JPH05110218A - リサイクル可能な積層板及びそれを用いたプリント配線板 - Google Patents
リサイクル可能な積層板及びそれを用いたプリント配線板Info
- Publication number
- JPH05110218A JPH05110218A JP29192391A JP29192391A JPH05110218A JP H05110218 A JPH05110218 A JP H05110218A JP 29192391 A JP29192391 A JP 29192391A JP 29192391 A JP29192391 A JP 29192391A JP H05110218 A JPH05110218 A JP H05110218A
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- Japan
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- polyimide
- synthetic resin
- board
- solvent
- laminated
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- Pending
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- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 はんだ耐熱性を有し、かつリサイクル可能な
積層板、プリント配線板を提供する。 【構成】 電気絶縁層と導電層からなる積層板において
電気絶縁層の合成樹脂成分としてガラス転移温度が26
0℃以上で、溶媒に可溶な合成樹脂を用いるリサイクル
可能な積層板。及び当該積層板を用いるプリント配線
板。合成樹脂の例としては、ポリイミド、フッ素化ポリ
イミド、特にジアミン成分として、2,2′−ビス(ト
リフルオロメチル)−4,4′−ジアミノビフェニルを
用いたポリイミドが挙げられる。 【効果】 リサイクルが可能であり、環境保護及び省資
源に有用なものである。
積層板、プリント配線板を提供する。 【構成】 電気絶縁層と導電層からなる積層板において
電気絶縁層の合成樹脂成分としてガラス転移温度が26
0℃以上で、溶媒に可溶な合成樹脂を用いるリサイクル
可能な積層板。及び当該積層板を用いるプリント配線
板。合成樹脂の例としては、ポリイミド、フッ素化ポリ
イミド、特にジアミン成分として、2,2′−ビス(ト
リフルオロメチル)−4,4′−ジアミノビフェニルを
用いたポリイミドが挙げられる。 【効果】 リサイクルが可能であり、環境保護及び省資
源に有用なものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性に優れかつリサ
イクル可能な積層板及びプリント配線板に関する。
イクル可能な積層板及びプリント配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板としては、配線構造から
片面板、両面板、多層板の3種類があり、主に銅張り積
層板から製造されている。銅張り積層板には、紙基材フ
ェノール樹脂銅張り積層板、紙基材エポキシ樹脂銅張り
積層板、ガラス基材エポキシ樹脂銅張り積層板、ポリイ
ミド銅張り積層板などがある。また最近では高周波用の
低誘電率積層板としてフッ素系樹脂を用いた積層板も製
造されている。従来の積層板及びプリント配線板に使用
する合成樹脂を選定する基準としては耐熱性、寸法安定
性、低誘電率性、低価格などであったが、これからは、
別の観点からの基準が重要になってくるものと思われ
る。それは地球環境又は地球資源の観点からの基準でリ
サイクル性である。この基準からみた場合これまで用い
られているフェノール樹脂、エポキシ樹脂、熱硬化型ポ
リイミド、フッ素系樹脂は、いずれも溶媒に不溶であ
り、また熱にも溶融せず、リサイクル化は困難である。
更に廃棄物処理も難しく、今後問題になってくるものと
予想される。またポリエーテルイミドなどの熱可塑性ポ
リイミドは熱に溶融し、溶媒に溶けるという性質を持っ
ていてリサイクル可能であるが、ガラス転移温度が26
0℃未満であり、耐熱性に問題がある。
片面板、両面板、多層板の3種類があり、主に銅張り積
層板から製造されている。銅張り積層板には、紙基材フ
ェノール樹脂銅張り積層板、紙基材エポキシ樹脂銅張り
積層板、ガラス基材エポキシ樹脂銅張り積層板、ポリイ
ミド銅張り積層板などがある。また最近では高周波用の
低誘電率積層板としてフッ素系樹脂を用いた積層板も製
造されている。従来の積層板及びプリント配線板に使用
する合成樹脂を選定する基準としては耐熱性、寸法安定
性、低誘電率性、低価格などであったが、これからは、
別の観点からの基準が重要になってくるものと思われ
る。それは地球環境又は地球資源の観点からの基準でリ
サイクル性である。この基準からみた場合これまで用い
られているフェノール樹脂、エポキシ樹脂、熱硬化型ポ
