法及び製造装置 |
JP2017147855A (ja) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | ファナック株式会社 | 電動機のステータ |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP10753592A patent/JPH05122910A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011097791A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Aisin Aw Co Ltd | ステータの製造方法及び製造装置 |
US8832925B2 (en) | 2009-10-30 | 2014-09-16 | Aisin Aw Co., Ltd. | Stator manufacturing method |
JP2011078311A (ja) * | 2011-01-18 | 2011-04-14 | Mitsubishi Electric Corp | 電動機の固定子及び圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
JP2017147855A (ja) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | ファナック株式会社 | 電動機のステータ |
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