リイミド、フッ素系樹脂は、いずれも溶媒に不溶であ
り、また熱にも溶融せず、リサイクル化は困難である。
更に廃棄物処理も難しく、今後問題になってくるものと
予想される。またポリエーテルイミドなどの熱可塑性ポ
リイミドは熱に溶融し、溶媒に溶けるという性質を持っ
ていてリサイクル可能であるが、ガラス転移温度が26
0℃未満であり、耐熱性に問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる実情に
かんがみ、はんだ耐熱性を有し、かつリサイクル可能な
積層板、プリント配線板を提供することを目的とする。
かんがみ、はんだ耐熱性を有し、かつリサイクル可能な
積層板、プリント配線板を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明の第1の発明は、電気絶縁層と導電層からなる積層
板において電気絶縁層の合成樹脂成分としてガラス転移
温度が260℃以上で、溶媒に可溶な合成樹脂を用いる
ことを特徴とする。そして、本発明の第2の発明は、電
気絶縁層と導電層からなる積層板から製造されるプリン
ト配線板において電気絶縁層の合成樹脂成分としてガラ
ス転移温度が260℃以上で溶媒に可溶な合成樹脂を用
いた積層板をもちいることを特徴とする。
発明の第1の発明は、電気絶縁層と導電層からなる積層
板において電気絶縁層の合成樹脂成分としてガラス転移
温度が260℃以上で、溶媒に可溶な合成樹脂を用いる
ことを特徴とする。そして、本発明の第2の発明は、電
気絶縁層と導電層からなる積層板から製造されるプリン
ト配線板において電気絶縁層の合成樹脂成分としてガラ
ス転移温度が260℃以上で溶媒に可溶な合成樹脂を用
いた積層板をもちいることを特徴とする。
【0005】本発明者らは、上記課題を解決するため鋭
意研究を行った結果、本発明を完成するに至った。
意研究を行った結果、本発明を完成するに至った。
【0006】本発明で用いられる導電層としては銅、ア
ルミニウム、ニッケル、銀、金、鉄等の板又は箔が挙げ
られるが、好ましくは銅箔である。
ルミニウム、ニッケル、銀、金、鉄等の板又は箔が挙げ
られるが、好ましくは銅箔である。
【0007】また本発明で用いられる合成樹脂は、ガラ
ス転移温度が260℃以上あり、溶媒に可溶でリサイク
ル性があるものならすべて使用できる。例えばある種の
ポリエステルイミド、ポリアミドイミド、ポリイミド、
フッ素化ポリイミドなどである。特に好ましいのは、下
記の構造式(化1)で示されるフッ素化ジアミンを合成
原料としたフッ素化ポリイミド、フッ素化ポリイミド共
重合体、フッ素化ポリイミド混合物である。
ス転移温度が260℃以上あり、溶媒に可溶でリサイク
ル性があるものならすべて使用できる。例えばある種の
ポリエステルイミド、ポリアミドイミド、ポリイミド、
フッ素化ポリイミドなどである。特に好ましいのは、下
記の構造式(化1)で示されるフッ素化ジアミンを合成
原料としたフッ素化ポリイミド、フッ素化ポリイミド共
重合体、フッ素化ポリイミド混合物である。
【0008】
【化1】
【0009】これらのフッ素化ポリイミド等の前駆体で
あるポリアミド酸の製造方法は、通常のポリアミド酸の
製造条件と同じでよく、上記のフッ素化ジアミンとテト
ラカルボン酸成分を一般的にはN−メチル−2−ピロリ
ドン、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)、
N,N−ジメチルホルムアミドなどの極性有機溶媒中で
反応させる。本発明においてはジアミンまたテトラカル
ボン酸成分共単一化合物で用いるばかりでなく、複数の
ジアミン、テトラカルボン酸成分を混合して用いる場合
がある。その場合は、複数又は単一のジアミンのモル数
の合計と複数又は単一のテトラカルボン酸成分のモル数
の合計が等しいかほぼ等しくなるようにする。またポリ
アミド酸溶液からポリイミド溶液を製造するためにはポ
リアミド酸溶液を150〜200℃で加熱すればよい。
あるポリアミド酸の製造方法は、通常のポリアミド酸の
製造条件と同じでよく、上記のフッ素化ジアミンとテト
ラカルボン酸成分を一般的にはN−メチル−2−ピロリ
ドン、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)、
N,N−ジメチルホルムアミドなどの極性有機溶媒中で
反応させる。本発明においてはジアミンまたテトラカル
ボン酸成分共単一化合物で用いるばかりでなく、複数の
ジアミン、テトラカルボン酸成分を混合して用いる場合
がある。その場合は、複数又は単一のジアミンのモル数
の合計と複数又は単一のテトラカルボン酸成分のモル数
の合計が等しいかほぼ等しくなるようにする。またポリ
アミド酸溶液からポリイミド溶液を製造するためにはポ
リアミド酸溶液を150〜200℃で加熱すればよい。
【0010】本発明における電気絶縁層としては、基材
に合成樹脂を含浸させたプリプレグを用いてもよく、又
は合成樹脂単体、又は合成樹脂に充てん材等を添加した
ものを用いてもよい。
に合成樹脂を含浸させたプリプレグを用いてもよく、又
は合成樹脂単体、又は合成樹脂に充てん材等を添加した
ものを用いてもよい。
【0011】基材としては、一般に積層材料に使用され
ているものがほとんど使用できる。例えば、SiO2 、
Al2 O3 等を成分とするEガラス、Sガラス、Dガラ
ス及び石英を使用したQガラス等の各種ガラスクロス及
びシート等が使用できる。また充てん材としては、アル
ミナ、シリカ、ベリリア、窒化ホウ素等の粉末を使用す
ることができる。
ているものがほとんど使用できる。例えば、SiO2 、
Al2 O3 等を成分とするEガラス、Sガラス、Dガラ
ス及び石英を使用したQガラス等の各種ガラスクロス及
びシート等が使用できる。また充てん材としては、アル
ミナ、シリカ、ベリリア、窒化ホウ素等の粉末を使用す
ることができる。
【0012】合成樹脂がプリプレグの場合は、例えば金
属板の片側又は両側にプリプレグを必要に枚数だけ重
ね、更にその外側に銅箔を重ね、加熱・加圧することに
より、積層板が得られる。更にこの積層板を通常の配線
板製造工程により、プリント配線板を製造することがで
きる。
属板の片側又は両側にプリプレグを必要に枚数だけ重
ね、更にその外側に銅箔を重ね、加熱・加圧することに
より、積層板が得られる。更にこの積層板を通常の配線
板製造工程により、プリント配線板を製造することがで
きる。
【0013】
【実施例】以下、実施例により本発明について詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0014】実施例1 三角フラスコに2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフ
ェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物4.442g
と前記式(化1)で表される2,2′−ビス(トリフル
オロメチル)−4,4′−ジアミノビフェニル3.20
2g及びN−メチル−2−ピロリドン40gを入れた。
これを室温、乾燥窒素気流中で48時間かくはんした
後、180℃で3時間加熱かくはんし、イミド化を行っ
た。このポリイミド溶液を水の中へ少しずつ滴下したと
ころ、白色固体が析出した。これをろ過後乾燥し、ポリ
イミド固形物を得た。このポリイミド固形物を酢酸エチ
ルに溶解し、ポリイミド溶液を得た。補強材のガラスク
ロスに含浸させ、150℃で30分間乾燥させ、プリプ
レグを得た。このプリプレグ10枚の上下に銅箔を重ね
てプレス成形(圧力:40kgf /cm2 、温度:350
℃、時間:2時間)により銅張り積層板を得た。この銅
張り積層板を300℃のオーブンの中に1日間放置し、
観察を行った結果異常は全く認められなかった。また使
用したポリイミドの熱的特性を測定したところ、このポ
リイミドのガラス転移温度は335℃であった。次にこ
の銅張り積層板を、N−メチル−2−ピロリドン中に浸
漬し、100℃で3時間加熱したところ、ポリイミドは
溶解し、ガラスクロス、銅箔が分離できた。更にポリイ
ミドのN−メチル−2−ピロリドン溶液を、水の中に滴
下し、ポリイミド固形物を回収することができた。回収
したポリイミド固形物を用いて再度同様の方法により銅
張り積層板を作製することができた。
ェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物4.442g
と前記式(化1)で表される2,2′−ビス(トリフル
オロメチル)−4,4′−ジアミノビフェニル3.20
2g及びN−メチル−2−ピロリドン40gを入れた。
これを室温、乾燥窒素気流中で48時間かくはんした
後、180℃で3時間加熱かくはんし、イミド化を行っ
た。このポリイミド溶液を水の中へ少しずつ滴下したと
ころ、白色固体が析出した。これをろ過後乾燥し、ポリ
イミド固形物を得た。このポリイミド固形物を酢酸エチ
ルに溶解し、ポリイミド溶液を得た。補強材のガラスク
ロスに含浸させ、150℃で30分間乾燥させ、プリプ
レグを得た。このプリプレグ10枚の上下に銅箔を重ね
てプレス成形(圧力:40kgf /cm2 、温度:350
℃、時間:2時間)により銅張り積層板を得た。この銅
張り積層板を300℃のオーブンの中に1日間放置し、
観察を行った結果異常は全く認められなかった。また使
用したポリイミドの熱的特性を測定したところ、このポ
リイミドのガラス転移温度は335℃であった。次にこ
の銅張り積層板を、N−メチル−2−ピロリドン中に浸
漬し、100℃で3時間加熱したところ、ポリイミドは
溶解し、ガラスクロス、銅箔が分離できた。更にポリイ
ミドのN−メチル−2−ピロリドン溶液を、水の中に滴
下し、ポリイミド固形物を回収することができた。回収
したポリイミド固形物を用いて再度同様の方法により銅
張り積層板を作製することができた。
【0015】実施例2 実施例1で2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニ
ル)ヘキサフルオロプロパン4.442gの代りに2,
2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフル
オロプロパン3.998gと無水ピロメリット酸二無水
物0.218gを加え、同様の操作を行い銅張り積層板
が得られた。この銅張り積層板を300℃のオーブンの
中に1日間放置し、観察を行った結果異常は全く認めら
れなかった。また使用したポリイミドの熱的特性を測定
したところ、このポリイミドのガラス転移温度は343
℃であった。次にこの銅張り積層板を、N−メチル−2
−ピロリドン中に浸漬し、100℃で3時間加熱したと
ころ、ポリイミドは溶解し、ガラスクロス、銅箔が分離
できた。更にポリイミドのN−メチル−2−ピロリドン
溶液を、水の中に滴下し、ポリイミド固形物を回収する
ことができた。回収したポリイミド固形物を用いて再度
同様の方法により銅張り積層板を作製することができ
た。
ル)ヘキサフルオロプロパン4.442gの代りに2,
2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフル
オロプロパン3.998gと無水ピロメリット酸二無水
物0.218gを加え、同様の操作を行い銅張り積層板
が得られた。この銅張り積層板を300℃のオーブンの
中に1日間放置し、観察を行った結果異常は全く認めら
れなかった。また使用したポリイミドの熱的特性を測定
したところ、このポリイミドのガラス転移温度は343
℃であった。次にこの銅張り積層板を、N−メチル−2
−ピロリドン中に浸漬し、100℃で3時間加熱したと
ころ、ポリイミドは溶解し、ガラスクロス、銅箔が分離
できた。更にポリイミドのN−メチル−2−ピロリドン
溶液を、水の中に滴下し、ポリイミド固形物を回収する
ことができた。回収したポリイミド固形物を用いて再度
同様の方法により銅張り積層板を作製することができ
た。
【0016】実施例3 実施例1で作製した積層板を使用し、一般に用いられて
いるサブトラクト法でプリント配線板を作製した。まず
銅張り積層板に印刷合せ用穴明けを行った。次に表面に
エッチングレジストを印刷した後裏面にエッチングレジ
ストを印刷した。次にエッチングを行った後エッチング
レジストをはく離して回路を形成した。このようにして
非スルーホール両面プリント配線板を作製した。作製し
たプリント配線板をN−メチル−2−ピロリドン中に浸
漬し、100℃で3時間加熱したところ、ポリイミドは
溶解し、ガラスクロス、銅箔が分離できた。更にポリイ
ミドのN−メチル−2−ピロリドン溶液を、水の中に滴
下し、ポリイミド固形物を回収することができた。
いるサブトラクト法でプリント配線板を作製した。まず
銅張り積層板に印刷合せ用穴明けを行った。次に表面に
エッチングレジストを印刷した後裏面にエッチングレジ
ストを印刷した。次にエッチングを行った後エッチング
レジストをはく離して回路を形成した。このようにして
非スルーホール両面プリント配線板を作製した。作製し
たプリント配線板をN−メチル−2−ピロリドン中に浸
漬し、100℃で3時間加熱したところ、ポリイミドは
溶解し、ガラスクロス、銅箔が分離できた。更にポリイ
ミドのN−メチル−2−ピロリドン溶液を、水の中に滴
下し、ポリイミド固形物を回収することができた。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による積層
板、プリント配線板は、はんだ耐熱性を有しかつリサイ
クルが可能であり、環境保護及び省資源に有用なもので
ある。
板、プリント配線板は、はんだ耐熱性を有しかつリサイ
クルが可能であり、環境保護及び省資源に有用なもので
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 電気絶縁層と導電層からなる積層板にお
いて、電気絶縁層の合成樹脂成分としてガラス転移温度
が260℃以上で、溶媒に可溶な合成樹脂を用いること
を特徴とするリサイクル可能な積層板。 - 【請求項2】 合成樹脂として、ガラス転移温度が26
0℃以上で、溶媒に可溶なポリイミドを用いる請求項1
に記載のリサイクル可能な積層板。 - 【請求項3】 合成樹脂として、ガラス転移温度が26
0℃以上で、溶媒に可溶なフッ素化ポリイミドを用いる
請求項1に記載のリサイクル可能な積層板。 - 【請求項4】 合成樹脂として、下記の構造式(化
1): 【化1】 で表されるフッ素化ジアミンを合成原料の一つとし、か
つ溶媒可溶であるポリイミド、ポリイミド共重合体、ポ
リイミド混合物を用いる請求項1に記載のリサイクル可
能な積層板。 - 【請求項5】 請求項1に記載のリサイクル可能な積層
板を用いることを特徴とするプリント配線板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29192391A JPH05110218A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | リサイクル可能な積層板及びそれを用いたプリント配線板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29192391A JPH05110218A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | リサイクル可能な積層板及びそれを用いたプリント配線板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05110218A true JPH05110218A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17775219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29192391A Pending JPH05110218A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | リサイクル可能な積層板及びそれを用いたプリント配線板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05110218A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5819731A (en) * | 1997-01-03 | 1998-10-13 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Face mask having a combination adjustable ear loop and drop down band |
WO2003051628A1 (fr) * | 2001-12-17 | 2003-06-26 | Suzuka Fuji Xerox Co., Ltd. | Moulages composites de resines et leur procede de production |
WO2004035307A1 (ja) * | 2002-09-11 | 2004-04-29 | Amt Laboratory Co., Ltd. | フィルム状積層体およびフレキシブル回路基板 |
JP2004130748A (ja) * | 2002-10-15 | 2004-04-30 | Mitsui Chemicals Inc | 積層体 |
JP2010155360A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Nippon Steel Chem Co Ltd | 透明絶縁樹脂層を有する配線基板用積層体 |
JP2010201625A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Nippon Steel Chem Co Ltd | フレキシブル基板用積層体及び熱伝導性ポリイミドフィルム |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP29192391A patent/JPH05110218A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5819731A (en) * | 1997-01-03 | 1998-10-13 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Face mask having a combination adjustable ear loop and drop down band |
US6095143A (en) * | 1997-01-03 | 2000-08-01 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Face mask having a combination adjustable ear loop and drop down band |
WO2003051628A1 (fr) * | 2001-12-17 | 2003-06-26 | Suzuka Fuji Xerox Co., Ltd. | Moulages composites de resines et leur procede de production |
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JP2010155360A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Nippon Steel Chem Co Ltd | 透明絶縁樹脂層を有する配線基板用積層体 |
JP2010201625A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Nippon Steel Chem Co Ltd | フレキシブル基板用積層体及び熱伝導性ポリイミドフィルム |
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